園崎詩音と魅音 (Pixiv Fanbox)
Content
タイトル
魅音の金蹴り調教を受けて『浮気はしない』と誓うものの、詩音の誘惑に負けた僕の浮気射精の現場を魅音に見られ、W相反責めを我慢できなかった結果、最後は魅音様の疑似去勢調教を受けて二人のマゾペットにされる話。
プレイ概要 ※ネタバレ注意
プレイの種類:金蹴り、顔踏み、足臭責め、後頭部踏みつけ、足舐め、キス責め、匂い責め、手コキ、乳首責め、チンカリ、シコらせ語り、相反囁き責め、お手々オナホ、ソックスオナホ、ソックス臭い責め、痛みの伴わない金蹴り、ケンカキック、踏みつけ足コキ、電気あんま
ジャンルの種類:逆NTR、連続射精、格差責め、誘惑、色仕掛け、好き好き誘惑、寸止め、焦らし、浮気バレ、貢ぎマゾ
##P1 ご主人様への浮気バレ@魅音の調教:脱ぎたてソックス臭い責め誘惑、詩音との行為を暴露させられる、金蹴り、顔面踏みつけ、足臭責め、足調教、足撫で、足で玉マッサージ、痛みを快楽へと変換される、睾丸責め、連続射精、後頭部踏みつけ、土下座、足舐め
##P2 詩音の浮気射精誘惑♡@詩音の調教:背後から抱きつき、姉妹おっぱい比較、魅音に調教されたことを責められる、好き好き誘惑、好き好きキス責め、上履き匂い嗅がせ、背後から(ズボン越しに手コキ、寸止め、乳首責め誘惑、乳首責め、乳首責め手コキ、チンカリ、上履きの匂い嗅ぎながらチンカリ射精、射精後手コキ責め)
##P3 魅音様にもう一度バレる@詩音にハメられる、魅音の前で詩音に手コキ責めされる、魅音の上履き臭い責め、詩音の生手コキ、シコらせ語り示唆
**サンプルここまで**
**ここからご支援者様向け**
##P4 姉妹サンドイッチ@ちんぽ甘責め担当の詩音と乳首と臭い責め担当魅音の二人に責められる、シコらせ語り・とある教師の話(魅音の生足誘惑、教師への足快楽依存調教、詩音の逆NTR好き好き甘責め手コキ調教、貢ぎマゾ化調教、二人責めによる最後の射精我慢試練、去勢→マゾペット化)、相反囁き責め(詩音の射精誘惑と魅音の我慢命令)、詩音の裏筋責め、唾液ローションお手々オナホ、魅音の最後のチャンス:脱ぎたてソックス足臭責め、魅音ソックスオナホ、射精命令、お仕置き決定
##P5 魅音様の最後の調教@詩音に羽交い締めにされる、魅音の足で竿を撫でられる、痛みの伴わない金蹴り、魅音の足以外でイケなくなる金蹴り調教、射精禁止連続金蹴り、ケンカキックで顔面踏みつけ、射精命令、踏みつけ足コキ、連続射精、電気あんま、魅音のモノになる
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【ボリューム】
・文字数:無料公開分合わせて約6.5万文字
・AI生成挿絵:表紙差分含めて34枚
・AI生成動画:なし
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表紙
##P1 ご主人様への浮気バレ@魅音の調教:脱ぎたてソックス臭い責め誘惑、詩音との行為を暴露させられる、金蹴り、顔面踏みつけ、足臭責め、足調教、足撫で、足で玉マッサージ、痛みを快楽へと変換される、睾丸責め、連続射精、後頭部踏みつけ、土下座、足舐め
「……翔ちゃん、覚悟はできてるよね?」
──園崎本家の和室。
重厚な雰囲気が重くのし掛かり畳のい草の香りが鼻を突く中、目の前に立つ魅音の瞳にはかつて見たことがないほど冷たく、それでいて嗜虐的な光が宿っていた。
僕は床に正座したままガタガタと震える膝を必死に抑えるしかなかった。
……詩音様との“浮気”は、最悪の形でご主人様に知られてしまったのだ。
「……翔ちゃん、何か言うことはないの?」
魅音の声は低く、そして冷たい。
あの日、魅音の足裏を初めて嗅がされた時の……無邪気で悪戯っぽい微笑みはどこにもない。
「み、魅音、さん……あの……」
僕が小さく声を漏らすと、魅音の眉がピクリと動いた。
そして次の瞬間。
──ビュッ!!!
「っ!!!」
顔面のすぐ目の前を、魅音が素早く平手打ちするかのように振り抜いたのだ。
凄まじい風圧。
威嚇の意図が明確な一撃。
思わず身体が強張る。
「『さん』……? 『魅音さん』……だって?
……随分と他人行儀になったもんだねぇ、翔ちゃん」
魅音の声には嘲笑に似た響きが混じっていた。
その目に浮かぶのは、哀れみと怒り。
「あんたのご主人様の? 詩音様……? 詩音には“様”付けで、私にはもう付けらんないんだぁ?」
言葉に詰まる。
確かに詩音様には敬語を使い、忠誠を誓った犬のように振る舞っている。
それが今の魅音にとってどれほど屈辱的なのか──想像するに難しくない。
「まぁいいや。どうせもうそんなこと気にする余裕もなくなるからね」
魅音がそう呟いた瞬間、背筋に氷を当てられたような悪寒が走った。
ゆっくりと僕に向かって歩み寄る“元”ご主人様。
その歩みは、獲物を追い詰める肉食獣のように静かで、一切の無駄がない。
「さて、翔ちゃん……どう責任とってもらうかだけど」
魅音の指先が、僕の顎を軽く持ち上げる。
至近距離から見据える双眼が、鋭く冷たい輝きを放ち、僕の目線と交錯する。
「詩音にはいっぱい可愛がってもらったんでしょ?」
魅音の唇が僕の耳元へと近づき、吐息交じりの甘い甘い猫撫で声が鼓膜を震わせた。
僕はその声音の裏に隠された意味を知っている……それは、決して僕を甘やかすための声色ではない。
むしろこれから何が起きるのかを思い知らせるための宣告に他ならないことを、僕はよく知っている。
「じゃあそこに立ってよ」
「み、魅音様ッッ……ご、ごめんなさッ──」
「詩音にたくさん可愛がってもらったんだから、私も翔ちゃんを可愛がってあげないと不公平でしょ」
咄嗟に口から出た謝罪の言葉など耳に入っていないのか、淡々と続ける魅音の手が自らの足元へ。
ふくらはぎを締め付ける黒ソックスの部分に、魅音の細長い指が添えられ、這うように布地をなぞる。
「あっ……♡」
僕の口から無意識に小さな喘ぎが漏れた。
立ち所に頭の中によぎったのは魅音に嗅がされた匂いの記憶。
散々詩音様に搾り取られた僕だったが、現金なもので、魅音の靴下が脱げ落ちる瞬間を見届けられるというだけで、全身が痺れるような興奮を確かに感じ始めていたのだ。
──シュルッ……♡
魅音がゆっくりと、指でつまんだソックスを脱ぎ下ろし始める。
布地が肌を離れ、そこに現れたのは健康的なふくらはぎの肉感。
そして次々と暴かれていく透き通るような白磁の、ほっそりとした足首と、剥きたてのゆで卵を彷彿とさせる、瑞々しくも硬質な艶を湛えた踵。
目の前で繰り広げられる脱衣劇を前に、喉はカラカラに乾ききり、唾液を飲み込むことさえ忘れて食い入るように見つめてしまう。
そして詩音様にすべてを搾り取られたはずの僕の体躯は、あろうことか新たな熱を求めるようにドクンと跳ねた。
込み上げる衝動に導かれるまま、最後の瞬間を目にしようと瞬きの命令を拒絶する。
黒い布地が足の甲の滑らかな勾配を滑り、微かな摩擦音を立てて解けていく。
その一挙手一投足が、スローモーションのように脳裏へ焼き付いて離れない。
そして最後に、魅音の長い足の指の一本一本が顕になった時、僕はたまらず生唾を飲み込んだ。
──むわぁ……♡
靴下を引き抜いた瞬間、溜め込まれていた蒸気が解き放たれた。
甘く濃厚な熟れた果実を思わせるニオイが立ち昇る。
その中に香る思わず顔を背けたくなるほど鮮烈なニオイ。
なのに、その一方で嗅覚が抗いがたい喜びを覚えているのもまた事実だった。
「嗅ぎたいでしょ? 翔ちゃん」
肉欲というものは、一度味を占めて仕舞えば容易く理性の箍を外してしまう厄介な代物だ。
それは、自分自身が一番理解していた。
魅音の声が耳をくすぐるたびに、下腹部に灯った欲望の炎がより一層激しく燃え上がり、詩音様に搾り尽くされたと思っていたはずの男根が再び鎌首をもたげ始め、『とくとく♡』と脈打ちながら痛いほど勃起していく。
「……いいよ。嗅いで」
正座した目の前で、すっと背筋を伸ばした魅音に伴い、指先に摘み上げられたソックスも上昇していく。
尾を引くような残り香に釣られるようにして立ち上がった僕の視線もふらふらと漂い始め──。
「でも条件がある」
「……ッ」
魅音の声が立ち上がった僕の幻想を一掃する。
彼女の指に摘まれたソックスがふわりと揺れるたびに、濃厚な香りが鼻孔へと運ばれてくる。
それがあまりにも心地よくて──僕は思わず身を委ねてしまいそうになっていたものの。
そんな僕の醜態を見透かしたかのように、魅音が口を開いた。
「詩音にどんなことされたのか、全部ここで言葉にしな」
「へ……?」
予想外の要求に、僕の思考は一瞬停止する。
魅音の瞳は氷のように冷たく、その奥には底知れぬ憎悪が渦巻いているように見えた。
「まずは今日……それもさっきのことから話してよ。具体的に、何されたのか」
魅音の問いかけがまるで脅迫のように響く。
言葉にさせることで自分自身が犯した過ちを再認識させようとしているのか──しかし、そんな簡単な理由では済まされないであろうことを僕はよく知っている。
「……」
「言えない?」
魅音の目つきが変わった瞬間、部屋の空気が凍りつく。
背筋に流れる冷たい汗。
本当に気温が下がっているのではないかと思うほどの緊張感が辺りを覆う。
それは決して錯覚ではない。
「……その……」
言葉を選んで慎重に答えるべきだと分かってはいるものの、『浮気』という事実を前にマシな言い訳のあてもなく。
頭の中でうまく整理ができず、結局曖昧な返答になってしまう。
「言えないなら、これもオアズケだね」
魅音が手にした靴下をひらひらと翻す。
僕の眼前にかざされたそれは、昨夜までの詩音との記憶を蘇らせ──。
「ご、ごめんなさい! い、言います!!」
反射的に叫ぶ。
魅音の機嫌を損ねたくない一心だった。
しかし、焦るあまり噛み合わない歯切れの悪い言葉しか出てこない。
「言うのか言わないのかハッキリしな!!」
魅音の声には微塵も情けはなく、苛立ちだけが滲んでいた。
「ひっ……!! し、詩音様と一緒に……その……添い寝を……」
「ふぅん? 添い寝だけ?」
口をついて出た言葉が自らを追い込む。
なんとかなだめてこの場をやり過ごそうと考えていたのに、僕の思考回路は既に魅音の手中にあるとでも言わんばかり。
魅音の凄みによって不要な情報まで吐露してしまう。
「……で、何されて感じてたの?」
魅音の声が鋭く刺さる。
その指摘は痛いほど正確で、僕の浅はかな考えなど全て見透かされているような気さえした。
しかし、ここで下手に嘘をつけばどうなるか想像に難くない。
下手な言い逃れが逆鱗に触れることだけは避けなければ──。
「……な、何を……とは……?」
「はぁ? バカなの? 明らかに私の靴下欲しがってるくせして、肝心なところでハッキリしないんだ?」
魅音の言葉が苛立ちを孕み始めた瞬間、背中に滲んだ冷や汗がたらりと流れ落ちた。
ここで迂闊に余計な口を利けば火に油を注ぐだけだと分かっていても、心臓が早鐘のように鳴り止まず、呼吸すらままならない。
「……し、詩音様……の……」
詩音様との秘め事を告げるという行為は、まさに僕の罪を自ら曝け出すことに他ならない。
詩音様との行為を告げるたびに自己嫌悪と羞恥で胸が締め付けられるような感覚に襲われる。
だが同時に、脳裏に蘇る淫靡な記憶の数々が意識を曇らせ、理性がゆっくりと沼の底へと沈んでいく。
このままではいけないと頭では理解していても、口は自動操縦のように動き出していた。
詩音様を、ゆっくりと思い出しながら。
詩音様に与えられた甘美な瞬間を回想するたびに、身体の奥底で燻っていた焚き火の中心に、熱がゆっくりと蘇る。
「添い寝してもらって……その、私のこと好きって言ってくれたらぎゅって締め付けるとか言われて……太ももで挟まれながら、詩音様をいっぱい好きって言って……それで詩音様の太ももでイかされて……だけど、気持ちいいの止まんなくて……ッ♡ こ、腰も止まんなくてぇ……ッ♡」
「ふ〜ん……それで?」
「……それで……それで……ッッ♡♡」
詩音様のことを思い出すたびに、詩音様の甘い声が脳内で鳴り響き、そのたびに鼓動が加速していくばかり。
魅音が求めるのは単なる事実ではなく、その記憶がどれほど深く刻まれているかの確認であった。
僕がどれだけ詩音に溺れていたのかを、自分の意志で言葉にするように仕向けているのだ。
だから、僕は途中で……魅音が納得するところで言葉を紡ぐのをやめなければいけなかった。
しかし、口が自然と脳裏に浮かんだ詩音様の姿を追うように動いてしまう。
詩音様に優しく抱きしめられ、二人しかいない布団の中で温もりと柔らかさに包まれながら、太ももで挟み込まれて何度も絶頂させられた記憶。
言葉にすることで蘇ってくるのは詩音様に触れられた感触。
その瞬間は幸せだったと認めざるを得ない。
だが、同時に後ろめたさも募る。
目の前には冷たい目で僕を見下ろす魅音がいるのだから。
「それで……それで……ッッ♡♡」
言葉が出ない。
詩音様の甘い毒が脳の奥深くに染み込んでいるようで、過去の出来事を振り返りつつも、その快楽の沼の記憶から抜け出せない。
詩音様の肌に触れた時のぬくもり、囁かれた甘い言葉、その一つひとつが鮮明に蘇る。
魅音の前でそれを語ることは、罪を自白する行為でありながらも、同時に脳内で詩音様の温もりを思い返すことで得られる官能的な悦楽に酔いしれる瞬間でもあった。
心の奥底で魅音への恐れと詩音様への依存が入り混じり、精神が揺さぶられる。
頭では理解しているのに、どうしても口から出る言葉は詩音様との情事に関する詳細ばかり。
自分の意思に反して、言葉が勝手に流れ出してしまう。
まるで麻薬中毒者が禁断症状に苦しむように、記憶の中の快感が呼び起こされ、それを語ることで自分自身を慰めているかのようだった。
「それで、その後はどうしたの?」
「は、はい……♡」
魅音が静かに僕を促す。
その冷静な声色とは裏腹に、彼女の眼光は鋭く僕を見据えている。
「その後は、そのまま何度も……♡ しおんさまにぃ……♡ あんなことされたりぃ……♡ こんなことされたりぃ……♡」
言葉が喉を滑り落ちるたび、身体の奥から熱が込み上げてきた。
詩音様の滑らかな肌に触れた感触、耳元で囁かれた甘い言葉、嗅がされたソックスや腋、生足の匂いが次々とフラッシュバックする。
魅音の前で語るべきではない、そう思いながらも止まらない。
「……なるほどね」
魅音の唇がわずかに吊り上がる。
言い過ぎた。
そう思った時には遅かった。
──バチンッッッ!!!
「ヒュぉッッ!?!?!?」
突然の強烈な閃光が目の奥を貫いた。
暗闇の中にいたはずの視界が一瞬にして晴れ、網膜が強烈な光に焼かれるような感覚が走る。
驚愕と混乱。
そして遅れてやってきた激痛が電流のように身体中を駆け巡った。
「かっ……あっ、が……」
声にならない呻き声が漏れる。
目の前の光景が揺らぎ、平衡感覚が消失する。
膝から力が抜け、がくりと床へ。
両手で股間を押さえつけながら、地に落ちていた。
痛みのあまり呼吸すらままならない。
涙が勝手に溢れ出す。
視界の隅に魅音の白い爪先がこちらへ向けられているのが映っている。
それは、まさに僕の急所を的確に蹴り抜いた凶器そのものだったのだ。
「ごめ、んな……さい……」
掠れた声で謝罪の言葉を絞り出すが、それはあまりにも無力で虚しく響くだけだった。
痛みが身体中を支配し、思考は混沌としたまま定まらない。
ただただ、魅音の冷酷な視線が僕の頭上から突き刺していく。
「自分が何をベラベラ喋ってたのかわかった?」
魅音の表情は依然として動いていなかった。
冷たい微笑みを浮かべたまま僕を見下ろしているだけ。
その鋭い眼差しに晒されるだけで、心臓が握り潰されるような不安感が襲いかかる。
彼女の瞳の奥には怒り以上の感情が渦巻いていることを、僕は混乱する頭の中で悟っていた。
「もう一回聞こうか。あんた誰の奴隷なんだっけ?」
その言葉はまるで死刑宣告のように僕の耳に届くと同時に、一歩だけ畳の上を後ずさる魅音の足音がいやに大きく響いた。
蹴られる。
しかし。
「し、詩音さま……ッッ♡♡♡」
反射的に口から飛び出した名前。
それは僕の意思とは関係なく、勝手に溢れ出てきた名前で。
でも、それを口にした瞬間、頭の奥で警告が鳴り響いて──。
──ドゴォッッッ!!!
視界いっぱいに広がったのは赤みがかった肌色に、細かい砂や埃が付着した……そう、足の裏。
しかも、その裏側から迸る強烈な臭気。
それこそ、ここに連れて来られる前に嗅いでいた詩音様の甘みが強いニオイとは違って──。
「んぐぅぅぅ!!??♡♡♡」
脳天を直撃するような刺激臭が鼻腔から一気に肺の奥まで流れ込んだ。
指の間にかいた汗や付着した皮脂が放つ独特な臭い。
詩音様と過ごした時間の中で嗅いできたどんな匂いとも異なる刺激的な香り。
それが脳の奥底に眠っていた記憶をゆっくりと引き摺り出していく。
「っ……♡♡♡」
汗ばんだ足の裏が顔の凹凸を押し潰す。
息をする度に鼻腔を通って全身に染み渡っていく感覚。
嗅ぐだけで頭の芯が痺れ、身体の自由が効かなくなるような甘美な香りに全身が支配されていく。
「どう? 臭い?」
「……は、はぃ……♡♡♡」
息苦しいはずなのに、もっとその匂いを吸い込みたいと思ってしまう矛盾した感情。
頭の中は快感で満たされていて正常な判断が出来ていない。
不快な臭いであるはずなのに、魅音の足から発せられるスパイシーな香りに全身が陶酔していく。
「いいんだ? ご主人様の臭いをもっと嗅ぎたいんでしょ? だったらしっかり言いな。詩音“様”の匂いとやらと、私のとどっちがいいのか」
魅音の声音には苛立ちが含まれている。
しかしそれ以上に、自分の命令通りに従うかどうかを見極めようと探る意図を感じた。
だが僕には選択権などない。
魅音は僕を支配する側の人間なのだ。
ただ黙って従うしかない。
それ以外の道など存在しない。
「みおん……さま……♡」
魅音様という名前を口にするだけで心臓が激しく脈打つ。
この人は僕の命を簡単に奪える人だ。
その事実を再認識させられて身体が強張り、本能的な恐怖と共に媚びた声で媚びへつらうしか選択肢はない。
「んっ……んぐ……♡ く、臭い……です♡ で、でもっ……♡ すごく、いいニオイがするんですッ♡」
詩音の匂いとは明らかに違う、鼻の奥に染み付くような臭い。
汗と土埃と皮脂が入り混じった、酸っぱくて生臭い臭い。
でも、それ以上に魅惑的で惹きつけられる、蠱惑的な、逃れられないニオイ。
それが鼻腔を通り抜けるたびに脳ミソがスライムのように蕩けていく。
詩音の匂いによって満たされていた脳内を、魅音様の臭いが強制的に上書きしていく。
「ははっ、その反応……♡ やっぱりまだ治ってないじゃん♡」
「あぅ……ッ♡♡♡」
魅音様の足裏から滲み出る酸っぱい臭いに頭をクラクラさせながら、それでもなお、足の指で覆われた鼻の穴から必死に空気を取り入れようと鼻腔が収縮を繰り返す。
「ほら、もっとしっかり嗅いでみろよ♡」
僅かに蠢く足先の指。
ずりすりと指の股が擦れることで、より新鮮で濃縮された魅音様の匂いが沸き立ち、脳内へ侵入してくる。
「ぅぁ……♡♡」
もう耐えられない。
どんどん染みてくる匂いに頭の中は真っ白になり、抵抗する意思も徐々に失われていく。
魅音様の匂いを嗅ぎ続けるたびに思考能力は低下し、自分が何者なのかすらも曖昧になっていく。
「おい、返事しろって言ってんだろ!」
「は、はひッッ……♡♡♡ みおんしゃまのおみあし……♡♡♡ むわってしてるのしゅきっ……♡♡♡ くさいのがしゅきっ♡♡♡」
呂律の回らない口調で必死に応答するものの、顔面は常に魅音様の足の裏に押し潰され続けているので満足に発声もできない。
しかしそれでも、魅音様には伝わったらしい。
「ふふっ……でも今日は翔ちゃんを徹底的にシゴキあげるってもう決めたから……♡」
魅音様の声色にはどこか楽しげな雰囲気が含まれていた。
顔を踏み潰していた足がゆっくりと離れていく。
名残惜しい。
ほんの一瞬で全てを思い出させてくれた、魅音様の足が……足の臭いが離れていく。
でもまだ魅音様の温もりとニオイとが足元に残されているようで……。
呼吸が自然と深くなる。
「じゃあ、始めよっか♡ 両手後ろに回して立ちなよ」
魅音様の命令に従い両手を背中で組むと同時に立ち上がる。
正面から魅音様と向き合う形。
当然の如く股間には張り詰めたテントが存在を主張していたのだが、魅音様は不気味に笑うだけだった。
「いつまで勃たせていられるかな〜? あははっ♡」
靴下を脱ぐ動作一つで妖しい色香を醸し出していた魅音様とは打って変わって、今は別人のような悪魔的な笑みを浮かべていた。
その視線はどこか艶めかしく、しかし同時に恐怖をも煽っていた。
魅音様が腰を落とせば僕の股間に集まる血液がさらに増え、痛いほど張り詰めていく。
「翔ちゃん……♡」
魅音様の唇が僕の耳元で囁く。
「今から、何されるかわかってるよね?♡」
わかってる。
わかってるけど……言いたくない。
言ってしまったら、もう後戻りできない。
でも、魅音様はそれを……だから、僕は──。
「金蹴り……ですか?」
「せいか〜い♡ きゃはっ♡」
軽薄な笑い声が魅音様の口から溢れた直後。
──べチィッッッ!!!
「カヒュッッッ!!!」
冷え切った中空に鮮やかな弧を描いた魅音様の足の甲が、『ピンっ♡』と足先まで一直線に伸ばされたまま、玉の袋の裏側を殴打する。
睾丸に伝わる衝撃が全身を走り抜ける。
「ぐっ……うぁ……ッッ♡♡♡」
息ができない。
呼吸することすら困難なほどの痛み。
激痛と形容する他ないほどの衝撃に、目の前にはチカチカと火花が散る。
耐え切れずにもう一度膝を折って少しでも衝撃を逃がそうとした時。
「膝ついたらもっと酷くするよ♡」
冷酷な宣言に身体中の筋肉が強張り、反射的に脚が地面を踏みしめた。
腰は引けているもののなんとか直立姿勢を保つことができた。
見れば魅音様の瞳には僕を哀れむどころか愉悦の色が浮かんでいる。
ゆっくりと上がった口角からはまるで悪魔を思わせるような笑みが漏れていた。
「ふ~ん……意外と根性あんじゃん……♡」
『すっ♡』と伸ばされた足の甲が、今度はゆっくりと撫でるように睾丸の表面を滑っていく。
強張った袋の形を確かめるかのように……あるいは、今後の痛みを予感させるような動きで。
玉袋の表面を滑らかに撫でる足の甲。
触れられた感触だけで、『ぶるり♡』と身体が震える。
「んふふ♡ なんか気持ち良さそうな顔してるね?」
「ち、違いましゅ……ッ」
声に出たのは懇願に近い叫びだった。
魅音様の足は今もなお僕の急所を撫で回しており、いつ攻撃されてもおかしくはない状態にあるのだ。
崖っぷちでいつ突き落とされるのかじっと待つ心地。
このまま続けられれば本当に壊れてしまうかもしれない。
そう考えた僕が股を閉じようとするのは至極自然。
が。
「閉じんな、開け」
──ペチペチ♡
短い命令に続いて、足の甲が僕の金玉を優しくはたく。
既に叩き込まれた2発の衝撃を僕の本能に思い出させるにはそれだけで十分だった。
恐怖した本能は閉じようとした股を開き直す。
自ら望んだ行為ではない。
「そうそう、それでいいの」
「ッ……♡♡♡」
魅音様は嬉々として玉袋へのマッサージを継続する。
先程とは異なり、今回は足の指を使って優しく揉みしだかれていく。
時折、指先でつねられることもあるが基本的にはソフトタッチで行われているため快楽の方が大きい。
「じゃ、もう一発……♡」
魅音様の唇から漏れたその言葉に、全身の毛穴という毛穴から汗が噴き出す。
そして、次に繰り出される技の威力を想像すると睾丸は縮こまり、腰は引ける。
しかしそんな僕の心情とは裏腹に、魅音様は残酷な笑みを崩すことなくゆっくりと足を後ろに引き絞って──。
──パァンッッ!!
「あがっ!?!?!?!」
破裂音が響き渡った瞬間、脳天に杭を打たれたような衝撃が走り抜けた。
「ぁっ……かはっ……♡♡♡」
思わず吐き出そうとした言葉は意味を成さない音となって宙に消える。
目を見開いたままの視界が滲む。
そこでようやく僕は気がついた。
自身が涙しているのだと。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいぃ!」
泣きながら謝罪の言葉を叫ぶ僕を見て魅音様は呆れたように肩を竦めた。
『それなら最初からしなけりゃいいのに』とでも言いたげな顔で。
そして、再び右足を持ち上げて構えを取り──。
──バシィィッ!!
「あぐぅぅッ!?!?」
三度目となる衝撃に意識が飛びかける。
しかしその意識すらも痛みによって引き戻される。
目の前では星が瞬き、焦点が定まらない。
それでも魅音様の姿だけは鮮明に捉えられる。
股間に集まる熱によって全身の血流が活発になり、心臓が激しく脈打つ感覚と共に、頭の奥で警鐘が鳴り響く。
逃げなければならないと理解していても体が思うように動かず、膝はガクガクと震えていた。
『今すぐここから立ち去るべき』と理性ではわかっているのに、『もっと受けたい』という被虐性を帯びた欲望が、相反する命令を送り込んでくる。
そしてその原因を作り出した魅音様の足は、一転して僕の股間を労るように撫でてくるのだ。
──すりっ……♡ すりっ……♡
「ひっ……ひぃん……♡♡♡」
まるで恋人のように優しく、それでいて淫猥な動き。
そのギャップが余計に快感を増幅させる。
魅音様の足の動きはとても滑らかで、それでいて的確すぎる程正確に敏感な部分を探り当ててくるのだ。
この足は僕の弱点を知り尽くしている。
だからこそ、こんなにも心地よくて……でも、同時に苦しくて……。
魅音様の足が股間をなぞる度に湧き上がってくるのは紛れもない性的快楽だった。
その感覚が苦痛と入り混じり、わけのわからない感情が渦巻いていく。
「ねぇ翔ちゃん、きもちいい?♡」
「しゅき……♡ みおんしゃまのあし……♡ あしぃ……♡ きんたましゅりしゅりぃ……♡」
もはや呂律すら回らなくなった状態で何とか答えを絞り出すが、そんな姿を見た魅音様は笑い声を上げた。
──ベチィンッ!
「ぁぁああッッ!?!?」
「ふふふっ……♡ 嬉しそうな声出して……♡ この変態♡」
「お、お許しを……! あぐぅッ!?」
──パンッ! パンッ!
魅音様が連続で金的蹴りをお見舞いする。
威力こそないものの、その度に情けない声を上げて悶える僕。
足が引き絞られる度に反射的に身体が縮こまり、怯えた様子で震える姿を、魅音様は愉しんでいるようだった。
何度も繰り返される暴力。
痛みと苦しみと恐怖が入り混じるその行為。
そして同時に訪れる奇妙な快楽の兆し。
矛盾に満ちた感情の洪水の中で、僕は何も考えられなくなっていく。
──パンッ!!
「ッッ!!!???♡♡♡」
股間を蹴り上げられた瞬間、僕の脳内で何かが弾け飛んだ。
それは射精の感覚と似ていたが、決定的に違う。
視界が白く染まって、心臓の音以外何も聞こえない。
まるで時間が止まっているかのように錯覚するほど、周囲の景色はぼやけて見えた。
「どうしたの翔ちゃん? 鼻水垂らして泣き叫びながら腰振っちゃってさぁ〜? そんなに気持ちよかったのかな〜?」
「ち、違います……これは……ああッ!!」
──バチィンッ!!
「くっ……ぁっ……♡♡♡」
痛みに耐えきれず腰を丸めるものの、下半身の奥には何やら不気味な感覚があった。
それはまるで、体内で蠢く虫のような違和感。
熱を持ち、時折ズキリと疼くような感覚。
それに気づいてしまった途端、これまで以上に魅音様の足が愛おしく感じられた。
この苦痛を解消してくれる唯一の救いであるかのように思えてならなかったのだ。
だから自然と、媚びるように腰を揺らしてしまう。
僕の意思とは関係なく、無意識のうちに。
魅音様の足はそんな僕の醜態を嗤うように、もう一度、ゆっくりと玉の裏を撫でた。
冷たくて硬いはずの爪の先が、まるで生き物のように蠢いている。
その奇妙な生物が今、僕の睾丸の裏を這っているのだ。
ゾクゾクと、快感が玉の表面を這いずる。
「ねぇ、翔ちゃん。今どんな気分?♡」
魅音様の問いかけが、耳の奥に絡み付く。
脳髄に染み込むような、粘ついた声。
その声が心地良いと思ってしまう時点で、もう取り返しのつかないことになっている気がする。
「う、嬉しい……です……♡」
「へぇ〜?♡ そっか〜……♡ 翔ちゃんはこういうのが好きなんだね〜♡」
──トンッ♡
爪先が軽く玉を弾く。
まるで小石を弾くように、あまりにも軽く、弱く。
だが、それが逆に恐ろしい。
この一撃が本番ではないことを、身体が嫌と言うほど覚えているからだ。
「っ……♡♡♡」
声が出ない。
息を止めているのに、勝手に唇から『ぷはっ♡』と空気が漏れてしまう。
心臓が肋骨を破って飛び出しそうなほど早鐘を打っているのに、股間は熱を持って膨らんでいる。
腰が引ける。
でも、腰を引いた瞬間──。
「あれ〜? デカくなってんじゃん、翔ちゃん♡」
「ちがっ……ひぃんッ♡♡♡」
──ベチィンッッ!!
「ぁっ……かは……っ♡」
何度目かわからない衝撃と共に股間が大きく跳ね上がった。
しかし、そこから何かが出てくる気配はない。
むしろ痛みに反比例するように快楽が膨れ上がり、思考回路を埋め尽くす。
なぜだ。
苦しくて、辛いはずなのに。
魅音様の足が僕の急所に触れる度に、体の芯が熱くなっていく気がする。
カンカンに熱され真っ赤に染まった鉄が、魅音様の足という槌で鍛え上げられる心地。
まるで火傷のような痛み。
でもそれ以上に気持ちがいい。
──すりっ……♡
足の甲全体を使ってゆっくりと上下に擦られる玉袋。
その刺激が……凶器による足で行われるその動きが、僕の中の理性を少しずつ削り落としていく。
「おっ、おねがいれす……♡ もう、許して……くださ……♡♡」
半ば諦めつつも、かろうじて残った自制心がそう訴える。
しかしそんな弱りきった僕を見た魅音様は、まるで面白いオモチャを見つけた子どものように目を輝かせて言い放つ。
「やだ♡」
──バチィンッッッ!!!
「あ"ぁッッ!!!♡♡♡」
──びゅるッッ♡♡♡
股間を蹴り上げられた瞬間、熱い奔流が吹き出した。
全身が痙攣し、身体の奥底に溜まっていたものが一気に放出される感覚。
視界はチカチカと明滅を繰り返すばかりで何も見えない。
それでも僕の脳髄に焼き付いたのは──。
足の甲が玉袋に突き刺さった瞬間のことだけ。
それは僕が経験したことのないような凄まじい快楽を伴う絶頂だった。
「あ、あ……あぁ……♡♡♡」
「うそ……今ので射精した?」
魅音様の驚きの声に返答できる余裕もなく、ただただ茫然自失。
僕は今一体何を見たのか……何もわからないまま視線を下に向ければ、そこには大量の精液が撒き散らされて股間に大きな染みを作っていた。
「へぇ〜? マジで?♡」
「っ……♡♡♡」
魅音様の顔には嗜虐的な笑みが浮かんでいた。
出したばかりの竿を足で撫でられるたびに、ビクビクと腰が跳ねる。
「へー、これで興奮してんの? 可愛いな〜♡」
「ぁっ……♡♡♡ ぅあぁ……♡♡♡」
魅音様の足がぐりっと動いた瞬間、またイッてしまう。
しかし、射精感はない。
射精の快感のみが脊髄を駆け上がる感覚。
先の金蹴りで中身の液体を全て搾り取られた睾丸が、無理くりに液体を送り出そうとする刺激が快感となって股間に走る。
──ぎゅっ♡
「お"ぉッ♡♡♡」
そして伸びた足の先が、睾丸を軽く摘まんだ。
そのまま『くにゅくにゅ♡』と指で挟まれながら優しく揉まれる。
睾丸の奥が『ドクドク♡』と脈動し、甘い快感が全身に広がっていく。
精子を強制的に生成される快感が、脳髄を焼き尽くす。
「詩音の浮気精子は念入りに洗い流しておかないといけないからねぇ……♡」
──ベチィンッ!!
「おごぉっ……♡♡♡」
股間を蹴り上げられる度に、先ほど出てしまった白濁液とは違う透明な汁が尿道口から噴き出していく。
その量は尋常ではなく、まるで漏らしてしまったかのようだった。
「あ、また出ちゃったね♡ 今ので何回目かな?」
「んっ……ぁっ……♡」
「あれ〜? 忘れちゃった? しょうがないなぁ……♡ もう一発いくよ〜?♡」
魅音様の足が再び持ち上げられていく。
「今度はちゃんと覚えれるように強く蹴ってあげるね♡」
「ひっ……待って……! いまイッたばかりで……! ちょっと休憩を……!」
「ダ〜メ♡」
──バシィインッッ!!
「お"あ"っ!?!?!♡♡♡」
『ギュインッ♡』と脳ミソが悲鳴を上げる。
眼球の裏で星が散り、意識が飛びかける。
一瞬のうちに全身から力が抜け落ち、膝が折れていく感覚。
それを必死に堪えようとするも、身体はすでに限界を迎えていた。
「──っ♡ ──ぁ♡」
声にならない嗚咽とともに、股間から透明な汁が噴き出す。
それは精液ではない。
潮でもない。
痛みと快楽と混乱が混ざり合った結果、脳が身体に分泌させた“媚び汁”だった。
「うわ……♡ なにこれ……♡」
魅音様は呆れたように笑いながら、足先で僕の股間を突く。
──ツンッ♡
その刺激に合わせるように、また股間から液体が溢れ出す。
もうこれ以上ないほど絶頂を迎えているはずなのに、まだ終わらない。
終わってくれない。
魅音様の足が股間を撫でるたびに、背筋を走る快感が止まらないのだ。
「お"ぉぉッッ……♡♡♡」
腰が震える。
睾丸の奥で『ゴボゴボ♡』と何かが煮え滾るような感覚。
まるで内側から精巣を刺激するような激痛が全身を駆け巡り、『ぐにゃり♡』と脳の形が歪む、世界がひずむ。
「ぉっ……あ"ぁっ……♡♡♡」
──ぎゅっ♡ ぐりぐりっ♡
立っていられない。
いられるはずがない。
魅音様の脚に縋り付くようにして跪き、股間を魅音様の足先へと捧げる。
まるで赦しを乞うかのように、魅音様の太ももに縋り付いて、震え続ける。
「ん〜……♡」
「ん、ふぁ……♡♡♡」
──すりっ……♡ かりっ……♡
足先で竿を軽く引っ掻かれただけなのに、それだけで頭の中に甘い痺れが走る。
もっと触って欲しい。
もっと、もっと欲しい。
そんな願望に突き動かされるように、舌を伸ばしてしまった。
魅音様の太ももにゆっくりと舌を這わせる。
媚びるように。
いや、媚びなきゃ。
とにかく媚びなきゃ。
──ちゅっ……ちゅぱっ……ちゅるっ……。
「はぁっ……♡ はぁっ……♡ はぁっ……♡」
「頭が高い。土下座」
「ひっ……あっ……はいぃぃぃ!」
魅音様の低い声が脳髄を叩き割る。
その一言だけで身体は勝手に動いていた。
震える手で床に額を擦り付ける。
頭が下がりすぎて呼吸がままならない。
苦しい。
苦しいのに、どうしようもなく気持ちがいい。
──すっ。
そんな僕を見下ろしながら、魅音様は静かに足を持ち上げた。
ゆっくりと近づいてくる足音。
それが止まったとき、僕の頭上には冷たい殺気のようなものが降り注いだ。
──ペタリ。
その足裏は後頭部を踏みしめた。
じわりじわりと体重がかかっていき、ついには額が完全に床と一体化するほど強く押し付けられてしまった。
重い。
苦しい。
息が詰まる。
それでも必死に耐える。
抵抗なんて許されないからだ。
魅音様の機嫌を損ねてしまった場合、どのような罰を与えられるか分からない。
──ググッ……。
少しずつ加重される足。
その力に抗うことなど不可能。
後頭部を踏みつけられたまま顔を持ち上げようと試みるものの、全くといっていいほど動かせなかった。
やがて諦めた僕は、自分の頭に乗っている魅音様の足に意識を集中させる。
後頭部に感じる重みに比例するかのように、興奮が高まっていく。
「んふふ♡ 舐めてる♡ 翔ちゃんってば、ホントにマゾなんだから……♡」
気がつけば、僕は魅音様の反対の足先に舌を這わせていたようだった。
床と僕の顔の隙間にねじ込まれた魅音様の足の指先を、夢中で舐めしゃぶる。
後頭部を踏み付けられ、床に額を擦りつけて頭を下げさせられている状態であっても尚、僕は必死に奉仕を続けた。
「ごめんなさい……♡ ごめんなしゃい……♡ ゆるしてくだしゃい……♡♡♡」
舌先を尖らせて爪の間に溜まった垢を舐め取り、指と指の間に挟まった汚れを吸い出す。
汗ばんだ皮膚の皺を一本一本丁寧に辿るようにして清めていく。
時折、後頭部を踏みつける足が『ぐりぐり♡』と動かされて、頭から腰の裏側に向かって甘美な電流が駆け抜ける。
「おいしいでしょ? 翔ちゃんが大好きな魅音様の足だよ?」
「は、はひ……♡ おいちぃれしゅ……♡」
「もっと味わって♡」
魅音様の声に従って、夢中になって奉仕を続ける。
舌が疲れてうまく動かなくなってくるが、それでも舌を伸ばし続ける。
もうこれ以上は無理だと思うたびに、魅音様の足に頭を踏まれ、『ぐりっ♡』と押し込まれる。
すると自然と身体は反応し、舌先が伸びていき、指の間に入っていき、汚れをこそぎ取っていく。
──ぐりっ♡ ぐりりっ♡
「ん、おぉ……♡♡♡」
頭蓋骨を押し潰されるかのような衝撃と共に、股間がビクンと跳ね上がる。
気持ちが良かった。
とても、とても。
頭を踏みつけられたまま、涎を垂らしながら足を舐め続ける。
魅音様はそんな僕を見下ろしながら、冷ややかに笑っていた。
──ぐりっ♡ グリグリッ♡
「っ……ぁ……♡♡♡」
魅音様の足が頭を踏みにじるたびに、甘美な快楽が全身を駆け巡る。
痛みを超えた向こう側にある陶酔感。
魅音様が与えてくれるこの快感こそが、僕にとっての幸福の象徴だった。
「はははっ……♡ 翔ちゃん、本当におバカさんなんだ~……♡ 頭踏まれてるのにこんなに気持ちよくなっちゃってさぁ……♡ あははっ!」
僕は魅音様の足の指を舐めながら、恍惚とした表情を浮かべていたに違いない。
魅音様の足先に吸い付き、舌でぺろぺろと舐め回しながら、股間から『ぴゅるりっ♡』と透明な液体を吐き出していく──。
………
……
…
##P2 詩音の浮気射精誘惑♡@詩音の調教:背後から抱きつき、姉妹おっぱい比較、魅音に調教されたことを責められる、好き好き誘惑、好き好きキス責め、上履き匂い嗅がせ、背後から(ズボン越しに手コキ、寸止め、乳首責め誘惑、乳首責め、乳首責め手コキ、チンカリ、上履きの匂い嗅ぎながらチンカリ射精、射精後手コキ責め)
(……まだ、ジンジンする)
放課後の部室。
オレンジ色の夕日が差し込む静寂の中で、僕は自分の股間に残る魅音様に刻まれた“お仕置き”の余韻を確かめていた 。
あの日、園崎邸で受けた衝撃は僕の身体を根底から作り変えてしまっていた。
痛みはもはや純粋な苦痛ではなく魅音様という絶対的なご主人様へと繋がる甘美な鎖と変貌していたのだ。
「魅音様……──」
独り言をつぶやき主への忠誠を胸に刻もうとした……その時だった。
「はろろ〜ん☆ 何考えてるの翔ちゃん」
耳元にかかる吐息と、脳髄に染み入る甘ったるい声。
背筋に寒気にも似た電流が走る。
「し……詩音……様ッ!?」
慌てて振り返るとそこにはやはり彼女の姿があって。
詩音はいたずらっぽく舌を出し、片手を後ろに回してポーズをとっていた。
──すんすんっ。
思わず鼻を鳴らしてしまう。
甘酸っぱい香りが鼻孔をくすぐる。
この匂いは──詩音“様”の匂い。
「翔ちゃんもしかしてまた私の匂いを思い出しちゃってました?」
詩音が笑った。
その笑顔は悪戯っ子のようで可愛いらしかったけれど、同時に恐ろしくもあった。
食虫植物のように手ぐすね引いて待ち構えた捕食者のようで──。
魅音様を裏切らせた張本人がそこに立っている事実に、心臓ががんじがらめにされていく。
まるで金縛りにあったかのように、僕は動くことができず……詩音の纏う空気に囚われてしまっていた。
「ねぇ、翔ちゃん♡」
耳元にかかる吐息。
それが何故だかとても心地よく感じてしまう。
催眠術にでもかかったような気分。
いや実際に詩音に掛けられているんだろう。
だって詩音“様”は魔法使いみたいな存在だから。
彼女がそう言えばきっとなんでも叶う。
「お姉は来ないから安心していいですよ♡」
「え……?」
詩音のその発言は明らかに、僕と魅音様との間に何かあったことを感づいていたものだった。
詩音が僕の気持ちを知っていながらこうしているということはつまり──。
甘い囁きが耳に届く。
心臓がドキンドキンとうるさいくらいに高鳴り始める。
「ねぇ……♡」
「な、なんでしょう……?」
「今から楽しいことしましょうよ♡」
──ぐいっ♡
唐突に腕を引かれた僕の身体が、ぐるりと半周する。
──ボフっ♡
「えぁ……?」
背中が何かにぶつかったと思った次の瞬間には、僕の意識は胸の内に預けられていた。
詩音の豊満な乳房の感触を背に受けて思考は真っ白に。
「ちょ、ちょっと詩音様……何を──」
「しっ……♡ 騒がないで」
人差し指が唇に当てられた瞬間、魅音様に躾け直された記憶が強烈にフラッシュバックし、たらりと冷や汗が背筋を伝う。
「ねぇ、翔ちゃん……私に隠し事があるんじゃないですか?」
蠱惑的な笑み。
僕の心の中を見透かしたような言葉。
「……ッ!」
思わず息を飲む。
そうだ、どうして詩音がここにいるのか。
どうして今更部室に来たのか。
「私のって……」
詩音が耳元に囁きかけてくる。
吐息交じりのその声にゾクゾクしてしまう。
「お姉のよりおっきぃんですよ……?」
──ぐにゅ♡ むにぃっ♡
何がと問いかける前に理解させられてしまう。
魅音様よりも大質量の双丘。
それを背中へと押し付けられたのだ。
その柔らかさは暴力的で、僕の理性をゆっくりと谷間の奥深くへ呑み込んでいくようで。
魅音様に躾けていただいたのに、またもや別の女性の魅力に溺れてしまう自分への嫌悪感がふつふつと湧いてくる。
しかしそれ以上に、今の僕……詩音の誘惑に打ち克つことはできそうになく。
「や、やめてください……!」
「あれ? 怒られちゃった♡」
しかし詩音は離れようとはせず、くすくす笑いながら僕の背中に密着し、ぽしょぽしょと耳をくすぐるように囁いてくる。
悪魔の囁き。
鼓膜を震わす甘い声に抵抗しようとすればするほど、意識が彼女の声に惹きつけられていく。
まるで蜘蛛の糸に絡め取られた蝶のように。
一度その魅力に取り憑かれたら最後、逃げ出すことなど出来やしない。
──むにゅ♡ むにゅ♡
魅音様とは全く異なるアプローチ。
純粋に女の子のカラダの魅力で男を堕とそうとしてくる。
魅音様に躾けてもらったはずのこの身体に、詩音はもう一度ちょっかいをかけようというのだ。
「ねえ……♡」
「は、はい……?」
「私のこと……好き?」
──はぁぁぁ……♡
耳元での囁き声に心臓が飛び出しそうになる。
詩音様の吐息が耳の中に入り込んでくる感覚。
『ぞわり♡』と鳥肌が立つ。
頭の中を桃色に染め上げられて。
この人は一体何を言って──。
「──ッ!!」
慌てて否定しようとするけれど、頭蓋骨の内側で反響する詩音の言葉を強く拒絶することができなかった。
それどころか顔が熱くなってくる。
心臓が早鐘を打って息苦しい。
全身に汗が噴き出してくる。
こんなのおかしい。
魅音様のことを片時も忘れちゃいけないのに、詩音の言葉に戸惑って……それでいて、魅音様の命令を背いた後悔に胸を痛めたはずなのに、詩音の声にまたもや期待して反応してしまっている自分がいる。
「ねぇ翔ちゃん……? やっぱり私ね……お姉より好きなんだと思う……♡」
耳元で甘く囁かれた言葉に、『何が』とは聞けなかった。
魅音様と同じ顔の女性なのに、どうしてこんなにも蠱惑的なのだろうか。
首の角度を変えさせられて、後ろを振り向かせられる。
魅音様と同じ顔立ち。
同じなのに全く異なる雰囲気。
魅音様のように荒々しくはなく、詩音は穏やかで落ち着いている。
その声は甘く蕩けるように響きわたり、魅音様とは全く異質な存在なのだと認識させられる。
「ねぇ……好きなんでしょ? 私のこと」
──ずくんッ♡
魂が揺さぶられるような感覚。
詩音の瞳には僕の全てを見透かすかのような深淵が広がっている。
「私は翔ちゃんのこと好きですよ……?」
嘘だ。
咄嗟にそう思ったのも束の間。
詩音の顔が近づいてくる。
僕はもう目を逸らせないままに、唾液に濡れた唇を見つめていた。
「ちゅぅしていい?」
「だ、ダッッ──!?」
最後の理性を振り絞り『ダメだ』と言いかけたものの、僕の意思がそこから漏れ出してくることなく──。
──ちゅっ……♡
彼女によって強引に塞がれてしまって、それ以上何も言うことができなかった。
僕は魅音様に調教され、魅音様に支配される喜びを教え込まれていたはずなのに。
この柔らかさと甘い香りは魅音様と異なるのに。
なのに。
「ちゅぱ……♡ はぁ……♡ もっとしよ……♡」
「はっ……うぅ……♡」
魅音様の調教とは違い、ねっとりとした、歪な愛情に満ち溢れた接吻。
愛される喜びに心が満たされていく感覚。
詩音の唇は柔らかくて甘くて、それだけで僕の思考回路が焼き切れてしまうというのに、唇の先で何度も何度も啄まれてしまえば、甘い刺激が脳に焼き付き、新たな回路をつなげていく。
──ちゅぱっ……♡ ちゅっ……♡ ちゅぅ……♡
全く別のベクトルで僕を狂わせる甘美な誘惑に、脳が溶けていくようだった。
魅音様との行為の時は常に支配され続けていたのに、この詩音との逢瀬ではまるで僕の方から求めてしまったかのような錯覚を覚えさせられる。
魅音様に縛り付けられた身体。
詩音の甘美な誘いを受け入れてしまった心。
どちらにも歯止めが効かず、ただ目の前の快楽に飲み込まれていくしかなくて……。
「私のこと、好き……?」
──ぢゅるるぅっ♡ んれろぉ♡ ぬちゅぅぅ……♡
口腔内に侵入してきた長くて肉厚な軟体動物の如き舌に、歯茎をなぞられ口蓋を舐られ蹂躙されていく。
魅音様に与えられた快楽とは違う、緩慢で執拗な責め。
詩音の女体がまるで蛇のように絡みつき、逃げ場を潰して埋め尽くす。
詩音の柔らかな身体の凹凸と肌の感触が、ご主人様を忘れさせようと迫り、締め付けてくる。
「ちゅぱ……♡ 私の味覚えてね……?♡」
魅音様は武術の達人として肉体を鍛え上げているせいか、威圧感も強烈であった。
一方詩音はしなやかながらも華奢な肢体と女性らしい柔らかさ、そして甘く蕩けた声で男を惑わせる毒婦のような女性だった。
だけど、その細腕からは想像もできないほどの腕力でもって羽交い絞めにしてきて、僕を決して逃がさない。
いや違う。
快楽で蕩けた僕は最早抵抗するつもりなどなかったのかもしれない。
詩音の力が強いなどという言い訳をしたかっただけかもしれない。
「ほら……もっと舌出して……♡」
「あ……うぅ……♡」
言われるがままに舌を突き出すと、詩音はそこに吸い付き、舐めしゃぶっていく。
──ぢゅうぅっ♡ んちゅぅっ♡ ちゅぱぁ……♡
貪り尽くすようにして口内の水分を吸われ、反対に唾液を流し込まれては、やっぱり啜られる。
舌先が歯列を撫ぜていく感触と甘噛みされた時の痛みが交互に訪れることで、理性や倫理観といった邪魔な思考は徐々に麻痺していき……代わりに身体の奥底から込み上げてくるのは灼熱のような快楽。
詩音の唇から伝播する温度が血液に乗って全身に行き渡り、細胞の一つ一つが悦びに打ち震え始めて──。
──ぢゅぱぁっ……♡
「んはぁ……♡ ふふっ……♡ でも翔ちゃんはやっぱりこういうのよりも……♡」
──カポっ……♡
「ほら……♡ 私の『匂い』嗅いで、私のことだけ考えながら、お姉には内緒で……またイケナイこと一緒にしよ……?♡」
「あ……♡ ああ……♡♡♡」
詩音が手に持っていたのは、彼女の上履き。
ぽっかりと空いた入り口の奥には、詩音の足の形に沿って色濃い窪みができていて。
そこから湯気が立ち昇っているんじゃないかと思うほど、上履きの中は汗のミストで霞んでいるようだった。
──くらっ……♡
上履きの入り口から溢れた甘酸っぱい匂いが充満する。
その濃厚な香りに脳髄が蕩けていくのがわかる。
こんなもの嗅いでしまえば理性なんか簡単に吹き飛んでしまうというのに……。
「あ、ぁぁ……♡♡♡」
詩音が上履きを持ち上げる。
それだけで、甘美な誘惑が鼻腔を満たしていく。
思い出してはいけないはずの記憶が蘇ってきて、頭の中が桃色に染め上げられて。
魅音様に調教してもらったはずの身体が、詩音の甘い匂いに反応してしまいそうになる。
「ほらぁ……♡ 翔ちゃんが好きな女の子の足の香りですよ〜……♡」
──ずぃぃっ……♡
ゆっくりと上履きを近づけてくる。
詩音の足の臭いを含んだ空気が顔面に迫ってくる。
もう我慢できない。
鼻から脳天へと染み渡る刺激臭。
魅音様の匂いとはまた違った、女の子らしい甘い匂いの中に含まれた汗の匂いのせいで、甘酸っぱくて……。
「んっふふ……♡」
魅音様よりもずっと濃厚で、魅音様よりもずっと甘ったるくて……魅音様よりもずっとずっとスケベな、生殖本能に訴えかけてくるメスの匂い。
魅音様に縛られた僕が決して忘れてはいけない戒めと、詩音の足の匂いに脳を焼かれる喜びという相反する感情の狭間で揺れ動く。
「はっ♡ はっ♡ はっ♡ はっ……♡」
ご主人様の足と比較するなんてとんでもない。
なのに、匂いが、視覚が、記憶を呼び起こしてしまう。
魅音様は鍛錬を欠かさないが故に日常的に足を酷使するからか、足の裏の汗腺が発達し、一日中稽古を積めば、ソックスや上履きは塗装されたように真っ黒に煤け、強烈な汗臭さを放つ。
それは雄の生存本能を揺さぶり、格闘者としての風格と支配者の香りを放つが如く。
しかし詩音の足はどうだ?
明らかに運動不足の華奢な足裏。
柔らかさと湿り気を兼ね備えた、女子の足。
踵のあたりがうっすら黄色く染まり、足裏には微細な埃と角質がこびりついている、可愛らしい足。
汗の蒸気とクリームの香料が混ざり合いどこか素朴で愛らしい匂いを放ちながら、女性らしい可愛らしさと、控えめな雌としての甘さを兼ね備えた、庇護欲と劣情を同時に掻き立てる危険な香り。
魅音様とは違う。
詩音は……彼女の足の匂いは……。
──むにゅん……♡
魅音様とは違う匂いと体温を感じて、頭の中が背後から迫ってくる詩音で埋め尽くされていく。
「詩音様のことが好き♡ って言えたら、嗅がせてあげます……♡」
寸でのところで理性が繋がる。
危ない。
あと一歩で取り返しのつかない過ちを犯すところだった。
頭がクラクラして、今すぐ倒れ伏してしまいそうだけれど、なんとか踏みとどまる。
魅音様に躾けてもらった身体が、魅音様に調教された本能が、詩音の足の匂いで壊されていきそうで──。
ここで堕ちれば後戻りできない。
それだけは、それだけは、もうダメなんだ。
だから僕は、もうこんなことはやめようと、詩音に自らの意思を伝えようとした時だった──。
「……ちょっとだけサービスしてあげますね♡」
──むわぁ……♡
「……あ"っ♡♡♡」
口元と鼻を覆い尽くした上履きの入り口。
立ちどころに鼻腔を満たすのは濃厚な蒸れと甘酸っぱい匂い。
嗅いではいけないはずなのに──。
本能が告げている。
これ以上は危ないと。
なのに身体は勝手に反応してしまう。
脳に命令を出してしまう。
「ほら……吸い込め♡」
──ふーっ♡ ふーっ♡ すぅ……♡ はぁぁっ……♡
甘い香りが肺を満たす。
女の子の匂いに脳髄を貫かれ、全身の細胞が快楽信号に書き換えられる。
「んふ……♡ ふふふっ……♡ 翔ちゃん、その調子ですよ〜♡ 女の子の上履きの匂い嗅ぎながら、とってもエッチな顔になってます……♡」
「あぁ……♡♡♡」
詩音は手に持った上履きの入り口で鼻を覆ったまま、空いている方の手で僕の股間をまさぐり始めた。
その瞬間、世界が揺らぐ。
詩音様の匂いだけで意識が持っていかれそうになっているというのに、慣れた手つきで竿全体を優しく扱かれ、背筋が反り返る。
「あらぁ……♡ 翔ちゃんもしかしてこういうのが好きなんですかぁ?♡ 上履きの匂い嗅がされながら、後ろからちんぽきもちよぉ~くされちゃうのが……♡」
──しゅっ……♡ しゅっ……♡ もみ……♡ もみ……♡
硬くなったモノの形状を確かめるかのように丁寧なストロークで可愛がられる。
何度もびくびくと跳ね回る愚息が、詩音の手によってあっという間に絶頂へと運ばれていく。
──もみゅ……♡ しゅこ♡ しゅこ♡ しゅこ……♡
詩音の細長い指が、ズボン越しの陰茎に巻きつき、ゆっくりと扱き上げる。
詩音の掌の柔らかい感触と体温が伝わり、それだけで達してしまいそうなほどに気持ちよくて──。
──しゅこ♡ しゅこ♡ しゅこ♡ しゅこ♡
「あっ……あ……♡」
上履きから香る濃厚な匂いと相まって、頭の中がどんどん桃色に染まっていく。
詩音の匂いは魅音様よりもずっと女の子らしくて……スケベで……。
魅音様は僕のご主人様であり、神のような存在で……詩音は彼女の妹であるはずなのに、どうしてこうも対照的な性格なのか。
「きもちぃ~?♡」
「あ……ぁあぁ……♡♡♡」
身体中に広がる甘い痺れ。
詩音様の甘ったるい声と女の子特有の体臭、そして上履きの中で熟成された酸っぱい匂いが混ざり合い、脳を掻き回す。
そうして完全に勃起したペニスを詩音の柔らかい手でゆっくりと上下に扱かれるのがあまりにも心地良く、頭の奥まで蕩けてしまいそうで──。
「も、もうッッ♡♡♡」
そして、今まさに爆発を迎えようとしたところで。
「はい、サービスはここまでです♡」
──ピタっ……♡
詩音の手が止まる。
絶頂まであと僅かだったというのに、直前で堰き止められたことで、熱い疼きが『じんじん♡』と脳を灼く。
「あはっ♡ ふふっ♡ そんな顔しちゃって……♡ 可愛いですねぇ翔ちゃんは♡」
「はぁッッ♡♡♡ あ"ッッ♡♡♡ ああぁぁぁぁ……♡♡♡」
遠ざかった匂い。
奪われた快感。
つい今の今まで与えられていた天国のようなひと時。
それを奪われた喪失感はあまりにも大きかった。
喉の奥から自然と泣き声のような切ない喘ぎが零れる。
求めてはいけないのに、求めてしまう。
手を伸ばしてはいけないのに、掴み取りたくなる。
「ねぇ翔ちゃん……? どうしたんですかぁ? そんな物欲しそうな顔して……♡」
「ぁ……ぅ……♡」
詩音が上履きの匂いを嗅がせてくれない。
匂いの源に釘付けとなった視線は、いつの間にか物欲しげな眼差しとなり、詩音の顔と上履きとを行ったり来たり。
「もう一回嗅がせてあげてもいいんだけどな~……♡」
揺らぐ理性。
早く拒絶しないと取り返しのつかないことになるのをわかっていながら、背後から絡みついてくる詩音を振り払うことができない。
もう二度と裏切らないと決めたはずなのに──。
「翔ちゃんが煮えきらないなら、ココにも聞いてあげよっかな〜?♡」
──ツツゥ~……♡
「んっ……♡♡♡」
詩音の指がシャツ越しに胸の中心の辺りをゆっくりとなぞりあげる。
そこには何も存在していないはずなのに、まるで詩音の指で描かれた心臓があるみたいに、『ドクンドクン♡』と鼓動が早まり始める。
拒絶しなきゃ。
しかし、詩音の指は確実に、胸の頂きへ向かって忍び寄ってくる。
蛇が獲物に這い寄るかの如くゆっくりと。
脈打つ心臓に手をかけられる心地。
──ツツゥ~……♡
「ふふっ♡ どうしました?♡ 息が上がってますけど?♡」
──ツツゥ~……♡
「はぁッ♡ あっ……♡」
「翔ちゃんがどこを撫でてほしいと思ってるか、当ててあげましょうか?♡」
──くるくるくる……♡
「あっ♡ やっ……♡」
シャツの上から円を描くように優しく刺激されるだけで息遣いが乱れていく。
詩音の指はゆっくりと時間を掛けて胸の周りをなぞるが、肝心の部分には触れてくれない。
焦らされているという自覚はある。
だけど、それすらも気持ちよくて、頭がどうにかなりそうで──。
──くるくるくる……♡
「はぁッッ♡♡♡ あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡」
「ふふっ♡ 翔ちゃんは男の子の癖に、乳輪をすりすりされちゃうのも好きなんですね~……♡」
──ツツゥ~……♡ くるくるくる……♡ すりすりすり……♡
「あ"ッッ♡♡♡ あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡」
もう限界だった。
乳首への直接的な接触はまだされていないというのに、詩音に乳輪をなぞられるだけで切なくて腰のあたりがキュンキュンする。
触ってほしくて触ってほしくて、無意識のうちに胸を突き出し、甘えたような声で鳴いてしまっていた。
──ツツゥ~……♡
「はぁッッ♡♡♡ あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡」
乳首に触れそうな場所をゆっくりと這い回るだけの指がもどかしい。
ほんの一瞬だけ先端に触れるだけでもいいから、撫でるだけでもいいから……刺激がほしい。
「んふふ……♡ 翔ちゃんのおっぱいは可愛いですねぇ……♡ こんなにも尖っちゃって……♡」
「ぁ……♡ ぅう……♡♡♡」
詩音の言葉通り、僕の乳首は完全に勃ってしまっていた。
服越しに浮かび上がった小さな突起の存在を詩音に知覚されてしまったという事実に、恥ずかしさで顔が火照ってくる。
「じゃあ、ちょっとこの辺りを……♡ ふふっ♡」
──カスっ……♡ カスっ……♡
「あ"ッッ♡♡♡ あぁぁぁぁッッ♡♡♡」
「あははっ♡ 乳首すりすりしてほしいのに当たらないねぇ~?♡ 翔ちゃんの身体はもう待ちきれないみたいだけど?♡」
──カスっ……♡ カスっ……♡
『クネクネ♡』と蠢く指先。
しかし、その爪の先は肝心の乳頭には掠ることすらしない。
『ほんの数ミリ下』
何度も何度も、詩音の指先が乳頭のすぐ上を往復する度に『じくじく♡』と疼きを増し、切なさに苛まれていく。
──カスっ……♡ カスっ……♡
「あっ♡ あっ♡ やっ……♡」
もどかしい。
もどかしすぎて狂ってしまいそうだ。
早く触れて欲しいと懇願するように胸を突き出しても、詩音の指は意地悪く避けてしまうばかりで一向に核心を突いてくれない。
「うぅ~ん……どこを触ってほしいのか、よくわからないな~……♡」
──カスっ……♡ カスっ……♡
「あ"っ♡ あぁ……♡」
詩音の指が何もない空中を撫でる。
触れてほしいところには触れてもらえず、乳首が『じんじん♡』と熱を持ち始める。
早く触ってほしいという欲望と、触られた時の快楽への期待感が膨らみ続けていく。
もはや恥も外聞もなく、腰を前後に振るわせながら僕は必死に詩音の指を求めてしまった。
──カスっ……♡ カスっ……♡
「ふふっ♡ はしたないですよ翔ちゃん?♡」
──カスっ……♡ カスっ……♡
「触ってほしいところがあるならちゃんと言ってくれないと……♡ 『魅音に開発された弱点メス乳首、詩音様の指でいじってぇ~ん♡』って……♡ クスっ♡」
促すように囁かされてしまえば恥も外聞もなかった。
馬鹿にするように唇を尖らせた詩音に煽られるままに、浅ましくも卑猥なセリフを口にする。
僕はもう正常な判断力を失っていたのだ。
それどころか、詩音の指示に従順に従うほどに、快楽の欲求が胸の内側で抑えきれなくなってくる。
そして、その言葉を聞いた詩音は『にたり♡』と不敵な笑みを浮かべた後、僕の耳元に唇を寄せ。
「いいよ……♡」
そう告げると共に。
──カリっ♡
「お"ぉ"ッッ!?!?♡♡♡」
突然の衝撃に腰が跳ねた。
しかし魅音の指先は容赦なく『くりゅくりゅっ♡』と捏ね回す動きに変わる。
それだけじゃない。
詩音の細長い指先が僕の胸に沈み込む感触。
乳頭を優しく摘まみ上げる動き。
爪先で『かりかり♡』と引っ掻かれるたびに脳髄に電流が走る。
僕はもう声にならない悲鳴を上げることしかできなかった。
「あはっ♡ 翔ちゃんってば……こんなに感じやすい身体になっちゃって……♡」
「あ"ッッ♡♡♡ あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡」
「ふふっ♡ かわいい声出しちゃって……♡ お姉にどこまで開発されちゃったんですか?♡」
──クニィっ……♡
シャツに包まれた小さな粒を摘み上げられ、親指と中指の腹の部分で転がされる。
詩音の温もりのある柔らかな手で直接触れられているわけではないのに、乳首を中心に全身へと甘い快楽が広がっていく。
──クニクニっ……♡ コリコリっ……♡
「あははっ♡ 指で擦り潰されるの大好きなんだぁ~?♡ じゃあいっぱいしてあげるね?♡」
──コリコリっ……♡ コリコリっ……♡
「あっ♡ あぁぁッッ♡♡♡」
胸の先端の小さな肉芽を根元から絞り上げられ、潰され、乱暴に捻じられるたびに電流が走る。
声を抑えることなんて到底出来ないし、腰砕けになりながら悶えるしかない。
僕が喘ぐたびに詩音は嬉しそうに笑みを深めていく。
──クニクニっ……♡ すりすりっ……♡ コリコリっ……♡
そうしてしばらくの間、詩音の指は僕の胸の突起を責め立て続け、ようやく離れた時には僕はすっかり出来上がってしまっていた。
肩で息をするほど消耗しており少しの刺激にも敏感に反応してしまうほど追い詰められていた。
「はぁっ……はぁっ……♡ あ、ぅ……♡」
詩音の指が離れた後も、身体の熱が引かずに燻り続ける。
胸の先端でじくじく疼く感覚に耐えかねて、無意識のうちに胸を突き出し、詩音の指先がもう一度訪れることを期待してしまう。
「ふふっ♡ お姉以外の女の子の指でお乳首いじめられても興奮しちゃうんですね……♡ お姉に開発してもらったのに……♡」
耳元に流し込まれる悪魔の囁き。
そうだ。
この行為は魅音様への裏切りに他ならない。
このままでは魅音様に叱られるのに、今は詩音の言葉にしか反応できない。
「魅音様に……怒られちゃう……♡」
「そうですね~……♡ でもお姉は今いないですし……♡ 私たちの秘密にしていればバレませんよ……?♡」
──くりゅくりゅっ……♡
「あっ♡ あぁぁッッ♡♡♡」
詩音の指が再び動き出す。
両方の指を使って左右同時の乳首愛撫。
詩音の指先が『クネクネ♡』と動き、シャツに浮かび上がった乳首を爪の先で『かりかり♡』と引っ掻いていく。
「翔ちゃんは悪い子ですね……♡ お姉に仕込まれた癖に……♡ 私の指でも悦んじゃって……♡」
──カリカリカリっ……♡ コリコリっ……♡ かりかりっ……♡
「あっ♡ あぁっ♡ や、めぇ……♡」
「やめてほしくないくせに……♡」
「だ、だめ……ッ♡」
──カリカリっ……♡ くりくりくり……♡
「や、だ……ッ♡ こんな……の……♡」
──クニクニっ……♡ コリコリコリ……♡ かりかりかり……♡
「はぁッッ♡♡♡ あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡」
「ふふっ♡ 腰もヘコヘコ~って動いちゃってますよ~……?♡ やっぱり乳首大好きなんですねぇ……♡ お姉に開発されただけのことはありますよ?♡ ふふっ♡」
──クニクニっ……♡ かりかりかり……♡ コリコリコリ……♡
「あっ♡ あぁぁッッ♡♡♡ ん"っ♡♡♡」
魅音様に躾けられてしまった身体は、詩音様の指で弄ばれることにも容易に反応してしまう。
乳首から全身に広がっていく甘い痺れに抗えない。
──クニクニっ……♡ かりかりかり……♡ コリコリコリ……♡
「あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡ ん"ぁ"ぁ"ぁ"ぁッッ♡♡♡」
もうダメだ。
細長い指が踊るように動き回り、勃ちあがった乳頭を翻弄し続ける。
詩音の柔らかい指先に挟まれ、こねくり回され、腰が砕けそうなほどの快感に襲われて。
指の動き一つひとつに身体を支配され、彼女の手のひらの上で転がされているような感覚を覚えていた。
「しおんさまッッ♡♡♡ もうだめッッ♡♡♡ きもちよくしてぇッッ♡♡♡ しゃせいしたいよぉッッ♡♡♡ おちんぽに触ってよぉ~ッッ♡♡♡」
恥も外聞もない懇願。
それを聞いた詩音の細長い指がゆっくりと下に伸びていき、ついにはズボン越しに陰茎を握り込む。
──きゅっ……♡
「ほら、触ってあげましたよ……?♡」
──きゅうぅ……♡
「ふふっ♡ 翔ちゃんのパンツの中ぐちょぐちょですね~……♡」
──にゅぷ……♡ ぬちゅ……♡
「あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡ やぁぁッッ♡♡♡」
ズボンの上から亀頭を優しく撫でられた瞬間、腰が砕けそうなほどの快感が迸る。
「乳首も、おちんちんの先も、両方同時に爪の先でカリカリされちゃったら……♡」
──カリッ♡
──かりかりかり……♡
──かりっ……♡ かりっ……♡
──カリカリっ……♡
「あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡ ん"っ♡♡♡」
詩音の右手の指の腹に挟み込まれた乳首が『コリコリ♡』と転がされ、ズボンに染みを作っていた亀頭の先を右手の爪の先で『カリカリ♡』と引っ掻かれ。
今まで我慢していた分、身体が歓喜の悲鳴を上げる。
──コリコリっ……♡ かりかりかり……♡
──きゅうぅぅ……♡ すりすりすりっ……♡
──クリクリっ……♡ かりかりかり~……♡
「ふふっ♡ 気持ち良さそうですねぇ?♡ でも、お姉のことも少しは考えてあげてください……?♡ 私の指に……カラダに……浮気しちゃっても大丈夫なんですか~?♡」
快感の火花が散る。
胸から腰まで一直線に電撃が駆け抜け、視界は明滅。
詩音の細長い指が、胸の先端を摘まみ上げ、ゆっくりと引っ張り上げたまま、余った指の先で撫で回す。
それだけならまだしも、右手の爪の先が亀頭の裏側、包皮小帯を小刻みに引っ掻き、柔らかい手のひらで陰嚢を包み込んだまま、やわやわと揉みほぐす。
頭の中が急速に桃色に染め上げられていく。
──きゅうぅぅ……♡ すりすりすり……♡
──カリカリッ……♡
──もみ♡ もみ♡ もみ♡
「あっ♡ やっ……♡ それっ……だめぇッッ♡♡♡」
快楽の三重奏。
こんなの、耐えられるはずがなかった。
「もうむりっっ♡♡♡ がまんむりっっ♡♡♡ するっっ♡♡♡ うわきしゃせぇするっっっ♡♡♡」
「あ~あ……♡ 悪い子ですね~……♡ でも……お姉には秘密にしておいてあげますから……♡ ほら、詩音様のあまぁ~い足の匂いが染み付いた上履きの匂いを嗅ぎながら、私の手で乳首コリコリ躾けられて……♡ おちんちんの先っぽ、『カリっ♡ カリっ♡ カリっ♡』ってされて、イッちゃいましょうね~?♡」
とうとう僕は、自ら進んで詩音様の上履きを手に取ってしまった。
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡」
甘美すぎる匂いと、魅音様とは違う種類の快楽に思考能力を奪われた僕は、そのまま鼻の穴を大きく開き、肺いっぱいにその芳醇な香りを取り込む。
──すぅぅぅ……♡
脳髄に直接響くような甘ったるい酸味と香ばしさが混ざり合った中毒性の高い匂い。
全身が震えるほど高まってしまう。
もう止められない。
いっときたりとも我慢できない。
「ほら……イッちゃえ……♡ 浮気の味を覚えちゃえ……♡
イケ……♡
イケ……♡
イ~~~~~ケ…………♡
」
「イクッ♡♡♡ イクイクッ♡♡♡ イッちゃうぅッッ♡♡♡」
詩音様の柔らかな指が乳首を挟み込み、『ギュッ♡』と強く搾り上げ、反対の手ではカリカリと鈍い快感を送り込む。
魅音によって仕込まれた性癖。
それらを執拗に刺激された僕は、あっという間に絶頂へと追い詰められていく。
詩音様の体温、声、肌の感触、手の柔らかさ。
そして足の匂い。
詩音様のッッ♡ 詩音様のッッ♡ 詩音様の──ッ♡
「イケっ♡」
詩音様の命令ッッッ♡♡♡
「お"ッッッ♡♡♡」
──びゅぷッッ♡♡♡
詩音様の匂いと柔らかさ。
そして紡ぎ出した快楽に全身を包まれながら、盛大に精を吐き出してしまう。
「ふふっ♡ 出ちゃいましたね~……♡ ぴゅっ♡ ぴゅぅ〜……っと♡」
──ぶぴゅっっ♡ どびゅるるッッ♡♡♡
詩音様の上履きに顔を埋めたまま、手の中の柔らかさを精一杯享受しようと腰を突き出し快楽に浸る。
まるで全身が性感帯になったかのような感覚。
腰が『ビクンッ♡ ビクンッ♡』と跳ね回り、全身を駆け巡る多幸感に包まれる。
「一滴も見逃してあげません♡ ほら……ぴゅっぴゅっ……♡ ぴゅっぴゅ~……♡ 浮気射精ぴゅっぴゅぅ〜♡」
詩音様の艶のある声に脳ミソを溶かされ、理性が崩壊していく。
亀頭の裏側をカリカリと指先でくすぐりながら、詩音様の手のひらが柔らかくペニスを包み込み、まるで搾乳機のように精液を搾り取っていく。
精を放出するタイミングに合わせて緩慢な速度で上下する手淫。
その動きは射精を促すだけでなく、粘り気の強いザーメンが尿道を擦り上げていく様をしっかりと味わわせ、魅音に躾けられた肉体を、ただただ快楽で満たしていく。
──ぬちゃぁ……♡ ねちゃ……♡
ひとしきり射精が終わったところで、ズボン越しの肉竿へ詩音様の細長い指が巻き付いてくる。
一本一本の指を絡めつかせて、改めて手の気持ちよさをはっきりと認識させるかのごとく、ゆっくりと握られて。
「お"ッッ……♡♡♡ ん"お"ぉっっ♡♡♡」
──にゅこっ……♡
尿道に残った残滓すら搾り取るように、時間をかけて竿を根元から扱き上げること、一回。
──びゅぷっ……♡
「全部出たかな~……?♡ あはっ♡ またぴくんってなってますね~?♡ かわいい~♡」
射精の余韻に浸りつつあった身体を今一度放出の予兆で跳ねさせる。
ズボン越しとはいえ、精液でぐちょぐちょになった布地に詩音様の手が触れていると考えただけで、背筋にゾクゾクと快感が奔り抜ける。
──にゅち……♡ ねちゃ……♡ にゅぷぅ……♡
「しおんさま……ッッ♡♡♡ だめ……ッッ♡♡♡」
「あはっ♡ ダメじゃないでしょ?♡」
──ずりゅ……♡ ずりゅ……♡ ずりゅんっ……♡
魅音様によって完全に調教されてしまった身体。
にも関わらず、もう詩音様の指に逆らうことはできない。
詩音様の滑らかな指の動きに導かれるまま、あっという間に昂ぶりを示した肉体は、一度の吐精では飽き足らず、再び欲望の赴くまま、二度三度と繰り返し果ててしまう。
──くちゅっ……♡ ぬちゅっ……♡ ぢゅくっ……♡
「ふふっ♡ いい子ですね~……♡」
「はぁっ……♡ はぁっ……♡」
何度も何度も果てたというのに、身体はまだ満たされない。
荒くなった呼吸のせいで、詩音様の上履きの匂いを堪能することしか出来ない。
射精と虚脱と、そして安堵感の残滓。
魅音様への罪悪感と、それに伴う快楽と、相反する感情がせめぎ合う。
「ねぇ……翔ちゃん♡ お姉のことはどうしたんですか……?♡」
耳元で囁かれる魅音様の名に、背筋に走る寒気。
しかし魅音様への忠誠心が消え失せたわけではない。
詩音様の甘い誘惑に負けた結果とはいえ、自ら進んで浮気してしまった事実は変わらないものの、心の奥に残る罪悪感が『ズキリ♡』と叫ぶ。
「ふふっ♡ お姉にはナイショですよ……?♡ このことは誰にも言いませんから……♡」
詩音様が囁くたびに、理性の枷がひとつ、またひとつと外されていく。
そうして外された心の枷を。
詩音様の手──肉竿を扱く柔らかな指が絡め取り、手繰り寄せられていく。
指が這いずる度に『ぞくぞくっ♡』と背筋を走るのは、魅音様への恐怖か、はたまた詩音様が与えてくれる快楽か。
もはや自分でも判然としなかったが、断続して与えられる快楽が、二人のご主人様の一方へと天秤を傾かせていく。
そして。
「翔ちゃんから浮気精子たくさん搾り取っちゃいました……♡」
詩音様の手と言葉に導かれるまま、睾丸の奥底にへばついた残滓のひとしずくに至るまで全てを放出し尽くした──その直後だった。
##P3 魅音様にもう一度バレる@詩音にハメられる、魅音の前で詩音に手コキ責めされる、魅音の上履き臭い責め、詩音の生手コキ、シコらせ語り示唆
──ガラッ……!
詩音様の囁きの余韻に酔いしれる間もなく、部室の扉が勢いよく開かれる。
「あはっ♡ お姉、遅いよ~?♡」
「詩音……お前……」
詩音様が悪戯っぽく微笑む中、部室の入り口には見慣れた背丈の少女の姿が佇んでいた。
「み、みおん……様……」
その瞳は怒りに燃えているわけではなく、冷たく静かにこちらを見つめていた。
この前とはまた違う雰囲気に背筋が凍りつくような感覚を覚える。
怖い。
凄く怖い。
魅音様が何を考えているのかわからない。
そもそも、どうしてここにいるのか。
「お姉、ちゃんと私からの手紙見てくれたんですね〜」
詩音がそう言った途端、魅音様が懐から紙切れを取り出す。
その紙には綺麗な文字で、
『今日の夕方、部室で翔ちゃんにちょっかい出しちゃいますから、興味があればご自由に……♡』
と書かれていた。
つまりは、『お姉にはナイショ♡』などと甘い言葉を囁いておきながらも、最初から魅音様には筒抜けだったということ。
しかも詩音は僕が魅音様を裏切ることをわかっていた。
わかっていて、魅音様を誘導した上で、僕を嵌めたのだ。
全て詩音の手のひらの上で踊らされていたということ。
「ねぇ、翔ちゃん……♡」
「あ……あぁ……」
詩音が僕の耳元に顔を近づける。
そして、耳に吐息を吹きかけながら。
「このまま私と一緒にお姉に謝っちゃお?♡」
「そ、んな……」
詩音様の言葉が、背筋にゾクゾクとした悪寒となって駆け上がる。
それは甘い痺れとなり全身へ広がっていくと共に、絶望的なまでの破滅的な予感を思わせる。
「あ、あの……魅音様……これは……」
魅音様は無表情のまま、こちらを見つめている。
瞳の奥には、深い怒りの炎が灯っていた。
「ねぇ、翔ちゃん……? 詩音に握られて気持ちいいわけ?」
「ち、違っ……」
「きもちぃですよね〜?♡ だってお手々の中でこんなにも固くなっちゃってるし~♡」
「やっ……あっ……」
魅音の低く冷たい声に背筋が凍りつく。
思わず口籠もるが、詩音が耳元で甘く囁きながら『にぎにぎ♡』と精液で濡れたペニスを柔らかく握りしめ、再びゆっくりと上下に扱き出す。
それはまるで捉えた獲物を魅音に見せつけるかのような淫靡な行為。
詩音の手の動きに合わせて、僕の口からも甘い吐息が漏れ出していく。
「へぇ〜……詩音の手はそんなに気持ちいいんだ……」
「や、やらぁ……」
魅音様がゆっくりとこちらに向かって歩いてくる。
その顔からは一切の感情が伺えない。
ただ、足音だけがやけに大きく聞こえて、全身が硬直してしまう。
まるで死刑執行を待つ囚人のような気分。
「翔ちゃんは悪い子だねぇ……」
魅音様の手が伸びてきて、僕の手に握られていた詩音の上履きを取り上げる。
それとほぼ同時に、魅音様が今度は自らの上履きを脱ぎ始めた。
黒光りしたソール、つま先には泥汚れ、踵や足の裏は真っ黒で、鼻を近づけなくてもわかる強烈な臭い。
そんな魅音様の上履きが眼前に差し出される。
「ほら……私がいつも履いている上履き。詩音のとは比べ物にならないぐらい、汚くて臭くて……。こういうの嗅いだら翔ちゃんはキモチヨクなりたくてたまらなくなっちゃうんでしょ? ほら……嗅いでみなよ」
「あ……あぁ……♡♡♡」
フラッシュバックするのは、魅音様の足にまとわりつく汗と埃と皮脂の、すえた臭い。
「へぇ〜……♡ 翔ちゃんはお姉のくっさい足の臭い嗅いで、キモチヨクなっちゃうんだぁ……♡」
詩音の言葉が鼓膜を震わせ、胸の奥が痛いぐらいに高鳴る。
魅音様の上履きが目の前に迫るにつれ思考は止まり、詩音の手の中にある熱い塊が更に硬度を増していく。
「私のはそんなに臭いんだ?」
「あ、ぅ……」
目の前の魅音様は普段の優しげな笑みとは打って変わり、氷のように冷たい目で僕を見下ろしていた。
その瞳に映るのは失望か、侮蔑か、それとも憤怒なのか。
いずれにしても、普段の彼女とは別人のように感じるその表情が恐ろしくもあり、同時にどうしようもなく興奮してしまう自分がいた。
「ほら、嗅ぎなよ」
「あ……♡」
魅音様の上履きの入り口が迫ってくる。
強烈な酸っぱい臭い。
甘いのに、酸っぱい。
頭がクラクラしてくるほど濃厚で、肺が痙攣しそうなほどに強い。それなのに魅音様の上履きの臭いを嗅いでいると心が満たされ、もっと深く呼吸したくなる。
魅音様の上履きの匂いが、身体の芯まで染み込んでいくような感覚。
「ふふっ……♡ あ〜あ……お姉の上履き、嗅いじゃった……♡」
詩音が耳元で囁く。
魅音様の上履きから漂ってくる汗と埃が混ざった濃厚な香り。
それに先ほどまで突っ込まれていた魅音様の足の熱と生の臭いが合わさり、強烈なまでのインパクトをもって鼻腔を直撃する。
それはまるで媚薬のように脳髄を蕩けさせ、理性を壊していくのだ。
魅音様の上履きに鼻を埋め、鼻から胸いっぱいに息を吸い込むたびに快感が押し寄せてくる。
頭が真っ白になって、何も考えられなくなっていく。
魅音様の足の臭いを嗅いでいるというだけで幸せな気分に浸れて、それでいて興奮して……。
「んっ……ふぅ……♡」
「私ねぇ〜? こうしてお姉の所有物にちょっかいをかけるのが大好きなんです……♡ 特に翔ちゃんみたいに純粋でお馬鹿な男の子を、快楽で絡め取って堕としちゃうのが……♡」
ズボンの上から触っていたはずの詩音の手が、いつの間にかファスナーを下ろし、下着の中に滑り込んできている。
その指が亀頭をくすぐり、カリ首を撫で、裏筋をなぞり、根本に絡みついてくるたびに全身が粟立つような快感に包まれていく。
詩音の手が触れているところが熱を帯びて、そこから快感が湧き上がってくるかのようだ。
「ねぇ……今どんな風に臭いがします?♡」
「あっ♡ あぁっ♡♡♡」
「お姉に教えてあげてください……♡ どんな風に嗅いで、どんな風に興奮してるのか……♡」
──にゅこっ……♡ にゅこっ……♡
詩音の甘い声が耳に直接流れ込んでくる。
鼓膜を通して脳へと到達すると、音の波は全身へと広がっていき、僕の理性を確実に蝕んでいく。
詩音様の言葉責めと共に、柔らかな手が陰茎をゆっくりと扱いていく。
考える隙を与えてくれない、
──しゅっ……♡ しゅっ……♡ しゅっ……♡
「あぁっ……♡♡♡」
「へぇ〜……翔ちゃんは、ご主人様の上履きの臭い嗅がされながら、浮気相手の女の手にシコられて気持ちよくなっちゃうんだ?」
「だ、めぇ……♡♡♡」
「仕方ないですよね〜?♡ お姉のくっさい臭いも大好きだし、詩音様のお手々の感触も心地よいんですから♡ どっちの感覚も忘れられないんですよね?♡」
「ち、ちが……ッ♡♡♡」
魅音様の上履きの臭いを嗅いでいるのに、詩音様の指に扱かれている……頭がおかしくなりそうだ。
心は拒否していても、体は詩音様に支配されていく。
抗えないのがわかっていて、どんどん心が快楽で塗り潰されていく。
魅音様の上履きの臭いを嗅いでいるくせに、詩音様に躾けられた身体が反応して、もっと嗅ぎたいと思ってしまう。
──にゅっこっ♡ にゅこっ♡ にゅこっ……♡
「あっ♡ あぁっ♡ やっ♡ やめてぇッッ♡♡♡」
「クスっ♡ 私はこうやってお姉の過去の男の子にも、たくさんちょっかいかけてきたんです……♡ 快楽を餌にしてやれば、男の子は簡単に……♡ 溺れてはイケナイ快楽に溺れて私のことを求め出す……♡ それが翔ちゃんだとしても……♡」
「やッッ♡ あ"ッッ♡ やめぇッッ♡♡♡」
詩音様の言葉が頭に流れ込み、全身へと響いていき。
詩音様の手指が肉竿の表面に沿って動くたび、ペニスからは粘ついた液体が溢れ出す。
魅音様の上履きを嗅がされながら、詩音様の手に扱かれるという背徳的な快楽に溺れていく。
頭の中が真っ白になりそうなほど気持ちが良い。
「私とお姉に挟まれて堕落させられちゃった男のことを、少しだけお話ししてあげます……♡」
「え、ぁ……」
「いいね、それ。その男がどうなっちゃったか、翔ちゃんに教えてあげようか」
………
##P4 姉妹サンドイッチ@ちんぽ甘責め担当の詩音と乳首と臭い責め担当魅音の二人に責められる、シコらせ語り・とある教師の話(魅音の生足誘惑、教師への足快楽依存調教、詩音の逆NTR好き好き甘責め手コキ調教、貢ぎマゾ化調教、二人責めによる最後の射精我慢試練、去勢→マゾペット化)、相反囁き責め(詩音の射精誘惑と魅音の我慢命令)、詩音の裏筋責め、唾液ローションお手々オナホ、魅音の最後のチャンス:脱ぎたてソックス足臭責め、魅音ソックスオナホ、射精命令、お仕置き決定
夕暮れの部室。
椅子の上に磔にされた僕の両隣には姉妹がいた。
左側に腰掛けた詩音様は露出した僕のペニスを握り込んだまま、柔らかい四肢を僕の身体へ絡ませながら僕の左耳へと唇を寄せてくる。
一方右側の椅子に腰掛けた魅音様は、手に取った自らの上履きの入り口を僕の口と鼻を覆うように被せ、残りの左手を僕の胸へと伸ばして乳輪を『すりすり♡』と撫で上げる。
そして、魅音様が僕の乳首を優しく抓り上げた瞬間だった──。
「ひっ……♡♡♡」
腰が勝手に跳ね上がり、詩音様の手の中のモノが『ビクンッ♡』と震え上がる。
「あはっ……♡ 過去に居たんですよ……翔ちゃんみたいにお姉と関係を持っていた人が……」
詩音様の甘い囁きが耳から脳髄に流れ込む。
──カリっ……♡
「あッッ♡♡♡」
「その人はね〜? 都会から赴任してきた若い男の先生で、とても教育熱心な方でした……♡ その方は私達生徒の皆から人気があって、私もよく話しかけて貰っていましたね……♡」
──すりすりっ……♡ すりすり……♡ かりっ……♡
魅音様の細長い指先が僕の乳輪の縁をなぞるように『くるくる♡』と円を描き、時折思い出したかのように、乳首の中心へ爪の先を『かりっ♡』と食い込ませてくる。
「懐かしいな〜……あの先生、ちょっと顔も良くて、教え方もうまくて生徒からの信頼も厚かったっけか? なのに、実は変態で、私が教室に忘れて帰った靴下を夜中にコッソリ取りに来て、匂い嗅ぎながらシコシコしてたって知ってからは──」
魅音様が愉快そうにくすくすと笑い、僕の口元を覆っている自らの上履きを揺らすと、より一層強い酸味と刺激臭が鼻腔の奥へと流れ込んできた。
それが、胸の内で渦巻く快感をさらに加速させる。
「それを最初に見つけたのは私……♡ たまたまちょっと朝早く登校した時に、お姉の体操着入れにソックスを戻そうとしている先生を発見しちゃったんですよね~……♡」
「ん"むぅぅッッ♡♡♡」
「私はその場では敢えて声をかけず、お姉に報告したんです。『先生がお姉の臭いが染み付いたソックスをお持ち帰りして楽しんでたみたいですよ~……♡』って」
──にゅち♡ にゅち♡ にゅち……♡
詩音様の手が『しゅっ♡』と前後する度に、ぬるついた水音が響く。
手の中に囚われたままの肉竿は『どくんどくん♡』と脈打ち、限界が近いことを手の中でアピールしていたものの、詩音様は焦らすような手つきでゆっくりと扱き上げていく。
柔らかな手筒内部の段差が竿の凹凸を舐めるように進んでいく。
「それでね、その後どうしたと思いますか?」
「ん"ぐっ……♡♡♡」
「詩音から密告を受けた私は何も知らないふりをして、その先生をもっと追い込むことにしたんだ。あはっ、だってその方が面白そうでしょ? まずはわざとらしく、体育の後、その人の目の前で上履きを脱ぎ捨てて見せたの。『あー、今日もいっぱい動いたから汗かいちゃったなぁ』なんて言いながら、蒸れに蒸れたソックス足裏をこれ見よがしにパタパタと扇いであげたりしてね。そしたらあの先生、顔を真っ赤にしながら、横目でチラチラ見てきてさ。もう、わかりやすいったらありゃしないよね」
「ん"うっ……♡ あ"っ……♡」
「それで確信を得た私は、休み時間、先生が教室に来るタイミングを見計らって、机の下でコッソリ上履きとソックスを脱いで、『あっつぅ~』なんて呟きながら机の上に座ってさりげなく、足の裏の匂いを嗅いでみせたんだ。『うわっ……蒸れ蒸れだぁ……。これもう、このまま一日履いたら足の裏の匂いすごいことになってそう……。洗わなきゃヤバいかも~……』なんて言ってね」
「あ"ぁ"ぁッッ♡♡♡」
「ふふっ……♡ お姉、それわざとなんですよね?♡ 先生に聞こえるように独り言喋ったり、足の指の間を広げて見せたり……♡」
──にゅぷ♡ にゅぷ……♡
詩音様が肉竿を握る手の動きがどんどん緩慢になっていく。
粘つく水音が部屋中に響き渡り、動きが遅くなっているのにも関わらず肉竿に纏わり付く快感がさらに増していく。
「案の定その先生はすぐに反応してくれて、明らかに挙動不審になって、トイレに行くふりをしながら慌てて教室を出て行ったのを見て確信したんだよね~。あぁ、やっぱりそうなんだなってね」
「あっ……♡♡♡ ん"んっ……♡♡♡」
魅音様は妖艶な笑みを浮かべると、上履きを揺らし、より強い臭気を僕の鼻腔に流し込んでくる。
酸味の強い刺激臭が肺の中を汚染する。
「それでね、その日の昼休み……誰もいない部室に先生を呼び出してさ~。『さっき、私の足ばっかり見過ぎじゃないですか? 教師失格ですよ~』って茶化してやったの」
「そうしたらその先生、顔を真っ赤にしながら、『いやっ……ちがっ……!!』とか言って狼狽え始めちゃって。で、そのまま畳み掛けるように『やっぱり……私の足の臭い……好きなんですか?』って尋ねてみたら、黙っちゃったのよ」
──にゅち……♡ にゅち……♡ にゅち……♡
上履きの臭いが強くなれば、詩音様の手の上下の動きが、より緩慢に変化する。
手筒の中の柔らかさや滑らかさが肉竿表面を撫で擦り、腰の奥から湧き出した甘く痺れるような快感が下半身を支配する。
「そんな先生の耳元で、『昨日、私のソックスの匂いを嗅ぎながらオナニーしてたの、知ってるよ?』って言ってあげたら、先生の目が泳いで、あわあわしちゃって……」
──にゅち……♡ にゅち……♡ にゅち……♡
「ふふっ……♡ その後、私がどれだけ甘い言葉をかけても、先生は『違うんだ!』とか『誤解だ!』とか繰り返すだけで全然認めようとしなくてね~。だから私は先生に問い掛けたんだ。『足の臭い、嗅ぎたい?』ってね♡」
魅音様によって追い詰められた無も知らぬ教師のことを自らと重ね、思わずゴクリと生唾を呑み込んだ。
そんなの……そんなのどう頑張っても──ッッ♡♡♡
「『嗅ぎたい』って……♡」
──ッッ♡♡♡
そう、我慢できるわけがないのだ。
一度嗅いでしまった魅音様の足の臭いから逃れられるわけがない。
魅音様の上履きに鼻先を押し付けられたまま、詩音様の手に弄ばれ続け、既に頭の中が快楽一色になっている僕の脳裏によぎる妄想。
魅音様に屈服してしまい、あまつさえ彼女の足の臭いを求めてしまう哀れな教師の姿──。
「それで……先生はどうなったと思う……?♡」
魅音様の楽しげな声色と共に、再び耳元に顔を寄せられる。
僕はただ、上履きの臭いで充満した口の中からくぐもった呻きを上げることしか出来なかった。
魅音様の手がゆっくりと伸びてきて、僕の頬を優しく撫でてくれる。
「その日から毎日、私の足の消臭係……♡ 体育で蒸れた足の臭いを嗅がせてあげたり、部室で足の裏や爪のケアをお手伝いさせてあげたり……。『先生のお仕事は私の足のケアだから』って刷り込んでいって……♡」
「ん"ふぅッッ♡♡♡」
「もちろんご褒美だってあげたよ? ソックス越しの足で体中踏んだり、ソックスを口の中に押し込んで蒸れた足で窒息させてあげたりね。……そしたらそのうち先生は毎日自分から『嗅がせてください』っておねだりするようになっちゃった」
「あ"ッッ♡♡♡ ん"うッッ♡♡♡」
「だからある日……♡ 『足の臭い嗅ぎながらシコシコしてもいいよ♡』って言ってあげたんだ……♡ だけど先生は『そんな、ダメだ……それだけはダメだ……教え子に……教え子の足なんかで……』なんて言ってたけど、結局……」
「お姉の足の臭いを嗅ぎながらシコるオナニー中毒♡ お姉の足に依存した廃人……♡ ふふっ……♡ 我慢できるはずがありませんよね〜♡」
二人の話す内容が嘘ではないことは明らかだった。
彼女らの目には一切の曇りがなかったのだ。
この話が冗談などではなく、全て本気なのだということを物語っている。
魅音様に上履きの入り口で口と鼻を押さえつけられ、詩音様の柔らかな手で陰茎を扱かれている今の状況。
それは、話に出てくる可哀想な先生が陥った状況と酷似していて。
それどころか、詩音様の手で扱かれている分だけ、より状況は悪いとも言えるかもしれない。
もし、仮に……この二人の話を……このまま二人の話を聞かされ続けたら、僕は──ッ♡♡♡
「ふふっ……♡ お姉の足の臭いに堕ちちゃった後は私の出番……♡」
「あ"ぅ"……♡」
──にゅ……ぷっ……♡
詩音様の手の動きがさらにゆっくりになる。
そして、ことさらゆっくりと手を上げ下げされた途端、背筋に『ゾクゾクっ♡』と電流が走るような感覚に襲われる。
「お姉とそういう関係になった後で、その先生、ある日偶然にも私の上履きを拾ってくれたんです。それで、私が『ありがとうございます』って礼を述べたら、何故か顔を逸らされて……。その時初めて気が付いたんです。その先生、私のことも性的な目で見てるんだ〜……って♡」
「それから暫くの間は特に何事もなく過ごしていましたが、ふとした時に二人っきりになって、彼の部屋にお邪魔することになったんです♡ 学校の勉強でわからないところがあるから教えてもらうっていう名目でしたが、本当の目的はその先生と仲良くなるために……♡ 特に先生のちんちんと、仲良くさせてもらうために……♡」
「あ……ぅ……♡」
──ぬちゅっ……♡ にゅちゅ……♡ にゅちゅ……♡
「その先生は私の質問にも丁寧に答えてくれました。わからない問題を理解するためのアドバイスも的確で、すごく分かりやすくて……♡」
──ぬちゅっ……♡ ぬちゅっ……♡ にゅちゅ……♡
「だけどいけませんよね~……♡ 私みたいな女を部屋に連れ込むなんて……♡ 本当に迂闊な先生でした♡ 気付いていながらあえて気付かないふりをして、先生の前で制服のスカートをすこしずらしてパンチラしたり、わざと脚を組み替えて太もも見せつけたり、もちろんソックス越しの足の裏を見せたりして……♡ どんどん先生の性欲を煽ってあげて……♡」
──にゅちゅっ……♡ にゅちゅっ……♡ にゅちゅ……♡
「そしてとうとう、そのまま私は、先生に身体を預けて耳元で……♡
好き……♡
って……♡」
「ん"むぅッッ♡♡♡」
──にゅるっ……♡ にゅち……♡ にゅち……♡ にゅち……♡ にゅち……♡
詩音様の言葉を聞いていると、自然と興奮が高まっていく。
肉竿を包み込んだ詩音様の手がゆっくりと上下するたびに肉棒は『びくんっ♡』と脈打ち、柔らかな筒の中で逃れられない快感に晒されていく。
甘い毒が全身に回り始め、頭の中に靄がかかったかのように思考は働かなくなっていた。
「何度も、何度も……♡ 好き♡ 好き……♡ 好き……♡ って先生の耳元で囁きながら、こうしてゆっくりとおちんぽを扱いてあげました……♡ 少しずつ……ゆっくりと……♡」
「ふふっ♡ 翔ちゃんと同じだね~?」
まさに甘い毒なのだ。
詩音様は肉竿という弱点をゆっくり締め上げながら、性感の奥深くに甘い甘い猛毒を注入する。
身体の奥底から沸き起こる甘美なる肉欲を我慢することが困難になる。
それは僕自身も身を持って体験してきたことで──。
件の教師が詩音様の罠から逃れられるはずがない。
──にゅぷっ……♡ にゅぷっ……♡ にゅぷっ……♡
「すると、最初は少し抵抗していた先生も、私が何度も先生の耳元で『好き』と囁いてあげながら、おちんぽをゆっくりあやしてあげると段々と大人しくなってきて……♡ そのままずっと、ゆっくりゆっくり……♡ 手の中でおちんぽ勝手にイカないように焦らし続けてやったら、もうすっかり私のことが好きになっちゃったみたいで……♡」
魅音様の上履きから漂う臭気を鼻腔に送り込みながら、詩音様の手に優しく扱かれているペニスは今や破裂寸前にまで膨張していた。
しかし、話の中に出てくる教師のように、それ以上先へは進めることができない。
詩音様の手が与えてくれる快楽は、決して射精に至らせてくれないのだ。
話と完全にシンクロしている状況。
「その日から先生はもうすっかり浮気射精の虜……♡ 日中はお姉の足の臭いを嗅ぎながら、オナニーに耽り……♡ かと思えば、夜は私の身体に溺れて、おちんちんを捧げる浮気お手々セックスの日々……♡ もちろん、お姉との関係も今までと遜色ないように継続させたまま、です……♡」
──にゅち……♡ にゅち……♡ にゅち……♡ にゅち……♡
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡」
詩音様の手の動きはゆっくりとしたストロークなのに、亀頭を包む柔らかな掌によって、常に舐めしゃぶられているかのような刺激が与え続けられていた。
いつの間にか裏筋やカリ首などの弱点を完全に掌握されてしまっており、少しでも激しく動かせば絶頂を迎えることは間違いなく。
しかし、絶妙な速度と緩やかな圧迫具合によって絶頂へは届かない程度の刺激しか詩音様の手淫から得られない。
詩音様の甘く蕩けるような声を聞きながら、魅音様の上履きから漂う濃厚な臭気を鼻腔に流し込まれ、それでもなお決定的な快感が得られない。
焦らされる快楽に身悶えしながら、肉棒は射精欲求を訴え続けていた。
「やだな~……♡ そんな切なそうな顔しちゃって……♡ 欲しいんでしょ? 私のお手々の中での射精……♡ お姉に内緒の、浮気のお射精……♡」
「あ"ぅ"ぅッッ♡♡♡ ん"ん"ッッ♡♡♡」
「ん~? 翔ちゃん、出しちゃうの? 私の前で? 『ナイショ』なんて都合のいい話を詩音にそそのかされて、浮気射精しちゃうわけ?」
「ん"ぅぅッッ♡♡♡ あ"ぁッッ♡♡♡」
──ぬちゃっ……♡ にゅちっ……♡ にゅちゅ……♡
魅音様の指摘と上履きの臭い。
それに詩音様の甘い声と柔らかな手の感触が、思考をどんどん桃色に塗り潰していく。
「ふふっ……♡ まだ話は続きますから『ぴゅっぴゅ♡』は我慢ですよ~♡ どれだけ気持ちよくても出しちゃダメですからね~?♡ ほら、お手々ももう少しだけ……ゆっくり、ゆっくり……♡」
「やっ……やぁっ……♡♡♡」
詩音様の手の動きは相変わらずゆっくりとしたものだったけれど、それはまるで拷問のような快楽だった。
少しでも速く動かされたらきっと一瞬でイッてしまうのは明白。
それでも詩音様は決してイカせてくれる気はないらしく、甘く蕩けるような声を耳元に囁きながら、絶妙な速度で手を動かしていく。
弱火でとろとろと煮詰められていく、豚の角煮にでもなったかのような心地。
「先生はもうすっかり私のことが好きになっちゃったみたいで、私の言うことなら何でも聞くようになっちゃったんです……♡」
詩音様の手の中で何度も脈動するペニスは、幾度となく限界を迎えようとしていた。
「なので先生には……♡ クスっ♡ お射精のたびにお金を払ってもらうことにしました♡ 一回射精するごとに、お小遣いを払ってもらうんです♡ 当然、先生だって最初は嫌がってましたよ~?♡ でもその度に、私が優しく、甘く囁いてあげるんです……♡」
──にゅちゃっ……♡ にゅちゅ……♡ にゅちゅ……♡ にゅち……♡
「『だぁ~いすき……♡ 先生のことも、先生のおちんちんも、ココに溜まった精液も、ぜぇ~んぶ……♡ お金と一緒に……受け取ってあげるからね~?♡』って……♡」
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡」
「ふふっ♡ もちろんお姉への浮気のお仕置きだって兼ねてるんですから、お姉に対する反省の念が薄れちゃうような額じゃダメですからね~って、最初は少額だったのに段々増やしてあげました……♡ 100円、300円、500円、千円……先生も必死でお金を持ってきましたね~……♡」
魅音様の上履きを嗅がされながら、詩音様の手に慰められていた陰茎が『びくんっ♡』と反応を示す。
急に現実的な金銭の話になり、思わず呆気に取られたのだ。
それも束の間、詩音様の甘ったるい囁きによって現実に引き戻される。
「そして千円も一万円、十万円とどんどん上がっていき、最終的には先生の一ヶ月のお給料ぜ~んぶ、一回のお射精で、『ぴゅぅ~……♡』ってしちゃうようになって……♡ 最後の方なんてもう、ほとんどお金無くなっちゃってましたけど、それでも私のお手々にお射精するのが止められなくて、遂には借金するようになって……♡」
「や……やだぁッッ♡♡♡」
「クスっ……♡ 大丈夫ですよ~……♡ そんな先生は、その後も借金を増やし続けちゃったみたいですけど、結局私に支払いきれなくなって……」
「だ……めぇッッ♡♡♡ あ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡」
「お姉に私との浮気をバラされちゃったんですよね~♡」
「もちろん私は詩音とその先生の浮気射精のことは知ってたけど、敢えて詩音には聞かないようにしてあげてたんだよ」
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡ ん"ん"ッッ♡♡♡」
魅音様は僕の胸に手を乗せ、ゆっくりと乳首を摘み上げていく。
爪の先でカリカリと乳頭を引っ掻かれ、甘い快感が全身を駆け巡っていく。
「それでね……? 私の許可を得ずに、私以外の女へ浮気射精して……私に内緒で私に隠れて他の女の匂いを嗅いで興奮しちゃうような浮気者が、私にとっての『男』であり続けることができると、ほんとに思う?」
「やぁッッ♡♡♡ やだぁッッ♡♡♡」
──きゅっ……♡ くにゅっ……♡ かりかりかりっ……♡
詩音様の手は陰茎に優しく絡み付き、魅音様の細い指が僕の乳首を『コリコリ♡』と弄ぶ。
甘く蕩けてしまいそうな快楽に悶えながらも、僕は必死に首を左右に振り乱す。
「先生の貯金がゼロになったって詩音に教えてもらった翌日……先生を詩音の部屋に呼び出してもらって、いつも通り浮気お手々セックスしようとしたところで……サプライズゲストの私・魅音様の登場~♡ まあ当然驚くよね~♡」
「あの時の先生の顔、傑作でしたよね~♡ 目を真ん丸にして、顔色を青くしたり白くしたり忙しそうで……♡ まぁ最初からバレてたんですけどね~♡」
──にゅぷっ……♡ にゅち……♡ にゅち……♡
「ふふっ♡ 驚いたのは先生のちんちんも同じだったみたいで~♡ あんなに毎日飽きることなく私の足の臭い嗅ぎながらシコリ倒して、それなのに裏では詩音の手の中に浮気射精『ぴゅっぴゅ♡』してたのにさ~……♡ この瞬間、詩音の手の中で縮み上がってピクリとも動かなくなっちゃったんだよね~?♡」
「あの時の先生、すっごい泣いてましたよね~?♡ 視線を逸らして俯いたまま震えちゃって……♡ 今この状況でも興奮してちんぽガッチガチの翔ちゃんとは大違いでしたよね~……♡」
──にゅちゃっ……♡ にゅちゅ……♡ にゅちゅ……♡
魅音様の指は乳輪をくるくるとなぞるように撫で上げ、詩音様の手はゆっくりと往復運動を繰り返す。
上履きの臭気を嗅がされながら、甘く蕩けるような声で囁かれる。
詩音様の手のひらの柔らかさに酔い痴れながら、魅音様の指先に翻弄されて。
甘く蕩けそうな快楽に悶えながら、二人の声に耳を傾け続けるしかなかった。
こんな話を聞かされながらちんぽ扱かれて、上履きの臭いで体の内部まで犯されて。
おかしくならないわけがない。
「先生は自分の性癖のせいで私の足の臭いに狂わされて、詩音に身体を委ねたせいでお金も全部、浮気精子と一緒に搾り取られて、ついには借金まみれになったくせに、べったりとこびりついた性癖は消えることなく、むしろ詩音の手に捕まってはまた浮気射精して……。挙句の果てには、その浮気の事実を知った私に怯えてちんぽも萎れちゃう……。あははっ♡ これでよく教師とか務まってるよね~?♡」
「ほら、どうします~?♡ お姉に浮気の現場、見つかっちゃいましたよ~?♡ 妹の私にお金払って、お手々で浮気お射精『ぴゅっぴゅぅ~♡』ってしちゃってる現場、ガッツリと見られちゃいましたねぇ~?♡」
あたかも自分がその現場に立ち会っているかのような錯覚を覚えるほどリアルで詳細な会話に、僕はごくりと喉を鳴らすことしかできない。
詩音様の柔らかな手は僕のペニスを握り込んだまま上下に動き、魅音様の指先は僕の乳首をカリカリと刺激し続けながら快楽を際限なく高めていく。
二人の話の途中で何度か絶頂を迎えかけたものの、その度に竿の根元を『ぎゅっ♡』と詩音様の指に戒められる。
二人の許可がない限り決して射精は許されない。
それでもなお『どくんどくん♡』と脈打つペニスの先端からは『たらり♡』と透明な蜜が滲み出ていた。
「……それでね、翔ちゃん。その先生、私の足の臭いに脳を焼かれてる癖に、詩音の手の中でガタガタ震えながら私に命乞いをしてきたんだ」
魅音様の声が上履きのゴムの奥からくぐもって響く。
鼻腔を突き刺す酸っぱい刺激臭のせいで、僕の思考は半分溶けかかっていた。
「私はね、その先生の涙で濡れた顔を、脱ぎたてのソックス足でぐりぐりと踏みにじりながら……最後のお告げをしてあげたの」
魅音様の指が、尖った乳頭の先端を『コリッ♡』と強く弾く。
何かの合図としか思えなかった。
「『先生。次に詩音の手で私の許可なく浮気精子をぶちまけたら……あんたを“男”じゃなく“メス”にしてあげる。でも我慢出来たら許してあげるから……これがラストチャンス』ってね」
魅音様の冷たい宣告。
それが冗談ではないことを僕は彼女の瞳の奥にある殺気で理解した。
本能が震える。
園崎魅音が発する本気の殺意。
言葉が出ない。
喉元まで出かかっている言葉は、声にならずに霧散していくばかりで。
ただただ身震いするしかなかった。
「『あんたのその股間にぶら下がった無様な玉は、私の許可なく快楽の証を垂れ流すためにあるんじゃない。もし言いつけを守れない場合は、私の足に踏み潰されて、最期の絶叫をあげることになるから』……ねぇ、翔ちゃん。これって、すっごく優しい慈悲だと思わない?」
魅音様が愉しげにくすくすと笑い、上履きをさらに深く僕の顔に押し当てる。
酸素が足りない。
魅音様の汗と皮脂の、濃厚な足の匂いしか吸えない。
「……ふふっ♡ その時の先生、絶望して白目剥いてたんですよ?♡ 『そんなの無理だッッ♡』って……♡」
詩音様の手が肉竿の表面を『にゅぷり♡』と蛇のように這いずる。
無理だ。
この快楽から逃げ出そうなんて。
無理だ。
射精させようと全力で絡みついてくる魔の手から逃れようなんて。
「
『もし次にイッちゃったら、お姉の足でその金玉をぷちゅってされちゃうってことですよ〜♡』
そう思えば思うほど、先生のちんぽは、私の手の中で恐怖でパンパンに硬くなって……♡ 自らの最期を前に生殖本能が止まらなくなってしまったんでしょうか?♡ ……ねぇ、今の翔ちゃんと、そっくりだと思いませんか?♡」
肉竿を包み込む詩音様の甘い毒と、鼻を覆う魅音様の支配的な激臭。
次にイケば破滅が待っている。
分かっているのに。
結果はわかりきっているのに。
件の教師を待ち受けている運命と、僕の遠くない運命とが重なるようで。
その瞬間を鮮明に思い描いてしまう。
教師を心の内で応援せざるを得ない。
「……結局ね、その先生、どうなったと思う?」
「萎れてたおちんぽも、私の手の中でいつの間にかギンギン……♡ ゆっくり……ゆぅ~っくり、カリ溝に指を巻き付けて、締め上げて♡ その先生が一番好きな裏筋を、親指と人指し指とで作った指の輪っかで、ずりずりって……♡」
「あ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡ やだっ♡♡♡ そんなのっっ♡♡♡ イッグッッ♡♡♡」
──にゅくっ♡ にゅくっ♡ にゅくっ♡
「あはは、翔ちゃんはまだダメですよ~♡ 出すのは禁止……♡」
「でも先生は結局我慢できずにさ~」
「そう、最後に先生が選んだのは……♡ 私のお手々に捕まったまま、お姉に金玉潰されて廃人にされる未来……♡ 『ぴゅぷっ……♡ ぴゅぷっ……♡ びゅるるぅ~……♡』なーんて……♡」
「最後は泣きながら詩音の手の中に浮気射精~♡ 『潰さないで〜♡ あぁきもちぃの止まんない〜♡』って……あははっ!」
魅音様の声に混じるのは隠しきれない愉悦の音。
僕の鼻を覆う上履きの奥から、熟成された強烈な酸味がさらに濃く漂ってくるようだった。
「約束を破った男に園崎の次期当主がどんな慈悲を与えるか……。翔ちゃん、知りたいでしょ?」
「知りたい……でしょ……?」
「……」
魅音様と詩音様の声が重なる。
どちらも甘く蕩けるような、しかし有無を言わさない冷たい響きが宿っていて。
僕はただ、無意識にこくりと小さく頷いていた。
魅音様の上履きを嗅がされながら、詩音様の手の中で優しく慰められている。
そんな状態で二人に問われ、首を横に振ることは不可能だった。
恐怖もあったかもしれない。
でもそれ以上に、これから僕の身に降りかかるであろう災厄への期待が芽生えていたのも事実で。
なんで僕は……僕はこんなにも……ッッ♡♡♡
回想と現実とが交錯する。
「ふふっ……♡ だから私は約束通り……その邪魔な玉を、私の足で粉々に“処刑”してあげたんだ。何度も何度も念入りに……♡ 引き絞った足を振り上げて、男の股間にめり込ませて……潰して……♡ 立てなくなったら、『ぶちゅっ♡』って踏み潰して、足裏にベットリこびりついた先生の“男”を、そのまま先生の顔に擦り付けてあげて……♡」
魅音様の声がまるで悪魔の囁きのように、それでいて残忍に響く。
その足に込められた力強さ、無慈悲さを思い出すだけで背筋を流れる冷や汗。
金玉に残る鈍い痛み。
あれがもし潰れてしまったらなんて……。
想像するだけで気が狂いそうになるほどの恐怖。
しかし魅音様の口から紡がれたお話は、そのときの光景を如実に想像させるような、残酷なほどに生々しかった。
上履きの奥から漂う蒸れた酸っぱい香りが、まるでその“血と肉”の臭いを思い出させるようで、クラクラと目眩がしてくる。
なのに、どうして僕は。
どうして僕は、未知の快楽への期待と興奮が湧き上がってきているのだろうか。
「あの時は楽しかったな~……♡ 結局その教師は、自分に男のシンボルがあったことさえ忘れて、私が股間を蹴り上げるたびに『あふぅん♡』なんて鳴きながら、女の子みたいに悶えるだけのメス家畜になっちゃった。……今も園崎本家の地下の座敷牢に囚われているとかいないとか……♡」
「お姉が直接処刑した“ご主人様の命令”を無視して、浮気射精してしまった“オス”はこれまでに何人もいるんです。その人たちをみんな、お姉がお仕置きとして処刑して……今ではすっかりお姉の従順な家畜です♡」
二人の話に聞き入ってしまっていたせいか、僕の体は小刻みに震えてしまっていた。
にわかには信じがたいが、魅音様と詩音様から語られた話が作り話だとは到底思えず。
この二人を前にして嘘だと否定し気分を損ねてしまうことは、死よりも恐ろしい未来を招くと本能が理解していた。
その証拠に、二人の言葉には淀みがなく、そして何より僕の心を揺さぶるリアリティがあったのだ。
「さあ……翔ちゃん。先生の話の続き、聞きたいですか? それとも……♡ 翔ちゃんがその続きを演じてくれますか? ♡」
詩音様の指がパンパンに膨れ上がった僕の竿を、根元から『ぎゅぅぅ……♡』と絞り上げる。
「今からお姉と私で、翔ちゃんに最後のお告げをしてあげます」
右耳から聞こえてきたのは、魅音様の底冷えするくらいの冷たい死刑宣告。
「イくな。一滴でも漏らしたら、その玉、私が永遠に使い物にならなくしてあげる。……いいよね、去勢されちゃえば、詩音に浮気することもできなくなるし」
左耳から聞こえてきたのは、詩音様の脳を蕩かす抱擁の誘惑。
「イッちゃえ……♡ 私のお手々の中に、お姉を裏切る不潔精子、全部出しちゃって気持ちよくなっちゃいましょ……? ♡ 詩音様が、翔ちゃんの気持ちいいお射精、お手々でぜ〜んぶ受け止めてあげるから……ね? ♡」
「あ……が、ぁぁッ……♡♡♡」
『イクな』と『イケ』。
相反する二つの命令が脳内で火花を散らし、思考回路がショートする。
魅音様の上履きの激臭に肺を焼かれ、胸を苛まれ、股間は詩音様の柔らかい掌に弄ばれている。
恐怖で金玉が縮み上がろうとしているのに、快感でペニスが破裂しそうに脈打つ。
「さあ、どっちがいい? 魅音お姉様に壊されたい? それともこの私、詩音様に優しく搾り取られたいの?♡」
詩音様の指が、絶頂のトリガーである裏筋を『にゅるり……♡』と、極めてゆっくりなぞり始めた。
その瞬間、ペニスが爆発するんじゃないかと思うほどの快感が奔り、悲鳴を上げて仰け反ってしまう。
だが、上履きを被せられた鼻と口は塞がれ、絶叫は虚しくくぐもった嗚咽に変わるしかなかった。
「選べ。自分は魅音様のモノだと思い出し、詩音に誘惑されない鋼鉄の意志を持つ、誠実な従順ペットになるか……。それとも、詩音の手の快楽に負けて、浮気家畜に堕ちた翔ちゃんの睾丸を潰されて“女の子”に生まれ変わるか」
「どっちを選ぶかは翔ちゃん次第……♡ でも、どんなに頑張っても、イッちゃうときはイッちゃうんですよ?♡ だってお姉の上履きの臭いと私の手のひらに捕まって、ちんぽの先っぽをいじめられながら、『イけ♡ イけ♡』なーんて言われたら……♡」
「あ"っ……♡ あ"ぁ"ッッ♡♡♡」
──くちゅっ……♡ くちゅ……♡ くちゅ……♡
裏筋に掛けられた詩音様の指がゆっくりと蠢いていく。
微弱な刺激。
それがもどかしくて切なくて、堪らない。
なのに、詩音様の裏筋愛撫は、まるで快楽の中枢を直に触れられるような強烈な性感を伴って、神経を撫でさすり、全身を官能で塗り潰していく。
射精がしたくてしたくてたまらない。
絶頂を迎えたくて迎えたくて仕方がない。
この甘くて苦しくて、幸せで辛い生殺しの地獄から一刻も早く抜け出したくて。
僕の意思とは関係なしに肉竿が詩音様の手のひらの中で、ビクビクと跳ね回る。
肉竿の表面を柔らかく包み込んだ手の中で。
射精の衝動を必死に抑えることしかできない。
「イく? イっちゃうの? いいんですよ?♡ 翔ちゃんが出したかったら、『びゅぅ〜♡』ってしちゃっても……♡ 私がお手々でゆぅ〜っくり、浮気精子コキ出してあげますからね〜……♡」
詩音様の甘い声が響き渡り、頭の中が次第にピンク色に霞かがっていく。
イッたら終わり。
その恐怖は確かにあるはずなのに、詩音様の声を聞くだけで、『イッてもいいんだ』と思ってしまう。
「イクな。出したらわかってるよね? 私の足は容赦しないよ? お前の金玉を踏み砕いて、詩音との浮気射精を後悔させてやるから。詩音の手でイクなんて許さない。わかるよね? 翔ちゃん」
魅音様の上履き越しの言葉は冷たく、どこまでも淡々としていて。
それが余計に恐怖を煽るものの、魅音様の上履きから漂う汗と砂埃と皮脂とが混ざり合い、発酵した刺激臭は、僕を絶望の淵から突き落とさんとばかりに、肺の中へと流れ込んでくる。
イッたら死ぬ。
イッたら終わる。
イッたら僕の未来は閉ざされる。
そんな警告信号が体内を駆け巡っているというのに、魅音様の濃厚な蒸れた足の臭いを嗅ぎ続けることしか出来ず、絶頂寸前の肉棒は『ぴくん♡』と何度も震え上がっていた。
「イっちゃいましょうよ〜……♡ 詩音様のお手々の中に『びゅぅ〜〜〜♡』っと……♡ とってもきもちぃですよ?♡」
「イクな。一滴でも漏らしたら、この場で去勢してやる」
「やだ……ッッ♡♡♡ やだ……ぁぁ……♡♡♡」
──くちゅっ……♡ にゅく……♡ にゅく……♡
──ぎゅぅぅ……♡
詩音様が肉竿の表面に巻き付けた指をゆっくりと滑らせる。
裏筋を撫で上げるその手つきはあまりにも優しく、慈愛さえ感じる程の柔らかさで。
けれど、同時にその手がもたらす快感の大きさは凶悪で、腰の奥に響く鈍痛のような、甘い疼きを生み出していた。
そんな、男を悦ばせるすべを知り尽くした手淫。
「イっちゃえ♡ イっちゃえ……♡ 私の手の中に浮気射精『びゅぅ~……♡』って……♡」
「イクな。漏らしたら、お前の金玉は私が直接踏み潰してやる。園崎に逆らったこと、死ぬほど後悔させてやるから」
詩音様の甘い誘惑と、魅音様の冷酷な脅迫が頭の中でぐるぐると渦を巻く。
どちらを選んでも地獄に突き落とされる。
それならいっそのこと……。
「イきた……ぃぃ……♡♡♡」
掠れた声で絞り出すように呟いた僕の言葉に、詩音様はにやりと唇の端を持ち上げると、そっと下腹部へと伸ばした左手で、睾丸を持ち上げ、『くにゅくにゅ♡』と揉みしだき始めた。
右手で竿を扱かれ、左手で睾丸を揉まれ、甘美すぎる快楽の波が全身に押し寄せてくる。
股間に絡みついた十本の指が蛇のように這いずり回る。
──くちゅ……♡ くちゅ……♡ にゅる……♡ にゅちっ……♡
「出したい……でしょぉ……?♡」
詩音様の囁きに導かれるように、射精欲求が限界を超えて膨れ上がる。
金玉の中では大量の精子が『ごぽっ♡』と重く脈打ち、尿道の中を『ドクドク♡』と昇ってくるのが分かる。
そんな精の律動を煽るように、詩音様の右手は竿の根本から亀頭に向かって、表面で螺旋を描くように撫で上げていく。
ゆっくり、ゆっくり。
焦らすように、ねぶるように。
「ふふっ♡ 翔ちゃんも……私の虜……♡ 私のこと、好きで好きでたまらなくなっちゃったんですね〜……♡」
「あ"っ……♡ あ"ぁ"ッッ♡♡♡」
「ふ〜ん? 翔ちゃん、このまま詩音のお手々に浮気射精しちゃうんだ? わざわざ私に忠誠を誓っておきながら、私の匂いに陶酔しながら……。私の許可なく、詩音の手の中に汚い精子を吐き出しちゃうんだ?」
「あっ……♡ やっっ♡♡ ちがッッ♡♡♡ ちがっっ♡♡♡」
「ふふっ……♡ お姉の上履きの臭いを嗅がされたまま、私のお手々で浮気射精、しちゃいましょ……?♡ 誰よりも魅力的で、誰よりも淫らな私のお手々を、翔ちゃん専用のオナホールにしてあげます……♡ 出したいんでしょ……?♡ 誰にも秘密の、私たちだけの快楽……♡」
「やっ……♡ やめっっ♡♡♡ やめへッッ♡♡♡」
「あははっ! ダメだよ、翔ちゃん。イクのは絶対許さない。さっき言ったよね? 詩音に浮気射精なんかしたら、即刻お仕置きだって。翔ちゃんの心の中には私だけだって証明してもらわないと……」
「あ"あ"ぁ"ッッ♡♡♡ やだッッ♡♡♡ やだぁッッ♡♡♡」
「イクな。命令は絶対。詩音の手の中に出したら、お前の金玉は潰れる覚悟で、お前の股間を私の足で蹴り潰す。だから我慢しろ。私の上履きの臭いを嗅いで、私のことを考えて、絶対にイクな。イッたら本当に許さないから」
「ん"ん"ぅ"ぅ"ッッ♡♡♡」
──くちゅ……♡ くちゅ……♡ にゅち……♡ にゅち……♡
魅音様の冷たい声が脳に直接叩きつけられるようだった。
しかしそれでも詩音様の手の動きは徐々に速くなり、カリ首を擦り上げるようにして快感を送り込んでくる。
魅音様の上履きの酸っぱい臭いが思考を奪い、詩音様の手から与えられる甘い快楽が判断力を鈍らせる。
浅ましくも、僕の腰はカクカクと勝手に動き、快楽を追いかけていた。
「うぅ"……♡ イッちゃうぅ……♡♡」
「翔ちゃん、『イきたい』んでしょ……?♡ なら、お姉の命令に逆らっちゃえ……♡ 『びゅぅ〜〜〜♡』って、私の手の中に……♡ ぜぇ〜んぶ、出しちゃお?♡」
「だ……めッッ♡♡ いぎだぐ……♡♡ イ"ぎだぃ……ッッ♡♡」
魅音様の上履きに鼻を押さえつけられたまま、詩音様の手の動きに合わせて情けなく喘ぐことしかできず。
頭の中はもう真っ白で、射精のことしか考えられないほどに追い詰められていた。
なのに、未だ射精を堪えられているのは、ひとえに魅音様の言葉のせいだった。
「イクな。絶対にイクな。イッたらお前の金玉を潰す」
その言葉の重みと、詩音様の手から送られてくる甘い毒のような快楽が混ざり合い、僕の心は掻き乱されていた。
絶対にイッてはいけないのに、どうしても我慢できなくて。
詩音様の柔らかな手のひらが『にゅぷっ♡』と敏感な亀頭部分を包み込み、ゆっくりとシェイクし始めたことで、性感がうなぎのぼりに高まっていく。
ぷにぷにの指の段差がカリ首に引っかかり、柔らかな肉と粘っこいローションのような我慢汁で満たされた掌の肉穴で『にゅこにゅこ♡』とねぶられる。
──にゅく……♡ にゅく……♡ にゅく……♡ にゅく……♡
「ほら……♡ 『にゅぷ♡ にゅぷ♡』って、とってもえっちな音がしちゃってます……♡ 私のお手々オナホの中に、翔ちゃんの我慢汁も混じって……♡ んふふ……♡ もっと唾液ローションも追加してあげますからねぇ〜……♡ れぇ〜〜〜……♡」
「あ"っ……♡ あ"ぁ"ッッ♡♡♡」
詩音様の甘責めに、ますます興奮を抑えきれずにいる。
──にゅく……♡ にゅく♡ にゅく♡
「もう出ちゃいそうですか……?♡ 溜まりに溜まった浮気の証……♡ 私のお手々オナホの中に、全部出してスッキリしちゃいますか……?♡」
魅音様の上履きの激臭と、詩音様の甘い囁きの波状攻撃。
僕の自制心は崩壊寸前で、いつ射精に到達してもおかしくなかった。
──にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡
詩音様の掌が裏筋に沿って、根元から亀頭までを一定のリズムで往復する。
ゆっくりと、しかし確実に射精を促進するその動きは、まさに魔手と言う他なかった。
「イクなよ? 出したらどうなるかわかってて、そんなに蕩けた顔してるんだ? ……ふーん、それじゃあ、特別に、最後に一個だけチャンスをあげるよ」
魅音様の口調は相変わらず冷たく、淡々としたものだったが、その声音には僅かに嗜虐的な感情が含まれており、何やら良からぬ企みを抱いていることは明白だった。
一体何を考えているのか不安を募らせていると、ふいに彼女の指が、自身のソックスにかけられた。
「ふふっ♡ 翔ちゃん、良かったですねぇ〜♡ お姉がお慈悲をくださるそうですよ〜……?♡」
「さっさと片付けて、今日の『部活』をしようと思ってたけど……。気が変わった。今日の部活は臨時休部ってことで、今日はとことん翔ちゃんを虐めてあげる」
魅音様がそう告げた直後、上履きが僕の眼前から放り捨てられる。
鼻腔を満たしていた魅音様の蒸れた上履きの酸味の効いた香りは、部室に漂う微かな芳香剤の香りに変わり、呼吸器官が突然外気に晒されたことで、今まで新鮮な空気を取り込むことができなかった肺が軋みを上げる。
「はい、脱ぎたての私のソックス」
それも束の間、代わりに僕の視界に飛び込んできたのは、魅音様の脱ぎたての黒ソックス。
上履きと違い、魅音様の生足を直に包んでいたソックスからは、濃厚で危険な香りが溢れ出していた。
「これ嗅いで射精を抑えられるなら浮気の件は許してやる。ただし、少しでも漏らしたら……わかってるよね? 私の足が翔ちゃんの股間にめり込んで、一生使い物にならなくなっちゃうかもよ」
魅音様の指先が僕の顎を持ち上げ、顔を正面に向ける。
そのままソックスを鼻先に近付けられ、ゆっくりと黒の布地が押し付けられた。
ところどころ生地が薄くなった、それでいて汗染みが目立つ黒い靴下。
それが、まるでアイマスクのように僕の顔面を包み込んだのだ。
反射的に鼻腔を広げてしまう。
──すぅー……ッッ♡♡
「っっっっ♡♡♡」
ソックスから発せられる蒸れた臭気は上履きとは比較にならないほど濃密だった。
酸っぱいような、甘いような、それでいて野性的な臭いが、鼻腔いっぱいに広がっていく。
魅音様の足そのものの匂いと、汗や皮脂などが発酵した臭いとが混ざり合い、頭の中まで侵食されてしまいそうになる。
上履きよりもずっと強い刺激臭。
魅音様の濃縮された足エキスが、僕の嗅覚を、肺ごと犯していく。
──にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡
その間も、詩音様の手の動きは衰えない。
むしろより激しくなったように感じられたのは、魅音様の濃厚なソックス臭を嗅いでいるせいだろうか。
射精欲求が限界を超え、金玉が上がり切って射精に備えている。
あとちょっとでも詩音様の手淫が続いたら、あるいは魅音様の足の臭いが少しでも強まったら、その瞬間に精液が噴水のように噴き上がってしまうだろう。
──にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡ にゅく♡
それでもなんとか耐えていた。
魅音様への忠誠心を保とうと、詩音様の誘惑に抗うべく、歯を食い縛って抵抗し続けた。
だが、詩音様の手淫が止まることはなく、魅音様の足の臭いを嗅ぎながら、詩音様にペニスを嫐られるという常軌を逸した状況の中で、理性はどんどん削られていく。
「うっ……♡ うぐぅ……♡」
「じゃ、これが正真正銘最後のプレゼント……♡」
魅音様がそう言うと、詩音様の手の動きがぴたりと止まった。
そして、肉竿に何かが被せられる感触がした。
それは温かく湿った粘膜のようで、それでいて布地特有のざらつきもある。
魅音様の黒ソックスだ。
そしてまた詩音様の手が動き出す。
今度は先程までの緩慢な動きではなく、明らかに射精を促すような動きで。
──ずちゅっ♡ じゅりゅっ♡ ぞりゅっ♡
ソックスのザラつきがカリ首や裏筋に引っ掛かり、そこから電撃のような快楽が迸るのに加え、詩音様の手指がソックス越しにも関わらず的確に性感帯を扱き上げてくるのだ。
その快感は筆舌に尽くし難いほど凄まじく、金玉から精液が上がってくるのがはっきりと分かった。
(あっ、あっ……出る、出る……ッッ♡♡♡ )
「お姉の履き古したソックスオナホ、気持ち良いでしょ……?♡ 言っておきますけど、お姉の上履きよりもずっとずっと臭いですからねぇ〜……♡」
「ん"ぅ"ッッ♡♡♡」
──ずりゅっ♡ にぢゅっ♡ ぐぢゅっ♡
詩音様の言葉の通り、魅音様の黒ソックスは凄まじい臭気を放っていた。
上履きに染み込んだ汗と皮脂を蒸らして熟成させ、成分を凝縮したかのような、濃厚で酸っぱい香り。
それを詩音様の柔らかな手によってペニスに直接擦り込まれ、射精欲が急速に高まっていく。
「ほぉ〜ら、翔ちゃん♡ お姉の黒いソックスオナホで『にゅくにゅく〜♡』ってされるの、気持ちいいですよね〜……?♡ お姉が歩いたり走ったりしたときに擦れてソックスの生地が薄くなってツルツルになった部分が、ちょうど亀さんの傘の辺りにあたってて……♡ お姉の汗で湿ったソックスの布地が、カリ首に擦れるたびに、『びくっ♡』ってしちゃう……♡ 翔ちゃんのおちんちんが、気持ちよくて気持ちよくて降参の白旗『ぴゅっぴゅぅ~……♡』ってしちゃう……♡ 金玉『ぐぐぐっ♡』って持ち上がって、浮気精子『どぴゅっ♡』って噴き上がっちゃ〜う……♡ お姉に許しを請うみたいに、泣きながら『ぴゅぅ〜……♡』ってしちゃ〜う……♡」
詩音様が僕の耳元で囁いた甘言に釣られて、肉竿が大きく跳ね上がる。
その瞬間、詩音様の手の動きが加速し、快楽が爆発した。
──にゅるっ♡ ずちゅっ♡ じゅりゅっ♡
「あ"っ♡ あ"ぁ"ぁ"ぁ"っ♡♡♡ 出る……ッッ♡♡♡ あ"っ……♡ あ"ッッ♡♡♡ だ、だめっっ♡♡♡ みおんしゃまっっ♡♡♡ た、たしゅけ──ッッ♡♡♡」
「あはっ……♡ 出るんですね……? なら、遠慮せずにイっちゃって下さい……♡ ほら、私にシコられて、お姉の臭いに狂わされて、浮気精子を吐き出してしまいましょう〜♡」
詩音様の甘い声と共に、肉竿を包み込む魅音様の黒ソックスが、『ざらり♡』と捻り上げられる。
そして、反対の耳元に寄せられた魅音様の唇から、冷たい宣告が放たれる──はずだったのに。
「イケよ。私の足の臭いに包まれながら黒ソックスオナホに種付けしろ。詩音の手で浮気精子ぶちまけろ」
──どぷっ……♡
それは、あまりにも甘美で、あまりにも救いのない言葉だった。
魅音様の言葉が脳に届いた刹那、堰を切ったように肉竿の先端から濁った液体が溢れ出した。
魅音様の蒸れた黒ソックスに包まれた肉竿から噴出したのは、どろっとした粘度のある黄ばみ。
それは今まで出したことのない量で。
僕がこれまで出したなかで最も濃厚で、最も粘ついていて。
これ以上ないほどに、気持ちがよかった。
腰を突き出すのが止まらない。
射精の脈動に合わせて、ソックスに向かってヘコついてしまう。
──どぷ……♡ どぷ……♡ どぴゅ……♡
「はい、翔ちゃんの敗北射精〜♡ お姉の足の臭いで勃起しちゃう変態ちんぽから、いっぱいミルク噴射しちゃってますね〜……? クスっ♡」
「あっ……あ"……ッッ♡♡♡ み……おん……ひゃまぁ……♡♡♡」
──ぶぴゅっ……♡ どぴゅっ……♡
魅音様の黒ソックスオナホに包まれた肉竿は、ビクンビクンと痙攣しながら大量の白濁液を撒き散らしていた。
魅音様の汗が染み込んだ、ザラついた黒い生地の中で、僕は情けなく身悶えしながら絶頂に至り、その瞬間の快感を余すことなく享受していた。
「やだなぁ〜……♡ まだ出ます? 浮気ちんぽの分際で、私の手の中で随分と気持ち良くなってるみたいじゃないですか……♡ ほら、もっともっと出しましょうね〜……♡ ぜぇ〜んぶ搾り取ってあげますからね〜……♡」
──びゅるっ……♡ どぽッッ♡♡
どうにかなってしまいそうだった。
魅音様の濃い足臭に全身を内部から犯され、詩音様の手技に肉竿を溶かされて、甘く囁かれた言葉によって精神も崩壊する。
魅音様の足の臭いを嗅いだまま、詩音様の手の中に、魅音様のソックスの中に、浮気精液をぶちまけるという行為が、僕の心を蝕んでいく。
魅音様と詩音様の両方に裏切り行為を働いた罰として、僕は今、絶大な快楽と引き換えに、全ての尊厳を投げ打ったのだ。
「あ"ぁ"ッッ♡♡♡ イッてるッッ♡♡♡ みおんしゃまっっ♡♡♡」
──どぴゅっ……♡ びゅるっ……♡
魅音様の足臭は強烈な媚薬となって、僕の肉体と魂を蹂躙する。
金玉の中身全てを吐き出すかのごとく射精する。
魅音様の足の臭いで発情し、詩音様の手によって絶頂させられるという、あまりにも恥ずかしくて、情けない状態。
なのに止まらない。
気持ちよくなるのが止まらない。
精を吐き出すのがやめられない。
酒やタバコや麻薬、ドラッグ……そういった依存性のあるものを一度摂取し続けてしまったら、もう中毒になるしかないのと同じ。
僕は魅音様の上履きの臭いと、魅音様の黒ソックスオナホで詩音様にコキ倒されるという、極上の快楽を知ってしまったのだ。
脳の報酬系が破壊される。
この後に待つのは、地獄の苦しみか天国の快楽か。
今思えば、魅音様の足の臭いに手を出してしまった時点で、僕の運命は決まっていたのかもしれない。
魅音様のソックスを押し付けられたまま、僕は涙を流し、涎を垂らし、射精し続けた。
魅音様の足に埋もれ、詩音様の手に嫐られ、甘い臭気と快楽の海に溺れていった。
「あ"ぁ"ッッ♡♡♡ みおんしゃまぁ……ッッ♡♡♡」
──ぶぴゅ……♡ どぽっ……♡
「あ〜あ……翔ちゃん、我慢できなかったんだね……」
魅音様の言葉が、耳の奥で木霊する。
そして、それがどういう意味をもたらすのかも。
「ねえ、翔ちゃん。約束、覚えてるよね?」
魅音様の声が、静寂の中で低く響いた。
彼女のエメラルドグリーンの瞳は獲物を捉えた猛禽類のように爛々と輝き、その視線は射抜くように僕を見据えている。
「言ったよね? 一滴でも漏らしたら……その玉、永遠に使い物にならなくしてあげるって」
「あ"……♡ あぁっ……♡♡ みおんさま……♡♡♡」
魅音様の指先が、僕の顎を『クイっ♡』と持ち上げる。
彼女の瞳が僕の魂を貫き、その圧力で僕は為す術もなく魅音様を見つめ返すことしかできなかった。
「私、何度も何度も言ったよね? 詩音にほだされたからって、浮気射精なんかしたら、その睾丸を蹴り潰して、一生男として役立たずの身体にしてやるって」
「み、みおんさま……♡♡♡」
魅音様の声音は恐ろしく冷たく、それでいて威厳に満ちていた。
それは紛れもない、園崎魅音の『処刑宣告』だ。
その声を聴いただけで、腰が抜けそうになり、全身から血の気が引いていく。
「あはっ♡ 翔ちゃんったら可愛いんだから〜……♡ お姉にそんなに睨まれて、怖いんですよね……? 泣いちゃってるじゃないですかぁ〜……♡」
──くちゅ……♡ にゅく……♡ にゅく……♡
──びゅぷっ……♡
詩音様の嘲笑が耳を掠める。
ゆっくりと動く手が、尿道内部に残った残滓を優しく搾り出していく。
「お仕置き、しよっか、翔ちゃん。私を裏切った罰」
薄ら笑いを浮かべた魅音様は、僕が浮気射精をしたというのに、どこか楽しげな表情すら浮かべていた──。
………
##P5 魅音様の最後の調教@詩音に羽交い締めにされる、魅音の足で竿を撫でられる、痛みの伴わない金蹴り、魅音の足以外でイケなくなる金蹴り調教、射精禁止連続金蹴り、ケンカキックで顔面踏みつけ、射精命令、踏みつけ足コキ、連続射精、電気あんま、魅音のモノになる
「……あーあ。本当に、出しちゃったんだね」
魅音様の声は先ほどまでの怒りを含んだ冷たさとは一変し、まるで『壊れてしまったおもちゃ』を眺めるように空虚で、それでいて慈悲深い響きを湛えていた。
僕は魅音様の黒ソックスに包まれたまま痙攣を繰り返す自分のペニスをただ茫然と見つめることしかできない。
──どくっ♡ どくっ……♡
詩音様の手のひらの中で、白濁液を吐き出しきったはずの肉竿が、未だに狂ったような脈動を続けている。
「ふふっ♡ お姉、見てください……。翔ちゃんのこれ、まだビクビクして……。あんなにダメだって言われたのに、こんなにたくさんお姉のソックスオナホに浮気精子ぶちまけちゃって……♡」
詩音様が精液でぬらつくソックス越しに、僕の敏感すぎる先端を『ぐにゅり♡』と指先で押し潰す。
「あ、がぁっ……!? ♡♡♡」
絶頂の直後。
神経が剥き出しになったかのような過敏な場所に走る、暴力的なまでの快感。
ザラザラと毛羽立ったソックスの内側が、敏感な部分をゴリゴリと削り取る感触。
腰の奥から全身へと伝播していく電流のような衝撃。
そして、詩音様の手から与えられる甘美な拷問。
僕はもう何も考えられなかった。
ただただ与えられる快楽に身を任せるのみ。
「詩音、手伝って。……この『浮気者』が逃げ出さないように、しっかり支えてあげて」
「はいは〜い♡ 任せてください、お姉様♡」
背後から詩音様のしなやかな腕が伸びてきて、僕の両腕を強引に左右へと引き絞る。
広げられた僕の身体は、詩音様という肉の十字架に縫い付けられた罪人の磔刑に処されたかのように固定された。
逃げ場はない。
腰も、腕も、足も、詩音様に絡み取られて、身動きひとつとれなくなった僕の身体は、ただただ震えているだけ。
目の前には、冷酷な微笑をたたえながらペニスからソックスをはぎ取る魅音様の姿があった。
──ずりゅっ♡
「あ、が……詩音、様……っ」
「クスクス♡ 翔ちゃん、そんなに震えちゃって。今からお姉が、あなたの汚れたオスの種を……根こそぎ『浄化』してくれるんですよ? ♡」
目の前で魅音様がゆっくりと屈み込み、自分の足に手をかけ、さすっていく。
白磁のように滑らかで、格闘家特有のしなやかな筋肉を纏った魅音様の足。
その爪先が僕の下半身に向けられていく。
「あ"……♡ あ"ぁ"ッッ……♡♡♡ だ、だめ……っ♡♡♡ やめ、て……♡♡♡」
「だめに決まってんじゃん。これは命令違反した悪い子への罰だから♡」
魅音様の足の細長い人差し指が、竿の表面を『つぅ……♡』となぞり上げた。
それだけで全身が粟立つほどの快感が襲いかかる。
しかし、それ以上に魅音様がこれからすることを考えただけで身の毛もよだつような恐怖が襲い来るのだと考えると、あんなにも魅力的に感じていたはずの魅音様の足が、今は恐ろしくてたまらない。
だというのに、魅音様の足の指が、僕の肉竿に『ちょんっ♡』と触れただけで肉竿は喜び勇んで跳ね回り、先端からは『どぷり♡』と先走りを零す始末。
その様子を見て、魅音様はさらに楽しげに微笑んだ。
「あははっ、面白いね〜♡ 私の足指をくっつけただけで嬉ション漏らしちゃうなんて……♡ そんなに待ち遠しかったの? 私のお仕置き……♡」
魅音様の言葉に頷きたい気持ちと否定したい気持ちがせめぎ合う中、魅音様の足がゆっくりと離れていく。
代わりに詩音様の腕が僕の身体をさらに強く拘束してくる。
肩甲骨や鎖骨のあたりを柔らかな女体で締め付けられる圧迫感。
逃げ出したいのに、逃げ出したくない矛盾。
──ぎゅぅぅぅ……♡
「ほらほら、暴れないの〜……♡ 翔ちゃんはいい子だから、おとなしくお姉のお仕置き受けて、『悪い子』から『お利口な奴隷』になれるもんね〜?♡」
「詩音、ありがと。それじゃあそろそろ始めようか♡ 翔ちゃん……。詩音にちょっとそそのかされたからって、私のソックスオナホに浮気精液撒き散らした罪……ここで償ってもらうよ」
詩音様の腕に捕えられたままの僕は、身じろぎ一つとることさえ許されず。
目の前で微笑む魅音様の顔をただ見上げることしかできない。
魅音様の目は冷たい光を灯していて、いつもみたいな冗談を言っているのではないということが嫌でもわかる。
そして、これから始まるのは本物の拷問なのだということを物語った瞳が、ニヤリと弧を描いた。
彼女の陶磁器のような素足が、振り子のように大きく後ろへ引き絞られる。
──すっ……。
「ふふっ……♡ 翔ちゃんの『男』の部分を、私が蹴り潰すの……♡ 死ぬまで忘れられない思い出になるだろうねぇ〜? だって、好きな人の前で他の女に射精して、その挙句、好きな人の足で金玉潰されちゃうんだもんね~……♡」
「あ、あ"ぁ"ッッ♡♡♡ やめ、てっっ♡♡♡ やめでくだしゃいいっっ♡♡♡」
僕は泣き叫びながら懇願するも、魅音様は一切容赦してくれず。
それどころか、僕の懇願が心地よいBGMだと言わんばかりに口角を上げる。
「やめないよ♡ だって翔ちゃんは、私が丹精込めて育ててきた大切なペットなの。……私がどれだけ傷付いたかわかってる? 翔ちゃんは、私のモノだって約束したのに……。それを裏切って、私以外の女に興奮して、詩音の手に堕ちて、詩音の手の中で射精しちゃうだなんて……。そんな悪い子には、キツ〜いお仕置きが必要だよね?」
「あ"っ♡ あ"ぁ"ッッ♡♡♡」
──ぐっ……♡ ぐっ……♡ ぐっ……♡
詩音様が僕の腕を掴んだまま、『ぎゅうぅ……♡』と握り込む。
それに合わせるように、魅音様は引き絞った足の足首をわずかに『くるり♡』と回転させながら、爪先で地面を『とんとん♡』と叩きつつ、繰り出さんとする攻撃の体勢へ。
足指のひとつひとつが独立した生物のように蠢き、その艶やかな皮膚の皺が『くにゃり♡』と歪んで、土踏まずや甲の部分が『ピクっ♡』と痙攣する。
これから行われるお仕置きの予兆を見せつけられているようで、僕の心臓は早鐘を打ったまま収まってくれない。
「ふふっ……♡ 前にも言ったよね? 私の足技は園崎家直伝の暗殺術の一つなんだって。その気になれば、翔ちゃんの股間に狙いを定めて……一瞬で潰せるんだよ?」
「あ……♡ あぁ……♡」
部室の壁掛け時計の秒針がチクタクと正確な時を刻む中、額にジワリと汗が滲む。
大きく後ろに引き絞られた魅音様の素足。
滑らかな曲線を描く足の甲。
白魚のように華奢な指先。
その足の爪は綺麗に切り揃えられており、桜貝のような桃色の爪先が『つん♡』と尖っていた。
──ヒュッ!!
風を切る鋭い音が耳に届いた次の瞬間。
──パシュッッ!!
居合の如き一閃。
魅音様のしなやかな足が僕の股間を目掛けて一直線に伸びてきた。
瞬きすら許されない速度で、真っ直ぐ、正確に。
その軌道は彗星のように一直線で迷いがなく、詩音様の腕の中で身動きの取れない僕は、ただ魅音様の足が自分の急所を貫く瞬間を待つことしかできない。
──パシィッ!
「まずは一発目♡」
衝突の瞬間、何をされたのか全く理解できなかった。
見えなかった。
速すぎたのだ。
気がついた時には、魅音様の足の甲が股間にめり込んでいた。
そこで初めて知覚する。
蹴られたのだと。
「ん"お"ッッッ♡♡♡ お"お"お"お"お"ッッッ♡♡♡」
股間の中央付近に叩き込まれた衝撃。
そしてそこを中心に広がる熱。
耐えられるはずのない痛みが、全身へと放射状に広がっていく──。
そう信じて疑わなかった……疑っていなかったのに……。
「どうです? これがお姉の、園崎家次期当主の本気の蹴り……♡ 目にも止まらぬ速度で、正確無比に、弱点を打ち抜く秘伝の技……♡ それは一流の剣士の居合に匹敵するといわれるほどだそうですよ?♡」
「あ"……♡ あ"ぁ"ッッ♡♡♡」
痛みはなかった。
代わりに僕の股間を襲ったのは、今まで感じたことのないほどの凄まじい快楽だった。
──ぞくりっ♡♡♡
魅音様の足の甲が、股間に深々と突き刺さっている。
真っ白でほっそりとした足が股間に穿たれた様は、まるで天から伸びた白銀の槍が突き立てられているかのようであり、同時に僕が絶対に抵抗できない存在であることを見せつけられているような光景でもあった。
──びくんッ♡ ぶびゅ……♡ びゅるっ……♡
白旗。
魅音様の足の甲に抉られた肉竿が再び白濁液を撒き散らし、白磁の如き足の甲を穢していく。
射精という生理現象が停止する兆候はどこにもなく、むしろ、魅音様の足を汚してしまった罪悪感で、さらに興奮を高めてしまっているようだった。
詩音様の柔らかな腕の檻の中で、僕は身を捩る。
詩音様に絡みつかれ、魅音様の足に犯されながら。
魅音様の足で潰された股間が『きゅんっ♡』と疼くのを感じる。
「ふふっ♡ やっぱり効果テキメンだったね。翔ちゃんはこうやって私の足で虐められるのが大好きな変態だからさぁ、やっぱり一発で出しちゃったねぇ……♡ んふふ♡ でも、いいのかな~? この園崎魅音が編み出した足技『足刀脚』は、本来なら標的の玉袋を潰すための必殺技なんだよ? 今の翔ちゃんみたいに、甘んじて受け入れちゃったらどうなると思う?」
「あ"……♡ あ"ぁ"ッッ♡♡♡」
魅音様の問いに答える暇もなく、彼女の足先がさらに深く突き刺さってきた。
今度は親指と人差し指の先を尖らせて突き上げた状態。
股間の奥にある急所を直接押し潰されたような感覚に陥り、脳髄まで痺れるような快感が走った。
「ん"お"お"ッッ♡♡♡」
声にならない絶叫が喉の奥から漏れ出す。
股間の中にめり込んだ金玉が、内側から押し潰されている錯覚を起こし、同時にそこから発される刺激が全身へと拡散し、脳髄を焼かんばかりの快感となって跳ね返ってくる。
まるで精密機械のように緻密に計算された動作で的確に股間の弱点を突き刺した魅音様の生足。
細くしなやかでありながら非常に強靭な筋肉に覆われており、その見た目に反して並外れた力を発揮することを、僕は先日の金蹴り調教から身を持って知っている。
──ぐりゅっ……♡ ぐりっ……♡
「やっ……♡ いっ……♡ いぐぅっっ……♡♡♡」
「ど~ぞ♡」
魅音様の足指が蠢き、睾丸の皺をなぞった。
たったのそれだけで、僕の呼吸は乱れ、心拍数は跳ね上がり、肉竿は限界を迎えたのだ。
金玉から精液が吹き上がっていく。
止められない。
抗えない。
「これを受け続けると、私の足以外で本当にイケなくなっちゃうんだ……♡ 自分でどれだけ扱いても扱いても出せなくなって、出せるのは私に足蹴にされたときだけ……♡ 痛みを感じる以上の速度で股間を蹴り上げることで痛みの過程をすっ飛ばして、その代わりに純粋な快感だけが残るように調整された業なんだ♡ ……ほら、こんな風に♡」
「あ"ぁ"ッッ♡♡♡ ん"お"ッッ♡♡♡ だ、だめ……っっ♡♡♡ そんなの、されたりゃ、僕……っっ♡♡♡ ぁ"あ"ッッ♡♡♡」
自分が自分でなくなる感覚。
魅音様の足の甲で裏筋をなぞり上げられるたびに、肉竿の中で快楽の洪水が起き、制御不能に陥っていく。
金玉の中で煮え滾る精子が尿道に殺到し、先端から噴き出ようと暴れ回る。
だが、決して漏れ出すことはなかった。
むしろどれだけ漏らそうと思っても、ビタリと蓋をされたかのように漏れ出ない。
尿道内部の圧力が上昇するだけで、精液は一滴たりとも出ていなかった。
「やッッ♡♡♡ お"ッッッ♡♡♡ な、なにこれッッッ♡♡♡」
「翔ちゃんのちんぽが園崎魅音による支配を受け入れ始めた証拠……♡ 出そうとしても出ないでしょ? クスっ♡」
──ごぽ……♡ ごぽ……♡
白い粘液の塊が鈴口から溢れ出そうとするものの、あと一歩のところで溢れてこず。
行き場を失った精液は肉竿の中で渦を巻き続けているようで。
肉竿の中を快楽という名の猛毒が逆流し、灼熱にも似た苦痛を与えながら神経を焼き焦がしていく。
「私の足刀の本当の意味は、敵を粉砕する力じゃなくて、敵の生殖機能を無力化して調伏するところにあるんだから……♡ これからずっと私の足で可愛がってあげる♡ 私の足に支配されて、私無しじゃ生きていけない身体になって、私だけのモノになって、私のために生きて私のために死ねる存在に……。園崎に逆らった罰とご褒美を一緒に受ける悦びを教え込まれて、私の足の臭いだけでも射精しちゃう変態に改造されちゃおうね?♡ ほら……♡」
──ぱしゅっ!!♡♡♡
「ぉ"お"ッッ♡♡♡ お"ぐぅ"ッッ♡♡♡」
二発目の蹴りが僕の股間を捉えた瞬間、魅音様の生足があっという間に脳内を埋め尽くす。
魅音様の素足が股間にめり込む感覚。
生身の人間の足で殴打された衝撃。
もちろん痛みはない。
それどころか、まるで甘露のような多幸感が僕を襲い射精感が倍増していく。
肉竿が激しく脈動を開始し快感の濁流に飲まれ、『ビクンビクン♡』と何度も震え立てているのに、一度目とは違って精液は放出されなかった。
──どくっ……♡ どくっ……♡ どくっ……♡
肉竿の中で快楽の嵐が吹き荒れているが出口がないのだ。
精嚢の中で増殖するばかりの精子たちが行き場を失い、陰茎全体を内側から侵蝕していきそうな勢いで増殖し続けている。
「な、なんでぇッッ♡♡♡ み、魅音、さま……っ♡♡♡ こんなのおかしいですっっ♡♡♡ イきたいのに、出せないぃ……ッッ♡♡♡」
金玉が破裂しそうなほどにパンパンなのに、絶頂に至れない苛立ちが募っていく。
早く解放したいのに、出せない。
魅音様の足に支配されて、絶対に出せない。
このままだとちんぽが壊れる。
金玉が弾け飛ぶ。
そんな恐怖に駆られるものの、魅音様の足の甲に穿たれた瞬間、その全てがどうでもよくなるほどの快楽に飲み込まれていく。
「はははっ♡ 翔ちゃん、たった二発で完全に堕ちちゃったんだ? よかったね~……♡ これで翔ちゃんは、私の足以外では絶対に射精できない身体になったんだよ♡ ふふっ♡ まあ、もう既に、私の足の臭いだけでもイケちゃうレベルまで調教済みだったけどね~……っと♡」
──パシュッッ!!!♡♡♡
「あ"ぁ"ッッ♡♡♡ あ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡」
三発目。
高速で振り抜かれた魅音様の足先が、僕の急所を完璧な角度から捉えて、快楽の稲妻が脳天へと向けて一直線に駆け抜けた。
痛みはない。
苦痛もない。
あるのはただ、絶対的な支配と快楽と幸福感のみ。
──ぴゅっ♡ ぴゅっ♡ ぴゅくっ♡♡♡
鈴口から透明な液が飛び散る。
金玉からせり上がった白濁液は、確かに尿道を通過しているはずなのに、肉竿の内で行き場を失い渦を巻く。
射精したい。
射精したい。
射精したい。
それだけが今の僕の脳内を占めている唯一の欲望。
「ん"お"ぉ"ッッ♡♡」
「射精できなくて苦しいからってお姉の足から逃げちゃダメですよ~……♡ 射精欲求が溜まりに溜まって辛いでしょうけど、耐えて耐えて耐え抜いて、この苦しみを乗り越えられたら……♡ もっともっと幸せになれますから♡」
──パシィッ♡♡♡!!
詩音様の声が鼓膜を通じて脳髄を犯してくる最中、魅音様の素足が再び僕の股間に突き刺さった。
生足から発せられる仄かな足臭が鼻孔を通して全身を駆け巡り、僕の身も心も支配していく。
「射精できなくてイライラするでしょ?♡ その苦しみ、不快な気持ち……。全部私の足で蹴り潰してあげる……♡ そして、永遠に私の足の虜にしてあげる……♡」
「あ"っ……♡ いやッッ♡♡♡」
──パシュッッ!!♡♡♡
四発目が炸裂し、股間を起点に全身を貫く雷鳴の如き衝撃が走った。
──ぶびゅ……♡ びゅるっ……♡
鈴口から勢いよく噴き出す半透明の汁。
それは我慢汁の類であって、吐精では決してなかった。
魅音様の足刀を受けた肉竿から噴出した粘液は、放物線を描きながら宙を舞い、床へ落下すると同時に『じゅわ〜……♡』と湯気を立ち昇らせた。
『ぴくぴく♡』と痙攣する肉竿は精液を吐き出す様子はなく、まるで射精と排尿の合間のような中途半端な状態で放置されたまま。
そして魅音様の足がゆっくりと離れると、そこから漏れ出した粘液は重力に従って床に落ちていく。
──ぽた……♡ ぽた……♡
「ん"お"ッッ♡♡♡」
──パシュッッ!!!♡♡♡
五発目の蹴り。
先ほどまでの打撃と比べると速度や威力は若干抑えられているようだが、代わりに射精欲求だけは先ほどよりも遥かに高まっている。
──どくん♡ どくん♡ どくん♡
肉竿が『びくっ♡』と跳ね上がるがやはり射精することは叶わない。
──ぴゅっ……♡ ぴゅっ……♡ ぴゅっ……♡
──パシィッ♡♡♡!!
六発目。
噴き出す我慢汁を咎めるように、足の甲が股間を貫通して快楽の電流が脳天を直撃する。
腰が砕けそうなほどの衝撃が走ったはずなのに、やはり射精には至らない。
股間に『ずぶり♡』と刺さった魅音様の足先が、まるで杭のように股間の奥へと穿たれ、金玉を串刺しにするような錯覚に陥っていた。
ありえないことだが、尿道の内側を魅音様の足指が精子を圧縮しながら突き進み、肉竿内部で渦巻く精液を『ぎゅむぅ♡』と押し固められていくようだった。
「はーい、七発目……♡」
──パシィッ♡♡♡
七発目。
足刀の速度を落とし、代わりに轟かせた足指がすれ違い様に亀頭を撫でつけていく。
その爪先は白魚のように華奢で、それでいて十分過ぎるほどの力が込められているのが分かった。
──ぱしぃ……♡ ぱしぃ……♡ ぱしぃ……♡
八、九、十発目は爪先を上に向けたまま、足刀の刀身を横に傾けて打ち抜く変則的な蹴り方。
足のインサイドとアウトサイドを使い、往復ビンタの要領で右に左にと交互に打ち抜かれた。
当然精は出ない。
「やだ……っ♡ やだぁ……ッッ♡♡♡ もうやめっっ♡♡♡ みおんしゃまっっ♡♡♡」
──パシュッッッ♡♡♡
十一発目は鋭い踵落とし。
股間の上から叩き潰すように振り下ろされた踵による一撃は、これまでで一番重い一撃となった。
体重を乗せた踏みつけとも取れる一撃は、肉竿に響き渡る衝撃と快感をもたらした上、腰が砕けるほどの威力であるのに、やはり射精は出来なかった。
十二発目の衝撃により僕の意識は闇の底へと沈みそうになるが、十三発目で呼び戻される。
そして十四発目で再び意識を刈り取られそうになり、十五発目で覚醒。
だが、十六発目では一転して恍惚へと導かれていた。
十七発、十八発……と続くうちに僕の理性は崩壊の一途を辿り、二十発目に至る頃にはもはや、魅音様の足が股間を嫐ることへの期待しかなかった。
そして迎えた三十発目。
──どすっっ♡♡♡
それは股間ではなく、顔面に向かって振り上げられた一撃だった。
その威力は凄まじく、一瞬にして視界が暗転し、脳ミソが揺さぶられ、意識が明滅する。
しかしすぐに意識は戻ってくる。
なぜならば、魅音様の顔面を踏みつけるような一撃は、痛みを伴うものではなく、快感をもたらすものであったからだ。
──どすっ♡ どすっ♡ どすっ♡ どすっ♡ どすっ♡
「あ"ッッ♡♡♡ ん"お"ッッ♡♡♡」
魅音様の足裏が僕の顔に叩き込まれる度に脳内で火花が散る。
射精とは違う快楽に満たされる悦びに包まれて、頭の中がピンク色に塗り替えられていく。
立った状態で踏み潰されて平らにされていく顔面。
一転して刺激をもらえなくなった肉竿は、踏みつけられることで快楽信号を発信する脳ミソと連動し、その快楽を共有したことで同じ信号を一緒になって送り続ける。
つまり、顔面を蹴られて快楽を得ていると脳と体が認識してしまったのだ。
顔面を足裏で踏みにじられるだけで、金玉の中で精子が暴れ回り、そのうち一匹でも漏れ出せば肉竿が盛大に爆ぜるに違いなかった。
射精はできていないけれど、間違いなく僕は絶頂していた。
しかもそれは一度や二度ではない。
数十発も同じ部位を踏み抜かれていれば、誰であろうとそうなってしまうだろう。
魅音様の素足で踏み潰されながら快楽に溺れ続ける僕は、まさに『家畜』そのものであった。
「魅音様……♡ 魅音様……っ♡♡♡」
──どすっ♡ どすっ♡ どすっ♡ どすっ♡ どすっ♡
そうして数えることをやめた頃、その時は唐突に訪れる。
──どすッッッ♡♡♡
「イケよ」
「ん"お"ォ"ぉ"ッッ♡♡♡」
──ぶぴッ♡ ぶぴゅッッ♡ どぴゅるッッ♡ どぽッッ♡ ぶっぴゅッッ♡♡♡
魅音様の足が顔を押し潰し、脳の中心を直接揺さぶられるような衝撃に襲われながら、僕は無意識のうちに叫んでいた。
身体中の水分が枯れ果てるのではないかと思えるほどの量の精液が先端から噴き出してくる感覚は、まるで自分が人間でなくなったような錯覚に陥るほど。
──ぶびゅるッッ♡♡♡ びゅるるッッ♡♡♡ びゅぐッッ♡♡♡
──ぐりゅ……♡ ぐりゅっ……♡
魅音様の足の裏が顔面を容赦なく踏み躙る。
爪先から放たれる魅音様の生足の臭いは、今まで嗅いだどんな匂いよりも芳醇で、官能的で、魅惑的で。
何度も奉仕することにより間違えようもなくなった足のサイズですらも、今の僕にとってはやたらと大きく……いや、むしろ自分がやたらと矮小なものに成り下がったと感じてしまうくらいに、魅音様の足の裏は絶対的な存在として君臨していたのだ。
ドサリと倒れる。
詩音様の支えがなくなったのだ。
仰向けに寝転がった僕の足元に立つ魅音様が、倒れた僕を見下ろしていた。
その瞳に映るのは哀れみでも怒りでも、慈愛でもなかった。
「ふぅん……。私の足に踏みにじられて、こんなになっちゃったんだ……♡」
愛憎や独占欲や嫉妬といった負の感情を混ぜ込んだ黒い感情の塊を、そのまま瞳の中に閉じ込めたような深い色の眼差しで、魅音様は僕のことを見下ろしている。
僕はそんな魅音様の足に踏まれながらも、自分の中にある欲望に気付いてしまう。
この人に支配されたいと。
もっと踏んで欲しいと。
もっと虐められたいと。
もっともっと、もっと、もっと……──。
そして、そんな僕の浅ましい願望を見透かしたように、魅音様は再び足を振り上げた。
──ばちん♡ むぎゅぅぅぅ……♡
振り下ろされた生の足裏が僕の股間を押し潰す。
その柔らかな感触が下半身全体に広がっていき、その圧力に押し出されるようにして、再び精液が飛び出した。
──ぶぴゅっ♡ ぶぴゅるっ♡ どぽっ♡♡♡
──ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡
腰がガクンガクンと痙攣を繰り返す。
その動きを押さえ込むように、足の裏で僕の陰茎を踏み抜いたまま、魅音様は前後左右に揺すり始めた。
そして僕は悟った。
これから行われる最後の仕上げとしての『調教』を。
──ぐりゅ……♡ ぐりゅ……♡ ぐりゅ……♡ ぐりゅ……♡ ぐりゅ……♡
魅音様の素足が動く。
ゆっくりと円を描くように左右に動き、僕の股間を押し潰しながら摩擦を与えていく。
魅音様の足の踵部分が睾丸を踏み潰し、足の指で亀頭を押し潰すように揉み込まれる。
さらに、それだけでは飽き足らないとばかりに、爪先で裏筋をなぞり上げられた。
──ぞりゅ……♡ ぞりゅっ……♡ ぞりゅっ……♡
とても優しくて繊細で、それでいて絶妙な力加減で踏みつけられ続けた。
まるで赤子を撫でる母親のような優しさと慈しみに満ちた動作であったはずなのに、そこに含まれたものは紛れもない嗜虐心と支配欲であった。
──ぐりっ♡ ぐりっ♡ ぐりゅっ♡ ぞりゅっ♡
「あ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡ ん"お"ぉ"ッッ♡♡♡」
魅音様の足が前後左右に動いて、その度に僕の股間からは新たな白濁液が噴出していく。
まるで壊れた蛇口のようにとめどなく精液を流し続ける。
魅音様はそれを確認しながら満足げに微笑むと、さらに強く踏みつけた。
いつの間にか僕の両足首が掴まれていた。
足の自由を奪われ、下半身が固定され、僕にできた抵抗はといえば腰を突き上げたり引いたりして僅かながらに逃れようとするだけ。
しかし、魅音様はそんな些細な動きすら封じ込めるように足で股間を押さえつけ、逃れることなどできやしなかった。
そんな状態のまま、僕は何度も何度もイカされていく。
──がっ♡ がっ♡ がっ♡ がっ♡ がっ♡ がっ♡ がっ♡ がっ♡ がっ♡ がっ♡
──ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡
「ん"お"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッッ♡♡♡」
足裏全体が振動することで生まれる快楽の波紋が全身へと広がり、その波が引くと同時にさらなる波が押し寄せてきて、休む暇もなく快感を与えられ続ける。
まるで機械的な動きで一定のリズムを刻む魅音様の足は、単調で規則正しい動きを繰り返すはずなのに、その実、少しずつ変化しており、僕の快感スポットを探り当てて責め立てるように動いているのだ。
魅音様の足が上下に動き、肉棒が擦り上げられていく。
ただでさえ敏感になっている部分を徹底的に嫐られるような感覚。
巧みに操られた足指が、亀頭や裏筋をくにくにと捏ねくり回していく。
それら一連の動きは複雑怪奇でありながら的確に弱点を舐り上げ、魅音様は足指を使って正確に僕の快感の源を刺激しているのだ。
──ぐりゅっ♡ ぞりゅっ♡ ぐにゅぅ……♡ ぐにゅりっ♡
魅音様の足指が『ぬちゃり♡』と音を立てて絡みつき、粘度の高い精液を潤滑油にして上下運動が始まる。
最初はゆっくりと、徐々に速度を上げていき、やがて最高潮へと達していく。
──ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ずりゅっ♡ ずりゅぅ……♡
──どぴゅッッ♡♡♡ びゅるるッッ♡♡♡ どぼっ♡ どぼぼっ♡
「あ"ぁ"ぁ"♡♡♡」
まるでイソギンチャクのように蠢く足指の前になすすべもなく搾られていく。
快楽に翻弄され続ける肉竿からは止めどなく精液が噴き出し、それと同時に悲鳴に近い喘ぎ声が口から漏れ出していた。
──どぴゅっ♡
魅音様の足が左右に振られる度に、精液のシャワーが噴き出し続ける。
それはまるで蛇口の栓を無理やり開けられ続けてるような有様で、肉竿から放たれる液体の量は凄まじく、止まる気配など微塵もない。
精巣から鈴口までが一直線に接続されたかのように、ひたすらに吐き出される精液。
──ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ♡♡♡ イグゥッッ♡♡♡ イグゥゥッッ♡♡♡」
──ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡ ぐりゅっ♡
「お"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ッッ♡♡♡」
魅音様は笑っていた。
愛欲に塗れた女の顔で、まるで壊れた玩具のようにイキ狂う僕のことを愉しげに見下ろしながら。
魅音様は恍惚とした表情を浮かべ、心底愉快そうに嗤っていた。
「お姉がこんなに男の子に執着することなんてないんですよ?♡ お姉にとって翔ちゃんは特別な存在というわけです♡」
僕は意外だと思った。
なぜなら、魅音様にとってこれはただの遊びに過ぎないのだろうと考えていたし、あるいは己の足で蹂躙されることに歓喜する哀れなオスに対する蔑みであるのかも知れないとすら思い込んでいたからだ。
だからこそ、魅音様は僕に対してそこまで執着していないと思っていたし、彼女が僕を必要とする理由など何もないだろうと思っていた。
ましてや『男』として魅音様に認められるなど夢のまた夢であり、現実味の欠片もなかったからである。
だからこそ、魅音様からの告白は嬉しいものだった。
「……ねぇ、翔ちゃん。私本気だよ。本気で翔ちゃんを愛してる」
胸の奥底から湧き上がる暖かいもの。
その熱は全身へと広がり、やがて股間にも届いていた。
魅音様の足指が肉竿に絡みついたまま、ゆっくりと上下する。
その動きはとても緩慢で優雅な踊りのようで、まるで蝶が舞うようだった。
──ぐりゅっ♡
魅音様の足が、再び踏み抜かれた。
踏み躙られた陰茎から白濁液が噴き出し、魅音様の足に降りかかる。
何度出しても萎えることなく、硬度を保ち続ける肉棒。
魅音様が足裏で擦り上げればそれに応えるように硬くなり、踏みつけられれば快感を得た肉竿は先端から白濁を噴き出す。
もう二度と勃たなくなればいいのに。
もう二度と使えなくなればいいのに。
肉竿の醜態を見て嗤った魅音様がそんなことを口にする。
しかし、その実行動は真反対であった。
むしろ、もっともっと強くしようと、その足で磨き上げてくるのだ。
肉厚で柔らかく隆起した母趾球が裏筋をコキ倒し、丸く硬い踵がガシガシと睾丸を踏み潰す。
そうしてようやく解放された後、残されたのは魅音様の素足の下で白目を剥いて痙攣する僕の姿であった。
「ねぇ、翔ちゃん。これで翔ちゃんは私だけのモノ……♡ 他の誰かのモノになっちゃだめだからね?♡」
僕を見下ろす魅音様の瞳には狂気の色が宿っていた。
その狂気は明らかに異常な愛情の表れであったが、既に意識を手放した僕がそれを知るよしはなかった──。
【終わり?】