優しい妻のセーラー服調教:10 (Pixiv Fanbox)
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夜の歓楽街
『もし声を掛けられたら、ちゃんとそういう女の子みたいにしてね?』
その言葉が、頭の中で何度も繰り返される。
心臓の音がより一層大きくなった。
俺は震える声で、かろうじて答えた。
「……実は今日が初めてで……手だけなら……0.5でどうですか……?」
男は少し考えてから、にやりと笑った。
「手だけかぁ……でも君、可愛いからお願いしようかな」
声を出したのに、バレていない。
この1週間、愛に徹底的にボイトレを仕込まれていた成果だ。
高いトーンの女の子声が自然に出るようになっていた。
その時はなぜボイトレをするのか、理由は教えてくれなかったが……。
「じゃあ、あっちの路地裏に行こうか。人来ないし」
男は俺の腕を掴み、路地裏へ連れていこうとする。
(あっ!?えっ!?ちょっと待って!バレて断られると思ってたのに。俺、このまま知らない男のアソコを握らないといけないの!?)
焦って愛の方を見たが、彼女は少し離れた場所でニヤニヤとしながら小さく手を振っている。
「あ、あの……やっぱり……」
「心配しなくても大丈夫だから!」
男は半ば無理やり、俺を路地裏へ連れこんだ。
薄暗い路地は、街灯の光がほとんど届かない。
コンクリートの壁が冷たく、湿った空気が肌にまとわりつく。
「じゃあお願いね」
男がズボンのファスナーを下ろし、股間を露わにした。
太く、すでに半ば硬くなったものが、俺の目の前に突き出される。
絶望が全身を包む。
(……本当に……やらなきゃいけないの……?)
震える右手をゆっくりと伸ばす。
指先が、男のアソコに触れようとした瞬間——
「すいませーん、何してるんですか?その子まだ学生じゃないんですか?」
振り返ると、愛が路地裏の入り口に立っていた。
「警察に通報していいですか?」
愛がスマホをかざしながら、男に声を掛ける。
「い、いや!違う違う!」
男は慌てて股間をしまい、そそくさと逃げていった。
俺は愛が助けてくれたことに嬉しくて、思わず彼女に抱き着いてしまった。
「怖かった……よ……」
愛は俺の背中を優しく撫でながら、甘く囁いた。
「そうだよね、瑠香ちゃんは18歳の女の子だもんね」
その言葉が、身体中にゆっくりと、しかし確かに染み渡っていく。
愛が自ら仕掛けた罠だったはずなのに、俺は彼女の温もりにすがりつき、助けられた安堵と、歪んだ恩義を感じてしまう。
心が、身体が、否応なく彼女へと傾いていく。
このままでは、もう二度と元の自分には戻れない——そんな予感が胸を締め付けた。
◆
愛は俺の手を握り、路地裏から繁華街の明るい通りへ連れ戻した。
「もう少しだけ、外で瑠香ちゃんの姿を見ていたいな」
夜の街を俺たちは手をつないで歩く。
傍から見たら姉妹に見えるのだろうか。
少なくとも夫婦には間違いなく見えない。
通行人の視線が、チラチラと俺に注がれる。
サラリーマン、酔ったグループ、スマホをいじる若い女性——誰もが一瞬、足を止めてこちらを見る気がした。
愛はそんな俺の反応を、楽しそうに横目で観察している。
「瑠香ちゃん、さっきの男の人のアソコに触れそうになって……ドキドキした?」
「……うん……怖かった……」
「ふふ、嘘だね。確かに手は震えてたけど、目は少し興奮してたよ」
愛の指が、俺の掌を優しく撫でる。
その瞬間、強いビル風が通りを吹き抜けた。
「っ……!」
スカートが一気に捲れ上がり、太ももが露わになる。
慌てて両手でスカートを押さえようとする。
「だめ」
愛が素早く俺の手を掴み、下ろさせた。
「自分から短いスカートを穿いてるんだから、多少のパンチラぐらい気にしちゃダメだよ」
「で、でも……!」
言葉を遮るように、もう一度強い風が吹く。
チェックのスカートが大きく翻り、白いTバックのパンツが夜の街で丸見えになった。
細い紐が尻の割れ目に食い込み、ほとんど布面積のない後ろ姿が、通行人の視線に晒される。
(……見られてる……パンツが……お尻が……みんなに……)
顔が一瞬で熱くなり、耳の先まで真っ赤になる。
周囲の視線が、針のように全身を刺す。
愛は俺の手を離さず、優しく、しかし確実に歩き続ける。
「ほら、ちゃんと胸を張って歩いて。女の子らしく、可愛くね」
俺は震える足で必死に歩く。
スカートを抑えられない屈辱と、視線に晒される背徳感が、脳内をピンク色に染め上げる。
(俺……本当に……こんな姿で街を歩かされて……しかもパンツが見えてるのに……興奮してる……かも)
愛は俺の耳元で、甘く囁いた。
「瑠香ちゃん、顔が真っ赤だよ。Tバッグ見られちゃって興奮してるの?」
その言葉に、胸の鼓動が激しくなる。
繁華街を抜け、駅に帰ってきた頃には、俺の足取りはふらついていた。
愛は俺の腰に手を回し、耳元でさらに甘く囁く。
「家に帰ったら……今後の瑠香ちゃんのことを、色々決めよっか?」
その言葉に、背筋がぞくりとする。
愛は駅のホームで俺の頰を両手で包んだ。
「瑠香ちゃん、今日も可愛かったよ。でも……まだまだこれからだね」
愛の唇が、俺の唇に軽く触れる。
しかし、その奥に潜む残酷な期待が、俺をさらに深い淵へ引きずり込んでいく。
(次は……何をさせられるんだろう……)
胸の奥で、羞恥と服従の悦びが、静かに、しかし確実に大きくなっていた。
【11章につづく……】