三者面談の話 (8,000字くらい) (Pixiv Fanbox)
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夏休み前。今日は三者面談の日だ。
面談には父親が参加する予定だった。
しかし、ちょうど繁忙期ということもあって、都合をつけることが難しいらしく、開始時刻にある程度、融通をきかせてもらうことで、どうにか駆けつけるという話になっていた。案の定、もともとの開始時刻よりもだいぶ遅れてから父親は教室に姿を見せた。
「遅れてしまって、大変申し訳ない」
平謝りしながら教室に入った父親は、ポケットからハンカチを取り出して、額の汗を拭った。
「いや、とんでもないです。今日は遠藤さんたちが一番最後ですし、全然問題ありませんよ」
担任の海道先生は、立ち上がって頭を下げると、父親に椅子に座るように勧めた。
教室の中央には、机を並べて作った簡易的なテーブルと椅子が三つ並んでいた。
椅子は、机を挟んだ片側にひとつ、反対側にふたつ置かれている。
先生が、父親を座るように促した椅子は、ふたつ並んでいるほうの椅子だった。椅子がふたつ並んでいるのであれば、親子が並んで座るものだと考えるのが普通だろう。
しかし、父親の隣には、僕ではなく先生が座ってしまった。先生と父親が横並びに座っているというのは、少々奇妙な光景だった。
しかし、それがおかしいと先生と父親は思っていないようだ。それどころか、先生も父親も、僕に対してなぜ着席しないのかと不思議そうに目を向けてくる。
僕は、おとなしく着席する。
その少し変わった位置関係は正されることがないまま、面談は始まった。
窓から差し込んだオレンジ色の西日が教室に染めていた。
窓の向こうからは、部活動生たちの声やボールの跳ねる音が響いている。
面談が始まると、志望校の話や将来についてなど、つまらない進路の話が続いた。あまりにもつまらないので、僕は椅子から立ち上がって窓の外を眺め始めた。
面談中に生徒が席を立つというのもおかしい話だと思われることだろう。
しかし、これに関しても僕以外の二人はおかしいと思わないようで、特に何も咎められることはなかった。そうしている間も僕を抜きにして、先生と父親は話を続けていた。
これでは三者面談ではなく二者面談だ。
でも、実際のところ、先生と父親は、僕が何をしていようが気にならない。
例えば。
先生の膝に、腰を下ろして座ってみる。
先生は気にせず、父親と会話を続けている。
膝の上で座りながら先生の手を握ってまるで恋人同士のように繋いでみる。
先生は僕の手を軽く握り返してきてくれたものの、やっぱり気にせず父親と会話を続けている。
朝にはツルツルに剃り上げられていたはずの先生の髭が夕方になって伸び始めて、ツブツブの胡麻塩みたいになっているところを、至近距離で観察して、指で触れてみたり、頬にキスをしてみたりする。
少しくすぐったそうな素振りを見せるものの、先生はやっぱり気にしない。
そう。海道先生と僕の父親は、僕がどんなことをしたとしても、至ってまじめくさった顔で僕の進路について、話を続けているのだった。
だけど、二人は先にもっとおかしいことに気づいていなければいけない。
気づいていなければいけないのに、全然気づいていない。
それは、海道先生の格好だ。
海道先生は、父親が教室に入ってきた時からずっとブーメラン型の紺色の競泳水着ひとつだけを身につけている状態だった。正確には、首にホイッスルを下げているから、ホイッスルと水着だけを身につけている状態といった方が正しいかもしれない。
先生の担当教科が体育だということを差し引いても、教室で、さらには三者面談で、水着姿で過ごしているなんて、誰が見てもどう考えても非常識な格好だと思うことだろう。
だけど、今日、この教室ではそれが正しい格好なのだ。
だからそんな海道先生の格好を目にしても、父親はノーリアクションなのだ。
先生の格好は正しい。
その理屈でいえば、ワイシャツにネクタイをしめてきちっとした身なりをしている父親の方が、もしかするとこの教室では非常識な格好だと言えるかもしれない。
そんな僕の考えを察したように、海道先生は話がちょうど一段落したところで父親に尋ねた。
「お暑くないですか? 遠慮なく楽な格好をしていただいて構いませんので」
「ああ、お気遣いありがとうございます」
実際、今日の気温は高かった。
父親はネクタイを緩めた。ワイシャツのボタンを外して、脱ぎさる。本人にとっては、上着を脱いでいるような感覚なのかもしれない。あわせてインナーのシャツも脱いでしまうと、それなりに筋肉質で、それでいて少し肉のついた上半身が露わになる。
学生時代は柔道に打ち込んでいたという父親は、同年代の平均的な男性よりは健康的な身体つきをしている。流石に現役時代のように研ぎ澄まされたシルエットはしていないが、当時よりも嵩を増したであろう身体はどっしりしていて、それは男らしいといえば男らしいし、頼もしいかといえばスリムな体型をしているよりは、頼もしく見えるかもしれない。
父親はスラックスも脱いでしまうと、ボクサーブリーフ一枚になった。ふうと一息ついて、再び椅子に座る。脱いだ衣服は、意外と几帳面に畳まれて、床に置かれたビジネスリュックの隣に並べられていた。
そのタイミングで、僕は先生の肩を叩いた。
「先生。折角だから、そんな硬い椅子なんかより、父の上に座ってはどうですか?」
「いやいや。お父さんは仕事でお疲れだろう。お父さんの上に座らせてさせていただくなんて、そんな迷惑なことできないよ」
「お父さんは迷惑かな?」
「構いませんよ、先生。この通り、私は脚が太いほうで、座りごこちは悪くないと思います。折角なので、ぜひ私の上に座ってください」
父親は、自分の膝を叩いて見せた。
「そうですか。では、折角なので、お言葉に甘えて」
先生は立ち上がり、お父さんの膝の上に跨ると、ゆっくりと腰を下ろす。
「先生。しっかり私の肩に捕まってくださいね」
「ああ、お気遣いありがとうございます」
ほとんど裸みたいな格好の二人は、まるで抱き合うように密着して座った。
「どうですか、私の座り心地は」
「固すぎず柔らかすぎずちょうどいいですし、温かくて心地いいですね」
「いやはや、お恥ずかしい。普段から体温が高いほうなので、汗臭いでしょう。申し訳ない」
「汗臭さでいえば私も負けず劣らずですから、お気になさらずに」
なんて馬鹿げたやり取りをしながら、お互いの匂いが直に伝わってきそうな近い距離で、二人は会話を続けていた。
僕は、そんな二人の頭を両手で掴み、ゆっくりと近づけていく。反発するような力はそんなに感じることもなかった。二人は僕にされるがまま、顔面を近づけていく。すると肩を掴んでいた先生の手が首に回され、腰に支えていた父親の手が背中に回される。近づくにしたがって、そんなふうに自然と二人の体勢は、より密着するような形へと組み変わっていった。
「お父さん。いい身体されていますが、何かスポーツでもされていたんですか?」
「ああ、学生時代に、んむっ」
ちゅ。
ついには唇同士がぶつかる。
何度も唇が重なるように、僕は先生と父親の顔を押し付けてくっつけあった。
「――学生時代には柔道をしてまして」
唇同士が離れれば、再び会話が再開される。
「柔道ですか。なるほど、んむっ」
油断したところで、また唇がぶつかって会話が途切れる。
そんな遊びを僕は繰り返して楽しんだ。
二人の唇をしっかり密着させた状態で、かつ、二人の手や腕を動かしてしっかりお互いの身体をホールドした状態にしたあと、鞄から取り出した電気あんまを壁際にあるコンセントに繋いだ。密着している二人の股間の膨らみを押し分けるようにして、その電気あんまを無理やり差し込むと、電源のスイッチを入れた。
くぐもった呻きが、二人の唇の隙間から漏れ出した。
下着越しに、あるいは、水着越しに、伝わってくるバイブレーションは、彼らの男性器に勃起を促していく。体積を増していくその逞しいシルエットは、それが成人した雄の生殖器であることを主張しているようだった。
文明の力というのは偉大だ。
理性によって彼らの中に閉じ込めてあったはずの生殖の本能すら簡単に剥き出しにできる。どんなに普段、大人っぽく偉そうに振舞っていても、おちんぽを刺激されたら、すぐに気持ち良くなってしまう。身体も心も立派に成熟した大人であっても、玩具のような電気あんまの力で刺激されてしまったら、あっけなく勃起してしまうし、それを理性の力で制御するなんて不可能なのだ。
生まれて初めて男として射精を迎えた日から、何年も過ぎてどんなに頼り甲斐がある見た目に成長したとしても、男である以上、おちんちんを気持ちよく刺激されれば勃起してしまうという性質に、決して抗うことはできないのだ。
呆気なく勃起した二本のペニスは、電気あんまの刺激に対して全面降伏しているようだった。その不甲斐ないペニスに脳みそを支配されている男二人は、ぎゅっと抱き合うような体勢を強制されたまま、唇を押しつけあっている。
ぴったりとくっつきあった二つの逞しい胸板は、少しずつずれたリズムを刻みながら、交互に膨らんだり縮んだりを繰り返しあっていた。ペニスへの刺激によってどんどん心拍数が上がっているため、その呼吸は普段よりも早くなっている。
肌が触れ合っている部分が、お互いの体温で温められじっとりと汗ばみ始めている。その汗の匂いが、二人の周囲にじわりと漂い始めていた。
電気あんまをしっかりと二人の股間からずれないように固定したあと、僕は先生と父親の肩を叩いた。
二人は、お互いの身体を頑なに抱きしめていた両腕を放すと、ゆっくり顔を引き離して唇を解放する。ずっと口で呼吸できていなかったからか、酸素を求めて、二人は息を吸ったり吐いたり、大きな呼吸を繰り返した。
「先生、電気あんまでチンポを刺激されるのは好きですか?」
「ああ、嫌いじゃないよ」
「それはなぜですか?」
「それは、チンポを刺激されると気持ちがいいからだ」
「じゃあ、先生は今、気持ちがいいんですか?」
「ああ、気持ちいいよ」
「お父さんは?」
「もちろん、気持ちがいい」
「先生。なんだか、身体が熱くなっているみたいですけど、もしかしてチンポを刺激されちゃって、エッチな気持ちになっているんじゃないですか?」
「ああ、先生は今、すごくエッチな気持ちになっている」
「お父さんは?」
「お父さんもエッチでムラムラした気持ちだよ」
「そうか。それなら折角、二人ともエッチな気持ちになっているんだから、キスしてそのエッチな気持ちをシェアしてみたらどうですか?」
「いや、先生は男だぞ。こんなむさ苦しい男とキスなんて、お父さんが迷惑してしまうだろ」
「お父さんは迷惑なの?」
「私は構いませんよ、先生。むしろ先生は私みたいな男とキスをするなんて、気持ちが良くないでしょう」
「いやいや、とんでもないです」
そんな話をしている間も、勃起した股間には電気あんまがあてがわれている。
「それじゃあ、お父さん、折角なのでお言葉に甘えさせてもらいますね」
「ええ、折角なので」
そんな風に言葉を交わしてから、二人は唇と唇を再び触れ合わせた。
今度は、僕が頭を掴んで押しつけたわけじゃない。
先生も父親も自分の意思で、キスをするのだと認識した上で、唇を重ねて、それを実行している。自らの意思で腕を絡めて抱き合っているのだ。
そして、二人は当然のようにお互いの舌を絡めて、体液を交換していった。ねっとりとしたキスは、二人の大人の情欲をさらに高めたようで、電気あんまをシェアし合っている二人の股間に、じわじわと濃い色のシミが浮かび始めていた。
しかし、このまま射精されてしまっては面白くないので、電気あんまを取り出して電源をオフにする。刺激を失ったことに対して侘しさを覚えたのか、二人はその隙間を埋めるように股間を密着させて擦り合わせた。もっこりした膨らみをぶつけあって押しつぶしあうと、肌に汗を浮かばせながら、ペニスによるペニスへの刺激という男同士でしか味わうことのできない感触を、二人はちょっとした多幸感に包まれながら、堪能していた。
二人は、濃厚な男同士の口づけにすっかり夢中になっていて、それは僕が再び肩を叩くまで続いた。唇と唇の間に唾液の糸がひく。とろんとした瞳を向け、お互いを見つめ合う二人はすっかり出来上がってしまっていた。
*
先生は、教室の床に四つん這いになっていた。
そのすぐ正面に置かれた椅子に父親は座っている。男らしく、股を豪快に開いて座っている。豪快に開かれた股の付け根には、これまた男らしく勃起した男性器が、ボクサーブリーフごしにそのシルエットを浮かび上がらせている。その股間は、先生の顔が当たってしまいそうなほどの至近距離にあった。
「それで進路について、お前はどう考えているんだ?」
父親は僕に問いかける。
「まだあんまり考えてないなあ」
「いつまでもそんなふわふわした気持ちでいるのは良くないと思うぞ」
「そうだ。先生」
「なんだ?」
「先生が、お父さんのおちんぽを美味しそうにフェラチオしてくれたら、進路に関してのヒントが何か得られるかもしれないなあ。どう思いますか?」
「フェラチオ? どうして俺がお父さんのチンポを俺がしゃぶることで、ヒントになるんだ?」
「息子のことは息子に直接聞くのが一番だと思うんです。僕もお父さんの息子だし、お父さんのおチンポもある意味で言えば、息子と呼べるものじゃないですよね? だから、先生がお父さんのおチンポをしゃぶれば、おのずと進路についても答えが見つかると思うんです」
「なるほど。確かに一理ある」
先生は少し考えた後に頷いた。
「もし迷惑でなければ、お父さんのおチンポを私にしゃぶらせていただいてもよろしいですか?」
「ええ、もちろんです。愚息ですが、どうぞよろしくお願いします」
二人は、相変わらず至って大真面目な顔でそんなやりとりを続けていた。
父親の履いているボクサーブリーフを、くるぶしのあたりまで脱がせると、ぼろんと飛び出したペニス。愚息というには少し立派すぎるのではないかと思うそれを、先生はじっと見つめている。
先生は、意識的なのか無意識的なのか分からないが、何かしらの葛藤を覚えているようだった。同性愛者ではない先生の目には、流石に他人の男性器というものはいささかグロテスクに映ったらしい。
でも先生は、今日、初めてチンポを口にすることになる。
だってそう僕が決めたから。
きっと本当はそんなことやりたくないはず。
可哀想な先生。
僕の担任になってしまったばっかりに、男のチンポの味を覚えてしまう羽目になるなんて。
僕は、そんな可哀想な先生の後頭部を掴むと、父親の股間へと近づけていった。
抵抗はそこまで強くない。
きっと先生は踏ん切りがつかなかっただけなのだ。男のチンポをしゃぶるための勇気がなかなか出せずにいただけなのだ。誰だって初めてのことは怖い。先生はきっと誰かに背中を押して欲しかっただけなのだ。
だから、ほんの少し、背中を押してあげれば、抵抗なんてすぐなくなる。
その証拠に、まるでキスするみたいに唇に、勃起したペニスがぴったりくっついた途端、先生は舌を伸ばしてこぼれた我慢汁をペロリと舐め取り、口の中で味わって見せたのだから。
そこからは、特に躊躇する素振りも見せることなく、先生は初めてのフェラチオに夢中になった。きっと自分がされて嬉しいことがどんなことだったかを思い出しながら、ペニスをしゃぶっているのだろう。
先生の頑張りもあってか、父親は随分と先生のおしゃぶりを気に入ったようだった。先生が亀頭を舌で転がすたびに、足の指をぐにぐに動かして、気持ちよさそうに腰を浮かせていた。
最近はずっと働き詰めでオナニーのひとつもできていなかったはずだから、きっとかなり濃い我慢汁が出ているんじゃないかな。それに今日は朝からずっと仕事だったのだ。その状態で、この暑い中を急いで駆けつけてくれたわけだから、きっと股間は蒸れに蒸れて、普段よりぎゅっと男のエキスが凝縮されているはずだろう。
そんな男臭いペニスに夢中になって、しゃぶりついている先生は、もしかするとフェラチオの才能があるのかもしれない。
僕はそんな先生にご褒美を与えたくなった。
這いつくばる形で、父親の腰に組み付いている先生のお尻側から、脚と脚の間に電気あんまを通して、勃起している先生の競泳パンツの膨らみにぴったりとくっつける。大きさは全然違うけど、キノコの形をした電気あんまと、先生のペニスが横並びになると、それはなんだか兜合わせのようにも見える。
そんなことを思いながら、僕は電気あんまの電源を入れた。
先生は身体全体をビクンと震わせたかと思うと、腰を引くように身を捩らせた。それは電気あんまから身体を遠ざけようとするような動きだった。だけど、折角のご褒美を拒絶することなんて、許されるはずがないのだ。
僕は先生の腰を片手で押さえると、もう片方の手で握っている電気あんまを使って、前後から身体を挟み込むようにぎゅっと押しつけた。
勃起したと思っていた先生のペニスは、まだ余力を残していたようだ。電気あんまの刺激を受けて、それはもう一回り大きく膨らんだ。締め付けの強い競泳パンツの中には流石に収まりきれなくなって、腹側にバネ仕掛けのおもちゃのように飛び出してくる。僕は露出した先生の亀頭の下、裏筋のあたり。悶える先生の一番気持ちがいいであろう部分に電気あんまをぐりぐり強く押し当て続けた。
すると先生は大きく身体を痙攣させて、まるでお漏らしするみたいに教室の床に、びゅうびゅうと少しきつい匂いのする精液を撒き散らした。それは射精だった。
しかし、先生は射精の気持ちよさにかまけて、フェラチオという教師としての大切な役目がおろそかになっている。
父親はペニスへの刺激が物足りなりなくなったのか、僕が何も言わずとも、先生の頭を掴むと、その唇の間を割るようにして、無理やりにペニスをねじ込み始めた。
それとも先生だけが先に射精してしまったことに、怒ってしまったのかな?
先生は射精の余韻に浸る暇もなく、喉の奥にガツガツとペニスを打ちつけられ、嗚咽を漏らした。それでも父親の勢いは止まることがない。先生のことなどお構いなしに、まるで道具のように扱って、自分の性欲を満たすことだけを最優先にしている。火がついてしまった大人の性衝動は抑えが効かないらしい。女性の子宮に着床させたいという男性の本能がそうさせるのか、それとも興奮のあまり先生の口をおまんこだとでも錯覚しているのか。ついには立ち上がり、父親はその奥の深く深く、一番深いところに射精しようと先生の顔を力一杯に自分の股の付け根へとぐいぐい押しつけた。
そして、天井を向いて、フーッと熱い息を吐き出す。その瞬間に睾丸の中に溜まり溜まった精液が、堰を切ったように一気に溢れ出していく。
精液貯蔵ダムの決壊だ。きっと脳内麻薬の堤防も決壊して、頭の中は射精の気持ちよさでいっぱいになっているに違いない。
先生の口にはペニスがいっぱいに詰め込まれているものだから、否が応でも吐き出された精液の洪水を全て胃のなかに取り込まざるを得ない。
口の周りは唾液だかなんだか分からない体液で塗れていて、女性にモテモテの海道先生のハンサムな顔が台無しだなあと僕は思った。
射精を終えた成人男性二人がいる教室の中は、その臭気で満たされていた。二人は繋がりあったまま、荒い呼吸を抑えようともせずに身体を大きく弾ませている。
ずるり。先生の喉の奥からペニスを引きずり出すと、足にひっかかっているボクサーブリーフをそのまま上げて、父親は体液まみれのそれをその中に収める。
先生は、四つん這いの姿勢で呆然と虚空を見つめていた。
しかし、先生はすぐに我に返った。
まるでテレビのチャンネルを切り替えるように、今までの行為を感じさせないいつもの快活な表情に戻った。
「これで面談は終了になりますが、何かご質問はありますか?」
父親も付き物が落ちたようにすっきりとした表情を浮かべながら、頭を下げた。
「いえ、今日はありがとうございました。今後とも息子をよろしくお願いします」
先生も立ち上がって頭を下げる。
「いやいや、こちらこそ。お忙しい中、ありがとうございました」
ふと、先生の視線が父親のボクサーブリーフの膨らみに向けられていることに僕は気づいた。先生にはまたお世話してもらうのもいいかもしれない。
先生にはそっちの才能があるみたいだしね。