Home Creators Posts Import Register Favorites Logout
haven't archived this post yet. have a subscription? use the importer!

Content


 私はミーシャ・ラクノア

 

 下級貴族で大貴族のリル・クライス様のメイドとしてお仕えしている。

 

 リル様は生粋のサディストでどこで買ったのか、とても質のよい奴隷をお持ちだった。

 

 温室育ちのような白くて可愛い少年――エルヴィスだ。

 

 愛玩奴隷としてもさぞ高値が付いただろう彼はリル様の奴隷として完全にしつけられていた。

 

 愛玩、ペット、家畜となり、最後は便器としての行為までこなしているのだ。

 

 羨ましい。

 

 私も貴族として奴隷くらい欲しいけど下級貴族ではそんなの余裕はない。

 

 使用人を雇うのすら厳しいくらい家はお金がないのだ。

 

 下手をすれば大商人の方がお金があるくらいだ。

 

 そんな私が先日、偶然にもリル様とエルヴィスを調教する日があった。

 

 エルヴィスの潤んだ瞳。怯えの色。

 

 そして、いじめるたびに胸に沸き上がる快感に私は一回で虜になってしまった。

 

 またいじめたいな……。

 

 足が蒸れるたびに床にされ、私に踏みにじられていた奴隷の顔が浮かぶ。

 

 それを私がさせたと思うと優越感がわきでてきて気持ちいい。

 

 でも、リル様の許可なくそんなことは許されない。

 

 不興をかって逆に奴隷にされたりしたら、間違いなく発狂してしまう。

 

「はぁ……どこかに奴隷落ちてないかな」

 

 私はそんなバカなことを考えながら市場に向かっていた。

 

 今日の献立はシチューにしようか、カレーにでもしようか悩む。

 

 うん。今日はピリッと辛いカレーでいこう!

 

「お、 ミーシャちゃん! 今日はじゃがいもが安いよ!」

 

「お肉サービスするよ!」

 

 私は野菜とお肉を買うと、少し歩いたところへあるスパイスを買いにいこうと歩き始めた。

 

「たまには近道しようかな」

 

 私は何気なくいつもと違う道へ足を運んだ。

 

 この気まぐれが、私にとっての大きな分岐点になるとも知らずに……。


 ◆

 

「へぇ……」

 

 いつも決まった道しか抜けないから気づかなかったが、横のブロックは宿屋街らしい。

 

 地図でしかしらなかったけど、宿にも色々あるわね。

 

 酒場兼宿屋や色街のような行為のできるもの、カジノのようなところも兼ねているのもある。

 

 私は好奇心に任せて歩いていくと今度は更地があった。

 

 売り地の看板が建てられている。

 

 ここは確か――孤児院だったかな?

 

 たしか、院長の横領が発覚してどこかの孤児院が潰れたって噂はあったけど。

 

 孤児達はどうなるのだろう?

 

 エルヴィスみたいに売られるのかな?

 

 リル様はエルヴィスを買ったとしか教えてくれなかったから、想像でしかないけど。

 

 ま、関係ないか。

 

 私はクルリと向きを変えてさらに歩こうとして足を止めた。

 

 路地の先で踞るぼろ布を見つけたのだ。

 

「ごみ?」

 

 私は床に広がったそれを爪先でこずく。

 

「う…………」

 

「え? 人!?」

 

 ぼろ布が呻きもぞもぞと動いたので私は驚いて飛び退いた。

 

「な、に、か恵んで……」

 

 私より少し年下の少年がこれまたボロボロのお椀を出しながら掠れた声で呟く。

 

 あぁ、もの乞いね。

 

 私は少年を見下ろして眉がつり上がった。

 

 弱々しい格好で同情をかって、人の好意に集る連中。

 

 私にとっては一番嫌いな人種だ。

 

 人が汗水垂らして働いたお金をただで恵んで貰えると思ってるのかしら?

 

 ただ、少年はしばらくもの乞いに失敗したらしく、明らかにやつれている。

 

 ほっといたら、死んじゃうんじゃない?

 

 でも、ただで施しをするのは労働者として絶対に嫌出し――。

 

「!!」

 

 私は頭に雷のこどく閃きがあった。

 

 もの乞いである私のために働かせて、それでも施しを対価としてあげればいいのよ!

 

 ふふ、こいつら害虫は労働がどういうものかしっかりと教え込まないといけないしね。

 

「ねぇ、そんなにお腹へったの?」

 

「減り、ました」

 

「じゃ、ご飯、食べさせてあげてもいいよ?」

 

 私の言葉に少年が顔をあげて、神でも見上げるような眼差しを向けてきた。

 

 あら、いい目ね。

 

 気分がよくなっちゃうわ♪

 

「でも……ただじゃダメよ? ちゃんと働いたら――ね?」

 

「僕、字も読め、ないです」

 

「大丈夫よ? ちょっと私のストレス解消につきあってくれれば」

 

 この時、私はこの後の行為を想像して自然と笑みが溢れてしまったのだった。

 

 ◆

 

 私が少年を連れてきたのは石造りの安宿だ。

 

 頑丈で壁が木よりも分厚く、値段のわりには床も綺麗に研かれた石で見た目はいい。

 

 ただ、やはり熱が籠ってるので、窓を開けないと熱気で倒れてしまうだろう。

 

 きゅるるるる。

 

「なに? そんなにお腹へったの?」

 

「お腹へ……ってる、ます」

 

 道中に敬語で話すように言ったので努力しているらしい。

 

 ボロきれを被った少年は私が途中で買った串焼き、パンなどを恨めしそうに凝視していた。

 

 そんな物欲しそうに見てたら意地悪したくなるわ。


「ちゃんと私の命令が聞けたらあげるわよ。返事は?」

 

「は、はい!」

 

 ビクッ!と飛び上がった少年には私は思わず吹き出してしまった。

 

 そんな怯えて――孤児院で何かされたのかしらね?

  

「ふふ、いい? この国では労働なくば得るものなし、って言葉があるのよ。だから、今から君は私に奉仕するのよ? 私達が国に奉仕してお金を得るのと同じ。私のために働いてもらうわ……そしたら、報酬にこの食べ物をあげるわよ?」

 

 私がパンを左右にふると、少年の目がそれを追って動いていた。

 

 あらあら、そんな空腹?

 

 じゃ、しっかり働かないといけないわね。

 

「じゃ、服脱いで」

 

「……ひっ」

 

 私の言葉に少年は怯えた色を浮かべた。

 

 ふ~ん、これは経験者かな?

 

「ほら、早くしなさい。それとも、このまま飢え死にがいいのかしら?」

 

 私がにこやかに告げると顔を青ざめた少年は震えながらも服を脱いだ。

 

 素肌を露にした少年が何故怯えていたのかわかった。

 

「あは♪なるほどね。トラウマものね~。それは」

 

「…………」

 

 少年の身体には赤い線が深々と刻まれ、一部は赤黒く内出血した痕もある。

 

 これは鞭?他にも暴行の痕があるわね。これはこれは……。

 

「あらあら、もう経験済み? たまにあるらしいわよ。孤児の貸し出し。まぁ生涯奴隷よりはましじゃないの?」

 

 私がまじまじと品定めする様な眼差しで足元から顔まで見上げると、少年は顔を赤らめるのではなくガタガタと恐怖で震えているのだ。

 

 あぁ、その顔いじめたくなるよ。

 

 この子を前にいじめた人も同じかな。

 

 可哀想じゃなくて、もっと虐めたくなる顔なんだよね!

 

「経験者ならどうしたらいいかわかるかな? ほら、跪いて」

 

 私が爪先で床を叩くと少年は怯えながら土下座して見せる。

 

 無防備な背中と後頭部を晒し、土下座する少年を見下ろしていると自分の立場がわかる。

 

 あぁ、そうだよ。貴族なんだからこうされる権利があるんだよね。

 

 私はゾクゾクとした快感が身体から沸き上がるのを感じていた。

 

 リル様は屈辱的な行為が好きみたいだったけど、私は本当は違うんだよね……。

 

 経験者なら大丈夫だよね?

 

「ふふ♪やっぱり経験者じゃない。なら、この続きはわかるよね?続けなさい」

 

 私が頭を小突くと少年は私のローファーに手を添え、うやうやしく脱がした。

 

 カポッ。

 

 モワッと湿って熱気を孕んだ空気がローファーから解放される。

 

 ひんやりした空気が湿った爪先を心地よく冷やしだした。

 

「ほら、脱がした次はどうするのかしら?」

 

「は、はい……」

 

 爪先を反らして足の裏を見せつけながら私は先を促す。

 

 わかるよね?

 

 そんな嫌そうに泣き顔になってもやめないよ?

 

 これは君の仕事なんだからね?

 

 仕事はきっちりしてもらわないとね?

 

 チュ。

 

「あは!あはは! いいね!いいね!ちゃんとわかってるね!そうだよ!奴隷みたいに足にキスできるんだね。さすが経験者!」

 

 その瞬間にバチリ、と私の中で電流が流れた様にスイッチが入った。

 

 エルヴィスを踏みつけた時と同じように心の奥に抑えているものが溢れだしたのだ。

 

「ほら、そのままローファーで蒸れたくっさい足……嗅ぎなさい?」

 

 自分で足にキスできるくらいなんだから簡単よね?

 

 そのまま息をするだけなんだから。

 

 私は優越感を噛み締めながら少年の顔を踏みにじった。

 

「君がまともな仕事をできたらこんな事にならなかったのにね?ちゃんと勉強しなかった怠惰で無能で、お馬鹿な君はこうして身体を売らないと生きていけないの。こうして女の人にいじめてもらわないと生きていけないんだから、その立場を噛み締めながら臭いをすうんだよ? 」

 

「あ、ぐっ! うぐっ! ごほっ!」

 

 あれ?そんなに臭かったかな?エルヴィスはうっとりして吸ってたからショックだな~。

 

 じゃ、臭くなくなるまでしっかり嗅いでもらわないといけないね。

 

 仕方ないよ。君の仕事だからしっかりしてもらわないと。

 

「なに噎せてるのよ!これは君と違ってしっかり仕事している尊い臭いなんだからしっかり嗅ぎなさいよ!息するだけなんだからどんなお馬鹿でも、犬でも豚でもできるわよ?それとも君は言葉はわかるけどオツムは家畜以下のゴミなのかな?」

 

「ち、違います……」

 

「なら証明しなさい。ほら、もっと鼻を鳴らして嗅ぐの。思い切り肺の奥まで全部臭いを吸い取りなさい。靴下から臭いがなくなるまで全部吸って」

 

「うぅ! ぐぅ! 」

 

 スー!スー!スー!

 

 苦悶に顔を歪め、顔を真っ赤にしながらも私の命令に従って臭いを吸っている。

 

 一度も洗ってない足形がついてるほどのローファーで蒸れた臭いは熟成して強烈な臭いになってるわね。

 

「ふふ、どんな臭い?洗ってない雑巾みたいな臭い?湿ったカビ臭い臭い?発酵したチーズみたいな臭い?何日も放置した牛乳みたいな臭い?ねばついた納豆みたいな臭い?そんな苦しそうに嗅ぐなんてさぞ臭いんだろうね! ほらほら、しっかり嗅いでよ?まだこの後仕事があるんだからね? アハハ!」

 

「うぎぃぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 スー!スー!スー!

 

 何これ最高!

 

 私の命令で泣くほど嫌がってる行為を必死にしてる。

 

 私のお人形さんね。

 

 どんな命令にも従う哀れな人形。

 

 ふふふ、いいストレス解消になるわね。

 

 ただ足の臭いを嗅がしてるだけなのに自分がとても偉くなったみたいだ。

 

 上級貴族が奴隷を飼うのがわかるわね。これは病み付きになるわ。

 

 私は無意識に少年の顔に両足を押し当てて臭いを嗅がせていた。

 

「ふふ、ふふふ! ほらほら、まだまだ臭いがなくならないわよ?早くしなさいよ。それとも臭すぎて鼻が壊れちゃったかな?君と違ってまだまだ忙しいんだからしっかり嗅ぎなさいよ! あはははははは!!」

 

 この時間が永遠に続けばいいのに本当に残念だ。

 

 でも、まだ時間はある。

 

 たっぷり楽しませてもらわないとね。

 

 私は屋敷に戻らなければならない時間までを計算しながらニヤニヤと少年をどういたぶるか頭の中で考えて笑うのだった。

 

 


 

 

 

Files

Previews only

Comments

No comments found for this post.