優しい妻のセーラー服調教:11 (Pixiv Fanbox)
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康介
家に帰ると、愛が優しく声を掛けてくれた。
「瑠香ちゃん。今日は頑張ったね」
その言葉に、さっきまでの張りつめた緊張が、少しだけ解けていく。
俺はそのままシャワーを浴びるよう促され、バスルームに入った。
ブレザー、チェックのスカート、白いブラとTバックを足元に落とす。
ウィッグを外した短い髪、平らな胸、男の象徴である股間。
さっきまで街を歩いていた女子高生の姿は、幻のように消えていた。
鏡に映るのはいつもの男の姿だ。
(……これじゃあ愛に喜んでもらえない……のかな?)
熱いシャワーを頭から浴びる。
お湯が肌を叩く音が、頭の中の考えを整理してくれる。
俺はさっきまで自分に起きていたことを振り返った。
見知らぬ男に声を掛けられ、ズボンのファスナーが下ろされ、男の太く硬くなったアソコが目の前に突き出される。
とうとうアソコを触らなければと、右手をゆっくり伸ばした瞬間に、愛に助けられた時の安堵感。
だけど……そこで感じたほんの少しの物足りなさ。
(怖かったはずなのに……なんで……)
シャワーを浴び終え、フリルたっぷりのパジャマに着替える。
愛がシャワーを浴びている間、俺は一人でソファに座り、ぼんやりと天井を見つめていた。
最初は、ただの趣味だった。
家に誰もいない時だけ、こっそり女装を楽しむ。
鏡の前に立ち、セーラー服を着て、自分が別の人間になったような気がする——それだけで満足だった。
それが愛に見つかり、すべてが変わった。
名前を「瑠香」と名付けられ、会社にまで女の子の下着を着けるルールが課された。
駅のトイレでセーラー服に着替えて街を歩くことさえ、受け入れてしまっている。
18歳の女の子として……。
(俺は……どこまで堕ちていくんだろう……)
社会人として、夫として、普通に生きていたはずの俺が、今は妻の命令一つで女子高生の制服を着て、夜の街を歩き、見知らぬ男に声をかけられる立場に立たされている。
怖い。
惨めだ。
逃げ出したい。
なのに、愛に褒められ、女の子として扱われる日常を求めてしまっている自分がいる。
◆
シャワーの音がいつの間にか、ドライヤーの音に変わっていた。
ほどなくして、愛がバスルームから出てきた。
頰が火照り、ほんのり赤く染まっている。
パジャマの隙間から覗く白い肌が、湯気でしっとりと輝いていた。
愛は俺の目を見て、優しく微笑んだ。
「お待たせ。ところで……康介はこれからどうしたい?」
久しぶりに“康介”と呼ばれた。
その響きが、懐かしくもあり、どこか違和感と物足りなさを感じさせる。
まるで、遠い昔の自分を思い出すような、奇妙な感覚だった。
愛はソファに腰を下ろし、俺の隣に寄り添ってくる。
シャンプーの甘い香りが漂う。
「正直に言って?もう、こそこそ家で着るだけじゃ満足できないでしょ?」
俺は視線を落としたまま、小さく頷いた。
「……うん……」
愛の指が、俺の太ももを優しく撫でる。
その感触に肌が敏感に反応する。
「ブラジャーをつけて会社に行くのも、制服女装して街を歩くのも、男の人に声をかけられるのも……最初は怖かったのに、今は楽しんでいるんでしょ?」
その言葉は、自分の胸の内でくすぶっていた思いを、的確に答え合わせする感覚だった。
胸の奥が、じんわりと熱く疼き始める。
愛は俺の耳元に唇を寄せ、誘うように囁いた。
「だったら……もっと本格的に、“康介”を“瑠香ちゃん”として育ててあげようか。女性ホルモンを摂取したり、睾丸摘出や豊胸手術をしたり……」
(女性ホルモン……?手術……?)
想像しただけで、背筋がぞくりとする。
正直にそんな事までは考えていなかった。
さすがに拒否したいのに、言葉が出てこない。
頭の中では拒絶の声が響いているのに、体は愛の言葉に吸い寄せられるように震えていた。
愛は俺の反応を楽しむように、指をさらに上へ滑らせる。
「康介がどうしたいか、ちゃんと教えて?」
俺は口の中に溜まった唾液の飲み込んだ。
「女性ホルモンとか……手術とか……そこまでやると、元に戻れないけれど……やってみたいかも」
自分の口から出た言葉に、思わず驚いた。
俺の心の声に反して、口から言葉が出る。
「愛が喜んでくれるなら……俺は……いや、私はもっと女の子になりたい」
愛の微笑みが、深くなる。
「いい子だね。じゃあ、来週から身体も育てていこうね。“瑠香ちゃん”がどれだけ女の子になれるか……楽しみだよ」
その言葉が、俺の未来をさらにきつく締めあげていく。
胸の奥で羞恥と期待が激しく絡み合い、静かに膨らみ続けていた。
【第12章につづく……】