巨デブが美しい世界にて (Pixiv Fanbox)
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「ふう!やっと着いたー!ただいま日本!」
空港から出てきた彼女の名は中島由紀
今をときめく新人女優
そして現役女子高生である
由紀は女優の仕事のため短期で海外へと行っていたのだ
タクシーに乗り込み、一人暮らしのアパートへ向かう
「学校にはギリギリ間に合うかな?」
由紀はアパートに着くと急いで制服に着替えて家を出る
由紀は女優ということもありかなりスタイルが良い
豊満な胸に括れたウエスト、小ぶりでハリのあるヒップ
身長159cm、体重47kgの完璧な体型
顔も小さく、きめ細やかな肌にパッチリした瞳
通った鼻筋に瑞々しい唇
まさに美少女と呼ぶに相応しい
学校に向かう由紀
いつもの通学路だが由紀は違和感を覚える
「あれ?何か変な気がする......何だろこの匂い......」
角を曲がるとそこには驚愕の光景が広がっていた
「な!?何これ!?」
そこら中に食べ物の屋台が並び、大量の女性が群がっている
しかもその女性達はもれなく太っていたのだ
「おじさーん!たこ焼き下さーい!」
「揚げたて唐揚げうんまぁ!」
「ずぞぞぞおぉぉぉ!」
そこら中食べ物を貪る巨デブ女ばかり
食べ物の匂いと汗の匂いが由紀の鼻腔を襲う
「くっさ!なんなのこれ!」
由紀は息を止め気味に学校へ向かう
学校に近づくにつれて制服姿の巨デブ女が増えてきた
由紀は嫌な予感をしながら学校にたどり着く
するとそこには由紀の予感が的中した光景が広がっていた
「ぶふぅ......おはよお......」
「もぐもぐ......おはようございまぶぅ......」
学校にひしめくデブ、デブ、デブ
どこもかしこもデブだらけだ
「どうなってるのよ......」
由紀は恐る恐る学校に入る
校舎の中にももちろんデブは大量にいる
室内のせいか、匂いがこもり、空気がよどんでいる
「あー!由紀ちゃん!帰ってきたんだねぇ!」
「えっ?」
由紀に話しかけてきたデブ女
口ぶりからするに親しいらしい
「えっと......あなたは......?」
「ん?あはは!たった一週間で友達忘れてる!おもしろー!あはは!私こむぎだよぉ!」
「えっ!?こむぎ!?」
驚く由紀
由紀が知ってるこむぎは小さくて人懐っこい小型犬みたいな女子だった
しかし目の前のこむぎは身長こそ変わらないものの、全身がパンパンに膨れており、可愛らしかった顔もまん丸のデブ顔だ
「こ、こむぎ!一体何があったの!?」
「何がって?」
「その身体だよ!」
「身体?どこか変?」
「だ、だってそんなに太って......」
「え?そんなの当たり前じゃん?」
「当たり前......?」
「そんな事より!撮影の話聞かせてよー!唐揚げでも食べながら!」
こむぎは由紀の手を引き教室へ向かう
その手すらムチムチに太っていた
教室に行くと異様な光景だった
デブ女達は授業が始まるというのに大量の食べ物を食べている
それはこむぎも例外ではない
先生が教室に入ってくる
「ぜふぅ......おはようございますぅ......げぷぅ......」
先生もかなり太っており、スーツは今にも弾けそうでストッキングは足が太過ぎて伝線している
「では、授業を始めます」
授業が始まった
「もぐもぐ......という事で人によってお腹は太鼓腹か段腹になります、げぷぅ......しかしそれは自分で選ぶ事はできません、どちらになるかは太ってみないとわかりません」
由紀は頭を抱えていた
授業の内容が明らかにおかしい
先程から肥満についてや太るためにはみたいな内容を延々とやっている
いつの間にか由紀の教科書も肥満の内容になっていた
「ぶふぅ......では次の所を......中島さん、読んで下さい」
「あ、はい......」
由紀が起立するとクラスがざわつく
その声に耳を傾けると由紀を嘲笑する声だった
「うっわ、痩せ過ぎでしょ」
「朝来てから何も食べてないよ?」
「汗も全然かいてないし......」
そこには以前のように由紀を褒める人間は一人もおらず、唯一痩せている由紀を蔑むものばかりだった
由紀はそのいたたまれない空気にひたすら耐えるしかなかった
放課後
由紀はこむぎと一緒に帰っていた
「でねー?昨日ベッドの脚折れちゃってね?」
のっそりと歩くこむぎを見る由紀
明らかに周りの評価がおかしくなっている
由紀は自身の引き締まったお腹をさする
すると
ぐううぅぅぅぅぅ......
「へっ?」
「由紀ちゃん......もしかしてお腹空いてる?」
「いや、これは......」
「行こう!由紀ちゃん!」
由紀の手を引くこむぎ
向かった先は食べ放題の店だった
「こ、こむぎ?ここって......」
「今日は私が奢るから好きなだけ食べて!」
所謂バイキング形式のレストランだった
こむぎは案内されるとすぐに食べ物を取りに行く
「はい!どーぞ!」
こむぎは大量の料理を山盛りにして由紀の前に置く
「い、いただきます」
由紀は戸惑いながらも料理を口にする
濃厚な味が口の中に広がる
「お、美味しい......!」
「んふふ、でしょ?」
こむぎも口いっぱいに頬張りながら無邪気な笑顔を浮かべる
結局由紀はこむぎの食べっぷりに釣られて大量に食べてしまい、お腹がパンパンになってしまった
「うっぷ......食べ過ぎたぁ......」
「由紀ちゃん頑張ったねぇ!」
こむぎは店を出たあとに買ったソフトクリームを食べながら由紀のお腹をさすった
「ふふ、カチカチだ......」
こむぎはどこか嬉しそうだった
こむぎと別れた後、由紀はアパートに戻ってきた
そしてシャワーを浴びるため服を脱ぐ
由紀は鏡で自身の身体を見る
周りとは違う細くしなやかな身体
そして先程の食べ放題で突き出したお腹
由紀はその丸いお腹を優しく撫でる
「あっ......」
由紀は身を震わせる
その姿はまるで妊婦のようだ
由紀はその丸いお腹から目を離せずにいる
そしてこむぎや他の人達のお腹を思い浮かべる
彼女達の太く大きな身体を思い浮かべると更に身震いする由紀
由紀は頭をぶんぶんと振るとお風呂に入る
しかし由紀の頭の中はこむぎや目の前の膨れたお腹、そしてぶくぶくに太った自分の姿を想像してしまっていた
それからというもの、由紀の生活は一変した
暇さえあれば常に何かを口にするようになり、放課後は例の食べ放題に通い詰めた
その甲斐あってか、由紀は日に日に食べる量が増えていった
すると案の定由紀の身体にも変化が訪れた
むちぃ......
全身に肉が付きはじめた
スレンダーだった由紀の身体はどんどん贅肉を増やしていった
お腹は空腹時でも大きく突き出したままになり、尻と胸もどんどん大きくなっていく
細かった足も今では股擦れを起こす程に太くなり、腕も以前の由紀の足よりも太くなった
そして顔も頬は丸く膨らみ、立派な二重顎が形成され見事なデブ顔になっていた
「ぶふぅ......ぶふぅ......」
最近は歩くだけでも息が切れるようになり、汗の量も以前の比ではなくなった
「由紀ちゃーん!」
「うぼっ!?ち、ちょっとこむぎ!急に抱きつかないで!」
「えー?いいじゃん!由紀ちゃん最近どんどん可愛くなってくからさー!」
こむぎは由紀のお腹の贅肉を揉む
「ち、ちょっと!?お肉揉まないで!」
「えへへ〜、柔らかーい」
「んもう......」
由紀は口では止めろと言っているが内心はまんざらではない様子だった
太っていくにつれて贅肉への愛着がどんどん強くなっていった
授業の内容にも納得できることが多くなっていき、最近ではいかに美しく太ることができるかを考えるようになってしまった
(私いったいどうしちゃったのかしら......こんなに太っちゃって......完全にデブじゃない......全身ぶよぶよ......こむぎより柔らかめかな?......こむぎのお肉はハリが強くてコロコロしてて可愛い......そろそろ体重も追い抜けそうかな......もっともっと食べないと......太りたい......)
もはや由紀には痩せるという考えはなかった
周りの巨デブ達を羨むようになり、太っていく自分の身体をうっとりと眺めることも多くなった
「由紀ちゃん、今日も食べ放題行くの?」
「うん、そのつもり」
「私も行く!どっちがたくさん食べられるか競争しよ!」
「ふふ、負けないわよ!」
由紀は今日もまた大量に食べまくる
ドスンッ......ドスンッ......ドスンッ......
「ぜぇっぜぇっ......ぶふぅ......ぶふぅ......」
由紀は更なる成長を遂げていた
お腹の贅肉は膝まで垂れ下がり、足も関節にまで肉が付いたため足を上手く前に出せなくなってしまい、身体を左右に揺らさないと歩けなくなってしまった
そのため身体中の贅肉が縦横無尽に揺れ動き、由紀の体力をどんどん奪ってしまう
そのため由紀は杖を使うようになった
重度肥満者用の頑丈な杖は由紀の体重でもびくともしない
「由紀ちゃんおはよー!」
「ぜふぅっ!お、おは......よぉ......ぶふぅ......」
由紀はもはや喋るだけでも体力を消耗してしまう
顔が巨大化し、常に口を開けて酸素を取り込まないと意識が朦朧としてしまう
「大丈夫?肩貸そうか?」
「ぶふぅ......お、お願いぃ......」
由紀は極太の腕をこむぎの首に回す
「うわっ!重っ!?由紀ちゃんホントに大きくなったねぇ!超巨デブ!」
「ぶふぅ......えへへ......ぜぇ......ありがとぉ......」
由紀は苦しそうにしながらも嬉しそうにする
由紀はもはや学校一の体重となっていた
痩せていた時とは打って変わって周りの人達は由紀に一目置いている
四六時中食べ続け、大量の汗をかき、そのキツい体臭を辺りに撒き散らす
その姿はまさに絶世の巨デブだった
さらに女優の仕事もどんどん舞い込むようになり、知名度もグングン上がっている
街でも声をかけられ、写真を撮られる
写真を見ると他のデブ達よりも由紀は数段デブだ
「ぶふぅ......私......大っきい......ぶふっ......可愛いぃ......」
由紀は自分を見て顔を赤らめうっとりとしている
由紀は完全にこの世界に飲まれてしまった
そしてまたこの世界に迷い込む者も現れる
「うわっ......何あのデブ......臭っ!?」
「ぶふぅ......うわっ......何あの子......ぶひゅうぅ......痩せ過ぎ......汗も......ふぅ......かいてない......ちゃんと食べてるのかな......?」
こうしてデブは増えていく......
完