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卒業、スポブラ

ゆり先輩とのキスを交わし、薬を飲んでからは、私の中の迷いが一切なくなった。

あの日以来、心が驚くほど軽くなった。


ひろみの姿を見て生まれたざわめきは、まるで夢だったかのように消えていた。

私は今、あかりのように積極的に女性化の指導に挑むようになっていた。


朝のヨガも、ボイトレも、メイクレッスンも、すべてを『女の子として』楽しもうと心から思えるようになっていた。


今日は【制服の着こなし方】についての特別レッスンだった。


多目的室に入ると、部屋の中央にたくさんの制服が並べられていた。

セーラー服、ブレザー、チェックや濃紺のスカート、リボン、様々な丈のソックス……。


教師が微笑みながら説明を始める。


「お前たちも順調に女の子として更生していっているからな。いよいよ来月は野外研修だ。外の世界に出ても、ちゃんと女の子らしく振る舞えるように、今日は自分の制服を選ぶんだ」


私は少し緊張しながらも、期待に胸を膨らませた。

あかりが隣で嬉しそうに私の手を握る。


「ゆき、楽しみだね!私、ニーハイとか穿いてみたいな!」


「ふふっ、確かにあかりに似合いそうだね」


最初に私が試したのは、よくある白と紺のセーラー服だった。

スカートは膝上丈で、胸のリボンを大きめに結ぶ。


鏡の前に立つと、胸の膨らみが柔らかく強調され、腰のくびれがはっきり見えた。

私は自分の姿を見て、静かに微笑んだ。


(……可愛い……これが、私……)


次に、ブレザータイプの制服に着替える。

白いシャツを少し緩めに着て、ネクタイを緩く結ぶ。

少しだけギャルっぽい雰囲気。


あかりが隣で飛び跳ねながら喜ぶ。


「ゆき、すごい可愛い!ギャルっぽいのってイメージなかったなぁ!私のはどうかな?」


あかりは清楚な感じでセーラー服を合わせていた。


みんな思い思いに、自分が気に入る制服を嬉しそうに試着している。

着替えるたび、鏡の中の表情が、どんどん女の子に近づいて行く。


◆


制服の試着が一段落した後、教師が私とあかりに声を掛けてきた。


「ゆき、あかり。二人ともホルモンで胸が順調に膨らんできたね。今からブラを選ぼうか。スポブラだけではもう支えきれないでしょ」


私は頰を赤らめながらも、あかりと目を合わせた。

あかりが私の手を握り、目を輝かせている。


「ゆき!私たちも本物のブラがつけられるんだね!」


「うん!嬉しいね!」


別室に入ると、色とりどりのたくさんのブラが、サイズごとに並べられていた。


教師がメジャーを私の胸にそっと当ててサイズを測る。

冷たいメジャーが肌に触れ、成長した胸のふくらみを優しく包み込む。


「ゆきはCカップね。形も綺麗に丸くなってるわ」


私は鏡の前に立ち、教師がいくつか選んだブラの中から、淡いピンクのレースのものを選んだ。

スポブラよりも繊細で柔らかい生地が、膨らんだ胸を優しく包み込む。

肩紐を調整され、ホックを留められた瞬間、胸がふわりと持ち上がった。


(……これが、私の胸……。こんなに大きくなって……)


鏡の中の自分は、胸の谷間が柔らかく強調されている。

ブラのレースが肌に食い込む感触が心地いい。


私は無意識に胸に手を当て、そっと押し上げてみた。

柔らかい感触が指に伝わる。


「ゆきはピンクにしたいんだね!私はこんな感じにしたよ?」


あかりが隣でミントグリーンのブラを着けながら聞いてくる。

彼女の胸もブラによって更に強調され、柔らかく揺れていた。


「すごく可愛いよ、あかり。もう完全に女の子だよ」


私は本気でそう思った。

その様子を見ていた教師が満足げに微笑む。


「二人とも、よく似合ってるね。これからは毎日ブラを着けて、胸を育てていきましょうね」


私たちは二人で、鏡の前で何度もポーズを取った。


◆


夜、お風呂の脱衣所は湯気と甘いシャンプーの香りで満ちていた。


私は体操服を脱ぎながら、今日から着用しているブラジャーを見た。

レースの食い込む感じ、胸を優しく持ち上げる柔らかさ……。

鏡に映る自分の姿に、思わず頰を熱くさせる。


「あら?」


聞き覚えのある声が背後から響いた。

振り向くと、ゆり先輩とみお先輩が立っていた。


ゆり先輩が目を細めて微笑む。


「二人ともスポブラからブラジャーになったの?」


みお先輩が目を輝かせて近づいてくる。


「きゃー!ゆきちゃん可愛い♡もちろんあかりちゃんも!」


私は思わず両手を体の前で軽く重ね、小さくお辞儀をした。


「あ、ありがとうございます……今日から私たちもブラジャーです」


「良かったね。二人とも、おめでとう」


ゆり先輩が優しく微笑む。


「ねぇ、もっとよく見せて」


みお先輩がブラジャー姿の私を眺める。


「もっと大きくなるように、マッサージしてあげるね♡私たちも先輩にマッサージをして貰って、大きくなったんだよ」


柔らかい手のひらが、ブラのカップの上から私の胸をゆっくりと揉み始めた。

指全体で優しく押し包み、円を描くように丁寧に揉みほぐす。


ブラのレースが肌に食い込み、圧迫されるたび、甘い圧迫感が胸の奥まで広がっていく。


「ん……みお先輩……こんなところで……」


私は壁に手をつき、膝を震わせながら耐えた。


みお先輩の指が、胸のふくらみを下から持ち上げるように揉み、形を整えるようにゆっくりと動く。

ブラ越しに伝わる熱と圧が、じんわりと体を火照らせる。


「ゆきちゃんの胸、最近ますます柔らかくなったね……。もっと大きくなるように毎日こうやって育ててあげるね?」


隣ではあかりがゆり先輩に、同じように胸を揉まれていた。

ゆり先輩の手があかりのブラを優しく、しかししっかり揉みしだき、あかりが甘い吐息を漏らしている。


「ん……ゆり先輩……気持ちいい……です……」


私たちが先輩からマッサージされる姿を、他の生徒たちが着替えながら、微笑ましく見ていた。


誰も驚いた様子はない。

むしろ、羨ましそうな目で眺めている子もいる。


みお先輩が私の目を見ながら囁く。


「もっと大きなおっぱいになりますように……」


◆


——そして、あっという間に野外学習の日がやってきた。



【10章にへつづく……】

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