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狐の神様はいなり寿司ばかりで飽きないのだろうか。僕であったら嫌だ。好きなものでも毎日は食べたくない。

とはいえ、それ以外に好物が思い浮かばない。結果、無難にいなり寿司の献上に行き着く。

一応、毎回手作りだ。主張のデカい高齢者が蔓延る手作り至上主義の現代日本において、スーパーで購入したものでは陰口を言われる。ましてや材料の油揚げを皿にのせただけでは石を投げられてしまうだろう。神様も分類的には高齢なのでそういう考え方に固執しているはずだ。

御社殿の戸を開ける。

「こんにちは」

「稲荷君、こんにちは」

ここには父親の付き添いで何度か入ったことがある。

毎回、中には狐のお面をかぶった巫女がいるのだ。今日は一人だけらしい。

狐巫女。過去に狐の神様に助けられ、その恩を返すために仕える人間だ。素顔を見たことないし、素性も不明。わかることは巫女服から盛り上がった胸部により、彼女が巨乳であるということだ。

履物を脱いで上がると広間がある。奥にはもう一部屋あり、障子で遮られたそこに狐狗狸さんが封印されている。

「今、準備しますね」

お供え物を献上する際、必ずこっくりさんをしなくはならない。

幼い時、なぜこっくりさんをするか聞いたことがあった。その時の狐巫女からは「こういうのは形が大事」だと言われた記憶がある。

今までは父がお供え物を持っていっていたため、僕が実際に行うのは初めてだ。

大きな紙にはひらがなだけでなく、数字、アルファベットも記載されていた。1度使用したものは廃棄しているのだろう。紙に折り目はなく、また古びた様子もない。

確か用いた道具は数日以内に使用するか捨てなくてはいけなかったか。こっくりさん全盛期だった昭和では10円玉は公衆電話や買い物、用紙は切り刻んでから処分していたそうな。……降霊に用いた硬貨を受け取った人は呪われたりしないのだろうか。

銅貨に指を置き、儀式を始める。

「こっくりさん、こっくりさん。おいでください」

呼びかけに硬貨が反応する。通常はここに降霊しているはずだが、狐狗狸さんが狐巫女の背後の部屋にいるのを僕は知っている。部屋の光に照らされ、障子に影が映っているのだ。だから硬貨が動くのは念力で動かしているか、狐巫女が操作しているかのどちらかだ。

10円玉が動き出し、鳥居から離れた。

「こっくりさん、こっくりさん。狐花稲荷のことが好きですか」

何でそんなこと聞くんだよ。恥ずかしいだろ。……つか、そんなこと聞いて大丈夫なのか?

こっくりさんにおいて、こっくりさん自身の情報を聞くのはタブーとされている。初っ端からよくも堂々と破ったな。

質問に反応し、動き出す。

『はい』

さいですか……。

まあ、友好的な関係なのは悪くない。

「こっくりさん、こっくりさん。狐花のどんなところが好きですか」

『そ』『な』『え』『も』『の』『も』『っ』『て』『く』『る』

……餌付けされてんじゃん。しかも、それ僕じゃなくて父だ。神様は個々の人間のことなんて覚えていないか。

「こっくりさん、こっくりさん。これからはどんなお供え物が欲しいですか?」

『い』『な』『り』

毎回同じものでも、やはり狐の霊や神様はおいなりさんがいいのか。

まあ、材料の油揚げは安いし、美味い。そして、栄養もある最強食材だ。さすが畑のお肉の揚げ物。

「こっくりさん、こっくりさん。おっぱいは大きいですか?」

「は……?」

唐突な質問に僕は動揺する。

なんて質問しているんだ。仮にも自身が仕えている存在だろ。

それに嫌がらせにもほどがある。

僕は障子越しに狐狗狸さんを見たことがあるが、体躯は完全に子供であった。

今も狐巫女の背後にある障子には狐狗狸さんの影が映っている。どう見ても幼児体形だ。

硬貨はなめらかな動きで『はい』の方へ進む。

「え……このこっくりさん嘘つくタイプなの?」

あまりにも清々しい虚言に驚く。

「嘘ではありませんよ。あちらをご覧ください」

狐巫女は背後の障子へ視線を誘導する。

「あ、あれ……」

障子に映った影には、胸部が膨らんだ姿があった。

どういうことだ。前に見た時はサラシか何かで小さくしていたのか?

「こっくりさん、こっくりさん。バストは何cmですか?」

「あ、ちょっと……」

僕が驚いている間にも、狐巫女はこっくりさんを続ける。

『1』『1』『0』

さらに胸が……成長している。

まさか本当に110cmまで……。

「こっくりさん、こっくりさん。身長は何cmですか?」

『1』『8』『8』

影が縦に伸びていく。

質問に答えたサイズに身体を変えることができるのか。

ススゥー……タンッ

ゆっくりと障子が開かれる。

むっわぁぁぁぁ……♡

淫香漂う白い熱気が溢れ出す。少し嗅いだだけで頭がクラクラするほどの濃厚な甘さ。すぐに部屋はその香り一色に染まった。

中から9つの尾を持つ豊満の女が現れた。

真ん中分けの金髪。後髪は一つに纏められて腰まである。

尖った狐耳。もふもふの耳毛。丸く太い眉毛。長い睫毛。つり上がった目元。

はだけた着物から豊満に成熟した女性の身体が溢れ出す。艶やかな肉は男の欲望をいとも簡単に上回る。白い肌はシミ一つなく、なめらかで繊細。

もはや「こっくりさん」なんて可愛らしいものではない。あれはどうみても「狐狗狸さん」だ。

妖艶に目を細め、僕を見つめていた。

呼吸が乱れる。情欲を掻き立てる扇情的な容姿に飲み込まれそうになる。

「……巫女さん。あの大人姿の狐狗狸さんは本物ですか?」

「はい……本物です」

「一時的に幼児体形じゃなくなったんですね」

動揺していると、障子の部屋から狐狗狸が抜け出した。

僕の言葉が癪に障ったのか、目を細めただけの怒りを孕んだ笑顔を見せる。

「え、やばい。なんかこっち来たんですけど」

「幼児体形なんて言うからですよ……」

ゆっくりとした足取りで僕に近づいてくる。

「狐狗狸さん、狐狗狸さん。どうぞお戻りくださいッ‼」

「いや、勝手に終わらせようとしないでくださいよ。そんなことしても……」

『いいえ』

「ほら。あなたはこっくりさんの怒りを買ってしまったのです」

「あ、そうだ。いなり寿司。いなり寿司持って来たので、お家で召し上がってくださ——」

トンッ……

10円玉に狐狗狸さんの指が乗せられる。

そのまま硬貨はゆっくりと紙の上を滑った。

『だ』

『ま』

『れ』

僕の顔前で黒い笑顔を見せた。これ以上余計なこと言ったら殺すぞという圧がある。

「は、はい。すいません……」

狐狗狸さんは指を離し、僕の背後に移動する。高身長と巨大な胸によって翳る。軒下で雨宿りしている気分だ。

すると、彼女は股の間に僕の身体が入るように腰を下ろした。背後からむっちりと豊満な乳肉が縦長に潰れる。僕の背中を軽く占領するほどのサイズだ。回された手でワイシャツのボタンを外された。

……何をしているんだ。

「こっくりさん、こっくりさん。狐花をどうしましょう」

再度、狐巫女は質問をし始めた。

『ぶ』

ぶ? 

僕の処遇をどうするかの話で『ぶ』から始まる言葉ってなんだ?

不気味な濁音を訝しむ。

『ち』

ぶち……。ボタンが吹き飛んでしまいそうな不穏な擬音に鳥肌が立つ。

ぶちと言ったら『ぶちのめす』や『ぶち殺す』のように物騒な言葉を無骨に強化する修飾語としても役割を果たす。

いま執り行っているのはこっくりさんだ。まさか擬音語が出てくることはあるまい。

『お』

ぶちお。

僕は『ぶちお』ではない。

硬貨は次の文字へ向かう。

『か』

「…………」

脳裏に宿る不吉な単語。

ここまでくれば嫌でも次の文字が何か察しが付いてしまう。

指に力を込め、硬貨の動きを封じようとするが徒労であった。

無慈悲に無機質に淡々と淀みなく進む。

『す』

五十音が並べられた用紙の上を跋扈した硬貨。5つの文字を並べると『ぶちおかす』という単語が浮かび上がってきた。

「……ブチ犯す♡」

「~~~~ッ‼」

じっとりと熱を孕んだ声音で囁いた。

腰にクる淫靡な言い方とセリフに思わず10円玉から指が離れてしまう。

「あ……っ」

これ……やばいんじゃないか?

こっくりさんは降霊術。故に最後は降りた霊をもとの場所へ返さなければならない。それまで絶対に硬貨から指を離してはいけないのだ。

よりにもよって本人の目の前でタブーを犯してしまった。

振り返り、狐狗狸さんの顔を窺う。

見てない……わけがなかった。

「おやぁ、指を離した愚か者がおるのぅ♡」

わざとらしく、僕を非難するように言う。

やめてくれ。原因を作ったのはそっちだろう。

「これは罰が必要じゃなぁ♡ それも……飛びっきりキツい罰を♡」

熱を帯びた囁き。

ドロリと溶けた言葉が耳奥に注がれ、身体がビクリと跳ねる。

「こ、これで何とか気を静めてください」

再度いなり寿司が包まれた箱を差し出す。

「……供え物は稲荷がいいと言ったはずじゃが? お前のことじゃよ、狐花稲荷♡」

「でも……さっき僕と父を間違えて……」

「何を言っておる。お前は自身の身体を供え物として持ってきておったであろう?」

そんな記憶はない。僕はただ父の付き添いでここに来たことがあるだけだ。

「幼い頃のお前はまことに愛い奴であった。一人寂しい夜、熱く火照った身体を何度も何度も冷ませてくれたものじゃ♡ 勘違いするな? お前が可愛くなくなったと言っておるわけではないぞ。今も十分使いやすい♡」

「使いやすいって……まさか」

「そんな野暮なことを聞くでない。巫女よ。今から稲荷を奥の部屋に閉じ込める。障子は時が来るまで絶対に開けてはならんぞ?」

「かしこまりました」

狐巫女は頭を下げる。

狐狗狸さんに腕を引っ張られた。

一歩一歩障子の部屋へと吸い込まれる。

「閉じ込めるって……やめろ。は、離せッ」

必死で手を引き剥がそうとする。

入ったら僕は何をされるかわからない。生きて出られる保証もない。

抵抗しないでいられるか。命がかかっているんだ。黙って従うわけにはいかない。

しかし、僕の力が狐狗狸さんに叶うはずもなく、つま先が境界を超えた。

「うっ……ぁぁぁ」

ひときわ濃い淫香が鼻をくすぐった。

膝がガクンと脱力する。

「ここはわらわ満足するまで出させない部屋じゃ♡」

聞き捨てならない言葉を耳にする。

満足って……。これから僕は神様の性欲発散に付き合わされるのか。

「さて、たっぷりと楽しむとしよう♡ すぐに果ててしまうなよ?」

ススゥー……タンッ

障子が閉じられた。

♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 

「内側からじゃ開かんぞ。1000年前の人間——お前の先祖によって、そういう呪いがかけてある」

「でも……ここから出てきた」

「たわけ。それはわらわだからじゃ。長い間同じ呪いを見ていれば、対処法などいくらでも思いつく。ただ、さすが抜け目のない奴じゃ。払おうとすると、構造が変わってわらわを殺しにかかるときた」

僕に黒魔術の知識はない。恐らく父もだ。

途中で引き継ぐのを止めたのか、それとも始めからしなかったのか。

払った瞬間、呪い殺すのなら一度かけてお終い。破られなければ閉じ込めたまま。破られれば狐狗狸さんを殺すだけ。

「だから利用する道を選んだ。呪いの付け加えじゃな。自身に縛りを課した呪いを付け加えることで効果を弱める。閉じ込める呪いに対し『部屋から出る際、半身を残し、かつ数分以内に戻らなければ死ぬ』と言った具合じゃ。前提条件である閉じ込められることは変わらず。しかしながら条件付きで外出を可能。こういった感じじゃな。今では閉じ込めたものを逃がさないようにする部屋として利用しておる。皮肉なもんじゃな。子孫を守るために作った呪い部屋が、自身の末裔を閉じ込める羽目になるなんて♡」

目が三日月のように細くなった。

ゾクゾクゾクッ‼

身の毛がよだつ。足元がすくむ。

「この中にいる間だけでも、わらわの言うことは聞いた方が身のためじゃぞ? 生きてここから抜け出したいのならな」

冷たい眼差しで僕を見つめる。

有無を言わさぬ圧。殺気。

肌がヒリヒリと焼けるように痛む。

「……今までも先代をこうやって閉じ込めてきたのか」

「いやいや、わらわからそんな面倒なことはせんよ。封印したとはいえ、お前の血縁だけに拘る必要もないしのぅ」

「じゃあ、何で僕は……」

「指を離したからじゃ」

さっき10円玉から離したことが原因なのか。

「こっくりさんの最中に指を離した人間は皆、この部屋の中に連れて行かれるようになっている。全国に存在する狐巫女、わらわと同等の力を持つ艶狐たち。そいつらが見つけ次第な」

狐狗狸さんは着物の衿を広げ、上半身だけ艶美な肉体を露出した。

傷一つない色白の肌。光に照らされた姿は何とも神々しい。身体は男好みの肉付きとなっており、中でも乳房は恐ろしく淫靡であった。

「まずは下準備からじゃ。母乳を飲ませて子種の量を増やさんとなぁ」

狐狗狸さんは自身の片乳を掬い上げ、僕に見せつける。

情欲をフルに刺激してくる官能的な丸み。それだけで充分すぎるほどのオカズになる極上の艶肉。欲望を詰め込んだ雌の果実をあろうことか揉みしだいた。柔乳に吸い込まれるように指が沈む。指の隙間から圧を加えられなかった乳の肉が、むっにゅり……♡ と溢れ出し、柔らかさだけでなく、弾力感も満ちていることがわかる。

「乳房に釘付けじゃな♡ 待っておれ。もうじき出て……」

乳腺がたっぷりと詰まった豊満な乳肉。綺麗で形の整った乳輪と乳首。二つの果実を支える広い肩幅、高身長。

淫猥、妖艶、官能的。人間では適わない造形を目の当たりにして脳の処理が追い付かない。呆然と見つめる。

びゅっ……♡

びゅぐっ♡ びゅっびゅっ♡ びゅにゅぅぅぅ♡

溢れ出した母乳によって狐狗狸さんの肉体は白く彩られた。

「ふふ、出た出た。今まで何人もの男をダメにしてきた甘くて濃厚な母乳じゃ♡」

「う……ぁぁぁぁ」

たった少量の母乳が湧き出しただけで、部屋の中が甘いミルクの香りで充満した。頭に靄がかかる。恋をしてしまった時のように胸が苦しい。僕は狐狗狸さんに恋愛感情なんて抱いていないというのに。

「ふふ……苦しいであろう? わらわの母乳は香りだけでも強烈な乳飲願望を掻き立てるからのぅ♡」

細目でじっとりと僕を見下ろす。

乳首の先から雫となって滴る母乳は留まることを知らない。

狐狗狸さんは四つん這いになり、目の前を覆った。光が遮られて翳る。重力に従って垂れた乳肉がたおやかに揺らぐ。

ぼた……ぼたぼた……

一滴、また一滴と熱を帯びた母乳が彼の顔を白く染め上げていった。じんわりと皮膚を温める。

鼻腔をくすぐる甘ったるい香りに犯され、餌を求める雛鳥のように口を開けてしまう。

「愛い奴め♡ まだ飲んでもいないというのに母乳の虜じゃな♡」

ぼた……ぼた……ぼた……

焦らすように白雫が降り注ぐ。

口内に数粒滴った。

「————ッ‼」

舌ヒダを母乳が覆い、口いっぱいに濃甘な味が広がった。

脳蕩けさせる快感が下半身の血流を促す。

「垂れたのが口に入ったか♡ どうじゃ? 少し舌に触れただけで身体が狂うのがわかるであろう? 危機感を覚え、鳥肌が立っておる♡ どれ、もっと悶えてみせよ♡ 今度は乳肉ごと口に詰め込んでやる♡」

巨大な乳肉で顔面を包み込む。柔らかい女肉がぐにゅり……♡ と歪み、口を塞がれる。

「ほれ、吸い付け吸い付け。ふくらんだ乳輪の感触を味わいながら、吸い付きたくなる形、香り、味がする乳首に好きなだけ甘えるといい」

淫香で猛烈な乳飲衝動が抑えられず、唇に押し付けられた甘い乳首を吸った。

圧倒的な魅力、妖艶さを前に赤ん坊から成長する過程で置いてきた原始反射——吸啜反射が蘇る。

「ちゅ、ちゅぅぅぅ……んぐ!?」

吸った途端、味も香りも甘ったるい母乳の奔流が襲う。口内だけでは収まりきれず、喉奥へと流れていく。

快楽の塊を下半身に叩きつけられたかのように、大きく腰が跳ねた。

一度味を知ってしまえば後戻りできない。病みつきになる魔性の母乳。

ゴクゴクと喉を鳴らし、注がれたそれを飲み込んだ。

ぶっびゅるるるッ‼ びゅるるッ、びゅぐ……びゅびゅびゅッ‼

睾丸が引き締まり、勢いよく精液が放たれた。

乳を飲ませて作らせた精子を取り立てる。

「赤子の時とはまったく違うであろう? なにせ成長したお前は乳房に対して性欲を切り離せない。それに性的快感を覚えてしまっておる。食事としての純粋な吸啜でなく、性に塗れた射精するための吸啜」

食欲から性欲へ。

淫靡な母乳が僕の身体を蝕んでいく。

「わらわであれば、このまま触れずに射精させ続けることも容易いが……」

肉棒に指が絡みつく。

なめらかな触れ心地。その手は熱く、ヌルヌルに濡れていた。

「慈悲をくれてやろう♡」

にゅちゅ……

握られた肉棒が蕩ける。

この熱くヌルついたものが母乳と理解した途端、少年の快感は跳ね上がった。

母乳まみれの手掌。そこから繰り出される手淫は、いったいどれほどの快楽を生み出すのか。想像するだけで身体が震える。

魅惑の手筒がゆっくりと上下に動いた。

熱い手の平は母乳のぬめった感触をより淫靡に引き立てる。ねっとりと、それでいてなめらか。潤滑油には申し分ない質感。極上の手淫環境の出来上がりだ。

狐狗狸さんのテクニックも侮れない。

竿を解し、裏筋を擦り、カリを撫で上げる。ヒクつく肉棒を握り締め、静止させた。

「どうじゃ、母乳を纏った手筒の感触は。この艶やかな手で、今からたんまりと搾り取られるのじゃ♡」

にゅっちゅ……にゅぎゅ……にゅちゅにちゅ♡

にゅぎゅぎゅ、にゅっちゅん♡

「ん゛ん゛——ッ‼」

手淫のペースが増す。水音が激しくなる。

焦らしたりせず、即射精させる動きだ。

自分でする時とはまったく異なる。男殺しの搾精手コキ。チ○コが蕩けるような快感が下半身で甘く疼く。

「ほれ、イけ♡」

限界まで刺激を蓄積され、腰がビクンと浮いた。

「ん゛ん゛ぐぅぅぅッ‼」

びゅるるるッ……ぶっびゅ、びゅぐッ、ぶびゅぅぅぅッ‼

「こんなに手を汚しおって。気持ち良かったか?」

射精し終えると、手マ○コの動きが止まった。1回でしこたま搾られた。

余韻が抜け切らない腰が上下にヘコつく。

「愛い奴め♡ 必死に快楽を発散させようとしておるな♡ そんなことしても無駄じゃというのに♡」

「ん゛ぐッ」

にゅぎゅちゅ……♡

狐狗狸さんの手に圧が加えられた。

いまだ硬さを帯びたチ○コは歓喜で跳ねる。

「余韻が抜け切る前にさらに快楽を与えるからのぅ♡ 今度はお前が射精したところで1回1回休憩は挟まん。わらわが飽きるまで搾り尽くす♡」

顔面を塞いでいた乳肉から重さが減る。柔く弾力のある乳の感触が離れた。温もりだけが留まる。

ぼた……ぼた……と母乳の雫が垂れ、頬を掠める。雫となったそれは轍を残し、顔の縁へと滑っていく。

視界には精液まみれになったチ○コと、白濁色の右手が映った。

「しかし、選ぶ権利くらいは与えてやろう♡」

狐狗狸さんが左手を乳肉に宛がう。迎え入れた乳肌はやんわりと指を包み込み、底なし沼のように沈めていく。

おもむろに揉みしだき始めた。

「精液を潤滑油にした右手で扱かれるのと……」

綺麗な手の平は僕が欲望をぶちまけてしまったせいで汚れている。それに興奮していることが恥ずかしい。

劣情。背徳感を覚えてしまった。

「搾りたての母乳にまみれた左手で扱かれるのと……どっちがいい?」

甘い香りが纏ったスウィーツのような手筒。極上のミルクを使ったそれは、まるでロールケーキだ。

授乳されて知ってしまった母乳の味、喉越し。

もっと味わいたいと、肉棒がビクリと反応する。

「ふふ、後者の方が喜んでおったな♡ お望み通り左で手淫してやろう♡」

にゅっちゅ♡ ぎゅっちゅ♡

にゅちゅ、ぎゅちゅ♡

淫靡な水音を立てて手淫が再開する。

射精直後の敏感な肉棒だろうと容赦しない扱き方。

白魚のようなきめ細やかな手のひらに母乳という名の潤滑油が纏う。それはまるで水を得た魚だ。縦横無尽に暴れ回り、素早い動きでチ○コを翻弄する。

「睾丸の中、空っぽにするまで終わらんぞ? 授乳で1回の射精分以上に溜まってしまうが知ったことか。止めてほしければ空にして見せよ」

重量級の乳肉が顔に分厚い蓋をした。淫香のヴェールが顔面を包み込み、濡れた乳首が僕の唇の隙間に入ってくる。

甘く濡れた乳首が舌の上で転がり、口いっぱいの母乳が注がれる。飲んでも飲んでも溢れ出す。乳肉を顔面に押し付けられる柔感を味わう。むせ返るようなミルク香が鼻の奥にこびりついて離れない。嗅覚が麻痺している。全身の筋肉が脱力し、快楽に身を委ねた。

「ほれ、母乳を吸い続けないとすぐ干乾びてしまうぞ♡ 死ぬ気で飲め♡ わざわざ吸いやすいようにしてやっておるのだ♡」

しっかりと脳に刻まれた母乳の味。吸わないと死ぬ。危機的な状況が乳首を吸うことの羞恥心、心理的ハードルを下げる。

いっそ気絶すれば楽になるのでは……と、考えが頭によぎった。

いや、タイミングよく手淫が終わってくれればいいが、狐狗狸さんの気分次第で死ぬかもしれない賭けに乗るわけにはいかない。

気を失った時点で母乳の供給が止まり、それに伴い精子の生産も同様。搾精死まっしぐらだ。

「ん゛ん゛ッ……ごくごく」

濃厚な母乳は舌のヒダ一つ一つにまで染み込んでくる。甘みが脳を貫く。

乳首を軽く吸っただけで大量に溢れ出す。口の中がすぐにいっぱいになり、溺れそうになる。

「ん゛ぐッ……ごく……ん゛ん゛ぅぅぅ……ごくごく」

乳肉で唇を塞がれているため、飲み切れない分はおっぱいと唇のわずかな隙間から排出されるか、無慈悲に喉奥へと流れていく。

母乳を飲み込む音が鳴り止まない。

「そうじゃ♡ その調子でたっぷり飲み込め♡」

ぎゅちゅりと白い泡が立ち、淫靡な音が情欲を煽る。

指一本一本が別の生き物のように擦り、なぞり、愛撫する。

時折、五本指を集めて下に向け、ティッシュを取る時と同じ動作で責めてくる。カリ首を触れるか触れないかの力で摘まみ上げるのだ。射精後で敏感になっているというのに。

ぶっびゅるるるッ‼ びゅっぐ、びゅっ、びゅぅぅぅ‼

本来であれば絶頂に至らないじれったいだけの快感。

しかし、今は授乳がセットになっている。勢いよく母乳を飲み込んでいるせいで、指のみで行うこそばゆい刺激だろうが関係ない。

確実に。絶対に。

潮吹きの代わりに射精させられる。

「これは辛いか? ふふ、ならもっとしてやろう♡ お前の悶える姿を見せてくれ♡」

海を揺蕩うクラゲのようにふわふわと。

何度も何度も5本の指はチ○コを弄る。

背筋がゾクゾクと震える。ビクンと竿が跳ね、精液を撒き散らす。電流が走ったかのように快感が駆けずり回る。

どびゅるるるッ‼ びゅッ、どびゅぶッ‼

「射精はまだ終わらんぞ? もっとイけ♡ 出せ♡ 果てろ♡」

しなやかに上下する手マ○コ。

弱点を的確についた手淫の舞踊に腰が浮く。

順手で握り、裏筋を親指以外の指で擦り上げる。

ぬるんと、指でなめらかに愛撫されるたびに声が漏れてしまう。

「そして、わらわのために精子を作れ♡ 増やせ♡ 煮詰めろ♡」

凝った睾丸を指先でくすぐった。

くすぐったい快感に玉が縮まり、竿が跳ねる。

母乳が染み込んだ手の平が、暴れる竿に吸い付く。にゅっちり……♡ と包み込み、欲望の熱を吐かされる。乳汁と我慢汁が混ざり、淫猥な音色を奏でた。気持ちが高ぶる。快感を意識する。

蕩けるような手淫に蹂躙され、肉棒を引っこ抜かれそうになる。。

「たっぷりと出せるツボを押してやろう♡」

射精中の収縮した睾丸を指の腹で念入りに揉みほぐす。

「ん゛がッ‼ ん゛ん゛ん゛————ッ‼」

どぼぼぼッ‼ ぼびゅぐ、びゅるるッ‼ ぼびゅうぅぅぅぅッ‼

狭い尿道を押し広げ、欲望が吐き出された。

腰が抜ける。脳が蕩ける。

指圧で精管の滞りを解消され、ドボドボと大量の精液が溢れ出した。

許容量を超えた濃厚な快感が満ち満ちていく。

身体はとっくに限界を迎えていた。全身の力が抜け、瞼が重くなる。

意識が……落ち……て。

「……気絶したか。もし、わらわがこのまま手淫を続けていたらどうなっていたか。……ふふ、まあいい。起きるまでに準備をしておくとしよう」

Comments

シュン

ヤバい・・・性癖にストライク過ぎました・・・

二度寝の人

ありがとうございます‼︎ 後編ではぱふぱふ縦パイズリが控えておりますので、お楽しみください