忘れ去られた田(JP) (Pixiv Fanbox)
Content
いつもの遊びをするために出かけた明莉。
今日彼女がやってきたのは、山奥の廃村近くだった。
今では誰も住んでいないこのあたりには、元は小さな田んぼだった地面がいくつかあり、その中にはまだ水源からの水の供給が続いて湿地になっている箇所があった。
「うん、いい感じの泥」
明莉にとってそれはまさにオアシスともいうべきで、泥を手に取って感触を確かめた彼女は、早速湿地に入ろうとした。
その時だった。
「…田を返せ」
「え? きゃあ!!」
なんと突如明莉の背後に、体が泥で出来た人のようなものが現れ、彼女を捕まえ湿地に引きずり込んだ。
しかも彼女を襲った一体だけでなく、足元の湿地からも手が生え、「田を返せ」とうめき声をあげながら明莉を泥の中に沈めようとしている。
「逃げないと! でも…」
明莉は泥人間達から逃れようとする一方で、いつもの悪い癖が出てしまっていた。
泥の感触が彼女に興奮を与え、逃げるという意思を鈍らせていく。
果たして明莉は、どうなってしまうのか…。
==============================================================
日程を変更しまして8月4回目の支援者投稿は、明莉で「沼地×妖怪」になります。
いつもは楽しそうに泥遊びしている明莉ですが、彼女がピンチになるところも見てみたいという方がいたので、今回明莉に妖怪を差し向けてみました。
この妖怪は日本に伝わる『泥田坊』という妖怪がモデルで、昔ゲゲゲの鬼太郎で出ていたのを思い出しながら描いてみましたが、やっぱりこういう泥のモンスターはいいものです。
今後も明莉を始め、うちの子たちと組み合わせてみたいですね。
さてここ最近明莉に活躍してもらいましたが、次はご無沙汰の日向に出てもらおうと思います。
では、また。