★【貧乳アート化:SS付き(TF:Art work & One shot story)】【🐰⑳:Jan】 (Pixiv Fanbox)
Content
<概要>
今月3回目の四葉ちゃんです。
今回は、SD四葉ちゃんを置いておきますね。
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<本編:貧乳アート化>
四葉は、カレンダーを凝視していた。壁に貼られたカレンダーには、ある日付が赤い丸で何重にも囲まれ、隣にはキラキラのシールが貼られている。
「あと一週間か…! 推しの誕生日…!」
四葉が担当するホスト『蓮』の誕生日が、目前に迫っていた。
「シャンパンタワーをやらなきゃ! でも、あれ、やっぱりけっこうするね…。普通のバイトじゃ、足りないよぉ…」
四葉はソファの上でゴロンと転がり、スマホを眺める。いつものようにSNSを開くと、タイムラインに、ある投稿が目に入った。
【高額バイト・芸術的案件 即日ウェルカム!一撃〇〇万円!】
「マッ!?なにこれ、うそでしょ…? 給料、でかすぎ…!」
それは、即日入金、ホワイト案件といくつものタグが付けられたポストだった。
「…まあ、ちょっと怪しいけど…蓮のためなら、やるっきゃない!」
四葉は迷うことなく、投稿に記載された連絡先にメッセージを送った。返信は驚くほど早かった。場所は、■■■の雑居ビルの五階。四葉はすぐに準備を整え、家を飛び出した。
◇ ◇ ◇
雑居ビルの一室。ドアを開けると、独特の匂いが鼻をついた。乾いた油絵の具とテレピン油。そして、微かに甘く、どこか危険な香り。
部屋の隅には、数台のイーゼルが立っており、その多くには未完成のキャンバスが乗せられていた。部屋の主は、男。白いパレットを手に、汚れたスモックを身にまとっている。その顔は、長い髪で隠されているが、覗く目は異様に輝いていた。
「…キミが、応募してきた人だね」
「そうそう!あたしです!四葉です!早速なんだけど、この高額バイトって、具体的に何すればいいんですか?それと、できれば前金、いただけたりしますか?」
四葉がねだると、男は部屋の隅を指差した。そこには、大きな茶色い紙袋が置かれている。
「…そこに、あるよ」
「え、ほんと? じゃあ、ちょっと拝見しますね」
四葉は油断しきっていた。男の声は穏やかで、一見すると危険な雰囲気など微塵も感じられなかった。四葉は、男の指差す方向へと歩を進める。その背中を、男が見下ろしていた。
「…いい。最高の素材だ」
男の声が、背後に響くと同時に、四葉は強い力で首を絞められた。
「ひっ…!?」
息ができない。意識が、急速に遠ざかっていく。スマホが床に落ち、画面が割れる音が、遠くで聞こえた気がする。四葉の最後の記憶は、床に倒れ込む自分の視界だった。
◇ ◇ ◇
気が付いた時、四葉は冷たい床の感触に顔を押し付けられていた。
「…ん…? ここ…どこ…?」
ゆっくりと頭を上げる。目に入るのは、先ほどと同じ部屋。だが、自分の体が…おかしい。
服がない。全裸。冷たい空気に肌が丸出しだ。
「…え…? なんで…服が…?」
パニックが、四葉の心を襲う。
「あひゃっ!?なにこれ!?…まさか…」
様々な恐ろしい想像が、脳内を駆け巡る。即座に身を起こそうとするが、体は思うように動かない。
「…あ、あたし…帰りたい…帰る…!」
恐怖で体がガタガタと震える。そこへ、男が戻ってきた。その手には、巨大な筆と絵の具の入ったパレットがあった。
「お目覚めですか。僕の、新しいキャンバスさん」
「え…? なんなの、あんた…!?変なプレイとか、NGなんだけど!」
四葉は必死に抗議するが、男の耳には届いていないようだ。男は、四葉のすぐそばにしゃがみ込む。
「恐がらなくてもいいんだよ。僕は、キミをより美しいものにするだけ。僕のアートになってくれ」
男の言葉と同時に、筆先が四葉の肌に触れた。
「きゃっ…!」
冷たい、ベトベトした感触。その筆先に乗っていたのは、極彩色の具だった。
「うそ…!?」
絵の具が触れた部分の皮膚は、塗り絵のように変色していく。それはただの色つけではない。肌の質感まで変わり、まるで別物質へと変成していくのだ。男は黙々と、四葉の体に色を塗り続ける。
「やめて…! やめてよぉ…!」
四葉の悲痛な叫びは、空しい音となって部屋に響く。抵抗しようにも、恐怖に囚われた体は微動だにしない。
男の筆は、四葉の身体を隅々まで、丹念に塗りつぶしていく。
次に筆先が導かれたのは、四葉の自慢のDカップの胸。
「だめ…そこは…!」
四葉が声にならない叫びを上げる。筆先が胸のふくらみをなぞるように動くと、奇妙な感覚が走る。塗られている部分の感触が、柔らかい肉から、なんだか硬質な、まるで粘土のようなものへと変化していくのだ。それと同時に、胸の膨らみが、少しず つしぼんでいく。
「あ…ああっ…!? 胸が…胸がなくなっていく…!」
目の前で起こる信じがたい現実に、四葉の思考は停止しかける。これは夢だ。悪い夢に違いない。目を閉じれば、この嫌な感覚もなくなるはずだ。
しかし、現実は残酷だった。筆先は、残されたふくらみにも容赦なく施され、胸はどんどん平たくなっていく。しかし、乳首は大きくひろがり、奇妙な模様を描き始める。それは、もはや人の身体の一部とは思えない、造形物と化していた。
男のアートは、加速する。四葉の全身が、極彩色の絵の具で塗り潰されていく。手と足は、赤や青の幾何学的な模様が身体を覆う。顔にも筆が及ぶと、鼻や口は崩れていく。
四葉の意識は、薄れゆく恐怖の中で、変化していく自分の姿を感じていた。
「これで…完成だ」
やがて、男が筆を置いた。
そこに立っていたのは、もはや人間の姿ではなかった。
顔も体も、キュビズム風の幾何学模様に分解され、再構成された「何か」だった。そして、胸は完全に平らになり、まるで少年のような姿になっていた。四葉の身体は、もはや動かない。意志とは無関係に、ただ、そこに立ち尽くすだけの人形と化していた。
男は、満足げに自らの作品を眺める。
「美しい…。君は今、僕の最高傑作だ。これで君は、僕の芸術作品になって、永遠に輝くんだ」
(う、うごけ…ない…)
男は、そのまま部屋の隅に置かれた台の上へ、四葉を運ぶ。
四葉は、台の上に置かれたままずっとそこに立っている。
意識だけが、残っていた。
蓮の誕生日は、もうすぐだ。
シャンパンタワーは、できなくなってしまった。
四葉の心に、最期の感情がよぎる。
悲しみでも、怒りでもなかった。
(ああ、蓮…。ごめん…)
四葉の意識は、虚無の中へと、深く、深く、沈んでいった。
挿絵:黒蜂
SS:腹心A
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<あとがきと挿絵>
彼女が幸せになれる世界線を募集中です。
と、思いましたが、サキュバス化の世界は、割とマシかもしれません。