G.O.E~番外編9-3【魅惑のドラァグクイーン、夜の街に舞う】 (Pixiv Fanbox)
Published:
2022-09-25 13:50:44
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2026-06
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*四日目*
マスターと呼ばれる怪人は、大きなクッションに深く座り込んでいた。彼の背後では魅了された多くの若い男たちが誰かれ構わず乱れあい、一心不乱に精を求める。
マスターの命令…いや、お願いを遂行しているのだ。
「それじゃあ、次は誰にしようかしらねぇ」
大きく開かれた足の間に、窮屈そうに身を寄せ合う二人の男。
蒼汰と涼は他の男たちと同じように全裸で、マスターのいきりたつイチモツを舌で舐めまわしていた。
時折視線を合わせ、どちらからともなく舌を絡ませる。
互いのイチモツを火照ったその体に擦りつけ、悶えるように喘ぎ声を漏らす。
マスターに魅了されてしまった二人の瞳には、その証であるハートマークが浮かんでいる。
洗脳とはまた違い、彼らには確かに意識があり、理性もある。
彼らは望んでこの行為をしているのだ。
「気持ち良いわ二人とも。ありがとうね」
頭を撫でられ、動きを止める二人。
満面の笑みでマスターを見上げ、太ももに頬ずりする。
「俺たち幸せです。マスターに感謝されるなんて」
「あぁ…それだけでイっちゃいそうですぅ…」
蒼汰は自分に向けられた言葉を嚙みしめるように目を閉じ、一方で涼は昇天しそうな勢いの間抜けな顔で、体をがくがくと震わせる。
…どちらのイチモツも極限状態まで勃起し、透明な粘ついた液体が先端から糸を引いて垂れている。
負けず劣らずマスターも興奮をその身に滾らせている。
二人の頭を掴み、自らの息子へと近づける。
「さあ、もうすぐご褒美をあげるわ」
「…ッ! はいぃ///」
言葉の意味に気づき、先ほどよりも激しい勢いで奉仕を再開する二人。
顔がぶつかることなど気にせず、我先にとマスターの極太のイチモツを舐めまわす。
「…あぁ…イくわ…」
「はい…ッ」
目を閉じ天を向くマスター。
次の瞬間には大量の白濁液が蒼汰たちの顔面へとぶちまかれた。
歓喜の吐息を漏らし、抵抗することなくそれを受け止める二人。
ようやく射精が終わるころには、どちらの顔面も白く染まっていた。
「あぁ~良い景色だわ。あなたたちって本当に素敵」
「んあぁ///、あり、ありがとうございますマスター」
「せっかくの顔が台無しね。ほら、お互いの顔を舐めあってお掃除しなさい」
「は、はいぃ///」
命令されると、すぐさま動き出す二人。
まずは蒼汰がじっと止まり、涼が何のためらいもなくその端正な顔に舌を這わせる。
マスターの吐き出した精液を丹念に舐めとり、味わうように舌を口の中で動かす。数分かけて蒼汰の顔の精液をすべて舐めとると、今度は涼の顔を掃除する番だ。
射精直後の特有の感覚に浸りながら、それを見ているマスターは笑みを浮かべ次の行動を考える。
まずは自分が今いる場所を支配するべきだ。
そのために邪魔なモノの排除と、戦力を増やさなければならない。
既に二人のヒーローは手中に収めた。
他の者も同様にしたいと思うのは、当然の思考だ。
「ねえ二人とも」
「はい?」
ようやく涼の顔の精子を舐めとった蒼汰。
二人は惚けた顔でマスターを見る。
「立ち上がってくれる? 今度は私がごちそうをいただく番だわ」
「そんな///、あぁ、本当ですかッ?」
「わ、分かりましたッ」
慌てて立ち上がる二人。
これから起こることを楽しみ綻ぶ口元。興奮を見せつけるように硬くなった男根。
びくびくと揺れ、二人の呼吸はどんどん速くなっていく。
クッションから降り、膝立ちになったマスターはそっと二人の肉棒に触れると、まずは蒼汰のモノを口にくわえた。
「んおぉ…ァ、す、すっごぉ///」
「んんぅ~」
まるでストローでジュースを飲むように口をすぼめ、蒼汰の亀頭を吸うマスター。
涼は羨ましそうな視線を向け、我慢できず自らのイチモツをしごいてしまう。
「そういえば、あなたたちのお仲間の事だけど」
両手で2本のイチモツを弄びながら、彼は本題へと入る。
「あと3人、いるんだっけ?」
「そ、そうです…ッ」
喘ぎ声を挟みながらも、蒼汰が問いかけに答える。
「他には? 例えばヒーロー候補の人がいるとか」
「そんなはな…ッ、しは、聞いてません」
「残ってる中で、一番手ごわいのは誰かしら」
「それは…蓮、だと思います」
目を閉じ快楽を享受している蒼汰に代わり、涼が口を開く。
それでもその目はとろんと垂れ、マスターを愛おしそうに見つめている。
「あぁ確か…蒼汰くんと付き合ってる人? 参謀的な役割だって言ってたわね」
頭がキレる相手というのは、どういう状況であっても手ごわいものだ。準備しておくに越したことはない。
マスターも元は怪人。
力を増幅させる方法は、2つ。
瘴気を吸収するか、エナジーを取り込むか。
幸いなことに、目の前には一般人の何倍も上質なエナジーを持つヒーローがいる。
そのエナジーを取り込めば、力の大幅な強化は間違いないのだ。
何度でも、好きな時に、この二人のイチモツから吸収すればいいのだ。
「じゃあ、その…蓮くんを味方にするために、私も頑張りましょうかねぇ」
蒼汰と涼が腰に手を当て、首筋をそらせる。
喘ぎ声が大きくなり、工場内にこだまする。
二人のイチモツから次々と精液が吐き出され、それを一滴もこぼさずマスターは取り込んでいく。
止まらない射精。
止むことのない嬌声。
蒼汰たちはただ、最愛の人と愛し合っているという認識しかないのだ。
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*五日目*
物静かな路地裏の奥にひっそりとたたずむ廃工場。
マスターはただ待っていた…次の犠牲者を。
両脇に変身した蒼汰と涼を従え、聞こえた足音に胸躍らせる。
自分の対応の顔であることは、蒼汰から写真を見せてもらって確定している。
早く魅了して、仲間にして、色んなことをさせたい…ッ!
良くも悪くも、この男の頭の中は自分の事しかないのだ。
階段から姿を現したのは、蓮だけだった。
しかし、マスターを含めた三人は疑問を抱く。
蓮をここに呼び寄せたのは蒼汰だ。
内容はただ、見せたいものがあると抽象的なものだ。
その言葉だけでここに”変身して”来るはずがないのだ。
そして三人は気づく。
蓮が罠だと気づいている事に。
蒼汰と涼が身構えた瞬間、窓ガラスが割れる音が轟いた。
颯爽と侵入してきた育也と奏多が、三人を囲うように立ちはだかる。
「…どうして、蓮」
「お前の様子がおかしいのはなんとなく分かってた。警戒するのは当然だろ、俺たちはヒーローだぞ」
「……さっすが。頭がキレる子は違うわねぇ」
言いながら、マスターは唇に指を重ねる。
その視線の先には、青いスーツを着た蓮。
「欲しくてほしくて、たまらないわ」
唇に擦りつけた指を蓮へと向ける。
その行動に何かを察したのか、蓮は目の前に氷の壁を作り出した。
一見意味の無いように見える行動にも、怪人にとっては何らかの技である可能性がある。
それは、怪人と戦い続けてきたヒーローだからこそ気づくことのできるもの。
蓮はほぼ直感で氷の壁を作り出し、結果的にそれがマスターの魅了攻撃を防いだのだ。
「あぁッ!! なんて勘の鋭い子なのッ」
「俺が隙を作ります! マスターは待っててください!」
「任せたわよ、蒼汰くん!」
蒼汰が走り出し、同時に剣を振り上げる。
その行為は、この場にいるヒーローなら見慣れた瞬間。
「二人とも下がって!!」
育也の掛け声とともに、振り下ろされた赤い刃は大量の炎を吐き出した。
床を滑るように迫るその炎は三人を包み込むが、ギリギリの所で育也の作り出したバリアが防ぐ。
「やっぱ蒼汰くんが相手だときついよ」
「大丈夫だ。あれだけの炎はバンバン出せるものじゃない。隙は必ずある」
「何かあれば僕が二人を守るよ。安心して出て」
「よしッ」
バリアが解けると同時に走り出す蓮と奏多。
蒼汰を自由にさせないために蓮が動きを封じる。
その間に、奏多が怪人と涼のもとへ走る。
「お前が相手かよ、奏多」
「甘く見んな!!」
「おわッ!?」
涼の足元の床が盛り上がり、彼のバランスが一瞬にして崩れた。
ハンマーをその横っ腹に思い切り叩きつけ、壁際まで吹き飛ばした。
「りょ、涼くん!?」
いつもヒーローを見れば顔をほころばせていたマスターだったが、何故か奏多を見て微妙な表情になる。
何の攻撃もしてこないその様子に違和感を覚えた奏多ではあったが、問答無用で攻撃を畳みかける。
豊満な肉体に何度も打ち付けられるハンマー。
確かに衝撃は伝わっているはず。それは波打つ体が示している。
しかし、怪人は表情を変えず何とか奏多から距離を取ろうとするだけ。
その合間に、投げキッスやウインクをするものの奏多は何一つ変わった様子を見せない。
何が彼の力の発動を抑えているのか。
それは、彼のみぞ知る…。
「やっぱ、高校生ってだけじゃ…私の力は…ッ」
マスターの持つ強力な魅了の力。
身体的な能力もさることながら、彼の代名詞はその能力である。
しかし、唯一の弱点と呼べるその能力には、発動条件があるのだ。
それは彼の好きなタイプの顔の男にしか通じない、ということ。
良くも悪くも、彼だけのパラダイスを作り出すことのできる凶悪な能力だが、タイプでない敵に対しては、単純な戦闘力だけで立ち向かわなければならないのだ。
そのためにも、蒼汰や涼のような戦力となりうる駒を集めなければならない。
奏多は自分を負かすほどの相手ではない。だが事前に写真を見たうえで、タイプではない。それは育也も同じだ。
マスターが好みではないと認識した時点で、彼の能力は二人には通じないことが確定しているのだ。
それに反して蓮はもろ好きな顔だが、最も脅威となる人物だろう。
三人が連携すれば、きっと自分を倒すこともできるはず。
長年の経験がその可能性を示唆するのだ。
しかし蓮は近づいてこない。
遠くから攻撃しようにも、さっきのように防がれてしまうのがオチだろう。
「どうする、どうする…ッ」
今までにないほど、必死に脳みそを働かせる。
「おいッ!」
空間を切り裂く怒号の後、強烈な突風が発生した。
それは奏多をいとも簡単に吹き飛ばし、マスターから離れさせる。
「大丈夫ですかッ!?」
「助かったわ涼くん」
…そうだ。
今までの可能性は、すべて自分一人だった場合の話。
今の私には、この二人がいる。
蓮とマスター。
お互いが、お互いの隙をつくために思考する。
ゴールは決まっている。
蓮を魅了すれば、こちらの勝ちだ。
どうすればそこにたどり着けるか。
自分の姿が視界に入りさえすればいい。
「……うーん」
奏多の相手は涼がしてくれている。
素早く動く涼を、奏多は力を用いながらなんとか捌いている。
攻撃が当たりそうになれば緑のバリアが展開される。
「…そうだ」
思いついた一つの方法。
これなら、いけるかも。
そのためには蒼汰を一度戻さなければ。
マスターの向かう先はひとつ。
赤と青が交わる場所。
「とりゃあッ!!」
その巨体に見合わず天井間近まで飛び上がると、二人の間めがけて蹴りを繰り出す。
床が砕ける音と砂埃が辺りを覆う。
その隙にマスターは蒼汰を連れて距離を取る。
「どうしたんですか、マスター?」
「一つ思いついたことがあるの」
計画を蒼汰に伝え、二人で蓮を見据える。
青いスーツを身にまとうその姿には、一寸の油断もない。
剣先を常にこちらに向け、いつでも攻撃を放てる状態を保っている。
「お願い蒼汰くん」
その一言で、剣を構える蒼汰。
集中が始まると同時に、刃には炎が蓄えられる。
奏多は涼が抑えているから、能力で邪魔されることはないはず。
そしておそらくだが、蒼汰の炎は氷では防げない。
つまり、取るべき方法は一つだけ。
「いくぞッ!!」
蒼汰の力のこもった一声と共に、再び大量の炎が放たれる。
普通これだけの炎を見れば、どんな怪人でも慌てふためくだろうが、蓮はその場に立ち尽くしたまま。
何故なら、彼には信頼できる仲間がいる。
緑のバリアが瞬時に展開され、炎を受け流す。
育也の力も以前より強化されており、蒼汰の炎を浴びてもすぐに破壊されることはなくなった。
半透明な壁の向こうを見つめ、蓮は炎が止む瞬間を待ち続ける。
そして…
炎が、消える。
「……ッ!?」
蓮の視界に映りこんだのは、ウインクをしたマスターの姿。
次の瞬間、彼の心臓はドクンッ! と高鳴ったのだ。
体が一気に火照る。
その熱は特に股間部分で燻り、内に秘めた肉を硬くさせる。
「うあ…ッ」
剣が落ち、甲高い金属音が空しく響きわたる。
蓮がやられたと気づいた育也と奏多だったが、その二人の前に立ちはだかるのは蒼汰と涼だ。
「よかったァ、うまくいって。あのバリア越しなら私の姿が見えると思ったのぉ」
マスターは嬉しそうに手をぱちぱちと叩きながら、軽快なステップで蓮に近づいていく。
しかし蓮は警戒を解いてはいなかった。
そしてマスターもそれに気づく。
「…あなた、まだ理性があるわね?」
「はぁ…お前のッ…攻撃ごときでーー」
「じゃあダメ押しで投げキッスぅ」
ん~っまッ!!
その掛け声とともに行われた行動は、はたから見れば何の変哲もないものだ。
しかし、マスターの魅了の力を浴びた蓮には、その指先から放たれる巨大なハートが認識できた。
それはゆっくりと近づいてくる。
しかし、蓮は動くことができない。
マスターの魅了の力を、持ち前の精神力ではねのけることはできても、その場から動くことまではできなかったのだ。
自分の顔に、でっぷりと膨らんだハートがぶつかる。
蓮の顔を包み込むようにハートは進み続け、そして吸収されていくように消える。
変身が強制解除され、膝をつく蓮。
競パン姿になった蓮を見て、マスターは歓喜の悲鳴をあげる。
「どんな仕様なのそのスーツ!! 私好みだわッ!!」
「蓮くんッ!」
蓮がマスターの手に堕ちてしまった事に気づき、絶望の声を上げる育也と奏多。
反対に蒼汰と涼はマスターのもとへ戻り、また一人自分たちの仲間が増えたことに喜びを素直に表していた。
「これで蓮も俺と同じように、マスターの魅力に気づいたってわけだな」
「当然だろーが」
膝立ちになった蓮のその目に、徐々にハートが浮かび上がる。
だらしなく緩んだ口元からは一筋のよだれ。同じように競パンから飛び出したイチモツからは我慢汁が垂れていた。
「…あぁ…マスターぁ、俺…」
「ようこそ蓮くん、これであなたも私のお仲間よ」
「は、はいぃ///、う、嬉しいです…」
腰を小刻みに動かし、喜びに打ち震える蓮。
今までマスターの力に抗っていた反動からなのか、触れてもいないのにそのイチモツからは既に大量の精液が溢れ出していた。
・
・
・
「んッ…へ…んひぃ///」
股間で疼く熱に我慢できず、思わず声が漏れた。
自分が出している声とは信じられないほどに情けなく、一筋の精液がピューっと吐き出される。
体を支配する熱は股間だけでは飽き足らず、全身へと瞬く間に広がる。
乳首がピンとたち、ジクジクと疼く。
我慢できず指先で弾くと、大きく体が揺れた。
のけぞった視界に映る小汚い天井。
快楽に染まった視界では、すべてがぼやけて見える。
「あぁ……んぁぁ///」
自分の卑猥な声がやけに響く。
窮屈な競パンを膝までずり下げて、解放の衝撃で思わず動きが止まってしまった。
力のこもった吐息。
目の前に立つ蒼汰と涼、そしてマスターは見守るように俺を見下ろしている。
肉棒の奥底で、ぐつぐつと煮えたぎる欲望が、今か今かとその頭を覗かせる。
自分の痴態を、マスターが見てくれている。
そう思っただけで、俺の体の感度は極限まで高まっていく。
呼吸がどんどん速くなり、右手がすぐさま肉棒へと伸びた。
数回擦り、そしてすぐに亀頭を包むように持つ。
掌を押し付けごしごしと動かすと、それはすぐに始まった。
「んあぁぁぁッ/// ぁッ、はぁぁッ!!」
はじけ飛ぶように、手の隙間から透明な液体が周囲へと飛び散る。
手を離せばそれは、揺れる肉棒によってそこかしこへと飛んでいく。
「んんッ///、あ、すごッ///」
「すっごーい…蓮くんて見た目に反してエッチねぇ…」
口元を手で押さえ、まるで珍獣でも見るかのようなマスター。
たまらない…その視線。
マスターが俺を見てくれている。
潮吹きが…止まらない。
床をびちょびちょに濡らし、黒く染めていく。
骨の髄まで沁みる得体のしれない何かが、俺のすべてを出し切ろうとしているような、奇妙な感覚。
しかしそんなことなどすぐに気にならなくなる。
「んんッ///、んぉぉッ」
びくつく体。
もう何度も射精し、ずっと潮を吹いているのに、興奮が冷めることが無い。
……あぁ。
俺は何故ここに。
蒼汰を…。
違う。
マスターを…。
マスターに、奉仕するために、来た…。
そう、俺は……。
視界の端に、緑と黄色の何かが映りこんだような気がしたが
そんな些細な事を気にする余裕はない。
溢れ出る情欲を、俺に出来うる限り、マスターに捧げたい…。
・
・
・
・
「蓮くんが……」
何が起きたのか、はたから見ているだけでは分からなかった。
蓮くんの変身が強制解除され、膝をついたかと思えば突然射精し始めた。
そしてすぐに潮吹きが始まり、その瞳は目の前に立つ太った怪人を…愛おしそうに見つめ始めたんだ。
「このままじゃ」
呟いた俺に、育也くんがそっと触れる。
「このままじゃ勝ち目がない」
「じゃあどうするの?」
「…逃げよう」
「そんなッ。三人は?」
「まだ蒼汰くんと涼くんは動ける状態だ。二人に一斉に来られたら僕たちでも捌けないよ」
「……それは、そうだけど」
「あらあら。何の相談をしているのかしら?」
いつのまにかこちらに近づいてきていたマスター。
側には蒼汰くんと涼くんを従えている。
「あの青色変態ボーイがこちらのお仲間になったわけだけど…。あなたたちも仲間になるっていうなら、痛い目には合わせないわよ」
「お前の仲間になんかなるわけないだろ!!」
「そう、残念ね。じゃあーーッ」
と、動きを見せるマスター。
すかさず育也くんがバリアを展開する。
「ちょ、えッ!?」
そのバリアは俺たちではなく、あの三人を包み込んでいた。
あぁすれば、蒼汰くんは力を使えない。
「こんなの、すぐに壊してやるわよッ」
「行こうッ」
育也くんが俺の腕をつかむ。
「転送ッ!!」
視界がまばゆい光に包まれる。
俺たちは、強烈な白に覆われた。
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マスターがバリアを渾身の一撃で破壊した時には既に、育也と奏多は転送機能でこの場から脱していた。
「…逃げられた。まったく、しょうがないわね」
踵を返して歩き出すマスター。
向かう先は、未だアへ顔で膝立ちの蓮の所だ。
「最初の目標は達成したわけだし」
…これで確保したヒーローは三人。
ここから全員のエナジーを摂取し続ければ、力の増大は間違いない。
魅了された三人は、私に喜んでその体を差し出すのだから。
あぁ…楽しみが抑えられない。
三人の…ガチガチに勃起したイチモツを、この口で味わう瞬間を…。
その巨体を悶えさせ、マスターは叫ぶのだった。
「…あ…もう…ッ、さいっこうじゃないッ!!」