高身長爆乳黒ギャルの“元”人妻の──。グラビアアイドル顔負けの女性と一つ屋根の下で暮らす俺が我慢できるわけもなく、下着でシコってしまったことを見抜かれた挙句、貞操帯管理されるハメになった話。 (Pixiv Fanbox)
Content
プレイ概要 ※ネタバレ注意
プレイの種類:使用済みパンツ嗅ぎオナニー、ぱふぱふ、勃起バレ、オナバレ、ブラ嗅がせ、童貞バレ、指コキ、匂い責め、包茎バレ、手コキ、寸止め、指輪っかコキ、シコらせ語り、
ジャンルの種類:誘惑、色仕掛け、焦らし、格差植え付け、
##P1 義理の姉の下着の誘惑@下着の妄想、アイスフェラ
##P2 背徳的なオナニー@梨花ねえの妄想、使用済みパンツを嗅ぎながらオナニー
##P3 幕間@ぱふぱふ、勃起バレ
##P4 支配@オナバレ、ズボンの上から撫でられる、ブラ嗅がせながら手コキ責め、童貞バレ、指コキ、脱ぎたてブラ嗅がせ、ナイトブラ匂い責め、おねだりさせられる、包茎バレ、短小をバカにされる、生手コキ、寸止め、指輪っかコキ、
**サンプルここまで**
**ここからご支援者様向け**
##P4続き 貞操帯装着
##P5 幕間@会社でムラムラ、ちんぽ人質に取られて上下関係を叩き込まれる
##P6 手玉にとられた息子@梨花ねえの部屋を片付けさせられる、貞操帯の鍵を盗もうとしたところを見つかってしまう、エロ下着を畳まされる、エロ下着エピソードのシコらせ語り、射精懇願、太ももリフト、壁ドン太もも圧迫射精、梨花ねえの身体で射精する癖をつけられる、太ももズリ、射精命令、再封印
**********************************
【ボリューム】
・文字数:無料公開分合わせて約5万文字
・AI生成挿絵:表紙差分含めて16枚
・AI生成動画:なし
**********************************
表紙
##P1 義理の姉の下着の誘惑@下着の妄想、アイスフェラ
畳みかけたTシャツの山に、見慣れない布が一枚混じっていた。
淡いラベンダー色のレース。
薄くて軽い。
指に取った瞬間、それがなんなのかすぐには理解できなかった。
──あぁ、女物のパンティだ。
南 梨花──28歳、独り身。
俺とは血のつながりはない。
親が再婚してできた義理の姉。
現実世界では接点など持つこともないような、絵に描いたようなギャル。
でも、その再婚だってもう数年前の話で、俺と彼女はこれまでほとんど接点もなかった。
それなのに、今はこうして2LDKの会社からの住宅補助で住まわせてもらってる部屋で生活を共にしている。
「はぁ……」
いつからだったろうか。
2つ上の義姉との、こんな奇妙な共同生活が始まってしまったのは。
そもそも“共同”という割に、義姉はだらしなさすぎたのだ。
………
真面目だと思ってた元夫に浮気されていたのがわかったのは半年前のこと。
半泣きになりながら玄関の前に立っていた義姉は誰がどう見ても酔っ払っていることは明らかで、聞けば家を飛び出して一人で飲み歩いていたところ、帰るあてもなく俺の部屋に辿り着いてしまったのだとか。
そこから飲み直しだなんて、ずけずけと上がり込んできた義姉は、冷蔵庫に冷やしてあった缶ビール片手に愚痴り始めたものだから、慰めてやったのが運の尽き。
あれよあれよと離婚だ、慰謝料だなどと、当時の旦那と淡々拍子に話を進めてしまい、俺が止める隙もないままに話は綺麗にまとまっていったのだ。
………
「まぁでも、実際梨花ねえは被害者だし可哀想だよな〜……」
離婚の話がまとまったと聞いて安堵したのも束の間、宅配以外は誰も来ないはずの玄関の前に、大きなスーツケースと共に梨花ねえがにっこりと立っていた。
あのときの開き直った笑顔が、今でも忘れられない。
「ちょっとだけ、ほんとに少しだけだから〜」なんて、ヤリチンが女の子とセックスする時の常套句のような調子で始まったこの奇妙な同居生活は、もう半年になる。
本来、それぞれ自分のことは自分でやるというのがルールだった共同生活。
引越し祝いにと義姉が無理やり押し付けてきたドラム式洗濯機のおかげで、洗濯・乾燥までも完全に分離できる生活だったのに。
今日だっていつものように自分の洗濯物だけを畳んでいたはずだった。
「……洗濯のときに混ざったか?」
小さくため息をついて視線を落とす。
(これが、あの女の……)
無防備すぎるんだよ、ほんとに。
無地の白タンクトップにドルフィンパンツ、下着の線が丸見えになるような格好。
きれいに焼いた小麦色の肌を大きく露出させながら、何食わぬ顔で家の中を歩き回って……。
(減るもんじゃないし〜、って……お前は困らなくても俺が困るんだよ……!)
なんど心の中で噛みついたことか。
それでも俺は結局、いつだって彼女に逆らえない。
ご飯の用意も、洗い物も、ぜんぶやってるのに、文句ひとつ言えない。
そんな自分が情けないと思いながら、手の中の下着をそっと広げる。
ラベンダー色のレースの上に咲いた小さい花の刺繍。
肌に吸い付くような、滑らかな肌触り。
触れるだけで血の気が引くような、逆に熱くなるような。
そんな感触。
──匂いを嗅いでみたい。
唐突に浮かび上がった欲望に、頭の中で警報が鳴り響く。
それでも……一度生まれた衝動は止められなかった。
手の中に収めたそれを、ほんの少し、顔に近づける。
鼻腔をくすぐる花のような甘い香り。
洗いたての柔軟剤の匂いか……?
いや、少し違う。
わずかながらに感じる、生っぽい女の香り。
体温が残っているような錯覚さえ覚えるその匂いに、脳の奥がじんわりと痺れてくる。
──その布の向こう側にある、梨花ねえの身体が……梨花ねえがこのパンツを履く姿を想像してしまう。
シミひとつない健康的な小麦色の太もも。
程よく肉のついた柔らかなヒップライン。
梨花ねえの豊かな下半身が片足ずつ順番に、このパンティにあの長い脚を通して。
両足をくぐらせたかと思えば、今度はゆっくりと布を引き上げていく……。
パンティのゴムがくびれた腰を『ぱつんっ♡』と締め付け、豊かな臀部のシルエットをはち切れんばかりに伝えてくる。
太もも肉とパンティとの隙間に長い指を突っ込みながらパンツの皺を伸ばす様なんて、いやらしさの塊でしかない。
そのまま薄い布地がお尻に吸い付き、股の間に食い込んで、割れ目に沿って柔らかい布地がぴったりと密着して……。
股間に感じる異物感がたまらないのだろう。
切なげに眉を寄せて吐息を漏らす梨花ねえの姿は、普段の生意気な姿とは異なり、妖艶で、色っぽくて、見ているだけで頭がくらくらしてきて──。
……全部妄想なんだけど。
「──ルイく〜ん、シャワーお先〜♡」
心臓が跳ねた。
ドライヤーの音が止まっていたことにも、脱衣所から出てくる足音にも、まったく気づけなかった。
ヤバい、梨花ねえが戻ってきた。
咄嗟に手の中のそれを裏返して、畳みかける動作に切り替える。
ぎこちなく、ゆっくりとレースを折りたたみながら……でも、できるだけ自然を装う。
「てかさー……これ……」
「あっ……」
アイスの棒を頬張りながら背後から近づいてきた梨花ねえの指先が、畳み掛けたパンティを摘み上げた。
「……もしかして、あーしの混ざっちゃってた?ごめーん、畳んでくれてありがと〜♡ あ~、お風呂上がりのアイスはキクわぁ~……」
そう言いながら、梨花ねえは俺のすぐ隣に腰を下ろした。
手にしたアイスの棒をくわえたまま、無造作に組み替えられた長い脚。
むき出しの太ももが、すぐ横でしっとりと濡れていた。
「ルイくんってさ、なんか〜……こういうの丁寧に畳むの得意だよね〜。女子力高いっつーか?」
「……別に。習慣だから……それに高校出てから一人暮らしずっとだし……」
動揺を隠すために視線を洗濯物へ戻すと、梨花ねえがふっと笑うのが横目に映った。
「ふーん……じゃあ今度、あーしのも全部お願いしちゃおっかな〜」
「そ、それは話が……──ッッ♡」
棒アイスを口にくわえたまま、無邪気なトーンの梨花ねえ。
ぺたんと膝を崩して座り直したせいで、裾の短いドルフィンパンツの内ももが、嫌でも目に入ってくる。
そこから立ちのぼる石鹸の匂い。
ドクン、と心臓が跳ねた。
まるで匂いの元が、彼女のパンティだと言わんばかりに。
「ん〜、暑いしアイスまじうまっ。ルイくんも食べる? 一口だけならいいよ?」
俺の方に、ぺろぺろと舐めた棒を差し出してくる梨花ねえ。
輪っかの形に窄められた唇の中から、白くて長い円筒状の棒がぬぅっと顔を出してきた。
「おっとっと……♡」
熱で溶けたバニラアイス。
唇の端からこぼれ落ちそうになったそれを、掬い上げた唇が『ぬちゃっ♡』といやらしい音を奏でたことに本人は気がついていないようだった。
近すぎる……。
暑いのは気温のせいだけじゃなかった。
「んー、いらないならあーしが全部食べちゃうから〜」
にゅぷにゅぷにゅぷ……♡
「あっ……」
卑猥な音を立てて、白い棒が再び梨花ねえの唇の輪の中へと消えていく。
溶けかけのアイスクリームが垂れてきて、唇にまとわりつくたびに梨花ねえはそれを舐め取っていく。
隙間からちらりと覗く舌。
赤い舌が蠢き、『ぬぷぬぷ♡』といやらしい音を奏でるせいで、視線を外すことができない。
「んひひ〜♡ もの欲しそうな顔しても遅いし〜♡」
目線だけこちらをチラリと流しながら、アイスの棒をちゅぅっと吸い上げる梨花ねえが得意げに頬を窄ませる。
──ちゅぱぁ……♡
「……ん〜♡ あーしが舐めてたの、そんなに気になっちゃったぁ? だけどもうぜーんぶ食べちゃったかんねー……ほらっ」
口から取り出したアイスの棒を、笑いながらぴこぴこと振ってみせる梨花ねえ。
「あー、もしかして……あーしのこと、ちょっと意識しちゃってたり……とか?♡」
「そ、そんなわけねーし……。ていうか、姉貴だし……そういう対象じゃないし……」
「んー? 身体にはちょっと自信あんだけどなー……? 背だって男にも負けないくらいあるし、おっぱいだってこんなにもおっきいし?」
「ほら……♡」と言いながら、アイスの棒を口に咥えたまま梨花ねえは、両手で有り余るほどのおっぱいを揉みしだく。
柔らかそうな肉の塊が、梨花ねえのすらっとした手指に揉まれて形を変える。
何か見てはいけないものを見せつけられている……そんな気分。
「──ッッ!何やってんだよ梨花ねえ! や、やめろって……!」
「あはっ♡ 意識しちゃう〜?♡ それとも、やっぱあーしのことは“女”として見れないってやつー?」
「……っ、そ、そーだよ……だからあんまり変なことすんなよな……」
「んー……♡」
動きを止めた梨花ねえの品定めするような視線。
頭のてっぺんから足の先まで這うように見つめられて、思わず身構えてしまう。
「な、なんだよ……」
「ま、あーしも義理の弟に欲情されても困るし〜♡」
一通り俺のことを揶揄って満足した様子の梨花ねえの目が、細く糸のようになっていく。
まるで心の奥底まで覗かれているかのような心地。
「……んふふ〜♡ じゃ、あーしはちょっとゴロゴロしよっかな〜」
そう言って立ち上がった彼女の太ももが、俺の目の前をすっと通り過ぎる。
ほのかに香る石鹸の匂いと体温の残り香。
ソファに向かう背中越しに、パンティのラインがしっかり透けていて。
目が離せなかった。
……やばい、今日絶対我慢できない。
………
……
…
##P2 背徳的なオナニー@梨花ねえの妄想、使用済みパンツを嗅ぎながらオナニー
たまたま紛れていたパンツ。
あれが梨花ねえの下着だと頭の中へと刷り込まれた時から、明らかに俺はおかしくなっていた。
(絶対まずいよな……)
シャワー中の梨花ねえ……今脱衣所には梨花ねえが脱ぎ捨てたばかりの下着があることは明白で……。
(……って、何考えてんだ!!)
一度梨花ねえで抜いてしまったあの日……絶対にやるまいと決めていたのに。
どうしてこうなってしまうんだろう。
あの日経験した射精は、頭の片隅に残った理性を簡単に吹き飛ばしてしまった。
溜まっていたのか、それとも梨花ねえの色香に当てられたのか。
いずれにしても思い出すだけで、恥ずかしさで死んでしまいそうになる。
日常で繰り返していた、ただのオナニーのはずなのに、梨花ねえをオカズにしてしまってから何かがおかしかった。
──梨花ねえの身体は反則だ。
ただでさえ目のやり場に困るグラマラスなスタイルはグラビアイドル顔負けのプロポーションだった。
こんがりと小麦色に日焼けした健康的な肌。
艶めいた黒真珠を思わせる表面は、触れたら吸いついて離れてくれないほどすべすべで柔らかそうで……。
身長160cmそこそこの俺のことを余裕を持って見下ろせる長身。
骨格からしてしっかりしている身体つきは、より肉感的に、それでいて決して無駄のない美しさを保っていた。
桜色に整えられた爪先は、ブランド物のネイルポリッシュで綺麗に整えられており。
「28cmくらいあるかも〜」って、冗談のように笑いながら見せつけてきた足の裏だって、程よい肉付きと血色の良さで、同じ足の裏だとは思えないほどにすべすべで柔らかそうで。
それでいて、高い位置にある腰へと繋がるように伸びた正真正銘の美脚。
剥き立てのゆで卵のような踵、すらっとした足首、ぷっくりと膨らんだふくらはぎ、カサつき一つない膝小僧を越えて、肉付きの良い太ももに挟まれようものなら死んだっても悔いはないかもしれない……。
言葉にすればするほど、「興奮しない理由」がひとつもなかった。
(……くそっ)
頭ではわかってる。
やっちゃいけない。
見ちゃいけない。
抜いちゃいけない。
ましてやパンツを漁って匂いを嗅ぐなんでもってのほか。
わかっているのに……わかっているのに……。
俺の指先は脱衣所の引き戸の凹みに掛かっていた。
カラカラカラ……。
小さな戸車の音を立てて開いた扉。
薄明るい照明。
距離にして数メートル。
ゆっくりと脱衣所へ足を踏み入れた俺の耳に、シャワーの水音と、何も知らない梨花ねえのご機嫌な鼻歌が聞こえてくる。
けれどその短い距離の間に、梨花ねえがさっきまで履いていたパンティが、確かにあった──。
ゴクリ……。
洗面台の前、バスタオルのすぐそばに無造作に脱ぎ捨てられたそれ。
白地に黒文字で書かれたブランド名は、そういうのに疎い俺でも見覚えがある。
確か有名なスポーツブランドのもので。
まだ少しだけ湿っているように見えた。
(脱ぎたて……本当に、履いてたばっかり……)
止められなかった。
気づけばもう、手が伸びていた。
布地に触れた瞬間、ほんのりとした人肌の温もりが指先に染み込んでくる。
洗いたての清潔感とはまるで違う生っぽい熱。
そこには明確に、『彼女の身体の名残』があった。
そっと持ち上げたグレーのスポーツパンティは、股布の部分だけわずかに色が濃く滲み、全体がクタクタにくたびれていた。
汗か、それとも……。
想像しただけで、喉が焼けつくほどに乾いてくる。
──り、梨花ねえ……。
鼻先に近づける。
その瞬間、ほのかに香る濃い匂い。
以前嗅いだレースの下着とは全く違う、もっとリアルで、もっと剥き出しの“女の匂い”が鼻腔を突いた。
──むわぁ……♡
(こ、これが梨花ねえの……)
思わず目を閉じた。
理性がプツンと途切れる音がした気がした。
『さっき脱いだパンツだよ? 変態〜♡』とでも言いながら、舌先を覗かせて笑う梨花ねえの顔が、頭の中に浮かんでくる。
(もう……無理だ……)
背徳と知りながらも、俺はそのまま洗面台の前に腰を下ろし、手にした梨花ねえのパンティをそっと顔に押し当てた。
『むわり♡』と鼻の奥を突く濃厚な匂い。
洗剤の爽やかな香りに混ざって、明らかにそれとは異なる、もっと熱くて、湿った女の甘い匂いが鼻腔を満たしていく。
むせ返りそうなくらい生々しくて……汗と、肌と、体温が混ざり合った、とっても淫らな香り。
(う、うわ……っ、やば……)
理性なんて、あっという間に溶けてしまう。
頬に、額に、鼻先に、パンティの布をべったりと密着させながら、片手はすでにズボンの中へ。
「……はぁっ、んくっ……」
少し触れただけで、ピクッと跳ねるほど敏感になっている。
梨花ねえの下着の匂いを浴びながら、指を上下にこすりつけると……。
──くちっ……♡ ぬちっ……♡
まだ握ったばかりだというのに、ねっとりと濡れた音が響いてしまうくらい、竿は湿っていた。
いや、漏れていた。
梨花ねえの匂いに興奮しすぎて、愚息だって歓喜の涙を流してしまっていたのだ。
頭の中に浮かぶ。
さっきまで履いていたこのパンツに彼女が足を通す瞬間。
シミひとつない健康的な小麦色の太もも。
程よく肉のついた柔らかなヒップライン。
梨花ねえの豊かな下半身が片足ずつ順番に、このパンティにあの長い脚を通して。
両足を通したかと思えば、今度はゆっくりと布を引き上げていく……。
パンティのゴムがくびれた腰を「ぱつんっ♡」と締め付けて、豊かな臀部のシルエットを、はち切れんばかりに伝えていて。
太ももとパンティの隙間に長い指を突っ込んでパンツの皺を伸ばす様なんて、いやらしさの塊でしかない。
そのまま薄い布地がお尻に吸い付き、股の間に食い込んで、割れ目に沿って柔らかい布地がぴったりと密着して……。
股間に感じる異物感がたまらないのだろう。
切なげに眉を寄せて吐息を漏らす梨花ねえの姿は、普段の生意気な姿とは異なり、妖艶で、色っぽくて、見ているだけで頭がくらくらしてくる……。
そんな梨花ねえの痴態を、何度も何度も脳内で再生してしまう。
『見てたの〜?パンツ穿くとこ♡ ……えっちぃ〜♡』
そんな声が聞こえた気がした。
『変態くんには……これ♡ ほら、もっと匂い嗅いでいいよー♡』
クロッチの湿った部分が顔に密着する。
吸い込むたびに肺の奥にまで染み込む淫靡な芳香に、意識が蕩けそうになる。
(だ、だめ……ッ、でも……っ、でも……!!)
パンティの匂いを深く吸い込みながら、もう片方の手を止めずに扱き続ける。
頭のてっぺんまで梨花ねえで染まっていく。
もうどうなってもいい……そんな覚悟が芽生えた瞬間だった。
「……あ、ッッ!!」
ぴくんと腰が浮いた。
次の瞬間、腹の奥から突き上げるような快感が全身を貫き──。
──ドクンッ♡
──どぷどぷどぷっっ♡♡
熱い液体が自分の手の中で脈打ち、吐き出されていた。
指の隙間から溢れた精液が、洗面台の床にぽた、ぽた……と垂れて広がっていく。
「……っ、は、ぁっ……ぁ……」
放心状態のままパンティを顔に押し当て続けていた俺は洗面台の床に膝をついていた。
罪悪感と快感がごちゃまぜになった、どうしようもない脱力感が全身を襲う。
その瞬間、シャワーの水音が再び耳に届いた気がした。
……梨花ねえは何も知らずに、あのすぐ向こうで。
──ごめんなさい、梨花ねえ。
でも、俺もう……どうにかなっちゃいそうなんだ……。
「──ん〜♡ あ〜気持ちよかったぁ……♡」
そんな声が、すりガラスのすぐ向こう側から聞こえてきた。
(や、やば……っ!)
梨花ねえのシャワーが終わったのだ。
一気に現実に引き戻される。
まだ息も整わないまま、その辺にあったタオルで慌てて下半身を拭い、手早く処理する。
足元に垂れた白濁を見て血の気が引いた。
一滴、二滴……床に、しっかりと痕が残っている。
「……っ!!」
すりガラスの向こうから足音が近づいてくる。
ひたひたと水の上を足が踏み締める音を背後に、俺は息を殺しながら手の中の熱を放り捨てるように、梨花ねえのパンティを洗濯カゴへ投げ入れた。
(だ、だいじょぶ……バレない……よな?)
心臓がバクバクとうるさい。
汗が止まらない。
先ほどまでの快感とは別の意味で、俺の体はびしょ濡れだった。
──それでも、あの香りは、まだ鼻の奥にしっかりと残っている。
(……ごめん、梨花ねえ……でも俺、またきっと……)
──ゴォォォォォォーー。
慌てて脱衣所を飛び出した俺の背後から、ドライヤーの音と梨花ねえの鼻歌が聞こえてくる。
相変わらず心臓はドキドキしたままで、頭の中ではさっきの光景がフラッシュバックしていた。
梨花ねえの下着。
それも脱いですぐの、洗う前の生々しいやつ。
よりにもよって、一番触ってはいけない人のものを……。
でも今までにないくらいに興奮して、気持ちが良くて……。
だけどもしバレたら……?
なんて不安を吹き飛ばすほど、今日得てしまった背徳的な快楽は甘美で、妙な中毒性をもって、俺の全身を支配し始めていた──。
………
……
…
##P3 幕間@ぱふぱふ、勃起バレ
あれ以来、俺は明らかにおかしくなっていた。
いや、正確には“気づいてしまった”のかもしれない。
梨花ねえという存在の、あまりにも強すぎる女の部分に──。
(……ちょっと距離、近くないか?)
リビングのソファに座る俺の横で、梨花ねえは足を投げ出しながらスマホをぽちぽちいじっている。
洗いたての髪がふわっと風に揺れて、シャンプーの匂いと混じって鼻腔をくすぐる。
それだけで心臓が跳ねるようになってしまっていた。
「ルイく〜ん、今日の夜ごはん、また適当にお願いしてもい〜い?」
「はぁ、わかったよ……」
「助かる〜♡ ほんっとルイくん、気が利く弟で助かる〜。いい人と結婚できるよ、マジで♡」
「いや……梨花ねえだってちょっと前まで結婚してたんだから、俺以上に家事スキルはあるだろ……」
「そーゆーことじゃないの〜! ま、とにかくよろしくね〜♪」
「はいはい……」
グイグイと身体を押し付けられては断れるものも断れない。
梨花ねえの女を体感して以来、彼女の何気ない言動や距離感ひとつで、勝手に意識して、勝手に鼓動が早くなって、勝手に妄想が始まってしまう。
今までは、なんだかんだ『お姉ちゃん的な人』で済んでいた。
だけど一度でも、その下着の匂いを知ってしまったら──もう、戻れなかった。
(……ほんと、なんであんな女が俺の家に転がり込んできたんだよ)
そう思いながら、ふと視線を横にやる。
短パンの裾から覗くのはきれいに焼けた小麦色の長い脚。
無防備に投げ出された太ももに、小さなホクロを見つけてしまって、またしても目が離せなくなる。
あの脚が……あのパンツを穿いていた脚が……。
(……いや、ダメだって……これ以上は)
自分を諫めるように深呼吸をひとつ。
でも、そうやって必死に押し殺せば押し殺すほど、梨花ねえの存在が、どんどん頭の中を占めていくような気がして──。
ショート丈のトップスから覗く健康的なおへそとくびれたウエスト。
脚を組み直すたびに、豊満な胸が揺れて、視線が吸い寄せられる。
(……ほんとに、スタイル化け物すぎるだろ)
モデル雑誌からそのまま飛び出してきたような……いや、それ以上の完璧すぎるプロポーション。
180cmに迫ろうかという高身長。
バランスよく乗った豊かな肉付き。
それでいて、締まるところはしっかり締まっていて──胸も、尻も、腰も、脚も、全部が過剰なまでに視線を誘ってくる。
髪は明るめの金髪にうっすらメッシュ、ゆるく巻かれたロング。
本人はギャルのメイクやファッションをよく好むものの、元人妻らしいどこか落ち着いた雰囲気もあって、ナチュラルな色気にあふれていて。
それがギャルメイクと絶妙なコントラストを生んでいて……ぶっちゃけ、えろすぎる。
あのスタイル、あの雰囲気、あの気だるげな笑い方……。
(これで浮気されて離婚って、マジで意味わかんねぇ……)
ギャルっていうだけで軽く見られたのか。
それとも、あの自分勝手な性格を持て余したのか。
どっちにしても──。
(浮気した男、正気じゃねぇよ……こんな女手に入れながら……)
……そのバカな男の代わりに俺が欲情してるって思うと、それもそれでなんか嫌になるけど。
でも。
でもやっぱり──。
あんな女が、毎日目の前でだらしない格好してたら、どうしたって意識するなって方が無理なんだよな……。
「ふぁ〜……♡」
当の本人は俺の視線にも気が付かず、長い手足をぐんと伸ばしてあくびをひとつ。
「あ〜れ、ルイくんってばなんでそんなとこ突っ立ってんの? あーし、お腹空いてんですけどー?」
「……っ!」
立ち上がった梨花ねえ。
自ずと照明の影に隠れてしまう俺。
「ってかルイくん、やっぱりちっこいね〜? ほんとに男?」
「……!う、うるさいなぁ!これでも一応気にしてんだぞ……!」
梨花ねえに頭をポンポン撫でられる。
「にゃはは〜♪ かーわいっ♡」
髪をくしゃくしゃと乱され、耳に触れられる。
ぞわりとした感覚が背筋を駆け抜けていった。
「ちょ、やめ……」
「だっこしてあげよっかー?このままお姉ちゃんの胸に甘えたっていいんだぞー?♡」
「やっっ!そ、それはまずいっっ……だろ……!」
「うりうり〜♡ ほーらっ、ぎゅぅ〜〜〜♡♡」
「や、やめろぉ……っ!やめろってばぁ……!!」
顔面に迫るたおやかな膨らみ。
薄着のシャツを引き裂かんばかりにパツパツに張り詰めた双丘がゆっくりと近づいてきて……俺の顔面に思いっきり押し付けられた。
──ぎゅううぅうううぅぅっっっ♡♡♡
ふわふわのクッションが容赦なく形を歪めるほどの質量を持ったおっぱいの感触。
まさに『乳圧』と呼ぶにふさわしい威力と共に、遅れてやってきた鼻をくすぐる甘ったるい匂い。
洗いたてのシャンプーの香りと、梨花ねえ特有の女のにおいが混ざった、くらくらするような甘い甘い女の芳香。
視界いっぱいに広がる肉の海原も相まって、そこに溺れてしまうような感覚だった──。
「はい……おーしまいっ……♡」
「んくっ……♡ はぁっ……♡ はっ、はっ……♡」
ようやく解放された頃には、完全に息が上がっていた。
酸欠気味の頭はぼぉっとして、思考回路がうまく働かない。
ただぼんやりと視界に映るのは、ニヤニヤと勝ち誇る梨花ねえの顔。
その顔を見た瞬間、自分の置かれた状況を改めて理解した。
『あーしでシコんなよ〜♡』と笑いながら煽るように顔を近づけてくる梨花ねえ。
透き通った瞳に見下ろされてドキドキしたのも束の間、その大きな目の中の瞳孔が、ゆっくりと下を向いた瞬間、下瞼がニンマリと弧を描いた。
「ダメじゃん、ねえちゃんで勃たせちゃったら……♡」
小悪魔めいた口調とは裏腹に、その瞳には淫蕩な光が宿っていて。
たぶん、この日を境に……。
俺は梨花ねえから、逃げられなくなっていったんだと思う──。
………
……
…
##P4 支配@オナバレ、ズボンの上から撫でられる、ブラ嗅がせながら手コキ責め、童貞バレ、指コキ、脱ぎたてブラ嗅がせ、ナイトブラ匂い責め、おねだりさせられる、包茎バレ、短小をバカにされる、生手コキ、寸止め、指輪っかコキ、貞操帯装着
くたくたになって帰宅した仕事帰り。
上司に対して恨み言の一つも囁きたくなりながら、梨花ねえの靴が乱雑に散らばった玄関先でスーツを脱いでいく。
今日も散々だった。
後輩のミスをカバーしてあげたら自分が怒られて、上司の機嫌取りをして。
理不尽に怒鳴られ、残業を強いられ、定時を過ぎてやっと帰宅できたと思えばこれだ。
「……ったく、いくつ靴持ってんだよ……うちは靴屋じゃねーんだから」
ミュールにサンダル、スニーカーにロングとショートのブーツ。
四季折々の靴を片付けながら、ため息しか出てこない。
今日は何もかもうまくいかない日だった。
いつもならこのまま風呂も入らずにベッドへ直行……今日だってこのままリビングの部屋の扉を開けて、荷物の片付けもそこそこに自室へ──。
「……って、なんだよこれっっ!」
リビングと俺の部屋を隔てる廊下。
共有部分の天井に取り付けられた簡易物干しポールから、ぶら下がっていたのは、見慣れない……いや、見慣れるはずもない、一枚のランジェリーだった。
くすんだピンクに黒レースの縁取り。
お世辞にも控えめとは言えない巨大なカップが、左右対称にゆらゆらと揺れている。
「……ぶ、ブラジャー……?」
一瞬自分の目を疑った。
でもそれは紛れもなく女物の下着、梨花ねえのおっぱいを包む巨大なカップ。
この家に梨花ねえ以外の持ち主がいるはずがない。
(なんで……こんな場所に……?)
洗面所じゃない。
脱衣所でも、ベランダでも、ましてや梨花ねえの部屋でもない。
よりにもよって、俺の部屋の入り口のすぐそば……帰宅してまず目に入る場所に吊るされているという事実に、ゾクリと背筋が震える。
──完全に、おちょくってる。
それ以外に考えようがなかった。
昨日の光景がフラッシュバックする。
胸に顔を埋めさせられた後、下を向いた視線が『ニマニマ♡』と湾曲する様。
「……くっそ……ふざけんなよ……」
目を逸らして自室に潜り込もうとしても、どうしても視界に入ってしまう。
干されている……というにはあまりに不自然なほど、ふわふわと左右に揺れているその姿。
脱いだ後のぬくもりがまだ残っていそうな布地。
滴る水滴はもう乾いているけれど、そこに宿る生々しい女の気配は、拭い去れるようなものじゃなかった。
しかも。
「……うわ、でけぇ……」
無意識に口から漏れた言葉。
男の手のひらよりどころか、頭よりも余裕で大きい。
一回りも二回りも。
カップの丸み、レースの飾り、中央で留める金具……どれを取っても、明確に女の胸を覆うために存在していることを主張しているようで、脳がバグりそうになってくる。
こんなものが目の前にぶら下がっていたら、誰だって意識してしまう。
──これが……あの梨花ねえのブラ……。
(ダメだって……わかってるのに……)
何度目かの理性の警告。
でも、目の奥に焼きついた形、ゆらゆらと揺れるたびに、ビキビキと血が通っていく。
そのとき。
「おっかえり〜♡ ルイくん、お仕事お疲れぇ〜」
背後からする声。
口から心臓が飛び出しそうになった。
咄嗟に後ろを振り向けば、そこには部屋着姿の梨花ねえ。
ゆるっとしたオーバーサイズのTシャツに、下はドルフィンパンツという、見慣れたはずなのにどうしても目のやり場に困る、開放的な格好。
「……あ、ごめーん、干すとこなくてさ〜、ついそこに掛けちゃった♡」
ブラの真下を指さして、悪びれる様子もなく笑う。
「……っ! いや、干すとこくらい……あるだろ、ほかに……!」
「え〜? だってここ風通しいいじゃん?」
明らかにわざと。
確信犯。
けれど、それを証明する術はない。
「……ちょ、ちょっとは隠せよ……」
「ん〜?別に隠すようなもんでもないっしょ♡」
あっけらかんと言い放つ梨花ねえは、さらに俺を追い詰めるようにじりじりと距離を詰めてくる。
女の子の甘い香りが強くなっていく。
部屋に逃げ込むなら、このタイミングしかないのだが──。
「は、恥ずかしくないのかよ……」
「恥ずかしいって何が?」
「……その、は……ハレンチなこととか……義理とは言え弟に……異性に下着見られること……とか……」
「あー、そういうことね。まー、別に気になんないけど?」
「……っ、あっそう……」
「にゃはは〜、ルイくんはウブだなぁ〜♡」
ケラケラと笑う梨花ねえ。
「は……ははっ……」
「だけどさー……」
釣られて漏れた乾いた笑いを遮るように、梨花ねえが囁いた。
その声は鼓膜を伝って脳髄にまで侵食していくようだった。
まるで目に見えない毒のように。
「あーしのパンツでシコったの、恥ずかしくないの?♡」
たった一言で形勢は逆転した。
それはどんな刃物よりも鋭く心を抉ってきた。
心臓が激しく脈打ち、心拍数が跳ね上がる。
視界は明滅しながらぐるぐると回り、全身は硬直。
呼吸が荒くなって嫌な汗が噴き出した。
目の前で笑う梨花ねえが一歩、また一歩と迫ってくればクラクラと目眩がしてくるようだった。
「な、なんのことだよ……」
辛うじて絞り出した声は上擦っていた。
動揺していることがバレバレだった。
しかし、彼女は意に介さず言葉を続ける。
「とぼけても無駄だよ〜。あーしの下着でオナニーしてたんでしょ?」
「ち、違っ……」
「ん〜? 何が違うのかなぁ〜?」
梨花ねえが俺の肩に手を置いてぐっと体重をかけてくる。
自然と密着する身体。
全身に広がる柔らかな感触。
ふわりと漂う石鹸の香りと香水のような芳しい香りが入り混じり、頭がクラクラする。
胸で持ち上げられるように顎を上向きにされて、梨花ねえの見下ろす顔が、グッと近くなる。
「シちゃったんでしょ?ねーちゃんのパンツで……♡」
耳元に吹き込まれる甘く掠れた囁き声。
肩に置かれた手がするりと降りてきて、身体の輪郭を確かめるように撫で始めた。
「ち、違う……俺は何もしてない……!!」
「ふーん? そっかぁ〜。じゃあこれ以上はもうやめとく……?」
そう囁いた梨花ねえの手が躊躇なく俺の下腹部へと伸びてきて──。
──ぐにゅっ♡
指先が触れると同時に走り抜ける甘く、甘美な痺れ。
「うぁっっ!?」
突然の刺激に驚く間もなく、二度三度と繰り返し同じ場所をなぞられれば、腰が跳ね上がりそうになるのを必死で堪えるしかなかった。
「うそつき♡ こんなに硬くしちゃってるくせに……♡」
優しく、それでいて確実に。
硬さと形を確かめるように這っていく指先。
抗おうとする気持ちとは裏腹に、甘美な刺激の前に身体はどんどん熱くなっていく一方で。
「くっ、あぁっ……!」
「ねぇ、正直に言ってごらん? あーしのパンツでオナニーしちゃったんだよね? なのに、自分は関係ないフリするんだ?」
「……っ!」
図星。
ゆえに何も言えない。
「ふふっ、かわいい反応してくれんじゃん」
クスクスと笑った梨花ねえが、近くに干してあったあのブラを手に取って。
そしてその内側を俺の顔に当てはめるように、そっと押し当ててくる。
──ふわっ……♡
内側のパッドが顔に吸いついて、目の前が布地でふさがれる。
次の瞬間、鼻腔を満たしたのは柔軟剤の奥から滲み出た女の痕跡。
匂いまでもが梨花ねえのもので書き換えられていく。
「ほら♡ あーしのおっぱいの匂い♡ 吸って〜勃たせて〜……素直にな〜れ……♡」
性的なことをしているとは思えない陽気な声。
その癖、竿を弄る手は妙に艶めかしい。
これが、元人妻の……梨花ねえの……テク……。
「うぐっ……っ、う……っ」
喉から情けない呻き声が漏れた。
息が荒くなればなるほど、女の匂いが体内に染み込んでくる。
「ほぉら♡ ちんちんの先っぽぐりぐり〜♡」
亀頭の先端を擦る親指の腹が、ゆっくりと撫でるように円を描けば、ピリッとした鋭い快感が走る。
「うぁっ……っ! や、やめ……っ!」
腰がビクンと跳ねた。
けれど、梨花ねえの指は止まらない。
容赦がない。
「だ〜め♡ そんなにびくびくしてもやめてあげないよー? だって〜、それ〜、男が気持ちよくなってる時の合図じゃんねー?♡」
「これは……っ、ちがっ……っ!」
「えー? でもさっきより大きくなってるし、先っぽヌルヌルしてきたんだけど〜?」
「だから、それはっ……梨花ねえが触るからだろっ……!」
「んー? それにしてはちょっとビンカンすぎないかなー? ……あー、もしかして、人に触られるの、初めてだったりしてー?♡」
「ち、ちが……っ!」
咄嗟に口をついた嘘。
慌てて否定するも詰まった言葉は、梨花ねえの指摘が図星であると肯定しているようなものだった。
「ふぅん……?じゃあさぁ、何人とエッチしたことあんの?」
「……っ!!そ、それは……」
「言えないってことは、やっぱり……♡」
梨花ねえの声が急に低く、耳の奥へと絡みついてくる。
そして意味ありげな溜めを、一呼吸置いたかと思うと──。
「……童貞く〜ん♡」
「ちがっ……彼女いたことくらいあるしっ!」
必死に吐き出した反論。
でも、間違いじゃないんだけれど。
「へぇ〜♡ じゃあエッチもしたんだ?」
「キスまで……だけど……」
「んふふっ……やっぱりねぇ♡ かわい〜♡」
俺の精一杯の虚勢をあっさりと突き崩した梨花ねえがくすくすと笑う。
指先の責めは止まらない。
それどころか、手指は竿の根元から先端へ、ゆっくりと絞るように──。
──ぐちゅぅぅぅ……♡
「ふぁっ……あ、あぁっ……っ♡」
意識がぶっ飛びそうになる。
「童貞くんにとっては、女の人にちんちん触られるだけで、天国みたいでしょ?♡ こうやってほら……手でちょっと締め付けてやるだけで……♡ 情けない声漏れてんぞ~♡」
「だ、だめ……っ、こんなの、俺……っ♡」
頭では拒否している。
でも、身体はどんどん快感に染まっていく。
腰が勝手に竿を前へ突き出して、ぴくぴくと震えてしまう。
「ほらぁ♡ 童貞ちんちん♡ こーんなにおっきくしちゃって〜……♡ お姉ちゃんのお手々はきもちぃかー?柔らかいかー?」
「おま……っ、は、はなせっ……あぁっ♡」
──しゅこっ♡ しゅこっ♡ しゅこっ♡
「『うんっ♡ 梨花ねえのおててきもちぃ~~ん♡』……だってさー♡」
「ちがっ、ちがっ♡ ちが……ぁ……あぁっ♡」
『すりゅっ♡』と指が軽く擦るだけで、先端から『びゅくっ♡』と汁が漏れ出す。
唇を尖らせてバカにするように囁く梨花ねえを否定したい気持ちでいっぱいだが、動かぬ証拠を優しく撫でつけられては、言葉が喉の奥へと引っ込んでしまう。
膨らみに沿って手のひらがゆっくりと上下し、細くて長い五指が時折『きゅっ♡』と締め付けてきて。
アクセントの効いた梨花ねえの手業の前に、腰の奥からどんどんと熱い塊がせり上がってくる。
「ふふ……ねえルイくん……もう限界なんでしょ?♡」
耳元で囁かれる声はどこまでも甘く、抵抗しようにも股間を揉み込まれる快感のせいで抜けた力では、梨花ねえの巨躯をどかすことすらままならない。
「ルイくんってさ、正直になれないタイプだよねー?♡ 童貞くんが無理して強がったところで、もっと虐めたくなるだけだっつーの♡」
「ちが……っ、おれは……っ、そんなこと……っ」
「んじゃ、認める?♡ あーしのパンツで、シコシコしちゃったって……♡」
「うっ、ううっ……ちがっ、ちがうっ……!」
「嘘つき♡ 認めちゃいなよ〜♡ 認めたら楽に気持ちよくなれるかもよ〜?♡」
──カリカリカリ……♡
湿っぽい言葉と共に、カリ首の裏を爪の先で引っ掻かれて。
「あ"っっ♡♡♡」
「んふっ♡ やっぱ男ってみ〜んなココ弱いよね〜♡ ……童貞くんだし〜、皮被ってるのかな〜?」
揶揄うような声音。
裏筋をなぞるように、梨花ねえの指先はカリの溝を『カリカリ♡』と執拗に責め立ててくる。
「ほらほら〜♡ 早くお姉ちゃんに参ったしないと、指一本で情け無い射精させられちゃうぞ〜♡ それでもいいのか〜? ん〜〜?♡」
弱点を探り当てたとばかりに、何度も何度も往復を繰り返す指の先。
既に限界まで勃起しきっていたペニスはビクビクと痙攣し、少しでも気を抜けばその瞬間にでも暴発してしまいそうだった。
それなのに、梨花ねえの爪の先は決して決定的なものを与えてくれない。
絶頂寸前の状態で延々と寸止めされる感覚。
今にも溢れそうなコップの上にスポイトでひたすらに水を垂らしてくる……悪魔のような指の動き。
「はぁ、はぁっ……んっ、んぅ……っ♡」
無意識のうちに声が漏れ出ていた。
もはや取り繕うことなどできないほどに、追い詰められてしまっていて。
一方、そんな俺の様子を愉しげに、余裕綽々といった様子で舌舐めずりする梨花ねえのニヤついた顔がブラの僅かな隙間から垣間見える。
「じゃー、いーよ?ルイくんが正直に言えたら〜……♡ あーしの脱ぎたてのブラ、顔に押し付けながらしこしこして、びゅーさせてあげる〜♡」
「う、うぅ……っ」
「ほーら♡ 遠慮しないでいいから〜♡ 自分でするより絶対に気持ちいいと思うよ〜?♡ ほらほら〜♡」
──カリっ♡ カリカリカリっ♡
カリの裏を激しく引っ掻く爪の先の動きに合わせて、自然と動いてしまう融通の効かない足腰。
指先一本で言う通りになってしまう自らの下半身に辟易しながらも、本能に逆らうことはできなかった。
梨花ねえの指に向かって、自然と腰を突き出していた。
「ん〜?それは『やって欲しいよ〜♡ お姉ちゃんにのお手々でシコシコされたいよ〜♡ ブラジャーの匂い嗅ぎたいよ〜♡』ってことでいいのかな〜?」
射精したい。
今すぐ思い切り扱いて果てたい。
そう思う反面、同時にそれをすれば二度と引き返せなくなる予感もあった。
なのに、梨花ねえは一切の容赦がない。
「ほら、早くどうして欲しいか言わないと、このきもちぃのやめちゃうよ〜?♡」
梨花ねえの全身によって廊下の壁に磔にされた俺は、抵抗することも許されずにされるがままになっていた。
俺の股間を撫で回す梨花ねえの巧妙かつ的確な手つき。
まだ直接触れていないのに……。
ズボン越しだというのに……。
今までにないくらい張り詰めたそれは、鈴口の形までくっきりと浮き出ているのが自分でもわかるほどで。
浮き出たカリ首の周りをくるくると円を描くようになぞられて、じわぁっと溢れ出してくる我慢汁。
梨花ねえの身体という圧倒的な存在に押し潰された俺は、首を縦に小さく振るわせることしかできなかった。
「なにそれ〜♡ やっぱあーしにシて欲しいんじゃん♡」
そういうや否や、シャツの中に手を突っ込むと、梨花ねえは自分の背中側に手を回して──。
「やっぱり童貞って、ちょぉ〜っといじめてあげると、すぐボロが出ちゃうもんね〜♡ ……なんだっけ〜?梨花ねえのことは、“女”として見れないんじゃ無かったっけ〜?♡」
「うっ、あ、あっ……んぁあっっ!!」
指先でつまむように扱かれていた肉竿。
根元から竿全体をぎゅっと握られた途端、全身に電流が走った。
視界がチカチカして、喉の奥から声にならない叫びが漏れる。
それだけじゃない。
「あーあ、おちんちん『びくんっ♡ びくんっ♡』だってさー……♡ こんなえっちな弟を持ってお姉ちゃんは心配だぞー?」
わざとらしく揶揄いながら、梨花ねえは指で作った輪っかを竿の先端に被せて、上下にゆっくりと動かしていく。
その動きに呼応するように、俺の腰に溜まった熱が暴れ回る。
何度も繰り返される執拗な寸止めによって感度は最大値に達し、先走り汁がとろとろと溢れて止まらない。
「で?なんだっけ?ブラの匂い嗅ぎたいんだっけ〜?♡」
──ぱちんっ♡
ブラのホックを外す音。
「ほら……♡ 今つけてたやつ♡ 匂い嗅いで、もっと勃たせなー?」
むわぁ……♡
カラカラに乾いたパッドから、生ぬるく湿ったパッドへ。
蒸れて湿り気を帯び、籠もりきった雌臭が濃厚に匂い立つブラの内側を、直に、鼻先に押し付けられた。
「んぐ……っ!?」
生温かい湿気を帯びた空気が顔を包み込む。
柔らかな綿素材が頬を撫でる度に、産毛が逆立ち、背筋にゾクゾクとしたものが走っていく。
「はーい♡ どーかなー? あーしのムレムレ脱ぎたてブラの匂いは? いい匂いする〜? 今まで付き合ってきた男の性癖、たくさんぶっ壊しちゃった極悪デカパイの谷間の匂いは〜?♡」
「んんっ……んぐっ……んんんっ……♡♡♡」
「あははっ♡ なに言ってんのかわかんにゃーい♡」
押しつけられたそれから漂ってくるのは、普段嗅いでいるボディソープやシャンプーの匂いではなく、女性のフェロモンそのものみたいな濃密な匂い。
視覚を奪われ、嗅覚も奪われ。
ブラの内側から立ち昇る蒸気と熱気を、仕事で疲れた身体に容赦なく注ぎ込まれていく。
甘酸っぱくて、どこか懐かしいような、女の匂い。
「いいこと教えてあげるー♡ 今ルイくんの顔を覆ってるブラは、夜寝る時用のブラで〜……♡」
「しばらく洗ってないんだ〜……♡ 一週間くらいかな? 谷間でかいたあーしの寝汗、たっぷり吸って、ちょーっと匂いが濃くなってると思うよぉ〜♡」
梨花ねえの言葉ひとつひとつが、理性を揺さぶる。
ブラの内側に閉じ込められたフェロモンが逃げ場を失い、充満して、次第に呼吸のスパンが短くなっていく。
だけどそんなことお構いなしに梨花ねえは、耳に唇を寄せ、囁いてくる。
「こんな匂い嗅がされながら『びゅ〜♡』ってしちゃうと、も〜っと気持ちいいよ〜? 性癖書き換えられちゃうくらいに……♡」
自らの末路をもろに想像させられる。
義理とはいえ、姉のブラの匂いを嗅ぎながら無様にイってしまう自分。
そんな未来が脳裏をよぎり思わず身震いした。
こんな状態で出すなんて、もってのほかなのだ。
「あはは♡ 想像しちゃったっしょー? 『びゅ〜♡』って囁いた瞬間、ココ、ぴくって動いたもんねー?♡」
指先でとんとんと叩かれる膨れ上がった布地。
その下には射精直近でガチガチに勃起した肉棒があって……。
それは自らの意思に反して、今にも暴発しそうなくらいに脈打っていた。
「ん"ぁっ♡ り、梨花ねえ……そ、それやばいっ……♡」
「ん〜? どれのこと〜?」
耳元に吹き込まれる甘ったるい声。
ニヤニヤと意地悪く笑う梨花ねえの顔が脳裏をよぎるも、股間の膨らみを撫でるように往復する指先のせいで思考が散漫になってしまう。
「はぁっ、ふぅっ、はぁっ……♡ んっ、んっ、んっ……♡」
必死に呼吸をしようとするが、鼻腔を通り抜けるのは、やはり雌の濃厚すぎる甘酸っぱい匂い。
ブラの内側にたっぷりと汗が染み込み、えっちな匂いとして熟成が進んだ梨花ねえの体臭。
「それ……っ、そのブラ……っ」
「それってどのブラのことだろー? ちゃーんと言ってくれなきゃわかんないな〜?」
分かっているくせに。
わかってて言わせようとしているくせに。
それなのに、身体は勝手に動く。
自ら肉棒を差し出し、必死に媚びを売るように腰を振ってしまう。
せめてもの抵抗として声を漏らさないようにするも、漏れ出た音はひどく情けないものだった。
「ほら、ちゃんと正直に言えたらご褒美あげるから〜♡ 『梨花ねえのブラの匂い嗅ぎながら、梨花ねえのお手々でびゅ〜したいです♡』ってさ♡ あはっ♡」
それは悪魔の囁きだった。
耳をくすぐる甘い響き。
脳ミソを直接溶かすような蠱惑的な音。
「ほらほら〜♡ スーツの上からでも、こうして優しく握ってゆっくりシコシコしてあげたら……♡ クスっ♡ バカになっちゃうでしょ〜?」
「あ"っっ♡ あっ、あっっ♡ あぁぁぁっ♡」
先程までの葛藤は一体全体何だったのか。
スーツ越しに浮き出た竿を布越しに掴まれ、絶妙な力加減で扱かれる。
それだけで頭の中が射精一色に染め上げられる。
「はぁーっ♡ はぁっ♡ あっ、あっ♡ んんんっっっ♡」
梨花ねえの大きな手のひらに包まれたそこは、まるでマッサージを受けているかのように心地よく、しかし強い力で握り締められると、義理の姉の手の中で『どくんどくん♡』と脈動を繰り返す。
「ほ〜ら、ちんちんよしよし〜♡ しこしこ〜♡」
耳元で囁く梨花ねえの声。
その声に合わせて、ゆっくりゆっくりと上下に扱かれる肉棒。
指先の一本一本が竿の凹凸を確かめるようにして這い回り、抵抗の薄膜が一枚一枚丁寧に剥ぎ取られていく。
「うっ、あっ……んん……っ♡」
「あーしのブラの匂い嗅いで、あーしの手でいじられて、びゅーしたいんだよね〜?♡」
「……ッッ♡ ふぅっ、ふーっ、ふーっ♡」
「うんうん♡ ルイくんのココみたいに、頭も早く素直になっちゃった方が気持ちがいいぞ〜?♡」
「やっ……♡ で、でもっ、お、俺はぁ……ッッ!!」
股間を揉まれてブラを被せられて、自ら腰まで突き出しておきながら、口をついた言葉は最後まで続かなかった。
その先を言う前に、梨花ねえの指が俺の言葉を遮ってしまったからだ。
人差し指で、つんつんとつつくように。
たったそれだけのことで、情けなくビクっと腰が引けてしまう。
「んー? なぁにー? 聞こえないけどぉー?」
「あっ、あっ、あっ……♡」
「もう……しょうがないな〜……♡ ちょっとだけサービスしてあげる♡」
ごうをにやした梨花ねえの手がスーツのベルトを外しにかかる。
「えっ……あっ、ちょっと……!」
抵抗する間なんてあるはずもない。
慣れた手つきでするすると、腰のベルトを解いた梨花ねえが、ズボンを下着ごと引きずり下ろす。
「あっ……!!」
勢いよく飛び出す愚息。
スーツの中で擦られてぬるぬるになったそれを、じっと見つめる梨花ねえ。
見られている。
そう思った瞬間、天を仰ぐ息子が恥ずかしげもなくビクビクと震えた。
「あっはは〜♡ ちっちゃ~……♡ それに~、あーしが見てるだけでコレなんだからぁ〜♡ ホントに男の子って単純だな〜♡」
「こ、これでも平均サイズで……ぁッッ♡」
──くちゅっ……♡
楽しそうに笑う梨花ねえの細い指先が、そそり立った陰茎を捉えた。
優しく包むように握り込まれて、ゆるゆると上下に動かされると、それだけで甘い快感が背中を駆け巡る。
「んっ……くぅ……っ♡」
「どう? あーしの手コキは♡」
──くちゅっ……♡ ぬちゅっ……♡ ぐちぃっ……♡
「……んぁッッ♡」
「あははっ♡ かわいい声我慢しないでいっぱい喘いでいいんだぞ〜?♡」
初めて異性に、それも義理の姉に性器を愛撫されているという状況。
オナニーとは異なり他人の手で与えられる快感はあまりにも圧倒的で、思考回路があっという間に乗っ取られていく。
自分の手ではこうはいかない。
「あっ、あっ、あっ……んんんっ♡♡」
甘い喘ぎが口の端から漏れ出す。
必死で歯を食いしばり、漏れ出る声を抑えようとするものの、梨花ねえの巧みなテクニックと柔らかな手のひらの感触に翻弄されるばかりだった。
「あはっ♡ 我慢してる声、すっごいエロいじゃん♡」
「だ、誰のせいだと思って……っ! あ"っっ♡」
「んー? あーしのせいだって言うの?♡」
ブラの向こう側でほくそ笑む梨花ねえの顔が脳裏に浮かぶ。
「ルイくんがぁー、私のパンツでシコシコしちゃったせいだかんねー?♡」
梨花ねえの言葉にカッと頬が熱くなるのを感じた。
「ち、ちがっ……あれは不可抗力というか……事故みたいなもので……」
「ん〜? さっきまで『そんなことしてない〜』って言ってたのに〜?」
「そ、それは……その……」
「あれあれ〜? いきなり歯切れ悪くなってどしたの〜? さっきまであんなに偉そうだったのに、急におとなしくなっちゃって〜♡ やっぱ男の子はココを躾けてあげると、素直でいい子になるんだね〜♡」
「あああぁぁぁっっ♡♡♡」
俺のモノを握る梨花ねえの指に力が込められる。
根元から先端に向けて搾り取るように上下運動が始まると、俺は堪らず嬌声を上げた。
カリ首の裏側を指で引っかけるようにして擦り上げられれば、背筋を走る甘い痺れに腰が砕けそうになる。
それと同時に押し寄せてくる強烈な尿意。
絶頂がそこまで迫っていることは火を見るよりも明らかだった。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あ"あ"っっ……♡♡」
「んふふ〜♡ そろそろイキそ〜?♡」
「う、うんっ、出るっ、出ちゃうっ!」
「はい、ストップ〜♡」
「えっ!? なんでっ!?」
あとひとコキ。
いや、数センチ手が動いていれば出せたのに……というところで梨花ねえの手が離れていく。
「んふふ〜♡ ルイくんったらぁ〜♡ だーめっ♡ あーしのブラ嗅ぎながら勝手にイッちゃおうなんてぇ〜♡ だーめでーす♡」
「だってっっ♡ だってぇぇ……♡♡」
名残惜しいどころの騒ぎではない。
もっと触って欲しい。
もっと気持ちよくなりたい。
そういった感情が頭の中でぐるぐると渦を巻き、出口を求めて荒れ狂っていた。
「ん〜?♡ どうしたの〜?♡ 言いたいことがあるならちゃんと言わなきゃわかんないよ〜?♡」
ブラの向こうから微かに伺える梨花ねえの嗜虐的な視線。
目の前のブラからはむせるほどの甘い匂いがする。
それは紛れもなく、さっきまで着ていた梨花ねえのブラで──。
「ほらほら〜♡ ブラの匂い嗅ぎながらシコシコして欲しいんじゃなかったの〜?♡」
今すぐにでも自分で握って出してしまいたい衝動に駆られていたものの、俺を壁に押さえつけるようにして全体重を預けてくる梨花ねえの柔らかな身体の前に身動きが取れない。
「だからルイくんが素直になったら続きしてあげるって言ってんのに〜♡ ほーら、はやくぅ〜♡」
だけど。
それでも俺は、これ以上義理の姉と一線を超えるわけにはいかなかった。
一線を超えてしまえば、取り返しがつかないことになる。
もしそうなったら──。
「ほらほら〜♡ 観念しなってば〜♡」
もしもこの先……。
「早く〜♡」
梨花ねえとの関係も終わってしまうだろう。
それならいっそのこと。
俺は……俺は……俺はぁ……!
「そっかそっか〜♡ じゃ、ルイくんのちんちんに首輪つけて、素直にさせてあげるかんね〜♡」
なのに俺は、その言葉の意味を理解するよりも早く──。
「はい、これがルイくん専用の首輪ね〜♡」
ふいに耳元で囁かれた言葉。
ゾクリと震える背筋。
──にゅる……♡
何かが巻きつく感覚。
次の瞬間、指の輪が俺の先端にピタリと嵌り、ぬめりのある亀頭が、その輪の内側へ『ぬるり♡』と飲まれていく。
そして指が絡まるように巻きついてきて、『ぎゅうっ♡』と締め付けられてしまった。
「うぁっ……っっ……♡♡」
さっきまでとはまるで違う。
外側から包まれていた感触とは違い、今度はピンポイントで締め上げられるような圧迫感。
だけどその圧は、決して痛くはない。
むしろギリギリで出せないとわかる絶妙な締めつけ。
「ひゃっ……!? な、なにっ……っ!?♡」
「ほーら♡ 素直に感じな〜♡」
視界はブラの裏地に覆われて、耳に届く梨花ねえの声だけが状況を伝える唯一の手がかり。
その間にも、梨花ねえの指先が、『ぐっ♡ ぐっ♡』と竿の根元を締め付けてくる。
そしてそれは、『ゆるり……♡ ゆるり……♡』と、上下に動き出した。
やばい。
見えない分、感覚が鋭くなっている。
締め付けはただの手コキとは違った。
輪っかに挿し込まれてる──それだけで、支配されている感覚が全身を満たしていく。
「んふふ〜♡ ルイくん、だんだん鼻息荒くなって、おバカなお顔になってきてるよぉ〜?♡ 手じゃなくて、指でシコられてるだけなのに、イキそ~になっちゃうんだ~」
耳元に届く梨花ねえのくすくす笑い。
目の前はまださっきまで彼女がつけていたブラのカップで覆われたまま。
柔らかくて、甘くて、少しだけ汗ばんだ布地の感触。
鼻の奥を埋め尽くす、女の残り香。
ほんのり残った体温と、汗と皮脂と香水とが混ざり合った濃厚な匂い。
「はい、ここがルイくんのイキ癖スイッチ♡ くちゅくちゅくちゅ〜♡」
「ひぁっ……ぁああっっ♡♡ そ、そこっ……やばっ……♡」
亀頭の裏をゆっくりと回転しながらコキ下ろされた指のリングが、根元からカリの溝へとゆっくりと移動し、締め付けながら『ちゅこちゅこ♡』と小刻みに動く。
微動だにできない竿。
竿がまるごと梨花ねえの意志の中に閉じ込められてしまったような、そんな錯覚に陥る。
「えっちぃこと考えると、ちんちんがどんどん暴れん坊になっちゃうね〜♡」
「やっ……ぁ……ダメだって……こ、こんなこと……!」
でも、身体の反応は正直だった。
逃げ場のない締め付けによる快感。
自らコキ出すような激しいオナニーの動きとは全く違うのに、梨花ねえの指がゆっくりと動くだけで、今まで経験がないほどに気持ちがいい。
そして。
──ぬちっ……♡ くちっ……♡
「ほら、またイキそうになってる〜♡ はい、ストップぅ♡」
「んあっっ♡ ぁ……あああ……っっ……♡」
寸止め。
また、寸止め。
息を詰まらせ、脚をつっぱらせたまま堪えて、けれど逃げ場を失った熱が暴れ回る。
何度も。
何度も。
『ぐちゅぐちゅ♡』と締め上げられて、またギリギリのところで引き戻される。
「しょ〜じきになったら、きもちよぉ~く、イかせてあげるのにぃ〜♡」
「う……うるさい……っ♡」
頭が熱い。
心臓がうるさい。
視界がないのが怖い。
怖いはずなのに、今だけは見たくない気もした。
自分が置かれている状況を認めるのが。
自分がどれほど情けない顔してるかを知覚するのが──。
梨花ねえで……梨花ねえを……そんなふうに……これ以上姉弟じゃなく見てしまうのが──。
自分が間違いを犯すことが何よりも恐ろしかった。
「ルイくんってばさぁ〜、こんなにもちんちんおっきくしちゃってるのに〜♡ ほんとは『びゅ〜ぅ♡』ってしたいんでしょ〜?」
「ち、ちがっ……違うし……っっ!」
「そぉ〜?♡ じゃあ、ちゃんと否定してよ♡ あーしに抱きつかれて、指でちんぽコキ倒されて、脱ぎたてのブラジャーの匂い嗅がされながら、イク寸前にされてるのに……♡ 梨花ねえは関係ないって言ってみなよ♡」
言えるわけがなかった。
全身を押し潰すようにしなだれかかってくる豊満な身体。
顔にかけられたブラの甘く濃厚な匂い。
耳元に吹きかけられる熱の籠った吐息は湿っぽく。
肉竿の表面を上下する指輪っかのテクニカルな動きなんて、童貞の俺が耐えられるはずがない。
梨花ねえの全てが股間にクる。
そんな状態なのだ。
「……やっぱ、あれかな?」
不意に梨花ねえの声のトーンが落ちた。
しかしその声は、しっとりとした熱気を孕んでいた。
「ルイくん……もしかして、あーしのこと……襲っちゃうかもって思って、我慢してる?♡」
「な……っ!? ち、ちがう、ちがっ……!♡」
「ん〜〜、でもおちんちんのせいで、ルイくんは正直かなり理性とんでるみたいだけど〜?♡ このままだとさ〜……♡ いつか間違えちゃうんじゃない? 義姉に襲いかかっちゃう系男子〜♡ や〜ん♡」
「い、いや、そんなことっ……」
耳元で囁かれ、ゾクリと震える。
当たらずとも遠からず。
梨花ねえに射精なんかさせられたら、梨花ねえのことをますます意識してしまうに違いない上に、梨花ねえを性の捌け口にしかねない不安もある。
……だが。
しっとりと上下する指輪っかのせいで、心の内ではすでに禁断の果実をかじりたい欲望の方が勝ってしまっていた。
竿を締め付ける指の輪っかが一往復するたびに募っていく射精欲求。
反対にどんどん失われていく理性。
本当は今すぐにでも精をぶちまけたい。
梨花ねえの手で思いっきり搾り取ってもらいたい。
梨花ねえの身体に押し潰されながら、甘い匂いに包まれて、空っぽになるまで精をコキ出してもらいたい。
だから俺は最低な理由を探してしまっていた。
出してもいい理由を……。
梨花ねえを性の捌け口にしてもいい理由を……。
「……うーん、じゃあさ?」
梨花ねえの声が、少しだけ優しくなった。
「だったらさ、ちょっとだけ安全策取っておこっか?」
「え……?」
「ねーちゃんを襲えないように……ルイくんのちんちん、鍵付きのケースに入れとこ?♡」
「……は?」
「だってその方が安心じゃない?♡ あーしもお風呂とか部屋で気ぃ抜けるしぃ♡」
「な、なに言って……そ、そんな……」
「大丈夫大丈夫♡ ちゃんとイカせてから入れてあげるから♡」
再び、指輪っかが『ぎゅぅっ♡』と締まる。
「ふあっっっ♡♡」
「ほーら♡ 指でちょっと締め付けただけでビクビクしちゃって……♡ これはもう必要な対策じゃんね~?♡」
「で、でもっ……そんなの……ッ」
「んふふ〜、やだやだって駄々こねるおちんちんには〜……ご褒美、あげられないかも♡」
──くちゅっ♡ くちゅっ♡
──ぐにゅっ♡
──きゅううぅっ♡
「あ"ッッ──♡」
また寸止め。
またストップ。
睾丸の中で精子が出口を求めて暴れ狂い、もう何がなんだかわからない。
「ねー、だってルイくん、意外と凶悪な……ぷぷっ……♡ おちんちんしてんじゃーん♡ こんなおちんちんで襲われたら……クスっ♡ お姉ちゃん一発で堕とされちゃうかもしれないし〜?♡ 何よりいい歳の男女が一つ屋根の下暮らすんだから、万が一のことも考えなきゃいけないっしょ〜?♡」
「いや、だ、だからってこんなの……っ!」
「えー?♡ 嫌なのー?♡ これじゃーあーしが無理矢理してるみたいだし〜?♡」
そんなことを言いつつも、梨花ねえは動きを止めてくれない。
指の輪っかをゆるゆると動かしつつ、俺が逃げられないように体重をかけ、更に顔を近づけてくる。
目の前に迫る梨花ねえの整った顔立ちがブラの隙間から垣間見える。
小麦色の肌と垂れ目気味の大きな目に、ぷるんとしたピンク色の唇。
普段は化粧で隠しているが、メイクを落とした顔は意外にも幼さが残っていて可愛らしい。
「ね?♡ これでお互い合意の上ってことにしよーよー♡ ルイくんは梨花ねえの身体でお射精ができて、きもちぃ♡ あーしは今後ルイくんに襲われる心配がなくなる♡ ウィンウィンの関係ってやつじゃん〜?♡」
明らかにおかしい交渉。
意味不明な利害関係。
だけれども、急所に通された指の輪っかは外れることなく、もどかしい刺激を与え続けてきて。
同時に、玉袋を転がすように撫でる手のひらは、その弾力を楽しむように柔和なタッチで揉み込んでいた。
股間のモノを玩具のように扱うそのやり方は、まさしく魔性の女と言えるものの、一方で、時折挟まる優しい愛撫のせいで、脳内へ『犯される側』としての感情を植え付けていく。
射精寸前で止めて、自らの要求を通す。
そんな梨花ねえの手管によって、焦らされて、高められて、既に正常な判断なんてできないでいた。
「ねーねー♡ そしたらさ〜♡ ルイくんが〜、あーしに黙って〜、あーしのパンツでシコシコしたこと、許してあげる……♡」
「そ、そんな……っ、バカ……っ」
唾を飲み込んだ音すら、やけに大きく耳に響いた。
何がバカなのか、自分でももう分からない。
でも、頭の奥では確かに、いやらしく、甘く、とろけきった声が響いていた。
『びゅぅ〜……♡』
脳がそのことしか考えられなくなっていた。
寸止めの波状攻撃。
射精寸前で幾度となく引き戻された末に、すっかり溶けてしまった判断力。
「ふ〜ん、そっか〜。ルイくんはやっぱり、お姉ちゃんのこと襲うかも……って、思っちゃってるんだ〜……?♡」
ぽそっと囁かれたその声が、まるで俺の罪を肯定するかのように優しくて……それが逆に突き刺さる。
「じゃあ、ね。自分を守るためにも……預けてくれるよね?♡」
「…………」
もう逃げ道なんてなかった。
思考は混乱し、身体は限界を超えて疼いていた。
もうとうに一線は越えてしまっている。
あとは、ただ──。
「……お願い、します……」
「え〜? なにが? ちゃんと言葉にして♡」
「……俺の、ちんちん……っ」
「うんうん♡」
「お姉ちゃんに……預けるから……っ」
「それでー?」
「だから……だからぁ……イかせてください……っっ♡♡」
自分の口から漏れたその言葉が、遠くで誰かの声のように響いた。
そして、梨花ねえの口から出た言葉は、俺が今最も必要としている言葉だった。
「……んふふ〜♡ よく言えましたぁ♡ それじゃぁ、ご褒美にぃ……えっぐぃ射精、させてあげるかんね〜♡」
──ぎゅうぅっ……♡
「んぁあああぁっ……♡♡♡」
その瞬間、竿の根元に巻きついていた指の輪っかが、『ギュンッ♡』と意志をもって締まり出す。
ただの締め付けではない。
まるで『ここから先はもう全部あーしのもの♡』とでも告げるように、絶妙な強さと温度とで俺を包み込んできたのだ。
(あ……)
さっき彼女が言った『首輪』って言葉が、まさかこんな形で現実になるなんて。
梨花ねえの指の輪っかが締め付けているのは、俺のちんちんだけじゃない。
俺という存在そのものに巻きついて、主導権ごと絡め取ってくる。
まるで巨大な梨花ねえの長くて太い指が、小さく縮こまった俺の首にぐるぐる巻きついて、『ぎゅうぎゅう♡』と締め上げながら、男としての自由も、尊厳も、何もかも奪っていくようで……。
外せるはずのない首輪を、梨花ねえの手で嵌められて……ペットにでもなった気分。
「んふふ……♡ これでルイくんは、もうあーしのモノってことでい〜よねぇ?♡」
その締め付けは、俺の肉体の一部を彼女の支配下に置いた証。
そのたった指一本分の輪っかが、俺と梨花ねえの間に埋めようのない格差を刻み込む。
抗うことも、訴えることもできない。
ただ、抱き込まれ、受け入れさせられていく。
二人とも口には出さなかったものの、アパートに蔓延していた扶養者と被扶養者という関係。
その緩い上下関係が、梨花ねえのたった指の輪ひとつで、ひっくり返される。
静かに、でも確実に──俺の男としての尊厳を更新していくような感覚だった。
「あ〜……♡ 今、もしイっちゃったら……ルイくん、もうあーしのこと忘れられなくなるかもね〜……♡ まぁいっか♡ どうせちんぽケースにしまっちゃうし……♡」
身体の内側に詰まった何かが、グッと睾丸から引っ張られるような感触。
それを出してしまえば取り返しのつかないことになると、理性が叫んでいた。
(やっ……やばいっ……っ♡♡)
だけれども、顔にはさっきまで彼女の身体に吸い付いていたブラジャー。
内側のパッドが肌にぴったりと密着して、まるで頬ずりされているみたいにぬるく。
脳の裏側にまで届く、甘く、熟れた果実のような匂い。
ただの女の香りじゃない。
梨花ねえの匂い。
それが顔中を覆い尽くし、呼吸のたびに意識まで蕩けていく。
「ほらほらぁ♡ 我慢しないでたくさん匂い嗅いで〜?♡ あーしのブラの匂い、いっぱい吸い込んで〜?♡ もっとバカになって、お姉ちゃんの指がきもちぃことだけをちんぽに教え込んであげようね〜♡」
──くちゅっ……♡ ぬちゅっ……♡ ぬりゅぅぅぅ〜……♡
「っっく、あぁぁ……っっ♡♡♡」
肉竿の表面の凹凸をねぶり上げながら、指の輪っかがゆっくりと上下を繰り返す。
中に詰まった何かが、グッと睾丸から引っ張られるような感覚が全身を駆け巡る。
腰の奥の何かがねじれて、引き抜かれていく……そんな感覚。
「じゃあ、このままぜ〜んぶ、ねぇちゃんがちんちんの奥から搾り取ってあげるからね〜……♡」
──くちゅっ♡
──ぐちゅりっ♡
──ぐにゅぅぅぅっっっ♡♡♡
根元まで一気にコキ下ろされた指の輪が、深く食い込んできたかと思ったら。
──ぐりゅりゅりゅりゅっっっ♡♡♡
裏筋に沿ったリングが亀頭目掛けて一気に滑り上がってくる。
親指と人差し指で形作られた指の輪っか。
ちんちんにぴったりと嵌め込まれた肉のリングが、カリ首を引っ掛けながら扱き上げ、『きゅっ♡』と窄められた指の輪っかが亀頭の表面を通り過ぎる頃には、残された指たちがペニスの弱点を無遠慮に撫で回す。
「っっっっ!!!♡♡♡」
雷に打たれたような衝撃。
ガクガクと全身が震え、内ももが痙攣するように細かく振動し、全身の毛穴からは汗が噴き出し、喉仏が上下して息が荒くなってしまった。
「ほらほら〜♡ 出したいときに出していいからね〜♡ どうせ我慢なんてできないんだからさ〜♡ ……は〜い、ぴゅっぴゅ〜♡」
──くちゅっ♡ くちゅっ♡ ……ぬりゅっ♡
「ぅあ゛ぁぁぁぁあぁあああぁぁぁっっっ♡♡♡」
──びゅくっっ♡ びゅくっっ♡
──どぶっっっっ♡♡
──ドポッッ──♡♡♡
──ぶぴゅッッ♡♡♡
──びゅるるるる──ッッ♡♡♡
爆ぜる。
一気に腹の奥の睾丸が、『ぎゅぅうぅぅっ♡』と縮み上がり、精液という名の命が『どぷどぷ♡』と引き抜かれていく感覚。
それは気持ちいいなんてレベルじゃない。
気持ちいいを通り越して、意識を奪われたのかとすら思った。
梨花ねえの指の輪の中で、俺の意思とは無関係なまま、引き出され、搾られ、吐き出すことを強要される。
「やっば〜♡ こんなにいっぱい♡ 指で出しちゃったぁ〜♡」
ブラ越しに聞こえる声がやけに遠い。
梨花ねえの身体がのしかかるように、全身を押し潰してくる。
大きな胸、重い臀部、ぶっとい太もも。
どこを取っても、俺の体のすべてを包み込んでいて、逃げ道なんてなかった。
「ほ〜ら……♡ ちゃーんと見ててあげるから、梨花ねえのえっちな匂い嗅ぎながら、たまたまの奥の精子もぜーんぶ出しちゃえ……♡ ぴゅっぴゅぅ〜……♡ とぷとぷとぷぅ〜……♡」
びゅくっっ♡ びゅるっっ♡♡ どぷッッ──♡♡♡
どぷどぷどぷ……♡
竿の根元から先端にかけて、ゆっくりと往復を繰り返す指の輪っか。
射精中にも関わらず上下運動を続けるそれは、竿の中の残滓ですらも根こそぎ搾り取ろうとしているかのようだった。
「んっ……くっ……っっ♡♡」
──どぷん……♡♡♡
下腹部に溜まった精液が、さらに奥から引き摺り出され、尿道を通って外へとゆっくり排出されて、睾丸の中に溜まった分も全て、最後の一滴に至るまで絞り出すように繰り返される。
幸福の絶頂。
気持ちがいいところに重ねられる気持ちよさは、脳に認知の歪みを発生させて、梨花ねえが最高の快楽をくれるのだと誤認させていく。
あまりの快感に力が抜けて、脳の大事な部分が快楽で溶けていくようたった。
「全部出したかな〜?♡ ほら……びゅぅ〜……♡ びゅぅ〜……♡ 耳元で囁かれるのちんぽにキクでしょ?♡ ……もっと聞かせたげる♡ びゅぅ〜♡ びゅぅ〜♡ びゅるるるぅ〜……♡」
脳に直接響くような甘い声。
梨花ねえの口から紡がれた淫らな声に誘われ、最後の最後まで『きゅぅっ♡』と搾られるように射精が続き、射精が終わっても快楽の余韻だけが波のように引いては押し寄せてくる。
「……よーし♡ じゃ、ね♡ ルイくんのちんちん、預かりまぁ〜す♡」
指の輪っかが『ぬちゅっ♡』と引き抜かれたその後、ひんやりとした何かが竿の付け根を包み込んで──。
──カチリ……♡
鍵の音が、小さく鳴った。
それが『自由の終わり』だということに、この時の俺はまだ気づいていなかった──。
………
……
…
##P5 幕間@会社でムラムラ、ちんぽ人質に取られて上下関係を叩き込まれる
目が覚めた瞬間、股間に違和感があった。
ぴたりと肌に貼りつくような異物感。
寝返りを打とうとして、太ももがその何かに当たったとき。
──カチャ……。
小さく金属音が鳴る。
(……なんだこれ)
昨日の出来事が断片的に蘇る。
梨花ねえと壁にサンドイッチされて、身動き取れない状態でブラの匂いを嗅がされて……。
そのまま何度も何度も焦らされて、寸止めされて……。
訳がわからないまま、梨花ねえの提案に同意したと思ったら、意識が飛ぶくらい気持ちよくて。
だけど最後に何か冷たいものを股間にはめられて……。
(これ……あの時のやつ?)
自分の体に何かついているという感覚が、一日中消えなかった。
それが何なのか、何をするためのものなのかも正直わかっていなかった。
ただ自分では外れないという事実だけが、じわじわと重くのしかかってくる。
(ていうか、こんなの……アリなのか?)
出社してもなんとなく落ち着かない。
女の子がかがんだときに覗くうなじ、腕まくりしたシャツから覗く手首、ふとした瞬間に視界に入ってくる生足や揺れるスカート。
そういう些細な仕草に反応しかけるたびに、股間のそれが邪魔をしてくる。
(う……わ……っ)
うっかり下腹部に力が入ると、きゅうっと締め付けられる。
いやらしいことを考えたつもりはなかったのに、少しでも反応すればギチギチと咎められてしまう。
(……なんで、こんなことに……)
ムラムラしているのに、どうしようもできない。
そのもどかしさが、少しずつ苛立ちと不安に変わっていった。
(ていうか……俺、昨日……梨花ねえに……っ)
思い出すのも恥ずかしくて、すぐに首を振る。
でも、ダメだった。
脳裏には、彼女の匂い、指の形、触れ方、囁き声……全部が鮮明に浮かんできて……。
(あんなの……反則だろ……)
そして、同時にこみ上げてきた感情。
それは悔しさでも、怒りでもなかった。
もっとぼんやりしていて、正体のわからない、劣等感のような何か。
「──先輩、おつかれさまですっ」
突然の声に、反射的に振り返る。
「あ、ああ……おつかれ」
笑顔で声をかけてきたのは、隣の部署に配属されたばかりの後輩、白石。
社内ではアイドル枠と囁かれるほどの愛嬌のある子で、笑うと頬に小さなくぼみができるのが印象的だ。
「昨日の件なんですけど、ちょっとだけご相談いいですかっ?」
「あ、うん……」
気づけば自然と距離が近かった。
それだけでなく彼女の指先が、軽く俺の腕をポンと触れてくる。
「──先輩って、こういうとき頼りになりますよね~」
「あ、そ、そう……?」
たいした会話じゃない。
ただほんの少し。
距離が近くて。
笑顔が可愛くて。
言葉の端に親しみがあって。
その全部が妙に心に引っかかった。
だけど。
「……っ」
たったそれだけのことで、下腹部がきゅっと疼いた。
(……や、やば……っ!)
焦りとともに、全身の毛穴から変な汗が噴き出す。
「ご、ごめん、ちょっと……」
白石の言葉を遮って、その場を逃げるように離れた。
トイレの個室に滑り込んで、ドアを閉めて息を潜める。
「くそっ……!」
ベルトに手をかけて確認しようとして思い出す。
それはもう、俺の自由にはならない。
(……俺、何やってんだ……)
昨日の感覚がフラッシュバックする。
梨花ねえ。
指の輪。
ブラの匂い。
甘い声。
そして、最後のあの鍵の音。
あの瞬間から、もう自由なんかじゃなかった。
(マジで……やばいって……)
なのにムラムラは収まらない。
トイレの個室で、金属の入れ物の中で膨らみかけたそれが皮肉なまでに存在感を主張していた──。
………
ただいまの声も出す気になれなかった。
玄関のドアを開けた瞬間、まず耳に飛び込んできたのは、テレビのやたらと甲高いバラエティ番組の笑い声とその合間に混じる、袋をズルズルと漁る音。
「……っ」
ため息と一緒に靴を脱ぎ、スーツのジャケットを壁に掛ける。
リビングのドアを開けると、ソファに寝転がる梨花ねえの姿があった。
足はテーブルの上に投げ出されていて、手には開けかけのポテチ袋。
服装はというと、ゆるっとしたTシャツに、ぴったりと太ももに食い込むショーパン一枚。
まるで自分の家か何かと勘違いしてるんじゃないかってくらいに、だらけきっていた。
「ル〜イくん、おかえり〜」
「あーし今日さ〜、なんだかめっちゃ疲れちゃって〜、ご飯とかテキトーでいーからぁ〜」
俺の顔を見ることもなく、手だけをひらひらと振る。
ソファに背を預けたまま、膝を開いて、だらしなく。
(……なんで俺がこの人の面倒まで見なきゃいけないんだよ……)
冷蔵庫を開ければ弁当の食い残し、炭酸飲料の空き缶、チョコレートの包装紙。
まるで一人暮らしを始めた男子大学生の冷蔵庫そのもの。
そのどれもに、俺の知らない誰かとの生活感がこびりついているような気がしてなぜか妙に苛立ってくる。
「ねー、ルイくーん♡ ごはんは〜? 作ってくれる〜?」
そんな俺にリビングから飛んでくるあまりにも気安い声。
「洗濯機、回してないからお願いね〜♡ あ、乾燥までセットしといて〜♡」
「……っ」
一言ずつが、じわじわと心に突き刺さる。
ため息をつきながらキッチンへ向かえば、流しには使い終わったままの皿が放置されていた。
シンクの端には、米粒が乾いて皿にこびりついていて、箸は交差して投げ出されている。
俺がよそうはずの飯は、炊飯器の中に冷めたまま固まっていた。
「……は?」
リビングを見渡せば、床にはコンビニのレシート、脱いだままのフリース、抜け落ちた長い髪。
掃除機なんていつかけたんだか。
俺が住んでいるはずの部屋なのに、そこにあるのは、俺が養ってるような女の痕跡だけ。
(……限界だ)
「……ちょっと、さすがに俺だって疲れて帰ってきてんだよ!?」
声が出た瞬間、それが自分の口から出たことに驚いた。
でも止まらなかった。
「少しくらい自分で……! って、おい! 聞いてんのかよ!!」
勢いのままにリビングに戻ると、梨花ねえはソファの背に頭を預けて、だらしなく大あくびをしていた。
Tシャツの首元がずり下がって、でかい胸のラインが丸見えに。
それだけならまだしも乳首が透けていた。
「……っ!」
桃色。
一瞬で視線を逸らす。
だが、血が頭に昇っていた俺は、そのままの勢いで足を踏み出す。
「ちょっとは手伝って──」
が、言葉の途中で梨花ねえがソファからすっと立ち上がった。
それだけのことなのに、全身がビクリと硬直する。
「……え?」
リビングの照明が、彼女の長い脚を滑らせるように照らしていた。
あまりにも短すぎるショーパンから太ももが大胆に露出し、豊かな胸元は立ち上がったことでTシャツをお仕上げ、よりくっきりと膨らみを主張する。
さっきまで透けていた乳首もパツンと張り詰めたシャツの上で、ポツリとその存在を強調して──。
「……んー?♡」
そして何より。
その目だった。
さっきまでの気だるげな表情はどこへやら。
俺の剣幕を浴びたその瞳には、ほんの一瞬だけ鋭い光が宿る。
けれどそれは、ほんの刹那のこと。
すぐに戻ってきたのは、いつもの軽い調子。
「どしたの? そんな大声出しちゃってぇ〜♡ あーしのこと襲っちゃう気?♡ お〜こわこわ〜♡」
彼女は肩をすくめてニヤリと笑い、俺の方へ一歩、また一歩と近づいてくる。
「おっ、襲うって……! そんなわけ……っ! だいたい俺は梨花ねえにも──ッ!!」
否定しようと口を開くが、彼女の足音に合わせて膨れ上がる緊張感。
梨花ねえは、いつもと変わらない口調で、けれど明らかに意図的に距離を詰めてくる。
「んー? あーしにも? なになに?♡」
目の前で彼女が立ち止まる。
その瞬間、俺の喉がゴクリと鳴った。
梨花ねえに見下ろされている。
ほんのわずかに顎を上げて。
瞳は挑発的に細められていた。
「えっと……っ、だから俺は……っ!」
声が上ずるのが自分でもわかった。
緊張感からか喉がカラカラに乾いていく。
頭の中が真っ白になりそうだ。
目の前の梨花ねえの存在感が、あまりにも大きすぎるから。
そして俺を見下ろす視線。
『で?』とでも言いたげな表情で見下され、それ以上、言葉を続けようとしても声が出ない。
「ふ〜ん……ルイくん、怒ってんの?」
柔らかく笑いながら、一歩。
裸足のまま、床をぺたぺたと鳴らして、近づいてくる。
「お姉ちゃんに言いたいことあるの?」
さらに一歩。
背筋が凍るほど近くなった距離。
昨日指一本で精子を絞られた記憶が、嫌でも蘇る。
(近い……)
身長差があるせいで、見上げる形になるのが屈辱的だった。
彼女の長い睫毛の一本一本まで見える距離。
甘い香水の香りが鼻腔をくすぐり、その奥に隠れた体温がじんわりと伝わってくる。
「さっきから、ずいぶん生意気だね〜?」
低く喉の奥で転がすような声。
見下すような表情。
いつもの梨花ねえの軽口なのに、今はその声が妙に耳に引っかかった。
「い、いや、そんなことは……っ」
「ん〜? なに? 聞こえないんだけど〜?」
さらに一歩。
梨花ねえの身体が、もう完全に覆いかぶさっている。
背中には冷たい壁。
左右は細い腕が逃げ道を塞ぐ。
そして正面には、大きく膨らんだTシャツ越しの胸のふくらみ。
梨花ねえという存在感が、視界を埋め尽くしている。
「あーしのこと、嫌いなの?♡」
耳元で囁かれる声。
吐息が首筋をかすめて、全身の毛が逆立つ。
「ち、違うって……! き、嫌いとかじゃなくて……!」
声が上ずるのが自分でもわかった。
「ふ〜ん? じゃあさ……」
梨花ねえの指が、ゆっくりと伸びてくる。
「なんであーしが怒られてんの?」
その指先が、そっと貞操帯に触れた。
「あ……ッ!?」
びくりと跳ねる腰
全身に走る甘い痺れ。
ただ触れられただけなのに、その刺激が脳を貫いた。
梨花ねえの指は、まるで貞操帯の形を確かめるように、ゆっくりとその表面をなぞっていく。
硬い金属の中に時折感じる柔らかい指の先。
梨花ねえの指が触れているという事実だけで、昨夜の記憶が鮮明に蘇ってくる。
「んふふ〜♡ そんなにビクビクしちゃって〜……♡ 昨日ケースにしまってあげたばっかりなのに、もうあーしのこと欲しくなっちゃったの〜?♡」
甘く絡みつくような声。
耳まで赤くなっていく。
「だ、だからそんなこと……っ!」
否定しようとしても梨花ねえの指は止まらない。
金属越しに感じる指が、まるでペニスの形を確かめるように執拗に、だけど優しく、なぞっていく。
「ほ〜ら♡ ここもしっかり反応してんじゃん?♡ 金属のケースの中で……びくんっ……びくんっ……って♡」
「や……っ!」
金属越しの亀頭を指でくるくるとなぞられて、びくりと身体が震える。
「うわ〜♡ ここが特に敏感なんだ〜?♡ やっぱりルイくんはお姉ちゃんの言うこと素直に聞く、いい子なんだよねぇ〜♡」
囁く声は甘く、どこか嘲笑うようだった。
貞操帯越しに伝わる梨花ねえの指の感触が、じわじわと熱を帯びていく。
逃げたくても、背後の壁と梨花ねえの腕に阻まれて、身動き一つ取れない。
「ふふ……♡ これ、ちょっときつい?♡ あーしがいないと何もできない身体になっちゃったね〜♡」
指先が金属の輪郭をゆっくりと撫でながら、時折ぴたりと止まり、ある一点を『ぎゅぅ~♡』っと押してくる。
そこを押されると、まるで電流が走ったように背筋が跳ねてしまう。
「う……っ、く……っ」
声が漏れると、梨花ねえの口角が上がった。
「うわ〜♡ ここ、ちょっと押しただけでビクビク震えてるよ〜?♡」
「梨花ねえ……っ!」
抗議しようとしても、梨花ねえの指は止まらない。
むしろ、俺の反応を楽しむように執拗に同じ場所を弄り回す。
「ふふ〜ん?♡ そんな顔しても無駄だよ〜?♡ だってルイくん、もうあーしにちんぽケース外してもらわないと、勝手にイクこともできないんだから〜♡」
甘く嘲るような声音が耳元で囁かれる。
その言葉に、全身の血が沸騰するような恥ずかしさと怒りが込み上げた。
「お、お前が勝手に……っ!」
声を荒げようとすると、梨花ねえはにやにや笑いながら俺の口元に人差し指を押し当ててくる。
「こ〜ら♡ 女の子に向かって『お前』だなんて言っちゃダメだぞ〜♡ それに〜、あーしはただルイくんが安全に暮らせるようにしてあげただけでしょ〜?♡」
「だいたい……!」
俺の声を遮って、梨花ねえは小さく肩をすくめる。
「だいたい? あーしが悪いの? それともお姉ちゃんに発情しちゃったルイくんが悪いの?♡」
俺の顎に添えられた梨花ねえの指先が、俺を無理やり上向かせる。
彼女の顔が近すぎて、吐息すら感じる距離。
「ほら〜♡ お姉ちゃんをちゃんと見てごらん?♡」
「……っ」
目を逸らそうとしても、顎を固定されて逃げられない。
目の前には、長い睫毛に縁取られた梨花ねえの瞳。
その奥にちらつくのは、まるで獲物を前にした獣のような光。
「あーしの目を見て?♡ ん〜?♡」
有無を言わさぬ声色に、俺は思わず息を呑む。
「ねえルイくん、あーしね? ルイくんのこと、結構好きよ?」
ふわりと笑った顔は、いつものように無邪気で。
だが次の瞬間、梨花ねえの目が細められ、薄笑みが浮かび上がってくる。
「あーしだって、ルイくんに襲われるのは怖いんだよ〜?♡ だから……」
その言葉と共に、梨花ねえの指が再び貞操帯に触れる。
金属越しに亀頭を『くりくり♡』と転がすように撫でながら。
その手はゆっくりと滑って、剥き出しの睾丸を優しく転がすように撫でた。
「ルイくんが家事をちゃんとしたら……明日外してあげてもいいよ〜?♡」
甘い囁きが耳元に落ちる。
その言葉に、全身がぞわりと震えた。
「え……?」
俺の間の抜けた声に、梨花ねえは嬉しそうに笑う。
「ふふ……♡ だってルイくんはあーしに命令されなきゃ射精もできないんだし……♡ 今日一日ちゃんと良い子にしてたら、お姉ちゃんがご褒美あげるって約束♡」
その瞬間、脳裏に蘇る昨日の記憶。
梨花ねえの手の中で何度も何度も寸止めされて、最後には泣きそうになりながら射精させてくれと懇願した自分の姿。
あの時の快感を思い出した瞬間、下半身が勝手に疼いた。
貞操帯の金属の感触が妙に冷たく感じるものの、腰の奥は熱いまま。
「んふふ……♡ どしたの? そんなに息荒くしちゃって……♡」
梨花ねえの指が、再び貞操帯の表面を撫でる。
ただそれだけなのに、身体がびくりと跳ねてしまう。
「ルイくんは、あーしのことが欲しくて仕方ないんだよね〜?♡」
甘く囁く声。
その言葉が脳髄に直接響いてくるようだった。
「っ!」
否定しようとしても、声が出ない。
貞操帯の内側で、ペニスが『びくびく♡』と跳ねるのがわかる。
その反応を見透かしたように、梨花ねえはくすりと笑った。
「ふふ……♡ じゃあ、あーしはテレビでも見てるから……♡ ご飯と洗濯と掃除、よろしくね〜?♡」
そう言うと、彼女は元いたソファの方へと踵を返した。
リビングには甘い香水の残り香と、彼女の髪から漂うシャンプーの匂いがほんのりと漂っていて。
そんな利花ねえの後ろ姿をしばらくの間、俺は呆然と見送ることしかできなかった──。
………
……
…
##P6 手玉にとられた息子@梨花ねえの部屋を片付けさせられる、貞操帯の鍵を盗もうとしたところを見つかってしまう、エロ下着を畳まされる、エロ下着エピソードのシコらせ語り、射精懇願、太ももリフト、壁ドン太もも圧迫射精、梨花ねえの身体で射精する癖をつけられる、太ももズリ、射精命令、再封印
せっかくの貴重な休日だというのに、朝から俺は掃除機を抱えて家中を駆けずり回っていた。
理由は簡単。
梨花ねえに『お願いね♡』と言われたからだ。
──あの時の顔が、忘れられない。
寝起きでボサボサの金髪に、くしゃっとした笑顔。
けれど大きくて垂れた目は、じっとこちらを見下ろしていて……。
その目に映る『あーし悪くないもん♡』みたいな無邪気な感じが、逆にどこまでもズルい。
「お願い〜♡ 今日はね、梨花ねえ、ちょっと出かけなきゃいけなくて~♡ ルイくんがあたしの部屋の掃除してくれたら……ん〜、なにかイイコトあるかもよ〜?♡」
言い終えたあと、目元だけで小さく笑って、ぷいっとそっぽを向いた。
(そんな顔されたら……断れるわけねえだろ……)
まるでご褒美を与える側の女王様みたいな態度のくせに、仕草だけは甘えてくる。
そのギャップに、頭ではわかってても毎回振り回されてしまうのだ。
天性の人たらし。
いや、男たらしか。
それが南梨花という女だった。
「……ったく」
掃除機のスイッチを切ると、部屋の中は急に静かになった。
香水、柔軟剤、シャンプー、ボディミスト、そして梨花ねえの体臭。
梨花ねえの部屋は、いろんな香りが入り混じっていて、嗅覚だけで女のテリトリーだと知らされる。
(俺の部屋より全然散らかってんな……)
ベッドの上にはぐちゃぐちゃのクッションと毛布。
ドレッサーの前にはアイロンが放置され、散らばったコスメの中には蓋の開いたリップや、髪の毛が貼りついたピンもある。
掃除というより、片付けというか……梨花ねえが出したゴミの回収に近い。
『あーしの部屋もお願いね〜♡』
今朝、そんな軽いノリで言い残して出かけていった梨花ねえの顔が浮かぶ。
(……イイコトって何だよ)
半ば自分に言い聞かせるように口の中で呟いて、ベッド下に落ちていた靴下を拾い上げる。
その時、ふと視線の先にある何かが目に入った。
──小さな、金色の金属片。
床と壁の隙間、ベッドの影に隠れるように転がっていたのは、明らかに見覚えのある鍵だった。
(え……これ……)
貞操帯の、鍵。
昨日の夜、梨花ねえが最後に見せてから──。
……その鍵が、部屋の片隅で転がっている。
(梨花ねえ……落としたのか?)
その瞬間、鼓動が速くなる。
もう少し腕を伸ばせば届く。
金属の冷たい光が、まるで誘惑するようにちらちらと揺れる。
(今しか……ない……)
気づけば、指先が自然と伸びていた。
呼吸が浅くなる。
この鍵があれば、俺は──。
「──なにしてんの?♡」
背後から、聞き慣れた声。
体が硬直した。
振り返るまでもなくわかる。
帰ってきたんだ、梨花ねえが。
鍵の在処を、慌てて背後に隠すように梨花ねえの方へ体を向ける。
「な、なんで……さっき出てったばっかりじゃ……」
「あはは~、実は予定を一週間勘違いしちゃってたみたいで~、今すぐには出かけなくてよかったから帰ってきたの~♡ あ~し、ほんとこういうのドジだよね~♡」
自らの過ちを恥じるように舌を出しながら、梨花ねえは部屋へと入ってくる。
彼女のその無防備な仕草に、胸の奥が一瞬だけドキリと疼いた。
だが、そんな淡い感情とは裏腹に、梨花ねえの視線は俺の顔を捉えるや否や、その表情がすっと冷めていく。
「……ん~? どうしたの~? あーしの顔じーっと見て~……何かついてる?♡」
「い、いや……」
言葉を濁したものの、視線はどうしても背後に隠した鍵を意識してしまう。
その小さな動きを気取られたのか、梨花ねえの目がゆっくりと動く。
まるで俺の意識を追うように、自然と、その鍵の位置へ。
「あ~♡」
視線が合わさった瞬間、梨花ねえの顔に妖しい笑みが浮かんだ。
その視線の先にあるのは俺の握り拳。
鍵に付けられたチェーンが、無常にも握った隙間から揺れていた。
「それ、ルイくんが持ってたんだ〜?♡ なくしちゃってやばいな~って思ってたんだよね~」
「そ、それは……」
弁解の言葉を探す間もなく、梨花ねえは一歩、また一歩と近づいてくる。
逃げたいのに、しゃがみ込んだまま体が動かない。
腰が砕けたような感覚に襲われた。
「それってルイくんが持ってちゃダメなやつなんだけど〜?♡」
しゃがみ込んだ梨花ねえが、ゆっくりと顔を近づけてくる。
同じ姿勢なのに身長差は消えない。
むしろ、間近で見下ろされるような形になって、その威圧感は増していた。
「ねえ、ルイくん?」
甘ったるい声がすぐ耳元で響く。
その吐息が俺の頬をくすぐるたびに、全身の毛穴が開くような感覚に襲われる。
「どうしてそんなに慌ててるのかな〜? 鍵を見つけちゃったから? それとも……あーしに見つかったから?」
悪戯っぽく笑う梨花ねえの目は完全に俺の動揺を見透かしていた。
俺はもう何も言えなかった。
ただ黙って俯くことしかできない。
握りしめた手の中に鍵があるという事実だけが、妙な現実感を伴って重くのしかかる。
「ルイくんってさ〜、時々すっごく可愛い反応するよね〜♡ 特にこうやってあーしがちょっと脅かすと……」
梨花ねえの手が突然俺の手首を掴んだ。
細い指なのに、その力は強く、逃れられない。
「ひゃっ……!」
びっくりして声が裏返った。その反応が余計に恥ずかしくて、顔が熱くなる。
「ほら、そんな声出すんだもん。もう完全にあーしのペースじゃん?」
梨花ねえは俺の手首を掴んだまま、ゆっくりと手を広げさせようとする。
「返して?」
有無を言わさぬ口調だった。
「……はい」
喉がカラカラに乾いていて、自分でも情けないくらい掠れた声が出た。
梨花ねえの細い指が俺の手首に食い込んでいる。
抵抗しようとしても、まるで万力で固定されたみたいにピクリとも動かない。
彼女の握力は見た目からは想像もつかないほど強かった。
「よろしい」
梨花ねえは満足そうに笑うと、俺の手をそっと開かせた。
冷たい金属の感触が手の中から離れていき、梨花ねえの手の中に鍵が戻る。
その一連の動作を、俺はただ黙って見ていることしかできなかった。
「まったくもう、ルイくんったら油断も隙もないんだから〜。あーしの大事なモノ勝手に触っちゃダメでしょ?」
「だ、だってそれは……」
言い訳しようとした俺の言葉を遮るように、梨花ねえは鍵を指でくるりと回した。
その仕草が妙に扇情的で、目が離せない。
「だって、何? 言ってみて?」
梨花ねえは俺の顔をじっと見つめたまま、ゆっくりと立ち上がった。
俺を見下ろすその瞳には好奇心と少しの嗜虐心が混ざり合っている。
舞い上がった甘い香水の香りと外で汗をかいた梨花ねえの匂いがふわりと鼻をくすぐり、思考が鈍る。
「いや、その……」
言葉が続かない。
梨花ねえの圧力に押されて、頭の中が真っ白になる。
「ふふ~ん?」
梨花ねえは楽しそうに笑うと、腰を曲げて、上半身を寄せてくる。
深い谷間がもろに見えることを気にする様子も全く見せずに、俺の耳元へ寄せた唇が小さく囁いた。
「あーしのこと好き?」
突然の質問に心臓が跳ねた。
まるで心の奥底を見透かされたような気がして、全身の血が逆流する。
「え……?」
思わず聞き返した俺に、梨花ねえは悪戯っぽく微笑んだ。
「だってさ~、あーしのパンツでシコシコしちゃうくらいだし~? すっごくあーしのこと気になってるんじゃん?」
図星。
返す言葉もなく黙り込む俺を見て、梨花ねえはますます楽しそうに笑った。
「まあいいや。鍵が見つかってよかった。でもルイくん、これ以上勝手なことしたら……わかってるよね?」
まるで最後の叫びのように鈍い光を放っていた小さな鍵が、梨花ねえの手の中へゆっくりと握り込まれていく。
その動作が妙にスローモーションに感じて、俺はただ呆然とそれを見つめることしかできなかった。
「ふぅ〜ん……それにしても、掃除、結構ちゃんとしてくれてるじゃん♡」
鍵を握り込んだまま、梨花ねえはあたりを見回して満足そうに微笑んだ。
ただ、それが褒め言葉として素直に受け取れるような雰囲気じゃないことくらい、さすがの俺でもわかった。
「……ま、まだ途中だし」
なんとか言い訳を口にするが、梨花ねえは俺の返答など最初からどうでもよさそうに。
「それじゃあさ〜♡ 最後にクローゼットの中もお願いね〜?」
梨花ねえはそう言い残して、にこりと笑う。
「……クローゼット?」
「ん〜、下着とかバラけてて散らかってるから〜♡ きれいにたたんでしまっといて〜♡」
軽い調子でそう言いながら、梨花ねえはキッチンの方へと消えていった。
(……マジかよ)
義理とはいえ弟に下着の片付けまで頼むなんて……普通じゃないだろ。
でも断れなかった。
あの笑顔と、垂れた大きな瞳に見つめられると……どうしても逆らえない。
仕方なくクローゼットの前に立ち、そっと扉を開いた──その瞬間。
「……っ!?」
中に詰め込まれていたのは、俺が想像していたただの下着とはまるで違った。
派手なヒョウ柄のTバックに、透け透けのレース。
フロント部分が大胆に開いているやつや、ガーターベルトと一体型のものや、網タイツの類。
タグのついたままのランジェリー、ボンテージ風のレザー地のブラとパンツなどなど。
まるで何かを誘うために作られたようなデザインのアイテムが乱雑に詰め込まれていたのだ。
普通の下着ならまだしも、こんな刺激的なものばかりを目の前に差し出されれば……。
思わず息を飲む。
それらは『勝負下着』とかいうレベルではない。
見るからに実戦投入済みの、性と肉欲の痕跡。
(いやいや……落ち着け俺……)
頭ではそう思っても、同居している義理の姉の淫らな性生活の実態に、貞操帯の中に押し込められたペニスは素直に反応してしまう。
布が擦れる度に金属とペニスがこすれあって、貞操帯に締め付けられているように感じる。
「くそ……っ」
それでもなんとか理性を保とうと、ひとつひとつ丁寧に畳み始めた。
だが集中すればするほど、梨花ねえの身体の曲線や肌の質感が脳裏をよぎる。
目の前のクローゼットの中身と、彼女の甘い声が重なり合い、ますます意識が乱される。
その時だった。
「──おっ、開けてくれたんだ〜♡」
ぴたり。
背後から温かい声とともに忍び寄ってくる気配。
「どれどれ〜♡ ちゃんとたたんでくれてる〜?」
その声を聞いた瞬間、全身の血の気が引いた。
振り返れない。
今、自分が見ていたものを彼女に知られるのが怖かった。
だが、それは杞憂だった。
梨花ねえは、最初からそれを見せるつもりだったのだ。
ぬっと現れた梨花ねえの顎が俺の肩へと着地して、俺の背後にぴたりと寄せた身体の両側から、梨花ねえの長い腕が伸びてくる。
「これとか懐かし〜♡ 見て見て〜、ルイくん♡ 高校生のときに初めて彼氏に買ってもらったパンツ~♡」
「なっ……!」
摘み上げた指の先で、黒色のレース生地が妖しく光る。
「いや待ってって! 見せなくていいから!」
慌てて声を上げたが、遅かった。
「ん~? でも、ほら~♡ ちゃんとたたまないとダメじゃん?♡」
梨花ねえは楽しそうに笑いながら、それを両手で広げて見せつけるように掲げる。
「高校のときのあーしってさ~♡ 見た目は派手だったけど、中身はけっこう純情だったんだよ~?♡ でもこのパンツ穿いてたらさ~♡ 彼氏にすごい喜んでもらえて~♡ あ~、だけど結構すぐ別れたんだっけかな~? その後、先生とヤるようになって~……」
「いや待てって!」
話の内容よりも、梨花ねえが何を考えているのかが読めなくて焦る。
彼女は俺の反応を面白がるように、目を細めて笑っていた。
「あとはこれ〜♡ セフとヤるように買ったやつなんだけど、そのセフがあまりにも早漏すぎて、結局使わなかったんだよね〜。あ、でもあーしはセフが早漏なのは嫌いじゃないかな〜。だってすぐ終わってくれるしぃ……♡ 早漏ってなんかかわいいじゃんねー?♡」
俺の困惑をよそに、梨花ねえはクローゼットの奥から次々と下着を取り出しては広げてみせつけてくる。
「これとか〜♡ まだ使ってないんだけどぉ……♡ えっとぉ……これ何だっけ〜?♡ あ、そうだ♡ これ彼氏にプレゼントしてもらったんだっけ♡ 彼氏とセックスするときに着る予定だったんだけどぉ、結局彼氏と別れたから使わずじまいなんだよね〜♡ あ、でもこれってまだ未使用だったかな〜? あれ〜?♡」
「いやいやいやいや! もうやめてくれ!」
思わず叫んでしまった。
だが、梨花ねえは笑みを崩さない。
「あれ〜?♡ ルイくんってばもしかして〜……♡ お姉ちゃんの下着で興奮しちゃったの〜?♡」
「ち、違うって!」
慌てて否定するが、梨花ねえの手の動きは早かった。
ズボンのゴムの隙間から、指先が滑り込んでくる。
「え……!?」
「ん〜?♡ どうしたの〜?♡」
梨花ねえは笑みを崩さない。
背後からぴったりと身体を寄せてきたまま、俺の股間を貞操帯ごと握りしめる。
「ひっ……!」
金属製の檻の隙間から、梨花ねえの柔らかい手の感触が伝わってきて、背筋がぞくりと震えた。
「ルイくんさ〜♡ 今すっごくドキドキしてるでしょ〜?♡」
「べ、別に……そんなこと……」
「うそつき〜♡」
楽しそうに笑う梨花ねえの手が、貞操帯の表面を上下に扱く。
「ほらほら~♡ 我慢しないと、ちんちん痛くなっちゃうよ~?♡」
「あぁっ……♡ くっっ……!!」
柔らかい手が、ゆっくりと動いていく。
しかし、本来気持ちがいいはずの感覚は、金属に遮られて中途半端な痛みへと変わっていく。
「んふふ〜♡ さっきより大きくなってんじゃない?♡ 根元がちょっと上向きかかってる……♡」
貞操帯の中、勃起したペニスが金属の筒の中で擦れる。
その感覚は気持ちいいというよりもむしろ痛みが強く。
「ちょっ、ちょっと……!」
思わず声を上げるが、梨花ねえの手は止まらない。
「ルイくんさ~♡ お姉ちゃんの下着見て興奮しちゃったの〜?♡」
「いや違うって!」
慌てて否定するが、梨花ねえはくすくすと笑いながら俺の首筋に顔を埋めてくる。
「ルイくんがどんな顔してるのか、あーしにはよくわかるよ〜?♡」
「っ……!」
悔しい。
こんな風に弄ばれるのが嫌でたまらないのに……でも抗えない。
どれもこれも全部、梨花ねえに鍵を握られているから──。
「ほら〜♡ まだ掃除終わってないよ〜?♡」
梨花ねえは俺の手から下着を取り上げると、元の場所に戻した。
そして、またクローゼットの中をあさり始める。
「これは〜♡ 大学生の時に付き合ってた人に買ってもらった、前開きでおちんぽハメハメするときに便利なやつ〜♡」
「あ、このブラいいやつ〜♡ パッドのところがおっぱいの根元を締め付けて寄せて上げてできるやつでぇ〜♡ これつけておっぱいにちんぽ収納してあげたら、どんなセフくんもすぐおっぱいに『びゅぅ~♡』してぇ……♡ おっぱいが大好きな甘えん坊くんにできるやつ~♡ でもあーしは一回搾り取ったくらいじゃ満足できないから~、何度も何度も谷間の中で締め付けて搾ってあげて……♡ ちょっと生意気なちんぽをよわよわにするために使っちゃってたんだよね〜♡」
「あー、これね~。高校生の時に使ってたやつだから、今はちょっと入んないかな~♡ 当時確かHカップだから~……やっぱ全然入んないわ~、あはっ♡」
梨花ねえは俺の顔を覗き込みながら、それぞれの下着にまつわるエピソードを語りながら、それらを一つずつ見せつけてくる。
そして、その反応を確かめるように、貞操帯に収められた俺のペニスを背後から優しく握っては扱き上げ、時折睾丸の部分まで指先で揉みしだいていく。
「ふーん……♡」
梨花ねえが背後から俺の耳元にそっと唇を寄せる。
吐息がかかる距離。
「ルイくんさ~♡ あーしがこうやって過去の男の話するたびに腰が跳ねてるの、気づいてる?」
「……っ!」
指先で亀頭の部分を『くりくり♡』と弄られながら囁かれて、身体が思わず震える。
「ふふっ……♡ じゃあ、今からこの下着全部たたんで♡ 全部たたむまでお射精お預けだからね♡」
その言葉はまるで死刑宣告のようだった。
これだけ散々焦らされた挙げ句、梨花ねえのランジェリーに囲まれながらの作業なんて、正気でいられるはずがない。
「そんな顔してもだめだよ~? だってお姉ちゃんに黙って鍵を盗もうとしたんでしょ~? ちゃんと反省してもらわないと♡」
「で、でも……」
「でもじゃないの~♡ これは罰なんだから♡」
梨花ねえは楽しそうに笑いながら、俺の背中にぴったりと身体を寄せてくる。
「ね~♡ 早く終わらせないと、どんどんお射精する機会逃しちゃうよ~? ほらほら~、手が止まってるよ~? あーしの気が変わらないうちに早く早く~♡」
「あぁっ……くそっ……!」
次々と飛び出してくる梨花ねえのエロ下着。
そして、それに刻まれた歴史を一つ一つ丁寧に解説しながら、梨花ねえの手が貞操帯を優しくふんわり包み込む。
そのたびに心臓がドクンドクンと脈打ち、耳まで熱くなるのを感じる。
(なんなんだよ……っ)
梨花ねえは、まるで自分が語るエピソードとリンクさせるように貞操帯を『にぎにぎ♡』と揉み込んできて──。
「ほらほら〜? これはね〜、高校の時に初めてセックスした時に着てたパンツ〜♡ この時あーし、まだ処女だったんだよね〜♡ 初めて挿入された時はちょっと痛かったけどぉ、でもそのうちだんだん気持ちよくなってきてぇ──♡」
「こっちは部活の先輩と、体育館の裏でシたときのやつだったかな~──♡」
「あ~、これは合コンに数合わせで呼ばれたときに、むかついたから男子全員堕としてやろって思って履いてったTバック〜♡ 結果的にはセフが三人増えただけだったなぁ……あは♡ そう言えばその中のひとりって確か──」
「あれ〜? これはもしかして……彼氏にプレゼントしてもらったやつ? でも使ってないんだっけ? うーん……よく思い出せないやぁ♡」
「……ん〜? これはぁ……ああそうそう♡ 大学の時にバ先のてんちょーからどうしても履いてくれっておねだりされた、ちょうちょのパンティ〜♡ めっちゃ可愛くてあーしのお気に入り♡ でもこのパンツのせいで、てんちょーはあーしに逆らえなくなっちゃったから、ある意味呪いのパンティかもね~──♡」
………
「ふーっ♡ ふーっ♡ お、おわったぁ……っ」
梨花ねえの下着の山がようやく整理整頓できた頃には、もうヘロヘロだった。
耳元で囁く梨花ねえの体験談に精神力を削られて。
絶え間なく貞操帯を撫でるように動き続ける手指に体力を奪われた。
そんな俺の目の前で、梨花ねえの指が貞操帯の鍵をくるくると回しながら揺らされる。
それを目にした途端、金属製の檻の中で疼く俺のペニスが、解放を求めて暴れ出す。
「おつかれぇ~ぃ♡ ……でも、ルイくんがお姉ちゃんの下着の話でこんなに興奮してくれる変態さんだなんて思わなかったなぁ♡」
耳元で囁かれる声が脳を直接撫でるようで。
背筋を這うようなゾクゾクとした感覚が止まらない。
「ち、違う……♡ そんなこと……ない……から……っっ……」
「じゃ、お射精はやめとくぅ~?♡」
梨花ねえがそう言って、手を離した瞬間──。
「やっ……やめないでぇ……っっ♡ お願い……します……っ♡ お射精……させて……ください……っっ♡」
言ってしまった。
涙声で。
腰を振って。
無様に。
「ふふっ……♡ いいんだよ〜?♡ お射精するのも、我慢するのもルイくん次第〜♡」
梨花ねえの指が再び俺のペニスを優しく握り締めてくる。
そしてゆっくりと上下に扱かれる。
貞操帯の隙間から伝わる僅かな刺激にすら歓喜してしまう自分が情けなくて仕方がない。
「……はい♡ よくできました♡」
そんな俺の反応を見て満足したのか、俺のズボンをパンツごと一気に脱がせた梨花ねえは、手に取った鍵を貞操帯のロックへと差し込み──。
──カチリ……♡
鍵が開く音がした瞬間。
梨花ねえが貞操帯のロック部分を持ち上げて、俺の勃起しきったペニスが金属の筒から引きずり出されていく。
金属に締め付けられた肉棒は、解放された瞬間、まるで生き返ったようにビクンと跳ねた。
「あっ♡ ふぅぅ〜♡ はぁ……ぁあぁ〜♡」
溜め込まれた性欲が一気に放出される感覚に腰が砕け、大きなため息をついてしまう。
血が滾ってる。
今触れられたら、きっとすぐにでも──。
「ふふ……♡ 解放おめでと、ルイくん♡」
その声を合図に、梨花ねえがゆっくりと立ち上がる。
「あっ……梨花ねえ……?」
次の瞬間──。
バンッ!
視界が揺れた。
気づけば、背中が壁に押しつけられ、両腕の横には梨花ねえの手が食い込んでいる。
壁ドンだ。
しかも、密着するくらいの距離で。
胸と胸、脚と脚。
すべてが、ぴったりと張りついていた。
「どこ見てんの〜♡」
目の前には鎮座するのはTシャツ越しでもわかる膨らみ。
それだけじゃない。
ショートパンツの下から伸びる脚が、ぐいっと俺の太ももを割って差し込まれ──。
──グイッ……♡
「あ"っっっ♡♡♡」
梨花ねえの太ももが、俺の内ももをこじ開けるように『ぐいぐい♡』と押し上げてくる。
まるで身体ごと持ち上げられていくように。
「ねぇルイくん♡ さっきの鍵泥棒事件……ちゃんと反省してる?♡」
唇がすぐ目の前にある。
距離が近すぎて……香水だけじゃなく、体温までもが鼻腔をくすぐる。
どこにも逃げられない。
「な、なんでそんな……っ、近……」
「近いって? だってこっちの方がルイくんの反応、よく見えるじゃ〜ん♡」
──グッ♡
太ももが再度押し上げられ、露出した睾丸に肉の柱が食い込んでいく。
圧迫。
内側から突き上げられるような衝撃。
会陰を押し出され、睾丸の奥底が強制的に『ドクドク♡』と騒ぎ出す。
「うっっ……♡」
思わず息が漏れる。
「……ルイくんさ、本当は全部あーしに見つかってほしかったんじゃないの?」
低く甘い声が耳元で囁かれる。
「……え?」
「だってさ、最初、わざわざあーしの脱ぎたての下着の匂い嗅ぎながらオナニーしてたんだよね? そんなのすぐバレるに決まってるよね? それなのにルイくんは、それを理由に脅されるのわかってて、わざわざあーしを挑発するような真似したんでしょ?」
誤解だった。
確かに梨花ねえの下着でシコってしまったことは認めざるを得ない。
しかし、あれはただ魔が差しただけで、決して梨花ねえのことを性的な目で見てるとか、梨花ねえに見つかりたいなんて考えは微塵もなかった。
俺はただ……単純に溜まってて……それで梨花ねえみたいなエッチな女性が一つ屋根の下にいて……い、いやでもこれじゃ、まるで──。
でもそんなこと言えるわけがない。
「そ、そんなわけ……ないって……」
必死に否定しようとするが、梨花ねえの瞳は俺の奥底まで見透かすように細められたまま。
「本当に? 本当にそう思ってる?」
問い詰めるように囁かれる声。
「嘘つき♡」
──ぐぃぃぃぃぃ……♡
貞操帯から開放された肉竿を、俺の胴回りほどもある太いもも肉が、『ぐぃぐぃ♡』と容赦なく押し上げてくる。
裏筋が『ぐにぐに♡』と圧迫され、金玉は肉の壁に潰されてひしゃげてしまっていた。
「でも……ルイくんがお姉ちゃんの鍵を勝手に盗もうとしたこと、まだ許してないからね?」
低い声で呟いた次の瞬間──。
「え……ちょっ……!?」
梨花ねえの巨体が、降ってくる。
「まっ──」
ドンッ!!
視界が揺れ、腰が砕けた。
背中に感じる冷たい壁の感触。
前からは梨花ねえの柔らかい肉感が押し寄せてくる。
「あ、あ……♡」
体重を全て預けられ、もはや自力で立つことすらままならない。
言うなれば満員電車で対面の人に寄りかかられているような体勢。
「──逃げられないって感じ?」
耳元で囁かれる声は、さっきまでの甘さを失っていない。
むしろ、その声色に含まれる危険な色香が一層濃くなっているような気がした。
「ま、待って……っっ……!!」
言葉とは裏腹に、俺の身体は正直だった。
梨花ねえの身体が与える圧力と温もり、そして何よりもその存在感に押し潰されそうになるたびに、股間が疼き、腰が砕けていく。
貞操帯の拘束から解放されたばかりの敏感な部分めがけて、梨花ねえの太ももが徐々に『ずりずり♡』と動いてきて──。
「あっ……♡ やばっ……♡ これ……っ♡」
声にならない悲鳴。
「……んふふ♡」
耳元で小さく笑う梨花ねえの声が、さらに追い打ちをかけるように甘く響く。
壁ドンされたまま動けない俺の腰の下で、ゆっくりと動く梨花ねえの太もも。
女の子らしい柔らかい肉をたっぷりと携えたそれは、最初小さく上下に動いていただけだったのに。
それがだんだんと深くなり、強く、そして確実に俺のペニスの裏筋を擦り上げてくるように動きが変化する。
「んっ……ふぁ……っ♡」
「ルイくんさ〜……こんな風に押し潰されるの、好きだよね?♡」
「ち、ちがっ……♡ そんなこと……っ♡」
否定しながらも、喉奥から零れる声は甘く蕩けていた。
梨花ねえの肉が押し付けられてくる度に、身体全体が痺れるような快感に包まれる。
太ももでグリグリと圧迫されるペニス。
壁と梨花ねえの間に挟まれたまま、もはや身動きすらできない。
「嘘つき……♡ ルイくんは嘘もつくし、鍵も盗もうとするし……もうお仕置き決定だね〜♡」
梨花ねえの言葉が耳に届く。
その声には、どこか愉しげな響きすら混じっていた。
俺が何かを言おうと口を開きかけたその時──。
「ひぐっ……!?」
突如襲ってきた強烈な刺激。
腰を揺らすことさえ許されないまま、梨花ねえの太ももが激しく動く。
──ずりゅっ♡ ぐちゅっ♡ ぬちゅっ♡
粘りつくような音を立てながら、俺の股間を容赦なく擦り上げる肉の柱。
ペニスが『びくびく♡』と震えるのもお構いなしに、自らの都合だけで一方的に性感を与えようとしている動きだった。
「罰として~、あーしの身体に潰されながら射精しちゃうんだよ~♡ こうやってあーしに潰されながら射精したセフもみんな、あーしの身体の虜になってくれたから~……♡」
「ルイくんもなっちゃえ♡」
耳元で甘く響いた言葉はまるで死刑宣告のようだった。
だけれども、その言葉は俺の脳髄を震わせ、甘く染み込んでいく。
背筋がぞくりと震えた。
「やっ……♡ やめ……っ♡」
拒絶の言葉を口にしながらも、身体は既に快感に飲み込まれていた。
壁と梨花ねえの身体に挟まれたまま動きを封じられ、太ももで股間を擦られ続けながら、逃げ場のない快楽の沼へと容赦なく沈められていく。
「やめない♡ ルイくんはこのままあーしに潰されて、気持ちよくてぐちゃぐちゃになって、どろどろになったおちんちから『びゅぅ~♡』して、お姉ちゃんの太ももに負けちゃうの♡」
甘く蕩けるような声。
同時に、肉付きのよい太ももがさらに強く押し上げてきた。
「あ"っ……♡ だめっ……♡」
ずりっ♡ ずりゅっ♡ ぐりっ♡
肉が擦れる音と粘っこい水音が混じり合う。
太ももと股間の間で溢れ出す液体が潤滑油となり摩擦の刺激が一層強くなる。
「んっ……♡ んんっ……♡」
押し殺した喘ぎ声が喉奥から零れ落ちるたびに、梨花ねえの口角が上がる。
必死に押し返そうとしたところで、『ずんっ♡』と押し寄せてくる梨花ねえの身体が俺の抵抗を押し潰す。
まるで巨大な肉の壁。
「あ……っ♡ やば……♡ それやばっ……♡」
梨花ねえの柔らかい乳房が俺の胸板に押し付けられ、互いの乳首が『こすっ♡』と擦れ合う。
その度に背筋を駆け抜ける電流のような快感。
「んふふ♡ ルイくんの身体、震えてるよ〜?♡ ほら、もっとちゃんとあーしを感じて……あーしの身体でいっぱいになって……♡」
耳元で囁かれる声には甘さと危険な色香が混じり合い、脳内に直接染み込んでいく。
頭の中へゆっくりと梨花ねえが満たされていくようだった。
「んっ……♡ やぁっ……♡ だめっ……♡」
梨花ねえの甘い声に誘導されるまま、身体の奥底から湧き上がる衝動が抑えられなくなっていく。
壁に押し付けられた背中がじりじりと熱を帯びてきて──。
「ルイくんったら可愛いね~♡ こうやって全身押し潰されちゃってるのに~♡ お姉ちゃんの太ももに押されて『びくびく♡』しちゃってさ~♡」
耳元で囁かれる声は砂糖菓子のように甘く、それだけなのに思考が溶けて。
「あ……っ♡ やめ……っ♡ もう無理……っ♡」
腰の奥で何かが膨れ上がるような感覚。
それが爆発する直前、梨花ねえの指先が俺の顎に添えられた。
「ほら~♡ ちゃんとこっち向いて?♡ お姉ちゃんの目を見て~?♡」
無理やり上向かせられた視線の先。
そこには蠱惑的な笑みをたたえる梨花ねえの顔があって。
「イ~~~~~~ケっ♡」
「っっ~~~~♡♡♡」
その言葉を合図に、ペニスはいとも簡単に決壊を開始する。
──どくっ♡ びゅるるっ♡ どぷっ♡
──ぶぴゅっ♡ びゅるっ♡ ぶぴっっっ♡♡♡
押しつけられた太ももの上で、肉竿が『びくんびくん♡』とのたうち回りながら精を吐き出す。
だけれども、梨花ねえは俺の顎を指先で支えたまま。
梨花ねえの身体で圧迫されて精を漏らす俺のじーっと見据え、更には射精を促すように太ももをゆっくりと動かしていく。
──ぶぴゅッ♡♡ びゅるッッ♡♡ ドぷッッ──♡
「あ"っっっ♡♡♡ あ"あ"っっっ♡♡♡」
「ほらほら~♡ ぜんぶ出して?♡ あーしの太ももに全部搾り出されて?♡ ルイくんのココに、良くない射精の癖をつけちゃおうね~♡」
甘く蕩けるような囁きとともに、肉付きの良い太ももがさらに深く擦り上げてくる。
ペニスが『びくびく♡』と震えながら何度も痙攣し、熱い欲望を吐き出していった。
壁と梨花ねえの身体に挟まれたままの射精は、逃げ場のない快楽の地獄……いや、天国そのものだった。
「ひっ……♡ だめ……っ♡ もう無理ぃ……っ♡」
「だめじゃないよ~♡ ほら、もっと出して♡」
耳元で甘く囁かれながら、身体を揺する梨花ねえの太ももが再び『ずりずり♡』と動き始める。
「やっ……♡ やだぁ……っ♡ やめてぇ……っ♡」
「やめて? うそつき♡ だってルイくんのここ、あーしの太ももに擦りつけられて『びくびく♡』してるよ?♡ きもちぃんじゃないの~?♡」
「それは……っ♡ ちがっ……♡ あ"っっ……♡」
言い返そうとした瞬間、肉付きの良い太ももがさらに強く押し上げてきた。
ペニスが『びくん♡』と跳ねて、まるで身体全体が震え上がるように痺れ出し、精を吐き出していく。
そこに自分の意志はなかった。
ペニスに、脳ミソに、全身に。
梨花ねえという存在をこれでもかと刻みつけられるような感覚だった。
………
「──ふふっ♡」
壁に押しつけられたまま、快楽の余韻に浸って全く動けなくなった俺を見下ろす梨花ねえの顔。
彼女の瞳には、まるで新しいおもちゃを見つけた子供のような輝きが宿っていた。
「やっぱりあーしの思った通り♡」
その声は甘く、まるで蜜のように脳内に染み込んでくる。
「ルイくんって……すっごくマゾなんだね♡」
違う──そう言おうとした瞬間、梨花ねえの指が俺の顎に添えられて──。
「あはっ♡ やっぱり……♡ こうやって見下ろしただけで、お姉ちゃんになんにも言えなくなっちゃうんだもん……♡」
至近距離でぶつかる視線。
その瞳には、俺をからかうような光が浮かんでいた。
「ねぇルイくん〜♡ あーしの身体に押し潰されて、すっごく気持ちよくなっちゃったね〜?♡ しかも射精する時、あーしの目見ながら、『でっ♡ でるぅ~~~っ♡』って……♡」
バカにされているのはわかっていた。
だけれども、梨花ねえの瞳に見つめられると抗うことができない。
むしろ──。
「じゃ、お射精の時間はおしまいね~♡ ルイくんのココは、ちんぽケースにちゃんと戻しておかないとね~♡」
その言葉と共に、壁に押しつけられていた身体がふわりと解放される。
自由になったはずなのに、腰は砕けたまま立ち上がることもできなかった。
そのまま床にへたり込んでしまう。
「あ……♡ あっ……♡」
精を吐き出したばかりの肉竿が『びくんびくん♡』と脈打っている。
射精後の虚脱感が身体を包み込んでいて。
「ふふっ♡ 満足した? それとももっとして欲しい?」
腰を曲げた梨花ねえが耳元で囁いてくる。
その甘い誘惑に心が揺れる。
もっとこの快感に浸っていたい。
ずっと梨花ねえに支配されていたい。
そんな願望が胸の奥底から湧き上がってくる。
だが──。
──カチリ……♡
「はい、閉じ込めちゃいました~♡」
貞操帯の施錠完了を告げる無機質な音と共に梨花ねえのからかう声が鼓膜を撫でた。
「ふふっ……♡ お射精の余韻に浸ってるのにまた締め付けられちゃうのって……なんか背徳感あるよね〜?♡」
そんな言葉に抗う余裕もなく、ペニスを収納された金属の檻は再び固く閉ざされる。
「あっ……♡」
短く息を呑みながら反射的に股間へと伸ばす手を制止するように梨花ねえの手が重なって……。
「だめだよ~♡ 今のこと思い出して自分でシコシコしようとしても……♡ またちんちん痛くなっちゃうよ~?♡」
そう言いながら手首を優しく掴まれて……。
「あ"っ……♡」
声にならない声が喉から漏れ、背筋を走る疼きが止まらない。
梨花ねえの顔を見上げると、そこには俺を嘲笑うような妖艶な笑みがあった。
「ふふっ……♡ いいねその顔~♡」
そのまま梨花ねえは、俺の耳元に唇を寄せ──。
「やばい女にちんぽ捕まっちゃったね~……♡」
甘く囁かれる言葉に、身体が震えてしまうのだった──。
………
……
…