限定ショート「続・美容室のヘアモデル -温泉旅行・前編-」(CMNF) (Pixiv Fanbox)
Content
本作は「美容室のヘアモデル」の続編になります。
良ければそちらを先にお楽しみください。
ーーー
あの出来事から時が過ぎ、季節は少しずつ秋めいてきていた。
職場で「少し遅めの夏休みを取ろう」という話が持ち上がっていた。
お店の都合上、たった三日間だけの夏休みではあったけれど、まとまった連休がもらえるのは素直に嬉しかった。
どうやら、店長と奈緒さんは休みを合わせて温泉旅行へ行く計画を立てているらしい。
少し羨ましくもあったけれど、仲の良い二人水入らずの旅行に、新参者でどこか部外者のような私が割り込む隙間なんてあるはずもない。
私はおとなしく静観することにしていた。
すると、お店に顔を出していた奈緒さんが、ふいに私へ声をかけてくれた。
「吉野ちゃんも、もし暇なら一緒に行かない?三人部屋が取れたから、ちょうどもう一人来られるんだよね。」
「行きます!」と食い気味に即答したかった。
けれど、どうしてもいつもの遠慮が出てしまう。
「えっ……私なんかがご一緒してもいいんですか?その、迷惑になりませんか……?」
心底行きたいくせに、こうしてついネガティブになってしまうのが私の悪い癖だ。
すると、脇から店長がやさしく口を挟んできてくれた。
「うちで一緒に働いてくれている大切な仲間なんだから、迷惑とか自分で言っちゃだめだよ。」
「そうそう。遠慮しても、いいことないよ。」
……やっぱり、二人ともすごく優しい。
胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じた。
「……すみません、すごく行きたいです。よろしくお願いします。」
深々と頭を下げる私を見て、二人は顔を見合わせてにっこりと笑ってくれた。
「よし決まり!じゃあこれ、うちの社員旅行ってことにするから。吉野ちゃんの宿代はタダでいいよ。福利厚生の一環ってことでね。」
「そんな、そこまでしてもらうのは……」
さすがに気が引けてしまう。
「お、私も社員ってことにならない?」
「なるわけないでしょ。」
図々しく便乗しようとする奈緒さんのおでこを、店長が呆れ顔で小突いている。
二人のお決まりのようなやり取りを見ながら、本当に温かくて優しい人たちだなと、改めて噛み締めていた。
温泉旅行、楽しみだな。
ーーー
旅行当日の朝。
私たちは一度お店に集合し、そこから車で現地へ向かう予定だった。
私も一応、高校の春休みに運転免許は取得しているものの、完全なペーパーだ。
今回は店長と奈緒さんが交代で運転を担当してくれるという。
もしまた次の旅行があるのなら、その時はせめて運転くらいはできるようになりたい。
中古でもいいから安めの練習用中古車を買おう、と小さな目標ができた。
途中でドライブインに寄り道して買い食いをしたりしながら車を走らせ、お昼前には無事に現地へ到着した。
昼食に名物の手打ち蕎麦を堪能し、周辺を軽く観光してから、陽が傾き始める頃に本日お世話になる温泉旅館へとチェックインした。
「お夕食までまだ十分にお時間がございますので、よろしければお先にお風呂などはいかがですか?」
温和な笑顔の女将さんにそう促され、私たちは荷物を置くとさっそく三人で大浴場へ向かうことになった。
……私の心臓は、今にも口から飛び出しそうなほど激しく打ち打ち鳴らされていた。
なんといっても、大好きな店長と憧れの奈緒さんと、これから文字通りの「裸のお付き合い」をするのだ。
以前、上半身の裸は見せ合ったことがあったけれど、完全に全裸になるのはこれが初めてだ。
これまで何度もスーパー銭湯に誘おうかと画策したものの、結局勇気が出ずに終わっていた。
だから今回、奈緒さんから旅行に誘ってもらえた時は本当に嬉しかったのだ。
言ってみれば、獲物が自ら網の中に飛び込んできてくれたようなものである。
あまりの緊張で完全に挙動不審になっていた私に、奈緒さんが心配そうに声をかけてくれた。
「吉野ちゃん、なんだかすごく緊張してる?体調でも悪いの?」
「あ、いえ!私、家族以外の人とお風呂に入るのが初めてでして……それに、自分の体がすごく貧相だから恥ずかしくて……」
これは決して嘘ではなく、本心だった。
以前のお店で上半身を脱いだのは、あの時の妙なテンションとノリに流されていたからだ。
根っこでは、私は自分の幼い体つきにまったく自信が持てないでいる。
「あはは。女同士なんだから、そんなの全然気にしなくて大丈夫だよ。」
「そうだよ。私だって最近少しお腹まわりが緩んできちゃってるしね。残念ながら今回の旅行までにダイエットは間に合わなかったよ。」
店長もそう言って服の上から自分の小さなお腹のお肉を少しつまんで見せ、場を和ませてくれた。
……やっぱり、どこまでも素敵な二人だ。
けれど、それはそれ、これはこれ。
せっかくの機会なのだから、二人の艶やかな裸身はしっかりとこの目に焼き付けなければならない。
二人は手際よく上着とズボンを脱ぎ捨て、あっという間に下着姿になった。
私も二人を横目で見つつ、不自然に思われないよう慎重に服を脱いでいく。
そして、二人同時にブラジャーのホックが外され、二つの豊かな双丘がぷるんと空気の中に解放された。
店長の柔らかそうでボリュームのある大きなおっぱい。
そして、奈緒さんの形が整った美しい美乳。
久しぶりにお目にかかれたその絶景にテンションが跳ね上がるものの、自分の胸元を見下ろせば、そこにあるのはほぼレーズンが乗っているだけの真っ平らなまな板だ。
思わず小さな溜め息が漏れてしまう。
けれど、落ち込んでいる暇なんてない。
次は、まだ一度も拝んだことのない「ショーツの中身」だ。
店長と奈緒さんは、一体どんなアンダーヘアをしているのだろうか。
幸いにも脱衣所には私たちの他に誰もいなかったため、二人ともタオルで隠すような真似はせず、堂々と服を脱ぎ進めている。
二人をじっくり観察するため、私も先にさっさとパンツを脱ぎ捨てた。
お手入れなど一切したことのない、ふさふさとしたアンダーヘアが露わになる。
処理しようと考えたことはあったものの、やり方が分からず放置していたのだ。
私は何食わぬ顔で前隠しのタオルを手に取り、二人がショーツを下ろす瞬間を正面から堂々と見つめた。
先に見えたのは、店長のアンダーヘアだった。
しっかりと手入れが行き届いており、綺麗な逆三角形に整えられている。
続いて、奈緒さんのショーツが滑り落ちた。
——そこには毛が一本もなく、つるつるとした滑らかな肌が広がっており、中心のワレメの上部分がチラリと覗いていた。
あまりにも刺激的で過激な光景に、本気で鼻血が噴き出しそうになる。
私は意を決して、疑問を装って質問を投げかけてみた。
「あの……お二人ともすごく綺麗に整えられていますよね。私も少しは剃ったりした方がいいんでしょうか……?」
そう言いながら、手に持っていたタオルをわざと軽く捲り上げ、自分の無防備なアンダーヘアを露出させて見せた。
二人の視線が、一斉に私の股間へと向けられる。
……やっぱり、大好きな人たちに自分の恥ずかしい部分を見られているという状況は、たまらなく興奮する。
熱を感じて、股間がじんわりと湿っていくような気さえした。
「そうねぇ、少し形を整えるくらいは手入れしてもいいかもしれないね。」
店長が整えられた自分のアンダーヘアにそっと触れながら答えてくれた。
そして、奈緒さんも微笑みながら口を開く。
「私は脱毛に通ってるからね。もし気になるなら、いいお店紹介するよ?」
そう言いながら、奈緒さんはそう言いながら、説明するように少し足を開き、右手の中指で自分のワレメに触れた。
そのとき、指がわずかに引っかかったのか、閉じていたラインがピラッと開く。
ぴったりと組み合わさっていた秘肉の隙間から、クリトリスの鞘が、一瞬だけ見えてしまった。
「あれ?吉野ちゃん、顔が真っ赤だよ?大丈夫?」
あまりにも衝撃的で鮮烈な絵面に、一気に全身の血が頭へと上ってしまう。
「い、いえっ!大丈夫です!お二人ともお肌も体もすごく綺麗でびっくりしちゃって……羨ましいです。」
これで自分の濁った下心が隠し通せたかどうかは分からない。
けれど、二人は私の反応を見て優しく笑ってくれた。
「吉野ちゃんは、もう少ししっかりご飯を食べた方がいいかもしれないね。」
「よし、明日の予定は食べ歩きにしようか。たくさん美味しいもの食べさせてあげるからね。」
奈緒さんが私の元へ歩み寄り、愛おしそうに頭を撫でてくれた。
本当に優しくて、素敵な人たちだなと改めて実感する。
……まあ、私の視線は、奈緒さんが手を動かすたびにふるふると揺れる彼女のおっぱいに釘付けだったのだけどね。
ーーー
そんなハプニングもありつつ、脱衣所の扉を開けた。
「あ、誰もいない。」
脱衣所を抜けると広い洗い場があり、その奥に露天風呂が広がっていた。
夕食前の中途半端な時間帯だったためか、運良く他のお客さんの姿はない。
「貸し切りだ。運が良かったね。」
店長の言葉に嬉しくなりながら、三人で手早く体を洗い、露天風呂へと浸かった。
男湯との境目には高い竹垣が立てられて目隠しされているけれど、正面は低い柵しかなく、その先には山々の絶景が広がる開放感たっぷりの温泉だった。
最初は湯加減を楽しんだり、柵越しに景色を眺めたりしていたけれど、次第にお湯に浸かりながらの女子トークへと花が咲いた。
日頃の仕事の話、休日のプライベートな過ごし方……。
二人と過ごすその時間が本当に楽しくて、あんなに熱を帯びていた私の下心も、大自然の風と心地よい温泉の中にすっかり溶けて消え去っていた。
……けれど、楽しくて長湯をしすぎたせいか、だんだんと頭がクラクラしてのぼせそうになってしまった。
二人に一言断って湯船から上がり、温泉の縁に腰掛けて風に当たりながら涼むことにした。
しばらくぼーっと風を感じていると、湯船に浸かったままの奈緒さんが話しかけてきた。
「吉野ちゃん、やっぱりちょっと痩せすぎかもね。」
「やっぱりそう思いますか?あばら骨とか浮いちゃってますもんね……」
自分の体を見下ろし、もう少しちゃんとご飯を食べられるよう努力しよう、なんて思っていると、奈緒さんはどこか言葉を濁すように微笑んだ。
「まあ、それもそうなんだけどね……」
私が頭の上に「?」を浮かべて首をかしげていると、奈緒さんは念のために周りに誰もいないことを確認してから、悪戯っぽく口を開いた。
「吉野ちゃん、太ももがすっごく細いからさ。大事なところが湯船に浸かってる私のちょうど目線の高さに、ね?」
その言葉の意味を理解した瞬間、全身の血が吹き出すかと思った。
私は慌てて両手で股間を覆い隠した。
「す、す、すみませんっ!変なところ見せちゃいました……!」
上半身は見せられても、流石にそこはまだ誰にも見せたことがない聖域だ。
「見せたい」という妙な欲求と、「見られたくない」という恥ずかしさが入り混じって、自分でもわけが分からなくなる。
「あはは、うそうそ!冗談だよ。吉野ちゃん、ワレメのところも毛がしっかり生えてたから全然見えなかったよ。」
「奈緒……」
呆れ顔の店長が咎めるように奈緒さんの名前を呼ぶ。
けれど、「毛がしっかり生えていた」と直接指摘されてしまうと、途端に猛烈な恥ずかしさが込み上げてきた。
そっと手をどけて、自分の股間を見下ろしてみる。
やっぱり、ぼさぼさと無造作に生え散らかしている。
さっき見た二人のお手入れされた綺麗な状態と比べると、自分の幼さと無頓着さが急に惨めに見えて仕方がなかった。
「あ、そうだ。吉野ちゃん、ちょっと待っててね。」
何かを思いついた奈緒さんが湯船から上がり、脱衣所へと戻っていった。
そして、小さなポーチを手にしてすぐに戻ってきた。
「はいこれ。私もう使わないから吉野ちゃんにあげるよ。」
渡されたのは、新品の透明な袋に入ったカミソリだった。
「脱毛に通う前に使ってたやつの残りなんだけど、一応新品だから安心して。ちゃんとデリケートゾーン用の安全ガード付きのやつだよ。」
手の中のカミソリをじっくりと見つめる。
……これで、奈緒さんのあのお手入れする前のあそこに……?
温泉で綺麗に流されたはずの下心が、再び静かに首をもたげてくるのが分かった。
「……でも私、どうやって剃ればいいのか全然分からなくて。」
恥ずかしさを押し殺して素直な悩みを口にすると、今度は店長が湯船の縁に腕を乗せて言った。
「そういえば脱衣所でもそんなこと言ってたねぇ。うーん……」
すると、奈緒さんが私の手からすっとカミソリを取り上げた。
「吉野ちゃんさえ良ければ、私と美香で整えてあげようか?一回ここで実践してみれば、次からは自分でも一人でできるようになるでしょ。」
優しく微笑みながら、事も無げにそう提案してくれたのだ。
あまりの申し出に、嬉しさ半分、羞恥心半分で頭がどうにかなりそうだった。
「他のお客さんが来ないうちに、パパッとやっちゃお!」
私の返事を待つまでもなく、奈緒さんは私の手を引いて、洗い場の方へと私を誘導し始めたのだった。
ーーー
風呂椅子に腰掛けた私の目の前に、全裸の店長と奈緒さんがひざまずくようにしゃがみ込んでいる。
夢でも見ているんじゃないかと思えるような、あまりにも非現実的な光景だった。
……もしかしてソープランドって、こういう光景なんだろうか。
頭の片隅でそんなよこしまな妄想が掠めていく。
「それじゃあ、まずは短くハサミでカットしていくから、少し足を開いてもらえるかな?」
奈緒さんの声でハッと我に返った私は、言われるがままに両足をこれでもかと大きく広げて見せた。
「いやいや!そこまで豪快に開かなくても大丈夫だよ。」
呆れ半分、面白がり半分の店長に笑われてしまう。
「でも思いっきり開いてくれた方がやりやすいけどね……んー、それにしても、ここまで開いてもワレメが全く見えないね。」
奈緒さんの細い指先が、私のぼさぼさの陰毛をさわさわと撫で上げる。
その指の感触が、妙に心地良くてぞくぞくした。
恥ずかしさで足を閉じたいはずなのに、身体の奥が痺れたようになって、かえってさらに開いてしまいそうになる。
「あ、あの……き、汚いですよ……」
温泉に入る前に軽くお湯で流してはいたけれど、まだ本格的に石鹸で体を洗ったわけじゃない。
「汚くなんてないよ。吉野ちゃんは本当に自分に対してネガティブだね。ここをキレイに整えて、もう少し自信持と?」
そう言って、奈緒さんが毛に覆われた私のワレメの上をぽんと優しく叩いた。
——その瞬間、今までに味わったことのないような甘い快感が股間から背筋を駆け抜け、脳腔まで突き抜けた。
視界が一瞬チカチカと白く眩む。
茫然と放心している私をよそに、奈緒さんは私の毛束を指でそっとつまみ上げた。
「じゃあ先に短く切っちゃうね。何か希望の形とかある?」
ハッと正気に戻る。
「あ、いえ!よく分からないので、全部お任せしたいです!」
「ふふ、了解。いつも吉野ちゃんには美容室で髪を切ってもらってるからね。今日はそのお返し。」
奈緒さんはそう言って、持参したポーチから小さなハサミを取り出した。
「これ、私が昔使ってたやつだからごめんねだけど、肌に直接触れるわけじゃないから、これで切っちゃうね。」
……奈緒さんが自分のあそこの毛を切っていたハサミ。
今はもうツルツルになって存在しない、奈緒さんの陰毛をカットしていたそのハサミで、間接的に私のアンダーヘアが切られていく——。
そのハサミも欲しいなと思ってしまった。
奈緒さんは手慣れた手つきで、私のアンダーヘアをテンポ良くカットしていく。
Vラインから、足の付け根のIラインにかけて、チョキチョキと心地よい金属音が響く。
「美香、ほら。ワレメが見えてきたよ。」
奈緒さんの呼びかけに、二人揃って私の股間の奥をじっくりと覗き込んできた。
私もつられて自分の股間を見下ろすと、毛が減ったことで、ぴったりと固く閉ざされた秘肉の扉が露わになっていた。
「吉野ちゃん、こんなに足を大きく開いてるのに、ピッタリ閉じたままだねぇ。」
店長の感心したような言葉に、ドクンと胸が高鳴る。
……これは、少しまずいかもしれない。
「あ、ちょっと開いてきた」
大好きな二人に、誰にも見せたことのない私の最深部を凝視され、閉じているはずのそこが、熱を得てわずかに緩んでしまったのだ。
密着していた二枚の柔らかい唇が、ほんの少しだけ隙間を作ってしまう。
「は、恥ずかしいですよぉ……!」
たまらず慌てて手でそこを覆い隠した。
けれど奈緒さんは、悪戯っぽい笑顔を浮かべながら、私の両手を優しく押しのけた。
「吉野ちゃんもたまに私たちのことをエッチな目で見ているんだから、今回は私たちがじっくり見てあげるわ。」
——ドキン、と心臓が跳ね上がった。
変な下心を持って二人を見ていたことが、バレていた……?
鼓動がうるさいくらいに暴れ出すのと同時に、サーッと全身から血の気が引いていくのを感じた。
「もー、奈緒。うちのかわいい従業員をあんまりからかわないの。ごめんね、吉野ちゃん。」
間に入ってくれた店長が、宥めるように私をフォローしてくれる。
「ごめんごめん!吉野ちゃんが反応かわいすぎて、つい意地悪したくなっちゃうのよね。」
奈緒さんも楽しそうにイタズラっぽく笑いながら謝ってくれた。
「……まぁ、時々じっとりした熱い視線を感じるのは本当だけどね。」
聞き取れるか聞き取れないかくらいの小さな声で、奈緒さんがぽつりと呟いた。
本当に下心がバレているのか、それともただの冗談なのか——。
真意が掴めず生きた心地がしなかった私は、これ以上墓穴を掘らないよう、しばらく大人しくしておこうと固く心に誓ったのだった。
ーーー
「さてさて、これからが本番だね。」
そう言いながら、奈緒さんがパッケージをピッと破り、新品のカミソリを手に取った。
「美香、ちょっと立ってもらえる?」
奈緒さんの言葉に応じ、店長がすっと立ち上がる。
「今日は美香と同じ形に整えるからね。次からは自分の好みに合わせて形を変えてね。」
「いや、私も恥ずかしいんだけど……」
そう苦笑いしつつも、前を隠そうとしない店長。
ずっと拝みたいと願っていた店長の股間が、今や目と鼻の先にある。
さっき脱衣所で遠目に見るよりも間近で観察するそこは、本当に美しい逆三角形に手入れされていた。
残念ながらワレメ自体は陰毛と太ももの影に隠れて見えなかったけれど、それでも私は視線を一ミリも逸らすことができなかった。
「じゃ、吉野ちゃんは石けんを泡立ててヘアに馴染ませてね。」
渡された石けんを受け取り、私はいつもの癖で自前のアンダーヘアを使って泡立て始めた。
「やっぱりそこで泡立てるよね。私も昔、毛があった頃はそこで泡立てて剃ってたよ。」
「え、私はやったことないよ?」
二人の会話を聞いて、急に顔が火照ってきた。
……私ってもしかして、普段の体の洗い方が変なのだろうか。
でも奈緒さんも昔はやってたって言っているし……。
「毛で泡立てて、体洗ってるの?」
「いやいや、下の毛を剃るときだけだよ。体を洗うときは普通にタオルで泡立てるし。」
……私は普段からここで泡立てて全身を洗っていた。
次からは絶対にちゃんとタオルを使おうと、心の中で静かに誓った。
泡がまんべんなく行き渡ったところで、奈緒さんによる剃毛作業がスタートした。
立ち尽くす店長の下半身をチラチラと見比べながら、ショリ、ショリと手際よくアンダーヘアを剃り落としていく。
見る見るうちに、野放しになっていた私の毛が、店長と同じ綺麗な逆三角形の形へと整えられていく。
「本当に手際がいいよねぇ。奈緒、理容師になれば良かったのに。」
「あはは、私が剃れるのは下の毛とワキだけだよ。女の子のそこだけを専門に剃る仕事があるなら喜んでやるけどね。」
そんな冗談を言い合っているうちに、Vラインの処理はあっという間に完了した。
残るは、最大の難所であるIゾーン——ワレメのすぐ両脇だ。
ここは、やはり恥ずかしい。
自分の貧相なおっぱいは見てもらいたいのに、ここはこんなにも隠したくなるのだから不思議なものだ。
「それじゃあ、ここも剃っていくからね。痛かったら遠慮なく言ってね。」
奈緒さんの左手の親指が、私のワレメの表面をスッスッと優しく撫でる。
身体がピクッと反応しそうになるのを、私は奥歯を噛み締めて必死にこらえた。
奈緒さんの表情が少し真剣なものに変わる。
安全ガードのついた刃先が大陰唇の外側にそっと当てられた。
すっと滑るたびに、ショリッ、ショリッと小さな切断音が静かな浴室に響く。
毛が失われていくにつれ、今まで守られていた素肌が直接冷たい空気に晒されていく。
奈緒さんは角度を細かく調整しながら、慎重に、少しずつ剃り進めていく。
私はただ足を大きく開いたまま、その手元をじっと見つめることしかできなかった。
やがて綺麗に剃り終わり、シャワーの温かいお湯で泡を洗い流しながら、奈緒さんがふいに尋ねてきた。
「吉野ちゃんってさ……もしかしてバージン?」
ドキンと胸が跳ねた。
もちろんその通りなのだが、私はそれを少しコンプレックスに思っていた。
今は店長が大好きで、奈緒さんのこともエッチな目で見ている。
けれど女の子だけが好きというわけではなく、男の子にも普通に興味がある。
学生時代には片思いしていた男子もいた。
要するに、私は両刀なのだと思う。
「はい……恥ずかしながら、まだ一度も経験がなくて……」
「別に恥ずかしいことじゃないよ。」
そう言いながら、奈緒さんは何を思ったのか、毛が一瞬で消え去ってツルツルになった私のワレメを、右手の指でクパッと左右に押し開いた。
「な……ッ!?」
あまりの衝撃に声こそ出たものの、金縛りに遭ったように身体が硬直して動かない。
「美香、ちょっと見てよ!すっごくキレイ。ここのモデルになれるレベルだよ!」
店長まで身を乗り出すようにして覗き込んできた。
「本当ね。形も整ってるし……色、鮮やかなピンクだ。」
大好きな二人の顔が、私の一番見られたくない、一番恥ずかしい場所に極限まで近づいている。
剃り立てで、隠す毛すら一切なくなって、私の何もかもが剥き出しで晒されている。
その紛れもない事実だけが、頭の中で大音量で反響した。
胸の奥で、心臓がドクン、ドクンと狂ったように暴れ出す。
二人の熱い視線をダイレクトに受け止めるたびに、開かれたままのそこが、熱を持ってドクドクと脈打ち始めた。
直接指で擦られているわけでもない。
それなのに、子宮の奥の方から、到底抗うことのできない猛烈な快感の波が湧き上がってきた。
(だめ……これ、絶対にだめ……!)
私は慌てて両手で自分の口を固く塞いだ。
次の瞬間、背筋が跳ね上がり、腰がびくんと大きく痙攣した。
一度では収まらない。小さく、細かく、連続した痙攣が腰から太ももへと走り抜ける。
奈緒さんの指によって剥き出しにされたままのワレメが、自分の意志とは完全に無関係に、ひくひくと淫らに収縮を繰り返していた。
——イってしまった。
刺激らしい刺激もされていないのに。
ただ二人にそこを開かれ、じっと見つめられただけで、私は絶頂を迎えてしまったのだ。
流石の奈緒さんも、私の身体の異常な震えに気づいたらしい。
「あっ、ごめんね!恥ずかしかったよね、急に開いちゃったりして!」
慌てて手を離す奈緒さん。
まだ絶頂の余韻で腰がわずかにピクつかしく震えていたけれど、奈緒さんはそれを「あまりの羞恥心で体が固まって怯えている」のだと解釈してくれたようだった。
店長が、奈緒さんの頭をポコッと軽く叩いた。
「さすがにやり過ぎ。吉野ちゃん、ごめんね。」
……三分の一くらいは、一緒に身を乗り出して覗き込んできた店長のせいでもある気がした。
でも、今は何も言えない。
イったことさえバレなければ、それでいい。
ぼうっと痺れた頭で二人の必死な謝罪を聞きながら、私は熱を帯びて微かに震えるそこを、閉じるように太ももをそっとすり合わせた。
(開かれて……見られて……イかされちゃった……)
猛烈な恥ずかしさと、自分でも恐ろしくなるほど明確な快感が、まだ身体の芯に残り続けている。
剃り立ての無防備な肌が冷たい空気に触れるたび、先ほどの絶頂の記憶が、何度も脳裏に鮮明に蘇ってくるのだった。
ーーー
少し落ち着いた頃、身体が湯冷めしかけていた私たちは、再び三人で湯船に浸かった。
奈緒さんは「本当にごめんね!」と何度も平謝りしていたけれど、当の私はお湯の中で、綺麗に整えてもらったばかりのアンダーヘアとツルツルのワレメをそっと手で確かめながら、秘かな喜びを噛み締めていた。
あの憧れの奈緒さんに、大好きな店長とお揃いの形へと整えてもらったのだ。
見られてイかされてしまった恥ずかしさよりも、その事実がどうしても嬉しくて仕方がなかった。
私は湯船の中で奈緒さんの方に向き直り、素直な気持ちを伝えた。
「奈緒さん……綺麗に整えてくださって、本当にありがとうございました。」
その言葉を聞いて、奈緒さんも心底ホッとした表情を浮かべた。
それからしばらくすると、脱衣所の方から賑やかな団体客の声が聞こえてきたため、私たちは入れ替わるように湯船を出ることにした。
かなり長い時間、三人だけで贅沢に貸し切ることができた露天風呂は大満足だった。
脱衣所でタオルを使って体を拭いている時も、ふと自分の股間に目を落とすたび、綺麗に整えられた形を見て思わずニヤニヤと口元が緩んでしまう。
「吉野ちゃん、気に入ったみたいで良かったね。」
店長が優しく微笑みかけながら声をかけてくれた。
すると今度は、奈緒さんが濡れた髪の私に近づき、あやすように優しく頭を撫でてくれた。
「今日のおわびに、今度ヒートカッター買ってあげるね。チクチクしないように短くできるやつ。」
「そんな、私がお礼をしないといけない立場なのに。」
奈緒さんはどうやら、私のことをどこか妹か子供のように可愛がってくれている気がする。
けれど、大好きな二人から注がれるその愛おしむような視線が、今の私にはとても心地良かった。
三人でお揃いの旅館の浴衣を羽織り、部屋へと戻る途中で売店に立ち寄った。
「美香、お酒とおつまみ買っていこうよ!」
「いいねぇ。あ、見て、地酒もあるよ。買っちゃおうか。」
「二人とも……これからご飯ですよ?」
私の小言も虚しく、二人は楽しそうにお酒とおつまみを買い込み、部屋へと戻った。
ちょうどそのタイミングで、温和な女将さんが夕食の膳を部屋まで運んできてくれた。
三人で机を囲んで豪華な料理に舌鼓を打ち、そのまま賑やかな晩酌へと突入した。
店長と奈緒さんの掛け合いを聞きながら過ごすその時間は、本当に夢のように楽しいものだった。
……けれど、私は元々そこまでお酒が得意な方ではない。
料理とお酒で心地よく体が温まるにつれ、急速に強い眠気が押し寄せてきて、私のまぶたはゆっくりと重く沈んでいった。
「あれ?吉野ちゃん、寝ちゃった?」
「ふふ、かなり眠そうだったもんね。お布団に運んであげよっか。」
「うわっ、吉野ちゃん軽っ!私でも『お姫様抱っこ』できちゃったよ!」
「本当に、小さくて子供みたいでかわいい子ね。」
「吉野ちゃん、ゆっくりお休みね。」
二人の優しくて温かい声と、お布団の柔らかい感触がぼんやりと意識の奥に伝わってくる。
「さて!子供は無事に寝かしつけたことだし、大人の二次会を始めますか!」
「さっき売店で買った地酒、開けちゃおうよ。」
「今日はとことん飲み明かそう〜!」
楽しそうな二人の笑い声とグラスの触れ合う音を遠くに聞きながら、旅館の夜は深く、優しく更けていったのだった。
後編へ続く
後書き
そんなわけで、前作のサブキャラだった吉野ちゃんが今作の主役ですね。
無事温泉旅行に同行出来た吉野ちゃん。
もちろん後編も吉野ちゃんが主役です。
後編を書くか、本編用の作品を書くか悩んでいますが、早めに書き上げたいと思います。
うむ。