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リクエスト作品です

目を覚ますと、ひんやりとした冷気と、甘ったるい香水の匂いが鼻腔を突いた。

青年がゆっくりと重い瞼を開けると、視界に飛び込んできたのは天井から吊るされた巨大で豪奢なシャンデリアだった。赤や紫の怪しげなネオンサインが瞬き、無数のスロットマシンが電子音を鳴らし続ける異様な空間。見知らぬカジノのフロアのど真ん中で、彼は高級な絨毯の上に倒れ伏していた。

「ここは……どこだ……?」

ズシン、ズシン。

戸惑いながら身を起こそうとした青年の耳に、重機が歩いているかのような鈍い地響きが届いた。周囲をぐるりと囲む「巨大な壁」の存在に気づき、彼は息を呑む。

それは壁ではなかった。カジノでおなじみの、黒いハイレグのバニーガールの衣装を身にまとった女たちだ。しかし、その体型は彼の知るバニーガールとは完全にかけ離れ、常軌を逸していた。

どの一人も、150kgは優に超えているであろう規格外の巨体。歩くたびにふかふかの絨毯が深く沈み込み、極限まで引き伸ばされた網タイツの下で、丸太のように太い脚の肉が波打っている。胸元の谷間からはち切れんばかりに膨れ上がった豊満な脂肪が、息をするたびに大きく上下していた。でっぷりと太った彼女たちは、逃げ道を塞ぐように青年を見下ろし、クスクスと不気味な笑い声を漏らしている。

「お目覚めかしら、迷えるお客様」

ひときわ重々しい足音とともに、肉の壁が左右に割れた。現れたのは、他の太ったバニーガールたちよりもさらに一回り、いや二回りは巨大な女だった。

歩くたびにドスンドスンと床を揺らすその巨体は、豪奢な金色の糸で刺繍が施された特注のバニー衣装に包まれている。あまりの肉の圧力にコルセットのホックが悲鳴を上げているが、彼女はそれを気にする素振りも見せず、傲慢な笑みを浮かべて青年の前に立った。この異常な空間の支配人だ。

「ここは運命の遊技場。ゲームに何度も勝てば、元の世界へお返ししますわ。……ええ、もちろん。ただし、負ければ負けるたびに、あなたの『あるもの』を頂戴いたします」

有無を言わさぬ圧倒的な質量の暴力と圧迫感。逃げ出すことなど到底不可能だと悟らされた青年は、両脇を巨大なバニーガールたちに抱え上げられ、最初のゲームであるスロットマシンの前へ強制的に座らされた。

「さあ、まずは運試しですわ。回してちょうだい」

震える手で冷たい金属のレバーを握り、祈るように力任せに引く。ドラムが勢いよく回転し、極彩色の絵柄が次々と流れていく。しかし青年の願いも虚しく、けたたましい電子音とともにリールは無情にも不揃いな絵柄で停止した。

「一回戦、お客様の負けです。では、最初の代償として……あなたの『男』をいただきましょう」

支配人が妖しく微笑んだ瞬間、青年の身体に凄まじい悪寒と、全身の細胞が粟立つようなひどいむずがゆさが走った。

「ぐっ……!? な、なんだこれ……体が……熱い……!」

バキバキッ、と骨格が軋むような生々しい音が体内で響く。ゴツゴツしていた広い肩幅が内側へと縮み込み、なだらかな曲線へと変化していく。節立っていた手足の関節が滑らかに溶け、男らしい筋肉が急速に削れ落ちて、柔らかく華奢なラインへと強制的に作り変えられていく。

さらに、短かった髪がうなじを這うように猛烈な勢いで伸び始め、みるみるうちに背中まで届く艶やかな金髪のロングヘアーとなって肩に降りかかった。

「やめろ……俺の体が……ああっ!」

声変わりする前の少年のように、いや、完全に女性のものへと高くなった自分の声に戦慄する。だが、変化はそれだけでは終わらない。

平らだった胸部と、引き締まっていた臀部に、火傷しそうなほどの不自然な熱が集まり始めた。着ていたシャツのボタンが弾け飛び、胸の肉が内側からの異常な圧力で急激に膨隆し始める。ずっしりとした重みを感じるほどの二つの膨らみが形成され、同時にお尻の肉がズボンを内側からパンパンに張り詰めさせた。骨盤が広がり、重心が急激に変化していく。

瞬く間に女性の肉体へと作り変えられた彼……いや『彼女』のもとへ、太ったバニーガールたちがにじり寄る。

「さあ、お客様も着替えないとねぇ」

「ひっ……やめ、やめて……!」

抵抗する力すら奪われた元青年は、巨女たちに押さえつけられ、衣服を剥ぎ取られて真っ黒なバニーガールの衣装を無理やり着せ付けられた。

体に密着するハイレグのタイトな感覚。頭につけられたウサギの耳。そして、網タイツから覗く自分の太ももは、すでに女性特有の柔らかさとムチムチとした艶かしい肉感を帯びていた。

男としての自分を完全に奪われ、女体化してしまった元青年は、未知の重みを主張する自分の胸と信じられない現実に恐怖し、青ざめた顔を引きつらせて床へ座り込んだ。


「さあ、お次はポーカーですわ。これに勝てば、元の立派な『男』に戻して差し上げます。ですが負ければ……今度は『別のもの』をいただきますわよ」

支配人の残酷な宣告が、カジノのフロアに重々しく響き渡る。

先ほどの敗北で強制的に女性の肉体へと作り変えられてしまった元青年は、与えられた信じがたい現実と、突如として胸元にのしかかる豊満な双丘の重みに震えながら、案内されたポーカーテーブルの席へとふらつく足取りで向かった。

慣れないピンヒールに足首がぐらつき、歩くたびに今まで感じたことのない胸の揺れと、股間のスースーとした喪失感が襲ってくる。ハイレグのタイトな衣装のまま丸椅子に腰を下ろすと、すでに女性特有の丸みを帯びていたお尻の柔らかい肉が、むにゅりと無防備に押し潰されて座面に広がる生々しい感覚があった。

「配るわよぉ、新人ちゃん」

ディーラーを務める、体重150キロはあろうかという巨大なバニーガールが、肉に埋もれた指先で器用にカードを滑らせていく。

元青年は必死に震える細い手を抑え、配られた5枚のカードを握りしめた。額にはじっとりと冷や汗が浮かび、大きく波打つ胸の深い谷間を、汗の雫がゆっくりと滑り落ちて真っ黒な谷間の奥底へと消えていく。

(勝つ……絶対に勝つ! こんなふざけた体、冗談じゃない!)

強い決意で挑み、息を殺して手札を見つめる。しかし、配られたカードは絶望的なまでにバラバラだった。震える指で数枚を交換するものの、新しく引き入れたカードも状況を好転させることはなく、テーブルに開かれた結果は無情にも役なし――ブタだった。

「あらあら、残念。では、二度目の代償をたっぷりいただきましょうか」

支配人が分厚い唇を歪め、肉厚な指をパチンと鳴らした。

その瞬間、元青年の体内で、ボコン……ッ!と何かのタガが外れたような、酷く生々しい音が響いた。

「え……? あ、あっ……!? な、なんだ、これ……っ」

直後、下腹部の奥底から、ドロリとした熱を帯びた得体の知れない質量が急速に湧き上がってきた。それは沸騰するマグマのように血液に乗って全身を一瞬で駆け巡り、細胞の一つ一つを強制的に、かつ暴力的に肥大化させていく。

最初に明確な異変が起きたのは、お腹だった。

女性特有のくびれが形成されていたはずのほっそりとしたウエストが、内側から激しく押し上げられるようにぽっこりとせり出し始めたのだ。みるみるうちに分厚く柔らかい皮下脂肪の層が形成され、平らだった下腹部は無惨にも前へと突き出していく。

「うそ……やだ、体が、熱い……お腹が、膨らんで……っ!」

真っ黒なバニーガールの衣装であるタイトなコルセットが、内側から際限なく増殖する肉の圧力に耐えきれず、ギリギリ、バチバチッと繊維の引き裂かれる悲鳴を上げる。背中の編み上げ紐が限界まで張り詰め、コルセットの上下からは行き場を失ったぷよぷよとした白い脂肪の段差が、だらしなくはみ出し始めた。

変化は腹部だけにとどまらない。華奢だった二の腕にはぶ厚く柔らかい脂肪がまとわりつき、動かすたびにフルフルと振袖のように重みを持ってたるみ揺れる。すらりとしていた太ももは、まるで空気を入れた水風船のように急激に膨張し、網タイツの細かいひし形の網目が、むっちりと張った白い肉に深く、痛々しいほどに食い込んでいく。

左右の太ももに隙間がなくなり、太く柔らかい肉同士がぴたりと密着してぶつかり合い、少し身じろぎするだけでむちっ、むちっ、と卑猥な水音を立て始めた。

「あぁっ、んんっ……おっぱいまで、張って、重く、て……っ」

ただでさえ大きかった胸はさらに過剰な脂肪を蓄え、重力に逆らえないほどの巨大で豊満な肉の塊へと変貌していく。谷間からはち切れんばかりに柔らかいお肉が溢れ出し、ブラジャーのワイヤーがアンダーバストに深く食い込み、乳房の下半分が自らの異常な重さで垂れ下がる。息をするたびに、ズン、ズンと暴力的なまでの質量が肋骨を圧迫した。

全身の皮膚が限界まで引き伸ばされるピリピリとした熱感と、急激な体重増加によって内臓が押し潰されるような息苦しさ。自分の体がみるみるうちにだらしなく「太っていく」という、未知の快楽にも似た奇妙な恍惚感と恐怖に苛まれながら、元青年は自身の体が信じられないスピードで巨大化していくのを、ただ涙目で喘ぎながら見下ろすことしかできなかった。

ほんの数十秒の間に、彼女の肉体は標準的な女性の枠を完全に超え、明らかに過剰な脂肪を蓄えた、だらしなくも扇情的な肥満体へと変貌を遂げていた。

身長:162.0cm / 体重:92.5kg(前月比 +34.0kg)

BMI:35.3(高度肥満)

B:122 (Jカップ) / W:105 / H:118

「あ……あぁ……ウソ、だろ……」

はち切れそうなコルセットの上に乗っかってしまった、自分の腹からあふれ出た分厚い脂肪のたるみ。それに思わず触れてしまい、指がずぶずぶと深く沈み込むその恐ろしいほどの柔らかさと温かさに、彼女は絶望と戸惑いの混じった、甘い吐息を漏らした。


「ふふっ、素晴らしい成長ぶりですこと。でも、ゲームはまだ終わっていませんわよ。次はルーレット……赤か黒か、あなたの運命を賭けてみなさいな」

支配人の嗜虐的な声が響く。すでに90キロを超え、立派な肥満体へと変貌させられた元青年は、肩で荒い息をしながらルーレットテーブルへと引きずられるように移動した。

もはや自力で歩くことすら一苦労だった。一歩踏み出すたびに、両足の間に挟まった分厚い太ももの肉がむちむちと擦れ合い、生々しい摩擦音を立てる。ハイヒールは自身の過剰な体重を支えきれずにぐらつき、足首にはギリギリと痛みが走った。何より、胸元で暴れるJカップの異常な質感が、彼女の体力をゴリゴリと削り取っていく。

(ハァッ……ハァッ……お、重い……体が、熱くて……っ)

与えられた丸椅子にどすんと腰を下ろすと、はち切れんばかりに膨らんだお尻の肉が座面から盛大にはみ出し、たるんだ太ももの肉がだらしなく広がった。

息を整えようとするが、胸郭の上にのしかかる巨大な乳房の重みのせいで、浅い呼吸しかできない。汗ばんだ肌は熱を持ち、極度に引き伸ばされた皮膚がひりひりと敏感に粟立っている。

「く、黒……黒で、お願いします……っ」

かすれがちな、すっかり甘く女性らしくなった声でチップを押し出す。祈るような思いで回転する盤面を見つめた。カラン、カランと跳ねる小さな銀色の球が、彼女の命運を握っている。

しかし、球が吸い込まれたのは無情にも『赤』のスロットだった。

「あら、またしてもハズレ。本当に運のない子ね。……それでは、三度目の代償をたっぷり注ぎ込んであげましょう」

支配人が妖しく目を細め、指を鳴らす。

次の瞬間、先ほどとは比べ物にならないほどの暴力的な熱量が、元青年の身体の中心で爆発した。

「あぁぁっ!? い、いやっ……くる、しいっ……体が、壊れ……っ!!」

ドリュッ、ドリュリュッ、と体内の脂肪細胞が異常増殖し、狂ったように分裂していく悍ましい感覚。

先ほどぽっこりとせり出したばかりの下腹部が、さらに風船のように膨張を始めた。限界を迎えていた黒いコルセットのホックが、パーン!と音を立てて次々に弾け飛び、拘束を失った柔らかな腹の肉が、どろりと雪崩のように太ももの上へとこぼれ落ちる。何重にも重なった分厚い脂肪のひだが形成され、自身の膝を完全に覆い隠してしまった。

「ああっ、んんっ……お肉が、止まらないのぉ……っ!」

悲鳴は甘い嬌声へと変わり、カジノのフロアに響き渡る。

増殖する脂肪は留まることを知らない。丸太のように太くなった二の腕は、胸の横にぴったりと張り付いて離れなくなり、背中にはこんもりとした肉の山が築かれる。

極限まで張っていた網タイツは、パンパンに膨れ上がる太ももの体積に耐えきれず、ビリビリと無惨に引き裂かれた。破れた網目の隙間から、鬱血してほんのり桜色に染まった、尋常ではない太さのむっちりとした白い肉がむにゅりと溢れ出す。

そして、女性の象徴である胸もまた、さらなる巨大化を遂げていた。

Jカップですら規格外だったはずの双丘は、まるで巨大なスイカのように膨れ上がり、ブラジャーの布地など一切の用を為さなくなる。自らの重みに耐えきれなくなった巨大な乳房は、ついにせり出した太鼓腹の上へとどすんと着地し、深く生々しい谷間を形成した。

「あ……ふぁ……お、おも……重くて、動けな……い……」

もはや、立って歩くことなど絶対に不可能なほどの圧倒的な質量。

肉付きが良くなりすぎた顔は二重、三重のあごに埋もれ、元の青年の面影など完全に消し飛んでいた。首は分厚い脂肪の襟巻きに覆われ、ただでさえ丸かった頬がさらにふっくらと膨らむことで、目元がとろんと甘く垂れ下がっている。

自身の体から発せられる、むわっとした甘い汗の匂い。押し潰される内臓の苦しさとは裏腹に、極限まで太らされた肉体がもたらす、全身がとろけるような奇妙な安心感と快楽が、彼女の脳髄をジワジワと麻痺させていく。

身長:162.0cm / 体重:158.5kg(前月比 +95.5kg)

BMI:60.4(超高度肥満・生命の危機)

B:148 (Mカップ) / W:145 / H:155

たった数分の間に、スリムだった青年は、周囲で見下ろしている支配人や他のバニーガールたちと全く変わらない、150キロを優に超える「超巨大な肉ダルマのバニーガール」へと完全に作り変えられてしまった。

自身のあまりの重さと、全身を包み込む分厚い脂肪の熱気に当てられ、彼女はだらしなく口を開けたまま、自分の腹の肉に埋もれて呆然と喘ぐことしかできなかった。


「さあ、いよいよ最後のゲーム。ブラックジャックの3回勝負ですわ。これに1回でも勝てば、今の醜くも愛らしいお肉もすべて無かったことにして、元の世界へ帰して差し上げます。……ですが、負けるたびに、あなたに残された『あと3つ』の人間らしさを、1つずつ確実に頂戴いたしますわ」

支配人の声が、甘い香水と熱気に満ちたカジノのフロアに響く。

すでに150キロを優に超え、歩くことすらままならない巨大な肉塊と成り果てた元青年は、あまりの重圧と己の体温の高さに、ぜぇぜぇと荒い息を吐いていた。自分の腹という分厚く巨大な肉のクッションの上に、スイカのように重たいMカップの乳房を乗せ、だらしなく座席に沈み込んでいる。

(絶対に……絶対に勝つ……! 俺は男だ、こんな肉ダルマのメス豚で終わってたまるか……!)

首を動かすことすら、何重にも重なった分厚い脂肪の襟巻きが邪魔をして一苦労だ。パンパンに膨れ上がったソーセージのような太い指を震わせ、配られた2枚のカードを拾い上げる。手首には赤ん坊のように深い脂肪のシワが幾重にも刻まれ、かつての男らしい骨ばった手の面影は完全に消滅していた。

1回戦。配られた手札の合計は「17」。

ブラックジャックにおいて、これ以上引くのはリスクが高すぎる。男としての論理的な思考力と確率計算を必死に保ち、彼女は震える声でステイを宣言した。しかし、余裕の笑みを浮かべる支配人がめくったカードは、無情にも「エース」と「絵札」だった。

「ブラックジャック。ディーラーの勝ちですわね。では、一つ目の代償を」

パチン、と重々しい指の音が鳴らされた瞬間、元青年の喉の奥で、カクン……ッと何かが強制的に切り替わるような、奇妙で生々しい感覚が走った。

怒りと絶望が沸点に達し、男としての太い声で罵倒の言葉を叩きつけようと口を開く。

「ふざけるな、俺の体を返せ……! って、言おうとしたのに……あ、あれ……? いやだ、私、こんな体で負けたくないのぉ……っ!」

自分の口から飛び出した言葉に、彼女は信じられないものを見るように見開いた目を白黒させた。

喉の奥から飛び出したのは、高くて甘い、完全に女のものに染まりきった鼻にかかった嬌声だった。そして、頭の中で思い浮かべたはずの「俺」という一人称が、口に出る瞬間には自然と「私」に変換され、荒々しかった語尾が柔らかい女性特有の口調へと強制的に書き換えられていたのだ。

(な、なんだこれ!? 違う、俺は、私は……!)

言語を司る脳の神経回路が、完全に「メス」として上書きされた絶対的な証拠だった。自分の意志とは無関係に女言葉を紡いでしまう恐怖にパニックを起こし、巨大な胸が激しく上下に揺れ、ぶるんっ、ぶるんっ!と重たく卑猥な音を立てる。分厚い肉に埋もれた両手で口元を覆うが、その仕草すらもはや女性のそれだった。

「あらあら、とっても可愛い声になりましたこと。それじゃあ、2回戦目よ」

動揺で涙目になりながら、配られたカードを見つめる。もう後がない。手札の合計は「14」。引かなければ確実に負ける。ブルブルと震える太い指でカードを引き、なんとか「21」に近づけようと必死に神に祈った。

しかし、引いたカードの数字は「9」。合計「23」。無情にもバーストだった。

「あら、また負け。本当に頭の悪い、ダメなバニーちゃんね。……では、二つ目の代償を」

再び指が鳴らされる。その瞬間、彼女の頭の芯の奥底に、甘く痺れるような強烈な麻酔が打ち込まれた。

「ああっ……んんっ……あぁぁぁっ……!」

論理的に状況を打開しようと足掻いていた「男としての理性」や「誇り」が、まるで熱した鉄板の上のバターのように、ドロドロに溶けて耳から流れ出していくような悍ましい感覚。代わりに脳髄をたっぷりと満たしたのは、圧倒的なまでの「か弱き女性としての無力感」と、この巨大な肉体に相応しい「だらしなさ」「徹底的な甘え」だった。

「あぁぁ……どうしてぇ……勝てないのぉ……もう、こわいよぉ……」

ドスンのような160キロ目前の巨体を揺らし、彼女は無意識のうちに両腕で自分の巨大な胸を隠すように、ぎゅっと抱きしめた。その結果、Mカップの豊満な肉が両腕の分厚い脂肪で挟み込まれ、むちゅっ……、と卑猥な水音を立ててさらに深く、息が詰まるほどの強烈な谷間を形成してしまう。

さらに、極限まで太らされた丸太のような両脚をモジモジと擦り合わせ、完全な「内股」の姿勢を取ってしまった。肉と肉が隙間なく密着し、股の間に挟まった分厚い太ももの脂肪が、動くたびにむにゅっ、むちゅっ、と生々しい音を立てて押し潰される。

「支配人さまぁ……もう、許してぇ……私、こんなに太っちゃって、動けないのにぃ……いじめないでぇ……」

脂肪に埋もれた上目遣いで涙をポロポロとこぼし、甘ったるい声で媚びるように懇願するその仕草。それは、心の中まで完全に「男に庇護され、快楽に身を委ねるしかない、か弱く愚かなメス」のものに染まり切ったことを証明していた。

自分は無力な女であるという事実を受け入れ、自身の重たい脂肪の熱気にすら安心感を覚え始めている。圧倒的な質量の暴力とも言える超肥満体型でありながら、その精神はただ運命に翻弄され、恐怖と快楽にドロドロに溶かされた哀れな女体へと完全に作り変えられてしまったのだ。

身長:162.0cm / 体重:160.2kg(前月比 +97.2kg)

BMI:61.0(超高度肥満・生命の危機)

B:150 (Mカップ) / W:148 / H:158

身も心も、そして言葉すらも完全にメスへと堕ちた彼女の脳内に残されたのは、ただ一つ。「自分がかつて男であった」という、もはや意味をなさないかすかな記憶の残滓だけだった。


「……バースト。全敗、ですね。これで完全にゲームオーバーですわ」

支配人の冷酷で甘い宣告が下された瞬間、元青年の指から力が抜け、持っていたカードがふかふかの絨毯へと滑り落ちた。

「あ……ああぁっ……」

「約束通り、最後の代償をいただきます。あなたが『男であった』という、そのちっぽけな記憶と自意識……すべて、私たちが美味しく平らげてあげますわ」

支配人がゆっくりと、最後となる三度目の指を鳴らす。

その刹那、彼女の脳内に猛烈なノイズが走った。男として生きてきた十数年の記憶――友人たちと馬鹿笑いした日々、スポーツで汗を流した記憶、初恋の少女の顔、そして自分が『男』であるという絶対的なアイデンティティ。それらがまるで砂の城が波にさらわれるように、サラサラと音を立てて崩れ去り、真っ白な虚無へと消え失せていく。

「いやっ……私の、記憶……私が、誰だか……あ、あぁぁぁっ……!」

恐怖に抗う間もなく、空っぽになった脳の器に、濁流のように全く新しい『偽りの記憶』が注ぎ込まれた。

自分は初めから女として生まれ、物心ついた時からこのきらびやかなカジノで働いているということ。食べることが何よりも大好きで、仲間たちと一緒に毎日カロリーの高い美味しいものを腹いっぱい詰め込み、どんどん太っていくことに無上の喜びを感じているということ。

そして、自分の名前は「クロエ」であること。

「さあ、お目覚めかしら? 今日からあなたは『クロエ』。私たちの、新しくて可愛い妹よ」

「……はいっ、支配人様ぁっ。私、クロエ……ここで働く、バニーガールですわっ」

完全に上書きされた記憶とアイデンティティに何の疑問も抱くことなく、クロエは160キロを超える巨大な肉体を揺らし、満面の笑みで頷いた。もうそこには、運命に絶望する青年の姿はない。ただ食欲と快楽に従順な、超肥満体の雌豚が完成した瞬間だった。

「ふふっ、いい子。それじゃあ、新人歓迎パーティーの始まりよ!」

カジノの奥、重厚な扉の向こうに用意されたVIPルームは、むせ返るような甘い匂いと熱気に包まれていた。

巨大なテーブルには、フライドチキン、山盛りのポテト、生クリームがたっぷりと乗った巨大なケーキなど、暴力的なまでに高カロリーな料理が所狭しと並べられている。部屋に集まっているのは、クロエと同じように150キロを優に超える、でっぷりと太ったバニーガールたち。彼女たちもまた全員、かつてはこのカジノに迷い込み、ゲームに敗れて女体化させられた「元男」たちなのだが、今や誰一人としてその事実を覚えていない。

「クロエちゃん、歓迎するわぁっ! さあ、いっぱい食べて、もっともっと私たちみたいに太りましょうね!」

「んむっ、あむっ……! おいひい、美味しいですわぁっ……!」

仲間のバニーガールたちに囲まれ、次々と口に運ばれる料理を、クロエは恍惚とした表情で貪り食う。咀嚼するたびに、極限まで太った頬の肉がふるふると揺れた。

身長:162.0cm / 体重:165.5kg(前月比 +102.5kg)

BMI:63.1(超高度肥満・生命の危機)

B:155 (Nカップ) / W:155 / H:165

パーティーは次第に、巨大な肉体同士の狂乱の宴へと変わっていく。

満腹になって動けなくなったクロエに、先輩のバニーガールたちがにじり寄り、その豊満すぎる肉体へと一斉に群がった。

「クロエちゃんのお腹、すっごく柔らかくて気持ちいいわぁ……」

「おっぱいもこんなに大きくなっちゃって……すっごく重たいでしょ? 私たちが楽にしてあげるわね」

何人もの巨大な女たちが折り重なるように抱きつき、互いのNカップにも届こうかという常軌を逸した巨大な胸を押し付け合う。むにゅぅっ、むちゅぅっ、と脂肪と脂肪がぶつかり合い、深く沈み込む生々しい音が部屋中に響き渡った。

クロエもまた、仲間の分厚くたるんだお腹の肉に顔を埋め、その温かく底なしに柔らかい感触にうっとりと息を吐く。先輩バニーのぶ厚い太ももに自分の太ももを絡ませ、むちむちと肉を擦り合わせながら、蕩けたような表情で甘いキスを交わした。

「んちゅっ……れろ……あぁんっ、先輩のお肉、あったかくて、すっごく気持ちいいですぅ……っ」

「ふふっ、クロエちゃんも才能あるわ。もっと食べて、もっとお肉をつけて……私たちと一緒に、ずっとずっとここで気持ちよくなりましょうね」

脂肪に埋もれた唇で互いを貪り合い、柔らかい肉を揉みしだき、吸い付く。

男だった頃のちっぽけな理性など完全に消え失せ、クロエはただ無限に与えられる快楽と、終わることのない食欲の虜となり、だらしなく舌を出して仲間たちとの淫靡な絡み合いに溺れていった。

――それから、どれくらいの時間が経っただろうか。

カジノの入り口の重厚な扉が、ギィッと音を立てて再び開いた。

ネオンの光に照らされたフロアに足を踏み入れたのは、状況が飲み込めず、周囲をキョロキョロと見回す一人の若い青年だった。

「……あら?」

肉の宴の合間にその姿を見つけたクロエは、口の周りについた生クリームを長い舌でペロリと舐めとり、脂肪に埋もれた目を細めて、とろんと甘く微笑んだ。

周囲の巨大なバニーガールたち――かつての「男」たちも、一斉に新顔の獲物へと視線を向ける。

(ふふっ……また新しいお客様。あの方もきっと、すぐに私たちの『可愛い妹』になるのね。どんなふうに太っていくのかしら……すっごく、すっごく楽しみだわ)

クロエは自身の巨大な腹の肉を愛おしそうに撫で回しながら、これから始まる新しい悲劇――いや、甘美な喜劇の幕開けを祝うように、クスクスと淫らな笑い声を漏らした。


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Comments

K

リクエストありがとうございます! 身体から女性化してぶくぶくと肥満化、そして精神と記憶も女性化していく過程やその後のバニーガール達同士の絡み合いがとても素敵です!