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skebで書かせていただいた作品です!


Pixivリクエスト(https://x.gd/woq8b)、skeb (https://x.gd/6aUDc)は毎月最初の1週間で募集(たまに募集しない月もあります)!

1文字1.5円、5000文字から受付できます。

またFANBOXにて2週間早く読むことができます!

素敵なエロネタがありましたら、僕に具現化させてください!

リクエストお待ちしています!

※僕の知らない作品の二次創作ですと支援者様のものでもお受けできない場合があります。


◆◆◆◆◆


 この国が現在のカタチに定まったのは……現在のカタチに歪んだのは、もう100年ほども前のこと。

 ある日、何の前触れもなく、悪魔が王都に降り立った。

 悪魔とは名前の通り。

 人を害することを楽しむ、相互理解不可能な存在。

 王の命令が下り、王国兵と悪魔たちの間で壮絶な戦争が……始まらなかった。


『くさい、臭いわ……臭い、臭い臭いッ! 臭い虫ケラが群れてんじゃないよッ!』

『今なんと? 戦とな……? フ、愚かで煩い過ちじゃ。妾に歯向かうこと、則ち罪じゃ』

『濁った流れ……嫌い』


 王国軍数万に対し、悪魔の数たった三体。

 しかし、天地をひっくり返すような魔力を持った神にも等しい、強大な力を持った女悪魔たちだった。

 3日ともたず、人間は悪魔に敗れた。

 あまりに一方的な蹂躙だった。

 いや、蹂躙なんて言葉すら不釣り合い。

 彼女たちからすれば、手元の埃を摘んで捨てる程度のモノだったのかもしれない。


 あっという間に王都は制圧。

 国の支配権すら奪われ、国丸ごとが三体の悪魔に支配されることとなった。


 アポカリプス・クイーン。

 現在この国の玉座に尻を落とす三体の魔女。

 あまりに強大すぎる魔力のオーラで、一般的な悪魔では国内に侵入することすら叶わない。

 この国は、悪魔による侵攻の心配がない唯一の国となった。

 しかし同時に、悪魔による凶悪な支配に怯えることとなる最悪の国となった。


 それが、100年前。

 人間であれば二つ三つの世代交代が起こるところだが、寿命の概念が薄い悪魔には関係ない。

 変わらず、アポカリプス・クイーンによる絶対王政が、国を包み込んでいた。


◆


 王都の中央に鎮座する城。

 数百年もの間、歴代の王によって受け継がれてきた歴史ある遺物……だったモノ。

 アポカリプス・クイーンたちの「趣味」によって魔術的に歪められ、醜悪な魔王城へと変わり果てている。


 悪趣味な城の最奥部にある、更に悪趣味な飾り付けが施された、謁見の間。

 そこではもはや恒例となったとあるイベントが行われていた。

 決して、まともな国家では恒例になんてならないイベント。


『判決を言い渡す。全員極刑。陽が頂点に達した時点で斬首とする』


 裁判である。

 正しく言えば、裁判の形を取った邪悪な魔女たちの邪悪な遊び。

 「反逆を企てたから」「怪しい集会を開いたから」「女王の悪口を言ったから」、果ては「女王を見る目つきが気に入らなかったから」……理由なんてなんでもいい。

 開廷から閉廷まで、進行も判決も全てがアポカリプス・クイーンたちの気分次第。

 今日ここに並べられた十数人の男たちも、自分が何の罪で極刑に処されているのかわからない。


『不服があれば聞いてやるよ。聞いた順で処刑台に並ばせてやる』


『斬首……ふゥ、ヒルダの処刑はそればっかりだのう。もっと趣向を凝らしてみないものかねぇ』

『錆びた汚れ、嫌い』


 這いつくばる罪人たちを見下ろす、アポカリプスクイーン。

 皆、40歳程度の麗しい熟女のような見た目だが、実年齢は400歳超えの大魔族。

 美魔女ではなく極悪の魔女であることは、その角や尖耳……そして近付くことすら本能が拒否する存在感が証明していた。

 三つ並んだ玉座に座っているだけで、周囲の人間に恐怖と威圧を撒き散らす、圧倒的な個としての強さ。

 並の人間では、三体が揃った玉座を見上げただけでも精神を侵され、正気を失ってしまうだろう。


 まるでどこかの絵画にでもなりそうな、恐怖と美が共存する三体の姿。

 三体揃って、黒いドレスに真っ赤なヒール、唇を染める真紅のルージュはお揃いだ。

 オフショルダーの黒いドレスからは柔らかな肩と豊満すぎる上乳が大胆に露出していた。

 今にもドレスを突き破って飛び出してきそうな乳房は、窮屈そうに薄手のドレスに形を浮かせ、その全てが規格外の爆乳であり、また下品なレベルの垂れ乳であることを自ら主張していた。

 玉座に押し付けられた尻もまた、品性を感じられない肉の塊のようであり、立ち上がればたちまちスカートを持ち上げてしまう。

 ぶっとい太ももは常に丸見えで、足先で輝く真紅のハイヒールまでが白い生足状態だ。

 綺麗と呼ぶには、余りにみっともない肉肉しさ。

 悪魔でさえなければ、きっと国中から求婚者が殺到していたことだろう。


 いや、


『二人とも煩いよッ! 今日はアタシが裁判長だ。文句があるなら、アンタたちも処刑台に並ばせてやろうかいッ!?』


 例え見てくれが魅力的であったとしても。

 その邪悪な本性のせいで魅力はプラスマイナスゼロに……どころかマイナスにまで落ちてしまうだろう。


 三つの玉座の中央に座する魔女、ヒルダ。

 優雅で美麗な未亡人を思わせる風体だが、その顔にはヒステリックな苛立ちがくっきりと浮かんでいる。

 ショートボブの黒髪を苛立たしげに振り上げて、ヒルダは左右の魔女を睨みつけた。


『騒がしいのは裁判長サマではないか? フ……暇潰しなのだから楽しまねばのぅ』


 常人がヒルダの苛立ちを向けられれば、それだけで失神してしまうであろうが。

 彼女は、艶やかな黒髪を長く伸ばしたロザリアは、まるで意に介さない。

 手にしたキセルから紫煙を立ち上らせながら、ヒルダの暴挙を楽しげに眺めている。


『……斬首に手間をかけすぎ。掃除は、手早くが基本』


 もう一方の玉座に座る、まるで人形のような黒髪長髪の美女もまた。

 ヒルダに睨まれても微動だにしない。

 どころか、世界全てに無関心とばかりに、瞼を閉じたまま動かない。

 瞑想を好むナアマは、この裁判自体にそこまで興味がないようだった。


 ヒステリックなヒルダ、古風で挑発的なロザリア、全てに虚無なナアマ。

 三体の、二重の意味での美魔女。

 三体の、下品さすら感じる豊満な女体。

 三体で、アポカリプス・クイーン。

 似通った服装は仲良しの証ではなく、か細い協力関係をせめてもの外見で取り繕っただけのもの。

 拮抗した実力の間に取り交わされた、ビジネスライクな関係を現すためのオプションにすぎない。

 同時に出現した三体の魔女は、それぞれが天より高いプライドを持った傲慢の化身だった。

 それぞれがそれぞれの実力を認めつつ、「自分が一番である」と信じて疑わない。

 だからこその寛容さが、奇跡的な拮抗を作り上げ、100年間の統治を成し遂げていた。


 だが、

 三体が仲良しこよしだったなら。

 支配される人々の安寧はもっと保障されていたに違いない。


『チ……いいわッ! 本日の裁判長は上機嫌なの』


 額に血管を浮かせたまま、ヒルダは罪人たちに向き直る。

 「どこが上機嫌だ」なんて言い返せる訳もなく、か弱き人間たちは邪悪な魔女を見上げるばかり。


『チャンスをやろうじゃないか。アタシたちと決闘して、勝てたなら無罪放免にしてやるよ』


 瞬きの直後、男たちの足元に魔道具が出現する。

 人間ならば数十人がかりで行わなければいけない複雑な物質生成魔法だ。

 それを、ヒルダはこの一瞬で成し遂げて見せる。


『武器はそいつだ。ふ……お前らには勿体無いような上物だろう?』


 魔道具を手にした罪人たち。

 ロザリアが紫煙を吐きながら『くく』と笑った。

 ナアマが珍しく瞼を開いた。


 二人は気付いていた。

 ヒルダは決してご機嫌なんかではない。

 決してチャンスを人間なんかにくれる聖人ではない。

 己の不機嫌は、他者を痛ぶり弄ぶことで発散する、典型的な極悪人でしかない。


『素敵な判決だのう、ヒルダ裁判長?』

『脳が冴えている日もあるんだ』


 そして……自分たちもまた、ヒルダと肩を並べる極悪な魔女である。


 ロザリアが、ナアマが、そのデカい尻を持ち上げた。

 尻肉に引っ張られてスカートが持ち上がり、ぶっとい太ももが顕になる。

 カツカツと、暗殺武器にすら見えるピンヒールが床を打ち鳴らす。

 全員が180センチを超える長身の魔女たちが、高みから罪人たちを見下ろす。

 その様は……地獄の入り口そのものだった。


 罪人たちに与えられた魔道具の名は「弱者の白旗」。

 効果はただ一つ、「打ちつけた相手に『誰の命令にも逆らえない』呪いを付与する」。

 片手で持てる小さな手旗で、呪いをかける以上の効果はない。

 けれど、その分だけ呪いは強力だ。

 曰く、正しく発動すればどんな悪魔だって屈服させることができる。

 例え、世界を破壊する力を持つ存在であっても。

 例え……100年間誰も逆らうことができなかったアポカリプス・クイーンであっても。


 数世代に渡って支配され続けてきた人々にとっては、喉から手が出るほどに欲し、探し求めていた希望の魔道具だ。

 それを、ヒルダは自らの手で人間たちに提供した。


『ちょっとしたハンデだよ。お前たちにも勝機がなけりゃ、ただ虫を潰すだけになっちまうからねぇ』


 旗を拾った男を見下ろし、ヒルダは笑う。

 人間の希望を、絶望そのものであるヒルダから与えられるという屈辱。

 男たちは怒り、悲しみ、己の命運を察した。


 凄まじい力を持った魔道具だが、本当に公平な戦いを求めて与えられたのではない。

 そんなこと、彼らにだってよくわかっている。

 弱者の白旗が持つ効果は、「それを手に持って、対象に打ちつける」ことで発動する。

 この、ダガーナイフ程度の射程しかない旗を、相手に直接打ちつけることでしか機能しない。

 あの、近付けば膨大な魔力で潰されてしまいそうな魔女たちの目の前に辿り着かなければ、ただの白旗でしかない。


『フ……上手に使うのだぞ? この……キセルの煙を揺らすことができたら褒めてやろう』

『敗北を認める旗を振るう……趣味悪い。けど、相応しい』


 こちらを見下し笑う、邪悪な魔女たち。

 彼女たちもわかっている。

 脅威となり得る魔道具を持っていようとも、彼らが自分たちに近付くことなど不可能だ。

 瞬きする間に超常的な高度魔法を操るアポカリプス・クイーンだ。

 罪人たちが一歩踏み出すその間に、この城を更地に変える程の魔法を発動できる。


 これはフェアネスなんかない。

 戦いなんかじゃない。

 ストレス発散を兼ねた、一方的な暴力。

 必死に喰らいつく人間を魔法で弄び、少しずつ心を折る。

 最後には、魔女に打ち付けなければいけない白旗を、真の意味で振り、降伏する様を楽しむ所までが既定路線。

 大人しく斬首されていた方が幸せだったと、大の大人たちが泣き叫びながら這いつくばる様を見て暇を潰す……ちょっとした遊びに過ぎない。


『……ン』

『おぉ?』

『へぇ』


 けれど、男たちは白旗を捨てることはなかった。

 彼らは、祖父祖母の世代から虐げられ続けてきた存在。

 邪悪な魔女に一矢報いることだけを生きる糧としてきた反逆の使徒。

 例え、限りなくゼロに等しいとしても、勝機があるなら諦めない。


「……は、ァァァッ!」


 受け継がれてきた怒りの感情を魔力に込め、男は呪文を唱える。


『はッ、しょうもない』

『なにそれ。やる気あるの?』

『く……ふ、ふふふ……愛らしいのぅ』


 魔法の波長で全てを理解し、アポカリプス・クイーンたちから失笑が溢れた。


 男が発動しようとしている魔法は「ムンダラ」。

 言わば最高のギャンブル魔法。

 真の意味でなにが起きるかわからない。

 国ひとつが滅びる火球を生み出すこともあれば、唱えた者が血飛沫を上げて爆散することもある。

 周囲の人間を陽気に笑わせるだけのことも、邪悪な呪いを振り撒くことも、時には「ハズレ」とばかりにスカした音が聞こえるだけのこともある。

 どんな現象が起きるのかが全く予想できず、全くと言っていいほど使い道のない魔法として有名だ。

 彼女たちレベルの悪魔にとっても、低級かつ貧相な魔法という他ない。


 呪文を続ける男を見下ろし、しかし魔女たちは動かなかった。

 唱える間に、彼を粉々にする魔法を10パターンは展開できるだろう。

 けれど、それはアポカリプス・クイーンのプライドが許さない。

 傲慢な女王としての魂が、人間如きの抵抗に真面目に対処することすらも許さない。

 アポカリプス・クイーンは絶対の存在である。

 人間などに敗れることはあり得ない。

 人間などに、冷や汗をかくことすら、あり得ない。


 故に、三体の悪魔はその下品な肢体を微動だにせず、男の魔法を見守った。

 故に、その奇跡の瞬間が訪れた。


「ムンダラァッ!」


 渾身の魔力を乗せて打ち出された魔法は、


カッ…………ガァア゛ッ!


『『『な』』』


 慢心たっぷりで立ち尽くした女王たちへと一直線。


ドガアアアアアンッ!


 下劣な者たちの悲鳴すらかき消して、国中に響き渡る程の轟音を響かせた。

 唖然とする罪人たち。

 ムンダラを撃った本人すらも、その光景が信じられなかった。

 暗く、下品なランプだけで照らされていた謁見の間に、陽の光が差し込んでいた。

 撃ち出された魔法が玉座を粉砕し、背後の壁に穴を開けていた。

 天文学的確率を突破して、ムンダラが生み出せる「大当たり」を引き当てたのだ。


 魔法の軌跡に、形あるものはほとんど残っていない。

 あるのは三つ。


『か……ァ゛ッ……』

『げフッ、ぐ……ぅ゛……』

『ッぐ……ぅ゛、ァ゛……』


 あの魔法を真正面から受けてしまい、白目を剥いて倒れた三体の悪魔たち。

 煌びやかなドレスはボロボロに破け、砂埃が全身に降り積る。

 さっきまで玉座でふんぞり帰っていたのが嘘のように、魔女たちは仲良く気絶していた。

 逆に、あれだけの威力の魔法を受けて、気絶で済んでいることに寒気が走る。


 だが、ともかくだ。


 奇跡だ。

 偶然だ。

 たまたまだ。

 だが、確実に現実だ。


 ここぞというこの一点で、男は勝負に勝ったのだ。


 大の字に手足を投げ出している魔女たちに歩み寄り、男は弱者の白旗を振り上げた。


◆


「女王を討ち取った」


 その吉報は瞬く間に王都中を駆け巡った。

 気の早い連中は国内にそれを伝えるべく馬車で王都を飛び出した。

 まだ現実を受け入れられない大半は、恐る恐る城へ集まった。

 城の前に集まった民衆は、一画が大きく崩壊している王城に仰天した。


「皆、聞いてくれ! たった今、アポカリプス・クイーン……いや、この傲慢なクソババア共は王の座から引き摺り下ろされた! もう、こいつらの悪趣味に付き合う日々は終わりだ!」


 今日処刑されるはずだったレジスタンスの男たちが、バルコニーに現れる。

 そしてその側に、まるで戦利品のように膝をついて座らされている……三体の肉の塊。


『『『ぐぅ゛ぅ゛ぅ゛……ッ!』』』


 ボロボロのドレス。

 崩れたメイク。

 ドレスの隙間からはみ出ているみっともないエロ肉。


 人々は、己の目でソレらを確かめて、やっと。

 全てを理解し、涙を流した。


 魔法で身動きを封じられた、ヒルダとロザリアとナアマ。

 己の邪悪さで国をボロボロにした諸悪の根源、憎きアポカリプス・クイーンが、捉えられている。

 怒りの感情をむき出しにして自分たちや男たちを睨みつけている。

 だが、睨むばかりでなにもできない。

 演技やお遊びではなく、本当に男たちの手によって力を封じられている。


「我らは勝利した! 邪悪な魔女共の命は俺たちが握っている! もう怖がることも、涙することも、痛みを我慢することもない! この国は……人間の国だ!」


 弱者の白旗を掲げた男。

 集まった人々は、生まれて初めて、歓喜の喝采をあげた。


◆


「俺たちは、このババァ共の処遇について……奉仕をさせるべきだと考えている」


 事のあらましを説明し終えた男たちは、最後にそう切り出した。

 処刑して終わりになんてさせない。

 人間にとっての100年は、一生にすら収まらない。

 悪魔たちが人々から奪ったものは、世代を超えた長い自由だ。


「クソババァ共のブサイクな首三つなんかと、我々が失った時間が吊り合うわけがない! だから、ババァ共のなが〜い一生を、人間様の為に尽くしてもらうべきだ!」

『『『ッッッ!』』』


 ヒルダが、ロザリアが、ナアマが、一斉に男を睨みつける。

 だが、もはやその視線に意味はない。

 所詮、長生きしただけのババァのヒステリーでしかないのだ。


 だが、人々の反応は思いの外、慎重に見えた。

 ここに集まった老若男女は、生まれた時からアポカリプス・クイーンの政権だった者たち。

 親から悍ましい魔女の話を聞かされ、周囲の人が処刑され、時には家族や自分自身すらも魔女の気まぐれに巻き込まれた者たちだ。

 今、そんな魔女たちが目の前で捉えられいてる姿を見たとしても。

 長年刷り込まれた恐怖心はそう簡単には拭えない。


「……よし、ならば! 今ここで、コイツらがただの間抜けなババァでしかないことを示そうじゃないか!」


 人々の不安を感じ取った男は、手にした弱者の白旗を振り上げた。

 一度相手を服従させたその魔道具は、それ以降、服従者への命令道具として機能する。


「ババァ共よ! ここで宣誓せよ! 衣服を捨て、魂に首輪を付け、この国、この人々に一生涯奉仕し続けることを誓え!」


キィィィンッ!


『『『ふぐぅ゛ぅ゛ぅ゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 命令は絶対だ。

 そして、命令は幸福だ。

 主従関係はただの力ではなく、快感を伴って服従者を支配する。

 ヒルダ、ロザリア、ナアマは……腹の底から湧き上がる快感に肉を支配され、命令に従う悦びを教え込まされる。


バサ、カランッ、ジャララ……


 ボロボロのドレスを、数々の装飾品を、高位の魔道具を、魔女たちは自らの手で外していく。

 そうしてバルコニーの先に立ち、人々に全てを曝け出す。


「名乗ってやれ。できる限り……くく、皆を怖がらせないよう、間抜けにな!」


 男の命令に合わせて、魔女たちはがばっと太ももを左右に広げる。

 腰を落とし、両手を頭の後ろへ。

 大衆にその肉肉しさが……下品なまでのデカ垂れ乳が、綺麗に毛を剃られた股間が、命令に従う快感で火照った熟れ肉が、余すことなく晒される。


だぶるぅうん゛ッ❤︎ だゆッ❤︎ ドゆぅんッ❤︎


『ババァ一号ッ❤︎ ヒルダでございますッ❤︎ スリーサイズはバスト116ッ❤︎ ウエスト76ッ❤︎ ヒップ120のどスケベババァボディですッ❤︎ こ、これまでの傲慢な行いを反省しぃ……ッ❤︎ し、生涯ッ❤︎ 人間様の為に尽くすことを誓いッ❤︎ ち、誓い、ますッ❤︎』


 ヒルダは怒りと屈辱で顔を真っ赤にしながら、声を搾り出した。


ぶるるッ❤︎ ドだっぷ❤︎ ダばるぅんっ❤︎


『ババァ二号ぅ゛……ろ、ロザリアで、ございますじゃッ❤︎ スリーサイズ、113の、70のォ、112ぃッ❤︎ ど、ド淫乱ババァボディですじゃッ❤︎ 皆様への非道な行いを恥じてッ❤︎ このババァボディい゛ッ❤︎ 全て、国と国民に捧げることを゛ぉ゛ッ❤︎ 誓いますじゃッ❤︎』


 ロザリアは歯をむき出しにして命令に耐えようとするが、努力が実ることはなかった。


ぶりんッ❤︎ だぷ❤︎ だぷ❤︎ どだぶるるんッ❤︎


『ばッ、ばッ❤︎ ババァッ❤︎ 三号ォっ❤︎ な、ナアマ、です……ッ❤︎ スリーサイズは、B110ぅッ❤︎ W71ぃッ❤︎ この……え、Hッ❤︎ 115のォ゛ッ❤︎ ふしだら、ババァボディです……ッ❤︎ 女王として犯してきた、数々の失政の責任を取りッ❤︎ この身体で……肉払いをッ❤︎ 一生かけて行うことを誓い、ますッ❤︎』


 ナアマの無感情な人形じみた顔に、奥底に眠るプライドの炎が宿っていた。


 乳肉を上下左右に揺らしての腰振り無様ダンス。

 羞恥と屈辱、そして望まぬ快楽でぐちゃぐちゃになった魔女たちが叫ぶ、服従宣言。

 あの、高慢でプライドが高く、人間をコバエとすら見ていなかった魔女たちが。

 スケベな肉を必死に揺らして間抜けに踊っている。

 聞くだけで雄たちの股間を熱くさせるスリーサイズを曝け出し、己の肉体を淫らな言葉で飾りたてる。


 次第に民衆が声を上げだす。

 熱が広がり、誰かの熱と混ざり合い、一つの大きな流れとなっていく。

 心のどこかでまだ疑っていた。

 暇を持て余した魔女たちが、自分たちが陥落したと国民に思わせ、最後の最後で梯子を外そうとしているのではないかと。

 今喜んでも、結局は全て無駄になるのではないかと。

 けれど、


「ほれ、もっと媚とかねえと、即時処刑台行きかもしれねえぞ?」

『ふほォ゛ン゛ッ❤︎ ゆ、許してくださァ〜いッ❤︎』

『んッッッぐぅ゛〜〜〜ッ❤︎ 妾まだッ❤︎ 死にたくないのじゃァ〜ッ❤︎』

『なんでもするからッ❤︎ ど、ど、どうかッ❤︎ お慈悲をォ〜〜〜ンッ❤︎』


 流石にありえない。

 こんなにも無様を晒すまで演技を続けられる訳がない。

 ネタバラシをするのなら、とっくに男たちは消し炭にされている頃合いだ。


 本当なのだ。

 魔女たちは敗北し、再び人間の時代がやってきたのだ。

 その熱が、人から人へ伝わって、歓喜の喝采を広げていく。

 100年の時を経て、人々は忘れかけていた喜びの感情を存分に堪能していた。


『『『ふぅ゛ぅ゛ぅ゛ッ❤︎❤︎❤︎』』』


バキッ! ビギキキィ゛ッ!


「なにッ!?」


 しかし、この状況に満足していない者が三体。

 当の魔女たちだ。

 数百年積み上げ続けた高い高いプライドを傷つけられた、ババァもといアポカリプス・クイーン。

 ほんの数時間の屈辱だけでも、彼女たちの怒りを頂点に達するには十分なものだ。


『このッ! クソッ、ガキッ、がぁア゛ァ゛ァ゛ッ!』

『よくも……高貴なる妾によくもこんな仕打ちをォ゛ッ!』

『許さない、嫌い、許さない、嫌い……絶対、絶対に、壊してやる……ッ!』


 絶対服従を課しているはずの呪いに、膨大な魔力で抵抗する。

 無様なガニ股降伏ポーズで固定された肉体が、少しずつ外れていく。

 ギギギ、と錆びた歯車を力ずくで回すように、魔女たちはぎこちない動きで立ち上がった。

 が、


「お座りッ!」


どッぱァァァン゛ッ!


『『『ブホオ゛ォオ゛オ゛ォオ゛ォオ゛ッッッ❤︎❤︎❤︎』』』


 全力を振り絞っての抵抗はそこまでだった。

 男たちを睨みつける間もなく、筋骨隆々の雄の手のひらが、ババァ共の尻肉や乳肉に叩きつけられた。


『ボヘェ゛ッ❤︎』

『ブギェ゛ッ❤︎』

『オギェ゛ッ❤︎』


 面白いように吹き飛んだババァ共。

 床やバルコニーの手すりに叩きつけられ、無様な悲鳴をあげる。

 むっちりとした肉を震わせ、起き上がることすらできない姿には、かつての恐怖を象徴していた魔女の面影はない。


「安心してくれみんな! コイツらにできる抵抗なんてこの程度だ!」


 静まり返った民衆に、男は声を張り上げる。

 正直、かなりヒヤっとしたのだが、そんな気配はおくびにも出さない。

 魔王すら完全屈服させる弱者の白旗の束縛に魔力だけで抗うなんて、予想できるはずがなかった。


「ったく……もっと束縛を強めなくちゃなッ!」


 床に転がるババァ肉を持ち上げる。

 肉厚な肢体に指を沈め、手すりへと叩きつける。


『ぎゅォ゛ッ❤︎ は……なッ!? 何をしてるんだいッ!?』

『あ、ちょッ! やめんか馬鹿者ッ! ぶぎッ❤︎ お、おちッ、落ちるッ❤︎』

『……ッ! この、触るな! み、見るなッ! 人間風情が……んぎぃいッ❤︎』


 尻を上に、頭を下に。

 まんぐり返しと呼ばれる姿勢で、三体の雌肉たちは衆目に晒される。

 おまんこ穴も、尻穴も、だぶるっ❤︎ とみっともなく顔を隠すデカチチに至るまで、全身余すことなく無様で塗り固められたオブジェと化す。


「皆も心配だろう? このババァ共が本当に屈服できているのか!」


 魔女たちを抑える男それぞれが、弱者の白旗を掲げる。


「今ここで、もう一度! 証拠を見せてやる!」


 男の掛け声で、掲げられた白旗の持ち手が一斉に、抑えつけられた魔女たちに向かう。


『ッ! まさか!』

『や、やめんかぁッ!』

『待って、嘘ッ!?』


 その一瞬。

 全てを察した魔女たちが、100年間一度も見せたことのない「焦り」の感情を露わにする。

 慌て、制止し、動揺する。

 これまで自分の気分一つで軽々と踏み潰してきた人間たちに、心底ビビっている。

 この一瞬の景色を己の目で見られたという、それだけで。

 集まった人々は救われた気分だっただろう。


ズボォ゛ッ❤︎


『『『ンゴォオ゛ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 あまつさえ、その尻穴に、無様に白旗を突っ立てられた姿を見られたのなら。

 これまでの恨み辛みも一発で晴れてしまうだろう。


「オラッ! これで理解したかクソババァ共ッ! お前らはもう、女王でも魔女でもねぇんだよぉッ!」


 男たちは何度も何度も白旗を振るう。

 一撃で主従関係を確立させられる白旗の力を、魔女たちに、そのアナルに、何度も振り下ろす。


ぬぼッ❤︎ ぶずぼッ❤︎ ずっほ❤︎ ぶずぼ❤︎ ぬぶっぼ❤︎


『おごッ❤︎ このガキッ❤︎ ど、どこに挿してッ❤︎ ぬ゛ごほォ゛ッ❤︎』

「てめェのぶっせェアナルだよッ! こんな太い棒もすんなり入っちまうとか! どうなってんだ、あぁッ!?」


ぬぼッぬぼッぬぼッぬぼッ❤︎


『やえ゛ッ❤︎ やひッ❤︎ やへッかばかもりょ゛ッ❤︎ こンなごッ❤︎ お゛ほォ゛ッ❤︎』

「止めるわけねぇだろクソババァッ! まだそんな喋り方ァできるとは……ほじくりが足りねえのかぁッ!」


どづんッ❤︎ ぐち、ぐち、ぐち❤︎ ぢゅぐぢン゛❤︎


『お゛ぅう゛お゛ッ❤︎ ほォ゛ッ❤︎ あなりゅ゛ッ❤︎ う゛ぉ❤︎ お゛❤︎ お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎』

「アナルがどーしたよッ! いつもみてぇに鬱陶しい喋り方で罵ってくんねぇのかよぉッ!?」


 既に魔女たちと男たちの間には、絶対の主従関係が出来上がっている。

 男たちが起こすアクション全てを、服従した魔女たちは悦んで受け入れなくてはならない。

 その上でこうして、無様な顔で、みっともない声で、オホアヘ乱れながらも、抵抗の言葉を叫ぶことができるという事実。

 アポカリプス・クイーンなる存在がどれだけの規格外だったのかがよくわかる。

 こうして弱者の白旗で服従させられたことがどれだけの奇跡だったのかを実感できる。

 そして、そんな絶対強者であっても、


ぐち❤︎ ぐりぢッ❤︎ ずどぢゅッ❤︎❤︎❤︎


 白旗の効果からは逃れられないのだと理解できる。


『ふぎ❤︎❤︎❤︎』

『ンぐォッ❤︎❤︎❤︎』

『ぶぎょぅン゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 少なくとも、ぶりぶりと痙攣する淫肉そのものは、とっくに屈服している。

 尻穴に旗を突き立てられる衝撃を快感に変換し、下品な雌肉全体が敏感に反応している。

 だが、その心は。

 数百年間最強であり続け、高く積み上げたプライドの上でふんぞりかえり、敗北を認めることができない幼稚な心は。


「ほれ、そのままブス顔を皆に見せてやれ! そのままバカ顔でケツイキかまして、一生人間に奉仕すると誓え!」

『『『ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 そう簡単には崩れない。

 崩れることができない。


『そんな宣誓ッ❤︎ するわけないだろうッ! このチンケな人間共がぁッ!』

『ゴミ虫相手に屈服などッ❤︎ 死んでもお断りじゃぁあッ!』

『嫌……いや、いやッ❤︎ いやぁッ❤︎ 絶対イヤ❤︎ 嫌い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛〜〜〜ッ!』


 ヒルダも、ロザリアも、ナアマも。

 間髪入れずに命令を拒絶した。

 尻穴に白旗をおったてられて尚、無様な裸体もオホ顔も低い唸り声もバレているのに、上位存在としての誇りはカケラもくじけてはいなかった。


「……そうかよッ!」


ずぼッ❤︎ ずぼッ❤︎ ずっぽ、ずっぽ、ずっぽ❤︎


『『『ぐふぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 悪魔にとって、こうした精神的耐久性は非常に重要だ。

 魔力や魔法は心と魂で扱うものであり、それらの威力やコントロールには精神力が不可欠だからだ。

 己が最強であると自負することが、アポカリプス・クイーンという絶対存在をより一層強く保っていたといって言い。

 我儘でプライドが高く、己が世界一偉くて強くて美しいと信じることこそ、悪魔が強くなり続ける秘訣と言って良いわけだ。


 その一方で、一度負ければズブズブと泥沼にハマっていく欠点となる。

 折れることのできない頑固な気質は慢心を呼び、敗北を認めることのできない幼稚さにも転化する。

 正に、バルコニーの上で晒し者となっているババァたちのように。


「じゃあ命令してやるよババァ共ッ! 皆様に渾身の屈服謝罪アクメをお見せしろぉッ!」


どぢゅン゛ッ❤︎❤︎❤︎


『『『ぶぎょォ゛❤︎❤︎❤︎』』』


 既に勝敗は決した。


どぢゅッ❤︎ ずぼぢゅ❤︎ ぼぢんッ❤︎ ずぢゅんッ❤︎ ごぶぢゅン゛ッッッ❤︎❤︎❤︎


『『『ふぎょゥ゛❤︎❤︎❤︎ おぎゅン゛❤︎❤︎❤︎ いぎゃぉ❤︎❤︎❤︎ お゛ほッ❤︎ い゛ぐッ❤︎ イグッ❤︎ イグゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ッッッ❤︎❤︎❤︎』』』


 ヒルダは、ロザリアは、ナアマは、尻穴をほじくる棒の力に縛られた。

 三体の縛りを解除できるのは……今、彼女たちを辱めている男たちだけ。

 しかし、祖父の世代から魔女たちへの恨みを募らせた男たちがそう簡単に縛りを解いてくれる訳もない。

 全ては、自分たちが撒いた種。

 自業自得の末に、ババァたちはこうして、


『お゛お゛お゛ぉ゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎ くぢょぉ゛ッ❤︎ このアタシがなんでッ❤︎ ふンぎぃい゛ッ❤︎❤︎❤︎』

『ゆりゅじゃン゛ッ❤︎❤︎❤︎ 人間ふぜィ゛ぎゃッ❤︎ わらわに斯様なくぢゅぢょぎゅぉお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

『しッ❤︎ し、しねッ❤︎ しねぇ゛ぇッ❤︎ ころじでやる゛ッ❤︎ 全ぃ゛ッ❤︎ んぎぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ッッッ❤︎❤︎❤︎』


 尻穴に深々と棒を突き立てられている。

 肛門に屈辱的な熱い快感を覚えさせられ、全身に脂汗を浮かばせて、ホッカホカの焼き豚状態にまで成り果てて、


『『『ぶぎぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ーーーーーーッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ イグッ❤︎ イグゥ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ケツッイ゛ッグゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』』』


びゅ❤︎❤︎❤︎ びゅッ❤︎❤︎❤︎ びゅーーーーーーッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎


 無様な三連潮吹きアクメをするに至ったのだ。

 バルコニーから飛び出した三本の水流が、キラキラと日光に輝きながら地面に降り注ぐ。


 世にも汚い恵の雨を、人々は見上げていた。

 あちこちから失笑が生まれ、やがて嘲笑へと変わり、最後には全て大爆笑になった。


『……ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』

『ぶひょ❤︎ ぎゅほぉ゛ぉ゛ぉ゛ンッ❤︎❤︎❤︎』

『お゛ひ❤︎ お゛ひ❤︎ お゛ひン゛❤︎ ぐ、ひぃ゛ぃ゛ぃ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


ぢょぼぼ❤︎ ぢょぼぼぼぼぼ…………❤︎


 潮吹きし果てた末、最後には情けない勢いで小便まで漏らすババァたち。

 それを見上げ、また人々は爆笑する。

 引きつったオホ顔で失神するババァ共の顔に、自らの小便が降りかかっているのだ。

 笑わずになんていられない。

 もはや、誰もが三体の悪魔を恐れなくなっていた。


「ここまでやって、疑う者はいないだろう!?」


 男がバルコニーから叫ぶ。


ばちぃんッ❤︎


『『『ふギャん゛ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 ついでとばかりにババァの駄肉をひっぱたく。


「アポカリプス・クイーンは今日ここで沈んだ! 今ここにいるのは……くく、そうだな。アホデカケツのババァ共だ! だただたケツのでッけえ、ただのエロババァだぁッ!」


 男は両手を天高く振り上げた。

 人々もまたそれに続いて手を上げた。


 100年続いた女王の圧政が、完全に終結した瞬間だった。

 悪しき魔の女王たちは玉座から引き摺り下ろされる。

 これまで虐げてきた人々が立つその場所より、更に下の階層へと。


◆


……奉仕活動、3日目。


「起きろババァ共ォッ! 人間様より起床が遅いたァ……いいご身分だなァッ!?」


 まだ朝日も登らない頃合い。

 王都の端に建設された見窄らしい小屋の中。

 飼育係の荒々しい怒声が魔女……だった者たちを叩き起こす。


『ぐぅ゛……煩いッ! アタシはアタシの気分で寝起きするんだよッ!』

『朝から汚い声を聞かせるでない! 妾の耳が腐ったらどうする……』

『黙れ、煩い……黙れ、煩い、嫌い、最悪……』


 最低限の寝藁に転がっていたババァたちが、眠い目をこすりながら起き上がる。

 機嫌は最悪。

 かつて、玉座にこの顔が並んでいたら、人間たちは自分の命運を悟ったことだろう。


スパぁンッ!


『ひぎぃい゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 飼育係はしかし、ババァ共の機嫌など意に解さない。


「とっとと起きて外に並べクソ豚共ォ゛ッ! 俺は忙しいんだよッ!」


ばぢィィンッ!


『ふギャぁン゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 ヒルダを、ロザリアを、尻を叩いて吹き飛ばす。

 魔力を使えなければ、魔女だろうが女王だろうがただの肉厚なデカババァ。

 ずんずんと近付いてくる飼育係に、ナアマはキッと細い目で睨みつける事しかできない。


べっちィィィンッ!


『ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 そして、先の二体と同じく尻をひっぱたかれて寝藁に叩き伏せられる。


「起きて外に出ろババァ共……命令だぁッ! とっとと「仕事」に行きやがれ!」

『『『ぎぅ゛ぅ゛ぅ゛ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 メートル超えのデカケツに、大きな手形を腫らした雌豚ババァたち。

 痛みと快感に震えるばかりの肉体が、「命令」の言葉を聞き、跳ねるように動き出す。

 乳房を跳ね上げ、手足をカクカクと動かして、小屋の外へと歩き出す。

 何重にも屈服の契約を結ばされた三体の身体は、人間の言葉に抗う力はない。

 「命令だ」と言われれば、どんな無理難題にだって挑まなければいけない。

 そこに誇り高い魔女のプライドは……関係ないのだ。


 「アホ❤︎デカ❤︎ケツ❤︎ ぶりぶりハウス」と看板がかけられたその小屋が、元・アポカリプス・クイーンたちの新たな城だった。

 煌びやかなシャンデリアも、高貴な大理石の柱も、気分を高揚させるお香もない。

 板材をとりあえず貼り合わせ、床に心ばかりの寝藁を散りばめただけの……豚小屋にも劣る建物のようなモノだ。


 ババァたちは飼育係に追い立てられるようにして、のそのそと小屋から外に出た。


 アポカリプス・クイーン改め、アホデカケツババァーズには、毎日山ほどの仕事が与えられる。

 反抗禁止、逃亡禁止の仕事だ。

 飼育……もとい雇用期間は一生。

 それが契約なのだから、ババァたちには逆らう手段がない。


「あ! ババァ起きた!」

「あははッ! 今日も元気そーじゃん!」

「おいババァどもぉ! もっとシャキッと歩けよー!」


 市街地に入れば、行き交う人々の視線が一気にババァたちに向く。

 真っ先に突っかかってくるのは、朝から元気な子供たち。

 無様なババァの出勤を発見し、口々に囃し立てる。


『このッ! 生意気なチビガキ共が……ッ!』

『ドロ臭い小僧の分際で……妾に近付くでない!』

『人間の子供……小さい、気持ち悪い、嫌い……!』


 自分たちより遥かに小柄で、弱い生き物たちに囲まれるババァたち。

 筋骨隆々な成人男性ならまだしも、子供相手ならば今のババァにだって勝機はある。

 しかし、手出しはできない。

 子供達もまた「人間様」なのだ。

 人間以下のババァが傷つけて良い相手ではない。


「おらっ! なんとか言えこのデカケツ!」

『あ、ちょっとッ❤︎ 引っ張るんじゃないよクソガキ……んぎぃい゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』


 ヒルダの「服」がいたずらっ子に引っ張られた。

 ババァたちに与えられた作業着は、ペラッペラな上着一枚。

 ただでさえ小さい上に、着ているのがデカケツデカチチボディなババァたち。

 乳首とおまんこを隠すのが限界ギリギリ。

 極薄の布地がデカチチで引っ張り伸ばされ、乳輪も乳首もくっきり浮かんでいた。

 股間に至っては、もはやV字のパンツかという食い込みっぷりだ。

 前からみれば食い込みまん肉がモロ見え、後ろに回ればデカケツ谷に布が飲まれて何も履いていないも同然の有り様だ。


 そんなヒルダの紐化したパンツがクソガキに引っ張られる。

 おまんこにグリグリと紐が食い込んでいく。


「おっぱいでけーっ! あ、でもなんか垂れてる……ババァだから垂れてんのぉ?」

『し、知ったことかッ❤︎ やめんかッ❤︎ ず、ずれて……ひぎぁッ❤︎❤︎❤︎』


 ロザリアのデカパイを勝手に触り、引っ張るクソガキ。

 辛うじて乳首に引っかかっていた上着がバリュるんっ❤︎ と外れ、見事な垂れ長乳が露わになる。


「あ、今日も叱られ後発見! 毎日怒られてんじゃんお前らー! あったまわるぅい!」

『違う❤︎ 私たちはそもそも……オ゛ひん゛ッ❤︎❤︎❤︎ くぉ゛〜〜〜ッ❤︎』


 ナアマの尻に浮かんだ手形を見つけたクソガキ。

 まだじんじんと痺れるそこに、追撃の平手打ちが何度も何度もヒットする。


「まあ……今日も朝から元気ねえ」

「でもちょっと……お仕置きにしては見た目が汚すぎない?」

「仕方ないでしょう? ババァの美的センスは私たちとは違うんだから……」

『『『……ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 遠巻きにその様子を眺めているのは子供達の母親グループ。

 ヒソヒソ声での会話も、悪魔の地獄耳にはしっかり届いている。

 声だけではない。

 四方八方からの視線。

 本来は自分たちへの反抗心をいち早く察知して潰す為に獲得した超感覚だった。

 だが、今となっては恥辱をより一層昂らせるだけの淫らなスキルに成り果てる。


『じッ❤︎ ジロジロとッ❤︎ このアタシの恐ろしさをもう忘れたのかいこいつらはッ❤︎』

『汚らしい視線を向けおってぇぇぇッ❤︎ 忌々しいッ❤︎ 早く全員焼き払ってやりたいわッ❤︎』

『み、み、み、見るな……見るな見るな見るなッ❤︎ ジリジリ、気持ち悪いッ❤︎ 全員、目、潰れろ……ッ❤︎』


 ガキ共に邪魔され、人々に噂され、目で馬鹿にされ。

 それでも指一本触れられず、口答えひとつ返せないババァ共。

 屈辱に顔を真っ赤にし、唇を噛み締めながら広場へと向かう。


「遅いぞババァ共! お前らのせいで仕事はたらふく詰まってんだ! チンタラ歩いてないでとっとと並ぶんだよ!」

『るッさい! アタシだって好きでやってんじゃないんだよ!』

『そう言うなら、あのガキだけでもどうにかせい!』

『う゛ぅ゛ぅ゛〜〜〜汚い声、汚い気配っ❤︎ 嫌い嫌い嫌いぃぃっ……!』


 広場にたどり着けば、紹介屋が待っている。

 再びどやされ、再び悪態を吐くババァたち。

 だが魔法で縛られた肉体は、ノロノロと紹介屋に並んでしまう。

 朝から広場までのルーティーンは完璧に決められている。

 途中でどんな邪魔が入ろうと、ババァたちは毎日広場に来なければいけない。

 そして、


『バカッ❤︎』

『デカッ❤︎』

『ケツゥッ❤︎』

『『『本日もぉッ❤︎ 人間様のために誠心誠意、奉仕活動をさせていただきまぁ〜すッ❤︎』』』


 紹介屋に背を向け、統率の取れたご挨拶をする。

 ガニ股ポーズで尻を突き出し……そこに書かれた無様な落書きを見せつける。

 ヒルダには「バカ」。

 ロザリアには「デカ」。

 ナアマには「ケツ」。

 三体合わせて「バカデカケツ」。

 人間様に付けて「いただいた」、「ありがたいお名前」だ。

 古来より、名を貰った者と名付け親との間には上下関係が確定する。

 これにより、ババァ共はより一層人間たちに抗えなくされていた。


「くくッ、こりゃぁ死ぬまで見続けても飽きねえだろうなぁ」


 目の前でブルブル揺れるデカケツたちを見て、紹介屋は心底嬉しそうだった。

 手にした三つの棒を、その尻穴に向ける。

 木をイボイボと凹凸まみれに切り出したソレは、あの弱者の白旗を加工したものだ。

 魔力を帯びた棒たちはブルリと震え、


パシュッ!


ズボォんッ❤︎❤︎❤︎


『『『ぶぉッッッほぉ゛ぉ゛ぉ゛ン゛ッ❤︎❤︎❤︎』』』


 それぞれのアナルにぶッ挿さる。

 イボと振動たっぷりの刺激的なアナルディルドだ。


ぶるッ❤︎ ぶるるるるるぅぅぅ〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎


『ぐぉ゛ぉ゛ぉ゛~~~ッ❤︎❤︎❤︎ ぢょッ❤︎ 振動づよぃい゛ッ❤︎❤︎❤︎』

『ふぎッ❤︎❤︎❤︎ ぢょッどまぢぃいッ❤︎ お゛ッ❤︎ アナルきグぅぅぅッ❤︎❤︎❤︎』

『ぎゅぐッ❤︎ ふ❤︎ ふンぎッ❤︎ イぐッ❤︎ イぐッ❤︎ ケツイぎぅう゛ぉ゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎』


ぷしッ❤︎ ぶぢょ❤︎ ぷッしィィィーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎


 振動がババァの身体に浸透する。

 水面に生まれた波が広がるように、尻穴からデカケツへ、むっちりの太もも、胴体、だぷだぷとだらしなく暴れる乳房へ……みるみるアクメの振動が雌肉に広がっていく。


 本来は言葉や文字ではなく、振動のパターンで情報を伝える諜報目的に生み出された魔法。

 だが悪用すれば、尻穴から脳へ、アクメと共に命令を伝える淫具へと進化する。


「命令は伝わったかぁッ!? なら、とっとと仕事に行け! どんくさババァ共ッ!」


ばぢん❤︎ へぢぃ❤︎ ずパァンッ❤︎


『ぶぎぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎』

『ふンごォ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎』

『ぶぎゃォ゛オ゛ンッ❤︎❤︎❤︎』

「その命令棒、職場に行くまで落とすんじゃねぇぞぉ!」


 またまたデカケツを引っ叩かれ、左右に紅葉型の模様を作られるババァたち。

 ぷしょぷしょ❤︎ と無様に軽イキ潮を撒きながら、震える身体で歩き出す。

 無様を極めた三つのエロ肉を、朝日が眩しく照らし出していた。


◆


 アホデカケツの三ババァたちは、毎日毎日、王都のどこかで仕事を任される。

 もちろん、全ては罪滅ぼしのためであり、報酬はゼロ。

 一生かけて、何の特にもならない奉仕活動をし続ける。

 哀れに思うだろうか?

 否。

 国民は永遠に圧政の記憶を忘れない。

 女王たちの気分一つでありとあらゆる苦難に苛まれた時間を忘れない。

 毎日誰かが苦しみ、自分の順番が来ないことを祈り続けた日々を忘れない。


 決して、許すことはない。


◆


……奉仕活動、5日目。


「よぉーい……スタートッ!」


ばっちぃぃぃんッ❤︎


『『『ブヒィィィィィィッッッ❤︎❤︎❤︎』』』


 デカケツを引っ叩いた衝撃で、ババァ共はよちよちと歩き出す。

 尻を振り上げ、乳房を揺らし、汗だくになってゴールを目指す。


 この100年、「ビリになったら処刑」なる悍ましいレースが繰り広げられていた競技場。

 アポカリプス・クイーンによる気まぐれ思いつきで汚された悍ましい場所。

 全てが覆った今、コースを走るのは……ババァたちだ。


 第一回、お尻ぺんぺんダービーの開幕だ。


「おりゃおりゃッ! まっすぐすすめババァッ! こっちだこっち! ちゃんとルート見ろッ!」

『う゛ンぎッ❤︎ このッ❤︎ くしょがひぃ゛ッ❤︎ お゛ぎ❤︎ アタシの角に触んな゛ッ❤︎ む゛ぉ゛ッへェ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 ババァの背には元気で生意気なクソガキが二人ずつ。

 一人はババァたちの鼻フックに繋がる手綱を引き、悪魔の証である角をハンドルのように掴んでいる。


「動け動けぇッ! 2位じゃダメなんだよ2位じゃぁあッ! ババァ力全開でイけぇえッ!」

『ぶぎッ❤︎ ブゴォォオ゛ッ❤︎❤︎❤︎ たッ❤︎ ただぎゅなッ❤︎ わかッどりゅッ❤︎ 進めばいいんだろぉお゛ッ❤︎』


 一人は後ろ向きで乗り、ぶりん❤︎ と実りの良いケツをひっぱたくエンジン係。

 叩けば叩くだけスピードを上げるように命令済みだ。


「イケイケデカババァッ!」

「そのデケェ肉は何のためにあるんだよケツ女ァッ!」

「いつまでドベ走ってんだァバカブタッ! もっと前出ろォ゛ッ!」

『ふぎッ❤︎ ンぎぃ゛ッ❤︎ う、う、うるざぃッ❤︎ ぶぎょッ❤︎ ふぎン゛ッ❤︎ なんで❤︎ 私がこんな……ッ❤︎ ふぎゃッ❤︎ ぶぎィィィ~~~ッ❤︎❤︎❤︎』


 集まった観客が口々にババァたちを応援する。

 と言っても、罵倒100%の悲惨な応援だが。


ばちんッ❤︎ ばちんばちんべぢぃぃんッ❤︎❤︎❤︎


『ぶひょぉお゛ッ❤︎ ぶぎッ❤︎ ンぎぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎ そッ❤︎ そんなに叩くんじゃない゛ッ❤︎ も、もぉスピードでないぃい゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「ババァが文句言うな! もっと走れ! おっぱいだぷだぷする暇あったら手を動かせ!」


 鼻フックで不細工顔を晒すヒルダ。

 背中のクソガキに文句を垂れるが、一蹴される。


「おい、ちゃんと曲がれよババァッ! コーナー意識しなきゃ抜けないだろぉっ!」

『お゛ヒぃ゛ッ❤︎ ぐッ❤︎ うるさいッ❤︎ 妾にいちいち命令するなッ❤︎』

「うるさいのはお前だババァッ! 文句言う前に走れッ!」


ぐりぐりぐりッ❤︎


『ふぎょぉ゛ぉ゛ぉ゛~~~~~~ッ❤︎❤︎❤︎ ケツッ❤︎ ぐォ゛ぐりぐりやべンがぁあ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 尻穴にぶっ挿さった尻尾付きディルドをぐりぐり動かされ、ブス全開のオホ声をあげるロザリア。

 自慢の長髪を引っ張られ、泥だらけになりながらコーナーを曲がる。


『はヒュゥ~ッ❤︎ お゛ひぅ゛~ッ❤︎ ンひッ❤︎ ンひッ❤︎ ぶひぃぃぃ~~~ッ❤︎❤︎❤︎』

「おっせーぞババァッ! ブヒブヒ言ってる間にあいつらあんなに先行っちゃったじゃねーかっ!」

『あ゛ひぃッ❤︎ お゛ッひ❤︎ ぶヒュッ❤︎ ぐひゅゥ゛ッ❤︎ ん゛ほぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「あーもービリ確定だよこんなの……よわっちぃなあッ!」


 ぶっちぎりのドンケツを這っているのはナアマ。

 全身から滝のように汗を噴き出し、よたよたと今にも倒れそうな有り様で二体の尻を追いかける。

 その顔にはかつての静かな瞑想を好む美貌は皆無だ。


『ぶひぃぃぃッ❤︎ ふンぎッ❤︎ ぶひッ❤︎ ごひぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎』

『ふぼぉぉぉ~~~ッ❤︎ ぶほッ❤︎ ぶひゅほ❤︎ ふんごぉぉぉッ❤︎❤︎❤︎』

『あ゛ひゅ~ッ❤︎ ほひゅぅ゛ぅ゛ぅ゛❤︎ ぶひ❤︎ ンごッ❤︎ ぶほぉ゛~ッ❤︎❤︎❤︎』


 一着にヒルダが、僅差の二着にロザリアが、遅れてナアマがゴール板を通過する。

 どのババァが勝つか賭けていたらしき男たちは、己の勝ち負け額を計算し、一喜一憂している。


「ぐぁ~くそッ! あっちのババァの方が細身で走ると思ったんだけどなぁ」

「デカい割に結構走りやがるな……だぁ~ッ! 母ちゃんに叱られちまうッ!」

「最後もっと伸びろよなぁッ! あとデカケツ一つ分くらいだっただろうが!」


 これまた、文句が大半だ。


『……ッ! このアタシが走ってやったんだ! 感謝の一つでもしたらどうだいッ!?』


 そこについ、カッとなって文句を口走るヒルダ。


『賭け事などくだらない……妾を捕らえてすることがコレとはな』

『人間の愚かさなんか、理解できるわけない。所詮は、下等生物……』


 少しでもプライドを回復させようと、ロザリアとナアマも続く。

 汗だくになって、ブサ声ブサ顔を晒して、必死に走った末に文句の山を浴びせられたのだ。

 言い返したくなるのも分かる……が。


「チッ……あんなチンタラレースを走った程度でよく言うぜ」

「おい! アレ持ってこい!」

「こいつら、いつでもこの調子でいられると思ってんのかなぁ?」


 自分たちが圧倒的に下の地位にいる自覚は持っておくべきだ。


◆


ばぢんッ❤︎ ばぢんッ❤︎ ばぢぃぃんッ❤︎❤︎❤︎


『ごりゃッ❤︎ やべろ゛ッ❤︎ お゛ぼッ❤︎ ぶほぉぉぉッ❤︎❤︎❤︎』

『なんでッ❤︎ わりゃわだぢまでッ❤︎ ふぎッ❤︎ ぷぎぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎』

『ぶほッ❤︎ ぼッほ❤︎ お゛❤︎ お゛❤︎ ケツッ❤︎ ごわれ゛ぎゅッ❤︎ ふぎゅぅぅぅッ❤︎❤︎❤︎』


 レース場の側に設置された「乗ババァ体験コーナー」。

 縄で縛られ、天井から土下座のポーズで吊るされたババァたちが、子供たちのオモチャにされていた。


 クソガキ共が背に跨り、尻を叩き、鼻フックや髪を引っ張り、ジョッキーごっこに熱中する。

 下側ではデカチチで遊ぶ子供たち。

 だぶだぶと暴れる圧倒的な乳袋を、叩いたり搾ったり、ドロ団子でも捏ねるように弄ぶ。


 バカ、デカ、ケツの落書きがされた尻には「反省中」と追加で落書きがされていた。

 人間様に生意気な口を効いた罰として、子供たちへの追加奉仕が課されたのだ。


『このッ❤︎ ガキ共ぉお゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 鼻フックを引っ張られ、キレ顔を捧腹絶倒のブサ顔にされるヒルダ。


『ころじゅッ❤︎ 産まれたごどッ❤︎ 後悔ざへでやッ❤︎ ぶぎィッ❤︎❤︎❤︎』


 恐ろしい呪いの言葉を、尻叩きでキャンセルされるロザリア。


『ブモォ゛ォ゛ォ゛❤︎❤︎❤︎ もォ゛ッ❤︎ う゛ン゛モ゛オ゛オ゛オ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 子供の命令でウシの声真似しかできなくなったナアマ。

 三者三様の無様を晒しながらも……その顔には今尚女王であった頃のプライドが燃えていた。


◆


……奉仕活動、7日目。


 その日、昼の活動を終えたババァ三体はとある酒場に連れてこられていた。


「さあさあッ! こちらに作り上げましたのは世にも奇妙なババァ製デカケツタワーッ!」

『く……お゛❤︎ 重たいぃ゛ッ❤︎ とっととどきなッ❤︎ あ、アタシの命令が聞けないのかいッ❤︎』

『知ったこっちゃないねぇッ❤︎ 自分のケツが一番デカかったのを恨みな……ッ❤︎』

『ちょ、あんまり動かないでッ❤︎ お、おちッ❤︎ 落ちるぅう……ッ❤︎』


 酒、タバコ、そして仕事を終えた男たちのむさ苦しい汗の匂い。

 それらを跳ね返すかのように振り撒かれる、ムワっと芳しいババァたちの匂い。

 あちこちで酔っ払いが談笑している店の中央に、ババァの塔が出来上がっていた。


 この100年、いかにアポカリプス・クイーンが素晴らしい女王であるかを示すためのくだらない劇ばかりが披露されていたステージ。

 見れば見るほど酔いが覚めるつまらない劇(台本や演出は本人たちの自作だ)に、人々は脳を腐らせてきた。

 それに比べて、何だろうこの劇は。


 ムチムチの無様な肉が重なり、擦れ合い、危なっかしい三段重ねの肉塔を形成している。

 下からヒルダ、ロザリア、ナアマの塔。

 むちむちとむちむちと、またむちむち。

 かつては玉座にそのデカケツを押し付けていたババァ共が、人々に笑われながらおたついた芸を披露する。

 この景色一つだけで、いくらでも酒が飲めてしまいそうだった。


「酔っ払いの皆様ぁ! こいつらのケツ、でッかいでしょぉ?」

「でけぇでけぇ! ウチのカミさんがやせぽっちに見えて来るぜ!」


 ステージに駆け上がり、司会が叫んだ。

 酒の入ったジョッキを掲げ、酔っ払いたちが吠え返す。


「このアナル……どんくらい深いと思いますぅ?」

「強欲なババァのケツアナだからなあ! そこの井戸よりは深いだろ!」


 誰かが入れた合いの手で、酒場は大きな爆笑に包まれた。


『おいッ! 生意気ほざくんじゃないよッ❤︎』

『適当言いおって……頭の足りないカスの集まりが……ッ❤︎』

『ぢょッお゛……ッ❤︎ う、動かないでってぇッ❤︎ 落ちるッ❤︎ 滑るぅうっ❤︎』


 無様なババァタワーだけが爆笑の渦に乗り遅れ、無様にむちむちともがいていた。

 いつも通り、逆らえない命令でババァタワーは出来上がっている。

 ただでさえ肉厚で丸みが強く、運動になんか向いている訳のないエロボディの集合体なのだ。

 魔力的な強制力のある命令でもなければ、ババァ共の意志でだって、作り上げるのは困難な芸当だった。


「先程ね、裏でこのケツに! ちょっとした仕掛けをしておりましてね……」


 ぺちぺちと落書きされたケツを叩く司会者。

 ババァ共は屈辱と怒りで吠え散らす……かと思えば、


『ぐぉ゛ぅ゛ッ❤︎ い、いきなりッ❤︎ 叩くんじゃないぃいッ❤︎』

『ふッッッぐほぉ゛~~~ッ❤︎ あぶなッ❤︎ で、出るかと思ったわッ❤︎』

『お゛ほッ❤︎ ふ……ンッぐぅ゛~~~ッ❤︎ さ、さ、さわりゅなッ❤︎ 漏れちゃうでひょぉ゛ッ❤︎』


 三人同時に苦しそうな声をあげる。

 酔っ払いたちに見せつけられた尻穴が、きゅぅッ❤︎ と弱弱しい収縮を見せた。


 何事かと司会者に視線が集まる。

 もったいぶった演技で、男は懐から小石程の玉を取り出して見せた。


「こちらの握れるほどの玉……こやつらのケツにどれだけ詰まっているのか予想大会ぃぃぃッ! ピタリ賞には飲み食いタダ券を差し上げます!」


 ようやく趣向を理解した酔っ払いたちは、「なんて面白い」と手を叩いた。

 ぶりぶりと無駄にデカくて目立つ三つの尻。

 そこに詰め込まれた玉の数を予想する……心が躍って仕方がない。


『ふぅ゛ーッ❤︎ ふぅ゛ーッ❤︎ やばッ❤︎ もうッ❤︎ そろそろ限界ぃッ❤︎︎』

『ほ……ッお゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎ ナアマッ❤︎ 上で動くでない゛ッ❤︎ 振動がッ❤︎ ナカに響くぅ゛ッ❤︎』

『そのッ❤︎ 振動がッ❤︎ アタシに全部きてんだよッ❤︎ 黙って動かないでいるのはロザリアッ❤︎ アンタも一緒ッ❤︎』


 汗をだくだく流して暴れるババァたち。

 きゅうきゅうと大慌てで震えている尻穴の奥に隠れた闇に、酔っ払いたちは嬉しそうに想像を膨らませるのだった。


◆


ぶ……ぼんッ❤︎


『『『ぶぎぃ゛ッ❤︎❤︎❤︎』』』

「はいッ! まずひとぉーつッ!」


ぶ……ばぼんッ❤︎


『『『ぐほぉお゛ッ❤︎❤︎❤︎』』』

「ふたぁーつッ!」


 効くに堪えない音を立て、三つの玉が発射される。

 汚らしい発射声の後、司会がゆっくり数を数える。

 予想が出そろったところでの係数タイムだ。


「おぉいチンタラひりだしてんじゃねえッ!」

「100年も座り続けてケツ穴くたびれてんじゃねぇのかぁッ!」

『う゛ッ❤︎ るざいぃッ❤︎ ふンぎッ❤︎ こんなデカい玉ッ❤︎ ポコポコだせるかぁッ❤︎ くぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


ぶぼばッ❤︎ ぼぷんッ❤︎ ど……ぼぅんッ❤︎


 肛門が内側からこじ開けられ、綺麗な玉が放出される。


「ぎゃはははッ! 仲良しだなババァッ! ひりだすタイミング、完璧じゃねえか!」

『これはッ❤︎ 命令で……しッ❤︎ かたないッ❤︎ う゛ぉお゛ッ❤︎ ふ❤︎ ふンぐぅ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎』


ぶぽんッ❤︎ ばぼッ❤︎ むぎぎ……ぼンッ❤︎


 こんなに綺麗な玉が飛び散っているのに。

 ババァ共の汚らしいケツ感じ声で台無しだ。

 酔っ払いたちにしてみれば、むしろその台無しレベルの無様なオホ声こそが最高のツマミなのだが。


「嘘つけぇッ! ケツアナのピクピク具合までぴったり一致してんぞ!」

『きッ❤︎ 貴様ッ❤︎ 何をそんなにジロジロ……ふンッ❤︎ ぐほぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 優雅に人間たちを虐げてきたババァ共が、尻穴をぷるぷるさせてオホりながら玉をひねり出している。


ずぶ……ぐ……ぶぶぶッ❤︎❤︎❤︎ ぼぶぅんッ❤︎❤︎❤︎


『『『ほぎょぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』』』


 時には三人一緒に尻を跳ね上げ、この上なく汚い声でアクメする。


ぶッぢょぉぉぉーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎


 床にババァ汁をぶちまけて、エロ肉をブルつかせてのたうち回る。

 それでも、


「はい次ぃッ! にじゅういちぃッ!」

『ぢょまッ❤︎ 急かすなガキぃいッ❤︎』

『まだ……アクメ終わってないッ❤︎』

『急がせるでないぃいッ❤︎』

「うるせえ! オラとっとと出せ! 命令だぞ」


もりゅッ❤︎ ぐぶぶぶ……ぼぶんッ❤︎❤︎❤︎


『『『ふぐぉ゛ぉ゛ぉ゛ーーーーーーイグイグイグイグッ❤︎❤︎❤︎ ンぎぅ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎』』』


 命令されれば、文句もそこそこにケツイキ晒して玉を噴射する。

 それぞれが21個もの玉を吐き出した。

 床はキラキラヌラヌラと輝く濡れ玉で溢れている。

 それでも、ババァ共のアナルには既に22個目の玉が見えている。

 男たちは酒のおかわりを注文しながら、この飽きない催しに手を叩いて喝采を送るのだった。


◆


……奉仕活動、12日目。


じょり……じょりじょり……ぬ゛りぃッ❤︎


『ふゥ゛❤︎ ンぐッ❤︎ ぉ゛❤︎ 畜生ッ❤︎ て、手が震えるぅ゛ッ❤︎』

「ふふ……偉いわねえ。自分でちゃぁ~んとお掃除できるなんて」

『煩いッ! い、今、話しかけるんじゃないよッ!』


 その日、三体はそれぞれ別の場所で奉仕をすることとなっていた。

 ヒルダは大衆浴場での奉仕活動にあてがわれた。

 かつては女王しか使うことのできなかった湯船は、今や王都中の者が格安で使える憩いの場と化していた。

 そんな場所の掃除だ。

 ……そのはずだったのだが。


「困るのよねえ……せっかく綺麗にしても、下品なババァの下品なお毛毛が落ちちゃったらぜぇんぶ台無しになっちゃうから」

『わ、わかったってッ❤︎ ふぅッ❤︎ ふぅッ❤︎ こんなコトッ❤︎ 魔法か奴隷さえいれば……ッ❤︎』


 ボーボーの下品なまん毛草原が、湯船を満喫中の女性たちに見つかったのが全ての始まりだ。

 「たまには自分で処理しなさいよ」とカミソリを渡される。

 気付けば、ヒルダのまん毛剃り観賞会が始まっていた。

 風呂に浸かった女性たちに笑われながら、おまん毛を自ら剃りあげる。

 ただそれだけなのだが……当然、ヒルダにとってはこの上ない屈辱だ。

 これまでは奴隷や罪人を脅しながら剃らせるか、自らの魔法で都合よく毛を除去していた。

 ぶりぶりババァと笑われるようになった今も、飼育員が定期的に剃ってくれていた。

 だから、自らの手で剃るなんて初めてのことだった。


『ふ……んぅぅぅッ❤︎ ふゥ❤︎ く……ぉ゛ッ❤︎ ぐ……ぅぅぅッ❤︎』


じょりぃ❤︎ じゅり、じゅり、じゅり……じゅり゛ぃい゛ッ❤︎


「うわ、すっごい音!」

「相当頑固で太い毛よね……悪魔ってみんなそうなの?」

「ってか、それ放置して何週間目? 飼育員さんって剃ってくれないの?」

『う、う、煩いッ! 今、それどころじゃないんだよッ!』


 自分で身支度をする。

 それだけでもヒルダにとってはあり得ないことだ。

 自らが至上最も偉い存在であると信じて疑わない、産まれながらにして王自認を持った魔女なのだから。


 増して下賤な民と見下している人間たちに見られ、笑われながらなど。

 抵抗を封じられた今であっても、怒りの力だけでカミソリを握り折ってしまいそうだ。


『ふぅ゛ッ❤︎ ふぅ゛ッ❤︎ ふぅ゛ッ❤︎ ふぅ゛ッ❤︎』


 短い呼吸を繋ぎ、ヒルダはカミソリの歯をまん肉にそわせる。


じゅり゛❤︎


『う゛❤︎❤︎❤︎』


 刃を1ミリ滑らせるだけで、ヒルダの喉が無様に震える。


じゅりぃぃぃ〜〜〜ッ❤︎


『ン゛ッ❤︎ う゛、ぉ゛ぉ゛ぉ゛❤︎ ぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』


 羞恥と屈辱で眉間に深く皺を作り、ヒルダはまん毛を剃り上げる。

 決して上手ではない手つきなのに、カミソリが通った後には一本の剃り残しもない。


「やっぱりすごいのねぇ……発情期の魔物の牙から作ったんでしたっけ?」

「そうそう! 当てるだけで髪の毛がぷつ、って! アレなら絶対にカミソリ負けしないはずよ!」


 女性たちがカミソリを指差し、談笑する。

 ヒルダ屈辱の原因は、カミソリ。

 ただまん毛剃り披露をさせられているだけではない。

 命令でヒルダが製造させられた魔道具カミソリだ。


じゅりィィィッ❤︎


『ン゛ォ゛ッ❤︎ ふ❤︎ ふゥ゛❤︎ ふン゛ぐぅ゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』


 勝手にローションが滲み出してくるので、毛に歯を当てるだけでスルスル剃れる優れもの。

 しかしローションには危険な媚薬がたっぷり含まれている。

 剃れば剃るほど、綺麗なパイパンまんこに仕上がるほど、つるつるのそこは疼いて疼いて仕方のないメス穴へと変わり果てるのだ。


『ほォ゛〜ぅッ❤︎ んほぉ゛ぉ゛ぉ゛う゛ッ❤︎ ふぉ❤︎ ン゛ッほ❤︎ くしょッ❤︎ まんこが熱いんだよぉお゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 ヒルダのまん毛は、彼女の凝り固まったプライドを現すかのような剛直だ。

 しかし特殊カミソリのおかげで何の抵抗もなく綺麗になっていく。

 一方で、何の抵抗もなく媚薬ローションを受け入れてしまい、あっという間にババァまんこをぐちゃぐちゃに熱するのだ。


「ほぉらっ! あとちょっとよぉ〜」

「初めてとは思えないくらいじょりじょりが上手ねぇ」

「まぁ……赤ちゃんみたいにぷるっぷるのおまんこになったじゃなぁい」

『〜〜〜〜〜〜ッ❤︎』


 腰を突き出し、自らの下品なまん毛を剃り剃りするヒルダ。

 鼻息荒く、まんこに響く快感に声をひっくり返しながら、懸命に剃り尽くす。

 女性たちはその姿を、まるで赤子が初めて歩いたかのように褒めそやす。


 かつては視線を向けるだけで不敬と言われ、死罪にされることすらあったあのヒルダ。

 ちょっとしたことでどんなに上機嫌な状況からでも急転直下のヒステリーへと変貌する史上最悪の爆弾であったヒルダ。

 そんな触れてはならない化け物でしかなったヒルダを褒め、撫で、称える。


『こ……ン゛ッの゛……ッ❤︎』


 抵抗できずにピキピキと額に血管を浮かせるババァに舐め腐った態度で接することができる。

 日々の疲れが吹き飛ぶような瞬間だ。

 湯船に浸かる以上のリラックス効果があるかもしれない。


『ほら❤︎ ほらァッ! 全部剃ったよッ! これで文句ないだろッ!』

「あらぁ〜偉い偉い」

「上手に剃れて……綺麗なパイパンおまんこちゃんになったわねぇ」


 カミソリを投げ捨て、怒りと媚薬効果で真っ赤になったパイパンまんこを見せつけてくるヒルダ。

 本人としてはやけくそ半分の行動なのだろうが……いい歳した外見のババァがつるテカまんこを自慢げにお披露目するとあっては、無様を極めたかのような有様だ。

 勿論、女性たちはヒルダの頭を撫で、褒める。

 初めてのお使いを成功させた子供のように。


 そして、突き落とす。

 ほんの僅かな達成感すらも与えないために。


「あら……ダメよぉ?」


ぶちぃッ❤︎


『ひんぎいぃいぃぃぃぃぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎』


 ヒルダのケツ穴にうっすら広がるケツ毛。

 それを発見した女性が、素早くそれを引き抜いた。

 完全な不意打ちで、ヒルダは真正面にぶっ倒れる。

 ピクピクとデカケツを振り上げ、その場で痙攣。

 ケツ毛を抜かれてすっ転ぶ……数日前まで女王だったババァとは思えない姿だ。


「まん毛は無くなったけど……ケツ毛を剃ってなきゃ意味ないじゃなぁい」

「あらほんと……ババァのケツ毛が落ちてる浴場なんて使いたくないわぁ」

「もう、ちゃんと剃ってから報告しなさいよね」


 地面に這いつくばるヒルダへと、理不尽な小言が降り注ぐ。


 ヒルダは結局、罰として1週間の毛剃り禁止を言い渡された。

 ババァの剛毛は伸びも早い。

 1週間も放置されれば、まるでジャングルかのようにボーボーとなるだろう。


 それを必死に説明したヒルダだったが……


ぶちぃいッ❤︎


『ぶひぃぃぃぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎』


 またケツ毛を引き千切られて黙らされるのだった。


◆


……奉仕活動、25日目。


『み、皆のものぉ~ッ❤︎ まんほじぃ~ッ❤︎ わ、妾はおまんこの星から降り立ったおまんこ星人じゃぁ~ッ❤︎ み、みんなにッ❤︎ おまんこほじほじの気持ち良さを伝えに来たのじゃぁ~ッ❤︎』

「……は?」

「なにアレ、ちょっとキツすぎね?」

「ヤバ……ちょっと見るのもイヤかも」


 女王陥落からそろそろ一か月が過ぎようとしていた。

 人々は毎日のように、ババァ共による奉仕を笑顔で眺め、嬉々として奉仕の手伝いにも参加していた。

 今日もどこかでババァの元気な姿()が見られると思っていた。


 その日の朝。

 大勢の人々が行き交う広場の中央に、「それ」はいた。

 

『ま……まんほじ❤︎ まんほじぃぃぃッ❤︎ これはおまんこ星の挨拶じゃ❤︎ 素敵なおまんこほじほじを広めるため、挨拶にしているのじゃ❤︎ まんほじ~❤︎』


 おまんこ星人……もとい、三ババァの一角であるロザリアだ。

 頭からつま先まで、顔出しのぴちぴちのタイツに身を包み、その癖おまんこだけはタイツの穴から丸出しという奇天烈極まりない恰好。

 長く美しい黒髪をきゃぴきゃぴとしたツインテールに結われ、タイツからびよんと陽気に飛び出させている。


『今日はぁ~❤︎ 妾たちおまんこ星の素敵な習慣、おまんこほじほじ体操を皆の者に教えてあげるのじゃ~❤︎ 心して見るのじゃぞぉ~~~』


 ロザリアは屈辱で真っ赤に染まった顔をピクつかせ、ぴょこぴょことピエロじみてポーズを決める。

 まるで幼い子供のお遊びのように、片足を上げ、ピースサインを作り、バチンとウインクを飛ばす。


「え、何アレ? いや本当に」

「あーこりゃキツいわ。見るに堪えないってコレのことだわ」

「ママー! ババァが凄いコトしてるぅ!」

「しッ! アレは……だめ! とにかくアレだけはなんかダメなやつだから! こっち来なさい!」


 これまで、ババァたちがどんなに無様な姿を晒しても、暖かく見守り爆笑を送っていた人々。

 しかし、今回ばかりはそんな彼らですら、笑い飛ばすことはできなかった。


『さあさあ、集まれ集まれぇ~ッ❤︎ お、おまんこ星人のおまんこほじほじ体操ショーじゃぞぉ~ッ❤︎ もっと集まって見るのじゃぁ~ッ❤︎』


(ば……ばッ❤︎ バカらしいッ❤︎ こんな狂った催しに何故こんなに集まる……センス皆無の人間共がッ❤︎ 散れ散れッ❤︎ こんなくだらないモノは即刻中止にせいッ❤︎)


 こんな。

 こんなにもキッッッツいババァの若作りきゃぴきゃぴ演技、見ているだけで心が虚無になる。

 あまりにも、過ぎる。

 頭の上からつま先まで、全てが無様を極めすぎて、笑うどころではない。

 だが、見たくなる。

 このババァの無様の先が、気になってしまう。

 そんな好奇心をくすぐられるショーだ。

 ぞくぞくと人が集まり、気付けば広場はロザリアの単独ショーステージと化していた。


 勿論、今尚女王としての誇りを捨てられない傲慢なババァであるロザリア望んでのステージではない。

 命令によって強制されたおふざけだ。

 今回はポーズやセリフまで固定された凝ったもの。

 なのだが。


『皆の者ぉ❤︎ 集まってくれてありがと❤︎ なのじゃ~ッ❤︎』


 ばぢん、とウインクをかますロザリア。

 これだけ大勢の人がいるのに、反応する者は皆無だ。

 そのあまりの無風っぷりが、余計にロザリアのプライドを傷つけた。


(このッ! このこのこの烏合の衆がッ❤︎ 無意味に集まるだけで騒ぎもせんとはッ❤︎ 働きもせずぼっ達するくらいならせめて騒ぐなり喚くなりせんかぁッ!)



 人でごった返した広場。

 しかし妙に静まり返っている。

 その中央で、キッツイ格好でキッツイ仕草とキッツイセリフ回しを炸裂させるロザリア。

 キャピキャピな声が無駄に響き渡り、余計にキツさが染み渡る。

 爆笑された方がまだマシだ……極度のマイナスが相当なマイナスになるくらいには。


『はいッ❤︎ おまんこパッカーンッ❤︎ どこぞの股間ジャングルババァと違って、おまんこ星人のおまんこはちゃ〜んと除毛してあってツルツルじゃよ〜❤︎』


 数百人に見守られる中、ロザリアはその場に寝転びM字開脚。


『妾に合わせて、皆の者もおまんこほじほじ、やってみるのじゃ〜❤︎』


 ばちこんとまたウインク。

 反応する者はいない。


ぐちゅ❤︎ ぐちゅぐちゅぐちゅッ❤︎ じゅぷ❤︎ にぢゅにぢゅッ❤︎


『ん゛ほぉ゛〜ッ❤︎ 右からほじほじ〜ッ❤︎ 左からほじほじ〜ッ❤︎ おまんこ穴気持ちイイ〜ッ❤︎』


 メートル超えのヒップを床に押し付け、ロザリアの公開オナニーショーが開幕。

 酒場などでは何度もやらされたオナニーショーだが、こんなにも静寂の中で披露すると、屈辱が増して増してたまらない。


『ふほン゛ッ❤︎ ババァおまんこぐっちょぐちょォ〜ッ❤︎ 皆に見られてッ❤︎ いつもよりいっぱいスケベしてるんじゃぁ〜ッ❤︎ お゛ほッ❤︎ あホジ❤︎ お゛〜ほじほじッ❤︎ ンひッ❤︎ まんこきもぢぃ〜ッ❤︎』


ぐちゅ❤︎ じゅっぷじゅっぷぐじゅっぷ❤︎


(お゛お゛お゛〜〜〜ッ❤︎ 妾の声デカすぎッ❤︎ まんこぐちゅぐちゅ騒ぎすぎぃい゛ッ)


 ロザリアの手は更に激しくまんほじ体操に明け暮れる。

 視線が集まるほどに激しく動けという命令だ。


『おまんこ星人はおまんこほじほじ体操を見られるのが大好きなんじゃ〜ッ❤︎ お゛っほ❤︎ まんまんしっこビュ❤︎ ビュ❤︎ どビュぅ〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』


ぷしッ❤︎ ビュ❤︎ ぶっびゅーーーッ❤︎


(ふンぎぃぃぃッ❤︎ そんな訳なかろうがぁッ❤︎ お゛お゛お゛〜〜〜見るでないッ❤︎ こんな姿ッ❤︎ 妾に相応しくないぃい゛ッ❤︎❤︎❤︎)


 丸見えおまんこから潮吹きをかますロザリア。

 引き攣った笑顔は白けきった大衆を見る。

 やりたくもないくだらない演技を全身全霊でやらされる屈辱。

 そしてそれが大スベりを晒した無様。


(なんでッ❤︎ 妾がスベった感じになっとるッ❤︎ この格好もセリフも動きもッ❤︎ 妾は何も関与しておらんというのに……ッ❤︎ く……ぅ゛ぅ゛ぅ゛〜〜〜なんなのだッ❤︎ この屈辱ぅぅうッ❤︎)


『ん゛ぉ゛ほォ〜〜〜んッ❤︎ おまんこもぉーっとほっじほっじぃ〜〜〜ッ❤︎ 皆も一緒にほじほじするんじゃ❤︎ おまんこぱわーを一つにまとめて、ほじほじ体操を広めるのじゃ〜っ❤︎』


 当然、誰一人としてロザリアに続く者はいない。

 ロザリア一人が声を張り上げ、おまんこをほじくり、無様なオナニーババァになり下がる。


 広場中に、そしてその外側にまで、事象おまんこ星人の激寒オナニー芸の声だけが広がっていた。


◆


……奉仕活動、48日目。


ごろごろごろごろごろ……


『う゛❤︎ う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛〜〜〜ッ❤︎ うるさい、臭い、重たい、疲れた……なんで❤︎ 私がこんな……』

「ごちゃごちゃうるせえぞ! どんくさババァ! とっとと運べバカタレぇッ!」


ピシャッ!


『おギュぅ゛ぅ゛ぅ゛ン゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 雄臭立ち込める作業場は今日も大忙しだ。

 国内のあちこちで、アポカリプス・クイーンたちの圧政下で改悪された建物の修復作業が始まっていた。

 ババァ共の政権下、その邪悪な趣味でありとあらゆる建物を改悪しまくったのだ。

 魔女たちがその座を追われても、変えられたものが元通りになることはない。

 こうして手作業で修復しなければならない。


 しかし、人々は女王達の全てを否定したかった。

 この国から、ババァの痕跡を一つ残らず消し去りたかった。

 その願いが叶っている今……彼らには笑顔があった。

 大忙しの最中だが、抑えられない活気が周囲を満たしていた。


「オラこっちだこっち! フラフラ運んでんじゃねえッ!」


ピシャァッ!


『ふンぎィ゛ィ゛ィ゛ッ❤︎❤︎❤︎ いッ❤︎ 痛いぃ゛ッ❤︎ もぉッ❤︎ 最悪ぅ……ッ❤︎』

「いちいち文句言うな! どうせお前らのぶあっちい肉じゃ痛くもなんともねえんだろうが!」


 楽しそうに汗を流す、男達の中。

 ペラッペラなボロ布のような上着一枚で荷台を引っ張るババァが一体。

 現場での肉体労働を課せられたナアマだ。


『ふひィッ❤︎ ン゛ひィ〜ッ❤︎ ンっぐ❤︎ ふぅぐッ❤︎ ほぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜ッ❤︎』


ごろ……ごろ……ごろ……


 ガタガタの道の上を巨大な荷台を引きながら進む。

 荷台には破壊されたアポカリプス・クイーン像の残骸。

 自らが建築した数々の邪悪なアートを、自らの手で掃除させられていた。


 見た目は美魔女でムチムチでドエロボディでも、本質は邪悪で頑丈な悪魔だ。

 ぶつくさ文句を垂れながら、ひぃふぅと息絶え絶えの有様ながら、この現場で一番の力持ちはナアマだった。

 さも過酷な労働をさせられている風を装っているが、悪魔にとってはこの程度の荷台運搬なんて大した労働ではない。


『ぐ……ふぅ゛ッ❤︎ あッ❤︎ もぉッ! またズレ、る゛ぅう゛ッ❤︎』


 ナアマを苛立たせていたのは、そのペラペラ上着。

 埃が舞い泥が飛び散る作業現場で、ナアマに与えられたのはこれ一枚だけだった。

 まっすぐ立つだけで、普通に歩くだけで、あっという間に乳房も股間も丸出しになってしまう上着と呼ぶのも烏滸がましいボロ布。

 こんな格好で激しい肉体労働なんかしようものなら……ポロリは確実だ。


ぶる❤︎ だぷるッ❤︎ ぶりゅるぅんッ❤︎


 一歩進むごとに乳房がまろびでる。

 下半身など、最初から完全に丸出し状態だ。

 ギリギリまともな姿になるだけでも、片手で股間を隠し、片手で布を引っ張って乳を隠さなければいけない。

 ナアマは当然それをする。

 全てが汚い作業現場など、本来視界に入れることすら嫌なのだ。

 それでも来させられたのだから仕方がない。

 できる限り身体を守り、外の汚れから身を守ろうとする。


「おぉいクソババァッ! ぶるぶるうるせえんだよォ! 乳揺らしてる暇があったら荷台動かせボケッ!」


 だが、それはナアマの仕事ではない。

 今のナアマは忌々しい悪魔女王アポカリプス・クイーンではない。

 女王の座から引きずり下ろされた人間以下。

 作業現場においては効率よく作業を進めることだけを求められる道具も同然だ。


パシィィィンッ!


『んぃ゛ぃ゛ぃ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 身体を隠すばっかりで、いつまで経っても荷台運びが終わらないナアマへ、鞭が飛ぶ。

 悪魔の肉体は傷一つつかない……が、絶頂にも等しい快感が走る。

 そう感じるように命令されている。


『ぐ❤︎ ふゥン゛ッ❤︎ ふぐゥ゛ンッ❤︎ だったら……もっとッ❤︎ マシな服持ってきて……ッ❤︎』


ピシャァッ!


『ほぎょォ゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 作業が遅ければ鞭。

 文句を言っても鞭。

 ……時には暇を持て余した作業監督が雑に鞭を飛ばすことすらある。


『ふ❤︎ ふ❤︎ ふンぐッ❤︎ なんで……こんなの、全然ッ❤︎ 静かじゃない……私はもっとっ❤︎ 静かで整った世界に……ッ❤︎』

「今、その整った世界を作るために頑張ってんだろうがッ!」


パシィィィンッ❤︎


『ぶぎぃーーーッ❤︎❤︎❤︎』


 ここまでされても文句を止めないナアマのプライドの高さもまた、一周回って見事なモノだった。


「……お、今日も元気にヤってっかぁ?」

「ババァ~のデカチチ見に来てやったぞぉ」

「鞭の跡は……もう10回超えてんじゃん! 相変わらずの生意気かよ」


 そうしてチンタラ荷台を運んでいると、通りすがる男たちに声をかけられる。

 ナアマは完全無視。

 下賤な人間なんかに声をかけられて、応対してやれるほどナアマの時間は安くない。

 が、


ぐにッ❤︎ むにぃ゛❤︎


『ふぐッ❤︎ ぢょ、ちょっとッ❤︎ 勝手に触らないで……ッ❤︎』

「あ? へへへ……ちょっとぶつかっただけだろ? デカすぎて横幅取ってるお前が悪いんだよぉ」


 すれ違いざま、露骨に胸をもみ握られる。

 キっと睨みつけるも、男はヘラヘラと手を振るばかり。


パシィンッ!


『ヒぎぃッ❤︎❤︎❤︎』

「よッ! 今日もケツふりふりして頑張ってッかぁ?」

「がははっ! コイツらのケツはやっぱでけぇなあ!」


 男に気を取られているうち、別の男に今度は尻を叩かれる。


『こ……んッの゛……わ、私に、触んない、で……!』

「あ? そんなデカケツぶりぶりしてる痴女が何言ってんだ」

「そんなこと言う前に、ちったぁダイエットでもしたらどうだぁ?」


じゅり❤︎


『ん゛ひッ❤︎』

「お……今日はジャングルしてんなぁ」

「昔からすぐキレる敏感ババァだったけどよ、コッチの方も超敏感じゃねぇかッ!」


 今度はまさかのおまんこ一直線。

 「作業中にケガから守ってくれるぞ」と剃って貰えなかった剛毛まんこに指が突っ込まれる。


ぢゅく❤︎ ぬぢぬぢぬぢぐぢぃッ❤︎❤︎❤︎


『い゛ッッッぎ❤︎ やめッ❤︎ り゛ぉお゛ッ❤︎ はなへッ❤︎ こ、こぉじゅッ❤︎ 捻り殺じゅぉ゛ッ❤︎ お゛❤︎ お゛ぉお゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「おいおいバカ言うなよぉ? こんなイイまんこ、ほじくんない方が失礼だろうが」

「くくく、ここ最近は毎日コレされてんのに、学ばねえよなあコイツも」


 渾身の威嚇もまるで効かない。

 ナアマの汁がべっとりついた手を振って、男は笑いながら立ち去っていく。

 無様な恰好と油断する暇のないセクハラの嵐。

 それが最も厄介な問題だった。


「おいババァ! ちょっとこっち来いッ!」

『……ッ❤︎』


 と、作業の遅いナアマに作業監督の呼び出しがかかる。


「このクソババァッ! いつまで荷物運びに時間かけてんだよッ! こっちはなぁ! お前らがぶっ壊したモンを取り戻すのに忙しいんだ!」


 人間からすれば悪魔のババァに掛ける情けなんかない。

 セクハラもする。

 無理難題も吹っ掛ける。

 そして、仕事をこなせなければ𠮟りつける。


『わ……私はッ❤︎ 別に関係……』


パシィッ❤︎


『ふぎぃッ❤︎』

「説教中にもぞもぞしてんじゃねえ! しゃんと立てクソババァッ!」


 説教の途中でも股間を隠そうとするババァ。

 それを鞭で黙らせ、「きをつけ!」と命じる。


『く……本当、あり得ない……ッ❤︎』

「ありえねえのはてめぇの仕事ぶりだろうがッ!」


パシィィンッ❤︎


『んぎぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎』


 股間丸出しで説教をされるナアマ。

 止まらない口答えで鞭打ちが増えるのも、もはや現場おなじみの光景となっていた。


◆


……奉仕活動、74日目。


『はぁ❤︎ ふぅ……ッ❤︎ 畜生ッ❤︎ あのガキ共……アタシの乳が伸びたらどうしてくれるんだい……ッ❤︎』

『くぉ゛……❤︎ あ、ありえんッ❤︎ この、妾が……❤︎ ガニ股歩きが癖付くなど……ッ❤︎』

『熱い、熱い……あついあついお尻あついッ❤︎ デカケツ星人ごっこなんか二度とやらないッ❤︎』


 夜。

 それぞれの奉仕活動を終えたババァたちは汗を流すために大浴場に行く。

 勿論、男湯だ。

 各々その日に体験した屈辱を思い出し、ぶつくさ文句を垂れながら浴場に入る。


 さもこれでその日は終わりのような雰囲気だが、まだまだこれからだ。


『ちょ、おい! 勝手に触る……んぉ゛ぅう゛ッ❤︎』

「はいお疲れさん。人間様が苦労をねぎらってやるよ」

「お前はいっつもまんこジャングルだなあ……魔法(笑)で永久パイパンとかにできねえのかよ」


 現れた肉厚ババァ三体は、あっという間に男たちに囲まれる。


『近付くでない! うるさい雄は嫌いなッ❤︎ ほふゥ゛ッ❤︎ ンぐぉお゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「乳握っただけで騒ぐなババァッ!」

「お前が一番うるさいじゃねえか! 公衆浴場なんだから静かにオホれや!」


 身体を洗ってくれる……というテイのセクハラだ。


『いい、いらない……自分でやる……! いらなッ❤︎ ンォ゛ほッ❤︎❤︎❤︎』

「うぉッ!? ケツアナ敏感すぎんだろコイツ」

「直前までそこの広場でアナニーショーしてたからな。もうとびっきりだろうぜ」


 ババァたちが何処でナニをやっていたのか、彼らは勿論把握している。

 だから、今ババァが何をされたくないのかも一発だ。


「はいオババ共脇出しなぁ?」

「でッけェケツもちゃんと開いて見せろよ~?」

「おら自分でまんこコッチに出せや! 剃りにくいだろうが!」

『『『~~~ッ❤︎』』』


 続いて始まるのは全身除毛。

 あの媚薬ローション付きのカミソリで、脇気、尻毛、まん毛までを綺麗に剃ってもらう。

 悪魔は毛が伸びやすい。

 魔力の質が上がると更にその特徴は顕著になるらしい。

 悪魔のなかでも際立った実力を持つ……持っていたババァ共の毛ともなれば、毎日剃っていたって夜にはじょりじょりになっている。


じょりじょりじょりじょり❤︎


『ん゛ぉ゛ぉ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ッ❤︎❤︎❤︎ い、いらないッ❤︎ 自分で剃るッ❤︎ それッ❤︎ それで剃るの嫌ッ❤︎』

「我がまま言ってんじゃねえぞ! ただのババァがごちゃごちゃ贅沢言うなや!」


 男たちがそんな毛を剃り上げる。


ずりぃぃぃ~~~ッ❤︎


『ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛~~~~~~ッ❤︎❤︎❤︎ ふゥ゛ッ❤︎ ぶォ゛❤︎ お゛ッッッほぉ゛ぉ゛ぉ゛~~~ッ❤︎❤︎❤︎』

「腋毛剃るだけでオホオホすんなや淫乱ババァがよぉ……ったく。耳元できッたねえ声延々叫ばれんのはキツすぎるぜ」


 魔物のカミソリで快感を染み込ませながら、毛を落としていく。


じょりィ❤︎ ずり゛ぃ❤︎ じょるじょるじょるぅッ❤︎


『う゛ぁお゛ッ❤︎❤︎❤︎ ほふッ❤︎ ふほぉ゛ッ❤︎ このへたくそッ❤︎ も、もっとッ❤︎ 優しいタッチで剃れないのォッ!? ふ❤︎ ふぅ……ンぉ゛ほォ゛ォ゛ォ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「この上なく丁寧にケアしてやってんだろうが! ババァの汚ねえケツ毛剃ってやってんのに、文句ばっかり言いやがって……たまには感謝の一言でも言えねえのかよぉ!」


 セクハラやら強制絶頂やらで敏感になった肉体へ、追い打ちの媚薬ローションだ。

 ぶるぶると淫肉を震え上がらせて、ババァ共は除毛に嬌声を上げ続ける。


 多くの人が汗を流しにやってくる大衆浴場。

 そこから野太いアクメ声が響き始めると、人々は今日も平和に世界が進んでいることを自覚する。

 そして、その日もまた平和にのびのびと生きられたことに感謝するのだった。


◆


「うーっし! ババァ共並べぇッ! ちゃんと順番通りに並ばねえとひっぱたくぞぉッ!」

『……ッ❤︎ 忌々しいッ』

『毎日言わずとも分かるわ……ッ❤︎』

『最悪。嫌い……大っ嫌いッ❤︎』


 夜。

 日が落ちて月と街灯だけが町を照らす時間。

 ババァ共はようやくぶりぶりハウスに帰還する。

 そして就寝……なんてことにはならない。


「はい名前を言ってけェー!」

『……ッ❤︎ ババァ一号ッ❤︎ アホォッ❤︎』


 飼育係の命令で、ヒルダが生尻を振り上げた。

 背を向け、前屈姿勢で上体を落とし、両腕でぶりぶりのケツを抱くように強調する。

 そこには消えない文字で「アホ」の文字。


『ば、ババァ、二号ッ❤︎ で、デカァッ❤︎』


 続いてロザリア。

 同じように巨大な尻肉を振り上げて、書かれた「デカ」の文字を見せつける。


『……ば、ババァ三号❤︎ ケツ、ぅ……ッ❤︎』


 最後にナアマが尻を突き出し、「ケツ」の文字を強調すれば、完成だ。


 アホ、デカ、ケツ。

 アホデカケツの三ババァ。

 昼の奉仕は終了した。

 ここからは……夜の奉仕時間だ。


◆


『んほォ~ンッ❤︎ 人間様ぁッ❤︎ 本日も労働ご苦労様でぇ~すッ❤︎ 溜まった疲れ❤︎ ババァのご奉仕まんこでスッキリふッ飛ばしてイきませんかぁ~?』


 ピキピキと、額で血管が今にもねじ切れそうに震えている。

 ぶりぶりハウスの前で、ヒルダは娼婦のようにくねくねと腰を踊らせて男たちを誘っていた。

 いや、娼婦そのものだ。


 アポカリプス・クイーンによって崩壊寸前まで追いやられたこの国。

 それを必死に立て直そうと頑張っている者たちへ、文字通り身体で労うというモノだ。

 夜、ぶりぶりハウスはババァ共専用のラブホテルへと姿を変えるのだ。


「……あ? 今日はガチキツババァだけかよ」

「俺コイツはダメなんだよなぁ……他のババァが空くまで待つかぁ」


 ババァの身体を目当てにやってきた男たち。

 一人はヒルダを見た瞬間「ないない」と手を振って酒場に向かう。


(吹けば飛ぶ程度のホコリみたいな人間の癖に……言うに事欠いてアタシを振っただってぇ……ッ!?)


ピキピキピキ


 ヒルダの血管が震えている。

 人間たちの態度には、彼女の苛々メーターを振り切らせる要素ばかりだ。

 屈辱的な労働、無様な言動の強制、ありとあらゆる痴態晒し……その挙句、こうして「趣味じゃない」などと文句を言ってくる。

 ヒルダは毎日、100度は魔法を使って周囲の人間を切り刻もうと考える。

 彼女にとって人間とはアリンコ同然。

 そんなレベルの生き物が上から目線でナメた言葉を吐き付けるのだから、そう思うのも仕方ない部分はある。


 けれどできない。


「ンだよもったいねえなあ……まんこなんかどれも同じなんだからよ。オラ使ってやっからケツだせ」

『はぁいッ❤︎ 精液ぶりぶり❤︎ スッキリおチンポお願いしま~す❤︎』


 男に命令され、ヒルダはキッツいきゃぴきゃぴ動作で尻を突き出す。

 一応はラブホテルに入ってのサービスなのだが……「ここでいい」と言われれば、ヒルダに拒否権はない。


どばぢゅんッ❤︎❤︎❤︎


『ぶぎょほォ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


(イぐぅぅぅッ❤︎❤︎❤︎)


 肉体はすっかり、男たちのチンポに楽勝でイかされるクソ雑魚ババァボディと化していた。


ばぢゅッ❤︎ ばぢゅッ❤︎ ばぢゅッ❤︎ ばぢゅッ❤︎


「あ~やっぱイイわ。全部キッツイ! 性格も見た目も、まんこもキッツキツだわ!」

『ふぎょぅ゛ッ❤︎ んぎ❤︎ お゛❤︎ ぢんぽッ❤︎ はげぢッ❤︎ ぶぉ❤︎ お゛ほ❤︎ ぶッほ❤︎ ぐぉほぉお゛ッ❤︎❤︎❤︎』


(ちくぢょぉッ❤︎ アタシがッ❤︎ 人間なんかの雑魚チンポでッ❤︎ イッ❤︎ イがされるわけッ❤︎ ぐぉイぐッ❤︎ まんこッ❤︎ 爆発ずりゅ゛ッ❤︎❤︎❤︎)


ぷしょ❤︎ ぶっしょ❤︎ びぢょぉぉぉッ❤︎❤︎❤︎


 ここは王都の中。

 夜であっても人通りはそこそこある(だからこその呼び込みでもあるが)。

 そんな場所で、屋外で、ヒルダは壁に手を突き、バックで男のチンポを受け止める。

 チンポを子宮に突っ込まれる度、デカチチが震え、ケツが跳ねる。

 無様なオホ声が周囲に響く。


どばぢゅんッ❤︎ ぶぢょん❤︎ だぼッ❤︎ だぼッ❤︎ ぶだぼッ❤︎ どばぢゅんッ❤︎❤︎❤︎


『ぶぎょぉお゛ッ❤︎ お゛ぉイグッ❤︎ まんこイぐぅう゛ッ❤︎ イッ❤︎ イぎッ❤︎ んぎぉぉぉおぉぉぉおッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』


 子供が聞けば悍ましい化け物の咆哮と聞き違えるような。

 ヒルダの聞くに堪えない無様なアクメ絶叫が、街角にこだました。


◆


ばぢょんッ❤︎ ぼばぢょんッ❤︎ だぢょ❤︎ だぢょ❤︎ だぢょ❤︎ ぼだぢょッ❤︎❤︎❤︎


『ぶぎべッ❤︎ おべッ❤︎ ぶぉ❤︎ お゛ほぎょ❤︎ ぶぎょ❤︎ ぶぎょ❤︎ う゛ン゛ぶぉお゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「ぎゃははッ! マジで色んな鳴き方すんじゃん」

「こいつ、女王ぶってた時はあんなに静かだったのにな」

「案外根っからのド淫乱だったんだろ」


 ラブホテルの一室。

 こちらではナアマが、数人の男を同時に奉仕することとなっていた。


 ベッドに押さえつけられ、アナルとおまんこを同時にハメられる。

 呼吸の暇すらない激しい突き込みが、ナアマのムチムチボディを揺さぶった。


どばぢゅんッ❤︎ ぼばぢゅ❤︎ だばんっ❤︎ どばんッ❤︎ ぶばぼんッ❤︎❤︎❤︎


『お゛ご❤︎ おご❤︎ ぐぉご❤︎ ぶごぉお゛ッ❤︎ お゛げ❤︎ ンぎッ❤︎ ぐぶぎょぉお゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「お前アナル大好きだよな? そんな穴、いくらチンポぶッこんだところで孕みもしねえのに」

「わかってねえなッ! こいつのアナル、まじで絶品なんだよ! くっそこんなイイ穴してんならもっと前からケツアナレイプすりゃよかったッ! つか、悪魔ババァなんだからどこにぶッこんでも一緒だろうがッ!」


 尻肉に腰を打ち付ける小柄な男。

 小型魔物のゴブリンの如く、激しい腰つきでアナルをほじくり返す。


どぱぢゅッ❤︎ どぱぢゅッ❤︎ ぶどぢゅ❤︎ だぢゅん、だぢゅん、だぢゅん、どだっぢゅんッ❤︎❤︎❤︎


『んぎぅ゛ぅ゛ぅ゛ッ❤︎❤︎❤︎ まッ❤︎❤︎❤︎ まッえ゛❤︎ いッ❤︎ いぎッ❤︎ お゛❤︎ いぎッ❤︎ でぎなッ❤︎❤︎❤︎』

「うるせッ! 息とか関係ねぇんだよッ! うぉ゛ぉ゛ぉ゛~~~先祖の恨み喰らえッ! 俺のチンポでこのクソババァをハメわからせてやるッ!」

「はははッ! 無駄無駄。こいつらのプライドの高さなんて天すら突き破るレベルだぞ? お前の先祖如きじゃ折れねえよ」


 突き上がった尻肉に腰を打ち付ける男。

 冗談めかして言っているが、その目には本気の炎が宿っていた。

 彼の先祖たちが苦しめられたのも本当だ。

 彼が腰を振るうのは、単に欲望のためだけではない。


ぼばぢゅッ❤︎❤︎❤︎


『うぎぃ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「くらえッ! くらえ、くらえッ! お綺麗なクソババァッ! 人間様のチンポで負けてくたばりやがれッ!」


どびゅるる゛る゛る゛る゛る゛ッ❤︎❤︎❤︎


『う゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぁ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ あ゛ッ❤︎ う゛ぎぁお゛ッ❤︎ ん゛ぁ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』


 確かな復讐心も籠った、魂からのどつきだった。


 奇しくも、彼のそんな本気の混じった行動こそ、悪魔にとってはクリティカルな攻撃となる。

 「絶対に侵す」「絶対に負かす」という精神的強さを持ったピストンは……精神面に重きを置く悪魔の特徴をぴたりと貫いた。

 ただ漫然とチンポをハメるより、ずっとキくのだ。


(お゛ぉ゛ぉ゛~~~~~~イグッ❤︎ イグッ❤︎ う゛ぅ゛ぉ゛まんこもアナルもイグイグイグイグイグッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ ずっどイぐぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)


 思考の隅々までを「イク」で埋め尽くされたナアマ。

 粗末なベッドシーツにしがみつき、終わらないチンポピストンに飲まれていく。


◆


『ふッ❤︎ ひぃぃぃッ❤︎ き、貴様ッ❤︎ 正気か……ッ』

「本気だって言ってんだろうが! 今更ビビってんじゃねえクソババァ!」


だぢゅんッ❤︎❤︎❤︎


『ぶぎょぉほッ❤︎❤︎❤︎』

「うわ、コイツのまんこすっげ! 俺このオナホ好きかも!」


 一方のロザリアも、一対多のセックス勝負に巻き込まれていた。

 こちらはより小さなチンポたち……スケベなエロガキたちだ。


「あははッ! やっぱり乗り心地イイなぁコイツッ!」

「うひゃぁ~おっぱいでっけぇ! チンポ挟むとすっげぇ気持ちいいぞ!」

「うるさいっ! 俺はコイツをオナホにするんだッ! おらおらッ! チンポくらえッ!」


ぱぢゅんッ❤︎ だぢゅ❤︎ どぢゅッどぢゅッどぢゅッどぢゅッ❤︎❤︎❤︎


『ぐひぃいッ❤︎ ンぎッ❤︎ が、ガキがッ❤︎ 妾のまんこを乱暴に……んぐぉ゛お゛お゛イグッ❤︎❤︎❤︎ ガキチンポでイぐぅぅぅぅぅぅッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』


 昼間の奉仕でクソガキ共のオモチャにされることが多かったロザリア。

 すっかり王都中のガキ共に認知され、「いつでもハメていいまんこ人形」くらいの雑な扱いが定着してしまっていた。


『ぐぎッ❤︎ か、髪をひっぱりゅだッ❤︎ 妾の髪は何重にもオイルをッ❤︎ んぎぎぎぎッ❤︎』

「知るかッ! 今はボクの手綱なんだから関係ないッ!」

『ぶもォ゛ッ❤︎ ふ、ふ❤︎ そ、そこなガキッ❤︎ 乳を搾てもミルクなどでぬわぁあッ❤︎』

「出ないじゃない、出すんだよウシババァッ! ほらモーモー言ってみろって、そしたら出るから!」


 自慢の黒髪は力いっぱい引っ張られ、ただでさえ長い乳房は乱暴な搾乳ごっこで更にびろんと引っ張られる。

 他にも身体をべたべた触ってくるガキ共を押しのける。

 だが、引いては押し寄せる波のように、体力満点のガキ共はいくら振り払っても次々と迫って来る。


づどぢゅ❤︎❤︎❤︎ ぶぢゅんッ❤︎ ばっぢゅ❤︎ ばっぢゅ❤︎ ばっぢゅ❤︎ ばっぢゅ❤︎❤︎❤︎


『ブォ゛❤︎ ふンぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎ あ、りえんッ❤︎ わりゃわ゛がッ❤︎ ガキのヂンポでッ❤︎ ぢんぽなんがでぇえッ❤︎❤︎❤︎ ぐぉ……イぐッ❤︎❤︎❤︎ イッ❤︎ イグ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』


 視界に映るガキ共に意識を向きすぎれば、今度はまんこハメガキにイかされる。

 より本能直結型のガキピストンは、より純粋な精神力の結晶だ。

 精神の影響を受けやすいババァの悪魔まんこに、その乱暴なピストンはクリティカルだった。


「しねッ! しねッ! チンポでしねッ!」

『ぅ゛ぉ❤︎ ぐッ❤︎ ふぉお゛ッ❤︎ おぎゅ❤︎ ンごぎゅぅ゛ッ❤︎ ふぎぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


 決して規格外のサイズではない。

 男たちのように経験を積んでいる訳でもない。

 それでも、ロザリアのまんこを心の底から屈服させようと捻じ込んでくる。

 それだけで、悪魔まんこは深い深い敗北アクメを生成してしまう。


ぶッぢょぉぉぉぉぉぉーーーッ❤︎❤︎❤︎


『イ゛ッッッぐぅぅぅーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「あ! ババァおもらしした! アクメおもらしだ!」

「ババァの癖になっさけねーな!」

「おらッ! おしおきおチンポくらえッ!」


 シーツを濡らす無様なアクメ潮吹き。

 それでもガキ共は止まらない。

 本能が空っぽになるまで、群がる手は止まらない。


◆


……奉仕活動、75日目。


『はひゅーッ❤︎ ぐおひゅぅぅぅッ❤︎』

『ふヒッ❤︎ ン゛ひッ❤︎ くひぃぃぃッ❤︎』

『お゛……ッ❤︎ ふ❤︎ ぐぉッ❤︎ ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛……ッ❤︎』


 夜遅くから、明け方まで。

 ババァ共はありとあらゆる男たちの相手をする。

 大浴場に行く途中、ちょっとスッキリしたい男に軽くパコられ。

 一晩中ハメ潰す気まんまんの雄臭漂う男に息を吐く間もないほどパコられ。

 酒に酔って騒ぎたい気分な男たちに囲まれてパコられ。


 明け方、満足した男たちがぶりぶりハウスを後にする。

 そこに残るのは……夥しい量の精液やら何やらで全身をドロドロにした三体のババァ。

 白目を向きかけ、アクメだけで失神しそうになっている無様な肉塊だった。


「っし、命令だ。いつもの魔法でキレイにしとけよ~」


 軽く戸締りを確認し、飼育係が命令を出す。

 ババァ共は返事をしない。

 できる体力もない。


 が、命令には忠実だ。

 意識外で魔法を発動させ、自らの体力を回復。

 また、一面雄臭塗れのぶりぶりハウスを魔法で掃除する。

 瞬く間の出来事だ。

 汚らしいラブホテルから、小汚いババァの住処に元通りだ。


『はへッ❤︎ はへッ❤︎ ぉ゛……❤︎』

『ふぅッ❤︎ ふぅ゛ッッッ❤︎』

『ほ……ッぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎」


 くたばりかけのババァたちも、これでようやく一息つける。

 体力は回復したものの、そのまま起き上がる気にはなれない。

 仕事に疲れた人間のように、三体とももうすこしそのままぐったりと横になっていたい気分で……


「おい起きろクソババァ共ッ! いつまでグースか寝てんだよぉッ!」


 と、交代で現れた飼育係の爽快な怒号がぶりぶりハウスを揺るがした。


 ババァに安息の時間など存在しない。

 朝までの奉仕を終えたら、また朝からの奉仕が始まるのだ。


『う……るッさいッ! アタシは自分の気分で起きるんだよ!』

『声が気に入らぬ。聞くだけで耳が腐る声を放つでない……まったく』

『うるさい、くさい、汚い……イヤ、消えて……』

「るっせぇぞ! とっとと起きろ!」


スパァァンッ❤︎


『『『ぶひぃぃぃぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎』』』


 反省のないババァ共に、相変わらずの平手打ちがさく裂する。

 まるでそれが朝を告げる合図化のように、王都は今日も動き出す。


 ババァ共の奉仕は終らない。

 まだ「たったの」74日しか奉仕していないのだから。


 ババァは反省しない。

 「もう」74日もこの有り様なのに。


 故に、王都はこれからも動き続ける。

 無様な癖に強気なババァたちと共に。

Comments

ユベドラ

最後まで反抗的なの最高です

さざんか

ありがとうございます! 400年以上かけて積み上げたプライドはそう簡単には折れません…だからこそ無様に映える!