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Content

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プレイ概要 ※ネタバレ注意


プレイの種類:キス責め、手コキ、フェラ、パイズリ、正常位(だいしゅきホールド)

ジャンルの種類:誘惑、色仕掛け、洗体プレイ、おねショタ、体格差、射精禁止、焦らし、純愛



##P1 導入@勇者の悩み、魔法使いとの出会い


##P2 幕間@寝覚めの悪い魔法使い


##P3 MPを回復するためのキス@キス責め、ディープキス、ファーストキスを奪われる


##P4 幕間@積極的な魔法使い


##P5 キスの虜@密室にてのしかかられて唇を奪われる


##P6 身体に起きた変化@キスに溺れる勇者、洗体プレイ、手コキ


##P7 快楽中毒@焦らし手コキ、乳首責め、パフパフ、フェラ、連続射精


##P8 疼く肉体@禁欲生活、射精禁止魔法


**サンプルここまで**

**ここからご支援者様向け**


##P8続き パイズリ、連続絶頂(射精なし)、子作りセックス(正常位、だいしゅきホールド)、中出しすると冒険が終わるという背徳的な誘惑


##P9 エンディング@エロなし、結ばれた二人のその後



********************


【ボリューム】

・文字数:無料公開分合わせて約4.8万文字

・AI生成挿絵:なし

・AI生成動画:なし


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##P1 導入@勇者の悩み、魔法使いとの出会い


勇者リオスは悩んでいた。

魔王城直前、最後の街と言われる城塞都市・ラストリアへやって来て早三日。

ここまで誰の手を借りることもなく、魔王を討ち果たすその一心で冒険を続けていたのだが、いよいよ路銀も尽きてしまう。

モンスターを倒してお金を稼ごうにも、周辺のモンスターの強さは尋常ではなく、ソロでこれ以上進むのは客観的に見ても難しかったのだ。


「まさか、ここにきてパーティメンバーを探すことになるとは……」


これまで魔王を打ち倒したという歴代の勇者は全員がパーティを組んでいたのに対し、特段優れた能力を持って産まれたリオスは、意固地になってこれまで誰ともパーティを組もうとしなかった。

若年者故の驕り高ぶりもあっただろう。

自分であれば、ソロで十分だ……そんな思いがあったのも確かなのだが、それ以外にも理由があったのである。


「苦手なんだよなぁ……人と話すの……」


リオスは根っからの人見知りであった。

初対面の人とはほぼ会話ができない。

それを誤魔化すため、黒ずくめの格好にフードで顔が隠れるようになど、どこからどうみても盗賊の出で立ちで。

とてもではないが勇者とは思われない格好。

それに輪をかけ背格好も幼く、身長150cmほどしかない腰にぶら下げるのは不釣り合いな聖剣。

勇者でしか振るうことの出来ない由緒正しい逸品なのだが、誰も彼もがそれをレプリカと勘違いするほど怪しさ満点。

リオスが座っている机の近くを通った冒険者達は『ヒソヒソ』と声を小さくするのであった。


しかし、そんな彼に目を付けた者が一人。


「貴方が勇者リオス様、ですね?」

「うぇ!?は、はは、はい……ボク、ぼ、ぼ、ボク、勇者、ですよ?」


それはこの街でも一、二を争う腕利きの魔法使い。

冒険者ランクは堂々のAランク、『グラディス・ファウンドラー』という女だった。

年齢不詳であるものの、今なお若い有望な冒険者たちから『ワンナイトだけでも……♡』と次々に告白される程の美貌の持ち主で、なんといっても肩と胸元とが剥き出しになった大胆かつ露出度の高い魔法衣装。

メリとハリのついた豊満な女体は装衣越しでも凹凸がハッキリとわかるほど。


「ちょっとここ……いいかしら?」

「あ……えっと、はい……」


リオスに迷う隙を与えるまでもなく、グラディスは当たり前のように目の前に座り出す。

当然、人見知りであるリオスにとって初対面の人とこんな風に向かい合うなんて経験はない。

手と足もガチガチに震えており、何とか顔を上げてはいるものの、どうしても正面に座る女の深い谷間や、肉付きの良い脚を見ては目をそらしてしまう。

爆乳巨尻、肉感的なグラマラス過ぎる姿。


「あの……な、何か用でしょうか?」

「リオス様ってば、可愛い♡」


グラディスがそう言い放った瞬間、リオスの顔が真っ赤に染まる。


「か、可愛い、ですか……?」

「うふふ♡ まだ子どもみたいだし、小柄で可愛らしいじゃない。ねぇ?」


「……でも、でも、僕、勇者……だから……」


声も口調も裏返ってしまい、まともな受け答えができていない。


「ねぇ、貴方、冒険に必要な人員を集めているのよね?」

「は、はい……」


「私の噂は聞いているかしら?」

「……Aランクの、凄腕魔法使い……グラディスさん、ですよね?」


グラディスの名前は、この街に着いた際に聞いたばかりだった。

その実力は折り紙つきで、どんな魔術もお手の物、使える呪文の範囲だって広い。

ただしこの国ではなかなか見かけぬ濃紺のロングヘアーと青眼なこともあってか、魔法を使えるのは魔族だから……などと言った悪質なデマも飛び交っている。

しかしそんな風評を鼻で笑うほどの魔力保有量と才能が確かにあって、実にAランクとして申し分のない女性冒険者だと、ギルドからは評されているのだ。


「そうよ、私が貴方のパーティに入れてもらおうと思ってね」

「ボクのパーティに!?でも……なんで?」


「魔王を倒せばお金も入るし名声も得られる、私にとって美味しい話だと思わない?」

「あぁ……うん、なるほど……」


この時、グラディスは嘘をついた。

グラディスにとって名声なんてものは全く意味がないし、金も不自由しないほど持っている。

そもそも世界の平和だとか、魔王討伐にだって興味がないのだ。

あるのは勇者の精子と、勇者の血を引く子供。

適齢期に達したグラディスは子供が産みたくてしょうがなかったのである。

他の優秀な冒険者で妥協することも考えたが、やはり選ぶなら最高位……つまりは伝説になりそうな人材である勇者。

それが子供の将来に大きく影響すると彼女は信じていた。


うまく丸め込めた……♡


ニヤリと笑んだグラディスはおもむろに手を伸ばし、指先が机上で縮こまったリオスの手に触れる。

そこから伝わってくる異様な温もりにリオスは、全身が痺れ上がるほどの衝撃を受けてしまう。


「っ……!?」

「驚いたでしょう? 今の、魔力を僅かに流し込んだだけなの」


「魔力を……?」

「うふふ♡ 気持ち良かったかしら?」


「あ、いや、よくわからないけど……」


言い淀むリオスの耳元へ唇を寄せ、甘ったるい吐息混じりで、小さく囁いた。


「契約成立……♡」

「ひゃいっ!!?」


魔力を帯びた甘くて妖艶な響きが、リオスの耳から首筋をゾワッと震わせる。


「うふふ♡ 今日から貴方のパーティの一員として、しっかり働いてあげるわ」

「は、はいぃぃ」


こうして勇者リオスと魔法使いグラディスによる冒険が幕をあける。


………

……

…

##P2 幕間@寝覚めの悪い魔法使い



ラストリアの街は魔王領との境にある巨大な砦だ。

石造りの高い外壁が夜空を切り取り、門には常に火の松明が掲げられている。

行き交う人々の顔つきは鋭く、酒場の喧騒もどこか張り詰めていた。

それは魔王のお膝元である魔王城に最も近い最前線の街ならではの雰囲気である。

そこに居並ぶ者たちは、例外なく一流の猛者たちばかり。


グラディスとの新たなパーティの結成に期待に胸を躍らせるリオスだったのだが──。


………


「──ちょっと!! グラディスさん!! グラディスさーん!!」


──ドンドンドン!


年若い少年が一流魔法使いの住む家の木戸を叩く姿を見て、道行く行商人たちが不思議な顔をして通り過ぎていく。

年齢も相まって、まずリオスを勇者と見抜ける者などいないだろう。


──ドンドンドン!!


「あら~? 誰かしら〜?」


扉の向こうから……いや、木戸のすぐ横に取り付けられた貝殻から間延びした女性の声が届く。

どうやら魔法の力で自らの声を飛ばしているようで、肝心の本人はようやくノックの音に気がついたらしい。


「ぐ、グラディスさん! 遅刻です! 約束の時間をとうに過ぎていますよ!」

「遅刻? 嘘よ。だって私、まだベッドの中なんだもの」


「なんで!? 昨日の夜、明日の朝九時に集合って言ったじゃないですか! もう陽も高く昇って十時回っちゃってます!」


リオスの甲高い怒鳴り声が扉一枚隔てた薄暗い室内に響き渡るが、それでも微動だにしないまま眠り続ける女が一人。


「あはぁ~……眠い……もう少し寝かせてぇ」


いかにも怠惰に寝不足なんです、といった感じの掠れた囁き声。

完全に二度寝体制に入っているのが丸わかりだ。


「ちょ、ちょっと! グラディスさん! マジで時間ヤバいんですって!!」


あまりにもマイペースな魔法使いに頭痛を覚えながらも必死に呼びかけていたら……唐突に扉が開かれた。


──ギィ……。


「……ふぁ……おはよぉ……リオスちゃん……」


未だ眠気に負けて半眼のまま、パジャマ替わりなのか肌触り良さそうなシルクの薄布だけを纏って現れた女が。

ボタンも掛け違えたのか中途半端に留まっている為、零れる乳房に視線を奪われたリオスが一気に赤面。

目のやり場に困って慌てふためく少年を眺める魔法使いは愉しげに。


「ふぅ……朝から元気ねぇリオスちゃんはぁ」

「ちょちょ、グラディスさん……せめてちゃんと着替えましょうよ!!」


「いいじゃない別に……♡ ほら、こういうの、少しは興味あるんじゃないの……?♡」

「良くありませんし、きょ、興味もありません! とにかく早く着替えて支度して下さい!!」


急かしながらも照れ臭さで耳まで真っ赤になるリオス。

昨日出会った時からずっとグラディスにペースを握られっぱなしで。


「別に急いで出発しなくてもいいと思うけど~」

「ダメですっ! 一刻も早く魔王を倒さないと、罪なき人たちが苦しむんですから!」


リオスの情熱的な訴えに『ふーん』と素っ気なくも頷いてから、舐めるように少年の全身へと視線を這わすグラディス。

リオスは盗賊のようなフードで表情や顔の色を隠しているが、僅かに覗いた肌からは恥ずかしそうに紅潮しているのが丸分かり。

さらには股間の膨らみも歴戦の痴女の前では一目瞭然なのであって。


「なるほどねぇ……じゃぁ私は着替えてくるから、庭で待っててくれるかしら? ……それとも、私の生着替えでも見る……?♡」

「み、見ません! 勿論です!! 庭で待っていますからっ!!」


「うふふ……そんな大声出さなくても聞こえるわよ~」


小首を傾げて蠱惑的な微笑みを浮かべるグラディスに、焦ったように声を荒げる少年。

まるで少女のように楽しげに、ころころ笑う女はやっと部屋の中へと引っ込んでいった。


「まったく……これから毎日あんな風なんじゃあ嫌だぞ……」


待ちぼうけを喰らい呆然と立ち尽くすリオスの嘆き。

これまでの人生でこんなにも厄介な人間に関わることはなかったかもしれない。


「もっと淡白でドライな人がいいんだけどな……」


グラディスが戻ってくるまでの間に湧き出てくる愚痴。

昨晩、即席で作ったパーティとは言いつつも、一応信用できる相手だと判断したつもりではあったのだが……。

それでもこうもフランクに接してくるタイプの人間が一番疲れるのかもしれない。

人見知りのリオスにとっては余計に辛いものだ。


───ガチャッ。


そんな事を考えていた最中、背後の扉が静かに開く音が聞こえた。

振り向けば、グラディスが長い髪を手櫛で整えながら欠伸を噛み殺している。


「うふふ……随分と大人しく待っていたのね……別に覗いてもよかったのに……」

「……だから見ませんよ」


「ちょっとくらい欲に負けちゃったほうが楽しいと思うけどなぁ」

「……僕はここに遊びに来ているわけではないので」


「堅いこと言うのね~……」


着替え終え、準備万端で出てきたグラディスは少年の態度に苦笑をこぼす。

一方、リオスは表情を硬くしたまま、淡々と荷物の確認を始めた。


「……それで? 今日はどんな予定か決まってるのかしら?」

「とりあえず北東側のダンジョンに挑んでみようかなって」


「あそこ? 行ったこと無いんだけど……何が出てくるのかしらね」

「一階層じゃレベルも低めみたいだし、僕一人でも問題なかったんですけど……連携とか色々確認するためにも必要ですから」


「えぇ~面倒臭い……もっと別のことで確認しない……?♡」


身体をくねらせながら、また訳の分からないことを言い出すグラディスにうんざりしながらも、荷物の確認を終えたリオスは足を進め始める。


「まあまあリオスちゃん、そんなに怒らないでよね」

「そもそも最初に決めた時間を守ってくれれば文句なんか言いませんよ」


「リオスちゃ〜ん? それはちょぉ〜っと難しい注文なんだけど?♡」

「え……?」


「私、遅刻するかもしれないけど許してね♡」

「…………」


「ほら見て? この可愛いウインク、効かない〜?♡」


──たぷぅん……♡


腰を屈めた弾みでグラディスの豊かな胸部が、ダイナミックに揺れる。

『私は遅刻常習犯だけど許してくれ』という開き直りにも似た理不尽極まりない要求。

しかしリオスは根は優しく、つい妥協案が出てしまう。

……決してグラディスの谷間に目を奪われ、その魅力に負けて折れたということではない……はず……。


「遅刻する前提で話を進めないでください! ……ま、まぁ、時間がギリギリ過ぎな時は仕方ありませんけど、出来る限りはしっかり合わせて貰いますからね!

「うふふ……はぁ~い、ありがと♪ リオスちゃん好きぃ♡」


「なっ……!?」


──むにゅぅぅぅ……♡


唐突に真正面から押し当てられた柔らかさに、情けない悲鳴を漏らしてしまったリオス。

反射的にグラディスの方へ顔を向けた途端、至近距離で見下ろしてくる瞳に吸い込まれそうになる。


「な、何してっ……!?」

「……」


「何か言ってください! 早く!」

「うふふ……なぁ〜んにもしてないわよ」


「し、してるじゃないですか! 抱きついてきてるんですよ!!」

「ねぇリオスちゃん? 私達は同じパーティなんだから、これぐらいのスキンシップは普通じゃないかしら?」


「それは……そう……かも、ですが……」


──むにぃぃぃ……♡


再び押し付けられたグラディスの乳圧に、リオスが息を飲む。


「じゃぁ、これくらいにして……そろそろ出発

しましょうか」

「ちょっと離して下さい!」


「はいはい……わかったわよ、じゃあ、早く行きましょ」

「むぅ……」


リオスの抗議を聞き入れつつも、グラディスは何処吹く風。

今の一瞬だけで息が上がってしまっていたリオスは、胸板に残された温もりに気持ちがざわめき落ち着かずにいる。

これから何度もこんな風にグラディスと接していくのだろうか?

そんな不安に苛まれつつも、足早に砦の街を二人が去っていく。

これより彼らの魔王討伐の命運をかけた戦い……いや、リオスの貞操と子種をかけた戦いが始まろうとしていた──。


………

##P3 MPを回復するためのキス@キス責め、ディープキス、ファーストキスを奪われる


「はぁ……っ!」


先程までの冗談はどこへやら。

戦闘となるとグラディスは途端に引き締まった表情を浮かべ、そして凛とした声音で呪文の詠唱を開始する。


──シュオオオォォ……! !


それは風の精霊への呼びかけ。

刹那、彼女を起点とする竜巻が地面に落ち、数匹の魔獣たちが宙へと舞い上がった。

無防備となった獣達へと追い打ちをかけるべく、聖剣を構えたリオスが飛び込み一閃。


「せいっ!!」


断末魔。

群れの中心で閃光のように煌めく聖剣が舞い踊り、瞬く間に敵の肉体を切り裂いてゆく。


「リオスちゃん、援護してあげる……!」

「……ッ!?」


同時に聞こえてきたのはグラディスの声。

ハッと我に返ると、リオスの死角から魔獣が一体突進してきていた。

咄嗟に防御姿勢を取り、迫り来る爪を受け止めようと構えるものの、次の瞬間──。


──ゴウッ!!


グラディスの杖が振るわれた刹那、天から轟雷が迸る。


一撃。


たったの一発で、獰猛な牙を剥いた獣は焼け焦げ炭化し、無残に散っていく。


「うふふ、油断は禁物よ……気をつけなさい♡」


──トンッ♡


グラディスの柔らかく温かな掌が背中に触れた瞬間、リオスは思わず跳ねるように飛び退く。


「っ……ありがとう、ございました……っ!」

「そんなに畏まらないで頂戴、さっきも言ったでしょ? 同じパーティなんだから」


「は、はい……」


恐らく同年代ならば当たり障りなく述べられたであろう感謝の言葉を、どこか遠慮がちな眼差しと共に述べた。

グラディスはそんな彼に微笑を向けると、軽く片手を振って『気にしない』というジェスチャーを行った。


「それにしても、さすがは勇者さま……ってところかしらね。まだ幼いくせに、やるじゃない……♡」


──ツンッ♡


「あっ……!?」

「うふふ、可愛い反応……♡」


グラディスの冷たくも繊細な指が突然、脇腹を啄んだせいで、リオスは思わず飛び退ってしまった。

背後でくすりと笑う気配。

振り返れば、意地の悪い笑みを浮かべたグラディスが肩に杖を担いでいるのが見える。


「も、もう! なにするんですか! 敵を倒したとはいえ、ここはまだダンジョン内ですよ!!」

「えぇ、わかっているわ……でも、その……可愛いからつい、ね? うふふ……」


「な、なんでボクが……! つ、次の階に行きましょう……!」


──ダッ。


慌てて駆け出したリオスの背を見送るグラディスの唇には、いたずらっぽく吊り上がった笑みが浮かんでいた──。


………


「ねぇ~~そろそろ休憩にしなぁ~い?」


ダンジョンに潜ってから2時間ほどが経過した頃、疲れを露わにした声が聞こえて来た。

原因は勿論、リオスのパーティに加わった魔法使いのグラディスである。


「何言ってるんですか……まだまだいけますよ……!」

「無理無理……私、もうヘトヘトだってば……」


「でもここら辺の敵もまだまだ弱いですし、一気にいっちゃいましょうよ……!」

「いやだっても私、MPもカラカラで魔法の一発も使えないし……」


「えー!! じゃあどうするんですか、これから先! 僕一人じゃ限界が……」

「大丈夫大丈夫……あるのよ、MPを回復させる方法が……♡」


「回復させる方法……? MPは一度カラカラになってしまうと、教会などで神父さんに祈ってもらうしか回復手段はないはずじゃ……?」


MPの回復……といえば各地にある教会でのお祈り。

魔術師などが使う魔法にも様々なものがあるが、この世に存在するほとんどの魔法はその代償としてMPを消費する。

しかし一時的な減少量は自然治癒によって補填されるものの、仮に底がつくまで魔力を使ってしまうと自然回復することなく、教会にて神父にお祈りをしてもらって初めて回復するというのが一般的認識なのである。

つまり、普通はダンジョン中に失ったMPを回復する手段は皆無なわけで。


「MP回復手段……? 本当に、そんなのがあるんですか……?」

「あるわよ……♡」


「で、でも、一体どうやって??」

「キス……」


「……へ…??」

「キスすれば、私はゆっくりMPが回復するの……♡」


「なっ……!? なんでキスでMPが回復できるんですか!?」

「細かいことはいいじゃない……♡ 回復しちゃうんだから……♡」


「で、でもっ……! いくらパーティメンバーとはいえ、急にそんなの無理ですよ……!」

「ほら……いいから早く……♡」


「え、ちょっ……!」

「早くしないと私、MP切れでこの先ただのお荷物になっちゃうわよ……♡」


「むぅぅ……!」


リオスとて男……女の子との初キスぐらいは覚悟していたのだ。

しかし相手は年齢不詳の美しくも妖艶な魔法使いである。

年齢相応に経験などは皆無に等しいリオスには少々重すぎる試練。

なにせ相手はあからさまに経験豊富なのだ。

キスすらしたことのない初心な少年にとっては酷な提案であって。


「あのね……キスなんてそんな簡単なことじゃないんですよ……!」

「私みたいな女じゃイヤ?」


「いや……そ、そういうわけじゃなくて……」

「じゃぁどういうわけなの?」


「とにかくダメです……! 今はそんな場合じゃないんですから……」

「じゃあ私、MP切れたままお荷物になっちゃうわよ……?」


「それは……その……」

「はぁ~~♡」


溜息混じりに彼女が嘆けば、頬を伝う汗の玉が滴となって零れ落ちた。

頬は上気し、呼吸は浅く速い。

ダンジョン内のじっとりと湿った空気が、グラディスの体内から漏れ出す汗と混じり合い、蒸し暑く濃密な空気を形成する。

ダンジョンを歩き回ったせいか、全身にかいた汗で衣服は濡れ、濃い紫の装衣はぴったりと体に張り付いており、ただでさえ凹凸の激しい身体がさらに強調されて見えてしまう。

それにより、服を透かして薄紫色のブラジャーのラインがうっすらと浮かび上がり、大きく膨らんだ胸がさらに目を惹く。


「……キスなんて、恋人同士じゃないと絶対ダメです!」

「じゃあ、今だけ恋人同士になる……?♡」


「えっ……?」

「……♡」


しばしの沈黙。

ダンジョン内で互いの瞳を見つめ合う男女。

やがて意を決したように……あるいは誘惑に屈したように、リオスは一歩を踏み出していた。


「こ、これはグラディスさんのMPを回復するためで、他意は一切ないですからねっ!」

「うふふ、わかってるわよ、そんなこと……♡」


「……」

「さぁ、いらっしゃい……♡」


「……失礼します……」


そう言った瞬間、屈んだグラディスと精一杯背伸びをしたリオス、二人の唇が重なり合う。


──ちゅぅ……♡


緊張で強張った初々しい唇。

リオスの小さな唇にグラディスのぽってりと潤った唇が押し付けられた途端、甘い桃のような芳香が鼻腔をくすぐった。

やわらかな上唇と下唇に挟まれて、リオスの全身にピリピリとした何かが走っていく。


──これが……キス……ッ♡


「っ……!」

「……♡」


──にゅるり♡


「んんぅ……!?」


口内に入ってきたのは唾液塗れの舌。

キスなんて唇を重ねるだけの行為と思っていたリオスにとって、口腔内の侵略行為はまさに青天の霹靂。


「ふっ……むぁ……♡」


──べろべろ……♡


引き剥がそうと試みたところで抵抗しようもない舌の絡み付き具合。

口の中でグラディスの唾液まみれの舌が蠢き、リオスの狭い口内を蹂躙していく。


「ふぅぅ♡ 気持ち良い……?♡」

「っ……! ふっ……むっ……!」


──れちゅれちゅ……♡


ねちっこい粘膜擦り合い。

グラディスの巧みな舌遣いの前には、何もできずにただ受け入れるしかないリオス。

キスの経験どころか、異性と手も繋いだこともほとんどない純朴少年には過激なディープキスの洗礼。


──ちゅぱ……♡


「はぁ……♡ どうだった? 初めてのキスは……♡」

「っ……」


どれほどの時間が経過したのかわからないまま、ようやく解放されたリオスは口元を拭いながら訊ねてくるグラディスの顔を見ることができなかった。

初めてのキスだった……それも同世代の可憐な女の子では無く、経験豊富な美女との濃厚キス。

今まで知る由もなかった未知の領域へと踏み入れた背徳感。

興奮と恐怖が入り交じり、少年の心臓は爆発しそうなほど高鳴っており、耳の先まで赤に染まってしまっている。


「初めてのキスは……その……す、すごく……やわらかかったです……」

「そう……♡」


──じわり……♡


頬を染めて俯くリオスの耳へ、グラディスの甘く蕩けるような声が届く。


「ねぇ、もう一回しよ……?♡」

「えっ……?」


「だって、一回で回復するわけないじゃない……?♡」

「でも、でもっ!」


──ぬちぬち……♡


「あぁ……っ」


唾液に塗れた口の周りを人指し指で一周しながら、キスを求め続けるグラディスの様子に、リオスの喉仏は上下する。


「き、キスでMPが回復するなんてやっぱりおかしいですよっ! ……ほら、これで少しは回復したはず……先へ進みましょう!」

「はぁ……♡ 私はもう少し続けてもいいのよ……?♡」


「ふ、普通にしていればいずれ自然回復もするはずです! いつもMPの回復はそうしてましたから!!」


グラディスの魅惑的な誘いを拒否すると、すぐに踵を返して走り出してしまった。

先ほどまでの妖艶な雰囲気から一転……まるで兎のように逃げてしまった少年を眺めつつ、グラディスが悪戯っ子っぽく口角を上げる。


──さっそく一本獲っちゃった……♡


舌舐めずりをするように唇をなぞる女の嗜虐性に溢れた表情。

傍目から見る分には優艶でいて淑やかな雰囲気を持つ美貌の持ち主なのだが、内に秘めた目的に邁進する姿はまるで肉食獣のように凶暴。

ただしその姿は獰猛とは遠くかけ離れた、色香を纏わせた捕食者──サキュバスの様相。


「……リオスちゃん待ってよ~~~♡」


悠然と歩きながらグラディスは先に行ったリオスの姿を追いかけた──。


………

……

…

##P4 幕間@積極的な魔法使い


「かんぱ~~い……♡」

「か、乾杯……っ」


深夜。

城塞都市・ラストリアに設けられた、冒険者達専用の酒場。

そこでグラディスとリオスはジョッキを掲げあっていた。

二人の目の前に積まれた山盛り料理を肴に、ワイングラスと木製ジョッキがぶつかり合う。

豪奢なテーブルクロスの上には、焼きたての肉料理と野菜の酢漬け。

琥珀色の液体が注がれたワイングラスからは芳醇な葡萄の匂いが立ち昇る。

冒険者達の汗と歓喜の声が飛び交う店内は狭く、グラディスとリオスは隣り合って椅子に腰掛ける形となって食事を楽しんでいた。


「いや~、初めての共同作業にしては上出来じゃない?」

「そんな言い方は止めて下さい……」


「……うふふ」


リオスとグラディスは初めてパーティを組んだ割には連携もバッチリで、一度もピンチを迎えることなく、ダンジョンを攻略することが出来た。

初めて組んだパーティでありながら、これほどの成功をおさめたのは奇跡のような出来事。

二人の相性の良さもあってこそなのだろうが、同時にそれぞれが持つ個人としての力量が高いこともある。


「勇者の実力は本物だったわねぇ……」

「っ……」


──さわさわ……♡


葡萄酒を口に含みながら、グラディスの滑らかな手が隣に座るリオスの太ももの上へ乗せられる。

突然の感触にビクッと肩を震わせた少年は、戸惑いつつもその手を払い除けることができず、そのまま彼女のしたいようにさせてしまった。


「あの……なんですか……?」

「なにって……ナニだけど……♡」


「い、嫌ですよ! 僕はそういうのでグラディスさんとパーティを組んだんじゃなないですからっ!」

「そぉ……? よかったじゃない……♡ 私と一つになれるチャンスなのに……♡」


「違う……! そういう意味じゃない! そういう意味じゃなくて……その……」

「あぁ、そっかぁ……♡ 私は年増だけど、リオスちゃんはまだ若い男の子だもんねぇ……♡ カワイイ女の子の方が好みなんだぁ……♡」

「いや、だから……! そうじゃなくて……!」


「何よぉ? 言いたいことがあったら言ってくれて構わないのよ……?」

「ぼ、ボクは……! まだそういうことは考えていなくて……」


「じゃぁさ……考えてみてよ……♡ 私と一緒に過ごした日々を…… あぁ、今日が初めてだったかしら?♡ くすっ♡」

「……」


「ねぇ……ちょっとくらい夢想してみてもいいんじゃないかしら……?♡ 私とのアツい夜についてとか……♡」

「っ……!」


「ほら、例えば……私があなたに抱きついて、耳元で愛を囁いたり……♡ それこそリオスちゃんが望むなら、そのままキスを続けたり……♡」

「止めてください!」


耳まで真っ赤に染めて俯いた少年は、自身の下半身が何故か盛り上がっていることに気づく。

心なしか少年の下半身の一部分が衣服を内側から押し上げているのだ。

グラディスにキスされた時もそうだった。

心地がいいというか、気持ちがいいというか……何とも形容し難い感覚に襲われるたびに、そこは隆起する。

何故かはわからないが、リオス自身が意識的に起こせる現象では無いことだけは確か。

どうにかしようと股間に集中するものの、一向に収まる気配は無い。

それが性的な昂ぶりなどと、少年は理解できていないのだ。


「どうしたのよ……♡ 顔色が悪いけれど……」

「なんでもないです! 大丈夫ですから……」


「そぉ……? 体調が悪くなったら、すぐに言いなさいよ……♡」

「はい……」


「それと……あまり一人で抱え込まないように……♡」

「っ……」


太ももを撫で回していたグラディスの指がゆっくりと離れていくと同時に、少年は安堵のため息をつく。

しかしその一方で、グラディスの手が離れてしまったことに対して一抹の寂しさを感じてしまっている自分に気づき、複雑な心境になる。

すぐそばで肉汁たっぷりの串焼きを食べているグラディスをちらりと見ると、彼女は美味しそうに咀嚼しており、特に変わった様子はない。

まだ子供でしかない少年は、グラディスという一人の女性が発する妖艶な魅力を前に戸惑うしかなかった──。


………

……

…

##P5 キスの虜@密室にてのしかかられて唇を奪われる


パーティを結成して二日目のダンジョンは、初日のそれよりも苛烈を極めた。

しかし、二人は絶妙なコンビネーションを披露しつつも難なく乗り越えて行った。


「ふぅ……どうにか一段落しましたね……」

「そうねぇ……さすがに疲れたかしら……♡」


夕暮れ時の薄紫に包まれた街道を歩く中、リオスは伸びをして大きく深呼吸をした。

その傍でグラディスは、己の艶やかな唇をぺろりと舐める。


『あまり一人で抱え込まないように』


昨晩、そう発したグラディスの言葉が嫌でも気になってしまう。

そもそも今日のダンジョンは敵が強力で、グラディスの魔力の枯渇が二度も訪れた。

そのために必要に迫られて繰り返しキスをする事になってしまったリオスなのだが……。


──ちゅぱ……♡ ぬちゅうぅ……♡


グラディスの肉厚な唇は柔らかく、とても甘い味がして……それでいて舌を絡めてくるのだ。


「……はぁっ」


思い出すだけで下半身が熱を帯びてしまう。

何故だか自分の意思に反して勝手に元気になってしまうのだ。

特にグラディスとキスをすると顕著で。

どうにもできないので、放置するしかないのだが……。


「……なんかさっきから顔赤いわよ?」


──ツンッ♡


「っ……!!」


不意に頬を突かれた瞬間、リオスは慌てて飛び退いてしまう。

グラディスの手が意識した唇に触れている事に気づいてしまい、また顔を真っ赤にしてしまう。


「な、何するんですか!」

「いやぁ? さっきからボーっとしちゃってるなぁって思って……♡」


──ぷるぷる♡


艷やかな唇。

口を開いて笑みを浮かべるグラディスの少し開いた口元からちらりと見せた赤い舌にドキドキと胸が高鳴ってしまう。


「……ねぇ、MPの回復……シない……?♡」

「ッ……!」


夕暮れの帰り道、リオスの耳元にグラディスが囁く。


「だ、ダメですよ……! まだ周囲に人も居ますし……っ!」

「そうねぇ……それじゃあ帰ってからシましょうか……♡」


「……」


一瞬だけ視線を交錯させ、すぐに視線を逸らしたリオスの横顔は真っ赤に染まっていた。

グラディスの誘いを受諾したのである。


「うふふ……楽しみにしておくわ……♡」


──ポンポン♡


また腰元を優しく叩きながら、グラディスの唇が弧を描く。


………


ラストリアの街、メインストリートを越えて、グラディスに導かれるままに路地へと入っていく。

そこへ見えてきたのは、オシャレな……到底一人では入れないような飲食店。


小料理屋『深月亭』──。


店の前を掃除していた中年の従業員が、こちらを見つけた途端に手を上げて挨拶をしてくる。


「グラディス様、いらっしゃいませ……! お連れ様も、ようこそ……!」

「おぉ〜! フェルミオ、久しぶりね」


「こちらこそ、本日はありがとうございます……! ぜひ、当店で今宵をご堪能くださいますよう……」

「えぇ……期待しているわ」


「では、どうぞお入りください……」


鍛冶職人顔負けの筋骨隆々とした大男であるのに、恭しく頭を下げる様子は執事と呼ぶべき所作。

少年が入店するまでの間に既に店主が話を通したのか、店員達の動きに澱みはない。

さっと通された廊下の奥の行き止まり。

個室である。


「……」


いかにも格式高そうな雰囲気に呑まれ、リオスが思わず固まってしまっていると、隣に立つグラディスが微笑む。


「気にしないで、いつもこんな感じだから……」

「そ、そうですか……」


「さあ……行くわよ……?」

「はい……」


中年の店主が厳かに扉を開く。

『ギギギ……』と音を立てた木製の扉の奥は、思ったよりも薄暗かった。

部屋には既に蝋燭の灯りが揺らめいており、仄かな金色の輝きが灯っている。


「ふぅ……いいお店でしょ……?」


──ぎしっ……。


二人が室内に入った瞬間に重厚な扉が閉じ、外界からの喧噪は遮断された。

窓がない造りのせいで、どこか秘密基地めいた雰囲気のある空間。

室内は薄暗く、幾つか並んでいる燭台によって浮かび上がる陰影が二人のシルエットを照らし出す。


「グラディスさん……僕はどこに座れば……」


密室内に置かれたローテーブル。

そのすぐそばにはソファが一つ。

サイズ的には二人掛けのそれ。

必然的に横並びになって座る形になると察した少年は、思わず後退りしそうになるものの……。


「どうしたの?」

「え、えっと……」


「遠慮しなくていいわよ? ソファも一つしか無いんだし……」

「あ、あの……はい……」


二人で腰掛けることを回避する術はなく、恐る恐るといった具合にソファへと移動するリオス。

グラディスの柔らかな肢体から距離を置こうと隅へ座る様には、未だ警戒心が抜けないということを如実に表していた。

そして少年が座ったタイミングで、グラディスも隣へと腰を降ろす。


──トンッ……♡


「あの……なんでこんなに近いんですか? 当たってますって……!」


グラディスはリオスの真横。

体の隅から隅までくまなく押し付けるような姿勢で腰掛けたのだ。

必然的にグラディスの身体の凸の部分……豊かな臀部や胸部が押し当てられるような形。


「あらぁ? そんなに私と密着するのが嫌……?」

「そういう訳ではなくてですね……っ!」


「まぁまぁいいじゃない、どうせ二人しかいないんだからさ♡」

「っ……!!」


リオスの身体が強張ると同時、グラディスは抱き寄せるように少年の胴体へ腕を回す。

まるで恋慕う恋人と時間を共有するかのような扱いで、少年を抱きしめたのだ。


「おぉ……小さい……♡ あったかぁい……♡」

「ちょ、ちょっと……! はな……離れてください……っ!」


華奢な体躯を覆いつくさんばかりに両腕でギュッと捕縛した途端、甘く湿った呼気が耳元を包み込む。


「え~……?♡ キスしたいんじゃ……?♡」

「いや、あの……ぼ、僕は……」


「嘘つきぃ……♡」


グラディスの言葉を否定しようにも上手くいかない。

口籠るリオスに対し、容赦なく詰め寄ってくる女は彼の額に自分の額をコツンと当てる。

至近距離で見つめ合う二人。


「ほら、素直になりなよ……♡」

「っ……」


──にやぁ……♡


リオスは初めて感じる劣情の赴くままにグラディスの肢体を求めてしまっていた。

しかし同時に彼はそれが間違いだとも分かっている。

葛藤……少年の中には相反する二つの感情が渦巻き、絡み合い……身動きの取れない雁字搦めになっていく。


「ねぇ、本当は興味津々なんじゃないの……?♡」

「……」


──ぶるッ……♡


グラディスに投げかけられた誘惑に、体が大きく跳ねる。

リオスも年頃の男子……というか、性の知識も希薄な思春期真っ只中の少年である。

それ故に肉体的な快楽に耐性などはなく、グラディスのようなグラマラスな美女に靡いてしまうのは必然とも言える。


「グラディスさんは……」

「ん~……?♡」


「……」


──ちゅう……♡


少し逡巡した後、突き出した唇の先からお互いの吐息が交わり合い、唇と唇が重なり合う瞬間、二人の間で生まれた淫靡な熱が激しく渦巻き、少年の精神を侵食する。

グラディスの熟れた果実の様な肉厚の唇を味わいながら、リオスは彼女の背中に腕を回して強く抱きしめた。

そしてそのまま体を預けるように体重を掛けてくる美女を支えきれず……ソファへと押し付けられる。


──むにゅぅぅぅ……♡


柔らかな感触とともに、少年の上半身を押し潰す双丘。

150cmほどの少年に対し、グラディスは190cmの大女。

身長差に伴う体格差によって、グラディスの肉感的な身体をより堪能してしまう事に。

しかし、もがこうとしたところで力など通用しない。

というより、まるで酔っぱらったような酩酊感に支配され、身体にうまく力が入らないのだ。

それでなくとも柔らかく大きな尻肉が、少年の細い太腿を押さえつけているせいで脱出もままならない。


「んぅ……♡ んちゅ……♡ うふふ……気持ちいいでしょ?」

「ま、待って……これ以上は……っ!」


「ん~……? ふふふ……♡」


──ぢゅる……♡


制止しようとしたにも関わらず、唇と唇が再び密着。

むしろ先程よりも濃密に。

リオスの抵抗など意に介さないと言わんばかりに、グラディスが無遠慮に舌を入れてきて。


──れろ……♡ ぢゅるるる……♡


重い、柔らかい……しかしそれ以上に、とても甘くて温かな感覚に囚われてしまったリオスは、その気持ちよさに夢中になって、何も考えられなくなってしまう。

『うねうね♡』と蠢くグラディスの舌が、口内の隅々まで這い回り、唾液を掻き混ぜ。

長くて肉厚な筋繊維の塊が、リオスの小さな舌を絡め取ってしゃぶりつき。

必死に肺へと酸素を送り込もうと胸を膨らませれば膨らませるほど、グラディスの甘い吐息が大量に入ってくる。


「うふふ……♡」


──ぷはぁ……♡


キスだけだと言うのに、まるで全ての生命力を吸い取られるかのよう。

一気に脱力してしまったリオスを嘲笑うように、グラディスの唇がゆっくりと離れていく。


「ね……♡ もっと欲しいでしょ……?♡」

「い、いや、ダメです……!」


「いいのよ、遠慮しないで……♡」

「ッ……!」


──ちゅぅぅぅ……♡


拒絶の言葉を紡ぐリオスの唇を再び塞ぐグラディス。

もう一度、リオスの身体の上に乗っかるようにして体重を掛けながら、少年の体を弄ぶように接吻を交わし、真っ赤に濡れた唇を押し付けた。


「ん……♡」


──にゅる……♡ ぢゅぷ……♡


リオスの小さな唇の隙間から忍び込んできた彼女の舌は、ぬるりと口腔内を泳ぎ回る。

まるで生き物のように口腔内を侵略し、縦横無尽に蠢く肉蛇。

溢れ出る唾液と共に喉奥まで侵入してきたかと思いきや、今度は上顎を擽るように舐め上げられる。

上唇を食まれ、下唇を啄まれ……まるで愛玩動物のように。

時折、息継ぎの為に僅かに離れるものの、すぐにまた重なり、舌を絡ませ合う。


「んぅ……♡ ちゅぷ……♡ んはぁ……♡」


そうしてリオスが何度目かの舌先から流れ込む多幸感に眩暈を感じた頃。

グラディスの肉厚な唇はようやく彼を解放してくれたのだ。

ふわふわのソファへと散々に押し付けられた小さな体躯は座面や背もたれに埋もれてしまい、徹底的に嫐られた唇の縁からは、溢れた唾液が糸を引いている。

グラディスの持つ女の部分が、無垢な少年の未熟な男の部分をすり潰した結果だった。


「……ここの支払いは私が済ませておくから、リオスちゃんは好きなだけのんびりしてていいわよ~……♡ 明日もダンジョン探索頑張りましょうね?♡」


乱れた装衣をちゃっちゃと直したグラディスは、少年の股間が盛り上がっていることにとうの昔に気づいていたが、それを咎めることなくニヤリと笑うのみ。

飽くまでも、彼女の狙いは勇者の血を引く子供を作ることなので、まだまだこれからなのだ。


「うふふ……じゃあ、私は帰るわね~」


そう言った途端、部屋から出て行ってしまったグラディス。


「はぁ……♡ はぁ……♡」


あれだけグラディスに求められた少年は、乱れた呼吸を落ち着ける事しかできず。

この時、少年の体には『キスはあまりにも中毒性の高い行為』なのだという、知ってはいけない事を刷り込まれてしまっていたのだ。

しかし、リオスがそのことに気づく術は、現状どこにもなかった──。


………

……

…

##P6 身体に起きた変化@キスに溺れる勇者、洗体プレイ、手コキ


翌日──。


「んはぁ……♡ ちゅぅ……♡ ぢゅるぅ……♡ れろぉ……♡ んふふ~……どうしたの~? 自分から私のMPが尽きてないかな~んて心配してくれるだなんて……♡」

「い、いえ、ほら、グラディスさんって魔力コントロールが下手な方ですし……ぼ、僕は一応リーダーですから、パーティメンバーが消耗しないか注意しておく義務があるっていうか……! ん"ん"ッッ♡♡♡」


──ちゅぷ……♡ ぢゅぅぅ……♡ れちゅれちゅれちゅ……♡


並べ立てた言い訳を遮る勢いで唇が押し付けられる。

甘ったるいグラディスの唾液とグラディス特有の熟れた桃のような香りを嗅いだ時、リオスの脳からは幸福物質が溢れ出し、全身が蕩ける感覚に陥っていく。

これが快楽だなんて、幼い彼には到底理解できるはずもなく。


「うふふ……♡ どうしたの……? やけに積極的じゃない……♡」


リオスがキスをしようと訴えるのには理由がある。

実は昨日の夜、グラディスが店を去った後もしばらく悶々とし続け、眠れぬ夜を過ごしたのである。

結局、この疼きはどうすればいいのか解消法が見つからないまま、朝を迎えてしまったのだ。

そしてその異変は、グラディスを見たことで更に加速。

例えば……ダンジョンに入ってすぐに繰り広げられた戦闘風景

グラディスが呪文を詠唱するたびに揺れる双丘。

大きく開いた装衣の胸元から覗く谷間のラインを凝視するうちに、どんどんムラムラと下腹部の辺りが熱くなっていき……。

戦闘を数度重ねる頃には、リオスはもうキスをしたくてしたくてしょうがなくなっていた。

今すぐグラディスと唇を重ね合わせたい。

今すぐグラディスに抱きつきたい。

そんな気持ちが抑えられなくなっていたのだ。

その結果が今、ダンジョン内の一角で、少年は少女のような吐息を漏らしながら女とキスをしていた。


──ちゅぱぁ……♡


「んはぁ……ほら、もうおかげでMPは満タンに回復したわよ……♡」

「はぁ……♡ はぁ……♡ ふぅぅ……っ、ふぅぅ……っ」


「ふふ……どうしたのよ、顔赤くしちゃって……?」

「な、なんでもありませんっ!」


「……そう? でも何か気になる事があればすぐに言いなさいね?」

「……は、はい……」


リオスの背中を襲う鈍痛。

胸が締め付けられるような痛みに翻弄されているせいか、頭が上手く働かない。

どうして自分がこんな思いをしているのか、なぜ身体がこんな風になっているのかわからない。

リオスの思考は鈍り、霞みがかっていて。

眼前に広がる景色も歪んで見えてくるようだった。


そんな複雑な思いを抱えた少年の顔を覗き込み、にやりと口元を歪ませるグラディス。

普段の彼女からは想像もできない妖艶な笑顔。

ダンジョンに潜った当初、あれだけ息巻いていた少年とは打って変わり、リオスはどこか上の空の様子。

ただ単にキスが好きになってしまったのか、それとも、単純に女体に溺れ始めたのか。

どちらにせよ、ダンジョン探索には支障をきたすのは明白な事。

なので、本来であればたしなめるのが正解なのかもしれないが……。

ここでグラディスが少年をたしなめてしまっては、せっかくのチャンスをみすみす逃す事となってしまう。

少々拙速ながらも、グラディスは次の段階へと移すことにした。


「ねぇ……」

「あっ……」


「……今日はここで休まない?」


──ぎゅっ……♡


握られた手指。

グラディスの提案は、今のリオスにとって明らかに都合の良い内容であり、二人の関係を進めるための誘い文句。


「そ、そんな、ダンジョンを途中で放棄するのはダメですよ……っ!」

「……だって、このダンジョン結構深いみたいよ……? 一旦ここで中断して、テントでも建てて一休みしたら……その後続きをしたらいいんじゃないかしら……?」


「……」


──はぁ……♡ はぁ……♡


グラディスに指摘され、リオスは言葉を詰まらせた。

今の自分の体調を考えれば、無理をするよりも休息が必要であることは疑いようもない。

何とか心を鎮めようと意識を集中してみたものの、下腹部の疼きは増すばかりで全く収まる気配を見せない。


「大丈夫よ……♡ 絶対に安全なんだから……♡」

「で、でも……っ! ここ、ダンジョンのど真ん中なんですよ……?」


「ふぅん……?」


『ぱちんっ』とグラディスが指を鳴らせば、リオスの眼前に一瞬で出来上がったばかりの簡易宿泊設備。

更にグラディスは地面に手をかざし、なにやら複雑な魔法陣を完成させる。

その間僅か数秒。

もし仮にこれらをすべて自分で建築したとなれば、丸一日以上の作業時間が必要になることは明らかだった。


「ね……? 私の魔法技術すごいでしょう? これだけのものを一瞬で創り出せるのは世界広しといえども私だけなの……♡ こんなに便利な魔法を持っている魔法使いと冒険できる機会なんて、勇者とはいえ、普通はありえないんだから……♡」

「うぅ……」


──トクトク……♡


耳元に囁かれる甘い誘い。

鼓動が激しく高鳴り始め、下肢にはじわじわと血液が集まっていき、全身が徐々に熱に侵食され始めていた。

しかも、キスで気持ちよくなりすぎたせいで勃起という現象も未だ治まっていない。

キスと勃起が直結する体になってしまっていると認識していない少年は、苦しさを我慢するしか無かったのだ。


一方のグラディスはというと、そんな少年の様子を見て確信を得ていた。

おそらく勇者という存在の性機能は通常の人間よりも発達していて、性欲の強さは一級品。

なのにリオスはというと、人見知りなどという理由をたてに、パーティを組んだこともなければ、女性経験……とすら呼べるのか怪しい経験すらなく、更には精通すらまだしていないのではという推測を、グラディスはひそかに立てていた。

何故なら、二人で初めてダンジョンに潜っていたとき、少年の目は明らかに女の胸に釘付けになっていたからだ。

グラディスは男が抱く女体への興味には敏感だった。

街に繰り出せば、ナンパなんて日常茶飯事。

冒険者ギルドで依頼を請ければ、仲間になれと懇願する男たちが列を成し。

酒場でひと飲みすれば、誰もが自分の虜になる。

しかも、自分が優れた容貌をしているのは鏡を見るまでもなく自覚していた。


そんなグラディスの前に現れた男はリオス。

背丈は幼く、頼りなさそうな見た目で、装備も貧弱……どう見ても新米冒険者か、せいぜいDランク程度の若輩者にしか見えない少年。

だが、グラディスは彼こそが伝説に語られる勇者だと知っていたのだ。

腰に下げる聖剣。

あれはレプリカなんかではなく、正真正銘の聖剣。

そんな彼を見た瞬間、グラディスは彼を手に入れたくて仕方なくなってしまったのだ。

勇者の子種が欲しくて欲しくてたまらない。

勇者の子を為したくて仕方がない。

そんな思いが頭の中を駆け巡った時、グラディスはリオスに声をかけていた。

……おっと、話が逸れてしまった。


ぺろりと舌で唇を拭って、グラディスは立派なテントを前に未だ戸惑うリオスの肩をポンっと軽く叩き、微笑む。


「まぁまぁ、とりあえずこの中に……」


促されるままに入場すると、内部の床に敷かれていた毛皮のカーペットに靴底を乗せ、座り心地の良さそうなキャンプチェアに腰を下ろした。

すると目の前のサイドテーブルには二人分の湯気の立ったティーカップ。


「シャワー浴びるわよね~?」

「えっ……?」


なんと、簡易なはずのテントにシャワーまでついているというのだ。


「私を誰だと思ってるのよ? ただの魔法使いじゃなくて、世界有数の大魔法使いなのよ?」


しかしリオスにとっては願ってもないチャンスだった。

一刻も早くこの下半身の疼きを癒したくて、彼は素直にシャワー室へと赴いたのだった。

なんの疑問も抱くことなく──。


………


「ふぅ……っ」


少し温めのお湯を頭から浴びた後、桶を置いてゆっくりと顔を洗う。

ザーッと流れる水音を聴きながら瞼を閉じ、泡立った石鹸で体を磨いていくリオスだったが──。


──カチャ……。


「え……?」

「はぁい~? 入るわよぉ?」


「え……? いや、ちょ、ちょっと! こ、ここ、僕まだ使ってて……」

「うふふ、わかってるわよ~? 一緒に洗ってあげようかな~って思って……♡」


背後から聞こえた浴室の扉を開く音の先にいたのは、バスタオルを巻いたグラディスの姿。

グラディスは装衣を脱ぎ捨てて、生まれたままの姿を惜しげもなく晒していたのだ。


「ちょっ、な、なんで入ってきてるんですか! 出て行って下さい!!」

「いいじゃない、別に減るものでもないんだし~……?♡」


「そ、そういう問題じゃありません!!」


慌てて体を捻り、リオスは視界からグラディスの裸体を追放する。

グラディスの身体を見ただけで下半身が疼き出すのだ。

それが今やバスタオル一枚のみ。

このままでは冷静さを失ってしまうと思ったのだ。


「うふふ~♡ 身体を洗ってあげるわ~」


──パサッ……。


しかし、グラディスはそんなリオスの心配を無視してバスタオルを解くと、そのまま彼の背中を流し始めた。


「うふふ~、きれいに洗ってあげるからね~……♡」

「ま、まってくださ……ひゃぁんっ!」


──ぬりゅぬりゅ……♡


泡立った石鹸で直接撫でられる感触に戸惑い、甘い声で喘いでしまう少年。

その背中には女性特有の起伏に富んだ曲線、バスタオルから解放された女神像に瓜二つの乳房が押し付けられている。


「あふぅ……♡」


背中から滑り落ちてくる二つの柔らかい脂肪。

まるでスライムのような……それでいて温かい物体が、皮膚の表面を這い回り、くすぐるように動くのだ。

『くちゃくちゃ♡』と粘着質な水音が奏でられ、体の芯まで浸透するような生暖かい感触が少年の理性を蝕んでいく。


「あぅぅ……っ」


リオスは己の意志とは関係なく、身体をくねらせてしまう。

あまりにもすべすべすぎる女の肌触り。

少し落ち着きかけていた少年の下半身のムラムラは一気に加速。


「ほらほら~♡ 大丈夫よ~♡」

「や、やめて……くだ……んひぃ……♡」


「はぁい、ここも念入りに洗わないとねぇ~」

「あっ、あっ、あっ……♡」


何も洗体は背中だけではない。

両脇から伸びてきたグラディスの両手がリオスの胸部と鼠径部へと伸び、巧みに指先を這わせ始める。


──くりっ♡ くりっ♡


「あぁぁっ……♡」


乳首の先端を摘ままれ、優しく揉み解される感触。

柔らかな乳房を押し当てられたままの背中。

そして、耳元で囁かれる艶めかしい吐息。

三点セットで全身の力が抜けてしまう。


「だ、だめですぅ……♡」

「うふふ……可愛い反応だわ……♡」


──くにゅっ♡ くにゅっ♡


「あぁ……っ♡」


──カリッ♡ カリッ♡


「あぁぁぁんっ♡」


左乳首を指先で捏ね回され、鼠径部を這い回る右手がどんどん疼きの中心へと近づいていく。


「そこはっ……♡ そこはぁっ……♡」

「ふふっ……ココも綺麗にしないとねぇ……」


──ぬりゅぬりゅぬりゅ……♡


鼠径部に沿って動いていたグラディスの指が遂に目的地へと辿り着き、竿の真下で大きな手のひらを広げた。

この時点ですっかり抵抗する気力を削がれていたリオスには、グラディスの行動を止める事ができるはずもなく。

背中から尻にかけてグラディスの長い乳房が押し付けられ、泡立てた石鹸が擦りつけられる度に下半身の疼きは際限なく大きくなっていく。

『ピンピンっ♡』と、乳首の先端を弾くグラディスの左手にも熱を感じてしまい、口からは抑えきれない嬌声が漏れ出てしまっていた。


「ふぅん……♡ ここ気持ちいいのね……♡」

「ひゃっ……! ち、ちがっ……! そこ、触っちゃ……!」


ここでようやくリオスがことの不味さを理解する。

そもそも好き同士でもない付き合ってもない男女とが、こうしてシャワーを一緒に浴びるなどあってはならないのだ。

挙句の果てにグラディスはリオスのおちんちんに触れようとしている。

そんなこと許されるわけが──。


──にゅぎっ……♡


「ふぅん? 触っちゃダメなんだぁ~?」

「くひぃぃっ……♡ さ、触っちゃダメだって言ってるじゃないですか……っ♡ あぁぁっ♡」


──にゅるっ……♡ にゅるっ……♡ にゅるっ……♡


グラディスの太い指がふわりと竿を包み込み、緩やかに扱き始める。

石鹸で『ぬるぬる♡』になった指が触れただけでも甘い電撃に貫かれるというのに、優しく全体を包み、上下運動を始めるのだからたまらない。


「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「気持ち良すぎて声我慢できないでしょう?♡ もうおちんちんの事しか考えられないんじゃないの~?♡」


知らなかった。

こうして女の人に身体を触れられて、裸の身体を擦り付けられることがこんなにも気持ち良いものだと。

こうしておちんちんを掴まれて、『にゅこにゅこ♡』と扱かれることがこんなにも快感を生む行為だったなんて。


「うぅ……♡ うぁぁ……♡」


全身を快楽が貫く。

腰の奥からムラムラがふつふつと湧き上がり、出口を探すかのようにちんちん内部で蠢いていく。

これまでの生涯で一度たりともこんな現象はなかったというのに、グラディスに触られている最中は下半身が狂ったように暴れ出す。


「だ、だめっ……♡ た、たべちゃ……♡ そこはぁ……♡」


──ぐにぐに……♡ ぐにぐに……♡


『くちゃくちゃ♡』と卑猥な水音を立てるリオスのモノとグラディスの手。

圧倒的な体格を誇るグラディスの手に自らのモノが食べられてしまったかのようで、その扇情的な光景を目にしたリオスは、自身の欲望が下半身に集まっていくのを感じ取っていた。


「あぁぁ……♡」


──くにゅっ♡ くにゅっ♡ くにゅっ♡


リオスのモノを握るグラディスの手は大きく、リオスの手指と比べても関節二つ分は優に大きいのだ。

そんな手がリオスのモノの根本から先端に向かってゆっくりと蠢き、柔らかな皮膚と手筒の凹凸が『ぬちぬち♡』と竿の表面を擦れる度に、『ゾクゾク♡』とした快感が背筋を走り抜けていく。


「あぁぁ……♡ な、なにか変ですっ……♡ からだの奥がっ……あっ……♡」


下半身を中心とする体内に発生したムラムラ。

これまでリオスにはなかった感覚に、得体の知れない恐怖を覚えたのは言うまでもなく。


「な、なにかおかしいです……っ! か、からだがぁっ……♡」


──くちゅ……♡ くちゅ……♡ くちゅ……♡


リオスの必死の訴えに反して、グラディスは口元に弧を描いたまま手の動きを止めようとせず、逆にスピードを速めていく。

緩やかに包み込んでいただけの竿に長い指を巻き付け、手指の肉の柔らかい段差を存分に利用して、『にゅるり♡』と竿を締め上げていく。


「あぁぁっ……! あっ……! あっ……!」


──ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅ♡


手のひらで竿全体をマッサージするような動作や、竿を根元から搾り上げるような動作。

あるいは亀頭の先端を円を描くように撫でるような……。

そのたびに竿が暴れて、全身の性感帯が開かれていく感覚。


「あぁぁ……! だ、だめですっ……♡ ま、まって……! あぁぁ……!」

「うふふ……♡ どうしたの~? 苦しいの?♡」


「な、なにか変で……! からだが……おかしくてっ……♡」

「うふふ……♡ 心配しないで……♡ 安心して私に任せなさいな……♡」


リオスの不安などどこ吹く風。

グラディスはそのまま容赦なく竿を扱き上げていき、ゆっくりと絶頂へと向けて幼い体躯を高めていく。

この時リオスは『何か』が体内で生成されていることを、うっすらと自覚していた。

まるで排泄欲求のような、排尿欲求のような……尿道の奥から湧き出てくる感覚。

下腹部が膨れ上がるほどの快感の濁流は、すぐさま亀頭の先端を目指して突き進み始めていた。

「やっ……♡ らめ……♡ なんか、きちゃ……っ♡」


──しゅこ……♡ しゅこ……♡ しゅこ……♡ しゅこ……♡


「んくぅぅ……♡ でる……♡ なにかっ、もれちゃう……っ♡」

「うふふ……♡ 遠慮せず出していいんだからね……?♡」


左手が『コリコリっ♡』と乳首を弾き。

竿を包み込み、往復運動を行うグラディスの右手。


「ひゃうぅぅ……っ♡ で、でますっ……! なんかっ……あっ……あぁぁっ……!」

「いいのよ? 出していいのよ?♡ 怖がらないで……♡」


──しゅこ……♡ しゅこ……♡ しゅこ……♡


「だめっ……♡ でる……♡ あっ……♡ あっ……♡」




「イ~~~~~~~ケ…………♡」



「っ……♡」


──びくんっ……♡


グラディスのトドメの一言で、リオスはこれまで経験したこともない快感の波に襲われていた。

全身を貫く甘美で切ない快感に打ち震え、魂ごと持っていかれそうな開放感と共に、リオスは生まれて初めての絶頂を迎えたのだ。


──ぶぴゅっ……♡


しかし、それは成人男性の盛大な射精ではない。

勢いも水量もまるでなく、先端から『ぴゅるっ♡』と吹き出た透明の液体は、竿を握りこんでいたグラディスの指を濡らす程度の量しかなく。

そして次の瞬間には、一滴たりとも流れ出てこなくなったのだ。


「はぁ……♡ はぁ……♡」


──ぴくんっ……♡ ぴくんっ……♡


一滴垂れただけで終わりを迎えた初めての射精、いわゆる精通。

体内に沸き立っていた謎の感覚もすっかり消え去り、放心状態となったリオス。

息を荒げ、背後のグラディスに体重を預けざるを得なくなる。

これまでの生涯で経験したことのない快感に襲われたせいか、身体の力が抜けて、指一本動かせない状態。

そんな少年を優しく抱き留めるグラディスの身体は柔らかく、安心感を与えてくれた。


──なにが起こったんだろう……?


射精の概念を持たないリオスには、今しがた自分に起こった出来事の詳細が一切分からない。

しかし、先程までの強烈な快感の波と引き換えに、あれだけムラムラしていた下腹部の疼きがすっかり消え去っていることは理解できた。


「はい、これでちょっとは体調も良くなるんじゃない?」


何がどういう理由で収まったのかはわからないが、グラディスが疼きを治してくれた。

その事実だけが少年の頭の中に間違った形で植え付けられてしまう。

つまり──。


「……グラディスさんが僕のことを助けてくれました」

「ん~?♡ そうなの~?♡」


「あの、ありがとうございます……」

「ふふっ……どういたしまして~……♡ また調子が悪くなったらいつでも言いなさい? 優しく治してあげるから♡」


リオスが精通を迎えた直後、排出された精液を目ざとく手の中へと回収したグラディスが、それを自身の鼻へと近づける。

微量ではあるものの、独特の匂いはしっかりと確認できる。

それが精子であることに間違いない。

そう確信したグラディスはリオスへと優しく微笑みかけた。


「じゃ、上がりましょっか?♡」

「はい……♡」


リオスとグラディスの距離がまた一つ縮まったのは言うまでもなく。

グラディスは幼い体へ快楽の種を植え付け、芽吹かせることに成功したのであった──。

………

……

…

##P7 快楽中毒@焦らし手コキ、乳首責め、パフパフ、フェラ、連続射精


リオスが精通して以降、ダンジョンでの戦いの合間に時折訪れる疼きは、確実に少年の心身を蝕んでいた。


「ふっーー……♡ あぁ……ッ♡」


岩陰に身を隠した瞬間、リオスは喉奥で呻いた。

灼熱が下腹部に滞在し、どうにもならない渇望が脈打ち始める──あの日以来何度も訪れようになった症状だった。


「どうしたの……? また疼く?」


リオスとの濃厚な口付けによりMPが満タンになったグラディスが耳元で囁く。

その息がかかるだけで電撃が背中を貫き、腰の奥の火山が噴火しそうになった。


「ううっ……ッ♡ その通り……です……♡」


もはやプライドなどない。

苦しそうな声で訴えたリオスに、グラディスの唇が愉悦に歪む。

グラディスはこの一週間で「疼き=治療」という公式を徹底的に刻み込んでいたのだ。

何度治療しても、彼女の濃密なキスをトリガーに必ず再発する奇怪な症状。

だから治療が必要不可欠だという偽りの真実を。


「じゃあダンジョンの攻略が終わったら、いつもの場所へ行きましょうか……?♡」


グラディスが差し出した手を、リオスは躊躇なく掴んだ。

それは、少年が勇者の使命よりも女の手を選んだ瞬間だった。


………

……

…


「はあっ……♡ あぁ……ッ♡ んくうぅ……ッ♡」


小料理屋『深月亭』の個室の薄暗がりの中で、リオスの喘ぎ声が小さく反響する。

ソファに腰掛けたグラディスの膝枕で仰向けとなり、少年は無防備に両脚を広げていた。

上半身は裸。

下半身はすでにパンツ一枚のみ。

恥ずかしいどころか、『治すために脱がなければならない』と教え込まれた服従の印となっている。


「ふぅ……っ♡ ふぅ……っ♡」


閉鎖された空間。

目の前にぶら下がるグラディスの下乳から漂う甘い香りが辺りの空気を淀ませる。

その香りを深く吸い込めば吸い込むほど、下半身のムズ痒さは加速して。

リオスの股間はいつ暴発してもおかしくないほどに反り返り、パンツの中央をテント状に膨張させていた。

グラディスの太い親指と長い人差し指がその輪郭をゆっくりとたどり始めると、少年の喉奥からは悲痛な嬌声が漏れた。


「ぐ、グラディスさん……はやくぅ……ッ♡」

「慌てないの……♡ 少しずつ……治してあげるから……♡」


──スリ……♡ スリ……♡


まずは布越しの愛撫。

パンツの上から軽く撫でるだけでビクビクと痙攣し、先端がじわりと湿り気を帯びる。

リオスはこの焦らしが得意ではなかった。

一分でも早く快楽の天国へ突き上げて欲しいのだ。

しかしグラディスは敢えて焦らす。

少年の性感帯を熟知した指の腹が『ぬるり♡』と裏筋をなぞり、親指の肉がカリの僅かな段差を撫で擦る。

そのたびにリオスは腰を浮かし、背筋を弓なりに反らして悶絶した。


「んはぁぁ……ッ♡ あぁぁ……ッ♡ もっと……ッ♡ もっと強く……ッ♡」


──さすっ……♡ さすっ……♡


「ふうぅぅぅ……ッ♡ あ、あぁ……♡ それじゃあ足りないぃ……ッ♡」


切ない吐息。

瞳の焦点がぶれ始め、グラディスの手を求めるように腰を突き上げ哀願するリオスの瞳に涙が滲む。

そうして焦らしてやれば焦らしてやるほどに彼の欲求は膨れ上がり、心の底から彼女を求めるようになる──それがグラディスの計算だった。


「ねぇリオスちゃん……♡ 我慢できないくらい苦しい?♡」


──こりっ♡


「ひゃぁ……ッ♡」


乳首への突然の刺激。

背筋に快感の電撃が走り、リオスは悲鳴とともに体を跳ねさせた。

しかしグラディスの長い指は逃がさない。

股間の膨らみを放置して、両手の指がリオスの胸に咲いた小さな突起を左右交互に摘み上げ始めた。


──くりっ♡ くりっ♡


「ああ……ッ♡ だめぇ……っ♡ そこ弱いからぁ……ッ♡」


──ぴんっ♡ ぴんっ♡


左右の乳首が同時に弾かれ、擦られ、押し潰される。

爪先が先端をピンポイントで引っ掻くたびに火花が散り、下腹部の疼きが倍加していく。

ただでさえ疼きが最高潮の体に、そこへ更に疼きを注ぎ込むかのような行為。

乳首愛撫だけで達しそうなほどの衝撃にリオスは翻弄され、瞳孔が大きく拡がっていく。


「ほら見て? リオスちゃんのおちんちんが泣いてるわよ……?♡」


グラディスの言葉通り、パンツの中央には小さなシミができていた。

精液とも汗とも判別できない半透明な、少し白濁した液体。

そこへ指が触れた瞬間、少年は喉奥を震わせて叫んだ。


「あぅぅ……ッ♡ そこ……ッ♡ あぁぁ……ッ♡」

「泣いてるおちんちんを……どう治して欲しいのかしら?♡」


──するっ……♡


グラディスの指がパンツの下へと滑り込んでいく音。

少年の瞳に宿り始めた期待と恐怖。

もう限界だ。

射精という答えを知ってしまった体はそれを欲し続けている。


「触って……ッ♡ ボクの……全部……触ってほしい……ッ♡」

「よく言えました……♡」


──にゅるぅぅぅぅ……♡♡♡


少年が答えを発した瞬間、五本の指は蛇のように絡み付き竿全体を包み込んだ。

その温度、湿度、そして圧迫感。

初めての日に味わった快感が再度蘇り、リオスの体はすぐに震え始めた。


「んくぅぅ……ッ♡ あぁぁ……ッ♡」


──びゅくびゅくびゅくぅぅぅ……♡♡♡


「あ~あ……♡」

「あ"あ"あ"ぁぁぁ……♡♡♡」


グラディスの肉感敵な手筒が幼茎を包み込んだ瞬間、熱い塊が先端から迸り、掌の内側を温めた。

透明で『さらり♡』とした粘液が指の谷間を滴り落ちる。

それはまだまだ精液とはいえない若い潮でしかない。

だが確かに快楽の結晶であった。


「はあぁぁ……ッ♡ はあぁぁ……ッ♡」


脱力。

筋肉が弛緩し、ソファに投げ出される腕と脚。

だがしかし、心地よい虚脱感に包まれながらも下腹部にはまだ未消化の疼きが残留していた。

この程度では収まらない。


「まだ足りない?」

「うぅ……♡ まだ……っ♡」


「じゃあ……『特別な治療』をしてあげる……♡」


特別な治療──そのワードに少年の喉仏が大きく上下する。

『すぅ~っ♡』と目を細めたグラディスが膝枕の向きを変れば、下乳の影の向こう側から現れたのは正反対になったグラディスの顔。

彼女がそのまま、ゆっくりと腰をかがめていくと、少年の視界が突如暗くなった。


──むにゅうぅぅ……♡♡♡


「んぷぅぅ……ッ♡」


リオスの顔を覆い尽くす巨大な二つの肉球。

グラディスの重量感ある乳房が少年の頭頂部から鼻先までを埋め尽くしたのだ。

鼻腔いっぱいに広がるのはグラディスの熟した母乳のような香り。

息を吸えば肺胞まで満たされるほどの甘さ。

そして何より、柔らかさと圧迫感が同時に襲い掛かってくる。


「むぐぅぅ……ッ♡ んむぅぅ……ッ♡」


窒息しかねない質量で顔全体を塞がれたリオスは反射的に足をバタつかせた。

しかし、グラディスの長い手が容赦なくその足首を捉え、M字に固定。

完全拘束と呼ぶに相応しい状態。


「ふふ……♡ では、治療を再開しましょう……♡」


──にゅぷっ……♡ ぢゅぷっ……♡


次の瞬間、幼茎を包み込み始めた温かな粘膜。

掌とは異なる、もっと熱くて、ぬるついていて、包み込まれてしまう柔らかい圧迫。

『ちゅぷちゅぷ♡』と甘く溶け合うような音はグラディスの唇の微かな開閉によるもの。


「んくぅぅ……ッ♡ んぐぐ……ッ♡」


口内粘膜という新たな刺激が少年の性器を包み込んだ瞬間、リオスは足先を痙攣させた。

睾丸までもが甘く引っ張られるような吸引と、精の放出への甘い手引。

へばついた蜜でも啜り取るかのように、先端から根元までを丹念に舐り尽くすグラディスの舌が絡みつき始める。


──にゅる♡ にゅる♡ にゅる♡


「ん"ん"ん"……ッ♡ ん"ん"ッッ……♡」


くぐもった声が顔面を覆い尽くす柔軟な肉鞠を揺らす。

乳海に閉じ込められ視界ゼロの中、ただ唯一の外部情報をもたらすのは下半身への刺激のみ。

唇で締め付けられ、舌で舐られ、口腔内全体で吸い上げられて。

その三重奏が乳肉により視界を失った少年の性感帯を全方位から追い詰めていく。


「ふっーー♡ ふっーー♡ ふっーー♡」


息が詰まる。

しかし更に鼻腔を満たす雌臭と母性に満ちた甘い香りが麻薬のように脳細胞を侵す。

乳房という檻の中の監獄。

閉鎖された空間は外気と隔絶され、女の香水と体臭で充満していた。

そこに少年の呻き声と粘液の摩擦音が絡み合い、淫猥な閉鎖環境を完成させる。


──ぢゅっ♡ ぢゅっ♡ ぢゅっ♡ ぢゅっ♡


「ん"ん"ッッ♡ ん"ん"ッッ♡ ん"ん"ん"ん"……ッッ♡」


凄まじい吸引音。

唇が茎を根本から吸い上げ、先端が『くちゃくちゃ♡』と咀嚼される。

睾丸まで伝播する振動。

吸われながら舌で撫で回されるという二重の快楽攻撃に晒されたところで──。


「ん"ん"ん"……ッッ♡ ふぅぅ……ッ♡ ふぅぅ……ッ♡」


──ぴゅくっ……♡ ぴゅくぴゅくっ……♡


一分の間も経たぬうちに発生した第二の潮。

吐精。

しかしグラディスはそれに一切頓着しない。


「んふぅ……♡ ちゅぱぁ……♡ ちゅぱ……♡ ぢゅぞっ……♡ ぢゅぞぞぞぞぞっ……♡」

「ん"ん"ん"……ッッ♡ ん"ん"ん"ん"ん"……ッッ♡」


ラディスはペニスを咥えたまま少年の腰を掴み固定。

自らの女体全体で少年を押さえ付け、喉奥へと招き入れつつ、ゆっくりと吸引を続行する。


──ぢゅぱっ……♡ ぢゅるるるっ……♡ ぢゅぞっ……♡ んくっ……♡ んくっ……♡ こくんっ……♡


潮を嚥下する音が響く。

だがしかし、出せば出すほどに、尿道に残った液体を一滴残らず吸い上げようとするかのごとく強烈な吸引を施されると、腰の奥から更なる疼きが湧き上がって来る。


「ん"ん"ん"……ッッ♡ ん"ん"ん"ん"ん"……ッッ♡」


──ぴゅる……♡ ぴゅる……♡ ぴゅる……♡ ぴゅる……♡


射精している感覚とは少し違う。

腰の奥が収縮し、『きゅんきゅん♡』とした疼きが続きながら、先端から雫がこぼれ続ける状態。

グラディスはそれを『口で搾り取る』という行為で解決し、少年に新たな快楽を刷り込もうとしていた。


一方リオスは腰を跳ね上げて必死に抵抗するが、グラディスの大きな体躯の下では無力。

まるで大樹に捕らえられた蝶のように手脚をバタつかせてもまったく意味がない。

それどころか、グラディスに吸われる度に足先が浮遊し、腰骨が痙攣する始末。

肉体はどうしてもクラディスを求めてしまっていた。


「ん"ん"ん"……ッッ♡ ん"ん"ん"ん"……ッッ♡」


──ごくりっ……♡ ごくりっ……♡


喉が鳴るたびに鼓膜を通じて直接頭の中に響く嚥下音。

グラディスはリオスが漏らした雫を一滴残らず吸い取り、飲み干しているのがわかる生々しい音。

その事実に屈辱感や背徳感を覚えつつも、更に下半身から熱を注ぎ込まれることを望む身体。

快楽の渦に巻き込まれた少年には最早理性などなかった。


──くちゃっ……♡ くちゃっ……♡ くちゃっ……♡


舌が絡み付く音と唾液でふやけきった粘膜同士の絡み合い。

捕食行為にも似た快楽の刷り込み。


グラディスがものの数分ももたぬ幼茎を解放したのは、たっぷりと一時間は啜り上げた後だった──。


………


「はあぁぁ……ッ♡ はあぁぁ……ッ♡」


乳海から解放されつつも身体は動かない。

腰は痙攣を繰り返し、足先は震え、眼球はグルグルと回転して焦点を定めることが出来なかった。

そんななかで少年の唇から零れ出たのは謝罪の言葉。


「ご……っ♡ ごめんなさい……っ♡ また汚しちゃっ……♡」

「あら……? 何を謝ることがあるの……?♡」


「だって……グラディスさんのお口の中に……いっぱい……ッ♡」

「ふふ……♡ だってこれも治療の一環なんだから……♡」


グラディスの巨大な手が少年の髪を撫でる。

自愛に満ちた手つき。

絶対的な庇護者としての振る舞い。


「治療のお礼は……後でたくさん貰うから……♡ また苦しくなったら遠慮なく言いなさい……?♡」

「う……うぅ……っ♡ は、はいぃ……ッ♡」


絶対服従の暗示。

『苦しい時はグラディスの元へ行けば良い』という刷り込みが完成される瞬間。


もちろんリオスは気付いていない。

この『治療』が性行為へのエスカレーションであることを。

そしてグラディスが企む真の目的を。


彼女の手中にある自分の未来に対する恐れよりも先に脳裏を過ぎるのは、やはりあの快楽への渇望だった──。


………

……

…

##P8 疼く肉体@禁欲生活、射精禁止魔法、パイズリ、連続絶頂(射精なし)、子作りセックス(正常位、だいしゅきホールド)、中出しすると冒険が終わるという背徳的な誘惑


初めて口でしてもらったあの日から、リオスは所構わず疼きを訴えグラディスを求め始めていた。

まるで中毒患者のように手遅れだったのだ。


「ぐ……グラディスさん……ッ♡ また……また……ッ♡」


MP回復のためのキスをきっかけに発症する謎の疼きは、何度『治療』を施されたところで決して治ることはなく。

ダンジョンでの探索中だろうと街での買い出し中だろうと。

ふと気付けばグラディスの豊満な身体に吸い寄せられていた。


そしてその度に、グラディスは笑みを浮かべて応えてくれる。 

時には人気のない路地裏で。

あるいは二人っきりの『深月亭』の個室で。

更にはダンジョンの奥地に魔法で作り出した簡易ベッドの上で。

グラディスはその豊満な女体で幾度も少年を絶頂へと導き続けた。


そんな生活を一ヶ月も続けるうち、リオスの価値観は徐々に歪んでいった。


「っ……♡」


『治療』という名目で行われる手淫。

グラディスの温かい手がリオスの幼茎を包み込むと、少年の身体は条件反射のように歓喜に震える。

もはや彼にとってグラディスは生命活動を維持するために必要な存在となりつつあった。


「んん……♡ あふぅ……ッ♡」


──くちゃ……♡ くちゃ……♡ くちゃ……♡


その日もまた疼きが始まったため、ダンジョンの奥深くであるにも関わらず、即座にグラディスを呼び寄せた。

魔法で創り出された簡素な寝台の上に半裸で横たわるリオス。

胸板には汗が滲み、その頬は紅潮していた。

唇は半開きになり、甘い吐息が零れ落ちる。


グラディスは少年のすぐ傍らに腰を降ろし、その巨大な乳房を押し付けるように身体を密着させた。

掌で包み込んだペニスがその期待感で先走りを滲ませ始めると、グラディスは舌舐めずりをしつつ根元から先端へと優しく扱き始めたのだ。


「ぐ……グラディスさん……ッ♡ もっと……♡ もっと強くぅ……ッ♡」


リオスの要望を受け、グラディスはその豊満な乳袋から溢れる甘い香りで彼を包み込む。

その柔らかな胸の谷間が頬に触れるだけで快感は増幅され、リオスの腰は無意識のうちに浮き上がってしまう。


「はぁ……ッ♡ はぁ……ッ♡ はぁ……ッ♡」


──くちゅ……♡ くちゅ……♡ くちゅ……♡


ペニスへの愛撫と共に送り込まれる性感を脳裏で処理する暇もなく、今度は唇同士が重ね合わされる。

『むちゅり♡』という感触とともにグラディスの舌が忍び寄ると、即座に舌先が絡まり合い甘露が交換されることとなる。

リオスもまた自身の舌を伸ばし迎え入れるという習性を身につけており、こうしてグラディスと淫らな口付けを交わす度に意識レベルが低下していった。


「んん……♡ んむぅ……ッ♡ んちゅ……ッ♡ ん"ッ♡ ん"ッ♡ ん"ん"ッッ♡」


吐精の時は近い。

青くて細い血管が浮き出て敏感になったペニスが痙攣を始めると、グラディスはそれを察知して少し動きを早める。

掌全体を窄めて握り締めることで最大級の快感を与えながら、親指と中指で更に締め付け、裏筋を強く圧迫すると、あっという間に絶頂へ導かれるのだ。


「ん"ん"ん"ん"ん"……ッッ♡」


──ぴゅるっ……♡ ぴゅくっ……♡


小さなペニスが『びくんびくん♡』と跳ね踊り白濁した蜜を放出する度に腰の奥が『きゅんきゅん♡』と痙攣する。

やわらかくてふわふわな女肉に甘く優しく締め付けられ、リオスは情けない声を漏らすことしかできなかった──。


………

……

…


しかし、そんな淫蕩の日々も長くは続かなかった。

すでにダンジョン探索も毎日というわけにはいかなくなってきたある日。

久しぶりにダンジョンを攻略したその日、リオスが疼きに苦しんでいたときのことだ。


「ううぅ……ッ♡ ぐら……っ♡ グラディスさん……ッ♡ おちんちんが……ッ♡ また疼く……ッ♡ 治療……ッ♡ 治療を……ッ♡」


涙目になりながらグラディスの袖口を引っ張る少年の姿に彼女は困ったような笑みを浮かべる。

それはいつもならば慈悲深い表情であったはずだ。


「ねえリオスちゃん……最近『治療』の回数が増えすぎじゃない?♡ 一日に何十回してると思う?♡」

「え……っ♡ そ、それは……ッ♡」


「『治療』はあくまで医療行為であって……欲求を満たす道具じゃないの……♡ もちろん私も悪いんだけど……ちょっと自制した方が良いかもしれないわねぇ……♡」

「そ、そんなぁ……ッ♡」


希望を砕かれた少年が崩れ落ちるようにへたり込む。

ガタガタと震える細い肩に、グラディスの指先が添えられた。


「『治療』が利かなくなって来てるのはリオスちゃん自身が一番良くわかってるはずよ……?♡ このままだと本当に『不能』になっちゃうかも……♡ だったらしばらく間隔を開けたほうがいいと思わない?」

「で……でもぉ……ッ♡」


もちろん嘘である。

そもそもリオスがこうなるように仕向けたのは他でもないグラディス自身。

少年が依存症を患うことを前提に計算された長期計画、グラディスに与えられる快楽によって思考回路の大半は塗り替えられていたのだ。

だがしかし当事者であるリオスは知る由もない。


「安心しなさいな♡ MP回復のキスはこれまで通りちゃんとやってあげるから……♡ それに、これはリオスちゃんの健康を守るために必要なことだと思うけど……?♡」

「う……ッ♡ うぅぅ……ッ♡」


残酷な宣告を受けたにも関わらずキスという単語にリオスの幼茎が『びくん♡』と反応し、パンツ越しにも『勃起♡』の兆候が明らかな状態になってしまう。

実際その言葉に含まれる甘美な誘惑は少年の心をいとも簡単に奪ったのだ。


「ほら……約束よ……?♡ 一ヶ月だけ禁欲を守ってくれたら……きっと効率的に回復できるようになるわ……♡」

「は……い……っ♡」


そう答えるよりほかなかった。

グラディスの巨体と優雅な手つきに圧倒されながらも肯定する以外になかったからだ。


そこからグラディスは宣言通り一切の接触を控えた。

MP回復のキスを行いつつ、ついでのように豊満な肉体を擦り付ける程度の接近はあっても絶対に最後の一線を踏み越えない。

しかし、その分戦闘での動きはより過激に、露出は多く。

魔法装衣の胸元はさらに開かれ、深い谷間が露呈した状態で闊歩するグラディス。

無防備な乳袋が歩くたびに『たぷたぷ♡』と揺れ踊り、汗ばんだ肌から蒸れた雌臭が漂う始末。

勿論腰回りの布も極端なまでに少なくなり、僅かに屈んだだけでお尻の丸みが『ぷりっ♡』と溢れ出る。

当然ながら戦闘時なども頻繁にお尻が見えてしまいそうで危うく。

彼女の扇情的な格好はますますリオスの煩悩を煽る原因となりつつも、同時に禁欲生活における拷問のような状態へと追い込んでいった。

内心は常に乱されており、戦闘に力が入らず。

ようやく次の街に辿り着いたのは、かの宣告からちょうど一ヶ月後の事であった──。


……


「やっと辿り着いたわねぇ……♡ ここが魔王城直前最後の村・エンディオールよ……♡」

「はあぁぁ……ッ♡ はあぁぁ……ッ♡」


この日、リオスとグラディスは村に唯一の宿屋に到着していた。

だがしかし──。


「あー……申し訳ございません……何分小さな宿でございますから、御一行様分それぞれのお部屋のご用意ができないのです……。ですので……誠に恐縮ですが……部屋数の関係上ひと部屋にお二人様で御宿泊いただくことになりますが……ご了承いただけますでしょうか?」

「そんな……ッ♡」


店主の報告に顔面蒼白になるリオス。

ここまで散々誘惑され続けてなお触れられぬ期間を耐えて来たというのにまさか同じ部屋で一夜を明かさねばならぬとは。

これではまさに飢餓状態で吊り下げられた餌箱と同じではないか。


「あらあら……困ったわね……♡」


そう言いながらも心底楽しそうな顔をしているグラディス。

彼女はその巨体でリオスを覆い被さるように背後から抱きすくめた。


「まあ仕方ないじゃない……?♡ それともリオスちゃんは一人で野宿したい?」

「いえ……ッ♡ その……ッ♡ 同じ部屋で構いません……ッ♡」


リオスの頭の中にはもはや射精のことしかなかった。

一刻も早くこの疼きを止めてもらいたい一心なのだ。

そして彼女から『治療』を受けられなければこの疼きを抑える術は存在しない。


「……わかったわ♡ じゃあチェックインしましょうね……?♡」


………


「こちらにございます。それではごゆっくり」


店主に案内され二人は寝室へと通された。

狭い空間に並んだ二つのベッド。

当然ながらベッドメイキングは済んでおり、清潔なシーツが敷かれている。

けれども壁紙も家具も古びて埃っぽく、高級な宿とは到底言い難い粗末なものだった。


「ふぅ……とりあえず荷物を置いて一休みしましょうか?♡」

「は……はい……っ♡」


ベッドに腰を落としたリオスの眼差しが一点に釘付けになる。

視線の先にはグラディスの巨大な乳房があった。

柔らかな肉が制服の胸元を押し上げており『むちっ♡』と尖った先端が浮き出ている。

普段から豊かさを示すその部位だが今は尚更暴力的なほどの大きさに映っていた。


「ふぅ……ん……♡」


ゆっくりと悩ましげに伸びをするグラディス。

その動作につれて胸元から腋にかけての艶めかしいラインが晒され、甘美な媚肉の芳香が漂う。


「どうしたの……?♡ もう疼いてきちゃった?♡」

「はっ……♡ はぁ……ッ♡ そのッ……♡ もう一ヶ月……ッ♡ 一ヶ月経って……ッッ♡♡♡ 『治療』……ッ♡ 『治療』ッッ♡ お願いしますぅ……ッッ♡」


懇願するように潤んだ瞳で見上げる少年に対しグラディスはゆっくりと微笑んで見せた。


「一ヶ月我慢したんだから……ちゃ~んと『治療』してあげないと……ね?♡」


──ごくり……♡


リオスの喉仏が大きく上下する。

遂に到来する待ち望んだ瞬間。 


「さて……リオスちゃんはどんな『治療』をご所望なのかしら?♡ 手……?♡ 口……?♡ それとも……私のおっぱいを使いましょうか……?♡」

「っ……♡」


グラディスの巨大な二つの肉玉。

見ているだけでも十分すぎるほど扇情的で、記憶の中にある柔らかな感触だけでも充分すぎるほど強烈な印象を持つもの。

特に手でするよりも強く密着するであろう、胸の谷間への挿入という行為。

今まで経験したことの無い未知なる領域へ誘う選択肢がリオスの性欲を煽った。


「ううぅ……ッ♡ お……っ♡ おっぱいで……ッ♡」

「わかったわ……♡ それじゃ……始めましょうか……♡」


グラディスが大きく膨らんだ胸を覆う布地の切れ目に指をかけると、そのままゆっくりと下方向へ引き降ろしていく。

すると拘束されていた柔らかな脂肪群が『ばるるんっ♡』と躍動しながら開放され、照明の光を反射して蠱惑的に輝き始める。


「ほぉら……♡ 想像してみなさいな……♡ ここに貴方の大事なモノが挟まれて……『ぐにゅっ♡ ぐにゅっ♡ ずりゅりゅぅ~~~っ……♡』と可愛がられるところを……♡」


眼前に広がる圧倒的存在感。

その谷間に目を奪われたリオスの心臓はいっそう激しい鼓動を刻み始めた。

破裂寸前。

まるで体内でドラゴンが暴れているかのごとく大袈裟に拍動しているのだ。


「はあぁぁ……ッ♡ はあぁぁ……ッ♡」

「ふふ……♡」


──するする……♡


焦らすようにゆっくりと時間をかけて全貌が顕現する巨大な双丘。

健康的な色気を放つ肌色に薄ピンク色の乳輪が映える。

それは大人の女性らしい成熟したフォルムの中にわずかに残された瑞々しい艶めきだった。


「では……治療を開始いたします……♡」


──すぽっ……♡


グラディスの片手がベッドに仰向けのリオスのパンツにかけられ一気に剥ぎ取られる。

既に限界寸前まで怒張していた幼茎は自由を取り戻した瞬間天井を向き、『ビクンビクン♡』と跳ね上がり始めた。


「あらあら……ちっさいのに随分と元気になってるわねぇ……♡」


グラディスは笑いながら巨大な乳房を持ち上げると、それを『むにむに♡』と揉みしだきながら、左右に『ばるんばるん♡』と重たげに揺らし、リオスの下半身へとゆっくりと近づけていく。


「はぁ……ッ♡ はぁ……ッ♡ はぁ……ッ♡ はぁ……ッ♡」


もはや期待しかなく呼吸を荒げるリオス。

彼女に命令されるまでもなく両足は大きく開かれており準備万端となっていた。

今や視界の大部分は凶悪なほどに豊かな女肉に占領されており他の情報は何一つとして認識出来ない。

まるで催眠術にでもかけられたかのように視線は釘付けとなり、下半身だけが自らの疼きを激しく中枢へ伝えていた。


──たぷんっ……♡


左右に揺れる肉が寄り添い圧迫され、その谷間が一直線を形作る。

少年の腰の下に膝を差し込んだグラディスが、彼の腰を抱き込み、力を入れて。

ゆっくりと持ち上げれば、まるで女神様に捧げられる供物のように、グラディスの元へと恭しく奉納されていく矮小な男性器。


「あぁぁ……♡」


そして、グラディスが自らの顔よりも一回りも二回りも大きな乳房を割り開いた瞬間。


「……挟んじゃうわよ?♡」


──ばちゅん……ッッ♡♡♡


「お"お"……ッッ♡♡♡」


一息で埋没。

両側から迫った巨大な肉塊に挟まれて、根元まで押し潰された途端視界に花火が散る。

圧倒的な熱量と圧迫感に脳細胞は焼かれ意識は真っ白に染め上げられた。


──むちゅっ……♡ ぬちゅっ……♡


「ん"お"お"お"ッッッ……♡♡♡」


信じられないほど柔らかいのに逃げ場を全く与えてくれない圧倒的質量。

幼茎を挟み込まんと開かれた乳肌同士が密着することによる結合感も相まって、立ち所に天上へと連れていかれる。


「どお……?♡」

「あ"ッ♡ あ"ッ♡ あ"ッ♡ もうッッ♡♡♡」


挟まれただけ。

ただそれだけなのに、腰の奥からはマグマの如き耐え難い奔流が湧き起こり始めた。

今まで感じたことのないほど熱い血潮が末端神経まで充満し、快楽信号となって全身を駆け巡るとともに睾丸からは凄まじい射精欲求がこみ上げて来る。

ただでさえ溜まりに溜まった精子たちが睾丸内で暴れ回り、堰を切って放出せんばかりとなっていた。


「ん"ッ♡ ん"ん"ん"ッッ♡」


もう我慢できなかった。

『がくがく♡』と全身を震わせながら四つ足の魔物のような咆哮を発する。

解放の時は目前に迫っていた。


──ぴくッ♡ ぴくぴくッ♡


腰が痙攣を始める。

グラディスの超巨大おっぱいの乳圧が幼茎を包み込み、そこから生まれる快楽はリオスの理解を遥かに越えていたのだ。

少年の身体は既に臨界点を迎えており、今にも炸裂寸前。

そして──。


「あ"ッ♡ あ"ッ♡ あ"ッ♡ 出るッ♡ でっ……♡」


──ビクンッ♡ ビクビクンッ♡ ビクビクビクゥゥッ♡♡♡


睾丸が限界を超え解放の時を迎える寸前。

少年の絶叫に対してグラディスは、指先で宙に魔法陣を描き、冷然と言い放った。


「『封印』……♡」


──ビクンッ♡ ビクンッ♡ ビクビクビクッッ♡♡♡


「ふぅぅ……ッッ♡ ふぅぅ……ッッ♡ ふぅぅ……ッッ♡ ふぅぅ……ッッ♡」


グラディスが唱えたのは非常に高度な淫術の一種。

男の射精能力を封印する、本来ならば淫魔などの性に長けた種族のみが扱える代物かつ人間界……それもヒト同士では使われることのないもの。

それをグラディスは独自の研究と練達によって修得していたのだった。


──ビクビクビクッッッ♡♡♡


「あ"あ"あ"ぁぁッッ♡ なんでッッ♡ なんでなんでぇぇッッ♡」


しかし、そんな魔法を掛けられたリオスにとってはたまらない。

あと一秒でもあれば弾けて飛ぶほどに昂っていたというのに、グラディスの魔法は、少年が望む絶頂とは逆に精管の途中を小さな指先で埋められて塞がれたかのような違和感をもたらした。


「あまりにも堪え性がないから、ちょっとだけ反省してもらわなきゃね……?♡」

「そッッ♡ そんなぁぁッッ♡ お願いだから出させてぇぇッッ♡」


哀願の声とともに幼茎は乳の海の中で『びくんびくん♡』と暴れ回る。

しかしどれだけ激しく蠢こうと封印の指先が塞ぐ水門に阻まれてしまい精子の一匹すらも通り抜けることが叶わない。


「ダ~メ♡ リオスちゃんの射精の権利はこのグラディス様が管理しているの♡」

「なんでぇッ……♡♡♡ なんでぇぇぇッ……♡♡♡」


「それじゃあ一回目……いくわよ~?♡」

「いっかいめ……ッ?♡」


少年が困惑した顔を見せた瞬間──。


──ずにゅぅぅ……♡


「お"お"お"お"ッッ♡♡♡」


左右から乳肉の壁が寄り添って融合し竿全体を絡め取る。

そしてそのまま上下左右斜め……全方位から圧し掛かってくる多重圧迫に襲われる羽目となり、幼茎は身動きひとつ取れなくなった。

そのままリズミカルな動きで搾り上げられて──。


「お"お"お"お"お"お"ッッッ♡♡♡」


イッた。

出した。

オーバーフローした快感が全身を貫き、確実に絶頂を迎えた。

そうリオスは思った。

しかし、現実はそうではなかった。


「なッッ♡♡♡ ナニコレッッ♡♡♡ んぎぃぃぃぃぃッッッ♡♡♡」


一滴足りとも漏らさなかった幼茎は、快感だけを宿主へと送り届け続けた。

グラディスの凶悪な巨乳が巻き起こす乳圧の波動に、精の源は次から次へと生産され続けているのだが放出される器官が閉ざされている為に蓄積されるのみ。

それでも快楽は無制限に享受出来る状態になっている訳で。

熱い熱い迸りが出口を探して暴れ回り、睾丸内で『ぐつぐつ♡』と煮え滾っていく。


「ほぉら……二回目……♡」


──ぐにゅ……♡ ぐにゅ……♡ ぐにゅ……♡


「お"ッ♡ お"ッ♡ んぎぃぃッッ♡」


更に追い打ちをかけるように、左右の掌がそれぞれの乳房を押さえつけ幼茎を挟み込むと、更なる密着が訪れた。


──ぎちぎちぎち……ッッ♡


「やめッ♡ やめっ♡ あ"あ"あ"あ"ぁぁぁ~~~ッッ♡♡♡」


いっそう強靭な圧力が襲い掛かり、精の源泉から無秩序な絶叫を引き出されてしまう。

ただひたすらに『苦しい』としか言いようがない地獄のような快楽の牢獄。

しかしながらもリオスの顔面は恍惚の域へ達しており眉間には皺が寄り涎を垂らし目は虚ろ。

鼻水すらも流れ落ちており見るも無惨な形相を晒していた。


「三回めぇ~っと……♡」


──にゅるるる……♡


今度は根元から先端まで余さず蹂躙する抽送を開始する。

じっくりことことと煮詰めるような、甘い甘い蜂蜜のようにねっとりとした乳肌が、幼茎へ吸い付き、舐めしゃぶりながらピストンを繰り返して行く。


──にゅっこ……♡ にゅっこ……♡ にゅっこ……♡


「やっ♡♡♡ ああああッッ♡♡♡」

「ふふ……♡ 四回目ぇ……♡」


一突きごとに『ぷちゅっ……♡』と卑猥な音が鳴る。

幼茎から液体は一滴も垂れていないものの、乳底で沸き立ったグラディスの汗という天然のローションはその熱と湿度をもって更なる快楽の沼を形成していた。


「お"お"お"……ッッ♡♡♡ んぎッ♡ ふうぅぅ……ッッ♡♡♡」


そしてとうとう幼茎は五回目の疑似絶頂を向かえてしまう。

しかしながら尚もグラディスは許さない。

それどころか六回七回八回……と連続絶頂の沼へと沈め込んでいく。


──くちゅくちゅ♡ ぬちゃぬちゃ……♡♡♡


「もッッ♡♡♡ もぅッッ♡♡♡」

「ふふ……♡ 九回目ぇ……♡」


──むにゅるる……♡ ぐにゅるる……♡♡♡


「あ"あ"ぁぁああッッ♡♡♡ んぎぃぃぃッ♡♡♡ ふぅぅッッ♡♡♡ ん"ッッ♡♡♡」


もう限界だった。

睾丸の中で暴虐の限りを尽くす獣どもは出口を求め激しく暴れ回り、しかし解放されることなく永遠に巡り巡って廻る無間地獄。

一方で下半身から伝わってくる壮絶な快感はどれだけ体が慣れようと常に鮮烈で、脳を焼く甘美な毒となって神経を侵食し続ける。


「お"っ♡ んお"っ♡ なんでお"っ♡ イッてっ♡ いぎだいぃぃッッ♡♡♡」


──ぬちっ……♡ ぬちっ……♡ ぬちゅっ……♡


左右の乳房同士が擦れ合いながらゆっくりと上下する度に亀頭や雁首に押し寄せてくる快感の嵐。

極上の質感で構築された乳肉内はリオスのペニスに完璧フィットし最高級の接待を実施し続けている。

幹も括れもカリも皮も玉も、平等に余すところなく慈しむような揉みしだきを行い、リオスの性感を破壊するための愛撫を、グラディスは延々と実行しているのだ。


「ほぉ~~ら……リオスちゃん、もう何回イッたのかもわからない位なのにぃ……またイきそうなんでしょ?♡」

「ちがっ♡ ちがあぅぅッッ♡ イッでるのぉぉッッ♡ イッでるのぉぉッッ♡ だからっ♡ だからぁぁ……ッ♡」


しかし射精はない。

ただ快感だけが無限に雪だるま式に蓄積されていく。


「二十回めぇ……♡」


──にゅぐ……♡ ぐりゅっ……♡ ぬちゅぬちゅっ……♡


「ん"あ"あ"ぁぁ~~ッッ♡♡♡」


「三十回めぇ……♡」


──にゅぐ……♡ にゅぐ……♡ ぬちゅちゅちゅ……♡


「ひぎぃぃッ♡ お"ッ♡ あ"あ"あ"あ"ぁぁ……ッッ♡♡♡」


「四十回めぇ……♡」


──ぎちぎちぎち……♡♡♡


「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッッ♡♡♡」


百を超えたあたりで数えるのも諦めてしまい、グラディスが好きなだけ蹂躙するおもちゃと化していく。

乳の谷間には甘ったるい汗と青臭いオスの匂いが混ざった性臭が充満し、室内には鼻をつく雌の香りが蔓延し始めた頃。

遂にグラディスは掌で挟み込んだ両乳房を更に内側へ寄せて、極限まで圧迫させた状態で停止させた。


「ふぅぅ……ッ♡ ふぅぅ……ッ♡ ふぅぅ……ッ♡ ふぅぅ……ッ♡」


過呼吸のように肺を膨らませるリオスの視界一面は乳の壁のみ。

圧し潰すような強力な乳圧による甘くも辛い責め苦の数々。

もはや声を出す体力すらも残されていない状態の少年に対しグラディスは囁く。


「辛いでしょう?♡」

「お……ぉ……ッ♡ お……ほっ……♡」


断続的に痙攣し続けるリオスの体からは脂汗が流れ落ち、茫然自失。

そんな少年に、グラディスは天使のように優しい声で問い掛ける。


「もう嫌だよねぇ……?♡」

「はひゅ……♡ ふー……ッ♡ ふー……ッ♡ ふー……ッ♡」


「じゃあ、お姉さんと子作りエッチ……してみない?♡」


突然の提案に思考回路は停止。

しかし少年の脳裏には別の衝動が沸き起こる。


──うずうずうず……♡♡♡


「ッ……♡ う"ぅ……ッ♡ あ"ぅ"……ッ♡ はうぅ……ッ♡」


性の悦びを教えられてしまった肉体は従順で貪欲だった。

たった一度の射精で魂まで売ってもいいと本気で思うほどに脳内は犯されきっていた。

だからこそグラディスの質問に対しても体の方が先に反応してしまい無言で首肯してしまう。


「あら……♡ そんなに興奮してくれたの?♡」

「は……ッ♡ はふ……ッ♡」


答えられない。

喉笛が詰まったように乾燥していて喋る機能を喪失していたから。


「じゃあ……約束通り『治療』の続き……してあげるわねぇ……?♡ 赤ちゃんを作ることで溜まりに溜まった老廃物が綺麗さっぱりなくなるという医学的事実に基づいた素晴らしい治療方法よ……?♡」

「ッ……♡♡♡」


リオスの上に覆いかぶさるように、グラディスの唇がリオスの唇に重なり合う。

互いの唾液を交換し合いながら舌先を絡ませあう濃厚な接吻。


「ん"……ッ♡ ちゅ……ッ♡ ふむぅ……ッ♡」


脳細胞が痺れ融ける。

そう、きっかけはグラディスとのキスで起こる甘い痺れだった。

腰の奥の疼き。

どうしようもなくリオスを苛む疼き。

最初はただの口移しのつもりだったはずなのに、それがいつの間にか性的な興奮を伴い始めて、そして最終的には今日に至るまで続いてきたのだ。


──ごくん……♡


唾液を嚥下する音が聞こえる。

グラディスのMPが回復する一方でリオスは快楽に酔うばかり。


──ちゅるっ……♡ ちゅぱ……♡ れりょ……♡ ぴちゃっ……♡


「ぷはぁ……♡ ふふっ……♡」


少年がキスに夢中になっている間に、二人の上下は逆転していた。

リオスが上で、グラディスが下。

少年の眼下には、グラディスの豊満な肢体が露になっていた。

布越しに見せつけるのとは違う。

張りのある巨乳も。

漆黒の茂みに覆われた秘部も。

グラディスは全てをさらけ出していた。


「は……ッ♡ は……ッ♡」


目の前の豊かな肉体はあまりに魅力的すぎた。

触れた途端に指が吸い付いてしまいそうな弾力のある柔肉。

張りがあって瑞々しくてそれでいてとろける様に甘くて……とにかく美味しそうな女体。

それをどうにかしないことには到底自分は納得できない。

本能的にそう思ってしまっている。


「ねえ……?♡」

「はい……♡」


「おっぱい好き?♡」

「はい……ッ♡」


迷うことなく即答するとグラディスの顔に艶やかな笑みが浮かぶ。


「リオスちゃん専用のおっぱいよ……?♡ 一生懸命吸い付いてごらんなさいな……?♡ ほぉら……『ちゅうぅ♡』ってしてみて……?♡」


誘われるがままに頭を下げて乳房を両手で掬い上げる。

掌に収まり切らないほどの大きさは勿論のこと、触れれば『もちゅっ♡』と聞こえてきそうな程の柔らかさ。

更には脈打つ胸の鼓動の音が掌を通して伝わってくる。


「ふぁぁぁぁぁぁ……♡♡♡」

「ふふっ……♡ いい子いい子……♡」


埋まった掌は抜け出せそうになかった。


──もにゅん……♡


まるで雲の上に居るかのような錯覚を覚える感触。

病みつきになってしまう心地良い温もり。


「じゃ、吸って……?♡」


その瞬間、少年は母乳を飲む赤子のように必死になって胸に縋りついていた。


「はむぅ……ッ♡ んん……ッ♡」

「ふふふ……赤ちゃんみたいね……♡」


母性を前面に出しながらもどこか嬉しそうな声音。


──ちゅぅぅ……♡


吸い付いた乳首周辺には甘い味覚が広がる気もするのだが気のせいだろうか。

むせ返る程の甘い匂いにクラクラしているせいかもしれない。


「ん"……♡ ん"……♡ ちゅっ……♡」


吸えば吸うほど溢れてくる温かいもの。


──ずるる……♡


甘い……。

とても美味しい……。

まるで砂糖菓子のようだ。

そして何より幸せな気分にさせてくれる。

もっと飲みたい。

ずっとこうしていたい。


「んむ……ッ♡ ちゅぱ……ッ♡ じゅるっ……♡ じゅるる……♡ はむぅ……ッ♡」

「ああん……♡ そんなに慌てなくても逃げやしないのに……♡」


脳が蕩けたかの如く聞き分けの無い状態へ追い込まれた少年を見てグラディスは、ようやく自らの目的を達する最後の一歩を踏み出していく。


「ほら……♡」


リオスの幼茎を優しく包むように握り込み、


「リオスちゃんのおちんちん……とっても硬くなってまちゅよ~……♡」

「ん"む"う"ぅぅ……♡」


そう言った後グラディスは腰を前方に突き出し、握った竿を自らのぬかるみへと運んでいく。


「これからリオスちゃんの『治療』はこっちでしましょうね~……?♡」

「ん"ん"……♡♡♡」


『くちゃ……♡』という粘着質な音と共に竿先に感じる熱く粘つく入り口の感触。

これから行われる未知の行為への期待感に胸が高鳴り、更に硬度を増していく。

一方のグラディスは笑みを湛えたまま腰を前方へスライドさせ──。


──ぷちゅっ……♡


「ん"……♡」


柔らかい粘膜が先端部分に張り付き、ゆっくりと飲み込んでいく。


──にゅ……♡ にゅる……♡ ぬぷぷ……♡


「ん"ぐぅ"ぅぅ……♡」

「はあぁ……っ♡」


少年の小さな茎が美女の襞に侵入していき、更なる快楽の園に誘われて行った。

そしてついに全てが胎内に呑み込まれたその刹那、二人は全身を震わせながら恍惚とした表情を浮かべる。


──ぎゅぅぅ……♡ ぎゅぅぅ……♡


「ん"お"お"お"お"お"ッッ♡♡♡」

「んふぅぅ~~……♡」


グラディスとて久方ぶりの男根。

久しく感じることのなかった異物感と充足感で腹の奥が満たされていく実感を得る。


「ほら……♡ 中と外……どっちが良かったか教えて……?♡」

「それは……ッッ♡♡♡」


「おっぱいとおまんこ……?♡ どっちが良いの……?♡」


二者択一を迫る言葉を投げつけられリオスは葛藤していた。

しかしその間もグラディスの中は蠕動し続け、『ぴくん♡』と跳ねる幼茎を奥へ奥へと引き摺り込もうとしていた。

それこそまるで意思を持った生き物のように。


──ぎゅにゅ……♡ ぎゅにゅ……♡ にゅち……♡


「やっぱりこっちかしら……?♡」

「ふぅーーッ……♡ ふーーーッッ……♡」


──ぬぷ……♡ ぬぷ……♡


幼いながらも芽生えた本能に腰が勝手に動く。

膣穴の最奥へ辿り着くべく自然と動作が始まってしまう。


「あらあら……♡ 質問にも答えずに、勝手においたしちゃう子には罰を与えないとダメね……♡ 『解呪』……♡」

「はひゅぅぅッッ♡♡♡」


それは封印解除の呪文。

堰き止められていた精路は瞬く間に正常稼働を始めた。


「その状態でお射精したらぁ……♡ 私とリオスちゃんの間に愛の証拠が刻まれちゃうけど……本当にそれで良いのかしら……?♡」

「そん……♡ なこと……ッ♡ 知らな……♡ ん"ん"ん"……ッ♡♡♡」


「私みたいな大魔道士はね~……♡ その身に大量の魔力を宿す代わりに、繁殖できる機会が年に一度しか訪れない特殊な体質なのよ~……♡」


妊娠可能な時期というのは正確に言えば受精可能期間のみであり、一般家庭の母親ですら排卵周期で調整しなければならず、ましてや多忙を極める職務を担うグラディスであれば尚更難しい話。

それが年に一度しか訪れないというのだ。


「そのおかげで私はこの歳まで独身のままなんだけど……♡ 不妊症というわけではないからぁ……♡ これを機に素敵な旦那様とラブラブになってしまおうと思いましてぇ~……♡」


グラディスの話が見えてこない。

これからも魔王討伐のために全力で共闘し合っていくパートナーでなければならないというのに、なぜ急に結婚とか旦那様といった話題が出てくるのか理解出来ない。


「ん"ッッ♡ ん"ッッ♡ ん"ぅぅ……ッッ♡ ふぅぅ~~……♡」

「まあ簡単な話よ……♡ 私と子作りエッチしてぇ……♡ その結果私のお腹がぽっこり膨らんだらぁ……♡ リオスちゃんがパパになって冒険はおしまい……♡ っていうこと……♡」


脳裏によぎった可能性に頭が真っ白になっていく。

そして更なる追い打ちをかけるようにグラディスが耳元で囁いてくる。


「分かる?♡ リオスちゃんが気持ちよくなったら赤ちゃんできちゃうんだって……♡」


頭の中を流れるフラッシュバック。

これまでの旅路で出会い出会った人たち。

自分が成し遂げるべき使命と義務。

そして今、それらの努力の結晶が全てかき消されようとしている。

一人の女の手によって。


「そん……ッ♡ ん"な……ッ♡ なこと……ッ♡」

「やなの?♡ まだ冒険を続けたい?♡」


当たり前だと言わんばかりに睨み付けるものの、グラディスの指が『つぅ~……♡』と背筋を這うだけで喉奥から呻き声が出てしまう始末。


「でもぉ……♡」


──ぬちゅっ……♡ くちゅっ……♡ にちっ……♡


「あ"ッッ♡♡♡ あ"ぁッッッ♡♡♡」

「私の『治療』……♡ 辞めたくないよね~?♡ ね?♡」


「こ……こんなことして……ッ♡ 後悔するのはグラディスさんのほうですよ……ッッ♡」


僅かに残った反骨精神を持って振り絞った言葉。


「私が?♡ ふふっ……♡ 馬鹿ね……♡ 最初からわかってたことじゃない……?♡ 言っておくけど、全部私の想定通りなの……♡」

「ッッ……!!」


呆気ない幕切れ。

思わず驚愕の表情を見せるとグラディスは妖艶な微笑を浮かべながらこう告げる。


「だってさぁ……?♡ 勇者様の子種をこの身に宿して、伝説になるような逸材を生み出すことができたならぁ……♡ それ以上名誉なことはないでしょぉ……?♡」

「ぼ……僕は……ッ♡」


理解不能の理論を聞かされても思考回路はショート寸前。

頭の中を埋め尽くす情報量とそれ以上の快楽でパンクしかけている少年にとって理解することは困難を極めるものであった。


──ぎゅむぅぅ……♡


「あ"ん"ん"ッッ♡♡♡」


突如として、中が締まる。


──ぎちっ……♡ ぎちっ……♡ ぎちっ……♡ ぎちっ……♡


「あ"……♡ あ"あ"……ッ♡」

「ねぇ……♡」


「ふーーッ♡ ふーーッ♡」


──きゅぅぅぅ~~……♡♡♡


「ん"ん"ん"ん"……ッ♡ ひぅぅ~~~……ッッ♡」

「っていうか『封印』の呪文を解かれちゃったリオスちゃんが、このままこの締め付けに耐えられるのかしら……?♡ ちゃーんとこの日のために欠かさなかったのよ~?♡ 膣トレ……♡ おまんこのトレーニング……♡ リオスちゃんの子を確実に孕むために私……頑張ったんだから……♡」

「そんなの……ッ♡ そんなの聞いてません……ッッ♡♡♡」


「言ってないもの……♡ ふふっ……♡ でもおかげで、ただでさえ男が夢中になる快楽名器だったのに、リオスちゃんみたいなちっちゃなちっちゃなおちんちんでも絡みついて離れない究極の名器になったんじゃないかしら~……?♡」


事実今の彼女の内側は凄まじいことになっていた。

襞肉一つ一つが独立して動き回るように絡みつく複雑怪奇な形状。

しかもただ動くだけではなく内部が絶えず収縮を繰り返すことでペニスを刺激する様はまさに淫魔の如き様相。

それだけでなく、奥に向けて搾り形状となっているため一旦グラディスの膣内に捕獲されると、容易な精神力では離れられない構造となっているのだ。


──ぎゅち……♡ ぎゅち……♡ ぎちぃ……♡ ぎちぃ……♡


「あ"ぁッッ♡ あ"ぁッッ♡ 締め付けるのやめてぇぇ~~ッッ♡♡♡」

「やめない♡ やめない♡ 絶対に……やめなぁい……♡」


「だってぇぇ~~……ッッ♡♡♡」


冒険が終わる。

少年の頭の片隅から少しずつ使命感が霧散していく。


「お父さんとお母さんにぃぃ~~……ッッ♡♡♡」


『世界を救うための英雄になれ』という親からの期待も裏切り。

家族の期待を裏切ってグラディスに溺れるという背徳感で胸が一杯になる。


「魔王退治ができなっちゃうんですよぉぉ~~~……ッッッ♡♡♡」


しかしそれらの気持ちを粉々に打ち砕くかのように、グラディスは腰を深々と据えたまま一歩も譲らず。

それどころか……。


──ぎゅぅ……♡♡♡


「あ"ッ♡ 脚ッッ♡♡ 離してッッ♡♡♡」

「離すわけないでしょう?♡」


グラディスがその長い脚でリオスの胴体を完全にロックしたのだ。

足首をクロスさせ、太ももで少年の胴体を締め付けながら、更には両腕で上半身を拘束するように背中に回してホールドする。

所謂だいしゅきホールド。


「ほ~らぁ……♡ これでもう動けない……♡」

「いやッッ♡♡♡ いやぁぁ~~~ッッ♡♡♡」


手も足も出ないとはまさにこの事。

グラディスの豊満な胸元に顔面を埋める形で固められたリオスの小さな身体は身じろぎ一つできなくなる。


「何のためにパーティーを組んだと思ってるの?♡ リオスちゃんと私の遺伝子を掛け合わせるためよ……?♡ あなたの子種をたぁくさんもらってぇ……♡ 私の子宮で育ててぇ……♡ そして産んで育ててあげるんだからぁ……♡」


──ぎゅぅぅ~~……♡♡♡


「あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁ~~ッッ♡♡♡」

「ふふふっ……♡ 据え膳喰わぬはなんとやら……♡ それに男の子なんだからぁ……♡ 自分の立派な子孫を……この大魔道士グラディス様に種付けできるんだから……♡ むしろ光栄でしょ?♡」


頭の中が真っ白になっていく。

これまで培ってきた常識という価値観が急速に崩壊していく過程を感じつつもどうすることも出来なかった。


──ちゅっ……♡ ちゅぅぅ……♡


「ん"ぷッ♡♡♡ やめッッ♡♡♡ ん"ん"ッッ♡♡♡ それだめぇぇ~~ッッ♡♡♡」


唐突に始まったのは愛情たっぷりの接吻責め。

少年にとって全ての快楽の原初と呼ぶべき感覚が再び襲来する。


──ぬるるっ……♡ ぴちゃっ……♡ ぺちゃ……♡ ぢゅぞ……♡ ぢゅる……♡


舌を絡ませ唾液を交換しあいながら酸素の奪い合い。

意識朦朧としはじめたタイミングを見計らってグラディスが声を低くして囁いてきた。


「んはぁ……♡ じゃあ、リオスちゃんのおちんちんも私のおまんこから出たくないみたいだし~?♡ 最後の命令、しちゃおっかな~……♡」

「あ"ん"ん"……♡ ん"むうぅぅ……ッッ♡ ふぅぅ~~ッッ♡」


──ぎゅちっ……♡ ぎゅちっ……♡ ぎゅちっ……♡


グラディスの四肢に力が入り、二人の境界が曖昧になるほど密着して。

リオスの視界にはグラディスの巨乳しか映っていない状態のまま、グラディスは甘く低く、脳裏にへばりつくような声で宣告する。


「じゃあ……せーので『びゅるびゅる~っ♡』っておしっこみたいな赤ちゃんの素を出しちゃおうねぇ~……♡」


それは拒否権のない死刑宣告にも等しい言葉であった。

射精を禁じられた時よりも、甘い甘い蜜が絡みついてくるかのしつこいしつこい悦楽がリオスを襲っていた。

そして。





「イ~~~~~~~~~~ケ…………♡♡♡」





「あ"ッッ♡♡♡ あ"ッッ♡♡♡ あ"あ"~~~~ッッ♡♡♡」


グラディスの声音が脳幹を震わせた直後、頭脳が下半身に司令を下す。


──どぴゅっ……♡ どびゅっ……♡ どぷぷっ……♡


精液の通り道を強引にこじ開けられたような感覚に襲われながら、濃厚な白濁の奔流が、今までに出たことのない量を伴って、尿道を通過していくのを感じる。

もうこれ以上は出せないのではないかと思うほど大量の精が駆け上がり、視界を眩い閃光が掠めていく。

全身を駆け巡る電撃魔法のような鋭い快感。

喉からは濁声と嗚咽だけが漏れ出ている。

気を失うほどに心地が良かった。


「あ"ぁぁ……ッッ♡♡♡ ん"お"ッ♡♡♡ あ"ぁぁ~~ッッ♡♡♡」


──びゅぐぅッッ♡♡♡ びゅぷッッ♡♡♡ どぷッッ♡♡♡ どっぷぅぅぅぅッッッ♡♡♡


「んっ……♡ んん……♡ ふふっ……♡ 大量~……♡」


グラディスもまた恍惚の表情を浮かべていた。

自身の胎内に注がれる勇者の子種。

追い求めていたものが遂に手に入ったのだ。


「もっと搾り取ってあげる……♡」


──きゅぅぅ……♡ きゅぅぅ……♡


グラディスが中を更に狭めるとリオスは泣き叫ぶように嬌声をあげる。

快楽の沼へ沈められ続ける悲痛な悲鳴としか形容できない声。


「ん"お"お"ぉぉ~~ッッ♡♡♡ だめッッ♡♡♡ 出てッッ♡♡♡ 出てっ……出てぇぇ~~ッッ♡♡♡」


──びゅる……♡ びゅる……♡ どくっ……♡ どく……ッ♡


その言葉とは裏腹に幼茎から吐き出される濁り汁の勢いは衰えず。


「いっぱい出して良いのよ……?♡ 私とリオスちゃんの愛の結晶なんだから……♡ 全部受け止めてあげる……♡」

「う"ぅぅ~~ッッ♡♡♡ やめてぇぇ~~ッッ♡♡♡」


「やめないぃ……♡ ほぉら……♡ まだ出せるよね?♡ 濃厚な赤ちゃんの素、たぁくさん出してぇぇ……♡」


──きゅむぅぅ……♡


「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁ~~ッッ♡♡♡」


更に締め付けが強くなり少年の瞼の裏で星が飛び散り始める。

『ぐちゅぐちゅ♡』と膣壁は激しく収縮を繰り返し、下りてきた子宮口が竿の先端を『ちゅぱちゅぱ♡』と啄み、精をねだる。

それらグラディスの膣内がもたらす未曾有の幸福感。


「う"ぅ……♡ う"ぅぅ……♡ う"う"ぅぅ~~……ッッ♡♡♡」


──びゅっ♡ びゅぷ……♡ びゅ……♡ びゅ……♡ ぴゅる……♡


「ん~? そろそろ打ち止めかしら~?♡ でもちょぉ~~っと物足りないわねぇ~……♡ あ、そうだ……♡」


小さく呟いたグラディスが、自らの人指し指をぺろりと舐める。

そして何やら呪文を唱えたかと思うと、指先から淡い紫色の光が漏れ始める。


「『淫紋付与』……♡」


一瞬の煌めきの後、リオスの下腹部へ奇妙な模様が刻み込まれていく。

ハートマークを基調とし蔓のような植物が巻きついているデザイン。

俗に言う淫紋というもの。


「ん"ん"……ッッ♡ な……ッッ♡ なに……ッッ♡ これェェッッ♡」

「私と正式に夫婦になるための誓約刻印……♡ これでもうどこに逃げようとも私から離れられないからぁ……♡ 妊娠確率も大幅アップ……♡ ついでにリオスちゃんの精力もアップよ……♡」


──ぎゅむっ……♡ ぎゅむっ……♡ ぎゅむぅぅ……♡♡♡


「ん"お"お"お"お"お"お"……ッッ♡♡♡」

「ふふっ……♡ 初夜は朝までコース……楽しもうね……?♡ リオスちゃん……?♡」


結局二人の初夜は、グラディスの宣言通り、朝を迎えるどころか翌日のお昼にまで達してしまうのだった──。




………

……

…

##P9 エンディング@エロなし、結ばれた二人のその後


──月日が流れ。


魔王城攻略の当日。


「よし……じゃあ行ってくるよ……ママ」

「ええ……♡ あなたの帰る場所は、パパとママが守っているから……♡ あなたはあなたの信念を貫いて来なさいな……♡」


「……ありがとう」


王都近くの森の中に建てられたログハウス。

その家の玄関前で、ひとりの若者と妊婦が談笑している。

若者の名はリグル。

その面影はどことなしか、かの少年と瓜二つな気がする。


「あなたの魔術の才能があれば……魔王なんてちょちょいのちょいでしょ?」


リグルを見送るグラディスの下腹部は明らかに膨らみを見せ始めていた。

妊娠中期に入っているようだ。


「任せてよ……! ちゃんと冒険は成功させて帰ってくるからさ……!」


リグルの勇ましい声。

その雄大な背中には重たい責任が乗せられている。

母の期待に応えようと健気に振る舞う我が子の成長に感激しつつも。


「でも……もし辛くなったらすぐに帰って来なさいね……? 何もかも忘れて……パパとママと家族で幸せに暮らすっていう人生も、あなたにはあるんだから……」


我が子への深い愛情から心配を拭いきれずつい過保護になってしまう母親の顔を覗かせる。

そしてそんな彼女を見ながら苦笑する青年。

彼もまた母親の思いやりを受け止めているのだった。


「そこまで言われると、みすみす戻って来るわけにはいかないだろ……? ってか、パパは……?」

「ああ……彼ならまだ寝室よ……♡ ふふ……♡」


艶めかしい笑みを浮かべる妻の横顔。

それが意味するところは何となく分かるものの、昨晩の事情までは窺い知ることができない。

恐らくは二人が睦み合う時間を作りすぎたが故の副作用であろうことは推測できる。


「はぁ……ママも人が悪いな……」


妙に疲れ気味だった父のことを思い出して溜息をつくと、グラディスが照れ臭そうに頬を赤らめていた。


「でもあなただって知ってるでしょ?♡ 彼は昔からママがいないとな~んにもできないの……♡ この前だって、まるで初めての時みたいに唇をせがんできて──」

「あぁもうわかったわかった、パパとママの馴れ初めを聞かされたのなんて何回目なんかわかりゃしない! ってか妊娠中なんだからあんまり無茶は──」


「──はいはいわかりましたよ~……♡ リグルちゃんはもうパパみたいな偉大な男になるんですものねぇ~?♡ さすがは勇者様の息子さんは心配事がなくて助かるわ~?♡」

「こ……っ♡ 子供扱いするなよっ!」


「ふふ……♡ 誰かとパーティを組んでも変な女に騙されないようにしてね~?♡ 相手によっては食い物にされるわよ~?♡ 特に子種目当ての魔女とか……♡」


そう言って頬を赤らめながら身体をくねらせるグラディスには全く老いというものが感じられない。

むしろ年を追うごとに美人で妖艶さに磨きがかかっていると言っても過言ではない風貌に、息子でありながらも少し赤面してしまうほど。

ましてや身近な例として自分の父親を見てしまえば尚更だ。


「僕はしっかりしているから大丈夫だよ……! ママやパパに迷惑をかけるような真似はしないから!」

「あら本当?♡ でも……いくら賢くても恋は盲目っていうじゃない?♡ もしものときは私に相談してくれる?♡ 私の方から釘をさしておくから……♡」


「はいはい……そーゆーことで宜しく頼むよ……じゃあもうそろそろ行ってくるから……!」


最後は呆れたような口ぶりになってしまったものの、本心では母親の深い愛情を十分に実感していた。

そのため内心嬉しさで一杯であるのだが、それを表に出すほど子供でもなく。

若干の気恥ずかしさが勝って憎まれ口を叩きながら踵を返したときだった。


「……り、リグルッ!! は、はぁ……! ま、間に合った……!」


玄関の扉から飛び出してきたのは、すっかり様変わりした彼の父親だった。

かつての少年時代の面影を残しつつも、身体つきは少しはマシに。

しかしそれでも庇護欲を掻き立てる小柄さは変わらないし端正な顔つきも健在。

髪もまた少し伸びたようだが整えられていて清潔感はある。

それでいて勇者ときているのだから、グラディスほどの女が入れ込む理由もなんとなく理解できた。

つまりは結局彼の母親に似て、彼自身もまた芯の強い人間であるということだ。


「パ……パパ?! 急にどうしたんだよ?」

「い……いやっ! その……あぁぁぁ……何を言いたかったのか忘れちゃった……」


リオスは頭を抱えて唸っていると、グラディスがクスリと笑う。


「ほ~らパパ……♡ ちゃんとリグルちゃんをお見送りしなさいな……♡」

「あー! そうだ! 思い出した! 聖剣だ! 聖剣を渡さないと!」


腰に携えていた一振りの宝剣。

龍の鱗を模した神秘的な意匠が施された鞘に収められた刃。

かつて世界中の国々が協力しあって制作された希代の業物だと言うのは本人の口から聞いて知っている。


「わ……! これが……!」

「これがないと勇者の力が発揮できないからね……! ……これで後はもう僕の役目は終わりか……何だか寂しいな……」

「何言ってんのよ~♡ これからパパにはお家が静かになって寂しくならないように、ママとたくさん運動してもらわなきゃいけないんだから……♡」


そう言いながら、グラディスはリオスの唇を指でなぞる。

そして少年時代のトラウマなのか、それとも夫婦円満の成果なのかわからないが、リオスは少し狼狽えたように頬を赤色に染めた。


「り、リグルッ! とにかく行って来い! 世界を救うんだぞ! ……僕は途中で果たせなかったけど」

「ああ……! パパとママに負けないように頑張るよ!」

「ふふっ……♡ 頑張っていらっしゃい……♡ 応援してるわよ~……♡」


リグルが手を振って駆け出していく。

その後ろ姿を優しく見守る夫婦の眼差し。

勇者の子・リグルは今日この日に新たな門出を迎えようとしているのだ──。


………


そんなリグルが無事魔王を討ち果たし、旅の途中で出会った僧侶の女と結ばれて、この家に戻ってきたのはまた別のお話。


【終わり】



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