チャンピオンである僕が、ライバルのファンであり性格最悪な下っ端女にマゾ堕ちし、人間卒業しちゃう話 (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-08-15 05:15:36
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2026-06
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「そこまでッ! 勝者、チャンピオンッ!」
審判のその声により、勝敗が決する。
それと共に目の前のチャレンジャーは悔しそうな表情を浮かべながら力なく崩れ落ちた。
──ここはコロシアム。
冒険者達が鍛え上げた己の体術、剣技、魔術でぶつかり合う腕試しの場であり、この世界では根強い人気を誇るスポーツのようなものだ。
そして僕は、そんなコロシアムの"剣技部門"にて最年少で…未だ無敗でチャンピオンに上り詰めた男だ。
「ルクナ様っ!」 「大丈夫ですか!?」
チャレンジャーの連れが駆け寄るところを横目に見ながら、僕は剣を鞘に収めコロシアムから退場した。
──今回対戦したルクナという人物は、"剣姫"という異名を持つ有名な冒険者だ。
鮮やかで…それでいて苛烈な剣技を繰り広げる彼女は、その美貌も相まってファンが多い。
そして母数が多ければ多いほど、厄介なファンというものは嫌でも現れてしまう。
「ちょっとあんたッ!さっきの試合はどういうことよ!なにか卑怯な手を使ってルクナ様を陥れたんでしょ!?」
試合後。ルクナの控え室に挨拶に訪れたその途端、先程ルクナに駆け寄っていた連れの一人が物凄い剣幕で詰め寄って来た。
ルクナに対して異常とも言える忠誠心と盲信を抱き、温情により傍に置いて貰っているだけの女だ。
ルクナとは違ってルックスも優れていなければ、剣を握った事すらない。
「サキ。やめなさい」
そしてルクナの連れの女──サキが僕に対して更に覚えの無い言い掛かりや難癖を付けようと口を開いた瞬間、ボソリと呟いただけにも関わらず迫力のある声が室内に響き、遮った。
「悔しいけど、今回は私の完敗よ。技術面でも及ばなかったし、技や動きの癖も全部見切られていた。でも、おかげで様々な事を学べたわ。だからありがとう。そして次こそは絶対勝つ!」
素直に負けを認められる柔軟さ。そして冒険者として確固たる地位と名誉を得ても尚、学ぶ姿勢を取り続ける強さへの貪欲さ。
…なるほど。彼女がこれ程までに強い理由が分かった。
そして剣を握る同士として、敬意を表するに値する。
「望むところです。次も勝利は譲りません」
お互いの健闘を称え合い、再戦の約束を交わす。
そんな様子を面白くなさそうに睨み付けるのはサキだ。
当然だろう。彼女にとって神にも等しいルクナが、どこの馬の骨とも知らぬ男に対して負けを認めているのだから。
──挨拶を済ませた僕は、コロシアムを出て街を散策していた。
僕が生まれ育った場所でもあるこの街は、人類最大級の繁栄地だ。人が多いのはもちろん、空腹を容赦なく刺激する匂いを放つ出店も数多く並んでいる。
コロシアムでの試合後。はたまた冒険者としての仕事の後。僕はこうして街を散策し、美味しいものを腹一杯に食べるのだ。
出店で並ぶ料理と言えば、剣の道を歩む者として、何よりも肉体の健康が大切な冒険者として。いつもならば避けなければならない"不健康"の塊のような料理達だが、いわばチートデイというやつだ。疲れを癒し、英気を養い、再び過酷な日々へと身を投じるのだ。
「──ふーっ…食った食った…」
一通りの暴食を済ませれば、先程までの空腹はなりを潜めて、代わりに夜の帳が降りていた。
出店達は腹を空かせる匂いに加え、少しでも人の目を引こうと煌びやかに輝き出す。
「すっかり遅くなっちゃったな…」
キョロキョロと辺りを見渡しながら呟く。夜の街は、昼間とは打って変わって新たな一面が顔を見せ始めていた。昼間には見られないピンク色の灯り。三大欲求のひとつを満たす魅惑的な看板。
「──お兄さん、寄ってかない? 可愛い子が揃ってるよ♡」
際どい格好の女の子が、谷間を強調するかのように前屈みになりながら誘って来る。
幼子の頃から剣の修行に明け暮れていた僕には、少し刺激の強い光景だった。
「え、ええと…予定があるので…」
「おにーさん、時間ある? サービスしておくよ♡」
「う、ま…間に合ってますっ!」
断っても断っても代わりばんこに声をかけて来る客引きにいつの間にか囲まれていた僕は、思わずその場から走り去ってしまう。
そして人気のない裏路地を見つけ、吸い込まれるように足を踏み入れた。
──賑やかで明るかった通りとは違い、喧騒が遠くに聞こえる。暗く曲がりくねった細道は、まるで別世界へと繋がってるのでは無いかと思ってしまう程だ。
「ふーっ…つい逃げて来ちゃったけど…」
正直に言うのならば、"そういう店"にも興味はある。
だが遊び慣れていない自分には敷居が高いというか…。
「はぁ…帰ろう」
冷静になった僕は短くため息を吐きつつ、踵を返して帰路につく。
部屋を借りている宿はこの近くの筈だ。
なんて思っていると、
『くそ…ッ! 調子に乗りやがって…』
喧騒から離れたからこそ聞こえた、微かな声。
怒りを含んだ声色で誰かを罵っている声だ。
どうやらこの裏路地を進んだ先から聞こえるようだ。
もしかすると、誰かが喧嘩をしているかもしれない。この辺は酒屋も多いから有り得ない話では無い。
僕は当然、喧嘩を止める為に路地裏の先へ急いだ。
──声の元へ辿り着くと、そこには……。
「アイツ…絶対許さない…よくも…」
妬みごとを口にしながら、"何か"を執拗に踏み付けている人の姿があった。
暗闇により全容は見えないが、人数は一人であり、取り敢えず喧嘩ではなさそうで安心した。
にしても、この声どこかで……。
僕は物陰に隠れながらその様子を詳しく観察する。
声からして性別は女性であり、ふらふらと足元が覚束無い様子を見るとだいぶお酒が入っているように見える。
念仏のようにぶつぶつと何かを呟きながら、何度も何度も"何か"を踏み付けている様子を見るに、相当な恨みが溜まっているのだろう。
僕は何故か、その様子から目を離す事が出来ず、結局宿に戻ったのは日付けが変わってからだった。
─────────────────
──翌日。
コロシアムでの試合の後や冒険者としての仕事をこなした後、数日の休暇を取ることに決めている僕は、買い物等を済ませた後、身体が鈍らないようにと剣を振っていた。
一日でも剣を握らない日があれば、自分でもびっくりする程に勝負勘が失われるものだ。
なんて言えば聞こえはいいが、実際は剣を握る以外の暇潰しの方法を知らないだけなのだが。
「ふぅ……」
一通り身体を動かし満足した後、ふと昨日の光景が脳裏に蘇った。
女性が何度も何度も何かを踏み付けている光景。
特に思い出すようなものでも、気にするものでもない光景のはずなのだが……。
──ゴクリ。
あの女の人、今日も居るのだろうか……。
何故かどうしても気になってしまい、結局僕は今日も今日とてあの路地裏へと足を運ぶのだった。
──まだ日が落ち切る前の暮れ紛れ頃。昨日の路地裏に向かう為に賑わう街中を歩いていた時のこと。
「いたっ!」
ドン、と尻餅を着いた男の子の声が聞こえて来た。どうやら誰かとぶつかってしまったようだった。
「チッ…ったく気を付けなさいよ!このガキッ!」
そんな男の子に掛けられたのは謝罪の言葉でも、心配の言葉でもなく……。
「──ッ! あれは確か……」
男の子に手を差し伸べるどころか罵倒の言葉を投げ掛けた者に、僕は見覚えがあった。
なんせその人物は、たった昨日僕に難癖を付けてきたやつだったからだ。
あれはルクナのところの──サキだ。買い物を済ませた直後なのか、紙袋を幾つか携えている。
僕に対してのあの態度はルクナの敗北により頭が血が昇っていたのが理由なのではなく、いつもあんな調子だったのか…と彼女の性格の悪さにため息を吐きつつ、
「大丈夫?」
代わりに僕が男の子に手を差し伸べる。
膝から血が滲んでいる男の子は、今にも泣く寸前といった様子だった。
「よく泣かなかったね、偉い! ほら、目を瞑ってて。直ぐに痛みと一緒に傷も治るからね」
男の子が素直に目を瞑ったことに微笑ましさを覚えつつ、僕は治癒の魔術を患部へとかけてあげる。
するとみるみるうちに傷が塞がっていき、完全に治癒する事が出来た。
「お兄ちゃん、ありがとう!」
「どういたしまして。次からは少しだけ気を付けて歩いてね」
「うんっ!」
お礼を述べ去っていく男の子を背中が見えなくなるまで見送ると、僕は目的地に向けて再び歩を進め始める。
明日にでもルクナの元を訪れて今日の事を報告しよう。
"アレ"を傍に置いておくのは、ルクナの評価を著しく下げる問題へと発展しかねない。彼女は高貴で素晴らしい剣士なのに。
──昨日の裏路地に辿り着くと、そこには誰も居なかった。
やはりあの女の人は夜に来るのか、はたまた昨日偶然訪れただけだったのか。
「取り敢えず色々見てみよう」
そう思い辺りを見回してみると、路地には様々なものが転がっていた。
恐らく人為的に引き裂かれた紙切れや、ぬいぐるみの残骸であろう綿のような物。昨日は夜中だった為、暗闇で気が付かなかったが結構散らかっている。
そして昨日女の人が立っていた地点をみると、そこにはボロボロにほつれ、靴の跡に汚れた大きめのぬいぐるみがうつ伏せに転がっていた。
「可哀想な事をする人もいるもんだ…」
多分あの女の人は、定期的にここに来て様々なものに当たりストレスを発散しているんだ。
「ん……?」
そしてよく見ると、ぬいぐるみの顔の部分には何やら紙が貼られている。
僕はぬいぐるみに近付き、仰向けにひっくり返す。
「え……はっ?」
そこにはなんと、僕の顔の写真が貼られていた。
恐らく試合を告知するポスターを切り取ったやつだ。
つまりあの恨みは僕に向けて…?
そして僕はハッとする。聞き覚えがあったあの声。もしかして昨日ここに居た女の人って……。
──コツ、コツ。
その時、背後から足音が聞こえ、僕は咄嗟に物陰に隠れる。
こんな場所を訪れる人物は、僕を除けば昨日の女の人くらいなものだろう。そして僕の記憶が正しければ、昨日聞いたその女の人の声は──。
サキだ。
「死ねッ!このッ!」
サキは路地裏に着くなりそう叫ぶと、持参して来たであろう僕が写ってるポスターをビリビリに引き裂き、その紙くずを何度も何度も踏み付ける。
「っ……♡」
自分のポスターが逆恨みによって酷い扱いをされているのに……。
あのドン引きしてしまう程に激しい恨みが、全て僕に向けられていたのだと判明したのに……。
僕はその光景から目を離せず、股間を硬く勃起させてしまっていた。
自分にぶつかって転んだ男の子に罵声を浴びせる性格最悪の女に、自分のポスターを踏み躙られている光景に興奮が止まらない…♡
ひたすらに剣の道を歩んで来た僕は、性経験なんて全く無い。にも関わらず、性癖がぐにゃりと曲げられた感覚が身体中を走る。
「ふー…ッ♡」
僕はいつの間にかズボンとパンツを下ろし、路地裏とは言え外で股間を晒してしまっていた。
「こうしてやるッ!この雑魚!お前がチャンピオンな筈ないでしょ勘違い野郎ッ!」
僕に向けた罵詈雑言をポスターの紙くずに言い放ちながら、何度も何度も踏み付ける。
僕はその光景を見ながら、被虐心で身体をゾクゾクと震わし夢中で股間を扱きあげる。
ああ…っ♡容赦なく何度も踏み付けながら罵倒するの強すぎる…♡
あの男の子への態度も…チャンピオンである僕に億さず文句を言えるのも…素敵すぎるよぉ…♡
自分に向けられた不当な八つ当たりを見て、興奮で頭の中を支配されてしまった僕は、性格が悪く…ビジュアルも良い訳じゃない女の事を神格化してしまい、最低な行動全てを肯定し…むしろ美点として捉えてしまう。
だめ…♡これで射精したら完全にマゾ性癖が定着してしまう…♡
そんな危機すら覚えながらも、股間を扱く手は止まってくれない。それどころか、堕ちる事を望むかのように…催促するかのように。扱く手を更に早める。
そして、
「イく…ッ♡」
ビュルルルッ!ビュルルッ!ビュルッ!ビュク…
盛大に…あの性格の悪い女に屈してしまった証である精液を吐き出してしまった。
ドロリと地面を汚す精液の量は、間違いなく人生で一番のものだった。
その後僕は、暫く物陰で余韻に浸ったあと、ふらふらになりながらもこっそりと宿へ逃げ帰った。
───────────────
──コンコン。
「ご、ごめん下さ〜い」
更に翌日。僕はどっしりと構える大きな屋敷の門を叩いていた。
ここはルクナの住居だ。あれ程名を売れた冒険者ならば、こんな大豪邸なんて複数は余裕で立てられる。
昨日、あれから宿に帰った直後に1回。そして寝る前に1回オナニーをした事によって正気に戻れた僕は、予定通りルクナに忠告をしに来たって訳だ。
ギィィィと音を立てて門が開く。
「はーッ…チッ! セールスはお断りですけど?」
そして不機嫌そうな様子で冷たくあしらおうとする声と顔を見て、僕の心臓はドキリと跳ね上がってしまう。
「は?お前…何しに来たわけ?」
訪問者が僕だと分かった途端、更に不機嫌そうになり、攻撃的になるサキ。
その怒声とギロリと鋭い視線に、ゾクゾクと身体を震わせてしまう。
冷静になっていた筈の思考が、被虐願望で埋め尽くされてしまう。
「あ…えと…♡ごめんなさい…♡」
何も悪い事はしてないのに、謝罪の言葉が口から出てしまう。
ある筈もない自分の非を認め、下手に出てしまう。
「ここはあんたみたいな汚い人間が来ていい場所じゃないんだけど? 分かったらさっさと帰りなさいよこのグズ!」
下手に出る僕の様子をみて更に調子に乗ったサキは、容赦ない罵倒を僕に吐き捨てる。
あぁ…♡チャンピオンである僕が、なんの努力もしてない性格の悪い女にコケにされてしまってる…♡
僕は反論する訳でもなければその場を去る訳でもなく、ただただ股間を硬くしながら"理不尽"を受け止める。
「ねえ、聞こえないの? 早く帰れって言ってんの。目障りなのよ!ペッ♡」
「あ…っ♡」
なんの反応も見せない僕にイライラがピークに達したのか、サキは無理やりにでも追い返す為に僕に唾を吐き飛ばして来る。
反応速度に自信のある僕は当然避ける事も容易だったが、微動だにしなかった。
びちゃ、と音を立ててサキが吐いた唾が僕の顔面に命中する。
ドロリと少しずつ下に垂れていくことで、唾液が付着する面積がどんどん広がってゆく。
サキに支配されてゆく…♡
「あっははっ! あんたは顔面に唾吐きかけられるのがお似合いよ! ほら、ありがとうございますは? サキ様の高貴な唾で汚い顔面をデコレーションして頂きありがとうございますって言えよ」
こ、こんなの理不尽すぎる…!顔面に唾吐きかけられて、更にお礼まで強要してくるなんて…♡
やろうと思えば一瞬で殺してしまえる程に実力差があるのに…♡取るに足らない雑魚なのに…♡ルクナの背後に付き纏い、威を借る性格最悪の金魚のフン相手なのに…♡
「さ…サキ様の高貴な唾で…ふーッ♡僕の汚い顔面を綺麗にデコレーションして頂き…ふーッ♡ありがとうございます…♡」
僕は興奮で息を絶え絶えにしながら、容赦なく刺激される被虐心にゾクゾクと身体を震わし、我慢汁で下着を濡らしながら…遂にお礼の言葉を口にしてしまった。
サキの顔が嬉しそうに歪む。
憎い相手が自分の命令通りに動いた事に対しての支配感と、どういびってやろうかと画策している嗜虐的な表情だ。
そして更に僕を辱める為のいい案を思い付いたようで、サキはニヤリと悪い笑みを浮かべながら口を開いた──その時。
「サキ、誰か来ているの?」
ルクナの声がそれを遮った。
「あ、いえ大した事では…! すぐに戻ります!」
先程の僕に対する冷酷な声とは真逆の、媚びるような声でそう答えると、『シッシ』と追い払うジェスチャーを僕に向けながらサキは屋敷の中に戻っていった。
「……っ♡」
まだ物足りない…♡どんな命令を僕にしようとしたのか気になって仕方がない♡
そんな消化不良感を胸に秘めながらも、僕はサキの唾液を拭う事無く自分の宿へと早足で帰ったのだった。
──────────────────
「──はぁ…はぁ…♡サキ様ぁ♡」
サキ様に取られた横暴で嫌悪感丸出しの態度、罵倒の言葉、そして顔面にかけられた唾の感触が頭から離れない。
どれだけ射精しても…被虐願望が湧いて出る。
「サキ様好き…♡強すぎる…♡絶対勝てないっ♡負けたい…♡剣の腕が多少立つだけの雑魚でごめんなさい…♡」
性格の悪いあの女を…強い人間に引っ付いて回る事しか出来ないコバンザメのような女を…自分より遥か格上の存在として身体が認識してしまっている。
サキ様の事を考えただけで、無意識に腰をヘコヘコ動かして無様に媚びてしまう♡
ああ……♡もう我慢出来ない…♡
明日あの路地裏に行って僕の正体を…サキ様に辱められ、理不尽な態度を取られる事に快楽を覚えるマゾだって事を明かそう……♡
「イくッッ!!」
──ドビュルルルッ!!ドビュルル!
サキ様にマゾバレする所を想像した僕は、その後数回は敗北射精を繰り返した。
────────────────
──翌日。
「ふーッ♡ふーッ♡」
息を荒らげながら、僕は路地裏を奥へ奥へと進む。
これから起こる事を想像しただけで、股間は限界まで硬くなり、我慢汁が湧き出てしまう。
時刻は夕方。夜の帳が降りるまでまだ時間がかかるだろうか。
路地裏の奥──サキ様がいつもストレス発散をしている場所に辿り着くとそこには誰も居なかった。
僕は服、ズボン、下着等、身に付けているものを全て脱ぎ生まれたままの姿になると、一枚ずつ丁寧に畳んで地面に重ねて置いた。
そしてその横で正座の姿勢を取り、地面に額を擦り合わせ"土下座"をしながら待機する。
格上の人物に媚びへつらう為のポーズであり、見れば一発でマゾだと知られてしまう、まさに僕に相応しいポーズなのだ。
──ザッザッザ。
来た……この足音は間違いなく…サキ様のものだ…♡
足音が近付く度に、心臓がドキドキと早鐘を鳴らす。
僕がマゾだと知られてしまう…♡期待感と焦燥感で頭が狂いそうだ…♡
そしてとうとう……。
「は……?だ、誰よあんた…」
困惑した声色でサキ様が問い掛ける。
僕は顔を上げ、突如自分だけが知ってるストレス発散の場に現れた、全裸で土下座待機している変質者の正体が僕である事を知らせる。
「サキ様ぁ…♡これまで…サキ様の機嫌を損ねる言動を取ってしまい…誠に申し訳ありませんでした…♡」
マゾの分際で格上であるサキ様の機嫌を損ねた己の非礼を全て認め、誠心誠意詫びる。
例え言い掛かりであろうとも、理不尽なものであろうとも。全てマゾである僕に非があり、サキ様が絶対なのだ…♡
そして僕はもう一度額を地面に擦り付け土下座する。
「……アッハハ! 昨日まさかとは思ったけど、やっぱりお前マゾなのね! あたしに罵倒される度に喜んでたんでしょ?」
「はい…♡チャンピオンである僕に対しても怯むこと無く罵倒して下さるサキ様が素敵すぎて…♡マゾ堕ちしちゃってましたっ♡」
「へ〜え? お前マジで終わってんね。こんなゴミマゾがチャンピオンとか世も末だわ」
「あぁん…♡こんなゴミマゾがチャンピオンしててごめんなさい…♡」
全裸土下座マゾ媚び謝罪をサキ様に見て頂けてる…♡
その世界一無様な事実だけで、射精感が限界まで高まってしまう。
そんな僕の様子を見たサキ様は、見下しながら僕に歩み寄り、土足のまま後頭部を踏み躙ると、
「お前みたいなバカでも一応冒険者なんだし、金はたんまり持ってるんでしょ? なら特別に奴隷としてこき使ってやっても良いけどw」
ゾクゾクッ♡
「あたしに絶対服従。あたしの命令は絶対。お前の全財産はあたしのもの。嬉しいでしょ?wお前が努力して積み上げてきた全てが、あたしに利用されるの」
「嬉しいですぅぅ♡」
「アッハハ!無様ねえwそのマゾ性癖のせいで女一人にすら勝てないなんて。まぁあたしからすれば、勝手にマゾ堕ちしたバカが勝手に服従して、勝手に貢いでくれるんだからラッキーだけどw」
サキ様に見下され、嘲笑されながら頭を踏み躙られる♡
被支配感で頭がおかしくなりそうだ…♡
「あたしのマゾ奴隷として一生を使い潰して欲しいなら、まずは"人間"を卒業しないとねw」
そう言うとサキ様は、丁寧に折り畳まれた僕の衣服と、サキ様が持参していたであろう僕の姿が書かれたポスターを地面に並べ、
「あたしへの忠誠を誓いながら、自分の小便で穢しなさい。そうすれば人間を卒業して最底辺のマゾ奴隷になった事を認めてあげる」
当然ながら僕は着替えなんて持って来ていない。つまりそれをしてしまうと…衣服を身に付ける事すら出来ないのだ。宿は大通りにあり、夜になっても活気は衰えない。
それにポスターとは自分がこれまで磨き上げた剣技、応援してくれるファンの方達の気持ち、そして神聖なる剣闘の場への礼節が込められた大切なものだ。
それを自分で穢すなんて……♡♡
僕は立ち上がると、足を肩幅ほどに広げて腰を落としガニ股のポーズとなる。
サキ様はその様子をニヤニヤと見つめながら、何かを懐から取り出し両手に持つ。
あれは……っ♡水晶玉だ。両手で触れた人物の視覚を使い、手を離すまでに見た光景を映像として記録出来る魔道具…♡
ああ…♡僕の人間卒業する瞬間が映像として残されてしまう…♡ 一生消えない弱みを握られてしまう……♡
サキ様は『早くやれ』とでも言わんばかりに顎で僕に指図する。
「勝手にサキ様にマゾ堕ちしたくそざこチャンピオンで〜す♡ サキ様のマゾ奴隷として僕の人生使い潰して頂く為に、人間を卒業します…♡あぁん♡バカマゾチャンピオンに容赦無いサキ様素敵すぎる……♡見てっ♡努力して得た地位も財産も全部捨てて、つよつよご主人様に完全屈服するところ見てえ♡」
──ジョロロロロ
ああ…♡僕の衣服が、ポスターが…穢れていく…♡
全てを裏切る背徳感…そして取り返しの付かない焦燥感。それらは快楽を膨張させるスパイスにしかならない。
僕はガニ股でヘコヘコと無様に腰を振りながら、最後の最後まで小便を出し切った。
「アハハッ! これでもう絶対にあたしに逆らえないわねえ? ねえ今どんな気持ち?」
「サキ様のマゾ奴隷になれて嬉しいですぅぅ♡ 人間辞める機会を与えて下さりありがとうございます♡♡」
依然、ガニ股で腰をヘコヘコ振りながら媚びる僕を『気持ち悪』と罵ると、サキ様は僕に仰向けに寝転がるよう指示を出す。
僕は当然指示に従った。
「これからマゾ奴隷であるお前に相応しい姿にしてあげるわ♡」
サキ様は両足で僕を挟むようにして立つと、スカートを捲りあげて下着をずらす。
秘部が丸見えの状態となった。そして、
──ジョロロロロッ♡
僕の頭、顔、胸部、腹部、股間、足に至るまで、満遍なく小便をかけてゆく。
サキ様の小便で全身染め上げられてる…♡
その事実だけで射精感が込み上げ、暴発寸前まで追い込まれてしまった。
そしてサキ様は僕に起き上がるよう命令すると、頭に紙袋を被せ、
「このまま散歩に行くわよ」
嗜虐感溢れる声色で言い放った。
心許ない紙袋で顔は隠れてるものの……全裸で、尚且つサキ様の小便を全身にかけられた状態で街中に繰り出すなんて……♡
抵抗しようにも、先程"弱み"を握られた為出来ない…♡
「一応言っておくけど、万が一射精したら紙袋取るから♡」
そう言うと、サキ様は路地裏の出口へと向かい歩き出した。
──『うわ、なんだアイツ…』『キャー!変態よ!』
紙袋を被っている為周りの様子は見えないが、口々に罵る声が僕の鼓膜を刺激する。
「ふーッ♡ふーッ♡」
痛いほど勃起しており、注がれているであろう視線を想像しただけで射精しそうだ。
紙袋の隙間から辛うじて見えるサキ様の足が止まる。
そして振り向くと僕に囁いてくる。
「今ここでオナニーしなさい♡イッたらもちろん紙袋を取るけど…好きな時に止めて良いわ♡」
僕はこの言葉を聞き、まるで水を与えられた魚のように股間を扱き始める。
サキ様の小便と我慢汁で、ぐちゃぬちゃと卑猥な音が辺りへ響く。
『うわ…とうとうおっぱじめやがった…』『ほんとサイテー。きもちわる…』
チャンピオンである僕の顔を知らない人なんて存在しないだろう。
だからこそ、街に現れた変態が…心底軽蔑する気持ち悪い変質者が僕だとバレた時……全てが終わってしまう♡
止めなきゃいけないのに…♡股間を扱く手が止まってくれない…♡
サキ様の手が、僕の頭に…紙袋にかけられる。
それはまるで、死刑執行のスイッチを目の前に見せびらかされているような感覚だった。
バレる…♡終わる…♡バレたい…♡見られたい…♡
そんな破滅願望が脳内を支配する♡
「サキ様の手でぇ♡殺してぇ♡惨めなバカマゾの人生終わらせてぇ♡♡」
紙袋がどんどん引き上げられていく。
首元、顎、口元──。
──ペッ♡
口元に生暖かい液体が吐きかけられる。
そして、
「死ね。死ね。死ね。死ね。死ね」
「ダメぇぇぇ♡♡」
「死ね。死ね。死ね。早く死ねよバカマゾ♡」
その命令がトリガーとなり、
──ドビュルルルルルルッッ!ドビュルルルルルッ!ビュルルルッ!
僕は人生一の射精をしてしまったのだった……。