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タイトル

名門貴族嫡男の弱味を握ったライザが、射精禁止のキスマークをつけて、マゾイキ快楽を徹底的に教え込み、男女の格差をわからせて二度と自分に逆らえないように調教する話。


キャプション


プレイ概要 ※ネタバレ注意


プレイの種類:フェラ、指コキ、キスマーク付与、手コキ、キス責め、ディープキス、チンカリ、キス手コキ、足コキ、顔踏み、足臭責め、土下座、後頭部踏みつけ、足裏キス、玉もみ、顔面騎乗、唾液飲ませ、フェロモン責め、太ももコキ、ブレストスムーザー


ジャンルの種類:おねしょた、射精禁止、寸止め、射精なし絶頂、マゾイキ、格差植え付け、


【全体の流れ】


##P1 貴族の嫡男を召し上がるまえに……♡@お父様へのご奉仕フェラ、寸止めフェラ、指コキ、呪いのキスマークの効能、吐息責め、射精禁止状態で手淫、射精煽り、射精禁止状態で本気フェラ、射精禁止状態で放置


##P2 ライザの計画@今までの回想


##P3 ライザとレオ@導入


##P4 ライザの罠@ライザの告白、キス責め、ディープキス、チンカリ、キス手コキで好きにさせられる、ライザの身体のエロさ、ライザの股間に引き寄せられる、足コキ、格付け、顔踏み、足臭フェロモン責め、強制土下座、後頭部踏みつけ、屈服、足裏キス、マゾイキ、


##P5 ベッドの上で♡@呪いのキスマーク付与、射精禁止状態、吸い付かれてマゾイキ


**サンプルここまで**

**ここからご支援者様向け**


##P5続き 竿を握っただけで絶頂、唾液つき指輪っかコキ(キツキツ)、射精なし絶頂、玉もみ、フェラ、バキュームフェラ、顔面騎乗、日課オナニー、唾液飲ませ、ちんぽ足置き化、連続マゾイキ


##P6 眠っているライザの身体の下で♡@ライザの無意識下の責め、フェロモン責め、太ももコキ、マゾイキ、目覚めたライザ、ブレストスムーザー、目覚めた状態で太ももコキ、絶頂許可


【ボリューム】

・無料公開分合わせて約6.5万文字

・AI生成挿絵:表紙及び差分合わせて11枚

・AI生成動画:なし


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表紙





##P1 貴族の嫡男を召し上がるまえに……♡@お父様へのご奉仕フェラ、寸止めフェラ、指コキ、呪いのキスマークの効能、吐息責め、射精禁止状態で手淫、射精煽り、射精禁止状態で本気フェラ、射精禁止状態で放置


同日、夕刻──。


長い長い廊下の先にある豪華絢爛な扉の向こうから、男性の呻き声のような音が漏れ出していた。

夕食の時間が過ぎたことで静まり返った邸宅。

そんな落ち着いた雰囲気の、貴族の邸宅には到底似つかわしくない音に誘われそっと部屋の中を伺えば、女の深い息遣いと共に『ぴちゃぴちゃ♡』という水音が響き渡っていた。


「んっ……♡ はぁ……♡ れろぉ……♡ ちゅ……♡」



夕刻と言えど、分厚いカーテンに覆われてしまっては、十分に光の入らない室内で艶かしい水音が木霊する。

部屋の中央に設置された豪奢なキングサイズのベッドの上。

仰向けになった全裸の男性の股の間で、艶やかな亜麻色の髪を編み込んだ少女が、まるで猫のように四つん這いになっている。


「んちゅっ……♡ ちゅっ……♡ れろぉ……♡ はぁ……♡ んふふ……♡」


先走りが溢れかえった男根の下で小生意気に笑う少女は、今やこの街でも有名な人物の一人。

王都の宮廷魔術師からの推薦で招かれた家庭教師のライザリン・シュタウト。

その美貌と才能から注目を集め、社交界でも評判となっていた才媛にして悪女。

幼き少年を教育するという名目で、王国内でも有数の名家であるウィッシュガルド家に潜り込み、自らの女体と類稀なるテクニックを武器に、当主であるラルフ・ウィッシュガルドの燻っていた肉欲を煽るように、いくつもの淫らなマッサージによって薪をくべてやったのだ。

時にはお風呂場で洗体のふりをしながら。

時には寝室にてオイルマッサージをするという名目で。

あらゆる手段でラルフの男性器を堕落させたライザは、あっという間に彼の射精管理権を手中に収め、今ではこうして時間を作っては毎日必ず、時間を設けて彼の肉棒を慰めるという、『猛毒の注入』を行っているというわけだ。


そして今まさに、ライザという狡猾な毒蛇が、主人であるラルフの股座で舌を這わせていた。


「んむっ……♡ れろぉ……♡ ほらっ♡ 今度こそ頑張らないとぉ……♡」


溢れ出した透明な雫を肉棒へと絡めながら、小さな口からチロリと突き出された赤い舌が、亀頭から幹へと一直線に舐め上げられる。

尿道を嬲りながら裏筋を辿ってカリ首の縁を取り巻くように舐めれば、男の腰が跳ね上がるのも当然のこと。

しかしライザは、苦悶と恍惚の狭間の表情を浮かべるラルフのことなど気にも留めず、『パンパン♡』に腫れ上がった亀頭を口内へゆっくりと迎え入れた。


「──ッッ!!」


予告なく訪れたライザの口内の熱と唾液の蜜。

柔らかな唇に肉竿が捕らえられ、生温かい舌がねっとりと絡みつく。

尿道を嫐るざらついた舌先。

敏感な部分に直接加えられる鋭敏な刺激。


「くっ……あ"あ"っ!!」


全身がびくりと痙攣し、呼吸が狂う。

一瞬のうちにすべてを持っていかれそうな快感が全身を貫いた。

だがそんなことは当然ライザの計算通り。

ラルフの反応を見て取ったライザは満足そうに笑みを浮かべると、更に喉奥へと肉槍を押し込むように口を窄め、『ぢゅぶぶっ♡』と卑猥な音を立てながらピストン運動を開始した。

唇を輪っか状に締めて、口内の温もりで包み込んだ肉棒をゆっくりと扱けば、男の喉からは獣のような喘ぎ声が漏れ出す。


「んっ……ふぅ……♡」


巧みな舌使いによって湧き上がる官能は加速するばかりで、もはや達することしか考えられないラルフにとって、射精へのリミットは目前であった。


だがライザも当然それに気がついている。


にゅぽん……♡


わざとタイミングを合わせるようにして、ライザが唇を肉竿から外してしまったのだ。


「あ~ぁ……♡ こんなにしといて我慢できるわけないよね~?♡」


そう言って口の端から垂れた涎を手の甲で拭いながら、ライザが淫靡に笑う。

絶頂間近で見放されたラルフは『あ"っ……あ"あ"っ……♡』と唸り声をあげながらライザの方を見やるものの、彼女の両手が口の代わりに勃起したペニスを包み込む。


「くぅ……♡ あ……ぁ♡」


肉棒に添えられた彼女の指が、甘く肉をさするたびに腰が震える。

ライザの優美な手は勃起したペニスを二本の指先で

挟みこみ、その表面を優しく撫で上げていた。

竿の側面、陰嚢の周り、亀頭の表面やカリの溝といった男性器の弱点を狙い澄ましたかの如く。

刺激を繰り出す指技は単調かつ優しい動きながらも確かな快楽をラルフへと蓄積させて。

その快感に耐えきれず声を抑えられないラルフの口からはあられもない悲鳴が漏れ出ていた。


「あ"っ♡ あ"あ"っ……!!」

「んふふ~……♡ ここ好きなんだ~?♡」


亀頭から根元へ向かって舌を這わせながら睾丸へキスを落とし、唇を滑らせながら裏筋へとスタンプを押し付けたあと、まるでキスマークを付けるように何度も啄むように吸い付いていく。

唇が離れた瞬間に現れたのは桃色の印。

ライザの口紅によって彩られたその痕跡は彼女によってつけられた所有の証。


「ちょっと面白い噂のある口紅を錬金で作っちゃってね〜?♡ んちゅぅ……♡ ちゅぱっ……♡ んふ……♡ なんでも、右の玉と左の玉と竿の付け根にキスマークをつけてあげると、男の人は勝手に出せなくなっちゃうんだとか……?♡」

「う"っ……!? ぐうぅ……っ!」


自身の唇に塗られた赤を舐めとりながら、悪魔のように微笑むライザ。

『ぷるんっ♡』と震えた瑞々しい唇の隙間からちらつく舌に反応して、ラルフの肉竿が『ビクンッ♡』と疼き震えていた。

それは本能からくる恐怖なのか……はたまた──。


「まぁまぁ♡ あたしも半信半疑で試してみようと思うんだけど……♡ あと一箇所♡ おちんちんの根元につけないと……♡」

「まっ……待っ……」


無邪気に笑いながら言い放ったライザが、胸元から取り出したグロスを唇に塗っていく。

光沢感のあるピンク色の輝き。

鮮やかな桃色に彩られた唇が、自らの性器へと近づいていくにつれ、ラルフの期待値は臨海に達していく。

自らの射精の自由を奪われようとしているのに、だ。


──ぴとっ……♡


「……っ♡ あぁっ……♡」


──ちゅぅぅぅぅぅ……♡


「あぁぁぁぁぁ…………♡♡♡」


ふっくらとした唇がゆっくりと根元を吸い上げていく。

じわじわと広がる唇の圧力。

本来先端から飛び出すはずの快感が、まるで睾丸から直接せり上がってくるかのような奇妙な感覚に襲われていた。

ただでさえ異常なほど充血しているのに、ライザの小さな口を基点として、肉棒全体が薄く押し広げられていくかのようだった。

硬さを増したペニスは解放を望み脈打つのだが、ライザが与える未知の刺激に困惑している状態でそれ以上先には進めない。

射精のリズムが狂わされているのは確実だった。


「くっ……うぅ……ッ♡」


焦燥が募っていく中、ライザの唇が徐々に後退する。

閉じられていた瞼がゆっくりと開かれ、そこに宿った淫蕩な瞳に睨まれた瞬間だった。


「お"……ぉおぉッ!?♡♡♡」


身体に走ったのはこれまでとは異なる種類の刺激。

ライザの唇と肉竿の間で透明な糸を引きながらも、その瞳は一切笑っていない。

そして再び訪れるのは極限の緊張状態。

出したいのに出せないという奇妙な感覚に囚われたラルフは、無意識のうちに腰を突き出し、ライザの唇に甘えるように亀頭を擦り付けた。

だがそれは逆効果だった。


「こらこらっ……♡ 駄目だって……♡」


ライザは妖艶な笑みを浮かべながらラルフの股間から口を離すと、右手で肉棒を掴み固定して左手で玉袋を揉み解しながら嗜めるような言葉を投げかける。

そしてそのまま左手で優しく睾丸を持ち上げるように玉袋を揉み込みつつ、右手で作った指の輪っかを

亀頭の先からカリ首に向かってゆっくりと動かしていく。


「お"っっ♡♡♡ お"お"お"お"っっ♡♡♡」


その手淫……いや、指淫は確実に男性の精を搾り出すための動き。

機械的であるにも関わらず、ライザの指の柔らかさを最大限に活かした絶妙な締め付けが亀頭をなぞり、カリ首を擦る。

『きゅっ♡ きゅっ♡』と強弱をつけるリズムはまるで恋人との逢瀬を楽しむかのように甘く優しく、しかし同時に容赦なく射精を促し続ける。


「うっ……くぅっ……♡♡♡」


あまりの快感にラルフの腰が反射的に浮いてしまうものの、ライザはそれを許さない。

空いたもう片方の手が即座に玉袋を捉え『むにゅ♡』と揉み込めば、腰の奥から込み上げてくる奔流を抑えきれずにラルフの口から雄叫びが漏れ出した。


「あ"あ"あ"あ"あ"っっっ♡♡♡」

「やっぱり口紅の噂はほんとだったんだ〜?♡ いつもみたいにちんちんゴシゴシしてるのに、いつまで経っても出てこないや♡ ね?♡ お父様?♡」


ぬちぬちぬち……♡


「ぐ……ぐぅ……っ♡ ふっ……あ"ぁっ……♡」


出そう、出そう。


しかしいくら出そうとしても出なかった。


これまでであれば今の一連の指遣いだけで5回は射精していてもおかしくない。

だが今日は違っていた。

どれだけ出そうとしても、尿道が詰まってしまったかのように一向に精子が昇ってくる様子がないのだ。

だけれども、タチの悪いことに熱と質量は確かに存在する。


出したい。

出したいのに……っ♡


ラルフは射精禁止の呪いなどかかっていない。

そんなものなど存在しないとライザに証明するべく射精しようと躍起になるものの、ペニスの根本が絞られているのかと錯覚するほどに精液が昇ってこないのだ。

出そうとしているのにも関わらず出せないという非常に困難な状況。

睾丸は煮立って、竿は膨らみ切っている。

いつ爆発してもおかしくない危険な状態だというのに──。

出入り口に強固な蓋でもされているかのようにどうしようもない。


「あはっ♡ やっぱり出せなそう~?♡ れろぉ……♡ おちんちんの先っぽからはドロドロのお汁出てきてるのに……♡ なんで精子は出て来てくれないんだろ〜ねぇ……?♡ んっ……♡ ふぅ……♡ れろぉ……♡」

「あ"あ"あ"あ"っっっ♡♡♡ なんでっっ♡♡♡ なんでぇっっ♡♡♡」


恥も外聞も捨てて、射精することにだけ全力を注ぐ哀れな中年男性を眺めながら、ライザは『ふっ♡』と息を吐く。

もちろんその吐息には何の意味もない。

ただの息継ぎだ。

しかし今のラルフにとってそれは致命的な誘惑となる。

熱を孕んだ呼気は亀頭の先端に纏わりつき、鈴口から滴り落ちる先走りを潤滑油にして塗り拡げる指輪っかによる快楽を助長させていた。

そして同時に竿の外周を緩やかに刺激し続けられることによる拷問じみた焦燥感に苛まれながらも、射精への希望だけを唯一の心の拠り所として無様に腰を振る有様である。

肉竿へのライザの熱心な奉仕によって快楽を得ることはできても精液を吐き出すことができず悶絶しているのだ。

そのせいで行き場のない欲望は腹の奥へと溜まり続けており、今にも破裂してしまいそうなほど張り詰めているのだが、それでもなおライザは笑顔でペニスを愛で続けるのみ。

まるで永遠に続くのではないかと思ってしまうほどの責め苦に苦しんでいる最中においてもなお、射精という最大級の報酬に対する渇望が生まれ続けるあたり人間の性欲というのは恐ろしいものであった。



「う"っ……ぐぅうっ♡♡♡」

「男の人って出せなくなったらどうなっちゃうんだろ……♡」


苦悶の表情で荒い呼吸を繰り返すラルフと対照的に、ここにきてライザの持ち前の探究心が花開く。

元よりライザは研究者気質であり、錬金術という学問にどっぷりハマったタイプの人間であった。

故にこうした人体の神秘に対して好奇心を抑えきれないのも無理はない。


「もっと……もっと試してみたくなってきちゃったかも……♡」

「ひっ……♡ やめっ……お"っっ♡♡♡ ひぐっっ♡♡♡ あ"あ"っっ♡♡♡」


それは新たな調合式の閃きを期待させる興奮にも似た感情。

ライザの双眸が細められ、視線がラルフの下半身を彷徨い始める。

その瞳に宿る嗜虐的な光は、もはやライザの玩具と化していたラルフの全てを掌握していた。


「──ねぇ、お父様ぁ♡ このまま出せなかったらどんな気分になるのかなぁ?♡ ねえ?♡ 教えて?♡」


グロスのぬめりの落ちぬ間に、ライザはもう一度唇を竿の根本へと押し付けた。


──ちゅぅぅぅぅ……♡


今一度響き渡る口吸いの音。

じんわりと火照った唇がふっくらと膨れ上がり、竿の根本に吸い付いたまま離れない。

ラルフの口からは堪らず喘ぎ声が漏れたものの、それ以上はどうすることも出来なかった。


「う"っ……くぅ……♡♡♡」


ラルフの剛直の根本に浮かび上がった小さな口紅の印。

くっきりと焼き付けられてしまったキスマークがほのかに妖しげな光を放つ。

その意味するところは──。


「あははっ♡ やっぱりダメだ♡ 全然精子昇ってこないや……♡ もー、困っちゃうなぁ♡ これじゃあ出せないじゃん……♡ くすっ♡」

「こ……こんの……♡♡♡」


ラルフの脳内を占める感情は憤怒と絶望。

しかしひとたびライザが舌先をくねらせれば

、頭にこびりついた煩わしい悩みは霞となり消え失せる。

それほどまでに快楽への抵抗力は低下してしまっていた。


「お"っ……♡ あ"ぁっ……♡ やめっ……あ"あ"っ……♡」

「んふ……♡ せっかくの良い気分に水差しちゃってさ〜……♡ まだまだこれからだよ?♡」


「ぐぅっ……♡ お"っ……♡ はぁ……はぁ……♡」

「それにしてもすご~い……♡ 今までで一番硬くて大きくなっちゃってるかも〜……♡ ね?♡ お父様?♡」


「う"ぅっ……♡ あ"ぁっ……♡ やめっ……んぐぅっ……♡」

「あ〜ん♡ 歯食いしばっちゃってさぁ……♡ かわいい~……♡」


竿の根元に吸い付いていたライザの唇が離れ、今度は亀頭の表面へと唇を落とす。

赤黒くグロテスクに変色し、びくんびくんと脈打つ化け物のような肉竿の先端に、鮮やかな桃色に彩られたふわふわの唇が甘噛みを交えながら吸い付いていく。

柔らかさを感じさせるほど優しく押し付けられた唇の谷間。

潤った熱い吐息が割れ目を通じて肉柱に吹きかけられると同時に、先端部分に伝わるのは温もりと柔らかさ。

それらが合わさり相乗効果を生むことで生まれる多幸感。

思わず腰を浮かしてしまうほどの快感に抗うことなど不可能だった。

だけれども、喉元が震えてしまうほどの悦楽を叩きこまれながらも射精は出来ず。

悶えることしかできないラルフの姿を、ライザは楽しげに見つめていた。


「ふふ……♡ 可愛い反応~……♡ ねぇお父様ぁ?♡ 出したい〜?♡」


YES以外の答えがないのをわかっていながら、ライザは耳元で甘い声で囁いてみせる。

それはまるで罠に掛かった小動物をいたぶる捕食者の愉悦にも似た雰囲気を醸し出しており、その様子は明らかに男を手玉に取る遊び慣れた魔性の女のものであった。


「ねぇねぇ教えてよぉ?♡ お父様はこんなに立派なモノをつけてるんだしさぁ……♡」


ライザが右手の人差し指で亀頭をなぞる。

それは決して乱暴なものではなく優しく撫でるように刺激するものだったが、それが却って被虐心を煽り立てるのである。


「ぐっ……あ"ぁっ……♡」

「出したいよねぇ?♡ おちんちんから『びゅ〜〜〜っ♡♡♡』って白いおしっこ出したいよねぇ〜?♡」


「そ……そんな言葉っ……♡ 使うなぁっ……♡」

「あははっ♡ なにその反応~?♡ もしかして……まだ自分の方が上だって思ってるの?♡」


「っ……!」

「ねぇ?♡ お父様ってばさ~……?♡」


ラルフの胸板に乗りかかり、しなやかな指先で裏筋をなぞるライザ。

妖しく蠢く指が蛇のように竿へと絡みつき、螺旋を描くようにして亀頭へと伸びていけば、ライザの手の中へと雄の象徴が囚われてゆく。

肉傘の縁を爪の先で引っ掻くように撫でればラルフの腰が浮き上がり、『ぴくっ♡』と震える亀頭の頭を打ち据えるように軽く爪弾けばラルフの口からは甘い悲鳴が零れ落ちる。

そのまま親指と人差し指を輪っかにして肉傘の裏を擦り始めれば腰が砕けた男性の口からは『あ"ぁっ……♡』と情けない声が漏れ出す始末。

さらには、睾丸へと伸びた五本の指がリズミカルに玉の袋を揉みしだけば、熱を持ったどろどろの液体が管の内側を駆け上がっていく感覚に襲われた。

しかし──。


「ん〜♡ ほらほらぁ〜♡ 『びゅぅぅぅ〜〜〜♡♡♡』ってしたいねぇ……♡」


唇を尖らせたライザの嘲笑の声音が耳元へと滑り込む。


「お"っ♡ お"っ♡ お"っ……♡」

「い〜っぱい溜まってるのにねぇ……♡ ちんちんの先っぽから『だら〜♡』って出てる透明なお汁で我慢しなきゃいけないねぇ〜♡」


肉竿の根元に咲いた三つの桃色の花。

ひとつひとつの接吻痕が胎内で疼く熱を堰き止めているのだ。

欲望を滾らせたまま身動きを封じられているラルフは、その苦悶に翻弄されていた。

口から漏れ出るのは獣の呻き声だけ。

『出す』ということは許されず、『出したい』という衝動だけを与え続けられている。

快楽拷問。


「お"っっ♡♡♡ お願いっっ♡♡♡ しますっ♡」


思わずラルフの口からついた言葉を聞いたライザが笑みを深める。

大の大人が……しかも王国有数の名家の貴族の当主

ともあろう者が……。

情けない声をあげながら、身分も階級もずっと下の小娘に向かって射精を懇願する姿を想像するだけで愉しい気持ちになってしまう。

ライザは今一度確信する。

性の前には身分や出自は関係ないのだと。

力の差を認識させ、支配することで人間関係のパワーバランスを容易に逆転させられてしまう。

この男はもう完全に私の虜になっている……そう思ったときの優越感たるや筆舌に尽くしがたいものがあった。

股間を覆うクロッチの薄布が『ぐっしょり♡』と湿り気を帯びていく。


「ちんちんもこんなにも赤く腫れ上がって……♡ もう我慢できないんだろうねぇ♡」


ライザはわざとらしく首を傾げながら呟いた。

彼女が弄んでいる男性器の表面には青紫のグロテスクな血管がいくつも浮き出ており、限界ギリギリであることを示唆していた。

しかしそれでもなお射精できない理由について、ライザは考察を重ねることに夢中になっていて、肝心のラルフ本人にとってはそれがどれほど辛いことなのかについては考えが及んでいない様子であった。


「んふふ……♡ ほんとにおちんちんが可愛くなってきちゃってるよ~?♡ どうする?♡ もう出さないほうが良い?♡ そうしたら男の人の限界もわかるようになるかもしれないねぇ?♡」

「あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡ む"り"っっ♡♡♡ も"ぉ"む"り"で"す"っっ♡♡♡ やめでぐだざい"ぃぃっっ♡♡♡」


堰を切ったように叫び声を上げるラルフ。

その四肢はベッドに固定されていて、いかに力を込めようともびくともせず。

そんな哀れな男性の股座に、ライザは再び顔を寄せて、桃色の唇を大きく開く。


「あ"あ"っっ♡♡♡ ぐぞっっ♡♡♡ なんでぇっっ♡♡♡」


ラルフの視界に映ったライザの蠱惑的な肢体。

ほっそりとした腕の割に、たっぷりと肉付いた胸の果実。

彼女の息遣いとともに、長い長い谷間の線が歪み、谷間に閉じ込められた空気がその微細な動きでもってして彼の劣情を激しく揺さぶり起こした。

次に視界に入るのはライザの唇。

男を堕とすためだけに磨かれた曲線を描く瑞々しい唇。

熟れきった桃のように妖艶に光り輝き、ライザが口を開くたびにそこから溢れ出す芳香がラルフの理性を蕩けさせていく。

そんな彼の前でライザが大きく口を開いたかとおもうと──。


──ぐぱぁ……♡ ぬちょ……♡


とろりとした唾液が舌先から垂れ落ちる。

一本の銀糸となって。

その粘つく糸がゆっくりと男根へと伸びていき──。


──ぬちゅ……♡


熱い粘液が亀頭の表面に絡みつく。

肉竿を飲み込む粘膜の温度は想像を絶するほど高く、熱が血管を通じて全身へと伝播していくようだった。

あまりの快感に背筋が跳ね上がり、喉からは思わず声にならない叫び声が飛び出すものの、ライザはそれを無視して唇を男根へと寄せて。


「おかしくなるまでお口の中で可愛がってあげる♡」


そう宣言すると同時、肉竿全体を口腔へと収めた。


「お"っっ♡♡♡ あ"あ"っっ♡♡♡ いっぎゅぅぅぅ~~~♡♡♡」

「んむ……♡ んぅ……♡ ちゅぽっ……♡ んふ……♡ れろぉ……♡」


唾液をたっぷり含ませた舌が裏筋を這い回り、唇の輪は肉棒を締めつけて吸い上げる。

歯が当たらないよう角度を調整しながらゆっくりと、奥へ奥へ招き入れ。

肉竿の表面に絡みつく舌の柔らかさ。

熱くねっとりとした口腔内の感触。

生き物のように蠢く粘膜に包まれる竿の表面積が広がっていき、やがて亀頭の先端が『ぐにっ♡』と壁にぶつかった。

その瞬間であった。


──ぢゅるるるるる♡♡♡


部屋中に響き渡る下品な吸気音。

亀頭を包む口腔内の熱さがラルフの背筋を電流のように駆け抜けた。


──ぶぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅっ♡ ぢゅっ♡ ぶぽっ♡


頬をすぼめて吸い上げながら頭を振り、裏筋の段差を舌先で抉るように往復してやるだけで、ラルフの口からは獣のような低い唸り声が漏れる。

腰骨が砕けそうなほど強く引き絞られた尿道内部からは『ぴゅぷっぅ♡』と残滓が溢れ出てくるが、それはライザの舌によって全て飲み干されてしまう。


──にゅる……♡ ぴちゃ……♡ ぴちゃ……♡ れろぉ……♡


「あぁぁ……♡♡♡ はぁ……っ♡♡♡ あ"あ"っっ♡♡♡」


しかし漏れ出た液体は精液ではなく先走りといった類の汁であり、大量の精子はまるで栓をされているかのように睾丸の奥底に留まり続けていた。

肉傘と粘膜の摩擦でじんじんと疼く男根の内部。

快感を求めて勝手に前後に動いてしまう腰。

男らしい低音が濁って掠れていく。

それは紛れもなく絶頂の声色でありながらも──

未だ射精を迎えることができない悔しさと苦しみを孕んだ声だった。


「んむ……♡ ちゅ……♡ れろぉ……♡ はぁ……♡ んふふ……♡」


亀頭の先からカリの窪み、裏筋の凹凸までも丹念に舌で舐め上げながらも決して口を離すことなく吸引し続けるライザ。

『ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡』という規則正しい淫らな音を奏でながら、肉棒の中身を吸い取ってしまおうかというほどの勢いで肉竿を啜り上げれば、オーバーフローした快感に晒された男から叫び声が上がる。


「はぁっ♡ あ"あ"っ……♡ やめっ……♡ あ"あ"あ"っっ♡」


ラルフは既に思考能力を失いかけている。

己の身体から湧き上がる快感に振り回されっぱなしで抵抗の言葉すら思いつかず、ただただ嬌声をあげるばかり。

腰はベッドへと押し付けられているものの、ラルフの意思に反して『かくかく♡』と痙攣するように突き出され。

まるでレイプされているかのような倒錯的な体位。

力無く股を開いたまま揺さぶられる肉体。

両脚をM字に開いた格好で股座へと顔を埋めているライザを見下ろすことも出来ず。

それでいてライザはアイスキャンディーでも食べているかのように美味しそうにペニスを咥え込み、『ぢゅぱっ♡ ぢゅぱっ♡』と激しく頭を上下させている。

しかもそれだけでなく両手を使い睾丸へのマッサージも行う徹底っぷり。

左右の玉袋は交互に揉み込まれ、時折人差し指で袋をつつくような動作で弄ばれたり。

男根の根元まで吸い付いて締め付ける唇。

睾丸をマッサージする掌。

亀頭を舐め回す舌。

竿に吸着する口腔粘膜。

全てが絶妙に計算された動きを繰り返しており、その一つ一つがラルフの精神を崩壊へと追いやっていく──。


………


「……んはぁ♡」


たっぷりと小一時間。

肉竿への熱烈奉仕をし続けたライザが、ようやくベッドから立ち上がる。


「ふぅ……♡ 疲れた……♡ お父様のちんちん、どうなっちゃうのかと思ったけど……♡ 結局、射精できなかっただけじゃんね……♡」

「あ"……ぅあ"……♡ っ……♡」


ラルフは横たわったまま動かない。

もはや虫の息という表現が適切なほど肉体は衰弱しきっている一方で、肉竿だけは血管を膨らませ屹立したままの状態であった。

まるで壊れた噴水のように、どくどくと流れ出る透明な体液を周辺に撒き散らし、股間周辺に描かれる体液の湖は、粘っこい熱気を含んだ雫となってベッドの布地を汚していた。

この男はもう限界だろうな……とライザは冷酷に判断し、そっと舌なめずりを一つ。


「出せないだけで男の人って壊れちゃうんだ……♡ あ〜あ……♡」


その視線の先にあるのは未だ萎えない肉棒。

痛みを感じるほどに腫れ上がった肉竿の表面は、今にも弾けてしまいそうだった。


「それにしても、この口紅の噂はほんとだったんだね〜♡ 結構本気で搾り取ってやろうとしたのに、全く出てくる気配がないんだもんな〜♡」


ケラケラと無責任に笑うライザの表情には罪悪感など微塵も感じられない。

男が泣きわめく様を見るのが心底楽しいのだという愉悦のみがそこには込められていた。


「あははっ♡ 滑稽だなぁ〜?♡ お父様?♡ どう?♡ 気持ち良かった〜?♡ お口の中でずっとちんぽいじめられて、あっつい精子ぐるぐるするのきもちぃ?♡」

「ぐぅっ……♡ う"っ……♡ ん"ん"っ……♡♡♡」


頭を振り乱し、よだれを垂らしながら悶えるラルフの男根の根本には桃色の刻印が3つ刻まれている。

それが刻まれた男根はどれだけ刺激しても射精ができないということをライザは立証したのだ。


「じゃ、噂もほんとだったってことで〜……♡」


小脇に置いた鞄からライザが小瓶を取り出し、それを男根へ向けたかと思うと、小瓶の頭を二、三度指で押し下した。

すると、小さな瓶の中からミストが噴き出し、男根を包み込んだ。

煙はしばらく宙を舞っていたものの、すぐに霧散し、何事もなかったかのように消えていく。


「これねー、お化粧が落ちないようにするミストで普段はお顔とかに振りまくものなんだけど……♡ こうしてキスマークにもかけてあげたら落ちなくなるかなーって♡ こういう実験も楽しいよね〜♡」


『ふふん♡』と誇らしげに鼻を鳴らすライザの視線が改めてラルフの股間へと注がれる。

肉棒に刻まれた三つのキスマークはミストを浴びて乾燥し、普段ならば汗などで流れてしまうはずの口紅の跡が、肌へと完全に定着していた。


「あっ……あっ……♡ やめ……ろ……♡ はぁ……あっ……♡」


ミストを浴びた途端に火傷したかのような疼痛に苛まれる肉竿。

その熱感は皮膚の表面に留まらず体内の奥深くまで浸透しているようで、じくじくとした熱が全身を蝕んでいく。

例えるなら酩酊状態に近い症状であろうか。

ただし通常の酒のように酔いが回っているわけではない。


──ただただ、熱いのだ。


「じゃあね〜?♡」


軽やかに笑い飛ばすライザの足音が遠ざかっていく。

扉が閉まる音が耳の奥に響く。

そして最後には遠吠えのような己の肉棒の疼きしか聴こえなくなった。

熱に冒され腫れ上がった肉の塊は今にもはち切れそうだ。

下腹部の痛みと表裏一体の昂揚感。

睾丸の奥が痒い。

吐き出したい。

疼いている。

苦しい。

苦しい……。

苦しい…………♡


『どうにかしてくれ……っ♡』


そう絶叫したい衝動を抑えるのが精一杯だった──。


………

……

…

##P2 ライザの計画@今までの回想


自室に戻ったライザはレオをどのように堕とすべきかについて考えていた。

ライザの計画は完璧だった。

まず最初に、レオの性的好奇心を刺激するために錬金術の授業と称して肉体の接触を計り、女体の素晴らしさを教えてやり、足で股間をマッサージしてやることで快楽の種を植え付けた。

当の本人はまるで理解できていなかったようだが、あそこまで濃密な身体接触があれば間違いなく本能が異性を意識するようになったはずだ。


その間、当主であるラルフを肉欲の渦に陥れ、自身の言いなりにするまでに至ったのは特段難しい作業ではなかった。

おかげでレオとの密会の際に、誰も部屋に入ってこないようにしてもらうための条件も容易に飲ませることができた。

このあたりの動きは大成功と言ってもいい。

後はラルフとの逢瀬を定期的に行いながら彼の男としての矜持を徹底的に踏みにじって、女性に隷属することの幸福を叩き込んでやればいい。


「うん……完璧だ……♡」


ライザの声は小さく掠れていた。

天井のシャンデリアの灯りが淡く揺らめき、天蓋の影が幾何学模様を描いていた。

彼女の視線は虚空を彷徨っているように見えたが、それは未来の設計図を練り上げるために集中しているだけのことだった。

部屋に満ちた沈黙を破る者はいない。

だが耳を澄ませば、廊下の彼方で使用人たちの足音が聞こえるはずだ。

誰もが彼女の策略に気づかぬまま、日常を営んでいる。

だがライザだけは知っている。

この館の運命はすでに彼女の手中にあることを。

壁にかかる古い名画も、廊下に飾られた豪華な調度品も、そして王族に匹敵する地位を持つ家の威厳も。

今はすべてが仮初めのものでしかない。

やがてこの館の主権はライザのものになるだろう。

ライザが目指すのはただ一つ。

『すべて』を手に入れること──。


……思考が逸れてしまった。


既に当主を手中に収めた今、次期跡取りであるレオを肉欲の沼に沈めることでウィッシュガルド家そのものを掌握できるという構想はすでに完成しているのだ。


水着と呼ぶにはいささか頼りない布切れを身に纏った姿を見せてやった時の彼の反応。

あからさまな困惑と好奇心、そしてなにより純粋な興味を隠しきれていなかった様子はまさに理想的だった。

そして直後、高まった性欲──本人にとっては何のことかわからないだろうが──男の男たる象徴を握り締めて、射精へと導いた時の彼の戸惑いと悦び。

初めて感じる絶頂の快感に戸惑いながらも、決して否定しない素直さ。

あれはまさに最高の瞬間だった。


その後一緒に風呂に入って肉体的な接触を行うことにより性的興奮を高めさせた。

さらに彼が精通したことによってできた心のスキにつけ込み、レオにマゾの快楽を教え込んだ。

女体に溺れる快楽を、女性の手によって肉棒を刺激されながら絶頂を迎える快感を──。


もちろんそのあと彼が罪悪感に苛まれることなどお見通しだった。

お風呂場に侵入する前、レオの部屋の枕元にパンティとブラを忘れ、興味本位でそれを手に取った少年を背徳的な感情へと導いてやった。

その結果、男の子は罪悪感や羞恥心を覚えながら

も無意識に触れる指先は私を求めてしまう。


そして案の定、罪悪感に苛まれたレオが土下座をして詫びてきた。

当たり前だ。

女性……それも赤の他人の下着をオナニーに使って汚してしまうなんて、普通ではありえない行為なのだから。

だからこそ、狼狽ぶりと羞恥心を露わにした反応を見せたレオに向かって、甘美な誘惑の餌を垂らしてやった。

謝罪で全てをなかったことにするか。

脱ぎたてのパンティに向かって土下座するか──。


結果はわかっていた。

性に目覚めたばかりの少年が、禁断の果実を前にして抵抗できるはずがない。

結局彼は後頭部を足蹴にされて無理やり土下座の体勢を維持させられながらも、快楽に敗北し、パンティの香りを肺腑の奥まで取り入れて射精をした。

その光景を目撃したときに感じた優越感と全能感は筆舌に尽くしがたいものであった──。


そしてその興奮覚めやらぬまま、彼は今宵、再び私の部屋を訪れることになっているのだ。

きっと今頃彼は緊張と不安に苛まれながらもどこか期待に胸を膨らませていることだろう。

そんな彼の心情を考えるだけで笑みがこぼれてしまう。

彼がどんな表情をして私の前に現れるのか。

私は今からそれが楽しみで仕方がなかった──


………

……

…

##P3 ライザとレオ@導入

「こーら。ダメでしょ?♡ ちゃーんと、土下座の体勢になってくださぁい……♡ ほらほら……♡」

「ひっ……!?♡ うぅ……♡ ぅ……♡」


──がし……♡ がし……♡ ぐぐっ……♡


「くっ……ぅ……♡」


レオの肩にのしかかる圧力。

ライザの足。

美しい曲線を描いた生足がレオの肩に触れると同時にその体重を預けられていく。

少しずつ肩にかかる体重が増え、レオの身体はゆっくりと傾いていった。

そしてそのまま重力に負けて膝をついてしまう。


「はい、お利口さんですね〜♡ 男の子の性欲を向けちゃったライザ先生に向かって、ちゃんと正しい謝罪が出来るようになって偉いですよ〜……♡」


鼓膜を震わす悪魔のような囁き声。

甘くて温かい吐息が脳髄を擽り、神経を蝕んでいく。

耳のふちに唇の触れた感覚を覚えた刹那。

レオの名門貴族の跡取りとしての矜持は粉微塵に打ち砕かれてしまっていた──。


…

……

………

##P4 ライザの罠@ライザの告白、キス責め、ディープキス、チンカリ、キス手コキで好きにさせられる、ライザの身体のエロさ、ライザの股間に引き寄せられる、足コキ、格付け、顔踏み、足臭フェロモン責め、強制土下座、後頭部踏みつけ、屈服、足裏キス、マゾイキ


ライザに誘われるがままにレオが部屋を訪れたのは、深夜の静寂に包まれた時間だった。

月明かりが窓越しに差し込み、豪華な絨毯を照らし出している。

レオがドアノブを捻る寸前まで感じていた緊張は、目の前の光景で一瞬にして蒸発してしまった。


「いらっしゃい……♡」


ベッドの淵に腰を下ろしていたライザは、まるで待ちわびていたかのように甘い声を出した。

艶やかな黒いレースの下着が彼女の豊満な肉体を妖しく際立たせている。

乳房の膨らみを薄く隠すかのような繊細なデザイン、そして腰のラインが強調されたTバックは、レオの視線を釘付けにするには十分すぎた。


「そんなとこ突っ立ってないで、こっちきなよ……♡」


ライザが妖しく微笑むと同時に足を伸ばして手招きをした。

レオは何かに憑かれたかのように足を前に出す。

心臓が早鐘のように鳴り響き、呼吸が浅くなる。


「あ、あの……ライザ先生……」

「ほら、そこの椅子に座って? お話があるんだから……♡」


ライザは妖艶な手つきで傍らの椅子を指し示す。

レオは言われるがままにそこへ腰を下ろすと、ライザがすっと身を乗り出してきた。

柔らかな肌が僅かに触れ合い、甘い香水の香りが鼻腔をくすぐる。


「今日はどうだった?」


どうだったも何もあったものではない。

午前中、ライザの手によって初めての射精を迎えた身体。

その後立て続けに浴室で絶頂させられ、部屋に戻ればライザのブラジャーとパンティを嗅ぎながら自慰をした挙句に再び彼女の足元で恥辱を受けた。

思い出しただけで身体の芯が熱くなる。


「ふふ……♡ 色々あったみたいだね……?」


ライザは艶やかな笑みを浮かべると同時に席を立ち、レオの目の前まで歩み寄った。

その動き一つ一つが猫のようにしなやかで優雅だった。

そして──。


「ほら……♡」


そっと腰を折り曲げて顔を近づける。

レオの眼前に迫るライザの美しい顔。

睫毛の一本一本が見えるほどの至近距離。

そしてそのまま静かに唇を開いた。


「聞きたいことがあるんじゃないの……?」

「え……?」


突然の問いかけにレオは戸惑う。

確かに彼の心を支配しているのは言葉にならない混乱と羞恥心だった。

だがそれを素直に認められるほど彼はまだ成熟していない。

言葉を詰まらせる少年の困惑を面白がるようにライザが薄く笑みを浮かべる。


「言えないの……? そっか……じゃあ、あたしから言うね……?」


ライザの指先がレオの顎に触れる。

くすぐったいような感覚に背筋が震える。

そして──。


「レオ君はね……あたしが好きなんでしょ……?♡」


あまりにも唐突な言葉に息が止まる。

まるで魂を吸い取られるような妖しい囁き。

その瞬間、レオの脳裏には複雑な感情が入り乱れていた。

驚愕と混乱、そして微かな喜び──それらが混ざり合って身体を駆け巡る。

なぜライザが自分の気持ちに気づいたのか。

そもそも自分は本当にそんな感情を抱いていたのか。

様々な疑問が頭の中に渦を巻き、脳内はあっという間に混乱の渦中に堕とされていく。

とはいえレオは名門貴族の跡取りとして常に礼儀正しく振る舞わなければならない身。

慌てて平静を装うしかなかった。

だが心拍数は依然として落ち着かない。


「……僕が? ライザ先生のことなんて別に……」


咄嗟に出たのは否定の言葉。

ライザの提案などあり得ないと言わんばかりの態度を取る。

けれども実際のところ、この状況を拒絶する意思など毛頭なかった。

むしろ心の底ではライザとの関係を深めたいと願っている自分がいることすら認めるしかない。

そんなレオの内心を見抜いているかのように、ライザは静かに微笑む。


「嘘つかなくていいよ?♡」


そして再び囁くような声で言った。

今度は明確に確信をもった口調で。


「男の子はね……♡ 何度も気持ちよくしてくれた女の子のこと、好きになっちゃうんだよ……?♡」


確かにライザはレオに快楽を与えてくれた。

初めての射精。

その後の浴室での淫らな戯れ。

自室で下着を弄ぶことを許してくれたのも彼女であり、この夜もまたここに呼び寄せてくれたのも彼女。

そう考えればライザ先生に惹かれていて当然なのかもしれない。


「ね……♡ あたしとレオ君の仲なんだから……♡ 正直になりなよ……♡」


ライザの端正な顔が間近に迫る。

ふわりとした香水の香りがいっそう鼻腔をくすぐり、鼓動がさらに速くなる。

そして柔らかい指先がそっと頬に触れた。

肌の温度が伝わってくる。

その仕草に胸が締め付けられるような感情が押し寄せてくる。

同時に名家としての本能が警告を発する──これ以上深入りすれば取り返しのつかないことになると。


「ライザ先生……僕は……」


しかし次の瞬間には思考が溶けて消えてしまう。

ライザの唇が額に触れたのだ。

そして再び囁くような声が耳のふちを撫でる。


「あたしも……レオ君のこと……大好きだよ……?♡」


その一言を聞いた瞬間、全身の血液が沸騰したかのように体温が急上昇した。

顔が熱くなり耳の先まで赤く染まっていくのがわかる。

心臓は早鐘のように鳴り響き、息が詰まりそうになった。

あまりにも突然過ぎる告白。

信じられないほど魅力的な女性からのアプローチ。

憧れの人に好きと言われた嬉しさ。

しかしそれ以上の戸惑いが心を占める。

もし本当ならこれは運命じゃないかと思う気持ちと同時にこんなことがあって良いのかという躊躇い。

相反する感情がごちゃまぜになり頭の中をぐるぐる巡る。

ライザ先生の言うことは本心なのだろうか。

それとも貴族の嫡男へのお世辞のつもりで口にしただけなのか──。


「ふふっ……♡ ほら……あたしのこと……好きでしょ……?♡」


「で、でも……僕たちはまだ会ったばかりですし……」


必死に平静を装うレオに対しライザがさらに顔を近づける。

そして鼻先同士が触れ合う距離で、囁いた。


「まだ……♡ これから……ね…?♡」


彼女の唇が、もう一度そっと額に触れた。

ただそれだけでレオの心臓が跳ね上がる。

このままでは自分が自分でなくなる──そんな予感がして咄嗟に身を引こうとするも肩を押さえつけられて叶わない。

ライザの瞳が妖しく煌めきながら自分を見つめていることに気づいた時には既に遅かった。

逃げられない。


「……恋人同士がするキス、しちゃうね♡」


『あっ』と言う間もなかった。

唇が押しつけられた瞬間、レオの頭の中に巡ったのは初めて唇を奪われた瞬間の、あの時の記憶。

柔らかくて瑞々しいもぎたての白桃のような感触が自分の唇を塞ぎ、ほのかな甘い香りと共に流れ込んで来たもの──それは彼女から与えられた『愛情』なのだろうか?


わからない。


ただ一つだけ確かなのは、この行為が自分の中の何かを変えられてしまっているという実感だけだった。


「んぅ……♡ れぉくん……♡ 好きだよ……?♡」

「はっ……♡ はっ……♡」


ライザの甘い囁きが脳裏に響く。

そして──。

再び唇が重なった。


──ちゅぅぅぅぅ……♡


今度は先程よりも深く長いキスだった。

舌先同士が絡み合い、唾液が混ざり合う音が微かに響く。

ライザの唇が『はむはむ♡』と軽く蠢き、優しく啄むように繰り返し吸い上げてくる。

その動きはまるで恋人同士がするそれと同じようでありながらどこか一方的で、独善的で。


「ら、らいざっっ♡ せんせっっ♡♡ ん"ん"ん"っっ♡♡♡」

「ん〜……?♡ ちゅっ♡ んちゅっ♡ ちゅぅぅぅ……♡」


しかしそれも全てライザの策略。

レオに考える隙を与えないように、芽生えかけた性への興味を肯定する方向へと誘導し、快楽の沼へと引き摺り込もうとしているに過ぎないのだ。


「余計なことは考えなくていいの……♡ レオ君はただあたしの言う通りにしていれば、きもちよーくなれるんだから……♡」


それはまるで魔女の呪文のように耳朶に染み入ってきた。

レオの脳裏にちらついた理性の欠片が次々と崩れ落ちていく。


「でも……でも……ッッ♡」

「ほら……♡ ちゅーするの、きもちぃでしょ……?♡」


ライザが再び唇を重ねていく。

今度は更に長く濃厚なキス。

互いの舌先が絡み合いながら唾液が交換される淫靡な音が室内に響き渡る。

その間にライザの腕がレオの背中に回され、しっかりと抱きしめられた状態になった。

椅子の背もたれに縫い付けられるような格好。

つまり逃げ場なんてものは一切なく、ライザの肉体的接触と濃厚な接吻による精神的な支配を甘受せざるを得ない状態なのだ。


「ふふっ……♡ ちゅっ♡ ん〜……ちゅぅぅ……♡」


『くちゅくちゅ♡』と卑猥な水音を響かせながら唾液を流し込み、レオの口内を蹂躙するように舐めしゃぶる。

歯列をなぞり、舌同士を絡め合わせ、レオの思考を停止させてしまうかのごとく深い接吻。

執拗に唇を押し付け、貪るように舌を絡ませて。

レオの小さな口の中を、ライザの肉厚で長い舌ベロが埋め尽くす。

まるで獲物を味見するかのような獰猛なキス。

レオの頭の中はどんどん桃色に染め上げられていく。


「はっ……♡ ん〜っ……♡ んむっ……♡ ん〜……♡」


──ちゅっ……♡ ぢゅるっ……♡ ぢゅるぅぅぅ……♡


それは単なる口づけではない。

麻薬のように脳髄を痺れさせるような危険な交歓だった。

レオはもはや抵抗する術を知らない。

ライザの唇から与えられる甘美な刺激に陶酔するほかなかった。


──ちゅぱ……♡ ちゅぅ……♡ ちゅっ……♡


「んはぁ……♡」


長い口づけの終わりに、ようやくライザが顔を離した。

どれだけ時間が経っただろうか。

数十秒?

数分?

もしかしたら数十分かもしれない──とにかく長いようで短い濃密な接吻が終わりを迎える頃にはすでにレオの理性はほとんど溶けてしまっていた。

呆然とした表情で虚空を見つめながら荒くなった呼吸。

息を整えようと吸い込めば吸い込むほどに、部屋の中の濃密で甘ったるい女臭が肺の奥深くまで染み込んできて、頭の中がライザ先生の色に塗り潰されていくようだった。


「んふふ……♡ レオくん、これでわかったでしょ?♡ レオくんはあたしのことが好きなんだって……♡」


潤んだ唇。

瑞々しくて熟れた果実のような艶めかしい唇が妖しく歪む。

先程までの接吻の残滓を思わせる粘つく糸が唇の端から伸び、部屋の灯りに反射して宝石のように煌めいている。


「男の子は好きな女の子の前だと、みーんなこうなっちゃうの……♡」


目を細め微笑むライザ先生の視線がゆっくりと降りていく。

そして、その視線の先にあるモノは、椅子に腰掛けたレオの股間の膨らみ。


「ほら見て?♡ 服の上からでも分かるくらい大きくなってる……♡」


ライザがそっと手を添えて撫で上げた瞬間だった。

それだけでレオの全身を雷に打たれたような衝撃が貫いた。


「あ"っ……♡ あ"ぁっ……♡」


──どく……♡ どく……♡


肉棒が服の中で脈打つ感覚。

布地越しに伝わってくるライザの手の温もりがダイレクトに刺激となってしまう。

幼いながらもレオの男性は明らかに反応を示してしまっていた。


「やだ……っ♡」

「やだ?♡ なんで?♡ だってこんなに大きくしちゃってるじゃん……♡」


ライザが再びそこに触れてくる。

今度は指先で軽く爪弾くようにして。


「レオくんも本当はわかってるよね……?♡ このおっきくなったモノのこと……♡」


ライザが爪の先で裏筋の部分を『カリカリ♡』と刺激すれば、それに呼応するように『びくんびくん♡』と脈動する肉棒。

もう誤魔化すことはできなかった。

レオの身体は完全にライザの虜となってしまっている。


「やめてくださいっ……♡ そこばっかり……触らないで……ッッ♡」

「ダメ〜?♡ でもレオくんのココはあたしのこと好きって言ってるみたいだけど?♡」


レオが必死に言葉を絞り出すもライザは一向に止める気配がなかった。

事実、辞めるつもりなど毛頭もなかった。


人差し指と親指を使って器用に摘み上げると、布地の表面を『すりすり♡』と撫で上げていく。

爪の先でカリ首の凹凸部分を掻いてやったり指の腹でぐりぐりと刺激したり。

かと思えば手のひらを押し付けながら、ゆっくり円を描くように動かして全体を包み込むように摩擦してやったりと。

その一つ一つの動作が今のレオにとっては耐え難いほどの快楽だった。

それも当然だ。

ウィッシュガルド家の次期跡取りは、未だ女も知らぬ純朴で清廉潔白な少年なのだ。

それが昼頃にライザの手によって精通を迎え、生まれて初めての射精を体験してしまったばかりで。

男として最も多感な時期に味わった性の味。

一度知ってしまったらもう元には戻れない禁断の果実。

それほどまでに甘美で蠱惑的かつ背徳的な体験。

しかも今もこうして再び同じ快楽を与えられようとしている。


あの甘美な記憶──精通した時の快感を思い出したレオの脊髄は狂おしいほどに疼きはじめた。


股間を中心に広がる灼熱の熱気。

それが全身へと波紋のように拡がっていき血流が加速する。

頬が熱い。

心臓が早鐘のように鳴っている。

呼吸が乱れ息をするたびに甘い匂いが肺の奥深くまで入り込んできて脳髄が蕩けるような感覚に襲われる。

自分はもう戻れないのだろうか。

そう思った瞬間だった。

不意にライザの顔が目の前に現れた。

そしてそのまま唇を重ねられてしまいレオは完全に抵抗する機会を失った。


「んちゅっ……♡ ちゅーしながらココも撫でてあげると、男の子はみーんなあたしのこと好きになっちゃうんだよ〜……♡ ちゅぅ……♡ ちゅぱ……♡」

「んっ……♡ んむぅぅぅっっっ♡♡♡」


『好きになる』


つい先ほどライザから述べられた、『ライザもレオが好き』という告白との矛盾を確認する間もなく、キスの合間に囁きながら股間の膨らみを撫で上げられれば、思考にモヤがかかっていく。

その刺激に慣れる前に、ライザの指先が先端部に触れてくる。

まるで妖精か何かのように、亀頭の上で踊るしなやかな指腹が、今度は裏筋とカリとの集合部分を『すりすり♡』と往復すれば、腰の奥から湧き上がったぞわりとした感覚がレオの全身を貫いた。


「──ッ♡♡♡」


背骨に沿って昇ってきたものが脳天を突き抜ける寸前で喉の奥がひっくり返って裏声が出た。

唇を塞がれているため音として外に漏れ出すことは無かったが、それでも体の震えは止まらない。

快感の波に攫われるままレオはライザに縋りついた。

縋り付くしかなかった。


「ん〜……?♡ んふふ……♡ 大丈夫だよ〜……♡ レオくんがびっくりしてるだけだもんね〜……♡ だから怖がらなくても大丈夫だよ〜……?♡ ほらほら……♡ 先生のこと、好きになっちゃえ♡ ちゅぅぅぅ……♡」


──すり……♡ すり……♡ すり……♡


まるで刷り込みのような行為。

ショート寸前の思考回路に、ライザという甘い甘い猛毒を流し込まれるような感覚。


レオの幼い頭脳が処理しきれる情報量を超えたのか、視界が急速に狭まっていった。

目の前が真っ白になる。

やがて全てが泡のようにはじけて──。


「──はい、これであたし達は恋人同士でーす♡」


──ちゅっ♡


唇が離れる直前。

最後の一押しと言わんばかりにライザが再びキスを仕掛けてきた。

それはささやかなリップ音を残して消えていき、同時にレオの中で決定的な何かが壊れる音が響く。


「……………♡♡♡」


そして最後に残ったものは虚無感。

それと快感に支配された肉体だけ。

脳髄から湧き出した多幸感が背筋を伝わり、四肢を駆け巡っていく。

まるで全身の血液が沸騰するような熱が込み上げてきて自然と腰が跳ね上がる。


レオの股間はまだ服の下に収められたままであるものの、彼の肉棒はすっかり充血して硬さを増し、布地を押し上げてその存在を主張していた。

ライザが与えてくれる快楽が欲しくて欲しくて仕方がない。


しかし──。


「ふぅ……♡」


反対にライザは元いた位置……ベッドの縁に腰を落とし、一息つく。


そんなライザの身体はあまりにも扇情的だった。


薄闇の中でもぼんやりと浮かび上がるほど際立った肌の白さ。

首元から肩にかけて流れる緩やかな曲線。

鎖骨のくぼみに溜まるわずかな陰影が、女体の儚さと深遠さを同時に孕ませる。

そして。


──むちぃっ♡


黒のレースブラ。

薄く透ける極小面積の布地は豊かな乳房を包み込むどころか、むしろ強調し、ふっくらと盛り上がった乳輪の形までもが網目に浮かび上がり、膨らみの先端では小さな突起が布を押し上げていた。

それはまるで蕾が開花を待つように硬く尖っている。

布地を引き裂いてしまいそうな豊満な胸はライザの呼吸に合わせて上下し、谷間には汗が滲んで妖しい光沢を放つ。


鎖骨から続くラインはなだらかでありながら張り

のある曲線を描きつつ滑り落ちていき──やがて腰のくびれで行き止まりとなる。

薄い生地が食い込む白い腹は息をするたびに微かに波打ち、臍の窪みが妙に艶めかしかった。

さらに。


尻。

臀部。


肉感的な双丘。

シルクのように滑らかな質感でありながらも内側から肉が突き上げてくるような立体感。


──ぶるんっ……♡ たぷんっ……♡


ティーバックは尻肉に深く食い込み、柔らかな脂肪の層が布の左右から溢れ出ている。

それはもはや尻を隠すどころか、むしろ淫猥な形を際立たせるアクセサリーと化していた。

左右に揺れるたびに布が擦れ合い『にちっ……♡』と湿度を含んだ音を立てていて、汗と蜜で濡れた下着は尻肉にぴったりと貼り付き、彼女の後ろ姿を拝めば尻穴の輪郭までもがくっきりと浮かび上がっているようだった。

薄桃色の窄まりが見えそうで見えない絶妙な位置。

布地の縁から覗く柔肉の質感が生々しくて目眩がする。

尻肉が波打つたびにティーバックの紐が食い込み、皺になったラインがまるで肛門を強調するように縦に走っているのだ。


「……♡♡♡」


レオの視線はライザの下半身に釘付けとなった。

ティーバックの食い込み具合があまりにも卑猥で目が離せない。

黒い布が肌に食い込み、白い脂肪の山を作り出している様は芸術品のような美しさすら醸し出していた。

その頂点には陰部の形がくっきりと浮かび上がり、僅かな隆起と割れ目が布越しにも見て取れる。

汗で濡れたクロッチの部分には濃いシミができており、ライザが既に濡れていることを雄弁に物語っていた。

むっちりとした腿の内側を汗が伝い落ちる度に肉が揺れ、レオの股間に熱が集まっていく。

目の前にあるのはほとんど全裸の女性だ。

しかもその肉体はあまりにも煽情的で暴力的。

視覚情報だけでも十分すぎるほどに劣情を刺激してくる。

ライザはそのことを知ってか知らずか、レオの方へ向き直って片膝を立てた姿勢で座り込み脚を組み替える仕草を見せた。


黒いレースから覗く艶めかしい太ももが艶めかしく絡み合う。

大ももの肉が互い違いに擦れ合って形を変え、腰から下にかけてのラインがより淫らに強調される。


──みちぃ……♡


肉同士が絡み合う淫らな音。

汗を吸った太ももの内側が滑り、淫靡な粘着力を持って肉棒を挟み込むイメージが、誰しも容易に浮かぶほどの生々しい質感。


レオは呼吸を忘れて固まっていた。

目の前の光景に息を呑み、ただひたすらに凝視する。

ライザの脚が組み替えられるたびに空気の揺らぎすら感じられるようで、その場の湿度が急激に上昇したように錯覚する。


──どくんっ……♡ どくんっ……♡


自分の鼓動の音が煩いくらい大きく聞こえる。


今すぐにでもライザ先生に抱きついて腰を振りたい。

ちんちんを擦り付けたい。

ライザの胸の谷間に顔を埋めたい。

豊満な乳房を鷲掴みにしたい。

あの柔らかそうな太ももの間に挟まって思い切り腰を振ってみたい──。


もはや理性は働かず欲望に忠実になってしまう。


「レオく〜ん♡」


ライザは甘く蕩けた声音で呼びかける。

その声が脳髄を直撃し思考能力を低下させていく。

視界が揺らぎ意識が遠退く感覚に襲われる。

気づけば無意識のうちに立ち上がって一歩踏み出していた。

もっと近くへ──もっともっと近くへ行かねばならないと思ったのだ。


ライザの裸体が近づくにつれて体温が上昇していくのを感じる。

まるで磁石が引き合わされるように自然な足取りで向かう。

そしてとうとう眼前まで辿り着いたところで立ち止まる。

しかし、ライザのとった行動は幼い彼の純情を根底から覆すようなものであった。


「こら……♡ 動かないの……♡」


──ぎゅむ……♡


ゆっくりと脚を伸ばしたライザが、レオの股間を足で押さえつけたのだ。


「んぅっっ♡♡♡」


青天の霹靂。

レオにとってはあまりにも突然の出来事。

ライザの身体に、ライザという女に、初めてできた恋人に甘えようとしたところで、思わぬ暴挙。

思春期男子の熱情が伝わっていないのではないかとすら思えた。

しかし……。


──ぐにぃっ♡ ぐにぐにっ……♡


ライザはそんなレオを嘲笑うように足を動かし始めた。

布越しにもハッキリとわかる隆起を足先で愛撫していく。

指先を器用に使い分けながら形を確かめるような動き。

爪の先でつつくような仕草を見せたり、親指の腹を使って捏ねくり回すように撫で擦ったり。

時には足の裏全体で押しつぶすように圧迫してみせた。

その度に少年の背中が弓形にしなり情けない声を上げる。


「あっ……♡ あぅ……っ♡」


──ぐり……♡ ぐりぐり……♡


踵できつく玉を踏み躙ったかと思えば、母指球の柔らかい部分を竿の裏筋へあてがって軽く前後に擦ってやって。

そしてまた踵に力を込めて玉を踏み、痛みを感じる直前まで追い込んだところで、裏筋に押し付けた母指球を小刻みに動かし、得も言われぬ快楽を与えてやり──。


「なっっ♡ なんでっっ♡♡ こ、こいびとどうしなのにっっ♡♡♡」

「そうだけど……?♡ あたしたちは『恋人』だよ〜?♡ で……?♡」


甘く蕩けるような声音とは裏腹にライザの足は容赦なくレオの股間を責め立て続ける。

足裏全体を使った責めの後、酷使した玉を労るように足の甲で下から持ち上げながら撫で擦り。

その際、爪の先で蟻の門渡り近辺を『カリカリ♡』と掻いてやれば嬌声にも似た悲鳴が少年の喉奥から漏れ出した。


「レオくんだって、大切なはずの恋人に向かってココをこんなに固くしてるくせに……♡ 女の子に向かって、男の子が性欲丸出しで迫ってくるのは良くないんだよ……?♡」

「ごっ……♡ ごめっ……♡ んぁぁっっ♡♡♡」


「ん〜?♡ なにに対してゴメンなのかな……?♡」

「う"っっ♡ う"う"う"っっ♡♡♡」


「ねぇ?♡ レオくん?♡ ん〜?♡ 教えて……?♡」

「あっ……♡ あ"っっ……♡ あ"あ"っっ♡♡♡」


「……♡」

「──ッッ♡♡♡」


──すりすりすり………♡ くにっ♡ さすさすさす……♡


精一杯そり返り、『びくびく♡』と主張を繰り返す幼茎に寄り添うように『びたり♡』と添えられた足の裏。

思わず謝罪の言葉を漏らすレオを品定めするように、ライザは足指を微細に動かし、少年の弱点を指の腹で器用に押さえながら執拗に責め立てていく。

足の指一本一本が独立した意志を持っているかのように蠢き、男根の根本から先端まで隈なく撫でて、擦って、嫐り上げて。

皮被りの亀頭の膨らみを足指で『ガシっ♡』と握り込めば、熱い先走りが尿道口を満たし。

竿の半ばほど、裏筋の部分を指の先で『カリカリ♡』と引っ掻けば、『きゅっ♡』と玉が縮み上がる。

そんな縮み上がった玉ごと、足の裏全体で股間一帯を抑え込み『ぐりぐり♡』と按摩してやれば、中身が飛び出してきそうになるほど張り詰めていくのだが、決定的な快楽は与えてやらずに、寸でのところで精液の通り道を竿の外から潰してやることで絶頂を禁止する。


足一本でたちまち快楽中毒に堕ちていく少年の様子を、目を細めて愉しむライザ。

まるで掌の上で小動物を可愛がるように。

または愛玩犬の首輪を優しく締めつけて苦しむ様を観察する嗜虐趣味者のように。

いずれにせよライザが感じているものは純粋な慈しみではなく、歪んだ悦び。

名家の貴族の御曹司が自分の足に堕ちていく光景は何物にも代えがたく彼女を満たしていく。


そんなライザは今一度少年の股間へと視線を注ぐ。

ズボン越しにもハッキリとわかるほどに隆起した部位。

幼いながらも精一杯に張り詰めたそこを押さえ付けた足に伝わってくる脈動の間隔がどんどん短くなっていく。

そろそろ我慢の限界か。


レオはライザの脚にしがみつきながら涙声をあげていた。


「ほら……♡ 正直に言ってみなさい……?♡ なんでこーんなにも勃起させちゃってるのかな……?♡ なんでこんなことになっちゃってるのかな〜……?♡」

「だっ……♡ だって……っ♡♡♡ おっぱいが……っ♡♡♡ おっぱいが……すごすぎて……っっ♡♡♡ パンツが……すけすけで……っっ♡♡♡ お尻も……大きくて……ッッ♡♡♡」


「ふぅ〜ん……♡ おっぱいとパンツとお尻に興奮しちゃったんだ?」

「はっ……♡ はひっ……♡」


「でもねレオ君……? レオ君の恋人であるライザ先生は、彼氏から突然性欲を向けられて困っちゃってるんだよ……? あたし、レオ君がこんなにも自分勝手だったら、レオ君のこと嫌いになっちゃうかも……」

「──ッ!!!♡♡♡」


──がくっ……♡ がくがくっ……♡


名門貴族の家柄を継ぐ者としての英才教育を受け続けてきたレオにとって『嫌われる』というのは生きる上で最も避けなければいけないことなのだ。

親からの期待を一身に受け、数多の臣下に敬われて育った人生はそう簡単に変わるものではない。

だからこそライザの言葉に大きな衝撃を受ける。


そのライザの口から漏れた言葉が、嘘偽りだらけであるということも知らずに。


「うぅ……っっ♡♡♡」


ライザの冷たい声色。

先程まで蕩けた声で喋っていたはずなのに今は氷のような無機質さを孕んでいる。

その変化に身体が竦み上がり呼吸すら苦しくなるほどに圧倒される。

頭の中が真っ白になり何も考えられなくなっていく。

しかしそれでもなお身体だけは本能に従って正直に反応してしまい──ライザの脚に縋りついたまま無様に腰をヘコつかせる以外の選択肢は残されていなかった。

そんな惨めな姿を晒す少年の股間を踏みにじるのは無論ライザ。

彼女は楽しそうな笑みを浮かべながらレオの幼い愚息を足で擦り潰す。


「さてレオ君はこれからどうするのかな? あたしに嫌われたくなかったらどうすればいいと思う?」

「ひゃ……っ♡ らぃざせんせぇっ……♡♡ やらぁっ……っ♡♡♡」


心にも無い言葉をすらすらと囁き、幼き跡取りを手のひらの上で転がす。

これがライザの裏の顔──男を掌握するためならば手段を選ばない魔性の手腕。

少年を籠絡し、思うままに操ろうとする狡猾な悪女。

目を細め、新月のような弧を描いた口角から覗く舌。

舌なめずり一つとっても淫らな輝きを放つ彼女はまさに悪魔だ。


──ぎゅっ……♡


足の裏でレオの股間を握り潰すように力を込めた。

肉竿に走った鋭い痛みに似た快感。

その衝撃で少年は軽く仰け反る。

反射的に逃げようとしたもののライザの足は巧みに追いかけてくる。

まるで蛇のように絡みつく足は絶対に離さないと告げているかのようだった。


「嫌……っ♡♡♡」

「違うでしょ?♡ これは罰なんだよ?♡ 自分勝手に性欲を向けた罰……♡」


ライザは囁く。

少年の心の弱さを見透かした上で最も効果的なタイミングで。

その声は砂糖菓子のように甘く、蜂蜜のようにどろどろと粘ついていて、なのに刃物のように鋭利で──。


「うぁっ……♡ あっ……♡ いやだっっ♡♡ 嫌いにならないでくださいっっ♡♡♡」

「じゃあこんなにも固くしてるそのちんぽはどうしてくれるのかな〜……? レオ君が何とかできない限りあたしレオ君のこと嫌いになっちゃうかも……」

「あっ……♡ ああっ……♡♡」


ライザの言葉責めと足での肉棒陵辱。

羞恥と恐怖が入り交じった感情がレオの脳内で渦巻き正常な判断能力を奪っていた。

彼の視界にはすでにライザの裸体しか映っておらず他のすべてが意識の外へ追いやられ、布地越しの竿をすり潰すように擦り上げる足の前に、幼い跡取りはあまりにも無力だった。


「謝らないといけないよね……?♡」

「ごめ……なさ……っ♡ おっ……♡ おちんちん……♡ 固くして……っ♡ 勘違いさせて……っ♡ ごめんなさい……っ♡♡♡」


「ん〜……」


一呼吸おいたライザは、人差し指を唇に当て、少し逡巡する素振りを見せた。

こういうのは間が重要なのだ。

その間は演出であり余韻でもある。

相手の思考を奪い去るための。

男を掌の上で転がすためには慎重に言葉を選び取っていかなくてはならない。

それにこの幼い貴族はまだまだ純粋で素直で騙しやすかった。

あとほんのちょっぴり暗示をかけてあげれば簡単に手篭めにしてしまえるだろう。

ライザはそんな算段を頭の中で立てながら、唇をわずかに震わせてから言葉を紡ぎ始める。


「言葉だけならいくらでも言えるもんねぇ〜?♡ あたしが求めてる答えじゃないなぁ〜……♡」

「あっ……♡ あぁ……っ♡♡ あ……ぅ……♡♡♡」


「ん〜……じゃあぁ……♡ レオ君が性欲で暴走しないために……♡ ライザ先生が教えてあげようかな〜♡ まずは床に跪いてもらおうか♡ 膝から手のひらまでべったりくっつけて〜……?♡ で……?♡ しっかり胸元を下ろして頭を下げて……?♡ そのままレオ君の頭頂部があたしの視界に入るように俯いて〜……?♡」

「あぅ……っ♡ あっ……♡ あぁ……っ♡♡」


レオのプライドをへし折り、尊厳を踏み躙り、人格そのものを蹂躙していく。

謝罪の言葉を繰り返しても足りない。

言葉だけなら誰でも口に出来る。

肝心なのはレオの『心』なのだ。


「で、でもっっ……♡ ぼ、僕とライザ先生は……っ♡ こ、恋人同士で……♡ そ、そんな

……こと、するのなんておかし……」

「えっ? レオ君って恋人に性欲をぶつけて発散ふるタイプなのかな〜……?」


「いっ……♡ いやっっ♡♡ 違うっっ♡ ちがうけど……っ♡♡♡ こんなのおかしいですっっ♡♡♡」

「じゃああたしのことも好きじゃないのかなぁ〜……?♡」


──ぎゅむっ……♡ ぐりっ……♡


そこでライザは勝ち誇ったような笑みを浮かべる。

男の心の弱さを熟知している者だけができる表情。

支配者の愉悦に満ちた視線でレオを捉える。

貴族の跡取りという高い身分でありながらも性的なことでライザに逆らうことができないレオ。

男性の愚かしさを嘲笑するような笑みだった。

レオの存在など玩具にすぎない。


「ん〜……♡ 何回言ってもレオ君がわかってくれないなら〜……♡」


股間を離れたライザの足が、ゆっくりと掲げられていく。

つま先が照明の光を受けて艶めかしく輝き、その曲線は少女らしい華奢さと大人の色気を兼ね備えており見る者の視線を惹きつける魔性があった。

そんなライザの美しい脚の、白い太ももから足の指先までが一直線になり、天上に向けて垂直に突き上げられたところで、ピタリと止まる。

まるで彫刻作品のように完璧に調整された美しい肢体だった。

ライザの口元が妖しく吊り上がる。


「それなら、レオ君に性欲を向けられたくないって、彼女の純粋な気持ちを伝えても良いよね……?♡」


──ぼすんっ♡♡♡


その言葉と同時にライザの右足が振り下ろされた。

標的は無論レオの顔面。

狙い違わず命中し柔らかな足裏が鼻っ柱を押し潰す。

直接伝わる湿った暖かさは間違いなく汗によるものだった。


──ぐに……♡ ぐにぐに……♡


「う"……っ♡ う"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"っっっ♡♡♡」


咄嗟に両手で受け止めようとしたもののライザの方が素早かった。

押し当てられた足底からは逃れられずそのまま顔を押さえつけられてしまう。

天高く掲げられた足先による一撃は、まるで女神の恩寵のようにも思えた。

柔らかくしなやかな肉の塊が顔全体に張り付き、息をするたびに熱気と足の裏の匂いが流れ込んでくる。


それは『ライザの匂い』とも取れる独特な香りだった。

若い女のフローラルな香りと人の汗を想起させる塩っぽい匂いが混ざり合って発酵し、そこへ甘い蜜のような芳香が足され、決していい匂いに分類される類の匂いではないはずなのに、息を止めたくなるような悪臭というわけでもなく不思議と病みつきになってしまう癖になるような魅惑的な匂い。

その奇妙な調和の取れた香りこそがライザの放つフェロモンであり、ライザという女が纏う雰囲気そのもので。

そんなライザの足裏は、腰の奥に直接訴えかけてくるような、雄を根本から狂わせる劇物にも等しい濃厚な匂いを放っていた。


「う"ぅ"……っ♡♡ ん"ん"ん"っっ♡♡♡」

「あはっ♡ レオ君のお顔、踏んづけちゃった……♡」


ライザは気分が良かった。

何しろ通常では会話することすら憚れるような身分の少年を足蹴にしているのだ。

それもたった三日足らずで。


「レオ君が全然わかってくんないから、あたしの気持ちをちゃんと伝えたくて……♡ だから足でお顔踏んづけちゃった……♡ でもレオ君が悪いんだよ~?♡」


──ぐぐぐっ……♡


レオの顔面に掛かる圧が増えていく。

ライザの足を通して伝わってくるのは、柔らかな足底の感触とじっとりとした体温。

それらの刺激は痛みを超えた官能として、濃厚な匂いと共にレオの神経を焼き切っていく。

足の触れた部分がちりちりと痺れていくようだった。


「あは……♡ レオ君ったらまたおちんちんおっきくしてるじゃん……♡ こんな状況なのに興奮しちゃうなんて最低~……♡」


ライザは嘲笑の混じった溜息を大きく吐いた。

本当にそう思ったのだ。

男という生き物はこんなことをされている──顔面を足で踏み躙られているというのに、性欲が収まらないとは。

『恋人』だと言ってやった途端にチョロくも発情してしまった少年の無様さに憐れみすら覚えていた。


レオはこうしてライザの愛想にすっかり騙されているし、レオの父親だって度重なる調教でライザの淫らな手管に溺れているのだ。

家族二人まとめて自分に溺れてくれたら──ライザは思わず口元を緩ませた。

名門貴族である彼らを手中に収められたらどんな気分だろう。

きっと今までで一番高揚した気分になれるはずだ。


「ん"……っっ♡♡♡ ん"ん"ん"っっっ♡♡♡」


そんなライザの企みを知る由もないレオは悶絶していた。

ライザの足によって呼吸を制限されているせいか頭の中が酸欠寸前になってしまい思考力が著しく低下しており、視界も霞んでゆく。

酸欠による虚脱感と苦痛に苛まれながらも何故か性的興奮が止まらなかった。

下半身の中心に集中していた血流が頭蓋の中にまで上ってきて脳みそを掻き回すような強烈な刺激となり麻痺させていく。

本来であれば辛くて仕方がないはずの足の圧迫すらも快感へと変わり果てる。

それは痛みと苦しみと喜びが入り混じった複雑な感覚だった。

快楽と苦痛の境界線が曖昧になり正気を保つことが困難になっていく。

意識が薄れかけていてなおも性的な欲望だけは衰えない。

幼いレオが耐えられるはずのない負荷が彼の心身にかかっていく。


「う"ぅ……っ♡ う"ぅ……っ♡♡♡」


まるで獣の唸り声のような低い呻き声をあげながら少年は身を捩る。

しかしそんな些細な抵抗も、レオの顔面に乗せられた足が小刻みに揺すられただけで容易く抑え込まれてしまう。


微かに動いた足から蒸れた空気が顔面に吹き付けられ、むせ返るような足の裏特有の匂いが鼻孔を満たせば、脳内に咲いた桃色の花が理性の種を食い散らかす。


「んふっ……♡ そっか〜……♡ やっぱりレオ君はそういうのが好きなんだ……♡ 恋人の足裏をお顔に押し付けられて興奮しちゃう変態さんなんだね……♡」

「んぐぅっっ……♡♡♡」


「あっ……♡ ちょっと〜?♡ 女の子に虐められてビクビクしちゃうっていうのはマゾチンポの証拠だからね~……?♡ こんなことされておっきくしてるってことはやっぱりど変態さんなんだ……♡ あははっ♡ レオ君ってば最低〜……♡」

「ふぐぅっっ……♡♡♡」


ライザの『恋人』という単語が暗示となり彼の認識はどんどん歪められていった。

マゾなんて嫌なはずなのにそんな言葉で褒められることで変な気持ちになってしまう。

自分が惨めな存在だと分かっていても抗うことは出来ず、ただひたすらにライザの足裏に向かって喘ぐことしか出来なかった。

そしてそれが最も気持ちが良くて仕方がなかった。


「ん……♡ じゃぁ〜……♡」


──トン。


ライザのもう一方の足の裏がレオの肩に置かれた。

冷たく湿った感触が服を通して伝わってくる。


「頭が高いんだよね~……謝る時は、もっともっと低くしないと……♡」


ライザはそう言いながらも足の裏でレオの肩を抑え込むように体重をかけた。

肩関節にかかる圧力によって彼の体幹バランスが崩れていく。


「ひぐっ……♡ んぐぅっっ……♡♡♡」


反射的に前に屈んで体勢を維持しようと試みるもののライザの足による拘束は解かれることはなかった。

むしろ体を起こそうとすればするほどに強く押し付けられて苦しくなる。


「あははっ♡ そーそー、その調子その調子……♡ レオ君はあたしのことが好きなんでしょ?♡ 大好きなんでしょ?♡ じゃあちゃんと誠心誠意謝らないとね~?♡」

「は……っ♡ は……っ♡♡ ごめっ……♡ ごめんなさいっっ♡♡♡」


謝罪の言葉を口にすればするほど呼吸が乱れ心拍数が上昇し体温が上昇していく。


「だからさ~、頭が高いんだって……♡」


顔を踏みつけていた足もレオの肩に乗せられる。

二つの足裏が乗せられることによって左右から抑え込まれるようにして自由を奪われてしまい身体が硬直する。

両肩に乗せられた足からは先程よりも強い力を加えられていた。

膝が笑う。


「謝る時はこうやって……♡」


少年の幼い身体に女の重さがのしかかる。

ライザは足裏でレオの肩を掴むように固定するとそのまま体重を乗せてきた。


──ぐぐっ……♡ ぐぐぐっ……♡


肩にかかる圧力が増していくにつれて少年の身体はどんどん傾いていく。


「床に這いつくばって……♡」


正面から聞こえていたはずのライザの声が頭上で響く。

耳心地のよいテノールの音の内容は、とてもではないが恋人に対するものではない。

そしてさらに追い討ちをかけるように腰が曲がるにつれて少年の背筋が曲がり始めたところでライザは耳元に顔を寄せた。


「あたしに嫌われたくないなら……ね♡」


──がくっ……♡ がくがく……♡


遂に肩を起点にレオの上半身が崩れ落ちる。

膝は完全に折り畳まれた形となっておりその状態から起き上がるためにはライザに協力してもらうしかないだろう。

少年の身体は汗だくになっていた。

彼の呼吸は浅く速くなっており酸素を取り入れるために必死になっているようだった。


──どすん。


膝が堕ちた。

体はもう自立していない。

視界の中にライザの姿はもうなかった。

あるのは客人の部屋向けに仕立てられた高級な絨毯の模様と自らの影。

それがどんどん大きくなっていくさまをレオは他人事のように眺めることしかできなかった。

相変わらず肩にはライザの両足が乗せられていた。


「それじゃあ、お顔を下に向けたまま、右手を前に置いて〜……♡ 左手も同じように並べて〜……♡ それで〜、その格好のまま身体を前に倒して〜……♡」

「ふっ……♡ ふぅぅ……っ♡♡♡」


そうやって命令されてしまえば従わざるを得なかった。

少年は言われるがままに右手を前方へと伸ばし左手を添えるようにして指先を揃えたところで、肩から離れたライザの足がレオの頭上を移動していく。

絨毯に投影された足の影の行き先を目で追うと、一直線に進んだ影が自らの頭のシルエットと重なるところまで辿り着き──。


「頭を倒す……♡」


──ぐしゃっ……♡


ライザの足がレオの後頭部を踏みつけた。


ライザの体温と足の重み。

軽くとはいえ直接与えられる圧迫感は彼女の存在そのものを示しており、レオにとってそれは圧倒的存在感を持った存在だということを改めて認識させられる。

一方でレオは己の無力さを痛感し絶望感に打ちひしがれていた。

ライザの命令通りに四つん這いになり、後頭部を踏みつけにされたところ、彼は改めて自身の情けなさに気づいてしまったのだった。

そしてそれと同時に男としてのプライドを踏み躙られた悔しさも湧いてきていた。

しかし同時に不思議な幸福感があったことも事実だった。

これでライザ先生に許してもらえるかもしれない──胸に広がっていく安堵感を抱きながら彼は目の前に広がる暗闇に視線を落とした。


「あっ……♡ あっ……♡」

「床におでこを押し当てて〜……♡ お顔を床にくっつけて〜……♡ そうしたら床にぺた〜っと張り付いたままじっとしててくださ〜い……♡」


──ぐぐぐっ……♡♡


楽しそうなライザの声と共に、後頭部の圧迫感が増していく。

抗うこともできないままレオの頭部が徐々に沈み込み、絨毯の模様の詳細までも視認できる距離まで接近し、そうして最終的に額が触れ合ったところで再度ライザの足に体重がかかり、頭全体に負荷がかかり始めた。


「そ~そ~……♡ そのままそのまま……♡ 頭の中に、『ライザ先生ごめんなさいっ』って言葉だけ考えて〜……♡ ほら~?♡ 『ごめんなさい』だよ〜?♡」


「ひぐっ……♡ らっ……♡ らいざせんせぇっっ……♡ ごめんなさいっっ……♡♡♡」

「声小さいな〜?♡ 」


──ぐりっ♡ ぐりぐりっ……♡


頭に乗せられていた足が動き出した。

後頭部の天辺に指先の第一関節あたりが食い込みそのまま擦り付けるように動かしていく。

決して強い力ではないけれど確実に後頭部を刺激してくる。


「ご、ごめんなさいっっっ♡♡♡」

「んふふ〜……♡ 綺麗な土下座だね~……♡ レオ君、やればできるじゃん……♡」


土下座。

それは謝罪の究極系。

通常、貴族がすることなど考えられない──奴隷が主人に許しを乞う際に取る最終手段。

ベッドに座るライザに、土下座して後頭部を踏みつけられる格好となったレオ。

それはまさしく屈服の姿勢だった。

少年の尊厳が地に落ちる瞬間。

それを他ならぬ自らの恋人に強要されているのだ。

だが少年の胸中に湧き上がった感情は怒りでも悔しさでもなく──興奮。


「あ"っ……♡ あ"ぁ……っっ♡♡♡」


──びくっ♡ びくっ♡ びくぅぅん……♡


頭を地面に押し付けられる。

同時に腰がひとりでに前へ突き出てしまう。

レオはライザの前に跪いたまま嗚咽を漏らす。

ライザに嫌われたくない一心で自分のプライドを捨てる少年。

そんな彼の純粋さを利用する悪魔のような女はさらに畳み掛ける。


「あ~あ……レオ君、本当はえらぁ~い人間なのに、あたしみたいな村出身の平民に土下座なんかしちゃって、とっても惨めで情けないね~……♡ 何もかも捨てて地面に頭こすりつけてごめんなさいって言ってる♡ あーあ……貴族様が平民に頭なんか踏ませて……本当にいいのかなぁ?♡」

「ひぐっ……♡ あぅ……っ♡♡」


ライザの言葉には語弊があった。

しかし、レオにそれを指摘するだけの胆力はなかった。

なまじ、口を開こうとしたところでライザがそれを見逃すはずがない。

事実、謝罪以外の──ライザの望む以外の言葉を口にしようとすれば、後頭部に置かれた足に力が篭る。


「ん"……っ♡ ん"ん"ん"っっ♡♡♡」

「で〜? レオ君はぁ……♡ いったい何に対して謝りたいのかな〜?♡」


「ぼくっっ……♡ ライザせんせぇっ……にぃ……♡ 性欲……向けちゃって……♡」

「うんうん〜、で〜? それで?」


「恋人……なのに……っ♡ 勝手な……ことっ♡ たくさんして……っ♡ ごめんなさい……っっ♡♡♡」

「ん〜? 勝手なことって何かな〜?♡ 教えてよ〜?」


「ら、らいざせんせぇにぃ……っ♡ 好きって言われてぇ……っ♡ ときめいちゃって……♡ み、見ちゃいけないのに……ッ♡ えっちなからだみちゃったらぁ……♡ あたまに血が上って……っ♡ おちんちん固く……なって……っっ♡ それで……っっ♡ 『らいざせんせぇに触れたい』って……っっ♡ いっぱい思っちゃいましたっっ……♡ ごめんなさいっっ……♡♡♡」


謝罪の言葉を口にすればするほどに腰が跳ね、頭が震える。

快楽から逃げるように身をよじってもライザの足に阻まれてしまいどうにもできない。

ライザの足が触れる後頭部が『じんじん♡』と熱を持ち出していた。


「そっかそっか〜♡ レオ君、初めてのご挨拶のときから、あたしの胸元ちらちら見てたもんね〜? あれでえっちなこと考えてたんだ〜? 初めて見た時から〜? まだ正式にお付き合いする前に〜? ん〜?」

「あっ……♡ あぅ……っ♡♡♡」


ライザはレオに問いかけながら足の裏で後頭部を『ぐりぐり♡』と圧迫していく。

床に叩きつけられるように力が加わり頭蓋骨に衝撃が伝播する。

足の裏と髪の毛の隙間から圧縮された空気が『むわっ♡』と漂う。

頭皮に溜まった汗が分泌されたかのように噴き出してきて、額を伝って絨毯の毛足に浸透していく。


「あぅっ……♡♡ あ"っ♡ あ"あ"っ♡♡♡」

「ん〜……? なにか答えてほしいんだけどな〜……?」


──ぐぐっ……♡


少年は小さく呻き声をあげながら、ライザの足下で悶え続けていた。

土下座させられたまま頭を踏みにじられる。

屈辱的な仕打ちであるはずなのにどうしてこんなにも幸福に満ち足りた気分になってしまうのか分からない。

そもそもこの状況が異常なのだ。

自分は名家の貴族、ライザは一介の平民。

そんな相手の命令に従わなくてはならない理由はないはずなのに何故自分は従順になってしまうのか──その答えを求めたいと思いながらもライザの足裏がそれを阻害する。

絶妙なタイミングで頭に圧力を加えられてしまえば思考を中断させられてしまう。


──ぐりっ……♡ ぐりぐりっ……♡


「あぅっっ……♡♡♡」

「ん〜? ちゃんと言わないと許してあげないよ〜? レオ君があたしにえっちな視線を送っていたか。あたしが聞きたいのはそれだけだよ〜?」


「ぅあっ……♡ あ"……っ♡♡ ごめんらしゃいぃっっ……♡♡♡ 僕が……っっ♡ ぜんぶ……わるいれしゅぅぅっっ……♡♡♡」

「謝るのも大事だけどぉ〜……? レオ君の気持ちも知りたいな〜?」


「ひゃうぅっ♡ すきっ♡ しゅきっ♡♡ らいざせんせぇのことがしゅきぃぃっっ♡♡♡」


心が折れてしまった瞬間だった。

完全に心が挫けてしまったのだ。

今まで築き上げてきた名門貴族の矜持も名家としてのプライドもレオ個人のアイデンティティもすべて木っ端微塵に打ち砕かれて瓦解する。

そして同時に新たな自我が芽生えていく。


「すきすきすきぃぃぃ♡♡♡」


平服──。


ライザのような悪女によって抱かされた間違った性欲は、彼の一生を狂わせかねない──それを理解していたとしても、性の味を覚えてしまった少年はもはや逃げ出すことは不可能だった。

むしろ積極的に快楽を求めるようになってしまうのだ。


無論そうなるように仕向けたのはライザ本人であるのだが、まさか操られているなどレオはつゆほども疑ってはいなかった。

どれもこれも、性ということに真剣に向き合わせてこなかったウィッシュガルド家の落ち度なのだが、当主ですらも簡単に肉欲の渦へ沈めて手中に収めてしまえるライザにとっては些細な違いでしかなかった。


『くすり♡』と小さく嗤ったライザが最後の仕上げに掛かる。

名家の嫡男を隷属させる儀式。

男としての尊厳を奪い尽くす儀式。

もはやレオに逃れる術などありはしなかった。

彼の心の支柱となっていたものはすべて取り払われて、自尊心を破壊し尽くされた後の虚無感と喪失感だけがそこにあった。

虚無へと堕ちたレオの魂はもはや抜け殻同然であり、ライザの手の中にあり。

彼女が少し力を込めるだけで簡単に消滅してしまう儚い存在へと成り下がっていた。


「じゃ、足にキスしよっか~……♡ レオくんの新しい恋人の足裏様に……♡」


──ぺたり……♡


そう言ってライザは土下座するレオの眼前に足を差し出す。

それはあまりにも美しくて艶やかで蠱惑的だった。

踵を支点に絨毯の上に降り立った足。

白磁のように磨き上げられた足の甲とは異なり、赤みがかった足の裏はほんのりと朱色に染まっている。

足指の先端は健康的な桜色で柔らかく弾力がありそうで、指の先についたピンク色の爪はまるで宝石のように煌めいて見えていた。

親指から小指までの五本全てが均整の取れたバランスで配置され、全てのパーツが完璧なバランスで構成されており神々しいまでに整っているライザの足。

その足裏全体から放たれる甘美な香り。

ライザのフェロモンともいうべきすえた香りが少年の鼻腔を直撃すれば、少年の瞳孔が大きく開き焦点が定まらなくなる。

頭脳が処理しきれる情報量を超えた。

視界が急速に狭まっていく。

目の前が白やんでいくくせに、視線は完全に固定されてしまっていて目を逸らすことさえ叶わない。


もちろんその先にあるのはライザの足。


ライザの足裏。


足の裏。


そこに目を奪われてしまった瞬間から少年の運命は決まってしまう。

喉仏が上下に動く。


「じゃ、キスしちゃおっか~……♡ ちゅぅ~……♡」


ライザの言葉とともに、足裏がゆっくりと迫ってくる。

少年の唇が小刻みに震え出した。

視線が一点に集中する。

足の裏だけを見つめる、見つめてしまう。

それ以外のものが見えなくなる。

息が荒くなって、視界を足の裏が埋め尽くす。

血色の良い肉厚な足の裏に付着した、小さな繊維のゴミや、砂埃までもが見えるようになっていき──。


──ちゅっ……♡


ライザの足裏に触れた。

柔らかい感触が伝わってくると同時に、濃い匂いが鼻を抜ける。

思わず息を飲むがそれ以上に体の昂ぶりを感じずにはいられなかった。


「あ……♡ あ……♡ あ……っ♡ あ……っっ♡♡♡」

「ん〜……?♡ どうしたの〜?♡ レオ君……?♡」


キスした瞬間、頭の裏に乗せられた足からどうしようもない多幸感が生まれる。

背筋を駆け抜けた甘い痺れ。

全身が『ぞくぞく♡』と粟立つほどの快感。

視界は霧が晴れるように鮮明になり──レオは己の脳が焼かれる音を聞いた気がした。

ライザの足のすべてが脳を侵食していく。

もうライザのことしか考えられない。

ライザのこと以外なにもかもどうでもいい。


そんな間違った思考を、ライザの足は植え付けてしまう。

頭を撫でるように足の裏を動かされて更なる官能が湧き上がると共に幸福感も増していく。


「ふふっ♡ 足裏様ももっとレオくんとちゅーしたいってさ~……♡」


ライザの足裏からは濃密な性臭が漂っていた。

それは汗と老廃物が混ざり合った、普通は悪臭ともいうべき匂い。

普通なら耐え難い匂いの筈なのにどうしてか嫌悪感が一切ない。

寧ろずっと嗅いでいたくなるような中毒性がある匂いだった。

しかも一度嗅いだら忘れられないような匂いだ。

その芳醇かつ濃厚な匂いが、レオの快楽とどんどん結びついていく。


「んふふ……♡ もっと唇押し付けて~?♡ そうそう~……♡ じっくり味わってね~……?♡ レオ君の可愛いお顔にぴったりだよ~……♡」


──ちゅ……♡ ちゅうぅぅぅ……♡


ライザの足裏が顔に触れている時間は刻一刻と伸びて行く。

唾液の糸が足指から垂れては千切れ、新たな糸が繋がっていく。

温もりに満たされた空間で感じる快感と幸福。

その二つの感情の奔流が容赦なく意識を打ち据える。

次第に理性という障壁に亀裂が生じ始め遂には限界を迎えた。

パキンッと何かが割れる音が響いたかと思えば頭蓋の奥底で火花が散った。


「あ……っ♡ あ"あ"あ"あ"ッッッ♡♡♡」


腰の奥の震えが止まらなくなっていた。

睾丸の裏側が疼きだし射精欲が高まってくる。


「ん? どうしたのかな~……?」

「だっ……♡ だめれすぅっ♡ らいざせんせいっ♡ もう……ッッ♡ ぼく……っっ♡♡♡」


「何が駄目なのかな~? ちゃんと言葉にして話して欲しいんだけど?」

「い……っっ♡♡♡ イギましゅぅぅっっ♡♡♡♡♡♡」



「──じゃ、イケよ」


──ぎゅむっ♡


冷たい言葉と共に後頭部に強く足が押し付けられた。

レオの身体が弓なりに大きく撓りその反動で身体が跳ね上がる。

しかしそれも長くは続かなかった。

足裏がゆっくりと顔から離れていけば、少年の身体も釣られて床へと落ちていき──そして力尽きたように崩れ落ちた。


「は……っ♡ は……っ♡ は……っ♡」


未だに全身を弛緩させたまま肩で呼吸を繰り返している。

射精は未だ迎えていない。

にも関わらずこの恍惚ぶり。

少年の顔は紅潮し潤んだ瞳からは涙が零れ落ちていた。

表情筋が弛緩し緩み切った笑みを浮かべる少年はまるで夢を見ているかのように幸せそうだ。

幼い性器から零れ落ちた透明な液体がズボンを濡らし、シミを作っていることにも気づいておらず、ただひたすらに幸福感を噛み締めるように足裏を見つめている。


そんな少年を見下ろして、ライザは楽しげに微笑んだ。

口元に手を当てて小さく笑い声を上げると、後頭部を踏みつける足にもう一度力を込めた。


「あ"あ"あ"あ"あ"ッッッ♡♡♡」


──ビクビクビクぅッ♡♡♡


突然叫び声を上げたと思った次の瞬間、腰を大きく反らせて全身を小刻みに震わせ始めたのだ。

呼吸は荒くなり口からは涎を垂らしていてとても苦しそうだがその表情はどこか恍惚としている。


「とうとう踏まれただけでマゾイキしちゃったね……♡」

「──ッッ♡♡♡」


ライザが囁けばびくりと肩を揺らす。

そのまま無言で呼吸を繰り返すしかなかった。


「ココ、『きゅんきゅん♡』疼くでしょ~……♡」


──すりすり……♡


後頭部を離れたライザの足が、今度は腰の後ろあたりを優しく撫で擦った。

レオの身体がまたしてもびくんっと跳ね上がる。


「あはっ♡ またイッちゃったね……♡」


ライザは少年の頭から足を退けてベッドから立ち上がると少年を見下ろすように近づき、腰を下ろす。

そして頬にそっと指先を触れさせた。


「だいじょうぶ?♡」

「あ……っ♡ あぁ……っ♡♡ あう……っ♡♡♡」


口端からよだれを垂らしながら浅い呼吸を繰り返している。

焦点の合わない瞳からは涙が流れ落ちていて酷い有様。

それでも尚、彼女への想いは消えず募るばかり。


そんなレオの想いを知ってか知らずか、ライザは彼の耳元へ唇を寄せると、小さく囁いた。


「……ベッドにいこっか♡」

「あ……♡ あぁ……♡」


「ほら立って? 手伝ってあげるから♡」


レオは未だ、ライザの隠された本性に気づいてはいなかった──。


………

……

…

##P5 ベッドの上で♡@呪いのキスマーク付与、射精禁止状態、吸い付かれてマゾイキ、竿を握っただけで絶頂、唾液つき指輪っかコキ(キツキツ)、射精なし絶頂、玉もみ、フェラ、バキュームフェラ、顔面騎乗、日課オナニー、唾液飲ませ、ちんぽ足置き化、連続マゾイキ


ライザにあてがわれた客人用の部屋の中は淫蕩な空気に満ち溢れていた。

それはライザが部屋で自家製の香木を焚いたから、というわけではない。

むしろ香木の香りは、部屋の主たるライザの淫臭を誤魔化すための役割を担っていた。

が、むせ返るほどの密度を持った香りを放つライザの前では意味を為していなかった。

なにせライザは性欲が強い。

強いがゆえに、毎晩毎晩自らを慰めるほどの色情狂なのである。

そんなライザから放たれた淫靡な匂いが、部屋全体に行き渡っているのだ。

当然のごとく室内の空気は粘性を持ち湿度も高くなっている。

ベッドに横たわる少年が身じろぎするたびに甘酸っぱい香りが舞い上がり、むせ返る程の匂いが充満する。


「んぅっ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡」


ベッドサイドランプのみの仄暗い灯りの中でも分かるほど火照った肌にしっとりと汗が滲む。

シーツの上に投げ出された手足は弛緩しきっていて力が入っていない。

呼吸に合わせて薄い胸板が上下する。


レオは寝台の上に仰向けで横たわっていた。

衣服は既に取り払われており産まれたままの姿になっている。

本来なら恥ずべき格好のはずだが今の彼はそんなことを気にする余裕もなかった。

なぜならば少年の瞳は完全に陶酔しきっており理性などとうに消え去っていたからだ。


彼の視界に入るのはただ一人の女──ライザの姿のみ。


ライザは蠱惑的な笑みを浮かべながら少年の股間に顔を寄せていた。


「じゃ、今からレオ君にも、お父様につけたのと同じ……あたしの『しるし』をつけちゃいま〜す♡」

「あ"っ……う"っ……♡」


首をもたげてライザを見やれば、手に持ったグロスが丁度ライザの唇に塗られている最中だった。

親指で薄く伸ばしていき、形の良い唇の上で光沢を得ていく。


「ん~~~~……♡」


『むにむに♡』と唇をすり合わせて馴染ませる。

照明の光を浴びた唇は輝きを帯びて、淡い桃色の口紅が華やかさを添えている。

薄く開かれた唇は誘うように濡れていて、そこから漏れ出る吐息が甘い香りを放つ。

唇同士を擦り合わせながら笑うライザ。


レオはごくりと唾を飲み込んだ。

これから起こることへの期待か不安か。

あるいは緊張なのかわからない感情が渦巻いているようだった。


「これで~……♡ っと♡」


筒のキャップを閉めてからすぐそばへと置くと、再び少年の陰部へと目を向ける。

土下座によりマゾイキを繰り返した少年のソレは、当然萎えてはおらず。

しかして、父のモノと比較するとあまりにも貧相と言わざるを得なかった。

精一杯勃起しているものの、先端は皮被りで露出はほとんどなく、芯を持ってはいるものの硬度には乏しい。

そのサイズもまた成人男性のモノとは比べるまでもなく小さいわけで、少年らしさを強調するようなお子様サイズのソレ──いわゆる『ちんちん♡』──に目を細め、ライザは小さく嗤った。


『ひくひく♡』と僅かな粘液を垂らす様など、まるで怯えて涙しているかのようにも見えて愛おしくて堪らない。


「ちっちゃくてかわい~……♡」

「ひぅっ……♡♡♡」


──クニっ……♡


ライザの指先が先端の皮を摘んだ。

たったのそれだけで、少年の全身に震えが走る。

敏感な体質に加え、ライザのテクニックによって昂らされている影響もあるのだろう。

ライザはそんな少年の様子に満足げな表情を浮かべながら、もう片方の手を使い陰嚢を持ち上げる。


「まずは~……」


『まずは左側の睾丸にキスをしよう』


そう考えたライザは、持ち上げた睾丸に向けて、唇を寄せ──。


──ちゅぅぅぅ……♡


「あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡」


──ぱっ……♡


ライザが唇を離したあとには、桃色の唇の跡がくっきりと残っていた。


「次は右~……♡」


──ちゅぅぅぅ…………ぱっ♡


「あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡」


念入りに『ぐりぐり♡』と押し当てられ、唇が離れたあとにはやはり同じく桃色の痕跡が残されていた。

左右の睾丸にそれぞれのマークが刻まれたことで、いっそうその卑猥さが引き立てられる。

まるで所有権を主張するかのように刻印された『しるし』。


自らの睾丸にわけのわからないマークをつけられて、一抹の不安が走った少年は、思わず股を閉じようと膝を揃えたが──。


「あ"あ"っっ♡♡♡」


──すりすり……♡


ライザの指先が、竿の根元の裏を擦った。

その瞬間、これまで以上の甘い痺れが身体を襲う。


指の腹が睾丸と竿の間の部分を往復する度に走る甘美な電流。

ライザの指先に導かれるように、腰の奥から湧き上がってくる気持ちのいい何か。

射精直前の男性が陥る無防備な瞬間。

睾丸へのマーキングに続いて行われる竿への優しい愛撫の前に甘い痺れはさらに強まっていき、それが先端から弾けようとした刹那──。


──ちゅぅぅぅぅぅぅ…………♡♡♡


「あ"っっっ♡♡♡ あ"っっっっ♡♡♡ あ"っっっっ♡♡♡ なんかッ♡♡ へんっっ♡♡ くるっっ♡♡」


少年の口から漏れる絶叫。

しなやかな指先が一往復するだけで『ぞくぞく♡』と腰の奥深くから湧き上がってくる得も言われぬ感覚。

腰から背筋を駆け上がって脳天まで貫く甘い痺れが駆け巡り目の前が真っ白になるほどの衝撃。

それらの原因たるものがペニスの先端から飛び出してきそうな予感が。

おしっこでも漏らしてしまいそうな危惧が──。


何かが来ている。

何かがすぐそこまで来ている。

きている……のに……。


──ちゅぅぅぅぅぅぅ…………♡♡♡


「やめっ♡♡♡ あ"っっっ♡♡♡ だめっっっ♡♡♡」


その何かが先端から飛び出してくることはなかった。

その代わり……その代わりと言ってはなんだが──。


──ちゅぅぅぅぅぅぅ…………♡♡♡


「はなっっ♡♡♡ はなしてっっ♡♡♡」


気持ちのいい感覚が全て、ライザの唇に吸い出されていく感覚。


「あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡♡♡♡」


──ビクンッ……♡ ビクンッ……♡♡


少年の身体が跳ね上がる。

腰を宙に浮かせて背中を反らせながら。

それはまるで、魚のように。


「んっ……♡ んんっ……♡」


ライザはレオの哀願を無視してただひたすらに唇を押し付けていた。

少年の性感帯に。

正確には彼の陰茎の根元……ラルフに刻んだキスマークと同じ位置に。


──ぷはぁっ……♡


「これで……終わり♡」


──くちゅり……♡


唇を離すと同時にライザの口から生暖かい吐息が漏れた。

粘度の高い唾液が糸を引いており、それが竿に張り付き濡らしていく。


そして残ったのは三つのキスマーク。

左右の睾丸と竿の根本の合計三箇所に付いたライザの唇の形をしたもの。


「ん~……♡ かわい~……♡ 似合ってるよ~レオ君……♡」

「ぁ……♡ あ……っっ♡♡♡」


満足そうに笑ったライザが、ラルフにつけたキスマークに振りかけたミストをレオにも振りかける。

ミスト自体は水分であるがゆえに汗で流れやすい。

しかしこのミストは、水分を除去し、口紅の粘着力を強める効果を有していた。

これにより唇型の跡が皮膚の奥深くに刻み込まれてしまうのだ。

こうして皮膚に刻まれた印は通常の洗浄方法では落ちることがない。

それだけならまだましだった。

実はこの時ライザは気づいていなかったのだが、こうして定着させられたキスマークは『じんじん♡』と熱を持っていた。

それはまるで、ライザの唇がずっとそこに吸い付いているかのような感覚だった。


「あ"……♡ あ"……っっ♡♡♡」


レオはその違和感を感じ取っていた。

根本から広がっていくのは、常に唇によって口づけされているような感覚。

それに呼応して皮の先端が『ぴくぴく♡』と跳ねるが、当然射精には至らない。

気持ちのいい感覚が、『ぐつぐつ♡』と体の中心を煮詰めていく。

少年の身体は完全に混乱し始めていた。

頭を掻きむしりたくなるようなもどかしさ。


「これで、お父様と同じ……♡ レオ君も、セックスどころか射精までできなくなっちゃったね~……♡」

「うぅ……っ♡ な、なんで……っっ♡♡♡」


ライザのセリフの意味を、少年はすぐに理解できなかった。

そもそも彼はセックスの意味すらよく分かっていないのだ。

しかしながら射精ができなくなるという言葉は聞き捨てならないものだったようで、信じられないといった表情を浮かべる。


「ま、まさかそんなことがあるはずありません……っっ♡♡♡ でますっっ♡♡♡ でるぅ……ッッ♡♡♡」


慌てて腰を突き出し尿道の中を何かが駆け上がるような快感に身を任せようとするが……状況は何一つ変わらない。


「う"ぅ……♡♡♡ なんでっっ♡♡♡ なんでっっ♡♡♡ なんでっっ♡♡♡」

「だぁめ♡ レオ君は当分の間、射精出来ない身体になっちゃったんだよ~♡」


『試してみる?♡』と囁いたライザが少年の陰茎を撫でていく。

亀頭に被った皮越しに触れるか触れないか程度のソフトタッチ。

カリ首に沿うように指先で撫で、鈴口のあると思しき箇所を爪がくすぐり、かと思えば手のひら全体を使って握り込む。

睾丸を揉みこむような動作も挟んでから、手の中で見えなくなった竿を『ぎゅむぎゅむ♡』と捏ね回してやれば、すぐに少年の腰が跳ね上がった。


「あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡♡ でるっっ♡♡♡ でるぅぅぅっっ♡♡♡」


──ビクンッ……♡ ビクンッ……♡♡


「あはっ♡ 出ないね~♡」


もちろんそんな簡単に射精できるはずもなく、空撃ちを繰り返すだけに終わった少年の痴態を嘲笑するように、ライザは『にやにや♡』といやらしい笑みを浮かべてから手を離す。


「い、今のは違うんですっっ♡♡♡ もう一度っっ♡♡♡ もういちどすればぁぁぁぁ……っっ♡♡♡ あ"あ"あ"っっ♡♡♡」

「え~? じゃあもっとしてあげようか~?♡ 今度はコレでだけど……♡」


ニヤついたまま、ライザが取り出したのは指の輪っか。

OKサインのように、親指と人差し指をくっつければ指の間には環状の隙間が出来上がる。

そして隙間を絞り、ペニスが通るかどうかギリギリの直径に。

しかしその状態では、いくら少年の竿といえどもちろん入るはずもなく。

だからこそ、ライザは──。


「んれぇ……れろぉ……じゅる……♡」


指の輪の隙間にライザの長い舌がねじ込まれて『ぬるり♡』と這っていく。

小さな小さな円の中で、唾液を塗りたくるように一周する舌の動きに合わせて、舌を扱くようにライザは指の輪っかを前後させた。

そして最後に唾液にまみれた指の輪っかを見せつけながら、微笑んだ。


「コレを……レオ君のおちんちんの先っぽにねじ込んで擦ってあげたら……♡」


狭い輪の隙間に通すためにライザの唾液でコーティングされたソレ。

まるで蛇のようにうねうねと動く舌で充分に愛撫されてしまったソレ。

『準備万端♡』と言わんばかりに笑みを深めたライザが、指の隙間を少年の先端へとあてがった。


──ぬちゅっ……♡


「あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡ あ"あ"あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡」


待ち望んでいた快感が迸る。

不規則な径の竿が、これまた不規則で歪な形をした指の輪の狭い穴を無理やりこじ開けて挿入していくことで生まれる快感。

そして亀頭が隙間を通り抜けた次の瞬間には、カリの段差──最もくびれた部分──にライザの指が絡みついた。


「あ"あ"っっ♡♡♡ でるっっ♡♡♡ でるぅぅっっ♡♡♡」


それは幼茎にとってはあまりにも無慈悲な責めであった。

まるで少女の秘裂を犯しているかのように錯覚させる圧迫感と締め付けの強さで、少年の未熟なカリの溝を責め上げて。

あまりの快感に腰を引こうとするも、くぼみに食い込んだ指がそれを許さない。

そんな状態でライザは、包皮越しのカリを締め付ける指の輪を器用に動かし、『くちゅくちゅ♡』と裏筋を集中的にさすり上げた。


「あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡ いやぁぁっっ♡♡♡」


──びくんっ……♡♡♡


指の輪が少年から精を搾り取ろうとするが、勿論包皮の先からは何も出てこない。

ただ皮に包まれた先端部が激しく脈打つだけ。

射精寸前の状態のまま延々と焦らされ続けているかのように感じられた。


──くちゅ……♡ くちゅ……♡


「あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡♡」


ライザは『くすくす♡』と嗤いながら指の輪での抽送運動を開始する。 


──ちゅこ……♡ ちゅこ……♡


「あ"っ♡ あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡♡」


指の輪は幼茎の根本から亀頭にかけてをゆっくりと、時間をかけて滑っていく。

細く頼りない幹に、ライザの指の感触を刻み込むように。

指の腹の段差で締め付け、その柔らかさで圧迫し、指の角度を変えることで強弱をつけ、決して快感に慣れぬように。

幼い竿にしてみてはあまりにも不相応な、男の欲を刺激する術に長けた悪女──ライザによる執拗なまでの愛撫。


──ちゅこ……♡ ちゅこ……♡


「あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡♡ でるっっ♡♡♡ でちゃいますぅぅっっ♡♡♡」


──びくんっ……♡ びくんっ……♡


しかし、出ない。

何度目かの空撃ち。

だけれどもライザの指は止まらない。


──くちゅ……♡ くちゅ……♡ くちゅ……♡ くちゅ……♡


「あ"あ"っっ♡♡♡ あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡」


指の輪が通過するたびに、快感が脳天まで駆け抜ける。

その感覚が連続で続くと頭の奥が痺れていくような錯覚に陥った。

頭の奥にモヤがかかり意識が朦朧としてくると同時に、得も言われぬ切なさが湧き上がり腰が勝手に持ち上がって痙攣する。

だがしかし射精には至らない。

射精欲ばかりが募っていくという拷問にも等しい仕打ち。

それがライザの指によって行われているのだ。

たったの二本の指が少年の精神を蝕み、搾り上げていく。


「ふふっ♡ 出したい……?♡ おちんちんから『ぴゅっぴゅ~~♡』って射精したい……?♡ 『ぴゅっぴゅ~……♡』って♡」


──ずちゅっ♡ くちゅっ♡ ずちゅっ♡ ぬちっ♡


竿に語りかけるライザの甘い声が脳を溶かす。

少年の頭はライザによって支配されつつあった。

快楽と欲望で塗り潰されて、性の虜へと変えられていく。

ライザの愛撫が、竿を往復する指の輪が、少年の意識を捻じ曲げていく。

彼女が思うがままの操り人形へと。

自分の意志など存在せず、ただ快楽を享受するだけの存在へと。



──ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ずちゅっ♡


「う"あ"っ♡ あ"っ♡ あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡♡」


いつの間にか、レオの顔は天井を向き、カエルの脚のように折れ曲がった脚を両手で押さえつけるようにして下半身を積極的にライザに晒していた。

ライザの指技に踊らされた末の、みっともないポーズ。


「ほら~? 出してみて?♡ せーし『ぴゅっぴゅっ♡』って♡ できるんじゃないの~?♡」

「あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡♡ あ"あ"あ"っっ♡♡♡♡♡♡」


──びくんっ♡ びくんっ♡ びくんっ♡♡♡


「あ~あ~♡ かわいそ~……♡ やっぱ射精できないんだ~……♡ ね?」


更にライザは男性の弱点──睾丸へと手を伸ばす。


「ほ~ら……♡ せっかく精液作ったのに出せないんだよ~?♡ ここで作っておいて~……♡ 中身がどんどん溜まって膨らんで……♡ 出せなくて、出せなくて……♡ 溜まって、溜まって……♡」


──くにっ♡ もみもみ……♡


ライザの五本の指が陰嚢を弄ぶ。

指の腹で包み込むように撫で擦り、爪を立てて溝を引っ掻き回し、掌全体でゆっくりと持ち上げてやる。

ライザの客が口を揃えて『極上の性感マッサージ』と称した手管で睾丸を愛撫されれば、少年の体全体が『びくんっ♡』と跳ね上がった。

その動きを面白がるように指の輪も竿を刺激する。


──ずちゅっ♡ ぬちゅっ♡ くちゅっ♡ くちゅっ♡


「あ"っ♡ あ"あ"っっ♡♡♡ あ"あ"あ"っっ♡♡♡」


何度も何度も腰を突き上げて絶頂する。

しかしその先に待っているのは空虚な解放感だけだ。

射精感はある。

しかし現実には精液が出ない。

何も出ないのに出そうとしてしまう矛盾。

そのジレンマがレオの心をさらに蝕んでいく。


「せーし工場をいじめられてるんだよ~?♡ 出したいんじゃないの~?♡ 『ぴゅっぴゅ~♡』って♡」


──ぐにっ♡ ぎゅむっ♡ ぐにっ♡ もみもみ……♡


「でるっっ♡♡♡ でるっっ♡♡♡ もれりゅっっっ♡♡♡」


──びくんっ♡ びくんっ♡


睾丸を揉み込む動きに合わせて腰が跳ね上がり、射精を伴わない絶頂を迎え続ける。

射精感だけが高まっていくにも関わらず放出できない辛さが脳の回路を焦がしてゆく。

明らかに少年の認知は歪み始めていた。


──ずちゅっ♡ くちゅっ♡ ずちゅっ♡ ぬちっ♡


「あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡ あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡」

「出せないんだよ~?♡ どんなに気持ち良くても……♡ だって射精禁止のキスマークつけられちゃったもんね~?♡」


──ずちゅっ♡ ぬちゅっ♡ くちゅっ♡ くちゅっ♡


「あ"ぁ……♡ あ"ぁ……♡」

「気持ちい〜?♡」


「気持ちいいっっ♡♡♡ もういやぁぁっっ♡♡♡ あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡」

「じゃ~あ……♡」


──きゅむっ♡


レオの答えを聞いたライザが『にやぁ……♡』と笑いながら指を止める。

指の輪っかを締めたまま、少年の竿から離さずに。

竿の表面とライザの指の裏が接している感覚。

それだけなのに少年の身体は反応し、腰を突き上げることを止められなかった。


「あ"っ♡ あ"っ♡ あ"っ♡」

「も~っと気持ちよくしてあげるね~?♡」


嫌な予感がした。

首をもたげた少年がライザへと視線を向けると同時、ライザの指がついに陰茎から完全に離れていた。

唾液とレオの出した粘液にまみれた指の輪が去り、空気中の温度との差を感じると、心細さが先立ち思わず腰を揺すって指を誘おうとする。

しかしライザの指は戻ってこない。

戻ってきたのは違うモノだった。


「……はむっ♡」


──ぬちゃっ♡


沈められた。

それも一息に。


「あ"っ……♡ あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡」


口の中。

竿に纏わりつく粘膜。

温かく熟れた熱に包み込まれ、じっくりと溶かされるような心地。


少年は蕩けた瞳でライザを見つめることしかできない。

もう十分すぎるほどに体に刻み込まれた快楽が身体を支配する。

抗えない。

抵抗などできない。

それどころか、もっと与えて欲しい、めちゃくちゃにされたいとさえ思っている自分がいることに気づいてしまう。

その思考自体がすでにライザの手の中だということにも気づかず、レオはライザに捕らわれて堕落の道を歩み始める。


ライザはわざと音を立てて、啜り上げ始めた。


──ぢゅるっ……♡ ぢゅぽっ……♡ ぢゅぅぅ……♡


「あ"あ"っっ♡♡♡」


視界の端に映ったライザが、口元にいっそういやらしい弧を描く。

獲物を見つけた時の猛獣のような鋭い眼光で少年を捕らえながら、はち切れんばかりのペニスを『ぢゅぅぅ……♡』と吸引する。


──ずぞぞっ……♡ じゅぽっ♡ れろっ♡ ずちゅっ♡


ライザの口淫。

本来であれば、即座に絶頂し、精液を根こそぎ吸い上げられ、それでもまだ足りぬとばかりに尿道に残った僅かな残滓までも吸い出されてしまうであろう強烈なもの。

しかし射精禁止のキスマークを刻まれた今のレオは、ただひたすらに続く拷問にも似た快楽のみを受け続け、狂い悶えるしかなかった。


ライザが舌先を動かす度に包皮の中の亀頭が痺れるように疼く。


──ぬる……♡ にゅる……♡ じゅぷっ……♡ じゅぽ……♡


「あ"っ♡ あ"っ♡ あ"っ♡」

「んぶっ♡ んぶっ♡ んぶっ♡」


ライザの頬がへこんでいるのが見えた。

下品にも鼻の穴が拡がり、鼻息が下腹部を撫でていく。


吸われている。


精液を無理やり吸い取られようとしている。

しかし、睾丸から昇り詰めてきた何かはキスマークの位置で霧散して、代わりに先端からはトロトロの透明な汁と小さな気泡とが噴き出していく。

そしてそのすっきりしない感覚は到底射精とは程遠く、それどころか──。


──くぽっ♡ くぽっ♡ ぐぽっ♡ ぐぷっ♡


「あ"あ"あ"あ"っっ♡♡♡」


尿道の粘膜を内側から削り取るような暴力的な快感の連続。

睾丸から迫り上がる快感に、快感がぶつかり合う不快感。

睾丸を起点に射精欲求が昇ってきては出口を塞がれ押し戻され、それが休みなく繰り返されて快感が幾重にも積み重ねられていく。


「んふふ……♡」


──ぢゅるるるるる……♡♡♡ れろれろれろぉぉぉ~~~……♡♡♡


「ん"っ♡ ぉ"っ♡ ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッッ♡♡♡」


ライザの長い舌が、包皮越しの亀頭を嫐りはじめた。

尖った舌先が巧みに動き、竿の表面の凹凸のひとつひとつをくまなく丁寧に舐め擦っていったかと思うと、今度はふわふわの舌の腹が竿の根元から先端にかけてをじっくりと往復すれば、その熱と柔らかさで舐め溶かされるようだった。


──れろっ……♡ ぢゅぷっ……♡ れぇぇぇぇ~~~……♡♡♡


「あ"っ……♡ あ"っ……♡♡ あ"あ"っ……♡♡♡」


繊細に動く舌。

ペニスの表面を覆う膜を一枚一枚丁寧に剥がすように。

皮に守られているはずの小さな竿の神経が、口の中の熱と柔らかな舌の動きとで剥き出しにされていく。

粘液を纏った舌が行き交うたびに快感が伝播し、背筋を『ぞわぞわ♡』と甘く疼かせる。


──くぽっ……♡ ぐぽっ……♡ ぢゅぽっ……♡ ぢゅぅぅぅ……♡


「ん"っ♡ ぉ"っ♡ ぉ"~~~~~~ッッ♡♡♡」


竿を口内に含んだままライザの顔が、ゆっくりと上下に動き始めた。

口内の粘膜の海から少年の陰茎が掘り起こされて現れ、再び飲み込まれては引きずり出され、また飲み込まれていく。

その繰り返し。

『ぐぽっ♡』と音を鳴らして唇が腰元から剥離してはすぐさま『ぶちゅんっ♡』と密着する音が何度も何度も響き渡る。


「ぢゅっ♡ ぢゅぅぅ……♡ はぷっ♡ ぢゅぅぅ……♡」


──ずちゅっ♡ ぐぽっ♡ ぶぼっ♡ ぶぢゅるるぅ……♡


「ん"ぉ"ぉ"ぉ"っっ♡♡♡」


少年の悲鳴など意に介さない激しさで頭が振られ、腰が浮いて跳ねて暴れようとも執拗に咥え込まれる。

少年の細い腰がライザの両手に掴まれ、ライザの方へと引き寄せられてしまい逃れることすらできない状況で責め続けられればひとたまりもなかった。

少年は今まさに蹂躙され尽くしている真っ最中なのだ。

脳の回路がぷちぷちと焼き切れていく。

何も考えられない。

ただひたすらに下半身から込み上げてくる射精欲求に溺れていくしかなかった。


「お"お"ッッ♡♡♡」

「んっ……♡ んっ……♡」


──ぐぽっ♡ ぐぽっ♡ ぶぼっ♡ ぶぼっ♡


………


「──んはぁ……♡」


ライザは本気で精を搾り取ろうとした。

ライザは本気で精を吸い上げてやろうと思っていた。

しかし、ライザのテクニックを駆使しても、少年のペニスから白濁が溢れることはなかった。

それは件の口紅の噂が真実であることの証左だった。


「ひっ……♡♡♡ ぁ……♡♡♡ ひぅ……♡♡♡」


一方でライザの本気口淫に晒された少年は、脱力しきった身体をシーツに預けていた。

口の端から溢れだす涎の存在も忘れ去るほどの余韻に浸りきっているレオ。

焦点の合っていない瞳からはとろんと熱のこもった視線が流され、半開きの口元からは赤い舌が覗いていた。

射精をすることができないにも関わらず、その快楽は射精のそれを遥かに凌駕しており、レオは言葉にならない喘ぎを漏らしながら身をよじっていた。


「ん~……♡」


そんな少年に、ライザは忍び寄る。

四つん這いのまま、レオの足元から頭の方へと這いずっていった。

少年はといえば、そんなライザの行動にも気づかないまま虚空を見つめているばかりで抵抗も見せない。

ライザはそんな少年の顔を跨ぐようにして膝立ちになると──。


──どすっ……♡


あろうことか、腰を降ろした。

少年の顔面に、尻を押し付けるようにして。

勿論下着は履いているものの、その薄い布一枚程度──それも極小布面積のTバック──ではライザの臀部から伝わる熱気は遮ることなど当然できず、豊満なヒップラインの柔らかさと温もりを直に伝えてしまう。

少年はそれでも尚、快楽の余韻に浸っていた。


「ん"っ……♡」

「ねぇ~……?♡」


──むち……♡ くちゅ……♡ ぬちゅ……♡


少年の顔の上に覆いかぶさるようにして腰を擦りつけるライザの体重がかかってもなお起き上がろうとしない少年は完全に放心状態。


──ぬちゃ……♡


それをいいことにライザは下着越しの秘部を少年の顔に押し付け、腰をくねらせて擦り付け始めたのだ。


「んっ……♡ はぁ……♡」


日課のオナニー。

それを今宵は名門貴族の嫡男であるレオの顔を使って敢行しようというのである。


──くちゅっ……♡ ぬちゅっ……♡


「んっ……♡ 普通、こんな贅沢なことっ……♡ できない、ッ♡ もん、ね……ッ♡」


贅沢なこと……もちろんライザの中にも、有名貴族の嫡男を誑かして自らのオナニーの道具として使うことに多少の罪悪感はある。

しかし、レオを性的に喰らい尽くすと決めてからというもの、『これでいいのだ』と言う謎の自信が芽生えており、自身の肉欲を満たす行為に対して一切の抵抗感を覚えていなかった。

レオは自分の奴隷となり、絶対に逃げ出すことはないのだから、好き放題都合よく使ってやらねば、むしろ失礼というもの──そんな邪な思考がライザの根底に存在していた。

今まさに彼女の秘部に敷かれているのは名家の血を引いた将来有望な若き青年であるにも関わらず、だ。


もはや倫理観など欠片も持ち合わせていない彼女にとって、ライザの嗜虐心を満たしてくれるレオの存在など玩具以上の価値はなく、自分の快楽のために利用するのは至極当然のことだったのである。


「んっ……♡ ふっ……♡ んんっ……♡」


──ぬちゅっ……♡ くちゅっ……♡


腰を前後に揺すり、自らの局部を少年の鼻頭に押しつけるようにして刺激する。


──ぐにゅ……♡ むち……♡ ぐにゅ……♡


「はぁ……♡ んっ……♡ んんっ……♡ これ……♡ やばい……♡」


ライザは今まで知らなかった。

女を知らない童貞の少年が、女という生き物に憧れを抱きながら悶え苦しむその様子を見て嗜虐心を煽られるとは。


──ぐりっ……♡ ぐりぐり……♡


「あんっ……♡ これ、めっちゃ……♡ 気持ちいい……ッ♡ かも……♡」


ライザはうっとりと目を細めて腰をくねらせながら呟いた。

少年の顔の感触を確かめるかのように何度も何度もヒップラインを擦り付け、その度に『ぬちぬち♡』と淫靡な水音が響き渡る。


──ずりっ……♡ ずりっ……♡


一方でレオの方はたまらない。

ただでさえ巨大で大質量のヒップに真正面から圧迫され息苦しさを覚えているというのに、ライザの下半身一帯には秘所から滲み出た愛蜜の芳しい匂いが漂い始めていたのだ。

それが鼻腔を通じて肺胞へと結びつき、体内の隅々へと染み渡っていき……。

いくら性知識に疎いとはいえレオもまた男であり、鼻腔いっぱいに広がる淫蕩な香りには本能的に興奮を禁じ得なかった。

少年の鼓動が早まり頬が紅潮していき、呼吸が荒くなっていく。


──どちゅ……♡


少年が目を覚ましたことに気づいたのかはわからないが、ライザは腰使いを変えた。


「んっ……♡ んぅっ……っ♡ あっ……♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」


──ばちゅっ……♡ ばちゅんっ♡ ばちゅんっ♡ ばちゅんっ♡


前後から上下へ。

まるで肉棒に打ち付けるようなリズミカルな音が鳴り響いて止まず、膣口から溢れ出る蜜液がライザのデカ尻の下で押し潰されているレオの顔をべったりと汚していく。

ライザの腰が激しく揺れ動く度に大きな尻たぶが波打つように弾み、そのたびに少年の端正な顔立ちを変形させるほどの圧力がかかるのだ。

最早ライザにとってはこの行為自体が快感となっており、鼻息を荒くして一心不乱に腰を振り続けていた。

顔騎と呼ばれる行為はライザの性欲を満たすためのものであると同時に、彼女が求めていた新たな快感への扉を開く。


──ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡


ライザはライザで既に限界が近いようで、膣肉を収縮させて竿の存在しない膣内を締め付けることでより深い快楽を求め始めていた。

それは同時に腰の動きを加速させることに繋がり、結果としてライザの喘ぎ声も大きくなっていく。

それに比例してレオの鼻先を覆う柔肉が激しく揺さぶられることとなり、彼はただただ呼吸困難に陥るだけとなってしまっていた。

必死に口を開いて酸素を取り込もうとするものの、そこには当然ライザの秘部しかなく、むしろ逆効果となってしまう結果に。


そんな少年の悲痛な思いを汲み取ったのか、ライザは腿肉の下で少年の顔を覆い尽くすように、ぴったりと脚を閉じてしまう。

腿肉を震わせる少年のくぐもった叫び声が、振動の波となって秘部を刺激する度にライザはぞくぞくとした悦びを感じずにはいられなかった。

それは自分の方が上位の存在であるという確信から来る愉悦であり、ライザの心を支配していく毒にも等しい感情。


──ぴく……♡ ぴく……♡



「んっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」


──びくんっ……♡♡♡


ついに絶頂を迎えた。

身体中を巡る血液が沸騰したように熱くなり全身が紅潮する。

頭の中では『ぱちぱち』と火花が散るような感覚があり、視界の端が白く霞んで見えなくなってくる。呼吸も荒くなり心臓が激しく脈打ち始める。

膣内が激しく痙攣を起こし収縮と伸長を繰り返しているのがわかった。

陰核を中心として甘美な刺激が背骨を伝い脳髄へと駆け抜けていく。

子宮の奥で何かが弾け飛んだ。


「これっ……♡ いぃ……♡♡」


ライザは腰を小刻みに震わせながらゆっくりと息を整えていく。

快楽の余韻に浸りながら満足げな表情を浮かべている様子は娼婦顔負けの妖艶さで、それでいてどこか少女らしい無邪気さを残しているのがなんともアンバランスだった。

汗で額に張り付いた髪の毛を払い除ける姿も色っぽい。

顔面騎乗で絶頂を迎えるという非日常的な行為による高揚感もあってか、珍しく頬を紅潮させ瞳を潤ませていて。

それはそれは艶やかなものであった。


そんな彼女が口を開く。


「レオくぅん……♡」


小さく呟いたライザがレオの頭を撫でた。

まるで母親が我が子にするような慈愛に満ちた仕草。

しかしその直後、その表情が一変する。

先程までの優しげな雰囲気は消え去り、代わりに浮かび上がったのは嗜虐心に満ちた笑み。

太腿の隙間から少年の顔を覗き込みながら、口の中をモゴモゴと動かして。


──べぇ……♡


舌を出した。

真っ赤に染まった舌先から透明な雫が滴り落ちてくる。


──ぴちょん……♡ ぬちゃっ……♡


シルクの糸を引くように粘ついた唾液が、レオの口目掛けて垂れ落ちていく。

顔の上に馬乗りになったライザがレオの頭を押さえ込んで固定し、まるで強制的な餌付けをするように。


──びちょっ……♡ ぬちゃっ……♡


少年の小さな唇に濃厚な唾液が注ぎ込まれていく。

ライザの口から垂れ流される大量の唾液は止まることなく落ち続け、次第に口の中を満たしていく。


「ふふっ……♡ 飲み込まないと、溺れちゃうよ……?♡」

「んぐぅぅっ!!」


──ごくっ……♡


「んふふっ……♡ そうそう、そのまま全部飲んでね……♡ じゃないと窒息しちゃうかもね……♡ それともそのまま死んじゃう?♡ あたしは別に構わないけど♡」


──ごくん……♡


それはのよう甘露だった。

今までに飲んだことのない濃厚で美味な液体。

砂糖と蜂蜜を煮詰めてジャムにしたかのような、凝縮された甘さ。

喉越しも滑らかでクセもなく、一口嚥下する毎に心地よい熱が腹の底に溜まっていくようだった。


しかし、それは同時に毒でもあった。

ライザリン・シュタウトという男を食い物にすることにかけては希代の才能を誇る悪女から分泌される体液が、男性にとって良薬になり得るはずがなかった。

事実その作用を裏付けるように、ライザの体液を体の中に取り込んだ男性の面々は皆一様に精神を病み、生涯を肉欲で狂わせられることとなるのだが……それはまだ先の話。

ともあれ今は、男という存在を快楽でねじ伏せるという目的において、ライザの唾液はこれ以上無いほどの劇薬となっていることは確かであった。


「んぁ……♡ ぁ……♡」

「んふふ……♡」


──くちゅ……♡ ごくっ……♡ とろぉ……♡


喉が熱い。

ライザの唾液が少年の食道を通り抜け胃に到達する。

胃の中に注がれた異物に対する防御反応からか腹がゴロゴロと低く唸った。

胃液の分泌量が増えたようで、徐々に熱を持ち始めていた。

そしてそれは当然少年の体内で変化をもたらしていた。

血管を通じて全身へと運ばれ、細胞の一つ一つに浸透していく毒。

神経細胞を通じて脳へと伝わり多幸感を与える麻薬のような効果を持つそれにより、少年の身体はかっかし始めていた。

特に下半身の一点は凄まじい勢いで肥大化を始め、内側から焼け付くような痛みを覚えていた。

例えるならばそう、まるで火傷したかのようにヒリヒリと、しかし決して熱いわけではない不思議な感覚。


「み〜んなこうなっちゃうんだよね〜……あたしのツバ飲むと……♡」


ライザが右足を掲げる。

下半身の下敷きになった少年のことなど気にも留めず、その視線は限界を超えて肥大化した肉棒に──飽くまで『年齢の割には』という文言を付け加えておく──注がれていた。


「頭が高いなぁ〜……♡」


満足げに口角を吊り上げ、小さく呟いたライザの足がゆっくりと下降し始める。

それはまるで、神罰を告げる女神のようだった。


──ひくり……♡


少年の奥底に眠る本能がそうさせたのか。

足の裏が迫るにつれ、許しを乞うように少年のペニスが小さく痙攣する。

その反応に気を良くしたか、ライザはほんの少しだけペニスへの接触を遅らせた。

その行動を理解したのかしていないのか、はたまた偶然の産物か……いずれにせよ少年のペニスは確かに『ぴくっ♡』と喜びを示していた。


──ぺたっ……♡


「あぁ……♡♡♡」


皮の被った先端に、まず押し当てられたのは土踏まずだった。

ライザが少し足に力を込めていけば、真っ白で魅惑的なカーブを描いた部位に沿って少年のペニスが徐々に押し潰されていく。

精一杯背伸びした幼茎が足の下へと組み敷かれていくその光景は、異教徒として捕らえられた者が敬虔なる信徒へと改宗される過程を見ているかのようで。


──ぐぐぐ……♡


そのままライザが足の重心を前へと傾けていけば、それは穏やかな曲線ではなく次第に急峻な斜面へと変貌する。

ライザの足の形状に完全に合わせて湾曲させられた哀れな肉茎は、逃げ場を失ったことでより強い圧迫感を覚えていた。

やがて踵が裏筋へと乗せられた時点で終着点へと到達する。

レオのお腹とライザの足の裏とが水平になった今尚、レオのそれは天を向こうと微動を繰り返しているものの、完全に停止した足裏の下にて無駄なあがきをしているにすぎなかった。

そそり立っていた肉塔は、今やライザの足を支える肉でできた土台へと成り下がっていた。

もはやただの足置きでしかない。


「あたしの足よりも高い位置にちんぽがあるなんて、生意気なんだよね……♡」


──ぐにっ♡ ぐにぐにっ♡


「んんっ……♡ うっ……♡」


ライザはそう言って、まるで埃でも払うかのような気軽さで足の先を揺さぶり始める。

足の裏全体を使って竿を踏み締めてやれば、幼い肉棒は容易く負けて『ぴくん♡』と震えた。

土踏まずを中心にほんの僅かに足に力を込めただけでこれなのだ。

ライザは足の裏で、レオのペニスが歓喜に打ち震えていることをつぶさに感じ取っていた。


「かわいそうに……♡」

「あ"ぁ……っ♡ あ"ぁ……っ♡」


哀れみと侮蔑の篭ったライザの眼差しと声がレオを苦しめる。

ライザはただ足を置いただけのつもりだが、レオにとってはまさに天国だった。

柔らかく湿った足の裏に押し潰されるペニスは痛みを訴えかけていたが、それ以上の多幸感が押し寄せていたのだ。


ライザはそれを悟っていながらも知らぬふりを決め込んで、ゆっくりと前後に足を滑らせ始めた。

土踏まずから踵まで、足の裏全面を使って踏み締めながら。


──ぐにぐに……♡


「んぁぁ……♡ あぁぁ……♡♡」


ライザの足の下で小刻みに震えるペニス。

痛みすらも甘受するほどに敏感となった神経はライザの足の裏に全ての意識を集中させてしまっているのか、レオは口元から涎を垂らし、惚けた表情でライザの腿肉の隙間から天井を見上げるばかりだ。

そんな彼の無様な姿を眺めつつ、ライザは満足そうに笑う。


「こんな歳なのに、ちんぽのせいでこれからの人生狂っちゃったね〜……♡」



──ぐりっ♡ ぐりぐり……♡


「あははっ♡ 必死に押し返そうとしてくるけど全部無駄……。そんなちっぽけな抵抗じゃ足裏様はびくともしないよ? それとも、押し返そうとするほど強く踏みつけてもらえるから嬉しいの?」


──ぎゅむぅぅぅ……♡


「また跳ねた……♡ 惨めだね、本当は女を喜ばせて孕ませるためのちんちんなのに……♡ 女に屈服する為に存在してるみたいにヘコヘコヘコヘコ……♡」


──ぎゅむぅぅぅぅ……♡♡


「情けないね……♡ レオくんはまだまだこれからなのに、平民の女にちんぽ踏まれて人生終了♡ 将来有望だった貴族の息子さんは、ぽっと出の家庭教師を務めるただただ身体がエロいだけの女の足置き台として躾けられちゃいましたとさ……♡」


──ぐにっ♡ ぐにぐにっ♡


「どう? 改めて、自分より身分の低い女に大切なところいいように踏みにじられる気持ちは……♡ あぁ、ちんぽだけじゃなくて、確か頭も足置きにされちゃったんだっけ? どっちの方がきもちぃ? やっぱりちんぽ? でも頭踏まれてマゾイキしてたもんね。じゃあ両方かぁ……♡」


──ぎゅむっ……♡ びくぅ……♡


「あ、今またピクってした……♡ お前のちんぽは嬉しくてしょうがないみたいだよ? 足裏様に媚びるみたいにヒクヒクして……♡ 『足置きにされて嬉しいぃ~ん♡』って、ちんぽが悦んでる」


──ぐりっ♡ ぐりっ♡


「ね? 頭もちんぽも足様に踏まれて嬉しいね。女の子に虐められて頭バカになっちゃうね。でもそれが雄の本質……女に性欲支配されて、女の言いなりになって生きるのが雄の生きる道……わかる? これから先の人生ずっと……どんな人と結婚して何人の子供を作ろうとも……。あたしに頭とちんぽ踏まれて射精するのが一番幸せな時間だってこと、刻み込まれちゃってるんだって……♡」


──ぎゅむっ……♡ ぴくんっ♡ ぴくぴく……♡♡


「──ね? そう思うよね?♡」


──ぴくんっ……♡ びくんっ……♡


「そうだよ……♡ 毎晩毎晩毎晩毎晩……♡ 寝ても覚めても、足置きにされながらマゾイキすることで頭がいっぱいになっちゃうんだよ……♡ 毎朝おちんぽをビンビンに勃起させて、あたしの足に踏みにじられたいって考えてて……♡ 一日中あたしに虐められる妄想が止まらなくて……♡」


──ぐりっ……♡ ぐりっ……♡ ぐりぐり……♡


「そして夜になると待ちに待った時間がやってきて……♡ 足様に向かって土下座して、自分から頭を踏みやすい位置まで持っていくの……♡ ふふふ……♡」


──ぎゅむっ……♡ ぴくんっ……♡ ぴくぴく……♡♡


「あたしにちんぽ捧げた瞬間からもう手遅れ……♡ 頭踏まれてるだけで……ちんぽ足置きにされてるだけで、何度もイカされて頭おかしくなっちゃうマゾ快楽の虜……♡」


──ぎゅむぅぅ……♡♡


「あ~あ、人生終わっちゃったね……♡ でもマゾイキ止まらないね。あたしはただちんぽを足置きにしてるだけのなのに、なんでマゾイキしてるの……?」


──ぎゅむぅぅ……♡♡


「ほら、ちんぽ踏まれてマゾイキすると、頭の裏が『じーん』ってしてくる。頭も踏まれたくて、ちんぽも踏まれたくて、全身足様の下敷きにされて屈服したい願望に駆られちゃう。ちんぽは踏まれて気持ちいいのに、射精できないからおかしくなる。このどうしようもなさがいいよね。精液出したくても出せなくて……おちんちんの中をぐるぐるグルグル……精子が渦巻いて暴れまわる。でも出せない。頭おかしくなっちゃうくらいの射精欲求が、ちんぽの内部で渦巻いてる。あ~あ、かわいそ……♡」


──ぐりっ……♡ ぐりっ……♡ ぐりぐり……♡


「でもその苦しさも気持ちよさに変わっちゃってる。射精できない切なさがマゾイキに変わって……。ああ、お前って本当に救えないね。女の子の足で踏まれただけで理性とか全部溶かされちゃって『きもちぃぃ……♡ もっと踏んでぇ……♡』って感じちゃうんだもん。でもそれがマゾの正しい反応なんだよ? ……ああダメ……またマゾイキしちゃってる……♡」


──ぐりっ……♡ ぐりぐり……♡


「頭もチンポも踏まれてるだけで無限にイキ続けちゃう。イってもイっても全然収まらない。頭の中全部性欲に染まっちゃって、まともに考える能力なくなっちゃったね。しょうがないよね? マゾ貴族にはこれがお似合いなんだからさ……。性欲の前には身分も知性も関係ないんだよ? 性欲の前ではどんな賢い人もバカになる。ちんぽ操られてマゾイキ覚えさせられて、人生終わってても気付かない。マゾ快楽に夢中になっちゃうから……♡ ほらまたマゾイキ♡」


──ぎゅむぅぅ……♡♡♡


「あ~、きもちぃね。きもちよくて、きもちよくて……あたしの言うこと全部聞いちゃうようになったら、ぜんぶぜんぶ……忘れちゃうね。名前もおうちもどうでもよくなっちゃうね」


──ぎゅむぅぅ……♡♡♡


「あはは……♡ 絶頂癖がついて『びくんっ♡ びくんっ♡』ってさっきからずっと痙攣して、情けないおもらしみたいな汁がとめどなく溢れちゃってるね。おしっこでも出てんの? なわけないか……だって射精禁止のキスマーク塗られてるもんね♡ 『びゅ~びゅ~♡』する射精しようと一生懸命頑張ってるみたいだけど……ぜんぜん出ないね♡」


──ぴくぴく……♡♡♡ ぴくっ♡ ぴくっ♡


「はは……♡ まだ跳ねてる……♡ 射精禁止のキスマークつけられてちんぽおかしくなっちゃったね……♡ 『ぴくん♡ぴくん♡』って……♡ はは……♡ もうあたし無しじゃ生きていけないね」


──ぎゅむぅ……♡♡♡


「いいよ、こうしてお前の上に君臨し続けてあげる……♡ ずっと支配者で居続けてあげる……♡」


──ぎゅむぅ……♡♡♡


「ちんぽも頭もあたしのもの。ぜんぶぜんぶ、あたしの所有物。絶対に逃さないよ? 永遠にあたしの足置き。親子揃って一生あたしのペット。頭のてっぺんからつま先まであたしに征服されて……頭の中まで侵略されちゃって……♡ あはは……♡ これで全部完了。もう戻れない。戻りたくないでしょう? もっともっとあたしに従属したいよね。ほら言ってごらん? 『僕は永遠にライザ様のものです』って……♡」


──ぐりっ♡ ぐりっ♡ ぐりっ♡


「言ったらもう一生ちんぽのことも頭のことも諦められるよ? 全てがあたしの物。あたしの意のままに操られることができる。でも、今ならまだ間に合うよ? よく考えて答えてね」


──ぐにぐに……♡ ぐりっ♡ ぐりぐり……♡


「あ~あ……♡ 口がパクパクしてる……♡ 泣きそうな目で『助けてください……♡』って……♡ だけど、ほら? 足でちょっとちんぽ擦ってやったらもう涙なんか引っ込んじゃった。やっぱりお前はマゾなんだから……こういう扱いが嬉しいんでしょ?」


──ぐりっ♡ ぐりぐり……♡


「あたしの足置きになるって宣言しなよ。ほら? 言え」


──ぎゅむぅぅ……♡♡♡


「はぁ……♡ またイった。もういいよ。お前は一生あたしの所有物だから。ほら、もう一度聞くよ? 親子揃ってあたしの足置きになるよね?」


──ぎゅむぅぅ……♡♡♡


「そっか……♡ じゃあ、正式にあたしの足置きに格上げしてあげる」


──ぐりっ♡ ぐりっ♡ ぐりぐり……♡


「はいはい……ちゃんと聞いてるよ。わかってるってば……。ん……? ん~……♡ 射精はお預けに決まってんじゃん。お前がしていいのはマゾイキだけ……♡ 他の事はぜんぶだめ。頭の先からつま先まで全部あたしの物なんだから、当たり前でしょ? 」


──ぐりっ♡ ぐりぐり……♡


「あ~あ……♡ また腰ヘコしちゃって足裏様に媚びてる……。はいはい。しょうがないなぁ……」


──ぎゅむぅぅ……♡♡♡


「はは……♡ やっぱり射精したかった? 残念でした。お前の権利はぜんぶあたしの手の中……いや、足の下か……まぁどっちにしてもお前の意思とか関係ないし♡ 良い子にしてたら射精させてあげるかもしれないけど……ね? ほら?」


──ぐりっ♡ ぐりぐり……♡


「マゾイキ癖ついて頭の中くらくらして何も考えられないね。あたしの言葉も届かないくらい足様に夢中だ」


──ぎゅむっ……♡ ぴくんっ♡ ぴくぴく……♡♡ びくぅッ♡♡


「あはは♡ 一生治らない癖、つけられちゃったね。ご愁傷さま♡」


──びくんッ♡ びくんッ♡


──ぎゅむっ……♡ ぴくぴく……♡♡ びくびくッ♡♡


「うんうん、幸せそうでよかった……♡ ところでね、今日はこのままあたしと同じベッドで眠ってもらうから♡ あたしと一緒に寝るのは初めてだよね? 今夜は特別……♡ 明日の朝までに何回マゾイキしちゃうかな~。ふふっ……楽しみだね♡ あたしはすやすやしちゃうけど、お前はきっと一睡もできないだろうね♡ あ~あ……♡ かわいそ……♡」


………

……

…

##P6 眠るライザの身体の下で♡@ライザの無意識下の責め、フェロモン責め、太ももコキ、マゾイキ、目覚めたライザ、ブレストスムーザー、目覚めた状態で太ももコキ、絶頂許可


夜の静寂に包まれた寝室で、ライザの規則的な寝息がレオの耳元に響いていた。

うつ伏せに眠っている彼女の全身が仰向けの少年に覆いかぶさり、その体温がレオの体と混ざり合うように温かさを伝えてくる。

まるで蛇のように絡みつくライザの四肢は無意識にもレオを囚え、彼の自由を奪っていた。


──すやすや……♡ すー……♡ すぅ……♡


ライザの吐息がレオの頬を撫でるたびに、彼女の体臭――花と甘い果実を思わせる誘惑的な香りが鼻腔をくすぐった。

香水ではなくライザ自身から溢れる天然のフェロモンは、年若いレオには強烈過ぎる。

ただ呼吸をするだけで意識が酩酊状態になりそうな危険な香り。


レオの股間はライザのむっちりした太ももに挟まれていた。

ふくらはぎから繋がる扇情的な脚線美は美しい彫刻のようでいて、触れた瞬間に肉感的な柔らかさに変わる矛盾を孕んでいる。


──むちぃッ……♡


両側から圧迫された太ももの内側は瑞々しくしっとりとした肌触り。

その柔らかい脂肪の塊がレオの未熟な性器を包み込み、まるで二枚貝が獲物を捕らえるかのごとくしっかりとホールドしていた。


──ぴくん……♡


「ん……っ♡」


レオは声を抑えようと努めたが、狭い空間内で拘束されている身では逃げることも叶わず。

ライザの下半身がほんの少し動くだけで太ももの筋肉が微妙な凹凸を作り出し、その隙間で少年のペニスは揉みしだかれるように刺激される。


──ぐにゅ……♡ ぐにゅ……♡


「はぁ……っ♡」


ライザが寝返りを打とうとした拍子に太ももの位置が変わり、これまで以上に強く挟み込まれる。

少年のペニスはライザの右太ももと左太もものちょうど境界線――鼠径部付近の窪みに納まるような形となり、さらに締め付けが増した。


──ぎゅむぅ……♡


「ぅぁ……っ♡」


ライザの眠りは深く、このような無意識な行為でどれだけレオを悶えさせていようとも全く気づいてはくれなかった。

彼女の体がまるで意志を持って蠢くかのように少年を責め立てる。


──ぎゅっ……♡ ぎゅぅぅ……♡


「ふぁ……っ♡」


ふくらはぎの筋肉が緊張し始め、それに連動して太ももにも力が入る。

圧迫されるという単純な物理的作用だけでも、射精欲求の塊となっているペニスにとっては致命的な刺激だった。

しかもライザの柔らかな肉壁の中でペニスは柔軟に形を変えることができず、圧迫の衝撃は一点に集中してしまう。


──ぴくっ♡ ぴくっ♡


「ぁぁ……っ♡ くっ……♡」


必死に耐えようとするもライザの肉体からの愛撫に抗えるはずもなく。

むしろ全身で感じるライザの体温と重み、そして太ももの感触こそがレオにとって最も深い絶頂を呼び起こす原因となりつつあった。


──むにゅり……♡


ライザが無意識に体を捩れば、むっちりした太ももの肉が緩やかに蠕動し始めた。

まるで別の生き物のように動くそれは少年の下半身を翻弄し、より激しい快感を与えようとしているかのよう。

時折もぞもぞと不規則に動き回るライザの脚は意図的にレオを嫐っているのではないかと疑ってしまうほどだが、当の本人は相変わらず安らかな寝息を立てている。


──ぎゅむぅ……♡ ぎゅむぅ……♡


「はぁ……っ♡ んっ……♡」


圧迫される力の加減は一定ではない。

ふくらはぎの弛緩と収縮が交互に訪れ、それに合わせて太ももの挟み具合も変化する。

時には鷲掴みにするように強く押し潰され、または包み込むように優しく柔肉で挟まれる。

どの動作がレオの快感の閾値を超えるものなのかライザには判断がつかないはずだったが、寝ている間も完璧に性感帯を探り当ててくるあたり、彼女の才能は天賦のものだった。

無防備な下半身を丸裸にした少年に対し女体による徹底的な性教育は、彼女が眠ったままでも行われるらしい。


──むにゅぅ……♡ ぐにゅっ……♡


「ひぅ……っ♡」


左右の太ももの間に埋もれたペニスが熱い。

ライザの体温が直に伝わる上に彼女の足がゆっくりと動き、それによってペニスはさらに刺激されていく。


「んっ……♡ ふぅ……っ♡」


──きゅむっ……♡ きゅむっ……♡


「あぁぁ……っ♡」


腰が勝手に動いてしまう。

もっと強い刺激が欲しいという欲望が膨れ上がりつつあった。

けれどもそれは許されない行為だとわかっている。

なぜならばそんなことをすればライザを起こしてしまう可能性が高いから。

寝る前にライザが漏らした一言が少年を苛んでいく。


『お前は今から抱き枕な♡ あぁ、そうそう、抱き枕は自分から動いたりしないから』


「っ……♡」


あの時は意味をあまり考えず簡単に承諾してしまったが、今になって後悔してももう遅い。

抱き枕になったレオは今ライザに全身を覆われて身動きが取れず。

さらには太ももの間で無防備になっているペニスを責められ続けていた。

そもそも抱き枕だと言う割に、入眠前にはライザも入念に少年の肉竿の位置を調整している辺り、すでに怪しかった。


「ふぅ……っ♡ ふぅ……っ♡」


──きゅむっ……♡ きゅむっ……♡


「くぁ……っ♡」


意識して息を殺していても吐息は漏れ出てしまう。

それは呼吸を繰り返す度に少しずつ大きくなりつつあった。

だがそれ以上に問題なのは彼女の腕力。


──むにゅっ……♡ ぎゅむっ……♡


「はぁ……っ♡」


両脇に回された手がレオを抱き寄せて離れず、胸板にはライザの柔らかな双丘が押し当てられていた。

乳房の柔らかさに加えライザの体熱が移った影響もあり熱い。

眠っているライザの無防備な肉体の柔らかさ。

目を開ければすぐそばにある綺麗な顔。


──むにゅり……♡ ぐにゅっ……♡


「あぁ……っ♡」


胸板だけでなく腰周りや肩辺りにも彼女の身体が当たり、少年を快楽の渦へと引きずり込もうとしていた。


──きゅむっ……♡ きゅむっ……♡


「っ……♡ あっ……♡」


少年のペニスを捉える太ももの圧迫が再び始まった。

彼女の足全体が上下左右に動けば太ももの内側がペニスの側面を擦りあげる。

硬くなった肉茎の根本に血流が流れ込み一気に膨張させようとするものの。


──ぴくっ……♡ ぴくっ……♡


「ふっ……♡ ぁ……っ♡」


太ももの圧の前に睾丸が精液を送り出す準備を始めるが、肝心の出口にはライザの唇型のマークが輝いており、そこから先はどうあっても精液が通過できなかった。

射精させられる期待とその寸止め感は快感を倍増させ脳髄に電撃的な信号を走らせてしまう。


──ぎゅむっ……♡ ぎゅむぅぅ……♡


「ぁ……っ♡ ひぅ……っ♡」


焦燥感と切迫感が高まるなかで少年は何とか我慢しようと歯を食いしばるも耐え難い快感に襲われ続けるばかり。


「んぁ……っ♡ もぉ……っ♡」


一度味わってしまうと、連続で襲いかかってくるのはわかっていた。

だからこそ少年は必死に我慢をしていた。

マゾイキをしないように。


──きゅむっ……♡ きゅむっ……♡


「ひっ……♡ あぁ……っ♡」


ライザの太ももが再度動き出すと同時にペニスから放たれる予兆があった。


──ぴくんっ……♡ びくんっ……♡


「ああっ……♡」


来る。

確実に来る。

これまでも何度となく襲ってきた激しいオーガズムの波が。

すぐそこまで来ている。


──ぐにゅっ……♡ ぐにゅっ……♡


「あっ……♡ あっ……♡ あっ……♡」


少年は息を止めた。

もはや眠気は吹き飛んでいた。

頭の中にあるのはただ一点。


来る。


──マゾイキだ。


ライザは寝ている。寝ている。寝ているんだ。

そう自分に言い聞かせつつも恐怖に震えた。

自分の意思に関係なく身体を蝕むこの快感。

ライザの柔肉を突き破ろうとするペニスの衝動と相反するかのように、ライザの体温が全身を包んでいく感覚。


──ぐにゅり……♡ ぐにゅり……♡


「あぁ……っ♡ あっ♡」


──マゾイキ。


それは少年にとって最も恐るべきものでありながら決して逃れることのできない罠のようなもの。

ライザの女体に全身を包み込まれながら、幼い竿を太ももで捕らわれて。

もはや逃れる術はなかった。


──ぐにゅり……♡ ぐにゅり……♡


「あぁぁ……っ♡」


──びくんっ♡ びくんっ♡


「ふぁ……っ♡」


腰が浮く。

背筋に走る震えと共に全身から汗が噴き出る。

視界が明滅するような激しい快楽。


マゾイキだ。


少年はマゾイキを迎えた。

ライザの太ももに捕らわれたペニスがひときわ大きく脈動し少年の身体が激しく痙攣する。

しかしその快楽の渦中にもかかわらず精液が出ることはなかった。

睾丸の中で煮詰まった粘性のある白濁液が行き場を失ったまま彷徨い続けているようだった。

ライザがつけた三つのマークが機能し続けていた。


──びくんっ……♡ びくんっ……♡


「はぁ……っ♡ はぁ……っ♡」


射精の快感とは異なる種類のオーガズム。

マゾイキとも呼ばれるそれは射精できないもどかしさを伴いながらも神経系を焼き切りそうなほど強烈なもの。

頭の中をライザ一色に染め上げていく官能の毒。

一度この手の快楽を知ってしまえば男はもう抜け出せなくなる。

少年の場合はすでに手遅れだった。

最初の頃は拒絶しようと努力していたものの今となっては完全に受け入れてしまっている始末だった。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「はぁ……っ♡ はぁ……っ♡」


まだ続く。

まだ終わらない。

このマゾイキは射精できないということ以外に特筆すべき点があった。


──ぐにゅっ……♡ ぐにゅっ……♡


「ふぁぁ……っ♡」


終わりが見えないこと。

通常であれば一回射精すればある程度の満足感を得られるところだが、射精を封じられた今の状態では全く違う話。

快楽の高まりを維持しながら延々と責めを受け続けなければならない。


──ぎゅむっ……♡ きゅむっ……♡


「ぁ……っ♡」


ライザの両足は少年をしっかりホールドしていた。


──むにゅり……♡ ぐにゅっ……♡


「はぁ……っ♡ はぁ……っ♡」


少年の痴態を嘲笑うかのように、ライザの体が更に密着してくる。


──ぐにゅり……♡ ぐにゅり……♡


「あぁぁ……っ♡」


一度マゾイキしてしまえば身体は敏感になりさらに次の波を受けやすくしてしまう。

そしてまた新しい波が訪れる。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「ふぁ……っ♡」


マゾイキ。


──びくんっ……♡ びくんっ……♡


「ぁぁぁ……っ♡」


次々と押し寄せてくるマゾイキの波。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「ふぁ……っ♡」


──びくんっ……♡ びくんっ……♡


「ぁぁ……っ♡」


──マゾイキ……♡ マゾイキ……♡ マゾイキ……♡


レオの喘ぎ声は誰の耳にも届くことなく闇に吸い込まれていった。

そう。

レオとライザの二人だけの空間の中で……。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「はぁ……っ♡ はぁ……っ♡」


マゾイキの嵐の中でレオは抗うすべもない。

ライザはただ抱きしめているだけだ。

ただ無邪気にレオを抱きしめているだけなのだ。

しかし、その体勢から少しでも身じろぎしようものならば即マゾイキという地獄。

一度マゾイキが始まってしまえば収まることはない。

絶え間ないマゾイキの嵐に飲み込まれて肉体が疲弊し、精神が摩耗していく。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「あぁぁ……っ♡」


射精が許されない状況においては耐えることも不可能だった。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「くぁ……っ♡ らいざ……せんせぇ……♡」


目の前にいる少女は誰よりも魅力的だった。

目を閉じていてもそれは変わらない。

むしろ目を瞑ることで触覚が鋭敏になり、彼女の温もりや肌の弾力まで鮮明に感じられるようになる。

ふくよかな乳房の谷間が顔面に押しつけられ呼吸ができなくなるという不幸が幸福にすり替わっていくのも時間の問題だろう。


──すやすや……♡


「……っ♡」


息をする度にライザの香りが肺に入ってくる。

それは嗅ぎ慣れたライザの匂いではなく、昼間とはまったく別の彼女だった。

ライザの衣服からはいつも甘くて爽やかな芳香が漂ってくることが多いが、今の彼女が纏っている匂いは全く違った。


──むわぁ……♡


「ふっ……♡ ぁ……っ♡」


ライザの素肌から香ってくる雌の匂い。

それはおそらくライザが纏っている天然由来の体臭なのだろう。

普段のライザからは絶対に感じられない色香。

清廉潔白な彼女のイメージとは裏腹にフェロモンを撒き散らすメスとしての本性を隠しもしない強烈な雌臭。

それはレオの思考能力を低下させ正常な判断力を奪っていく。


──むわぁ……♡ むわぁ……♡


「あぁ……っ♡ あっ……♡」


無防備すぎる格好で眠りにつく彼女の無自覚の誘惑。

もはやこれ以上ないほどにライザは露出していた。

薄布一枚程度では隠しきれない豊満な肢体を見せつけるように横たわっている。

当然、彼女の体臭を身に留めて置くための衣服などというものは存在せず、肌の表面から湧き出してくるフェロモンが部屋中に充満しはじめていた。


──びくっ……♡ ぴくんっ……♡


いい匂い。

いい匂いであるのは疑いようのない事実なのだが、彼女の匂いは落ち着くどころかオスを昂らせられる。

レオにとって危険すぎる存在。

そんな彼女の匂いを嗅ぐだけで勃起してしまうような性質はすぐにでも克服すべき弱点。


──びくんっ……♡ びくんっ……♡


「うっ……っ♡ あ"……っ♡」


マゾイキ。

じっとしているライザから湧き出すフェロモンがレオの脳に働きかけ理性を奪い取り淫獣と化させる。

ライザがレオに植え付けたイキ癖は射精を禁じられた状態であっても有効であり、むしろ過剰な興奮状態にある今のレオにとってそれは耐え難い誘惑。

このままだと間違いなく頭がおかしくなるだろうことは明白だった。


──すやすや……♡

──むにゅぅ……♡ ぎゅむぅ……♡


「あぁぁ……っ♡」


またもやマゾイキが始まる。

どうしようもないほどの快楽に脳髄が痺れる。

何も考えられなくなるくらい思考能力が失われる。

ただライザに抱きしめられているという事実だけが現実世界との唯一の接点でありそれ以外はすべて夢うつつの酩酊状態。


──むにゅり……♡ ぐにゅっ……♡


「ふぁぁ……っ♡」


太ももの感触がたまらない。

気持ちが良すぎて飛びかけた意識を、それ以上の快楽で叩き起こされる。

意識は常に極上の快感の沼から這い出すことができず、マゾイキが止め処なく続けられる。


──びくんっ♡ びくんっ♡ ぴくぴくっ♡


「ぁ……♡ あ……♡ もうっ♡」


レオは限界を感じていた。

呼吸をすることすらままならない。

ライザの身体が少し動くだけで彼女の匂いが充満し嗅覚を刺激してくる。

視界は暗闇の中、聴覚はライザの寝息に支配されていた。

残された触覚はもちろんライザの女体に肉棒ごと押し潰されて逃げ場はない。

つまり、五感すべてがライザに占拠されてそのような状態が数時間も続けば人間は壊れても仕方がないというもの。

少なくとも少年の場合はすでに精神が崩壊寸前であった。


──ぐにゅり……♡ ぐにゅり……♡


「ぁ……っ♡ あっ……♡」


──むにゅっ♡ きゅむっ♡


「はぁ……っ♡ もう……だめ……♡」


レオの弱々しい泣き言に対してライザからの返事が返ってくることはなかった。

代わりにあったのは下半身から迫り来る絶頂の気配だけ。

そしてそれに応えるように、優しく微動する太もも。

もっとも、少年に与えられる快楽は優しくもなんともないものであったが。


──びくんっ♡ びくんっ♡ ぴくぴくっ♡


「ああぁぁ……♡♡」


射精はなくただ空虚な絶頂を迎えるのみ。


──きゅむっ♡ きゅむっ♡


「あぅ……っ♡」


無意識下のライザの女体に蹂躙される。

少女の柔肌で全身を愛撫される幸福感の中で絶頂を迎え続ける。


──びくんっ♡ びくんっ♡ ぴくぴくっ♡


「あぁぁ……っ♡」


ライザが少しでも身じろぎすれば即マゾイキ。

ライザの吐息で顔面を蒸れさせられながら快楽の沼に沈んでいくだけ。


──きゅむっ♡ きゅむっ♡


「あぁ……っ♡ あっ♡」


ライザの抱擁は一向に解けない。

むしろ強く抱きしめられる度にマゾイキの頻度は高まる一方。

ライザの体温を感じながらただひたすら快楽地獄の最中にいるだけ。


──ぐにゅり……♡ ぐにゅり……♡


「あぁぁ……っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」


ライザに捕らわれたままの少年はマゾイキし続けるしかなかった。

絶頂を迎えようとも決して解放されることはない。

しかし、そんなときある変化訪れる。


「ん~……? まだ眠ってないの~……?」


ライザの瞼がゆっくりと持ち上がる。

寝ぼけ眼で周囲を見渡すものの暗闇に包まれておりよく見えていないようだった。

それでも視線をしばらく泳がせてから、ようやく目下の少年の存在に気がついたようで、口元を小さく歪ませた。


無垢な少年が女体の海で溺れながらも必死に息継ぎをしている光景。

自分が少し身じろぎすれば、身体の下から響いてくる悲鳴にも似た嬌声。

眠りにつく直前に、腿肉の隙間に滑り込ませた小さなペニスの存在を確認する。

そのサイズ感も記憶にある範囲で間違いなく少年のもの。

それがマゾイキの兆候を見せているのが手に取るようにわかった。


「ふふ……♡」


胸の中に埋まった少年に、『ぴくぴく♡』と痙攣を繰り返す少年に、ライザは語りかけていく。


「もしかしてあたしが寝てた間もずっとイキっぱなしになってた?」


ライザの問いに答える者はいない。

否、正確に言えば答えられるはずもないだろう。


「ふふ……♡ 答える暇もないくらいマゾイキ……♡ 止まんない……♡」


少年の視界の中央にはライザの胸部の谷間が広がっていた。

乳首のみを隠すような極小の卑猥なデザインのランジェリーでは彼女の爆乳を収容しきれるわけがなく、布地の隙間からは柔肌が露わになっている。

パツパツに張り詰めたブラ紐からも分かる通り、見るからに窮屈そうであり今にも零れ落ちて弾けそうな二つの山。

そんな爆乳が視界の大半を覆い尽くす圧迫感は筆舌に尽くしがたかった。

そんな空間に、レオの顔はすっぽりと収まっている。

更には体重で押し潰すように、胸元に密着させられている状態で動くことも許されない。

息をするだけで鼻腔をくすぐる甘い匂いに酔ってしまいそうになるほどの甘美な空間。

視覚は完全に遮断されているので頼りになるのは嗅覚のみであり、それすらもライザの乳房によって妨害されていた。

文字通りレオの視野はライザの二つの爆乳によって塞がれているわけだ。

視界が一切遮られてしまったことで生まれる奇妙な安心感と焦燥感。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「ん~……♡ レオくんってば元気だねぇ……♡ あたしのおっぱいの中でビクビク……♡」


ライザが視線を落とすとそこにあったのは己の巨大な胸。

そして谷間から覗くは少年の頭。

汗ばんだ前髪を貼り付かせた額が艶めかしく光り輝き、そこには苦悶の色が浮かび上がっている。


──ぎゅむっ♡ ぎゅむぅ♡


「んぁぁ……っ♡」


ライザが胸を揺すり上げると、少年がビクリと震えた。

波打つ豊満な双丘の中へと少年を溺れさせていく。


「おやすみって言った後から何回も何回も……。マゾイキするたびに腰がガクガクしてるのバレバレ……♡ もう、そんなに激しく痙攣したら起きちゃうでしょ♡」


──びくんっ……♡


「ほら今もまた……。ちょぉ~っとおっぱい揺らして、太ももで軽く挟んだだけで……♡」


──ぴくぴくっ……♡


「レオくんのおちんちんプルプルしてる……♡」


ライザがゆっくりと身を起こすと、圧迫されていた空気が一気に解放された。

しかしそれは同時に少年を取り巻く環境が一変することを意味している。

少年の体に覆いかぶさっていた爆乳が離れると、『むわぁ♡』っと濃密な雌の匂いが鼻孔に届いてきた。


──むわぁ……♡


「あぁ……っ♡」

「あは……♡ かわいい声……♡ そうだよね~……♡ 気持ちいいよね~……♡」


ライザの甘酸っぱい汗と少女特有の体臭。

鼻を抜ける度に脳髄を貫くような鋭い刺激を与えてくる匂いはまさに媚薬そのもの。

ライザの身体に捕まっている以上嗅がないわけにもいかず、必然的に吸い込む量が増えていく。


──すぅぅぅぅ……♡


「ぁ……っ♡」


──びくんっ♡ びくんっ♡


「あぁぁぁ……っ♡」


一度嗅いだら最後、もう抜けられない泥沼のようなもの。

その中毒性はまさに麻薬と言ってもいいレベルであり一度嗅いだら二度と忘れられない独特の香りであった。

それを証拠にレオの瞳は焦点を結んでおらずどこを見つめているのかも定かではなかった。

それほどまでに強烈な催淫効果のある匂いだと言える。

そんな状態の少年の頬をライザは爪の先で軽くつつく。


「ね、レオくん……?」

「あ……っ♡ あ……っ♡」


「あたしの匂い、そんなに好きなんだ?」


ライザは微笑みながら訊ねた。

しかし返ってくる反応は弱々しい声だけ。


「ふふ……♡ 身体に直接訊いてあげよっか……♡」


──ぎゅぅぅぅぅ……♡


幼茎を挟み込んだ太ももに、ライザはゆっくりと力をかけていく。

太ももの幅を狭めながら圧迫していくと、皮の被った幼茎は柔肉の隙間でつぶされそうになりながらも必死に耐えようとしていた。

しかしそんな抵抗などライザにとって意味のあるものではなかった。


──ぐにゅぅぅ……♡


「イっていいよ……♡ マゾイキしてもいいよ……♡」

「う……っ♡」


「太ももでぎゅ~っとしてあげる……♡ いっぱいイクところ見ててあげるから……♡」


──ぎゅぅぅ……♡


「あ"……っ♡」

「あはは……♡ またイった……♡ 我慢なんてできるわけないのに……♡」


ライザは意地悪な笑みを浮かべる。

しかし股間に押し当てられた柔らかい弾力は決して緩まなかった。


──ずるずる……♡ にゅるっ……♡ ずりずりずり……♡


「あぁぁ……っ♡」


ライザの太ももが往復運動を開始する。

間に挟まった棒をすり潰すように、もしくは二本のぶっとい腿肉を打ち付けるように、上に下にと力強く動かす。


──ぐにゅり♡ ずちゅぅ……♡ むにゅっ♡ ぎゅむっ♡ ぎゅぅぅ……♡


眠っている間の無自覚な動きとは違って明確な目的を持った肉の行進。

挟み込んだものを快楽で支配し射精させるための蹂躙劇。

レオの幼いペニスは圧倒的な質量差の前に成す術もなく敗北し、またたく間にマゾイキへと導かれていく。

逃げ場のない状況でライザの柔肉に揉まれ、捏ねられ続けるしかない。


「ほらっ……♡ 動くな……♡」


──ぼふんっ……♡


「あっ……♡」


再び覆いかぶさってきた爆乳に顔を包まれてしまったと同時に、少年はもう一度絶頂を迎える。


──びくんっ♡ びくんっ♡


「このまま締め上げてあげる……♡」


──むにゅぅぅ……♡


「んっ……♡ ふっ……♡」


太ももの間で挟まれたペニスに圧力がかかる。

それを感じた途端に全身が火照りだし脳内は桃色の靄がかかり出す。


──ずりずりっ……♡ ずりずりずり……♡


「あはは……♡ 太ももに埋もれちゃって可哀想なちんぽ……♡ もう何も考えられないよね……♡」

「あ……♡ あ……♡ あ……っ♡」


「ふふ……♡ じゃあお望み通り……♡ またぎゅ~っとしてあげるから……イっちゃえ……♡」


──ぎゅぅぅ……♡ むにゅぅぅぅぅ……♡


「はい、マゾイキ~♡」


──びくんっ♡ びくんっ♡


「あはは……♡ レオくんのちっさいのが、あたしの太もも肉の間で暴れてる……♡ あたしの太ももに押し潰されて喜んでる……♡」


──ぴくんっ♡ ぴくぴく……♡


「またイった……♡ でも射精できないんだよね~……?」


──ぴくぴく……♡ ぴくぴく……♡


「ほらまた……♡」


──びくんっ♡ びくんっ♡


「ライザせんせぇの太ももきもちぃね~♡ ほら、どんどんイケっ……♡ もっとイケっ……♡ あたしの身体に潰されながらマゾイキして狂っちゃえ……♡」


──びくっ♡ びくぅっ♡♡


「──じゃ、あたしはこのままもうひと眠りするから。お前はあたしの下でず~っとマゾイキしてろ♡」


──びくッッ♡♡♡


この晩、ライザの寝室から少年の声が完全に聞こえなくなることはなかった──。


………

……

…

【続く】






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Comments

N H

悪女の花が開いたライザとそのライザに射精を一切許される事無く支配され堕とされていく貴族の父親と息子が丁寧に書かれている素晴らしい作品でした😍🥰❤️ライザ作品が長く続く長編になりとてもとても嬉しいです😍😍

ラクタム

ウィッシュガルド家は支配完了といったところですかね... まだ玩具にされるのか、ライザ様が次に牙をむくのは権力者なのか、幼馴染なのか...楽しみですね♡

あひるだったもの

コメント並びにいつもご支援ありがとうございます! 想定外に長くなってしまいましたが、まだまだ続きますので末永くお付き合いいただければと思います!!

あひるだったもの

コメント並びにご支援ありがとうございます! ウィッシュガルド家は完全にライザの手に堕ちたので、次はその後のウィッシュガルド家の様子を軽く書いて、次のターゲットへ移るか、それとも話を大きく進めてアトリエ3終了直後の世界を描くか、悩んでます!

ぽやぽや。

最高です!続きがあるということなので、楽しみにしています!

あひるだったもの

ご支援並びにコメントありがとうございます!! まだまだ続きそうです……笑 今しばらくお付き合い下さいませ!

あい

あひる先生の書かれるライザほんとエロ過ぎます😍ライザシリーズで何度抜いたか分からないくらい好きなので続編も全裸待機して待ってます! 終盤でタメ口になるところが完全に格付け完了した様に感じて自分もマゾイキしちゃいました(笑)

あひるだったもの

コメント並びにご支援ありがとうございます! 私自身も大好きで数え切れないほど実用してます!!笑 まだ続く予定ですので、気長にお待ちください!!