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「はいはい、行ってら~」

ガチャンッ

「……よしっ、今日から実質一人暮らしっ……やったぜっ!」

両親を見送り、一人残った玄関でガッツポーズをする。父が海外出張になり、母も面倒を見るために付いていくことになった結果、学校もある俺はこの家に残ることになった。聞いた当初は少し不安もあったが、今はこれから始まる疑似一人暮らしに期待しかない。

「さて、まずは何しようかな~、どんだけゲームしてても、夜更かししてても何も言われないし自由だもんな~」

ピンポーン

「ん?誰だ?」

バラ色の生活を想像している所へ、まるで入れ替わりのように誰かが訪ねてくる。玄関にいるままの俺は、相手を確認する事なく扉を開ける。

ガチャっ

「やぁカナト。」

「リオナ?何か用か?」

その先にいたのは俺よりも頭一つ分背が高く、ショートカットの黒髪を携えた女子、幼馴染のリオナであった。予想外の来客に困惑し、俺は素直にその疑問をぶつける。

「何か用……君のお母様から頼まれて来たのだが、もしかして聞いていないのかな?」

「頼まれた?いや、何も聞いてないな……なんて言われたんだ?」

「いやなに、ご両親が海外出張に行っている間、君の生活を手助けして欲しいと。」

「えっ゛……」

「できれば住み込みで、とも言われてね。日頃お世話になっている上、君と一つ屋根の下暮らせるのなら断る理由がないからこうして来たというわけさ。」

「ちょ、ちょっと待てっ……」

スッ……

トントンットンッ

あまりに急すぎる話に、俺は慌ててスマホを取り出して母に連絡を試みる。しかし返ってきたメッセージは他人事のような気の抜けた

ものであった。

『いいサプライズでしょ?リオナちゃんと仲良くね~』

「なっ……」

「確認は取れたかい?何か思う所はあるだろうがお母様も君を思ってのことだろう。」

「いやっ、まぁ……はぁ……」

「それでは今日からよろしく頼むよ。カナト。」

こうして当日まで知らされることなく、半ば強引に同棲生活が始まってしまい、俺の思い描く一人暮らしは消え去るのだった。

◆◆◆

ぱくっ

もぐもぐもぐ……

「どうだろう、君の口にはあったかな?」

「あぁ、うまいな……」

「フフッ、それはよかった。」

食卓に置かれた普段食べることのない小洒落た料理を口に運ぶ。リオナとの生活が始まって一週間、俺は一日三食を全て彼女の手料理で満たしていた。最初はそこまでしなくていいと言ったのだが、味の感想を聞いて微笑むリオナを見るとそれ以上は断ることが出来なかった。

「それにしても、またこうして君と一緒に食事をとれるようになるなんてね。私としては嬉しい限りだよ。」

「ん、まぁそうだな……学校も違うし……」

確かに彼女の言う通り、進学を期に俺はリオナと距離を置くようにしていた。というのもこの落ち着きながらも自信に溢れた話し方から想像出来るように、リオナは俺と比べ物にならない程ハイスペック人間であり、それを認識した時から徐々に自分からは関わらないようにしていたのだ。

そんな中でも彼女からのコミュニケーションは定期的にあったのだが、その度に俺は自分のような人間が近くにいてはいけないという思いから何かと理由をつけ拒否しており、そのばつの悪さから何とも言えない気持ちでここ数日を過ごしている。

「ごちそうさまでした。」

「ごちそうさま……」

「今日の洗い物は私の当番だね。カナトは落ち着いたらお風呂に入るといい。」

「おお、そうするわ。」

育ちの良さが見て取れる食後の挨拶の後、彼女はそう声をかける。初めは俺がしようと思っていた後片付けも、言葉巧みに交代制にさせられ、当番でない方が先に風呂に入るという流れが出来つつあった。

ちなみに一緒に入るなどという考えは俺に性的魅力を感じていないだろうリオナは勿論、恐れ多いと感じてしまう俺にもなく、年頃の男女が同棲してるとは思えない程健全な日々を過ごしている。しかしその中で俺は、自分の体のある二つの変化に悩みを抱えていた。

しゅるっ……ぱさっ……

「んっ……やっぱり、変だよなぁ……」

ぷくっ……ぷくぅっ……

脱衣所の鏡の前で服を脱ぎながらそう呟く。悩みの一つはこれのことで、俺の胸にはこれまでよりも一回り大きくなった乳首がその存在を主張していた。服が擦れるだけで思わず声が漏れてしまう程になったソレは、明らかに同棲が始まってからの変化でありひたすらに困惑していた。

「こんなのリオナにバレたらドン引かれるだろうし、気を付けないと……」

コンコンッ

「カナト、ちょっといいかな?」

「っ……!ぁ、ああっ、ちょっと待ってくれ。」

サササっ……

そんなこれ以上は確実に服の上からでもわかってしまうサイズの乳首に辟易していると、不意に扉がノックされる。俺は急いで服を着直し、扉を開けてリオナに応対する。

「ど、どうした?」

「そう言えばいいものがあることを忘れていてね。ほら、これを入れればより心地いい入浴になるだろう。」

「へぇ……ぁっ」

そう言って渡されたのは、封をしていてもほのかにフローラルな香りが漂うバスボムだった。そんな彼女らしいおしゃれな小物に、物珍し気な顔で眺めていると過って落としてしまう。

ポロっ……

「おっと。」

「わ、わりぃっ……」

すすっ……

そうして落としたバスボムを拾おうとしゃがんだその時だった。

むわっ……♡

「っぉっ……?♡」

「おや?」

むわっ……♡♡むわわっ……♡♡♡

「すんっ……?♡すんっ……?♡♡」

バスボムの香りとは全く違う、しかしどこか癖になる匂いに体が固まってしまう。そう、これがもう一つの悩みで、こうしてリオナの前、特に頭の位置を下げた時に感じるこの匂いに過敏に反応してしまうことだった。日を追う毎にその反応は俺の理解に及ばないものになり、今はより強い匂いを求めて辿るように顔を動かし―――

「すんっ……♡♡す……っっ……!?」

バッ……!

「カナト?」

たどり着いた先が彼女の股間であったことに気づいた瞬間、俺は飛び退くように体を起こす。

「あっ、いや何でもないっ!これ、早速使わせてもらうなっ……」

「ああ、それでは私はこれで。」

「お、おうっ……」

スタスタスタ……

明らかに不自然ながらも強引に話を切り上げると、リオナは気を遣って去っていく。そうしてすぐに扉を閉めた俺は、彼女がどんな表情をしていたかなど気に掛ける余裕もなかったのだった。

「…………♡♡」

◆◆◆

「……zzz」

「フフッ……♡」

その日の夜、自分の取った行動に耐えられず早めにベッドへ入った俺は、目を瞑ったまま他の人の気配と自分の体に感じる違和感で目を覚ます。

「あぁ……♡♡可愛いよカナト……♡」

『り、リオナ……?何を……っっ゛……♡♡』

かり……♡♡かり……♡♡♡

「すっかり大きくなって……♡女の子みたいなカナトの乳首♡もっと大きくしてあげるからね……♡♡」

「…………んぅ゛……♡♡」

『ど、どういうことっ……!?♡何でリオナがこんなっ゛♡ち、乳首やめっ゛……♡♡』

もぞ……♡♡もぞもぞ……♡♡♡

真横に感じるリオナの気配とその声、それだけで飛び起きてしまう程の驚きだが、さらに肥大化した乳首から流れる快楽に訳がわからなくなってしまう。目を開ける勇気が出ない俺は声を必死に抑えながら、起きているのがバレないように脚をもぞつかせる。

かりかり……♡♡かり……♡♡かりぃぃ……♡♡♡

「っっ゛……♡♡ぅ゛……♡♡♡」

『体が変だったのってリオナのせいっ゛……♡♡どうして、こんなっ゛……♡♡ゃばッ゛……♡♡』

かりぃっ゛……♡♡♡

「んひっ゛……♡♡」

「ッッ!!」

ピタッ……♡♡

「……♡…………♡♡」

「…………ふぅん……♡♡」

『ば、バレっ゛……♡♡』

リオナの細長い指が胸の上を滑り、乳首を撫で掻く中、一際強いそれに思わず声を上げてしまう。指の動きと彼女の声が止まり、慌てて息をひそめる俺。起きているのがバレると覚悟したが、次に彼女が取った行動はあまりに予想外だった。

「……カナトがいけないんだよ?♡♡私はこれだけ君を想っているのに避けるようなまねをして……♡♡私がこういう手段に出るのも仕方がないというものさ……♡♡」

ぽしょ……♡♡ぽしょ……♡♡

「っ゛……♡♡」

まるでリオナは俺に説明をするかのように耳元で囁き始める。こうなった経緯、そうさせた彼女の心情を乳首を弄り回しながら。

かりかり……♡♡かりっ……♡♡かりぃ……♡♡♡

「……ぅ゛ぁ……♡♡」

「昔はあれだけリオナちゃんリオナちゃんと近くにいてくれたのに……♡いつからか、いや、あれは私のファンクラブなんてものができた時くらいかな……♡君は私が声をかけても曖昧な返事ばかり、酷い時には無視なんてこともあったね……♡♡」

『あ、あれはああするしかなくてっ゛……♡リオナが嫌いとかそういうわけじゃぁ゛……♡♡』

「いやなに、わかっているさ♡君のことだから私の迷惑になるといったことを考えてのことだろう……?♡だが私はそんなことを望んでいないし、何より君の側にいたかったんだ……♡だって……♡♡」

「君のことがこんなに好きなのだから……♡♡」

「っっ゛!?」

ビクッ……♡♡

『ぇ゛……?り、リオナが俺を好き……?こんな男らしさが全然ない俺のことを……?』

突然の告白に体が小さく跳ねる。頭の中が困惑で埋め尽くされる俺に対し、リオナは指の動きをねちっこく擦り込むようにしながら囁き続ける。

「まるで女の子のように可愛らしく、あどけない笑顔を向けてくれた君を好きにならない訳がないだろう?♡♡その上、私のことを想って行動してくれるなんて……♡♡♡好きだよカナト……♡♡」

くにっ……♡くにくにっ……♡♡♡くにぃぃ……♡♡

「っぁ゛……♡♡っっ゛……♡♡♡」

もぞもぞ……♡もぞ……♡♡♡

『す、好きっていうなぁ゛……♡♡ち、ちくびやめぇ゛……♡♡♡』

「だから今回の話を貰った時は舞い上がる程嬉しかったさ……♡♡そして同時にこう思ったんだ♡♡君を私の虜にして、また昔みたいにいつも一緒にいられるようにしよう、とね……♡♡それがこれ……♡こうして寝てる間に体を開発して快楽を感じる土台をつくることで、いざ君と結ばれる時に相性の良さを認識して貰う予定だったんだ……♡♡」

くにくにぃ……♡♡くにゅんっ……♡♡くにゅっ……♡♡♡

「んぁ゛……♡♡んぃぅ゛……♡♡♡」

もぞ……♡♡くね……♡♡くねぇ……♡♡♡

『そ、そういうことぉ゛……♡♡そんなこと、しなくてもぉ゛……♡♡ん゛ぁ、ぁれ……?♡♡』

彼女の気持ちを理解したものの、そこから導かれた結果には言葉が見つからない。さらに今までの悩みの原因は一つわかったが、もう一つの悩みは無関係なのかと疑問が湧いてくる。リオナはそんな俺の考えがお見通しかのように、耳元で答えるのだった。

ピタッ……♡♡

「ああそうだ……♡肉体だけでなんて甘い考えはしてなくてね♡♡匂いでも一つ虜になって貰えるようにしていたんだ♡♡」

『へっ゛……?♡』

しゅる……♡♡ぱさっ……♡♡♡

ギシッ……♡♡ギシギシッ……♡♡

『な、なんだ……?♡何を……っ♡♡』

むわっ゛……♡♡♡

「んぉ゛っ……♡♡」

そう言いながら聞こえてくる衣擦れにヘッドボードへ腰をかけたような音。瞼を開くことの出来ない俺はただ困惑するだけだったが、真横に感じていた気配が頭の方に移動し、不意に漂ってきた匂いに全てを察してしまう。

「”ここ”の匂いも相性の一つだからね♡♡君には毎晩こうして脳に染み込むように嗅いで貰っていたのさ♡♡私のペニスの匂いをね……♡♡」

「っっ゛……♡♡」

『だ、だからっ゛……♡♡でも、それだけであんな……♡♡』

むわっ゛……♡♡むわわっ゛……♡♡

「んぉぉ゛……♡♡♡」

彼女の発言で行動に驚きはするものの、その事実に驚きはしない。リオナがふたなりであるということは幼馴染として知っているからである。だから脱衣所では余計に飛び退いたのだ。男である俺がその匂いを夢中で嗅いでいるなんて思われたくなくて。

「さぁ♡今日も染み込ませるとしよう♡君が私の虜になるように♡♡この匂いを無意識に求めてしまうように♡♡」

ぐぐっ……♡♡♡

ズォォォっ……♡♡♡

『ぇ゛……?こ、ここからまだっ゛……ってまさかぁ゛っ……♡♡♡』

「っ……ぁ゛……♡♡」

少し離れた位置にあった気配の塊が、徐々に顔の近くにやってくるのを感じる。そんなことをしてはいけないと瞼を開き、声を上げる―――

ぺっとぉんっ……♡♡♡

「…………んぉ゛……?♡♡」

「……♡♡」

むわっ゛♡♡むわわっ゛♡♡むっわぁぁ゛~♡♡♡♡

「ぉ゛っ……♡♡っっ゛~~~~~~っ゛♡♡♡♡」

ビクビクビクッ♡♡ビクッ♡♡ビクンッ♡♡♡♡

ことは間に合わず、顔全体に感じる硬くも弾力のある感触と、これまで嗅いできたものより数倍濃い匂いに押し潰されてしまうのだった。

むわぁぁ゛~~♡♡♡むわわっ♡♡♡

「んんぅっ゛♡♡ふすっ゛♡♡すんっ♡♡すんっ゛♡♡んぉ゛っ♡♡♡」

『こ、これやばッ゛……♡♡こんなのしらなっ゛……♡♡もっと♡♡もっとぉ゛っ……♡♡♡』

「フフっ♡今日は一段と吸い込みが激しいね♡♡これまでの成果が出ているようで嬉しい限りだ♡♡」

ぺとぉぉ~♡♡♡

ドクッ♡♡ドクッ♡♡ドクッ♡♡♡

「ふすっ゛♡♡んふぉッ゛♡♡すんっ゛♡♡すぅぅ゛っ♡♡♡」

鼻の中を空気が通り抜ける音が何度も聞こえる。乗せられるソレによって空気の通り道が減り、余計に大きく吸い込むことで脳が求めるその匂いを頭の中に充満させるのだ。

「すぅぅ~~゛……♡♡♡んぉ゛……♡♡ほぉぉ゛ぉ゛……♡♡♡」

ビクビクっ……♡♡ビクっ……♡♡♡

『ぁぁ゛~……♡♡この匂いすきぃ゛~……♡♡頭んなかぽわぽわする゛……♡♡』

「……落ち着いてきたかな♡♡そうしたらいつも通りより効率的に染み込ませていくとしよう……♡♡」

ぴんっ♡♡ぴんっ♡♡♡

その感触に最初は大きく体を震わせたものの、少し経つとまるでよく知っているものだというように体に馴染んでいく。そうして目を閉じている上、全身を包む穏やかな快楽に浸っている俺は気づかなかった。先程よりも肥大化して張り詰めている自分の乳首と、それをみるリオナの淫靡な表情に。

「ほらカナト……♡私のペニスの匂いと弄ばれる肉体の快感をつなぎ合わせるんだ……♡♡」

『ん、んぇ゛……?♡♡』

……かりぃっ……♡♡♡

「っんひぃ゛ッ!?♡♡」

かりっ♡♡かりかりっ♡♡♡かりかりかりぃっ♡♡♡♡

「ひィ゛ぅっ♡♡っっんッ゛♡♡んぅ゛ッ……♡♡ッ゛っ……♡♡♡♡」

ビックンッ♡♡ビクッ♡♡ビクビクビクッ♡♡♡

くねくねっ♡くねっ♡♡くねぇっ♡♡♡

完全に油断していたところへ鋭い快楽に襲われる。先程よりも遥かに敏感になっているようで、一掻きが全身を貫くような快楽を生み出す。思わず大きな声が漏れ出し慌てて口をつぐむものの、体の方は隠しきれない反応を示しており、さらに口を閉じてしまったことで俺の呼吸は鼻に限定されてしまう。

『や、やばッ゛……♡♡バレるぅっ゛……♡♡♡』

「ふぅ゛むッ……♡♡♡っ゛……♡♡♡」

むっわぁぁぁ゛~~ッ♡♡♡♡

「んぅふッ゛♡♡すんっ゛♡♡っっぉ゛ッ♡♡♡すんっ゛♡♡すぅぅ゛~ッ♡♡♡ほぉぉ゛ッ♡♡♡」

「フフッ♡♡いい子だカナト♡♡そうやって私の一番濃い匂いを吸い込みながら感じるんだ♡♡私に愛撫される快感♡悦びをっ♡♡」

かりかりっ♡♡♡くにっ♡♡くににっ♡♡♡くにぃ~っ♡♡♡

べとぉぉ~っ♡♡のっしぃぃぃ~~っ♡♡♡♡

『あ、あたまっ゛♡♡あたまおかしくなりゅっ゛♡♡こんなの顔にのせられてっ゛……♡♡ちくびぃっ゛♡♡♡』

ゾクゾクッ♡♡ゾクゾクゾクッ♡♡♡

乱れる呼吸で不規則に吸い込んでしまう濃厚な匂い。熱気すら感じるようになってきたソレで埋め尽くされながらの乳首快楽に、俺の頭の中は混乱を極めていた。それと同時に記憶にない、体の奥から上ってくる何かを感じる。

『ぁ゛ッ♡くるっ゛……♡♡なんかくりゅっ゛♡♡ち、ちん……じゃないっ゛……♡♡これぇっ゛……♡♡♡』

かりかりっ♡♡かりかりかりっ♡♡♡くっにぃぃ~っ♡♡♡♡

「んっ゛……♡♡んひっ゛……♡♡ひぅ゛っ♡♡ひひィ゛ッ♡♡♡」

「……♡大丈夫だよカナト♡♡その感覚に身を任せて……♡♡」

「っっ゛……!?♡♡……んぁ゛……♡♡」

ゾクンッ゛……♡♡♡

未知の感覚に恐怖すら覚え始めた中、またしても見通したようなリオナの声が響き渡る。その声に驚きと安心感を得た直後だった。

「イけ……♡♡カナト……♡♡」

きゅッむぅぅぅッ゛♡♡♡

「ッッ゛!?!?!?♡♡♡♡♡」

ゾクゾクゾクゾクゾクッ♡♡♡♡

ビクビクビクビクッ♡♡♡ぴっーーーーーーんッッ♡♡♡♡♡

「~~~~~~~~っッッ゛~~~~~っ♡♡♡♡♡♡」

リオナの小さな呟きと共に肥大化した乳首を摘み潰された俺は、全身を伸ばしきって内側から張り裂けそうな程強烈な快楽に包まれるのだった。

びくびくっ……♡♡びくっ……♡♡びくっ……♡♡♡

「……ぇぁ゛……♡♡んぁぅ゛……♡♡♡」

『な、なに、こぇ゛……♡♡からだ、あたま……♡♡ぜん、ぶ……♡♡♡』

「フフッ♡今日も十分な絶頂を教え込むことができたようだ……♡♡大丈夫だよカナト♡君はこの快楽を感じているだけでいいんだ♡♡」

すり……♡♡すり……♡♡

「…………んん゛……♡♡」

「だからこの快楽を脳に、心に刻みながら……♡♡おやすみ♡♡カナト♡」

「…………♡…………♡♡♡」

全く知らない筈なのにどこか既視感のある快楽、そして今までのリオナからは考えられなかった行動。全てに困惑しながらも俺はそれ以上意識を保つことが出来ず、彼女に優しく頬を撫でられながら意識を手放すのであった。

◆◆◆

「やぁ、おはようカナト。」

「ぉ、ぉう……おはよう……」

「……元気がないようだ、何かあったかい?」

「い、いやっ゛……なんでもないっ、元気だ元気……」

「そうか、それならよかった。」

翌朝、いつものように朝食の準備をしながら微笑みかけるリオナ。その声や様子に昨夜のような異常はみられない。一瞬あれは夢だったのかと錯覚するが、それは起きた時に確認した、さらにサイズを増した上に服をかすめただけで痺れるような快感を生み出した乳首に否定される。

「君は今日、何か予定があるのかな?」

「ない、けど……何かあるのか?」

「いやなに、私も予定がないから二人一緒に家でゆっくり過ごしたいなと思ってね。どうかな?」

「……あ、ああ、わかった……」

朝食を食べ終えると、リオナはそう切り出した。正直昨夜のことで顔を合わせづらい俺は断りたかったが、予定がないと言った手前理由を失ってしまい、了承するしかなかった。

「フフっ、そうか嬉しいね。君と見たい映画があったんだ。」

「へ、へぇ……」

そうして俺は不安を抱えたまま、彼女との時間を過ごすのであった。

◆◆◆

「ありがとうカナト。今日は楽しかったよ。」

「おう、別に何もしてねぇけど……」

「君と一緒に過ごせただけでも私としては大満足さ。夢のようだったと言ってもいいくらいにね。」

「お、大げさだって……」

歯の浮くようなセリフを吐くリオナに思わず目を逸らしてしまう。結局一日中一緒に過ごしたものの、彼女の様子はいつも通りであり、ただただ穏やかな時間でしかなかった。時刻は日付も変わろうかといったところで、普段なら各々の部屋に戻っており、俺は勿論そうするつもりであった。

「じゃあ俺は部屋に戻るな……?」

スッ……

「待ってくれカナト。」

「ん?」

「今日は、君と一緒に寝てもいいだろうか?」

「……ぇ゛?」

「さっき見たホラー映画のせいで一人でいるのが怖くてね。」

リオナは部屋に戻ろうとする俺を引き留めると、およそ信じられない理由を付けて、とんでもないことを言い始める。確かにホラー要素はあったものの、ミステリー色の強い作品だったし、なにより昔は俺の方が泣きついていた程で彼女は強い耐性を持っていた筈である。

「そ、それは流石に……」

「そうか……私のような女とは寝たくない、か……すまない、忘れてくれ。」

「ち、ちがっ゛……嫌なんかじゃっ゛……わかったっ、いいよ一緒に寝よう……」

「……フフッ♪優しいね君は。それじゃあ先に部屋に行っててくれ、私もすぐに着替えていくとしよう。」

スタスタスタ……

「あ、ああ……って着替え?」

断ろうとした途端、あまりに寂しそうな顔をするリオナについ了承してしまう。直後彼女は嘘のように晴れやかな表情になると、意味深な言葉を残し歩き去っていく。俺はその言葉の意味に引っかかりながら、彼女を見送るのだった。

コンコンっ

「入るよカナト。」

「お、おう……」

ガチャッ

「すまないね、準備に時間がかかってしまって。」

「準備って何を……っっ゛……お、おまっ゛、なんて恰好してっ゛……」

フイッ……

部屋のドアを開けて入ってきたリオナに驚愕してしまう。彼女はまるで海外の金持ちが着る露出度の高いドレスのような服をまとっており、惜しげもなく晒される深い胸の谷間と大胆に入ったスリットから覗く脚線美。俺は慌てて目を逸らしながら注意をする。

「君と同じ床につくんだ、それなりの恰好でないとね。あまり好みではなかったかな?」

「そういうことじゃっ゛……」

ちらっ……

もこぉぉっ……♡♡

「っっ゛……!?♡い、いいから先にベッドに入ってくれっ……」

「……♡そうかい?それではお言葉に甘えて。」

もぞもぞもぞ……

「じゃあ電気消すからな……」

「おっと、待ってくれるかな?」

リオナの言葉に一瞬視線を戻すものの、スリット横に普通の女子では考えられない膨らみを見つけてしまい、誤魔化すように彼女をベッドへと促す。そしてその体が布団で隠れたのを確認してから電気を消そうとするが、その前に声をかけられる。

「なんだ?」

「真っ暗にはしないで欲しいんだ。君の顔が確認できないと不安でね。ダメかな?」

「まぁそれくらい別にいいけど……こんなもんでいいか?」

ピッ……

「ありがとう。ちょうどいい明るさだ。」

「じゃ、じゃあ俺も入るな……?」

「ああ、おいでカナト。」

またしても彼女とは思えない発言ながらも指摘することなく従い、照明をぼんやりとした明るさに調節する。そしてまるで自分の所有物のようにしてリオナが待ち構えるベッドへ向かう俺は、最低限の隙間だけを開けてゆっくり体を潜り込ませる。

もぞもぞ……もぞもぞ……

「フフッ……懐かしいね。幼い時はこうして一緒に寝ていたものだ。」

「そりゃぁほんとに小さい時だからな……」

「そうだね。でも私はずっとこうしたいと思っていたとも。誰よりも君を近くで感じながら眠りにつきたいと。」

「ば、馬鹿言うなっ……さっさと寝ろってっ……」

上手く彼女に触れることも見ることなくベッドに寝転がった俺は、真っすぐ天井を見ながら受け答えをする。真横から強い視線と歯の浮くようなセリフが聞こえてくるが、それでも俺の見つめる先は変わらず、余計なことを考えないよう彼女を寝かせようとした時だった。

「ああ、それじゃあ少し寝やすいようにさせて貰うね。」

「ん?おお……」

もぞもぞ……もぞ……

すり……♡♡

「っっ……!?り、リオナっ……!?」

「おっと、すまない。驚かせてしまったかな?この体勢の方が寝やすくてね。」

「だ、だからって俺の体にこんなっ゛……んっ゛……♡」

すり……♡♡すり……♡♡♡

「フフッ……♡人の体温というのは心地いい物だね……♡服越しであってもよく伝わってくるよ……♡♡」

ぽしょ……♡ぽしょ……♡♡

リオナが密着といえる程にまで近づいてきて、俺の上半身をゆっくりとさすり始める。耳元に感じる声はより近く、その熱気は昨夜感じたものと全く同じで、俺は身を固くすることしか出来ない。そんな中、撫でさする彼女の手がそこに到達する。

すり……♡♡すり……♡♡♡

かりぃぃっ……♡♡♡

「んぃっ゛……!?♡♡」

ビクンッ♡♡♡

「おや?♡どうしたのかなカナト?♡そんなに驚いたような反応をして♡」

「お、おまっ゛……♡♡そこ、やめっ゛……♡♡んひっ゛……♡♡♡」

かりっ……♡♡かりっ……♡♡♡かりりっ……♡♡♡

「そこ?♡一体何の話をしているんだい?♡♡ちゃんと言葉にしてくれないとわからないよ?♡♡」

「ち、ちくっ゛……♡ちくびっ゛……♡♡乳首いじるなぁ゛……♡♡」

昨夜と同じ、それ以上に反応してしまう俺に対し、彼女はとぼけた様子で弄り続ける。観念してそこの名前を口にした俺だが、返ってきた彼女の言葉はあまりに予想外のもので―――

「……ああ♡なんだ……♡♡」

「私が開発したせいで服の上からでもわかってしまうくらいに肥大化した……♡可愛らしい乳首のことか♡♡」

「ぇっ゛……?り、リオ、ナ゛……?」

「フフッ……♡♡ねぇカナト……♡♡」

「昨日の夜、起きていただろう……?♡」

「っっ゛!?」

ビクゥゥッ!♡♡♡

これまでの態度とは打って変わって全てを認めた挙句、普段の理知的な彼女からは聞くことの出来ない淫靡なトーンでそう囁いたのだった。

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