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『苦手克服! 一週間の集中コース!』


そんなスイミングスクールのチラシを手に、僕は深く悩んでいた。


きっかけは、学校の水泳の授業で犯してしまった失態だ。

クロールと平泳ぎなら、ちゃんと泳ぐことができる。

だが、背泳ぎだけはどうしても苦手意識が強く、うまく泳げずにいた。

そして先日、その苦手意識とちょっとしたパニックから、授業中に盛大に溺れかけてしまったのだ。

それ以来、背泳ぎという種目そのものへの恐怖心がつきまとい、まったく泳げなくなってしまった。


母親に相談してみると、二つ返事で受講の許可をもらえた。

「善は急げ」と、その日のうちにスクールへ連絡を入れてアポを取り、さっそく詳しい説明を受けに行くことになったのだ。


母親と一緒に向かったスイミングスクールで、僕たちは小さな個室へと通された。

しばらく緊張しながら待っていると、スクールのジャージに身を包んだ女性が入ってきた。


「こんにちは。本日担当させていただきます、水野です。よろしくお願いしますね。」


そう言って微笑んだのは、セミロングの黒髪をなびかせた、とてもきれいなお姉さんだった。


「こんにちは、小林です。」


隣で母親が挨拶を返す。

それから、現在の僕の状況についての話し合いが始まった。

クロールや平泳ぎは問題なく泳げること。

だが背泳ぎだけはどうしても苦手で、ついに泳げなくなってしまったこと――。


「なるほど。もともと泳げていた背泳ぎが、トラウマで泳げなくなってしまったのね。」


一通り話を聞き終えると、水野さんは僕の目をじっと、真っ直ぐに見つめながら言った。


「陸くん、安心して。私が絶対、また泳げるようにしてあげるからね。」


吸い込まれるような澄んだ瞳と優しい笑顔に、僕はドキッと胸を打たれ、「……よろしくお願いします」と小さな声で返事をするのが精一杯だった。


説明を終えての帰り道、母親がニヤニヤしながら話しかけてきた。


「とってもきれいな先生だったわねー。陸、頑張りなさいよ?」


「……うるさいなぁ。」


素っ気なく返したけれど、心の中では、このコースに通わせてくれた母親に深く感謝していた。

ーーー

当日のレッスンは、朝一番からだった。

本来は昼からの受講なのだが、初回のみマンツーマンで指導してもらえるらしい。

眠い目を擦りながら、営業開始前の静かなスイミングスクールに到着した。

入り口では、すでにジャージ姿の水野先生が待っていてくれた。


「おはよう。体調は大丈夫? ちゃんと寝れた?」

「はい、昨日は早く寝ました。」


夏休みが始まったばかりで良かったと思う。

まだ生活リズムが学校に通っていた頃の朝型のままだったのが功を奏したみたいだ。

あと一週間もすれば、完全に堕落した夜型生活になっていただろう。


「よかった。さっそく更衣室に案内するね。」


まだ明かりのついていない薄暗い受付の前を通り、更衣室へと移動する。


「本当に営業前なんですね。スタッフの人も誰もいないや。」


「そうね、陸くんはラッキーだったかもね。営業前のマンツーマンはタイミングが合わないとできないからね。」


そうなのか。

誰もいない静かなプールで水野先生と二人きりなんて、なんだかドキドキしてしまう。

先生は男子更衣室の中まで一緒に入ってきて説明してくれた。


「入り口じゃなくて、こっちの扉から出るとプールに行けるからね。私も着替えてくるから、プールで会おうね。」


小さく手を振って、先生は女子更衣室へと消えて行った。

少しだけデートっぽいなとニヤけそうになりつつ、急いで水着に着替えた。

母親が「せっかくだから」と買ってくれたスクールの水着とキャップを身につけ、タオルを持ってプールへと直行する。


まだ先生は来ていなかったので、プールサイドを少し見回してみた。

蒸し暑い空間に、隅々まで掃除の行き届いた綺麗なプール。

奥にはジャグジーまであって、なかなか楽しそうな場所だ。


「陸くん、お待たせ!」


静寂を破る弾んだ声に振り返ると、競泳水着の上から軽めのウインドブレーカーを羽織った水野先生が歩いてくるところだった。

濡れた床を踏みしめる、すらりと伸びた健康的で美しい生脚。

不躾だとは思いつつも、その圧倒的な長脚から目が離せなくなってしまう。

やっぱり僕は、学校の野暮ったいスクール水着よりも、身体にフィットした競泳水着の方が断然好きだ。

……いや、朝から何を不純なことを考えているんだ、僕は。


「まずはストレッチからね。私の真似をしてね。」


先生は羽織っていたパーカーのジッパーを滑らせ、ゆっくりと脱ぎ捨てた。

眼前に露わになる、競泳水着姿の水野先生。

全身のラインが余すことなく強調され、すらりと細いウエストに対して、柔らかそうなバストのふくらみがくっきりと浮き彫りになっていた。

だが、そんな眼福すぎる光景を正面からガン見するわけにもいかない。

僕は必死にストレッチの動作を真似しながら、横目でチラチラと目の保養をさせて貰った。


ストレッチを終え、いよいよ水に入るときが来た。


「陸くんは、背泳ぎ以外なら問題なく泳げるのよね?」


「あ、はい。バタフライは未経験ですけど、クロールと平泳ぎなら泳げます。」


そこに関しては、変な謙遜を抜きにして強い自信があった。

体育の授業でも、クロールと平泳ぎならクラスで一番速い自信がある。

だからこそ、唯一背泳ぎで溺れたという事実が、僕の自尊心を深く傷つけているのだ。


「じゃあ、一回泳いでもらおうかな。クロールで向こうまで行って、平泳ぎで戻ってきてもらえる?」


あとで背泳ぎの情けない姿を見せることになるのだから、ここはかっこいいところを見せておこう。

冷たいプールに飛び込み、壁を強く蹴ってクロールで泳ぎ始めた。

今日の調子はすごく良かった。

気持ちよく反対側の壁を蹴り、すぐさま平泳ぎへと切り替える。

息継ぎのためにパッと水面に顔を上げると、向かい側のプールサイドに立つ水野先生が視界に入った。

小さく手を叩きながら応援してくれている。

俄然やる気が出てきた。先生の美しい足元を目標にして、平泳ぎですいすいと泳いでいく。


バシッと壁にタッチしてゴールを迎えた。


「陸くん、すごいね! クロールも平泳ぎもフォームがすごくきれいだったよ!」


そう言いながら、先生もザブッとプールの中に入ってきた。


「じゃあ、一回背泳ぎを泳いでもらおうかな? 私がしっかりフォローするからね。」


覚悟を決め、仕方なく背泳ぎの体勢に入る。

そして、壁を蹴った。

――だが、身体が浮かび上がることはなく、あっけなく溺れかけたところを先生に抱き抱えられて助け出された。


「クロールと平泳ぎがこれだけ泳げるのに、背泳ぎだけ泳げないのも不思議ね。やっぱり完全に苦手意識ができちゃってるのかな?」


水を飲んでしまって「ゲホッ、ゲホッ」と咳き込んでいる僕の背中を、先生は優しくさすってくれた。

僕の呼吸が落ち着いたのを確認すると、先生はプールからザバーッと上がった。


しずくを垂らしながら水から上がる先生。

競泳水着が食い込んだ、キュッと引き締まったお尻のラインに思わず目を奪われてしまったのは、言うまでもなかった。

ーーー

先生はプールサイドからビート板を持って戻ってきた。


「まずは水に浮かぶ感覚を思い出すところから始めようね。」


ビート板を胸に抱きかかえ、さらに横から先生が両腕で僕の身体を支えてくれる。

これなら絶対に沈むことはない。


「このまま少しずつ歩くから、陸くんはできるだけ身体の力を抜いて、私に身を任せてね。」


大人の女性に抱きかかえられながら水面を移動する感覚は、どこかむず痒くて照れくさい。

天井を仰ごうとするたび、真上にある水野先生の愛らしい素顔が視界に飛び込んできた。

僕の視線に気づいた先生は、目線を合わせて「ふふっ」と優しく微笑みかけてくる。

僕は急に胸が熱くなり、恥ずかしさからサッと視線を泳がせてしまった。

それでも、ビート板の確かな浮力と先生の手厚いサポートのおかげで、あれほど恐怖だった背泳ぎへの嫌な緊張感が徐々にほぐれていくのを感じていた。


だんだんと心にゆとりが生まれ、僕はすっと目蓋を閉じた。 水面が心地よくゆれる感覚。

僕を優しく包み込む先生の腕のぬくもり。

そして――左腕の側面に伝わる、驚くほど柔らかく温かい感触。


……ん? 暖かくて柔らかい感触……?


先生は僕をしっかり支えようとするあまり、僕の左腕に自分の胸をぴったりと押し付けていたのだ。

今までは背泳ぎの恐怖でそれどころではなかったが、心が落ち着いて目を閉じたことで、その甘美な感触をもろに味わってしまった。


(ま、まずい……!?)


心の中で焦りの悲鳴を上げるが、思春期の身体はどこまでも正直だった。

血流が一気に下半身へと集まっていくのがわかる。


(頼むから鎮まってくれ! 今だけは本当にダメだ……!)


必死の祈りも虚しく、競泳水着越しにもはっきりと分かるほど、下半身が熱く硬く主張を始めてしまった。


カッと目を開け、自分の下半身へ視線を落とすが、水着をくっきりと押し上げる肉塊はどう見ても隠し通せるレベルではない。

パニックに陥った僕は、反射的にビート板を手放し、水中でバタバタと暴れ出してしまった。


「陸くん!? 大丈夫、先生がしっかり抱えてるから!」


パニックになった僕を見て焦った先生は、さらに力を込めて僕の身体をぎゅっと胸元へ抱き寄せてくれた。

その結果、さらに強く押し付けられた豊満な胸の感触に、僕の理性は完全に崩壊した。

まるで本当に溺れているかのようにプールで暴れ回る僕を、先生は急いでコースロープの端へと連れて行ってくれた。


壁を掴み、足がプールの底について、ようやく一息つくことができた。


水を飲んでゲホゲホと咳き込む僕の背中を、先生は「大丈夫? 落ち着いて」と何度も優しくさすってくれた。


「陸くん、ごめんね……。ここまで背泳ぎに恐怖心があると思っていなかったわ。もう少し簡単なステップから始めるべきだったね。」


申し訳なさそうに謝ってくる先生を見て、僕は居たたまれない気持ちでいっぱいになった。

先生の指導は何も間違っていない。

ただ、僕が変な気を起こして勝手に暴走しただけなのだ。


「い、いえ……僕が悪いんです。さっきので、背泳ぎ自体の恐怖心はなくなっていました。ただ……」


そこで口をつぐんでしまった。

まさか、「先生のおっぱいに動揺して興奮してしまいました」なんて口が裂けても言えるわけがない。


「ただ……何かあったの?」


心配そうに覗き込んでくる先生の綺麗な瞳。


「……ごめんなさい。」


僕が俯いてそれ以上何も言えずにいると、先生は察したようにそれ以上理由を追及するのをやめてくれた。


「そっか。じゃあさ、もう一度さっきのやってみようか! 今度は歩かないで、その場で浮かぶ練習だけにしよう。」


明るく励ましてくれる先生の笑顔に、ドキッとしてしまう。


だが、僕の下半身は依然として猛り立ったままだった。

ピンチはまだ続いていたのだ。


先生は飛んで行ってしまったビート板を回収し、僕の手へと渡してくれた。


「もう一回ビート板を抱えて、さっきのポーズを取ってみようか。」


先生は優しく両手を広げて待ってくれている。

だが、今の僕にはその申し出に応じることができなかった。

身体を水平に浮かばせれば、水面下に隠れている僕の勃起が浮き彫りになり、先生に完全にバレてしまう。

一生懸命教えてくれている先生の純粋な好意を、こんな不純な理由で踏みにじりたくはなかったのだ。


「どうしたの? やっぱり怖くなっちゃった?」


優しく、けれど心配そうに問いかけてくる。


(仕方ない、覚悟を決めてやるしかないか……!)


悲壮な覚悟を固めたその瞬間、奇跡的に下半身の血液が引いていき、熱が冷めていくのがわかった。

助かった……と心底安堵し、僕はビート板を胸に抱いた。


そして、水野先生の腕の中へと身体を預ける。

今度はさっきと反対の右側から、先生がそっと身体を支えてくれた。


……だが、やっぱり右腕には、先生の柔らかい胸がむにゅりと押し付けられている。


(浮くことだけを考えろ! 右腕の感触は気のせいだ! 何もない!)


必死に自分へ言い聞かせようとすればするほど、右腕の神経が過敏に研ぎ澄まされていく。


そして――。


「あ……」


先生の唇から、小さく吐息のような声が漏れた。


バレてしまった。


小さく、けれどしっかりと自己主張してしまった僕のそれが、先生の視界に入ってしまった。

僕は慌てて先生の手を振り払い、プールの中で立ち上がった。


「ごめんなさい……っ」


顔を真っ赤にして、小さく謝ることしかできなかった。

先生は一瞬戸惑いの表情を浮かべたものの、すぐに気遣うような笑顔を作って話しかけてきた。


「もしかして……さっき溺れそうになったのって、そのせい?」


僕はこくりと頷いた。


「そっか……ごめんね。私がくっつきすぎちゃったからよね。」


先生が申し訳なさそうに頭を下げる。

どうやら先生は、自分の身体が密着しすぎたせいで僕がパニックを起こしたと思っているようだった。


「違うよ! 先生のせいじゃないよ! 僕が……僕が真面目に練習しなかったから……っ」


情けなさと申し訳なさで、目頭が熱くなり、涙が溢れそうになった。

もう、このスイミングスクールは辞めよう。

背泳ぎなんて、一生泳げなくてもいいじゃないか。


先生にこんな迷惑をかけた僕は、消えてしまえばいいんだ――。


下を向いて打ちひしがれる僕の頭を、先生の手がそっと優しく撫でてくれた。


「大丈夫だよ。陸くんくらいの年齢の男の子なら、当たり前のことなんだから。」


その包み込むような優しさに触れ、我慢していた涙がぽろぽろとこぼれ落ちてしまった。


「ほら、泣かないの。男の子でしょ?」


先生は僕の身体をギュッと優しく抱きしめてくれた。

僕の涙は、先生の水着の中にすっと吸い込まれていった。

しばらくして、先生はそっと僕の身体を離してくれた。


「どう? 少し落ち着いた?」


その優しい微笑みに、「……はい!」と返事をした。

だが、相変わらず下半身だけは全く落ち着いていなかった。


「それで……下の方はどう?」


先生が少しだけ頬を染めながら、遠慮がちに聞いてきた。


「すいません……大きくなったままです……」


考えてみれば当たり前だ。

さっきまで先生の胸に顔を押し付けられていたのだから。


「そう……困ったわね。そのままじゃ練習に集中できないよね。」


先生は少しの間思案するように顎に手を当てていたが、やがて僕の目を真っ直ぐに見つめながら言った。


「あのね、陸くん。自分で小さくすることってできるかな?」


その問いかけに、ドキンと心臓が跳ね上がった。


もちろん、やり方は知っている。

ここ数日はバタバタしていてしていなかったが、普段なら自室で毎日のように行っている『アレ』のことだ。

けれど、自分がオナニーをしているなんて先生に知られるのが恥ずかしくてたまらず、僕は咄嗟に首を横に振ってしまった。


「そうなんだ……。もしかして、まだ学校でも性教育とかちゃんと受けてないのかな?」


どうやら先生の中で、僕はまだ何も知らない無垢な少年として処理されたらしい。

本当は授業でも習ったし、友達同士でエッチな知識もたくさん話している。

けれど、今さら「知ってます」と訂正する勇気は出なかった。


「うーん……よし、分かった! じゃあまずは、私が陸くんに正しい性教育をしてあげるね。それから背泳ぎの練習を再開しよう!」


なんだか思わぬ方向へ話が進み始めていた。


けれど、僕の股間のそれは隠しきれない歓喜を上げるように、小さいながらもはち切れんばかりに硬く熱くなっていたのだった。

ーーー

プールの縁に直接座らされた。 目の前にはプールの中に浸かっている先生がいる。

つまり、僕の股間のちょうど目の前に、大好きな先生の顔がある状態だ。


「これからすることは、みんなには内緒だよ?」


先生は悪戯っぽく微笑むと、水着越しに僕のそこをキュッと指先で摘んだ。


「うっ……!」


思わず情けない声が漏れてしまう。


「うわぁ、固いねぇ。元気いっぱいだ。」


先生は感心したように、興味津々の手つきで触り続けている。

初めて女性に、それも美人の先生に触れられているという事実に、頭がどうにかなりそうだった。

身体中の神経がすべて股間に集中していくような感覚に陥り、僕はたまらず腰をよじらせた。


「陸くんは、もう赤ちゃん作れる準備はできているのかな?」


「赤ちゃん」という大人の言葉に、頭が混乱する。

先生との赤ちゃん……そんな妄想が脳裏をよぎる。


「あ、さっきよりも硬くなった。準備はできているみたいだね。……ねぇ、白いの、出したことある?」


当然、何度も出している。

けれど、ここでは何も知らない無知な生徒を装った方が得だと、本能的に察した。


「白いの……って、なんのことですか……?」


「知らないの? 朝起きたとき、パンツがベトベトに汚れていたこととかない?」


夢精のことだろう。

僕の最初の射精は夢精で、そこから自分で調べてオナニーを覚えたのだ。


「ないです……。僕、おかしいですか?」


「そうだね。陸くんくらいの年齢でまだ出ていないのは、少し遅いかもね。」


そりゃそうだよな、と心の中で思いつつ、少しだけ先生を騙している罪悪感が芽生える。

けれど、僕のそこに触れている先生の指の感触が、そんな罪悪感を一瞬で吹き飛ばしてくれた。


「それじゃあ、水着脱いじゃおうか。恥ずかしいと思うけど、ちょっとだけ我慢してね。」


先生が水着のゴムに手をかける。

それに合わせるように、僕はそっと腰を浮かした。

スルッと脚から抜き取られる水着。

そして、開放されたそれはいかにも「待ってました」と言わんばかりに、ビンっと元気よく跳ね上がった。


先生にすべてを見られている恥ずかしさよりも、圧倒的に興奮の方が勝っていた。

好きな人に見られているというだけで、そのまま射精してしまいそうな感覚に襲われる。


「うん、元気いっぱいで、すごくかわいいおちんちんだね。」


なんだか愛おしそうに見つめる先生。

気のせいか、彼女の頬も少し赤らんでいるように見えた。

けれど、きっとプールサイドが暑いせいだろう。

面談の時、お母さんと「今年で20歳になったばかりなんです」と話していたのを覚えている。

大人の女性が、僕みたいな子供のちんちんで興奮するわけがない。


「どうしたの? やっぱり恥ずかしい?」


僕が神妙な顔をしていたからか、先生が顔を覗き込んできた。


「恥ずかしい……です。でも、先生だから我慢できます!」


僕の言葉に、先生はパッと嬉しそうな表情を浮かべた。


「そっか。じゃあ、次のステップに行こうか。えっと、陸くんはまだ皮が剥けていないね。」


そう、僕は包茎だ。

何度かお風呂で剥こうと試みたけれど、どうしても痛くて剥くことができなかった。

おそらく真性包茎というやつなのだろう……。


情けなくて落ち込む僕に、先生はどこまでも優しく声をかけてくれた。


「そっか。まだ剥けない包茎さんなんだね。でも大丈夫。私が手伝ってあげるからね。」


皮を被ったままのそこを、先生の柔らかい指先がそっと摘む。

少しだけ皮を引っ張って下げようとしてくれるが、突っ張ってしまってなかなか下りない。


「陸くん、痛い?」


首を傾げて、優しく微笑む先生。 そんな顔で見つめられたら、男として我慢するしかないじゃないか。


「だ、大丈夫です! 先生に剥いてもらいたいです!」


それは僕の心の底からの叫びだった。

身も心も、すべてを先生に委ねよう。どんな結果になっても後悔なんてしない。


「わかった。ゆっくり下げるからね。……私と一緒に、大人になろうね。」


先生と一緒に、大人に——。

僕の興奮は完全にピークへと達していた。

先端の皮が無理やり押し開かれていく。

そして少しずつ、見たこともない綺麗なピンク色の亀頭が、皮の中から姿を現した。


「陸くん、もうすぐ剥けると思う。一気に行っちゃうね?」


「はい! お願いします!」


僕の返事と同時に、一気に包皮が根元へと引き下ろされた。


ビリッとした軽い痛みが走ったと思ったら、次の瞬間、ツルッとした未体験の感覚が全身を駆け抜けた。


「やった! 剥けたよ陸くん!」


弾んだ先生の声が聞こえる。

けれど、先生に摘まれ、敏感すぎる亀頭が包皮の先端を通り抜けた時の凄まじい刺激に、僕の身体はもう耐えることができなかった。


「あ! あ! 先生、出ちゃいます……っ!」


「えっ!? ちょ、ちょっと待って! プールの中に出されちゃうのはまずいよ……っ!」


焦った先生があたりをキョロキョロと見回すが、プールの中にそれを受け止められるようなものは何一つなかった。


「仕方ない……! ごめんね陸くん!」


腹を括ったような先生の声直後、爆発寸前だった僕のそこが、ぬるりと温かく狭い肉壁に包み込まれた。


驚いて下を見ると、先生は僕のちんちんを、根元まで深く口で咥え込んでいた。

まさか、あの大好きな先生に口で咥えてもらえるなんて——。


剥けたばかりの過敏な亀頭が、ぬるぬるとした温かい舌で容赦なく舐めまわされる。


「……あっ!」


限界だった。

僕は先生の口の中に、一気にすべてをぶちまけてしまった。

数日分の溜め込んだ精液が、ドクドクと勢いよく解き放たれていく。


「んっ……!?」


勢いと量の凄さに驚いたのだろう、先生の目が丸く見開かれた。

けれど、口の中では変わらず、ぬるついた舌が僕のそこを愛おしむように這い回っている。

そして、ぢゅーっと強い力で吸引され、尿道に残っていた最後の一滴まで残さず吸い出されてしまった。


ビクン、ビクンと腰が小さく痙攣し、ようやく激しい快感の余波が落ち着く。


ジュポッと音を立てて、先生の口からぬるりと僕のそれが離された。

先生の唇と僕の先端が、銀色の綺麗な唾液の一本の糸で繋がっている。

それがたまらなく淫らに見えた。

その糸すらも、先生の小さな口の中に吸い上げられて消えていく。


そして——ゴクリと、艶めかしく喉が鳴った。


まさか、先生が僕の出したものを飲み込んだ……?

その光景に、僕の興奮は収まるどころか、さらに深く燃え上がっていた。

ーーー

「これが射精だったんだけど……精液、飲み込んじゃった。せっかくだし、一度出して見せてあげた方がよかったかな?」


「そ、そうですね……っ」


正直なところ、大好きな先生に飲み込んでもらったという途方もない幸福感を考えれば、自分の精液なんて見る必要は一ミリもなかった。

そもそも、一人でオナニーをして何度も見慣れているものだし。


「さてと……。こっちは、まだまだ小さくならないね。やっぱり若いから元気だなぁ。」


「いやいや、先生だって十分に若いじゃないですか。」


僕の言葉に、先生はくすっと愛らしく笑った。


「陸くんから見たら、私なんて完全におばちゃんでしょ?」


「そんなことないです……!」


こんなにも綺麗で魅力的な女性をおばちゃんなんて言えるわけがなかった。


「ふふ、ありがと。それはそれとして、これを小さくしないとプールで泳げないよね。」


そっと自分の下半身に視線を落とすと、先生に皮を剥かれ、さらに口で舐め回されて艶やかに濡れ光る亀頭が、誇らしげに自己主張していた。

それはまるで「まだまだいけるぞ」と雄弁に語っているように見える。


すると、先生はサバッと音を立ててプールから上がり、僕の背後へと回った。


「これからは、陸くんが一人でできるようにならないといけないもんね。」


そう言いながら、背中からぎゅっと抱きしめてきた。

濡れた競泳水着の冷たさと、その奥にある女性特有の柔らかで温かい感触。

それら全てが、僕の無防備な背中に押し付けられる。


「これから、オナニーのやり方を教えてあげるね。」


耳元で吐息混じりに囁かれた。 大好きな先生の口から飛び出した「オナニー」という淫らなワード。

胸の奥で、心臓がうるさいくらいに激しく脈打ち始める。


背後から伸びてきた先生の右手が僕のそこに届き、キュッと優しく包み込んだ。

そして、ゆっくりと上下にストロークを始める。


先生の手は驚くほど柔らかく、温かい。

自分でしごくのとは比べるまでもないほど、次元の違う気持ち良さだった。

時折、過敏な亀頭を指先でキュッと摘んでみたり、裏筋をくすぐるように撫で上げてくる。


「こうするとね、すごく気持ちいいんだよ?」


右の耳から吹き込まれた先生の声が、そのまま左の耳へと抜けていく。

ただただ、背中に伝わる柔らかい感触と、股間へ与えられる甘い刺激だけに脳が溶かされていく。


「ふふ、聞こえてないのかな?」


背中でクスクスと笑う気配がした。

直後、先生の手の動きがぐんとスピードを増す。


「う……うぅっ……!」


快感の波に呑まれ、うめき声しか出せなくなる。

今日初めて剥き出しにされた無防備な亀頭への刺激はあまりにも強烈すぎた。

耐えきれずに逃げようと後ろへ腰を引いても、背後には先生がぴたりと密着していて逃げ場なんてなかった。

ただただ、先生の手によって僕のそこが弄ばれ、翻弄されていく。


「あ……っ、先生……もう、出ちゃいます……っ!」


耳元に、熱い吐息とともに先生の声が重なる。


「いいよ。私に、いっぱい出してね。」


その言葉を合図に、僕の身体は激しい痙攣を起こした。

ビクンビクンと股間が跳ね上がる。

それに合わせて、びゅっ、びゅっと熱い精液が勢いよく噴き出していった。


プールの中に落とさないよう、先生は上手く伸ばした左手でそれを受け止めていく。

先生の手のひらを白く汚しきって、ようやく二回目の射精が終わった。

あまりの気持ち良さに、僕は肩を激しく上下させて息を吐き出すことしかできなかった。


「うわー……二回目なのに、こんなにいっぱいで出たね。」


先生の感心したような声を聞き、その左手に目を向けた。

本当に二回目とは思えないほどの量の精液が、彼女の綺麗な掌を一面汚していた。


「これが精液だよ。さっきはね、これをごっくんって飲んじゃったんだよ?」


あまりにも無邪気に、淫らな事実を語る先生の姿に、なぜか狂おしいほどの興奮がこみ上げてくる。


すると、二回目の射精で一度はしぼみかけたはずの股間が、再び血を集めて立ち上がり始めた。

こんな短時間なのに、もう三度目の射精の準備が整ってしまっている——自分でも恐ろしいほどの性欲だった。


「あらあら……まだ元気みたいだね。」


僕の股間の変化に気づいた先生は、呆れたような、けれどどこか嬉しそうな吐息を漏らした。

ーーー

「……すいません。」


情けなさと恥ずかしさで、僕は謝ることしかできなかった。


「でも、ちょうどいいか! 私が教えたこと、一人でできるかどうか試してみようよ。復習だね!」


先生が急に訳のわからないことを言い出した。

彼女は近くの水道で手についた精液をサッと洗い流すと、僕を立たせた。

そして、プールのスタート台の一段高くなっている場所へと僕を座らせる。


その真下に、先生がちょこんとしゃがみ込んだ。


「じゃあ、一人で出せるかどうか、先生に見せてね?」


「え、えぇ……!?」


本気で困惑してしまった。

つまり、大好きな先生の目と鼻の先でオナニーをしろということだ。

だが、「何も知らない男の子」を装っていた手前、今さら断るのも不自然すぎる。


僕は意を決し、右手で自分のそこをギュッと強く握りしめた。


「あ、陸くん! そんなに強く握っちゃだめだよ。もっと優しくね?」


「あ……はい。」


指示された通り、少し力を抜いて上下に扱き始める。


「そうそう。あまり強い力になれちゃうと、将来SEXする時に射精できなくなっちゃうからね?」


ピクッと、先生の口から飛び出した「SEX」という言葉に身体が過剰反応してしまう。

目の前で膝をつき、僕の股間をじっと見つめている先生。

薄い競泳水着の向こう側を想像せずにはいられない。

もしも、裸の先生の中に僕のこれが入ったら——そんな不純な妄想が脳内を駆け巡る。


「ちょっとちょっと! 早いって! もっと優しくシコシコしないと!」


先生が慌てて声を上げるが、もう僕の手を止めることなんて不可能だった。

爆発的な三度目の絶頂が、すぐそこまで近づいてきている。


「もー……ダメだよ。大事なおちんちんが傷ついちゃうよ?」


僕の視線は、そんな注意を促す先生の「胸元」に釘付けになっていた。

おっぱい……。 先生の、本物のおっぱいが見たい……。


「あ、あの……先生……」


激しく手を動かしながら、意を決して話しかけた。


「ん? どうしたの?」


にっこりと、天使のような笑顔を向けてくる先生。


「あ……えっと、先生のお……」


そこまで言って、言葉が詰まってしまった。

「おっぱいを見せてください」なんて、言えるわけがなかった。

先生に嫌われたくない、軽蔑されたくないという気持ちがブレーキをかける。


だけど、先生は僕の葛藤を見透かしたように、はっきりと言い放った。


「言いたいことがあるなら、はっきりと言いなさい。じゃないと、お願いなんて一生叶わないよ?」


その言葉が、僕の背中を強力に押し込んだ。

もしかして、今お願いしたら見せてくれるかもしれない。

そんな甘い期待を抱きながら口を開いた。


「せ、先生のおっぱいが見たいです……っ!!」


僕の悲痛な叫びに、先生はニコッと可愛らしく笑った。

やった、見せてもらえる——!


そう思った瞬間、先生は両手で顔の前に大きな「×」を作った。


「だめー。そんな簡単に女の子のおっぱいが見られるわけないでしょ? ほら、早くシコシコしちゃいなさい。」


イタズラっぽくニヤニヤと笑う先生。

あんまりな仕打ちに絶望しそうになるが、右手のストロークは激しさを増すばかりだった。

よくよく考えれば、目の前にいる水着姿の先生だけでも十二分すぎるおかずだ。

おっぱいが見られないのは残念けれど、三度目の波はもう限界まで押し寄せていた。


睾丸から熱い塊が駆け上がってくる。

そして、まさに精液が先端から解き放たれようとした、その刹那——。


先生が両肩の水着の紐を、スッと一気に引き下ろした。


ぼろん、と弾け出した豊満で綺麗な乳房。

何が起こったのか、脳の理解が追いつかない。

おっぱいはダメって言ったはずなのに——。


次の瞬間、びゅくっと勢いよく飛び出した白濁の液体が、目の前に広がった先生の美しい素肌と胸元を、盛大に白く染め上げていた。


「きゃっ!? まだこんなに出るの!?」


どうやら直接ぶっかけられるとは予想していなかったらしく、先生は声を上げた。

それでも、僕の射精が完全に終わるまで、彼女はおっぱいを仕舞わずに見せ続けてくれた。


三度目の射精を終え、僕のそこはついにぐったりと沈黙した。


「お疲れ様。一人でするときよりも、見られている方が気持ちよかった?」


「はい! 最高に気持ちよかったです……っ!」


なんだか、胸の仕えが取れたように心が晴れやかだった。

生まれて初めて生で見た大人の女性のおっぱいは、息を呑むほど美しかった。


「そっか、良かった! さて、おちんちんも小さくなったことだし、一回シャワー浴びてから背泳ぎの練習をしよっか。」


……そうだ、僕は背泳ぎの練習をしにプールに来ていたんだった。


先生は僕の手を優しく握ると、そのままシャワールームまで引っ張っていってくれた。

その間も、先生はおっぱいを丸出しにしたままだった。

きっと、精液で汚れたまま水着を戻したくなかったのだろう。


おかげで、彼女が歩くたびにぶるんぶるんと揺れる果実を、僕は横からじっくりと堪能させてもらうことができた。

エピローグ

それから背泳ぎの練習を再開したのだが、これまでの悩みが一体何だったのかと思うくらい、あっけなく泳げるようになった。


最初は先生に身体を支えてもらっていたけれど、すぐに補助なしでも浮いていられるようになった。

背泳ぎ特有の「水に顔をつける恐怖」や「どこへ進むか分からない不安」は、すでに跡形もなく吹き飛んでいた。


「すごい、すごい! まだフォームはブレているけど、ちゃんと泳げているよ!」


バシャバシャと水を跳ね上げる僕を、先生はプールサイドから嬉しそうに見つめていた。

そして、長かった今日の補習授業は、無事に終わりを迎えた。


「うんうん、無事に泳げるようになって良かったね。」


「ありがとうございます! 本当に先生のおかげです。」


僕が深々とお礼を言うと、先生は頭を優しく撫でてくれた。

手のひらのぬくもりが心地いい。


「陸くんが頑張ったからだよ。明日からは他の生徒さんたちとの合同練習になるけど、この調子でフォームを固めていこうね。」


明日からは先生と二人っきりじゃなくなるのは少し残念だったけれど、もっと上手くなって先生に褒めてもらおうと心に決めた。


すると、先生は周囲を気にするように少し声をひそめ、僕の目を見つめて言った。


「それと……今日のことは、絶対にみんなには内緒だからね? 泳ぐために、仕方なく特別に性教育をしてあげただけなんだから。」


「はい、もちろんです。」


まぁ、当然だろう。

もし今日の出来事がスクールにバレたら、先生はクビどころか大変なことになってしまうはずだ。

僕だって、先生にそんな迷惑はかけたくない。


「二人の、秘密ですね。」


そう言って二人で顔を見合わせ、クスクスと笑い合った。


先生のことが、心の底から大好きになってしまった。

けれど、この淡い恋心はたぶんここで終わりなのだろう。

大人の先生が、僕を男として見てくれているわけがない。

これ以上、先生を困らせるわけにはいかなかった。

先生の手と口で気持ちよくなれた、それだけで僕の人生には十分すぎる思い出だ。


少しだけ切ない気持ちを抱えながら着替えを済ませようとした、その時だった。


「あ、そうだ。陸くん、連絡先教えてよ。」


「……え?」


不意を突かれて間抜けな声を出す僕に、先生はスマホを取り出しながら、小悪魔のような笑みを浮かべてみせた。


「性教育って、まだまだこれだけじゃないんだからね? 陸くんに色々教えたいことがたくさんあるし……ふふ、これからが楽しみだね。」


「……えぇ!?」


僕の困惑を置き去りにしたまま、先生は楽しそうに画面を操作していた。


END

ーーー

後書き

すいません、間空いちゃいましたね。

なかなか筆が進みませんでした。

とはいえ、書きおえた今回の作品はなかなか満足しています。


今回は無知を装って先生を騙しているつもりが、実は全て理解されていて掌で転がされていた話ですね。

無知を装うシチュエーション自体は好きです。

あまり見かけない気はしますが。

いや、自分が調べていないだけかな。

うむうむ。



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