優しい妻のセーラー服調教:12 【完】 (Pixiv Fanbox)
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1年後の瑠香
朝の日差しがカーテンの隙間から、柔らかく差し込む。
私はベッドの中でゆっくりと目を覚ました。
胸の重みを感じながら上体を起こすと、Dカップまで育った乳房が、ぷるんと優しく揺れた。
睾丸摘出手術から1年が経ち、女性ホルモンの影響で腰は細くくびれ、お尻は女性らしい丸みを帯びて大きくなっていた。
肌は滑らかで、声も手術で高く柔らかく変わり、仕草の一つひとつに自然と女性的なものが染みついている。
「ん……おはよう、瑠香ちゃん」
隣で愛が目を細めて微笑む。
彼女は私の体を引き寄せ、朝の温もりを確かめるように優しく抱きしめた。
そして、頰に優しいキスを落とす。
「今日も一日、頑張ろうね」
その甘い声に、私は小さく頷いた。
睾丸摘出手術を受け、女性ホルモンを毎日摂取し、豊胸手術も終えた今、私の体はもう男性だった頃の面影をほとんど残していない。
鏡に映るのは、細い首筋、柔らかな胸の膨らみ、女性らしいヒップライン。だけど、今はあえて“陰茎”だけは残した状態だ。
私はもう、康介としての人生を諦め、瑠香として生きることを選んでしまっていた。
愛が後ろからそっと抱きついてくる。
「今日も可愛いよ……瑠香ちゃん」
その言葉に、私は静かに目を閉じた。
この1年で、私は確実に、愛の掌の上で深く、深く堕ちていった。
◆
会社では、私は『藤岡 瑠香』として働いている。
レディースのスーツの下には、レースのブラとパンティ。
これは男性の時から着用していたから、当然だ。
Dカップまで育った胸は、スーツの上からでも柔らかな膨らみがわかるようになっていた。
朝食を終え、愛に見送られて家を出る。
「お仕事、頑張ってね。瑠香ちゃん」
通勤電車の中で、隣のサラリーマンがちらりと私の胸元を見る。
手術で大きくなった胸が、スーツのラインを優しく押し上げている。
(見過ぎだよ……私の胸……)
羞恥と、女として見られていることに、胸の奥が熱くなる。
男性ホルモンが作られなくなった体でも、そんな視線だけで少し興奮してしまう。
オフィスに着くと、隣の席の吉川さんが笑顔で声をかけてきた。
「藤岡さん、おはようございます!今日、仕事終わりに時間ないですか?」
「今日は特に予定はないかな」
「良かった! じゃあ買い物付き合ってくれません?新しいファンデが欲しくって、藤岡さんに選んで貰いたいんです」
もう会社でも、私は『元男の女子社員』として自然に受け入れられていた。
誰もが私を女性として扱い、女子トイレを使うのも当たり前になっていた。
仕事終わりに、吉川さんと二人で駅前の百貨店へと向かう。
「藤岡さん、このメーカーのファンデとこっちので悩んでるんですけど、どっちが合うと思います?」
カウンターで試しながら、私は自然にアドバイスをする。
吉川さんは満足して購入し、私も新しいリップグロスを買った。
「同じグループで歳が近い女の子ができて嬉しいです」
吉川さんが笑顔で言った。
その言葉に、胸の奥がじんわりと熱くなる。
1年前は想像もできなかった日常。
今、私は完全に女性として生きている。
◆
「おかえり。思ったよりも早かったね」
帰宅すると、愛が温かい夕食を用意してくれていた。
朝、愛に『同僚の女子社員とコスメを見に行きたい』と伝えると、彼女は嬉しそうに快諾してくれていた。
『仕事帰りに化粧品を見に行くなんて、女の子としては当たり前だよね。気に入るのが見つかるといいね。楽しみにしてるから、帰ってきたら見せてね』
食卓に着き、今日の出来事を報告する。
出勤時に胸元をチラチラ見られたこと。
同僚の女の子と百貨店でリップグロスを選んだこと。
愛は箸を置き、満足そうに微笑んだ。
「瑠香ちゃん、可愛いから男の人の視線もおっぱいにいっちゃうよね」
「女の子として会社に馴染めてるみたいで良かった。グロスもすごく似合ってるよ」
——食事が終わり、愛が真剣な目で私を見つめた。
「ところで……瑠香ちゃんは最終的にどうしたい?子宮形成する?それともこのまま“棒”だけは残したい?棒をクリトリスとして再形成すれば、感度も同じくらいにできるみたいだけど……この間みたいに、棒があったらあったで楽しいよね」
その言葉に、私の体がびくりと反応した。
胸の奥でジレンマが渦を巻く。
睾丸を失ってから性欲が減少すると聞いていたのに、
実際は逆だった。
女性ホルモンの影響で体は敏感になり、以前よりもずっと強い快楽を感じるようになっていた。
愛に胸を揉まれるだけで、頭が真っ白になる。
小さな“棒”を弄られるだけで、すぐに絶頂に達してしまう。
だけど、女の子への憧れは日々強くなっている。
完全に女性の体になり、愛に「女の子」として愛されたい。
でも、男性としての下半身があるからこそ楽しめる、今の状態を完全に失うのも怖い。
私はしばらく黙り、手を震わせながら答えた。
「そうだな……私はこの先……自分の身体は………」
【おしまい】