とある体型入れ替わりの一例 (Pixiv Fanbox)
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「はぁ......また食べちゃった......」
私の名前は高倉律(たかくらりつ)
17歳の高校2年生
どこにでもいる普通の女子高生
......ではない
私は自分の身体を見下ろす
大き過ぎな胸に大きく出っ張ったお腹
突き出た巨大なお尻に極太の手足
顔も不細工って訳じゃないけどまん丸で二重顎がたぷたぷと揺れてしまう
私の体重は200kgもあるのだ
子供の頃から食べる事が大好きで運動が苦手、てか嫌い
年々食べる量は増えていき、今では一食で2〜3kgは余裕で食べる
ダイエットも何度も挑戦したがこの湧き上がる食欲に呆気なく負けて3日も続かない
きっと私は一生デブとして生きていくのだろう
「はぁ......痩せたいなぁ......」
私はデザートのアイスを食べながらぼやいていた
学校に行くと私は椅子を軋ませながら席に着く
この巨体のせいか私はクラスで孤立している
そしてこのクラスには私とは何もかも正反対な彼女がいた
「おはよー」
「あっ!里穂!おはよう」
彼女の名前は坂田里穂(さかたりほ)
成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗、そしてみんなの人気者
彼女は私に無いものを全て持っていた
私は羨ましく思った
たくさんの友達に囲まれて楽しそう
そしてスタイルの良い身体
程よいサイズの胸とお尻に括れたウエスト
私はいつしか邪な思いを持つようになった
「欲しいなぁ......あの身体......」
私はいつものように家でゴロゴロしながら携帯をいじっていた
最近は太り過ぎて寝返りがしづらい
私はとあるバナー広告が目に入る
[これであなたも理想の身体を手に入れよう!]
どうせダイエットサプリか何かの広告だろうと思いタップする
「何これ?」
そこに表示されたのはカメラアプリだった
「なーんだ......画像編集の類いか......って、五千円!?」
そのアプリは無料のものではなく取得するのに五千円かかるものだった
「だ、誰が買うのよこんなの......」
私はページを閉じようとする
しかし、ふと頭をよぎる
もし本物だったら......
気がついたら私は購入ボタンを押していた
「まぁ、話題作りと思えばいいか......話す友達いないけど......」
私はアプリを起動する
すると説明文が表示される
・まず自分の写真と入れ替わりたい相手の写真を用意します
・アプリに読み込ませると体型、体質の入れ替わりが始まります
・入れ替わりに応じて立場や人間関係も変化します
「入れ替わりたい相手か......」
普通ならアイドルとかモデルとか思い浮かべるんだろうけど私は真っ先に彼女を思い浮かべた
「坂田さん......」
クラスの人気者の彼女
羨ましく、妬ましく、憧れの存在
「写真......どっかにあるかな......?」
私はSNSを検索する
すると坂田さんのアカウントを発見した
そこには写真写りまで可愛い坂田さんの写真があった
「これで入れ替われる......?」
私は写真を登録しようとする
しかし手が止まる
「本当に入れ替わるなら......」
私はアプリを閉じた
次の日
私は普通に学校に来ていた
「早く来ないかなー?坂田さん」
私は坂田さんの登校をそわそわしながら待っていた
もしアプリが本物ならば実際に入れ替わる様子を見てみたくなったのだ
「おはよー」
「里穂おはよー!」
「来た!」
私は慌ててアプリを起動する
「よーし、いくぞぉ」
私と坂田さんの写真をアプリに登録して実行をタップする
すると騒がしかった教室が静寂に包まれる
周りを見るとクラスメイト達がみんな時間が止まったかのように動きを止めていた
ドクンッ
「?」
身体に違和感を覚える
手を見ると肉々しかった手が細くなっていく
「ま、まさか本当に?」
ぶくんっ!
「きゃあぁぁぁ!?」
突然悲鳴が聞こえる
視線を向けると坂田さんのお腹が大きく膨らみ出していたのだ
「な、なんなのよこれぇ!?」
坂田さんはお腹を手で抑えているが物凄い勢いで膨らんでいく
それに引き換え私の身体はどんどんお肉が無くなっていく
「す、凄い!どんどん痩せていく!」
ぶくぶくぶくぶくぶく......
そして坂田さんの変化はお腹だけにとどまらず全身に及んだ
スラリと伸びた足はかつてのウエスト以上の太さになり、膝に肉が乗ってしまう
ふくらはぎもまるでカブのように太くなり、二段に分かれてしまう
小ぶりで可愛かったお尻はまるで爆発するかのように一気に巨大化し、その余りの重量によろけてしまう
細かった腕もどんどんムチムチになり、立派な振袖二の腕に変貌
前腕から手も見事に肉が付き、立派なデブの腕になった
程よいサイズだった胸も大きく肥大化して大きく膨らんだ腹の上に乗っかり、腋の贅肉と一体化してしまう
「い、いやぁぁぁ!?うぶおぉ!?」
そして小さくて可愛い顔がブクンッと膨らむ
ほっぺはまるで肉まんでも付いているのかというくらいまん丸パンパンに膨らみ、パッチリした瞳を細く潰してしまう
そのほっぺの肉のせいで口が押しやられ、デブ特有のおちょぼ口になってしまう
そしてシュッとしていた顎も二つ目の顎が出現し、首を消滅させてしまう
ぶくんっ!!ぶくんっ!!
「ぶぉっ!?ぐぉっ!?」
更に全体的に身体が膨らみ、ようやく変化が終わる
「す、凄い......」
私は自分の身体を見渡す
スラリと伸びた足に全然揺れない腕
張りのある綺麗なおっぱいに小ぶりな可愛いお尻
あんなに重かったお腹がぺったんこに凹んでいる
顔を触ると小さくなったのが分かり、始めて自分の首を確認できた
汗も全然かいてないから肌がサラサラしてる
それに比べて坂田さんはかなりヤバい
「ぶふぅ......な、何これ......何でこんなに太ってるの......?」
坂田さんは自身の激太りした身体を触りながら狼狽えている
「み、みんな!ぶふっ!た、助けて!」
坂田さんは周りに助けを求める
すると止まっていたクラスメイトが元通り動き出す
「ね、ねぇ!」
坂田さんは先程まで話していた友達に声を掛ける
しかしその友達は坂田さんには目もくれず、私の元に駆け寄ってきた
「おはよ!律!」
「えっ!?あ、お、おはよう」
驚いた
ほとんど話した事無かったのにめっちゃフレンドリーに話しかけてきた
「さ、坂田さんの事はいいの?」
「は?坂田さん?あのデブがどうかしたの?」
「おぅ......マジか......」
恐らくこれが立場の入れ替わりってヤツだろう
つまり私はクラスの人気者で坂田さんはボッチになったのだ
坂田さんをチラッと見ると友達に無視されたのがショックだったのか今にも泣きそうになっていた
その姿を見て私は妙に高揚するのであった
「ふぅ......ふぅ......」
結局坂田さんは誰からも相手にされる事なく授業が始まる
座っているだけなのにうるさいくらい息を切らして、お尻が大き過ぎるため椅子からはみ出している
背もたれの数倍の広さの背中も中々の迫力だ
居心地が悪いのか頻繁に座り直している
「後ろ姿やば......私あんなにデカかったんだ......」
坂田さんの後ろ姿を見て私は改めて自分がいかに太っていたか痛感する
ぐぎゅううぅぅぅぅぅぅぅ......
「!?」
教室に響く腹の虫
犯人は言わずもがな、坂田さんだ
坂田さんはお腹を抑え、音をどうにかしようとするが鳴り止まない
その音を止めるには方法は一つしかない
坂田さんはカバンをガサゴソと漁る
すると中からお菓子が出てきた
「あっ、私がよく買うヤツだ......私のお菓子は?......無くなってる......」
私のカバンにはいつも食べ物を大量にいれていた
しかし見るとその食べ物は一つ残らず消えていた
「こんなものまで入れ替わっちゃうんだ......」
「あむ......ぶむぅ......」
坂田さんはお菓子を開けてコソコソと食べてしまう
食欲もしっかり入れ替わったようだ
私は逆に全然お腹が空かない
「凄い......お昼まで何も食べなくて済みそう......うふふ......痩せてるって素敵......」
私はお菓子を貪る坂田さんを眺めながら愉悦に浸るのであった
放課後
私はクラスメイトの誘いを振り切り、坂田さんを追った
「いた!」
巨体を左右に揺すりながら不恰好に歩いている坂田さん
足が太過ぎるのと垂れたお腹が邪魔であの歩き方しかできないのだ
すると坂田さんは疲れたのかベンチに腰を落とす
三人掛けのベンチだが今の坂田さんの巨大なお尻にはピッタリだった
すると坂田さんは手に持っていたビニール袋から食べ物を取り出し食べ始める
「あむっ!はぐっ!もぐもぐもぐもぐもぐ......グスッ......食べたくない......あむぅっ!がつがつがつがつがつがつ......うぁぁ......」
坂田さんは泣きながら食べ物を貪っていた
湧き上がる食欲で食べる事が我慢できないのだろう
突然あんなに太って友達も居なくなって怖くて堪らないだろう
そんな彼女の姿を見て私は気付いたら彼女の前に立っていた
「どうしたの?大丈夫?」
「んぐっ......あ、あなたは?」
「私高倉律、話すのは始めてだよね」
「えっ、た、高倉......さん?」
坂田さんは私をジロジロと見る
無理もない、彼女の知っている私は超肥満体だったのだから
「もぐもぐもぐ......ごくんっ!ふぅ......そ、それで何か用かな?」
「実は前から坂田さんと話がしてみたくて......良かったら私と友達になってくれない?」
「わ、私と......?」
「うん!」
私は手を出して握手を求める
坂田さんは持っていたおにぎりを慌てて頬張ると握手を返してくれた
その手は物凄いむちむちで柔らかく、手汗でしっとりしている
「よろしくね!」
こうして私は坂田さんと友達になった
「里穂、お昼食べよ!」
「うん!りっちゃん!」
あれから数ヶ月
私と里穂はすっかり仲良くなった
「うわ、里穂相変わらず凄いお弁当だね」
「う、うん、これくらい食べないと午後お腹空いちゃうから......」
里穂は机の上に五段重ねの重箱を出す
一段目はおにぎり、二段目は焼きそば、三段目は唐揚げやトンカツなどの揚げ物、四段目はハンバーグやソーセージに焼肉、五段目はパンケーキがギッチリ詰まっていた
「いただきまーす!あむぅっ!」
里穂は勢いよく食べ始める
おにぎりを片手におかずをどんどん食べ進めていく
「あむぅっ!がつがつがつがつがつがつ......ぶほっ!美味しい!」
里穂は本当に美味しそうに食べる
この数ヶ月で里穂は湧き上がる食欲にもすっかり慣れ、食べてしまう罪悪感もほとんど無くなったようだった
そのせいか里穂の身体はこの数ヶ月で更に大きく太っていた
特注サイズの制服がパツパツだ
私は自分の小さな弁当箱を見る
ひと握りのご飯にバランスの良いおかず
たったこれだけでお腹いっぱいになる
里穂のように暴飲暴食してた頃が懐かしい
「もぐもぐ......どうしたのりっちゃん?欲しいおかずある?」
キョトンとこちらを見つめる里穂
この子は本当に可愛い
元々美少女なだけあって巨デブになっても愛嬌がある
周りの生徒たちも痩せたら可愛いのでは?と噂する程だ
しかし体質も交換したせいで里穂の巨体からは常に脂汗が吹き出し、いつもしっとり濡れている
そのせいで里穂の体臭は常に酸っぱく生臭い
以前の私もかなり臭かったので慣れっこだがクラスメイト達は里穂が近づくだけで顔をしかめる
サラサラだった黒髪も今はかなり脂っぽくテカリ、汗で顔に張り付き、不潔っぽく暑苦しい
「ぶふぅ.......デザートデザート......」
里穂は主食を食べ終わるとカバンからスプレー缶を取り出し、パンケーキに向ける
そのスプレーの正体はホイップクリーム
里穂はクリームを山のように盛り続け、一缶を使い切ってしまった
「ぶふっ!美味しそう......ずぞぞぞぉぉぉぉぉ!」
里穂はクリームの山に直接口を付けてすすり出す
口や鼻をクリームまみれにし、クリームの奥底のパンケーキを大口を開けて頬張る
「ぶほぉぉ......うんまぁ......」
美味しいのは分かるが見てるだけで胸焼けをしてしまう
甘い物は別腹だと言わんばかりにパンケーキを平らげていく里穂
「んぶぅ......れろぉ......」
重箱に残ったクリームも下品に舐め取り、満足そうに膨れた腹をさする
「ぼふぅ......食べたぁ......ぶぐげぇぇぇぇっぷっ!あっ!?ご、ごめんなさい!」
思わず出てしまった爆音のゲップに顔を赤らめる里穂
わかるよ、無我夢中で食べるとゲップ出ちゃうよね
ギチ......ギチ......
「?」
何やら里穂の方から不穏な音が聞こえる
バツンッ!バツンッ!
バキンッ!!
すると制服とシャツのボタンが弾け飛び、スカートのホックが壊れる
「きゃっ!?う、嘘!?」
里穂は慌てて身体を隠そうとする
しかし上着もシャツも溢れた贅肉を覆えず、慌てて立ち上がってしまい特大サイズのスカートが床に落ちてしまう
そのため巨大なお尻とパンティが丸見えになってしまう
「り、里穂!おいで!」
私は慌ててスカートを拾い、里穂の手を引いて教室を後にする
私は里穂の身体を隠しながら移動するが私の細い身体では里穂の巨体は全く隠れない
「り、里穂、保健室まで走れる?」
「わ、わかんない......」
「少し頑張って!」
私は里穂の手を強く引き、走り出す
しかし重くて全然早く進まない
「ぜひぃ!ぶひぃ!」
里穂は一生懸命走っているつもりらしいが徒歩と大して速度が変わらない
何なら足を上げようとする分贅肉が大きく揺れるため余計目立つ
しかしそれを言うのも可哀想なのでなるべく早く保健室へ急いだ
「ふぅ......やっと着いた......先生は......いないみたいね」
「ぜひゅぅ......!ぶひゅぅ......!」
里穂はまるでフルマラソンでも走ったかのような疲れ方をしていた
「里穂、ひとまずベットに座って?」
「う、うん......ぶふぅぅ......どっこいしょぉぉ......」
ビキィッ!ギシィッ!
ベットが嫌な音で軋む
潰れないか不安になったがひとまず大丈夫そうだ
「里穂大丈夫?」
私は里穂に水を渡す
「ぼふぅぅ......あ、ありがとぉ......ゴクゴクゴクゴクゴクゴク......」
里穂は500mlの水を瞬く間に飲み干してしまう
「ぶはぁっ!おぶぅ......げぇっぷっ!ふぅ......ふぅ......久しぶりに走ったよぉ......」
厳密には走れてなかったが言ってもしょうがない
「うん、凄いね里穂」
「えへへ......」
汗だくで苦しそうなのに私に笑顔を向けてくる
なんて良い子なんだろう
「里穂、ひとまず服脱いで?直せるかやってみるから」
「う、うん......」
里穂はのっそりと立ち上がるとモタモタと制服を脱ぐ
汗で肌に張り付き脱ぎにくいのか身体を揺らしながら少しずつ脱いでいく
やっと脱ぎ終わり、下着姿になった里穂
その姿はやはり物凄い
サイズが無いためちょいダサの特大ブラジャーに包まれた爆乳
その爆乳よりも前に突き出した巨大なお腹
セルライトが浮かぶ極太の足にバランスボールのような巨尻
盛り上がった肩幅から伸びる柔らかそうな太い腕
そして元々肌が綺麗なため汗のテカリも相まって滅茶苦茶ぷるぷるしている
「エッロぉぉ......」
「ん?何?」
「あ!?ううん!なんでもない!」
ふと本音が漏れてしまった......危ない危ない
私は里穂から制服を受け取る
サイズも大きく、大量に汗を吸っているためかなり重く、何よりかなり臭い
「ひとまずボタンを付けないと......」
私は制服の修理を始める
里穂は布団を被り、手持ち無沙汰で待っていた
「どう?着れそう?」
「ふんっ!た、多分!大丈夫ぅぅ!」
修理を終えた制服を着る里穂
だがやはりキツいのか、中々苦戦している
どうにかボタンを留めようと巨体をくねらせ、腹を凹ませ、息を止める
「んぐぐ......」
どうにかボタンを留めるが既にパツパツ
「ぷはぁっ!」
ボンッ!バツンッ!バツンッ!バツンッ!
呼吸を再開すると凹ませていた腹が元の大きさに膨らみ、ボタンを弾き飛ばしてしまう
「あちゃー......やっぱりダメか......」
私はどうしようかと考える
「グスッ......」
視線を向けると里穂は泣いていた
「ど、どうしたの......?」
「グスッ......ご、ごめんねぇ......自分が情けなくなっちゃって......」
「里穂......」
「ちょっと......グスッ......話聞いてくれる?」
「うん、良いよ」
「私ね......ちょっと前までりっちゃんくらい痩せてたの......誰も信じてくれなかったけど......」
里穂は今の姿になった経緯を話した
突然膨らみ出した身体
失った友達
痩せていた事を誰も覚えていない事
「嘘みたいな話だよね......きっと私がおかしいんだよね......太り過ぎて頭までお肉になっちゃったのかな......あはは......」
「里穂......」
「人がいきなり膨れ上がるなんて有り得ないもんね......」
里穂は自身の腹をぶよぶよと揉む
私がそんな姿にした張本人だとも知らずに私を信頼して話をする里穂
「でも私今は凄く楽しいの!りっちゃんが友達になってくれて......私......嬉しかった......」
私は罪悪感で押し潰されそうになる
こんなに良い子を苦しめ続けている
私の不摂生を里穂に押し付けて、里穂の幸せを奪って......
「潮時かな......」
「りっちゃん......?」
「大丈夫だよ里穂!あなたはとっても可愛い女の子だもん!」
私はスマホを取り出すとアプリを起動する
そして実行中のボタンを押し、入れ替わりを停止させる
すると身体が火照り出したかと思うとスマホを持つ手がブクンっと膨らむ
そして対称的に里穂の巨体が萎み始める
「り、りっちゃん!?」
狼狽える里穂
大丈夫だよ、すぐに終わるからね
ぶくぶくぶくぶくぶくぶく......
「うぶおぉぉぉぉぉぉ......」
私の身体はどんどん太っていく
そして里穂の身体はどんどん痩せていく
僅か数分の出来事
制服もしっかり入れ替わり、私は下着丸出しで破れた制服を着ていた
そして目の前には私が憧れた里穂の姿があった
「り、りっちゃん......なの?な、何が起きて......この身体......私元に......?」
「ぶふぅ......今までごめんなさい......信じられないかもしれないけど、私と里穂の体型を入れ替えていたの......これが本当の姿......」
「......」
「立場も元に戻ってるから太ってた時の記憶はみんなから消えてるから安心して教室に戻って?」
「......」
里穂は何も言わず、保健室を後にする
「あはは......そりゃ怒るよね......」
私はベットに腰掛ける
ギシィ!ビキィ!
「おっと......懐かしいなこの感覚......こんなに重かったんだなぁ......」
私は突き出したお腹をたぷたぷ揺らす
まるで久しぶりに親戚に会ったかのような不思議な感覚になる
「あーあ......またぼっち生活に逆戻りかぁ......」
項垂れていると保健室のドアが開く
「りっちゃん!りっちゃんの荷物からジャージ持ってきたよ!」
「り、里穂!?」
まさかの里穂が戻ってきた
「ほら!早く着替えて?風邪引いちゃうから」
「う、うん......あ、あの......里穂?」
「ん?何?」
「な、何で?」
「何でって?」
「何で......助けてくれるの?」
「んー......確かに考えたよ?人の身体勝手に太らせて優越感に浸ってたクソ女の事なんか知るかー!って」
「その通りだけど辛辣ぅ......」
「でもさ......りっちゃんは私を見捨てなかったじゃない?」
「え?」
「痩せてたりっちゃんモテてたじゃない?なのに友達と遊ぶ訳でもなく、彼氏作る訳でもなく私とずっと一緒にいてくれたじゃない?何で?やっぱり優越感?」
「そ、そりゃ優越感もあったけど......太った身体で困って泣いてる里穂を見たら何かこう......可愛くて......デブの大変さ知ってるから優しくしたくなっちゃって......」
「そう!それそれ!私も一応元デブだから困ってるりっちゃんの気持ち考えたら放っておけなくなっちゃって......それに......」
「?」
「......りっちゃんといるの......楽しかったから......」
「り、里穂ぉ......!」
私は気づいたら里穂を抱きしめていた
「うおっ!?り、りっちゃん!?」
「ごめんねぇ!本当にごめんねぇ!うわぁぁぁぁぁん!!」
私は里穂細い身体に巨体を押し付け、泣きじゃくるのであった
「りっちゃんりっちゃん、帰りに駅前のクレープ屋さん寄らない?」
「えー?でも私ダイエット中だし......」
「いーじゃん今日くらい!チートデイってことで!」
「もう、しょうがないなぁ」
あれから私達は変わらず友達だった
でも変わったこともある
「てゆーか里穂......随分太ったわね......」
「ギクッ......そう言うりっちゃんは痩せてきたね......」
私はあれからダイエットを始めた
一度痩せた身体を経験した事で食べるのを我慢できるようになったのだ
そして里穂はその逆で太った身体を経験した事で暴飲暴食が大好きになってしまったのだ
「りっちゃん今何kg?」
「この前やっと150kg切ったけど......里穂は?」
「この前、みけぽになりました......」
「マジで?」
もしかしたら私達はまた入れ替わるのかもしれない
そんな気がしてならないのであった......
完