その身体は母性で出来ている 前編 (Pixiv Fanbox)
Content
その女は身体から母性が溢れ出していた。
彼女は自身を乳魔と語っていた。乳魔とはおっぱいに特化した淫魔の派生系である。母性の象徴とも言える乳肉の肥大化により、度を超えた世話焼きなものが多い。その行動はもはや依存症であり、専用ミルクサーバーがいない独り身の乳魔は特に危ない。冗談でも好意を見せれば即お持ち帰りされ、そのまま同棲ルート一直線。その後は毎日世話を焼かれることになる。
***
残業代を目当てに会社に残っていた。華の金曜日。周りはさっさと退勤し、オフィスには僕一人だけであった。
時刻は20時。残業開始から2時間は経過した。あと1時間だけ頑張るか。今夜外食するための飯代だけは稼いでおきたい。
とはいえ、残業代目的でわざとスローペースで仕事しているわけではない。本来であれば他のものと同様、華金を満喫する予定だったのだ。進捗はすこぶる順調で、土日をどう過ごすか考えて気分は上がっていた。
しかし、嫌なことはいつも突然やって来る。
就業20分前に取引先から一部仕様変更のメールが届いたのだ。それも納期は月曜午前までのものである。
内容的には月曜出勤してからでも、速攻で取りかかればギリギリ間に合うものなので、わざわざ残業までしてやるようなことではないかもしれないが、逆に言えば週明けに別件で急ぎの案件が割り込まれれば詰みだ。締め切りを守れず、会社の信用を落とす羽目になる。そもそもこんな土壇場で仕様変更とか……いや、愚痴を言っているだけ時間がもったいない。驚くことに、社会には自分の都合でしか物事を考えられないやつがそこそこ存在する。真面目な人間が振り回され、そういった輩の養分にされるのだ。
あー……仕事やめたい。
「あれ、まだ残ってたの?」
背後から声が聞こえた。甘く優しい、男女問わず魅了する落ち着いた声音。
振り返ると、思った通りそこには上司の白瀬さんがいた。
白瀬蒔絵さん。新入社員の時の教育担当であり、現在僕が配属されているチームのリーダーである。
一旦家に帰ってから来たのだろう。
服装が普段のレディースシャツではなく、緩めのTシャツ。長い黒髪は結んでおらず、艶やかに垂れさがっていた。
香水とは違う甘い香りが鼻をくすぐる。
「退勤20分前に急な仕様変更のメールが届きまして……。自分が残業すれば、余裕で解決する内容だったので、それに取りかかっている最中です」
白瀬さんは普段から多くの仕事を抱えている。仕事ができないわけではなく、処理スピードと同じ速さで仕事が舞い込んでくるのだ。というより、自分から首を突っ込んでいると言った方が正しいか。困っている社員を見捨てられない性格で、やらなくていい問題まで引き受けているのが目立つ。せめて僕くらいは彼女の負担になるようなことは避けたい。
「もう……何で言ってくれなかったの。黒川君だけの仕事じゃないんだよ? チームの仕事。一人で責任感じなくていいんだって」
「でも、一人で問題ないような内容でしたし……それに白瀬さんこそたくさんの仕事抱えているじゃないですか。こっちは心配いりません」
あと1時間もあれば型がつく。そしたら、ビールと肉料理で楽しむかな。いや、ワインとチーズも捨てがたい。
ご褒美の晩酌タイムに心が躍る。口の中がアルコールを待望していた。
「……私に『お世話』させてくれないの?」
「え……お世話?」
彼女の口から出た言葉に驚く。
新入社員の頃はむしろ一人で出来る仕事がなかったため、白瀬さんにおんぶに抱っこ状態であった。頼ると異様なくらい嬉しそうにしていたのを覚えている。
とはいえ、数年前の話だ。さすがに僕も一人前になっている。最近では頼る機会もめっきりなくなった。しかし、僕としては不満などないというのに、白瀬さんにとっては不服らしい。
「とにかく……私も手伝うから早く終わらせるよ? いい?」
仕事は驚くほど急速に片付いていった。
もともと残り1時間で出来る量ではあったものの、優秀な白瀬さんの協力により、30分ほどで終わった。
「ふぅ……ありがとうございました。白瀬さんのおかげで予定よりもだいぶ早く終りました」
「いつでも頼っていいんだから。君が気軽に頼ってくれないと、私も気軽に頼みにくいでしょう?」
「はい、次回からなるべく……」
「よろしい。ところで黒川君、この後時間ある?」
「え? あ、はい。特に予定はないです」
ファミレスで安く晩酌しようと思ったが、それはいつでもできる。なんなら一昨日もした。ゆえに優先順位は低い。今はこの流れの方が重要な気がする。
「じゃあさ、今から私の家に来なよ。ご飯一緒に食べよ? お酒もあるし」
「とてもありがたいですけど……お邪魔じゃないですか? せっかくの華金なのに……」
「そう思うのなら始めから誘ってません」
確かに……そうか。
それなら問題ない。心置きなくついていける。
「では、是非。伺わせていただきます」
「はい、決まり。じゃあ、帰宅の準備ができたら教えてね」
※※※
身支度を済ませ、白瀬さんと帰路を共にする。
家は電車で一駅のところにあるらしい。先ほどは一度帰ったのではなく、近くのスポーツジムで身体を動かしていたそうだ。
働き始めてから身体を動かす機会なんてめっきり減った。通勤の自転車くらいか。片道5分のそれを運動に含めていいのかわからないが。
「ちょっとコンビニ寄っていいかな?」
「どうぞどうぞ。外で待っていますね」
別に変な期待はしていない。だが、シチュエーションとしては巨乳で優しい上司の家で飲み会なのだから、そういう妄想をしない方が難しいだろう。考えるだけなら自由だからな。
コンビニに背を向け、スマホを弄る。といっても特にやることもなく、持ち株の一日の値動きを眺めて一喜一憂をする。どうして僕が買った株はすぐ下がるのだろうか。
「お待たせ。じゃ、行こうか」
「はい」
彼女の長い髪が靡くと甘い香りが鼻をくすぐった。再び帰路に就く。
———
——
—
瀟洒なロビーを抜け、エレベーターで39階へ向かう。明らかに家賃が高そうなマンションだ。うちの会社の役職手当はそんなにいいのだろうか。まあ、いくら給料がいいからと言って仕事と責任が増えるのは勘弁だが。少なくとも今の僕の給料では住めないだろう。
「はい、いらっしゃい」
白瀬さんが施錠し、ドアを開けると、明るく綺麗な廊下が目に入った。ホテルの通路を彷彿させる。
「お、お邪魔します」
間取りはLDK。数十畳はある広大なリビングとキッチンが一体化している。料理のしやすそうなアイランドキッチン。冷蔵庫や電子レンジ、コーヒーミルといった家電が黒で統一されていた。ブラウンの高級そうなソファーがL字に2つ並んでおり、黒のローテーブルを囲んでいる。壁には特大サイズのテレビが貼りついていた。
呆気にとられる。
何というか……僕と比べて生活レベルが違いすぎないか?
本当に同じ会社に勤めているんだ……よな。
「軽く何品か作るから、テレビでも見て待っててね」
「何か手伝いますよ」
「大丈夫。お客さんなんだから、あっちでくつろいでいて」
そう言うと、白瀬さんはキッチンの方に向かった。
くつろぐと言ってもな……。
上司に飯を作らせて、まったりしていられるほど豪胆ではない。とりあえず、姿勢を正してちゃんと待っていよう。
座る場所は……どう考えてもこのソファーなのだが、傷をつけないか心配で着席するのが憚られる。
とはいえ、突っ立っているのもおかしい。うん、考えるのを止めよう。
小心者の僕は床に座った。……この方がローテーブルが使いやすいしな。
スマホで時間を潰していると、白瀬さんが手料理と酒を持って来た。
肉料理とビール。偶然にも待ち望んでいたペアリングに唾液が溢れ出す。
僕らはそれを食べ、飲み、たわいのない会話で盛り上がった。
ハイペースで飲み続け、気づけば酔いが回っていた。
思考がドロリと粘性を帯び、心地よい眠気と気持ち良さに浸る。
目の前には年上美女の白瀬さんが顔を火照らせ、目を細めていた。
たぶん……彼女も酔っている。
「黒川君はさぁ……もっと私に甘えてくれないとダメなのぉ……」
白瀬さんは身体の前で腕を交差した。豊満な胸が腕に挟まれ、むにゅりと柔らかく盛り上がる。
そのまま服の裾を掴み、たくし上げた。
「ちょ……白瀬さん⁉︎」
捲られた服の下からは滑らかな色白の肌と、それを引き立てる黒のデカブラが現れた。
「だって素直に頼ってくれないからぁ……」
「だからって、何で服脱いでいるんですか⁉︎」
「君が気軽に頼れるようにぃ……『お世話』される気持ち良さを教え込むのぉ……」
腕を後ろに回し、ホックを外した。これまで支えられていた乳肉が重力を取り戻す。どたぷん……たゆん……と、重たげな音が鳴り、甘い香りが漂う。実りに実った二房が柔らかく揺れ、ブラに包まれた妖艶な果実の肉肌を見せつけてきた。
I字の深い谷間と色白の乳肌。魅惑的な魔性の乳ぼくろ。
美と官能で洗練されたおっぱいに目と心を奪われる。
ドクン、ドクンドクン……
心臓の鼓動がうるさいくらい主張し始めた。
ブラのカップで乳首が隠されているが、それが露わにならなくても十分淫靡である。三次元なのに二次元のような完成度の高さ、綺麗さがあるのだ。
小学生すら精通させかねない凶器。初射精をこの乳肉でシたら間違いなく性癖が歪む。それ以降、普通のおっぱいでは抜けなくなるだろう。
「だ、駄目ですって……。それに、僕は白瀬さんと違って今日はまだお風呂入っていませんし汚いですよ」
邪な気持ちがあったくせに、いざその状況になると、たじろいでしまう。
上司と部下。僕たちの関係が変わることへの恐怖。違う、そんなドラマチックなことではない。単に度胸のない童貞がビビっているだけだ。
「じゃあ、入って来たら?」
「え……」
「いいよぉ、待っててあげる♡ お姉さんに美味しく食べてもらえるように、ちゃーんと隅々まで洗ってくるんだよ? 衣類は準備しておくからさ♡」
そこまで言われたら断るなんてことできない。
郷に入っては郷に従え。いや、据え膳食わぬは男の恥か。
———
——
—
風呂から上がると、そこに着替えなどおいていなかった。
「し、白瀬さん? 白瀬さーん」
かなり酔っていたからな。眠ってしまったのだろうか。
仕方なく脱いだ服を着ようとかごの中を探すが、そもそもこの行為には違和感がある。
脱いだばかりの服を探している時点でおかしいのだ。
「え、服ないんだけど」
先ほどまで着ていた服はおろか下着までも綺麗になくなっていた。どう考えても犯人は白瀬さんだ。
しかし、これは、この状況は非常に困った。なにせバスタオルも用意されていない。脱衣場なのだから何かしらのタオルくらい見つかると思うが。
そんな甘い考えをぶち壊すように現実が襲いかかる。
どの引き出しを開けても、タオルどころか布一枚も出てこない。
「嘘だろ……」
ここまで手の込んだことをするのか。何を考えているんだ。
とはいえ、いつまでも風呂場から出ないわけにもいかない。
もういい……全裸を見られても。とりあえずリビングに戻って、白瀬さんを起こそう。
脱衣場を飛び出し、廊下を進む。
「あらあら……こんなところに男の子がいるだなんて……♡」
刹那、背後から馴染みのない声が聞こえた。
身体中に悪寒が走る。酔いが一気に醒めた。
白瀬さんは一人暮らしではなかったのか? いや、確かにそんなことは一言も発していない。結婚していたらさすがに会社で報告があると思うが、家族という線を忘れていた。こんなに広い家なのだから一緒に住んでいてもおかしくないか。
「それに全裸。もしかして変質者さんですかぁ?」
「えっと……これには深いわけがあって……」
手で股間を隠し、恐る恐る振り返る。すると、そこには息が詰まるくらい綺麗な長身女性が佇んでいた。
「あっ……かっ!?」
あまりの美しさに声が出せなくなる。
じわりと目が熱くなり、視界がぼやけた。同時に身体が震え出す。
「ふふ……♡ どうしました? 急に黙り込んで……♡」
その女は身体中から濃厚な母性が溢れ出していた。
栗毛色の髪をサイドで三つ編みにし、結び目の終わりは黒のリボンが付けられている。太い三つ編みは腰までの長さがあった。
おっとりと垂れた目尻に、片側だけにある妖艶な涙ぼくろ、ぷっくりと潤んだ唇。甘ったるい口調と優しい表情。
サイズの一回り大きい白のシャツは内ももまであり、裾から伸びた肉付きの良い両下肢が艶めかしい。全体的にダボついているが、胸部だけは窮屈そうにしている。生地が薄く、デカブラの形がくっきりと浮き出ていた。
高身長に釣り合った豊満な母性の象徴。片乳が僕の顔よりも大きい重量級の乳房。視線を惹きつける強力な重力場が存在していた。目が釘付けになる。
「君は……乳魔って知っていますか? おっぱいが大きくて母性たっぷりな悪魔のことです♡」
それは創作物の中だけの話じゃないのか。だが、彼女が乳魔だとすると、納得のできる部分がある。
彼女の中には茫洋な母性と膨大な淫靡が混在していた。
およそ人間とは思えないほどの妖艶さ。拒んでも情欲を駆り立ててくる非情さ。甘えたいという潜在意識を呼び起こす母性。
人外の、それも上位存在の雰囲気を醸し出していた。
「……知っている顔ですね♡ それをオカズに一人でシたこともありそうです♡」
残虐で柔和な笑みを見せる。
その瞬間、快楽が僕の身体に襲いかかった。
ぶっびゅるるるッ‼ びゅるるッ、びゅぐッ、どくどく……
なん……で……ッ!?
彼女の笑顔を目にした瞬間、キュッと睾丸が収縮し、精液が勢いよく尿道を駆け抜けた。
四肢が伸び、床に膝をつく。
「あらあら……♡ 微笑みかけただけで、お漏らししちゃいましたね♡」
床を大量の精液で汚していた。自慰では出せないくらいの量を指一本も触れずに触れずに搾られた。
女は三日月のように目を細め、妖艶に舌舐めずりをする。性の欲求に満ちた表情で見下ろしていた。。
「…………‼」
僕はすぐに顔を俯き、直視を避けた。しかし、身構える暇もなく唐突に訪れた絶頂に足腰に力が入らなくなっている。その間にも長身の女は一歩一歩と距離を詰めてくる。
「少し怖がらせちゃいましたか?」
極上の肉体が立ち止まる。視線のすぐ先には両脚があった。
彼女はその場にしゃがみ込む。
「お顔……見せてください?」
小首を傾げ、顔を覗き込んできた。
胸元の緩い服を着ているにもかかわらず、無防備に前屈みになったため、柔らかく揺れた豊満な双乳とその奥にある臍が垣間見える。
どぷ……ぶびゅっ、どくどく……びゅく、びゅるるッ‼
「う゛ッ……ぁぁぁ」
相手は乳魔だ。
笑顔を見せただけでイかせられるのであれば、乳に特化した彼女が自慢の乳肉を見せて搾精できないはずがない。
これは……思ったよりタチが悪い。
顔なら背ければいい。しかし、双乳はそうはいかない。
深い谷間も、たわわなおっぱいも。嫌でも視線を引き寄せられる。こうなってしまうと、僕にできる対策は目を瞑ることしかない。だが、そんなことをすれば彼女のやりたい放題だ。
「ふふ、目を合わせるよりも先におっぱいを見ちゃうなんて……悪い子ですね♡」
腕を伸ばすと、僕の両手に手を重ねて指を絡める。一本一本の間に彼女の指が入り込み、いわゆる恋人繋ぎになった。
「にぎにぎ……♡ にーぎにぎ♡」
ぶっびゅ、びゅぐッ、どびゅぅぅぅッ‼
「待ッ……で……射精……ペース早、ぃぃぃッ‼」
手を、繋いだだけなのに……。
「あ゛あ゛あ゛ッ……ぁぁぁ……」
彼女の一挙手一投足が僕を搾りにかかって来る。心臓がうるさいくらい鼓動していた。
このペースで搾られたら……確実に死ぬ。
蕩けた脳で危機感を覚える。だが、身体は正直であり、乳魔の色香に狂わされた性欲が苦しめてくる。
僕の目線は乳魔の特筆すべき一点を凝視していた。
「あら……♡ おっぱいが気になるんですか? いいですよ♡ 顔……埋めても♡」
男の欲望を十二分に満たすことができる乳魔の乳肉。
彼女の極上の肉体で果てるたびに、僕の身体と精神は沸々と甘えたい欲求が強烈になっていく。
これ以上、ダメにされるわけには……。
「ふふ……恥ずかしいんですか? しょうがないですね♡ じゃあ……私からシテあげます♡」
片手を離すと、僕の後頭部に添えられた。
僕と乳魔の間には圧倒的な体格差と力差が存在する。それはもう泣きたくなるくらい明確に。ゆえに彼女の意志とは真逆の動きを僕が取ったとしても、それは抵抗となりえる行動にはならない。嫌がる素振りが乳魔の母性を刺激する材料でしかないのだ。
「……いやッ‼ や……めッ‼」
むにゅぅぅぅ……♡
柔弾力感に富んだ乳肉が顔を覆い尽くし、力が抜けていく。
当然、即射精は逃れられない。
どびゅるるるッ‼ どぷ……ぶびゅ、びゅく、びゅるるッ‼
「お゛ッ……ん゛、お゛ッ」
頭を谷間に沈められ、視界は真っ暗である。それなのに脳へ鮮明な映像が流れ込んできた。
僕が犯されているところを俯瞰から目にしている解像度が高い光景が——。
そこには大きな天蓋付きベッドがあった。
乳魔が寝転び、僕は彼女の身体の上にうつ伏せで乗っかっている。
僕よりも大きな身長、大きな体躯を持つ女の豊満な雌肉の上。彼女の長い四肢が絡みついて捕食者を離さない。頭は深い乳の渓谷に完全に埋まり、下乳から外に飛び出した首しか見えない。言葉にならない悲鳴は乳圧が満ち満ちた谷間に遮られ、出来ることと言えば快感に身体を震わせるのみ。これだけでも搾り尽くされるほどの快楽は十分にある。それにもかかわらず僕の下半身からは絶えず水音が鳴り、膣内に飲み込まれた肉棒の先から精液を注ぎ続けていた。
笑顔を見ただけで、手を握っただけで射精させてくる乳魔に文字通り抱かれていた。
あ゛あ゛あ゛ッ……ん゛、ぐあああああッ‼
俯瞰で見ているだけなのに、映像の中の僕が受けた快楽がフィードバックしてくる。
この光景は……いったい何なんだ。僕は何を見せられているんだ。
強すぎる快楽に逃げようとする腰を乳魔は両手で抱き寄せ、肉棒とマ○コを密着させる。ぱちゅん……と勢いよく肉がぶつかる音が鳴り、無理矢理根元まで飲み込まれた。挿入し終えると、今度は乳魔の長い両脚がガニ股で絡みつき、だいしゅきホールドの格好になって僕の両脚を締め付ける。男の腰を上下や前後に動かさずとも極上の肉体が全身搾精具のような乳魔にしてみれば精を搾るなど容易い。質の高い肉体だからこそ可能にする。自身の身体に男を固定させ、全自動で搾精する。ミルクサーバーの性に対する抵抗力によって射精の速度が変化する、なんてことはなく、乳魔の肉体は平等に男を搾り、射精しやすい身体へと作り替えていく。常に前立腺を疼かせ、通常ではありえないペースで肉棒を跳ねさせて精液を出させる。
「おっと……そろそろ補充しておかないと。搾り殺しちゃうところでした♡」
意識を現実に戻された。乳内から解放される。
すると、ドッと倦怠感が身体を襲った。おまけに頭がぼーっとする。
足元にはエグい量の精液が零れていた。床に広がった白い水たまり。これを自分が出したのかと疑いたくなる、現実離れした量の白濁液。
「えっちな夢、見れました? 顔が谷間に埋まった瞬間に気絶しちゃいましたからね♡ せっかくなら意識がない間も気持ち良くなってもらおうと♡」
どうやら意識が途切れていたようだ。その隙だらけの脳内に艶夢を流し込まれたれらしい。
身体と違って夢の中は無防備だ。乳魔が作った淫靡な世界に丸裸の精神を放り投げられ、快楽責めを受けるのは一歩間違えれば廃人になってもおかしくない。
「ふふ……♡ 現実でも夢の中でも……ずっと一緒♡ 逃げられるだなんて思わないでくださいね♡」
そう言うと、乳魔は柔く膨らんだ艶やかな乳輪を僕の唇に擦りつけた。乳首が鼻を甘く引っ掻いてくる。母乳も出ていないのに、甘ったるい香りを放っていた。
「ほーら♡ 飲まないと死んじゃいますよ? ほら、ほらほら♡ たーんと召し上がれ♡」
乳首が唇の隙間に入り込み、乳輪とディープキスを交わす。
その瞬間、
びゅにゅぅぅぅぅ♡
甘く濃厚な母乳が口内に注がれた。
舌の上で熱くドロついたミルクが流れ、口の中を甘さでいっぱいにしていく。
「お゛ッ……ごッ……」
びゅッ、ぶびゅぅぅッ‼ どぷ、どっびゅッ、ぶっびゅるるるびゅぐぐぐッ‼
笑顔を見ただけでイかされるのだから、授乳されれば射精は免れられない。
精を蓄えるはずの授乳で精を吐き出してしまう。しかし、生死がかかっているため、僕に飲まないという選択肢はなかった。
終わりのない負債を抱えるように、その場しのぎの対策で命を繋げる。
「うんうん♡ その射精のペースなら授乳している間は尽きることはなさそうですね♡ でも……もう少し早めてみましょうか♡ 大丈夫大丈夫♡ 出す量と入れる量が同じなら計算上搾りすぎにはなりませんから♡」
それは僕がこの先どんな快楽を与えられても気絶せずに母乳を飲み続けているという、酷な前提ありきの話であった。
乳魔は僕が吸っていない方の乳首を手のひらで隠すと、ぎゅっと揉みしだいた。
びゅにゅぅぅぅぅ♡
音が鳴るほどの勢いで噴き出す母乳が乳魔の手を白く染め上げた。
指の間を繋いだ白い糸が淫靡にたわむ。粘性が乳液に近い。
「君は……なんでおっぱいは2つあると思いますか?」
僕の片手を持ち上げると、射乳したばかりの乳房へ招いた。
ふにゅり……♡ と手のひらの中心で濡れた乳首が潰れる。
乳魔の手が僕の手の甲に重ねられた。
母乳が湧き出す乳肉と母乳にまみれた手のひらに挟まれる。
「それはですね……吸いながら揉みしだくためです♡」
ふっにゅぎゅぅぅぅぅ……♡
乳魔の柔らかな乳首が食い込み、指どころか手全体がとろふわな乳肉に沈んでいく。
男殺しの甘ったるい揉み心地が襲いかかった。
びゅるるッ、びゅぐッ‼ ぶびゅッ、びゅく、びゅるるるッ‼
「お゛……んぐぐ……」
ぁぁぁ……蕩けるぅぅぅ。
人格も理性も、体液も全てお漏らしさせるレベルの圧倒的幸福感が性感帯ではない手のひらから流れ込んでくる。
身を亡ぼす甘々な快楽。口の中に絶えず注がれる母乳。
気を失うことが出来たらどれだけ楽だったか。
母乳で体内を洗われる。内側から身体の感度を書き換えられる。
「白瀬蒔絵は私の分身の1人に過ぎません♡」
乳魔は唐突に白瀬さんのことを話し出した。
今……分身って。分身って言ったか?
蕩けた脳が思考を鈍らせていても、それが明らかに重大な事実と理解できた。
「切り分けないと次から次へと母性が溢れ出しちゃって辛いですから♡ とてもじゃないけど身体1つじゃ器が足りません♡ だから分けました♡ 母性生まれの乳魔ママを作ろうと♡」
「んっ……ぐ……ぁぁぁぁ」
豊満な乳肉を贅沢に揉ませてくる。授乳と射精も継続したままだ。
せめて話す時くらい攻めてくるのを止めてくれ。説明を聞かせたいのか、聞かせたくないのかわからないだろう。
「甘々で息子をダメにするママ。厳しさは愛情の裏返しのママ。放任主義だけどちゃんと見守っているママ……と言ったように、ママにはさまざまな形があります♡ 分身は私の中に蓄積された乳魔の母性にママの性格を付与して切り離したものです♡ 蒔絵には世話焼きと甘々な性格を混ぜました♡ あぁ……もとは私の一部とはいえ、分身の中でも母性は蓄積していきます♡ つまり……ふふ、言わずとも理解できますね?」
それは彼女たちの母性を抑えない限りねずみ講のように増えていく、ということだ。
「だって、人間って可愛いじゃないですか? 特に精通を終えた男の子♡ とっても気持ちよさそうな顔して射精する顔とか……もう、凄ッい母性本能を刺激してきます♡」
恍惚な笑みを浮かべて昂った乳魔。
ぶびゅり……♡ と母性に満ちた射乳の勢いが増す。母乳は舌を介さず喉に達し、ゆっくりと粘膜の上を垂れていく感触が喉奥から伝わった。甘い快楽でむせ返り、嚥下が遅れる。
「飲むペースが落ちていますよ? それだと危ないかもですね♡ ふふ……手のかかる子♡」
ぶっびゅにゅぅぅぅ……ッ♡
「ん゛ぶッ……!?」
突然、母乳の奔流が口内に押し寄せてきた。世話が焼ける様子が彼女の母性を刺激してしまったのだろう。
驚く僕を落ち着かせるように、乳魔は親指と人差し指で僕の耳を挟んで、すりすり……♡ と優しく愛撫する。見下ろす視線はあたたかい。
安心感と幸福感に包まれ、脳が蕩ける。極上の甘やかしに心が堕ちていく。
必死に喉を鳴らさなければ溺れてしまう。
味わって飲む暇もない。そもそも舌に触れた瞬間、人間が感知できる最高値の甘みが伝わるため、どんなに口に含んでいても最高レベルの横ばいが続くのみ。真に味わい切れないのだ。
「君のお手々にたっぷりついた母乳を……♡ この中に入れてローション代わりにします♡」
乳魔は僕の手を乳肉から剥がすと、僕の小指の先に尻尾を近づけた。
長く細い尻尾。その先端20cmくらいは丸みを帯びている。形状はオナホに近い。相当柔らかいらしく、動かすたびにドロリと粘性の液体のように形を変える。穴は塞がれており、一文字の重なりだけが存在している。
ずぶ……♡
尻尾が僕の指先を軽く咥えた。爪が見えなくなる。
熱くトロついた粘液に触れ、小指の先端が痺れる。
「触れるだけで気持ちがいい媚薬の尻尾液が充満していますから……挿入したらおかしくなっちゃうかもですね♡」
ずぶ、ずぶぶぶぶぶッ♡
根元まで一気に飲み込まれた。
狭く柔らかな尻尾内を掻き分け、ヒダが擦れてくる。
「んっぐぅぅぅ‼」
快楽が鮮明に。
毛のように細くなめらかなヒダが指関節の皺にまでしっかりと伝わってくる。
尻尾オナホの半分も届かない小指の長さで僕は音を上げていた。
これから快楽は上がる一方だというのに。
「にゅぷぷぷぷぅ……♡」
可愛らしい擬音とは対照的にエグい刺激が指に走る。尻尾オナホから小指が引き抜かれた。
媚薬塗れになった轍は指をヒクヒクと痙攣させ、上手く力が入らない。あまりの快楽にいつの間にか精液を漏らしていた。
小指でこのレベルの快楽が襲ってくるなんて……。
「まだ一本しか入れていませんよ? 残り4本……ちゃんと入れて母乳をこの中に注がないと♡」
長い指ほど快楽の筒の奥にまで入れられ、またストロークの距離も伸びる。
ゆえに中指が最も辛かった。授乳の快楽も相まって何度も意識が飛びかける。スローペースで挿入されたため、指先からじわじわと媚薬に漬けられていくのだ。その結果、根元に達するまでの半ストローク中に2回射精させられる羽目になった。
「じゃあ……おちん○ん食べちゃいますね♡」
尻尾オナホが勃起した肉棒の先端にキスをすると、
ずっぶ、ずぶぶぶぶぶぶ……♡
ゆっくりと捕食し始めた。
「ん゛ぐぅぅぅぅ……ッ」
やわ、らかぁぁぁぁ……。
思わず恍惚してしまうほど柔らかく蕩けた尻尾オナホ。
母乳を嚥下するのを忘れてしまうほど甘美な感触。
すぐに全身に鳥肌が立った。快感に腰が浮き、下肢が震える。
「あッ……んっく……あ、ぁぁぁ」
ソフトオナホよりもソフトな感触。それでいて時折肉棒を甘く引っ掻いてくるヒダのコントラストが堪らない。
前立腺が疼き、じりじりと火照る尿道口から熱が溢れた。
「ふふ、少しお漏らししちゃったみたいですね♡ 精子の味がしましたよ♡」
勢いはなく、とぷとぷ……とお漏し射精させられた。
「ん゛ッ、んんッ……お゛ッ」
指では届くことはなかった最奥。そこには唇のような柔らかさと張りがあり、亀頭に吸い付いてくる。
射精後の敏感部位に強烈な刺激。跳ね狂う肉棒を肉厚たっぷりのとろふわオナホ尻尾が受け止める。
艶めかしくしゃぶられ、身体を捩って悶えた。無駄だとわかっていても、少しでも快楽を薄めようと動いてしまう。
「はーい♡ たくさん飲んでおちん○んもっと元気にしようねぇ♡」
淫香纏う重量級の柔乳で顔を押さえつけられ、口内には乳輪と乳首を詰め込まれているため、頭だけが快楽を弱められない。
くし刺しにされたように授乳の体勢から逃げられない。柔肉に固定され、飲んだ飲まない関係なく母乳を注がれる。
濃厚で甘ったるい、とろみのついた乳魔の母乳を。
「ご、ごく……んぐッ、ごくごく……ッ」
搾精されながらの授乳。2重の快楽で責められ、頭がおかしくなる。
差し出された強力な刺激で死なないようにひたすら飲み続けるしかない。
「おっぱい揉みしだきも再開しましょうか♡」
手指は尻尾オナホに犯された余韻でヒクついたままである。
そんなことなどお構いなしに、乳魔は僕の手の甲に自身の手のひらを重ねると、
む、にゅぎゅぅぅぅぅぅ……♡
再び豊満な乳肉へと誘った。
柔らかさの暴力。ほとばしる乳感。
未だ快楽が抜け切らずにいる手指に対して惨い追い打ち。
「ッぐぐぐ……ぁぁぁぁッ‼」
電流が走ったかのようにビクリと手が跳ね、指が伸びる。睾丸が収縮し、尿道壁を押し広げて勢いよく腰が浮いた。
どびゅッ、ぶびゅッ‼ びゅるッ、びゅぐッ、どぷ……ぶびゅっびゅうぅぅぅッ‼
オナホ内に大量の精を撒き散らした。
腰が抜けるほど強烈な射精感に視界が揺らぐ。耳鳴りがする。射精のし過ぎで倦怠感が酷い。
味わったことのない刺激との邂逅とそれによる連続射精地獄により、脳神経の何本かは快楽で焼き切れているだろう。
「ぎゅぅぅぅぅ……♡ って、おっぱい揉むの気持ちいいですよね♡ じゃあ、尻尾も……ぎゅうぅぅぅぅぅぅ♡」
ゆっくりと射精感に浸らせてくれない。
乳魔は絶頂したばかりの肉棒を咥えたまま、尻尾オナホを絞った。
同時に内部構造も捻られ、柔ヒダが肉棒に甘く牙を剥く。
どびゅぶッ‼ ぶびゅッ……どびゅびゅッ、びゅるぅッ‼
「あ゛あ゛あ゛ッ……んごッ……ごく……ん゛ん゛ッ‼」
絡みつく至高の触肉。染み出す雌液。火照る体温。
敏感なカリや裏筋も容赦なく責め、男の身体を昂らせる。
射精させるための要因がこれでもかというほど凝集していた。
「あら……♡ まだこの技は終わっていませんよ♡ むしろここからが気持ちいいところです♡」
そう言うと、動きに変化が訪れた。オナホがゆっくりと回り続ける。尻尾の細い部分が捻じり絞られ、より細くなっていく。
「限界まで巻き巻きして……♡」
ぞりゅぞりゅぞりゅ……♡ と、淫靡な肉ヒダで勃起の凝りを甘削りする。
しかし、解れるどころか、むしろ硬さを増す。
焦らすようなゆっくりとした責めに嫌な予感が脳裏に浮かんだ。気づいたところですでに遅かったが。
巻かれた尻尾が元に戻ろうと逆回転へ。
ずぢゅぢゅるるん、ぢゅッ、ぢゅッぢゅぢゅぢゅッ♡
「ん゛ぐッ……ん゛ッ、ごくごく……ん゛ぶッ‼」
蓄積した捻りを一気に解放された。思わず母乳を吐き出す。
回転する尻尾オナホ。内部にびっしりと張り巡らされた柔ヒダが硬くなった肉棒の側面を甘く擦れる。
その勢いは捻じれが解消されても止まることなく、勢いはそのまま今度は反対回りで巻かれた。再び尻尾が細くなっていく。
「捻じった分が元に戻れば、終わると思いましたか? ふふ、甘いですよ♡ 乳魔と甘さ対決するつもりですか♡」
フェラ中に頭を捻り、延々と頬粘膜に擦りつけられているような。
熱く蕩けた肉感で竿を甘く焦がされる。
「私が止めない限り、尻尾は時計回りと反時計回りを繰り返しますよ♡?」
母性交じりに発情した笑みを向けられた。ぞわりと悪寒が走り、背筋が凍った。
艶ヒダ一本一本が肉棒の快楽神経を執拗に撫で上げた。
容易く理性を削がれる。快楽が人間の許容範囲を超えている。
同時に男の弱点を把握した魅惑的なテクニックが加わるためタチが悪い。
身悶えて精を吐くことしかさせてもらえないのだ。
びゅるるッ、びゅぐッ‼ ぶびゅッ、びゅく、びゅるるるッ‼
射精が止まらない。この乳魔に接触した時から肉棒が渇く暇がない。
母乳を飲まされているとはいえ、その成分が精液を作る材料として優れているとはいえ。
取り入れる量と吐き出す量があまりにも差がありすぎた。乳揉みで留まることなく、また枯渇することなく±0になっていた精子の流れが尻尾オナホコキでその均衡が破綻していた。快楽に比例して量が増える射精。このままでは脱水する。
「あぁ……残念♡ 今度は時計回りで尻尾巻き巻き始まっちゃっていますねぇ♡」
尻尾オナホは肉棒を包み込みながら、まるで摩擦がなくなったかのように突っかかることなく回転する。
右回り、左回り、そして、また右回りへ。
射精中であろうが無慈悲に動き続ける。
「もう、止……め……んぐく……ごくごく……」
「確かに……そろそろ休憩を入れないといけません♡ さすがに搾るペースを早くしすぎました♡」
ピタリと回転が止まった。奇しくも限界まで巻かれた状態で。
「散々搾り尽くされてボロボロなのに、乳魔の淫香で無理矢理勃起させられている満身創痍おちん○ん♡ 足りないですよね♡ まだ……シテもらってませんよね……♡ パ・イ・ズ・リ♡」
もう十分だ。硬くなっているのは僕の意思ではない。
しかし、身体が言うことを聞かない。甘やかされすぎていた。だから、乳魔の母性を煽るように、従順に返事をするように。
肉棒が跳ねてしまった。
「あは♡ やっぱり期待していたんじゃないですか♡ 本当に可愛い♡ でも、乳魔にそういう態度を見せちゃダメですよ♡ ブチ犯して、快楽漬けにして……依存させたくなっちゃいますから♡」
冷たく恍惚な笑みが僕の全身に突き刺さる。一瞬で鳥肌が駆け巡った。
「今夜は……帰す気ありませんよ? 明日休みでしょう? 日が昇るまでお世話してあげます♡」