『接触』にどハマりしちゃったキャストリスちゃんといちゃいちゃえっちする話 前編 (Pixiv Fanbox)
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2025-04-08 19:39:43
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2026-06
Content
「……穹さん。今度私との、"検証"に付き合ってはくれませんか。その、お忙しければ、大丈夫なのですが」
「いいけど、検証って?」
「それは────」
───
俺は開拓者の穹。オンパロスでの開拓の旅が始まってからしばらくが経ち、本当に色々あったもののここまで生き延びることが出来た。
黄金裔達の火を追う旅はまだまだ終わらないが……大きな苦難を乗り越えた俺達はひとまず、小休止を迎えることにした。
そんな時ふと、キャストリスに言われたことを思い出す。せっかくの休みだし、彼女に協力してあげよう。
『キャストリス、いる?』
『はい。どうしましたか』
『この前の検証、付き合えるよ。キャストリスは今忙しい?』
『いいえ。私は今からでも大丈夫です。穹さんが良いのなら、そちらのプライベートルトロで会いましょう』
『了解。待ってるよ』
しばらく経って、コンコンと優しくノックする音が聞こえてくる。
「私です。入ってもよろしいですか」
「駄目だ!」
「え……すみません、私は何か勘違いを……」
戸の向こうから聞こえる、困惑するような声。俺はすぐにドアを開けてやり、キャストリスにネタばらしをする。
「嘘だよ。いらっしゃい、キャストリス」
「……ふふ、安心しました。あなたは本当に冗談がお好きですね」
にこ、と毒気の無い顔で笑うキャストリス。
「ところで……丹恒さんやミュリオンが見当たりませんが、彼らはどちらへ?」
「丹恒ならトリビー先生かヒアンシーの所かな。最近はずっと彼女達のところで勉強してる。もうオンパロスの人達よりもここに詳しいんじゃないかな」
俺の言葉で再び、ふふ、と軽く笑いを零すキャストリス。
「そうですか。あの方は本当に勉強熱心ですね。」
「丹恒は本当に頭良いんだよ。論文とかも出してるから。それで、ミュリオンはしばらくあっちに付き添うことになった。俺が遊んでばっかりだから、丹恒といる方が楽しいんだろうな」
「なるほど……丹恒さんも穹さんも、ゆっくり休めているようで良かったです。その……皆様に無理をさせすぎていると感じていましたから。あくまで、私達黄金裔の都合ですのに……」
眉尻が下がり、申し訳なさそうにするキャストリス。
「大丈夫、俺達は開拓者だから。それより、"検証"の話をしよう。」
「はい……ありがとうございます。検証の内容について、確認なのですが……あなたは、私を受け止めても暗澹たる手の影響を受けていないように見えました。」
そう……あれは樹庭で、フレイムスティーラーと初めて対決した時のこと。
奴の攻撃で吹き飛んだキャストリスを、咄嗟に俺は受け止めたんだ。手で、直接。
「普通の方なら、無事では済まないはずです……。なので、あなたはもしかしたら、特別なのではないか、と……」
「それを検証したいってことか。じゃあどうすればいい?ハグしようか?」
冗談めかして手を広げれば、キャストリスは恥ずかしそうに両手を前に出して
「い、いえ……そこまではしていただかなくても……。握手をしてもらえれば結構です。ただ……」
「心配してる?」
「……はい。もし、あなたが特別でなく……何らかの要因で、たまたまあの時だけ効果が無かっただけだとしたら。あなたはこの"検証"で、命を落としてしまうかもしれません……」
なんとも恐ろしい話だ。だが、俺には確信にも近い自信──丹恒が聞けば、荒唐無稽だと一笑に付すだろうけど──がある。
「きっと大丈夫だ。もし死んじゃったら、そのままぎゅっと抱き締めてくれ」
「…………!! や、やっぱり止めておいた方が、いいのかもしれません……。」
ぎゅう、と自らを抱え込むかのように、腕を体に巻き付けるキャストリス。
「そうだね、やっぱり止めとこうか……と、見せかけて──!」
俺は一瞬安堵したような表情になった彼女の手を取り……握手をする。しっかりと、固く、両手で。
「あぁっ……! ダメ、です……!!」
「大丈夫。ほら、何も起こってないでしょ?」
俺達が手と手を触れ合わせてから、数秒が経ったが……特に変化は無い。意識ははっきりしているし、体調も健康そのものだ。
「ほ、本当ですね……。何故なのでしょうか……?」
微かに怯えながらも、目の前の事実に興味を示し始めるキャストリス。
「時間をかけると変化があるかもしれません。もう少しだけ、こうしていてもいいでしょうか……?」
「いいよ」
それからしばしが経った。恐らく数分といったところだろう。だが、それでも俺の身体には全く異常が見られなかった。
「本当に、不思議です……。あなたはやはり、特別、ということなのでしょうか……」
「俺にも、理屈は分からないけど……というか、キャストリスの手、温かいね。」
長時間握手し続けた二人の手は、温度を伝え合い……すっかり同じ温度になっていた。
「ぁ、あっ……す、すみません。もう大丈夫です。その、これ程長く人と接触したのは、初めてだったもので……少々、夢中になってしまいました……」
ぱっ、と手を離すと、名残惜しそうに自らの手をさするキャストリス。
「次はどうする?ハグしてみてもいいけど?」
「い、いえ……今日は、もう充分です。このことを知れただけで、本当に。ただ、その……」
言い淀むキャストリス。
「ただ?」
「これからも、定期的に……あなたと触れ合いたいのです。おかしな事を言っている、自覚はあるのですが……よろしいでしょうか?」
「もちろん!」
快諾すれば、キャストリスは顔を綻ばせ、
「ふふ……ありがとうございます。」
と、嬉しそうに笑った。
───
それからしばらくが経った。
キャストリスはあれから毎日俺の元に来ては、握手をして帰っていくようになった。
それだけでいいのか、と何度か聞きたくなったが、彼女の幸せそうな表情を見て、その言葉は飲み込むことにした。
「…………はい、充分です。本日も、ありがとうございました。……その、穹さん。」
「ん?」
「明日、私と散歩をしませんか。」
唐突な提案だったが、あまり自分から何かを求めることのない彼女からの誘いに、俺は二つ返事で快諾する。
「いいよ。」
「ありがとうございます。……それと、出来れば、なのですが。当日は……手を繋ぎながら、歩きたいのです。いかがでしょうか……?」
「やった、手繋ぎデートだ!」
「で、でーと……!?その……確かに、そのように勘違いされてしまう可能性はありますね……。もし、穹さんがそれを不快に思うのであれば、止めておきましょう……。」
顔を真っ赤にしながら誤魔化すように言うキャストリス。
「勘違いというか、デートじゃないんだ?」
「〜〜〜っ。 あまり、からかわないでください……。ですが……そうですね。明日は……私と、デートをしてくださいませんか。手を、繋いで。」
か細い声で、僅かに俯きながらそう言ってくれる。
「うん、喜んで。」
「……ありがとう、ございます。それでは、また明日。」
───
そして、翌日。
「おはようございます、穹さん。その……本日は、よろしくお願い、いたします。」
「ああ、よろしく。」
朝になり、落ち合う俺達。
照れくさそうに挨拶を交わした後、キャストリスは遠慮がちに俺の横へと移動してくる。
「えっと……よろしい、でしょうか?」
上目遣いで、こちらの様子を窺いながら問いてくる彼女。
「もちろん。」
手を差し出せば、キャストリスは嬉しそうに握った後、優しく繋いでくれた。
「ふふ……嬉しいです。それでは、行きましょう」
「そういえば、どこに行くんだ?」
「あまり決めていません。のんびりと、オクヘイマを散歩いたしましょう」
そうして始まった、俺達のデート。
積極的に会話をするわけでは無かったが、時折交わす言葉や、雰囲気はとても穏やかで。
「見てください、大地獣が餌を食べていますよ。餌といえば、穹さんが突然赤土を食べたのを思い出しました。ふふっ……あなたの突飛な行動には、いつも驚かされてばかりです。」
「あの時の大地獣の表情は、忘れられない……」
「ああ、柱が壊れてしまっていますね。そういえば、穹さん。あなたはオロニクスの祈言を使えると聞きました。よろしければ、見せていただけませんか。」
「いいよ。────過去のさざ波を、呼び起こせ!」
「おお……本当に見事です。トリビー先生が認めるのも頷けますね。」
そんな調子で、ゆっくりと各地を歩く俺達。
彼女も笑顔が絶えず、順調なように見えたが……
「──見て。あれ、キャストリスさんじゃない?手を繋いで歩いてる……あの人、もうじき死ぬのかしら……」
「でも……平気なようにも見えるけど。なんだか、気味が悪いねえ……」
あのキャストリスが手を繋いで歩いている、という異様な光景に、噂をする者も少なくなかった。
「キャストリス……場所を変えようか。」
「いえ……大丈夫です。その……本日は、ここまでにしましょう。すみません、穹さん……さようなら。」
俺にお辞儀をするなり、逃げるように駆け出すキャストリス。
呼び止めようとするが、それは叶わず。
すぐに彼女は見えなくなってしまった。
───
それから、数日が経った。
あの日以降、キャストリスからの連絡は一切無くなった。それどころか、俺からの連絡も無視されてしまっている。
心配になった俺は、プライベートルトロを出て、彼女を探しに行こうとする、も……
「ぁ…………っ」
その目的は、一瞬で達成された。
ドアを開けた瞬間、キャストリスと目が合ったのだ。
「キャストリス……」
「穹さん……すみませんでした、私……」
「とりあえず、中に入って。ゆっくり話そう」
部屋に入ると、キャストリスは、ぽつりぽつりと話し始める。
「私は……嬉しかったのです。この手で、人と触れ合えるのが。しかし……少々、浮かれすぎていたようです。あなたが特別なだけで、結局、私が呪われていることに変わりは無いのです。」
彼女は悲しそうに、苦しそうに、言葉を絞り出していく。
「私が人と触れ合うのは、相応しくないのだ、と……私を見る人達の反応から学びました。ですので、私はもうあなたとは会わないようにいたします。そして納棺師として、死者に寄り添う日々に戻る。それが、私には相応しいのです……本日は、それを、伝えに……」
どんどんと声が小さくなり、俯いていくキャストリス。
もう見ていられない。俺は衝動的に立ち上がると……
「きゃっ…………!?」
彼女を抱き締めた。
「だめ、です……私、は……」
「大丈夫。思い切り甘えていいから」
「ですが…………」
強く強く抱き締め、頬ずりをする。
最初はされるがままだったキャストリスも、やがて俺の背に手を伸ばし……
「……失礼、します……」
ぎゅっ、と抱き締め返してくれた。
「ぅ…………。ぅうっ…………」
小さく震えるキャストリス。
感情が溢れ、涙となって彼女の頬を伝う。
「これからは、二人だけの場所で触れ合おう。誰にも邪魔されない空間で、今までの寂しさを全部埋めよう。」
「いいの、でしょうか……私には、この幸福の、代価は……到底、支払えません……」
「そんなのいらないよ。俺は、キャストリスが好きだから」
「っ…………! 私、も……穹さんを、愛しています……!」
そう上擦った声で言うと、キャストリスは俺をより強く抱き締めてくれる。
「ありがとう……すごく嬉しいよ」
柔らかな髪を梳くように撫でれば、彼女は気持ち良さそうに目を細めた。
俺達はそのまま、幸せを逃がさないように……抱擁を続けたのだった。
───
翌朝。
「……おはようございます、穹さん。よく眠れましたか。」
「あんまり眠れなかったかな……流石に慣れなさすぎて」
「まだ眠気があるのであれば、もう少し寝ることにいたしましょう。さあ、目を閉じて……」
キャストリスとの添い寝から目覚めた俺。
どうしてこうなったのかというと、事の発端は昨日の晩からだ。
キャストリスとの出来事を丹恒とミュリオンに共有したら、二人は気を使って他のプライベートルトロで過ごすと言い始めたのだ。
それからはアグライアとの手続きがあったりして、気づけばこの部屋は俺とキャストリスの専用になっていた。
「ふふ……満足いくまで寝てしまっていいのですよ。私も、もう少しだけ眠ることにいたします……」
キャストリスに優しく頭を撫でられ、微睡む時間。
目の前で穏やかな寝息を立てる彼女は、まるで小動物のように可愛らしい。
俺達二人の体温が混じり合った布団の中で、俺もまた、再び目を閉じた。
………………
…………
……
「ふぁ……」
そんな安らかな二度寝から目を覚ませば、微笑むキャストリスが視界を埋め尽くす。
「おはようございます。……ふふ、本日二回目ですね。」
「おはよう……キャストリスは眠れた?」
「はい、とても穏やかな気持ちで眠れました。人の体温に包まれ眠るというのは、こんなにも幸せなのですね……」
俺は正直どぎまぎしてしまってそこまで眠れなかったが、彼女が喜んでくれたならいいだろう。
「穹さん、本日のご予定は?」
「今日は特にないよ。キャストリスと過ごそうかな」
「ありがとう、ございます……♡ でしたら、私のわがままに付き合っていただけますか……?」
キャストリスのじっとりとした笑みに、少しばかり偏執的なものを感じつつも……俺はこくり、と頷いた。
その後、俺達はキャストリスの提案で朝食を食べる。
至って普通な食事の時間だったため、何故かほっとした自分がいたが……本番はその後だった。
「……ご馳走様でした。それでは穹さん、本日の"接触"の時間にいたしましょう。」
「せ、接触の時間?」
「はい。かねてから、憧れていたものがいくつかありまして……。穹さんとなら、それを叶えられると思ったのです。だめ、でしょうか……?」
しゅんとした声でそう問われれば、ダメなんて言えるはずもない。
「もちろん、いいよ」
「ありがとうございます……。今回体験したいのは、"恋人繋ぎ"と言われるものです。穹さん、そこに立っていただけますか。」
言われるがままに立てば、俺に向かい合って立つキャストリス。
「では……失礼いたします」
彼女は俺の手に細くしなやかな指を絡ませると、そのままぎゅっと握り込む。
両の手をしっかりと繋ぎ合わせ、見つめ合う俺達。
「なるほど……普通の握手よりも密着度が高く、ドキドキします。恋人同士がするというのも、頷けますね……♡」
じっ……と俺の顔を覗き込みながらそう言うキャストリス。気を抜けば吸い込まれてしまいそうな熱を帯びたその眼に、俺は思わず目を逸らしてしまう。
「あ……すみません。気を害してしまいましたか……?」
「いや、照れただけ」
「え……ふふっ。でしたら、私と同じですね。安心しました。穹さんにも、そういった気持ちを感じることがあるのですね。」
そう言いながら、少しだけ背伸びをして追い打ちをかけるように顔を近づけてくるキャストリス。
「……幸せです。もう少しだけ、こうしていてもいいですか?」
近づいた分だけ、声を窄め。囁くかのようにそう聞いてくるキャストリスに、俺は黙って頷くことしかできなかった。
「ありがとうございます……♪」
しばらくそのままに向かい合う俺達。
こんな距離感で手を繋ぎっぱなしだなんて……この高鳴る心音が彼女に聞こえてしまわないか心配になってしまう。
「すごく……ドキドキしていますね。」
俺の気持ちを見透かしたかのようにそう告げるキャストリス。
「バレちゃったか。」
「はい。これだけ近ければ、よく聞こえます。その……穹さん。私も、気持ちが高まってきてしまいまして。次は、ハグをしたいのですが……」
断れるわけもなく頷くも、その直後に俺はすぐに後悔する。
こんなムードの中、彼女とハグなんてしてしまったら。俺はあまりの緊張に、気が動転してしまうかもしれない。
「それでは、失礼します……」
手を解いたキャストリスが、寄りかかるように近づいてきて……
ぎゅ。
温かいものが、俺の身体に触れる。
キャストリスって、こんなに柔らかかったのか。
色々意識してしまっているせいか、彼女から伝わる感触や体温をいつも以上に強く感じてしまう。
「…………?」
一向に抱き締め返さない俺を、彼女は不思議そうに見る。
そんな反応に慌てて、俺はキャストリスの身体を優しく抱擁する。
「ん…………♡」
俺がハグを返してくれたことに安心したのか、キャストリスは蕩けた顔と声で俺に身を預ける。
「もっと強く……お願いします……」
そうねだられ、より力を込めて抱き締めれば……押し潰された彼女の胸の感触を、布越しに感じてしまう。
「安心、します……幸せです……♡」
今までの孤独を埋め合わせるように、俺の胸に頬ずりするキャストリス。
そんな純粋な彼女とは対照的に、不純な感情に支配されつつある自分が嫌になる。
必死に考えないようにしても、視覚が、嗅覚が、触覚が……キャストリスの存在を強く感じ取り、意識してしまう。
ラベンダーのような落ち着く香りが鼻腔をくすぐり、柔らかな身体がぴったりと俺に吸い付いて……
「そ、穹さん……その……」
赤面しながら顔を背けるキャストリス。
「当たって、ます…………」
彼女のその言葉で、俺は初めて自分の下半身が硬くなっていることを自覚した。
「ご、ごめん!」
すぐにキャストリスを引き剥がし、そっぽを向く俺。なんとも情けない。
「い、いえ……私は、その……構わないのですが……」
部屋に流れる、気まずい静寂。
「ひとまず……昼食にいたしましょう。私が用意いたします。」
それを破るキャストリスの一言に、俺は黙って頷く。
その後は、あまり覚えていない。手を繋ぎながら並んで座ったくらいで、残りの時間は各々好きに過ごしていた。
はっきりと覚えているのは、どうにか彼女を変に意識しすぎないようにしていたことだけだ。
そして気づけば、すっかり就寝時間に。
「そろそろ寝ようか、キャストリス。今日も添い寝する?」
「あ……えっと、お願いします。」
ようやく妙な動悸も収まり、今夜や明日は彼女を不純な目で見ずに済みそうだ。
昼のあの感情のまま添い寝なんてしたら、俺はきっと……正気じゃいられなかっただろう。
「それでは……おやすみなさい、穹さん。」
「ああ、おやすみ。」
ベッドに並んで眠る俺達。
せめてもの保険として、向かい合って寝ることは避けた。
背中でキャストリスの存在を感じながら、俺は目を閉じる……
………………
…………
全然、眠れない。
やはり、昼のあの出来事が尾を引いているのだろう。困ったな……
しかし、明日のためにも寝なければ。
そんなことを考えていると……
「ぁ…………」
後ろから、何かが聞こえる。
「っ…………は、ぁ…………」
思わず漏れてしまっているかのような、小さな小さな吐息。
「う…………ぁっ」
風邪を引いた時に、熱に浮かされながら出るような……そんな声。
「ぁあ……っ、はぁ、あっ……」
同時に、キャストリスの身体が震え始める。
「穹、さんっ……は、あっ……」
疑いが確信に変わる。
彼女は今、自慰をしている。
「きもちっ……ぁ、っ……♡ いくっ……♡」
すぐにでも振り返って、彼女をめちゃくちゃにしてしまいたい。
名前を叫びながら、思い切り抱き潰したい……。
そんな衝動を必死に押し殺しながら、俺は寝たふりを続ける。
「穹さんっ……すき……す、きっ……♡ いくっ、いきます……ぅっ♡ はぁ、あ……♡ ぅ……♡」
か細い声でそう零し……ビク、ビクッ、と痙攣するキャストリス。
むわっ、とほのかに雌の香りが漂ってきて、俺の理性を更に削っていく。
「はぁ……っ、は……ぁ……♡」
絶頂の余韻に浸っているのか、時折身体を震わせながら吐息を漏らす彼女。
俺はもう全てを夢だということにして、無理やり眠ろうと目を閉じたのだった。
───
「……ふぁ、あ……」
「おはようございます。ふふ、お寝坊さんですね。朝食の用意はできていますから、目が覚めたらこちらへどうぞ」
あの後なんとか寝れたらしい俺は、彼女の言う通りかなり寝坊してしまった。寝付きが悪かったせいだろう。
そしてその原因である彼女は、素知らぬ顔で食卓に着いている。
「ありがとう、キャストリス」
俺も気付いていないことにして、彼女との日常を過ごすことにした。
……そして朝食を終えれば、今日の"接触"の時間がやってくる。
「今回は、バックハグというものを試してみたいです。ここに座っていますので、穹さんは後ろからハグをしていただけますか?」
「ああ」
言われるがままにキャストリスの後ろに回る。
彼女の後ろ姿を、こうしてゆっくり見るのは初めてだ。
美しいグラデーションのかかった髪、エルフのように尖った耳、そして大胆に露出する、彼女の肩や背中……
なんて、綺麗なんだろう。
「その、どうかしましたか?」
「あ、ああごめん。じゃあ、いくよ」
ゆっくりとキャストリスの身体を抱き締める。
彼女のふくらみに、触れてしまわぬように気を使いながら。
「なるほど……正面からのものと違い、密着度は高くないですが……また違った良さがあります。できればもう少し、このままで……」
キャストリスに言われるがままに、俺はしばらくそうしていた。
その間、俺は必死に平静を保とうとしていたが……内心が穏やかになるわけもない。
ただでさえ昨日から意識しっぱなしだというのに、あんな声を聞かされて……そういう目で見るなという方が、無理な話だろう。
「満足いたしました。ありがとうございます、穹さん。では、次なのですが……」
彼女が一体どんな要求をしてくるか、俺は気が気でなかった。
もし、密着度の高いものを要求されたなら。俺は……
「そちらの椅子に座っていただけますか。その後、私がその上に向かい合って座り、ハグをしたいのです。」
……終わった。
「キャストリス、それは少し過激すぎるんじゃ……」
「……だめ、でしょうか。」
上目遣いで、俺を見つめるキャストリス。怯えた兎のような、そんな表情。
彼女は今まで、想像し難い孤独と向き合ってきたのだろう。そんな彼女が、必死に考えてきてくれたリクエストだ。
応えないわけには……いかなかった。
「いや、何でもない。ここに座ればいいの?」
「はい。お願いいたします。」
彼女の指定した椅子……どちらかというとソファーに近いものに座り、両手を広げてキャストリスを迎える用意をする。
「では、失礼いたします……♡」
とこ、とこと鳴る足音。
キャストリスが、どんどん俺の視界を占有していく。
やがて俺の膝上に、彼女が座り……視界は、完全に彼女に埋め尽くされる。
そのままぎゅ、と俺を抱き締めるキャストリス。当たってはいけない様々な部位が、見事に全て接触している。
「想像した通りです……♡ この密着度……すごく、満たされます……♡」
満足そうなキャストリス。
俺はその言葉を理解する余裕も無かった。
全身の感覚、神経全てを……ある一点を肥大化させないことに注力していたからだ。
だが…………
「はぁ……♡ 好きです、穹さん…………♡」
耳元で囁かれた言葉によって、その努力は容易く水泡に帰すこととなる。
血液が一気に集中し……鳴りを潜めていた"雄の象徴"が、キャストリスの尻肉をぐいっ、と押し上げる。
「ひゃ、あっ…………!?」
驚きのあまりか、反射的に立ち上がり……僅かによろけながら俺から距離を取るキャストリス。
「その、穹さん、私は────」
「ごめん、キャストリス……!」
俺は立ち上がり、プライベートルトロの出口へと駆け出そうとする。
俺を突き動かすのは一体何なのか、自分でも分からなかった。恋人同士なのだから、そういう目で見たって全く問題はないというのに。
いや、そうか……俺は、彼女を穢したくなかったんだ。ならやっぱり、このままどこかに行ってしまおう────
「──待って、ください……!!」
ぐっ、と引っ張られる感覚。
振り返り、その感覚の元を見れば……俺の服の裾を掴む、彼女の白く美しい手が見え……すぐに消える。
俺はその持ち主の元へ、ゆっくりと視線を移していく。キャストリスがどんな表情をしているのか、恐れながら。
そして、俺が目にしたのは。
予想していたどんな光景よりも、衝撃的なものだった。
「っ…………♡」
視線を上げていき……それが彼女の顔に到達する前に、異変に気づく。
男性には無い、女性特有のふくらみ……それが、露出していたのだ。
そのまま、キャストリスの表情を見やれば……彼女は、顔を耳まで真っ赤に染めて、目をぎゅっと瞑っていた。
「私は……構いません。穹さん、私は……あなたと。より深い、"接触"を……したい、です。」
初心な彼女が緊張の中、必死に紡いだであろう言葉。
「だめ、でしょうか……?」
薄らと目を開け、こちらを伺いながらそんなことを言われ。
「だめ、じゃ……ない。」
咄嗟に、そう返すことしか出来なかった。
「では……どうぞ。お好きに、してください……」
差し出されたそれは、ひどく綺麗で。
純白の二つのふくらみの先端には、薄いピンク色の蕾が咲いていた。
「ぁ……………」
俺はその花に誘われるように、彼女の胸へ手を伸ばす。
そして、触れる。
すべすべの、きめ細やかな肌。
その質感を確かめるように、少しだけ、力を込めると……
「は、ぁっ…………♡」
……柔らかい。驚く程に、柔らかい。
それに、温かかった。布越しでは味わえないその温もりが、俺の理性を優しく溶かしていく。
「ぁ……♡ もっと……触れて、ください…………♡」
人と、触れることが出来なかった彼女の。
心を許した者にしか触れることの出来ない、更に特別な場所を。
じっくりと、味わってゆく。
「っ…………♡ ふ、ぅっ…………♡」
下から支えるようにして持ち上げ、優しく……優しく揉みしだく。
その度にキャストリスは甘い吐息を漏らしていく。
そして……ふと思い出す。俺はこの声を既に、聞いたことがある。
「キャストリス……昨日俺と寝てた時、オナニーしてたでしょ」
「えっ…………!?」
少し前と同じように、再び彼女の顔が真っ赤に染まる。
「その……はしたない所を見せてしまい、すみませんでした……。あの時は……穹さんを想う気持ちが、溢れてしまい……。」
恥ずかしさを誤魔化すかのように、彼女は語り続ける。
「私はずっと、穹さんと……今のように、親密な"接触"をしたかったのです。ですが……きっと、はしたなく思われてしまう、と……勇気が出なくて……。」
「キャストリス……」
「だからこそ……私とハグをした時に、あなたの、その……おちんちん、が……大きくなられているのを感じた時……嬉しかったのです。穹さんも、私と同じなんだ、と……」
顔を火照らせながらも、真っ直ぐに言葉を紡ぐキャストリス。
そんな彼女を見ていると、いても立ってもいられなくなり。
俺は衝動的に、彼女を抱き締めてしまう。
「きゃっ…………!?」
そのままキャストリスの髪を優しく撫でると、彼女の顔を見据えながら離れる。
「穹、さん……?」
そして俺は自らの服に手を伸ばし、そのまま脱いでいく。
やがて下着以外の全てを脱ぎ去った俺を、キャストリスは驚いた顔で見つめる。
「その……少々お待ちください。私、も……」
焦るようにそう言い、彼女も自らのドレスを脱ぎ去っていく。
そして露わになるキャストリスの美しい素肌と、綺麗な純白の下着。
「すみません……お見苦しい、ですよね……」
恥じらい、身体を隠すように縮こまるキャストリス。
俺はそんな彼女を、再び抱き締める。
「ひゃ、あっ…………!」
先程よりも、強く。
もっと、深く。
「ぁ…………」
肌と肌が触れ合い……体温を交換し合う。
言葉を交わさずとも、心が通じ合ってゆく。
気づけば俺達は、見つめ合い……
「ちゅ、う…………♡」
唇を、重ねていた。
「ちゅ、ちゅっ……♡ はぁ、ふぅっ……♡♡ 穹、さんっ……ちゅうっ♡ ちゅうぅ…………ぅっ♡」
今までの想いが、堰を切ったように溢れ出し……それを口付けで埋め合う。
優しく、啄むようなものでは到底足りず……どちらからともなく舌を入れ、どんどんと深く、激しいものに変わってゆく。
「れ、ぇ……っ♡ んむぅっ、ちゅるっ♡ はぁ、あむっ……♡ じゅるっ♡ ん、ちゅぅっ♡ すき……っ♡ すき、ですっ……♡♡ ちゅ、ちゅぅっ♡ ん、む……っ♡♡」
足りない。
もっと欲しい。
「ぢゅ、るっ♡ んちゅぅっ♡♡ れろぉっ、じゅぷっ♡ はぁ、はむぅっ……♡♡ れぇるっ♡ れちゅっ♡」
キャストリスの後頭部と背中に手を回し、欲望のままに貪り尽くす。
「ん、ちゅぅっ♡♡ れろぉっ♡ じゅるっ♡ はむっ♡ んむぅぅ……っ♡」
彼女もまたその小さな舌を必死に伸ばし、俺に応えてくれる。
「ぷ、ぁあっ…………♡ はぁ、はぁっ…………♡♡」
「はぁ、は……っ」
やがてどちらともなく唇を離し、荒い呼吸を繰り返す。
「はぁ……♡ 今までの……どんな"接触"よりも……幸せ、です…………っ♡♡」
潤んだ目で俺を見つめながら、キャストリスはそう言う。
ああ……本当に愛おしい。
もっと彼女を、幸せにしてあげたい。
「きゃ、っ…………!」
衝動のままにキャストリスをベッドに押し倒せば、彼女の豊かなふくらみが重力に引っ張られて左右に広がる。
「はぁ……っ♡ どうぞ……私の全ては……あなたの、ものです……♡」
どうしようもなく男を惹きつけるそれに、むしゃぶりつく。
決して痛みを与えぬように、優しく。
もう片方は手で揉みしだき、その柔らかさを堪能する。
「ぁ、あっ…………♡ 赤ちゃん、みたいですね…………♡ 可愛いです、穹さん…………♡♡」
快楽に身を震わせながらも、俺の頭を優しく撫でてくれるキャストリス。
「ん……っ♡ は、ぁっ……♡♡」
その母性に甘えながら、俺は一心不乱に彼女の胸を愛撫する。
やがて、その乳頭がぷっくりと膨らみきった頃……俺は口を離す。
「…………♡」
口元を手で隠しながら、流し目でこちらを見やるキャストリス。
その期待するような眼差しに応え、俺は彼女の下の方へと移動していく。
「脱がすよ…………」
「え、ぁ…………っ」
返事を待たずに、その下着に手をかける。
そして、ゆっくりと下ろすと……
く、ちゅ…………
「ぅ…………っ♡」
彼女の割れ目と下着の間に、透明な糸が引く。
「見ないで、くださっ…………」
咄嗟に隠そうとする彼女の手を掴み……
「綺麗だよ、キャストリス」
俺はそのままの感想を彼女に伝えた。
「っ……♡♡ あ、ありがとう、ございます……♡」
両手で顔を隠しながら、そう返すキャストリス。髪の間から覗く耳は、今日何度目か分からない赤に染まっている。
「触るね」
「は、い…………♡」
そう確認を取り、彼女の秘裂へと手を伸ばす。
指の先で入口を撫でれば、くちゅり……と湿った音が聞こえた。
「ひゃ、ぅっ…………♡」
毛一つない、綺麗な割れ目。
そこに指の腹を這わせれば、ぬるりとした愛液が指に絡みつく。
「すごい濡れてるね……」
「い、言わないでください…………っ」
くちゅ、くちゅ……とわざと音を立てれば、キャストリスは恥ずかしそうに顔を背ける。
もっと意地悪をしたくなってしまった俺は、指を陰唇にあてがうと……くぱぁ、とそこを割り開く。
「ゃ、あっ…………♡♡」
それによって彼女の羞恥は、いよいよ頂点に達する。股を閉じようとする彼女の内股に身体を割り込ませ、更に大きく開かせる。
「だめですっ……見ちゃ、だめ……っ♡ 汚い、ですからっ…………♡」
「そんなことない、綺麗だよ」
「〜〜〜〜っ♡♡♡」
ぱっくりと口を開き、ひくつく膣口。
丸見えになったそれを、俺はじっくりと観察する。
中からは絶え間なく愛液が溢れ出し、くちゃくちゃと音を立てながら入口で泡立っている。
「ぅう…………♡♡」
物欲しそうにするそこに、俺は指を入れてみる。
「ひ、ぁあ…………っ!♡♡」
つぷ……と、第一関節までが飲み込まれる。
中は熱く、そして柔らかい。指を曲げればそれに呼応するように締め付けてくる。
「動かすよ」
「は、い…………♡」
そのまま、ゆっくりと指を動かせば……
「ひっ、ぁっ♡ あっ、やぁっ…………♡♡」
くぷ……っ、ぐぷっ……♡ と淫らな音を立てながら、彼女の膣はどんどん俺の指を飲み込んでいく。
ある程度まで到達したら、今度はそれを引き抜くように動かし……
「ぅあ、ぁああっ…………♡♡」
じっくりと慣らしていく。
「痛くない?」
「は、い……むしろ、気持ち……ぃっ、ですっ……♡♡」
その言葉に安堵した俺は、同じ動きを繰り返して……少しずつ、その速度を上げていった。
「あっ♡ んぁあっ♡♡ きも、ちっ…………♡♡」
それに従って彼女の声はどんどん甘くなり、膣の締め付けも強くなっていく。
ぐちゅ……くぷ、くぷっ……♡ と淫らな水音が響き渡り、それに呼応するように彼女は腰を浮かせて悶える。
そして…………
「く、ぅう…………あぁあ゛っ…………♡♡♡」
ビクン、と一際大きく身体を震わせるキャストリス。
千切れてしまうのではと不安になる程に指を締め付けられ、やがて弛緩する。
「は、ぁっ…………♡ イって……しまい、ました…………っ♡」
「ちゃんと気持ちよくなってくれたみたいで、良かった」
そう答えながら指を引き抜き、彼女の頭を撫でる。
そうすれば嬉しそうに目を細めるキャストリス。ひとしきりそうした後、彼女の方から口を開く。
「その……穹さん。私だけ気持ちよくしていただくのは、不平等ですから……。そちらの、その……立派な、モノを……触っても、よろしいですか。」
俺の下着……正確には、その下から大きく自己主張をする一物を見やりながら、彼女は言う。
「汚いよ」
「そんなはずありません。それに、仮にそうであろうとも構いません。私は、あなたの全てを……愛していますから」
「じゃあ……お願い」
ずい、と彼女の方にそれを差し出す。
俺にも聞こえる程に、大きく喉を鳴らすキャストリス。
まずは下着の上から、それを愛おしそうに撫でてくれる。
「っ…………」
「すごく、ビクビクしていますね……♡ ふぅ……それでは、失礼します……」
やがて彼女は俺の下着に手をかける。それを下ろしていけば……ぶるんっ、と大きく跳ねた一物が上を向く。
「お、おぉ…………。大きくて……とても、熱い……。これが、穹さんの……」
まじまじと見つめるキャストリスの視線に、思わず恥ずかしくなってしまう。
「その、すみません……言い出したのは私なのですが……殿方のモノを、どうすれば気持ちよくできるのか……よく分からなくて。教えて、いただけますか……?」
俺は頷くと、彼女に優しく教えていく。
「手で輪っかを作って……そう、それで上下に動かしてみて」
「こう、ですか……?」
キャストリスの白く細い指が、俺のモノに絡みつく。
遠慮がちに握られたそれが、上下に動くと……
「うっ……」
その刺激に、思わず声が出てしまう。
そんな俺の反応を見てキャストリスは嬉しそうに微笑むと、更に激しく動かし始める。
「もっと、強く握っても大丈夫……っ」
「はい、分かりました……」
ぎゅっ、と強く握り直された一物。その刺激に俺はまたも声を漏らしてしまう。
俺が反応を示す度に綻ばせる彼女の表情に、どんどんと興奮が高まっていく。
「気持ち、いいよっ……」
「…………♡」
彼女もまた、気持ちが高まってきたようで。より俺を喜ばせるためか、定かではないが……突飛な行動に出る。
「れ、ぇっ…………」
俺の裏筋に、舌を這わせてきたのだ。
「ぐ、あっ…………!」
「ふふ…………♡」
そのまま猫が水を飲むかのように、ちろちろと舌を動かしていく。
「うぁ…………っ」
その快楽に、思わず腰を引いてしまう。
だがキャストリスはそれに追いすがり、今度は俺のカリ首にキスの雨を降らせる。
その間、手の動きは一切緩めてくれなかった。
「駄目だっ、出る…………!!」
「出して、ちゅうっ……ください……ちゅっ♡」
有頂天に達する快楽。否応なしに精液が駆け昇り、そして…………
「あ、ぁあ゛っ…………!!」
「ん゛むっ♡ ん、ちゅぅっ……♡♡」
射精。
それと同時に先端を咥えこんだキャストリスの口内へ、大量の精液が吐き出される。
「ん、ぐっ…………♡♡」
それを零すまいと、彼女は必死に飲み下していく。
やがて全てを出し切った後……俺は慌てて彼女から離れる。
「ごめん!大丈夫!?」
「けほっ……だ、大丈夫です……♡」
喉に絡みつくだろうそれを、苦しかっただろうに……彼女は全て飲み干してくれたのだ。
「ありがとう、ほんとにごめん……」
「謝らないでください。私がやりたくてやったことですから。」
「でも……」
どうしても心配になってしまう俺を、キャストリスは慈愛に満ちた顔で見つめ、言う。
「なら、ひとつ。私のわがままを聞いてくださいませんか。」
「うん、何?」
彼女は微笑むと、俺の腰に手を回し……そのまま、正面へと導かれる。
「私と……一番濃密な"接触"を、して欲しいのです。」
キャストリスは俺を抱き寄せ、ちょうど正常位の構図になる俺達。
「抱き締め合って、身体中、全てを密着させて……あなたを、感じさせてください……」
「それ、って……」
俺が確認をするように呟いた言葉に、返事をする代わりに……彼女は自らの秘裂に、指を這わせる。
「っ…………♡♡」
そのままくぱぁ……と開かれた彼女の秘裂からは、粘度の高い愛液が糸を引いて垂れ落ちる。
扇情的な流し目でこちらを見つめ……"それ"の到来を、ただ静かに待ち焦がれていた。
「分かった……」
俺は彼女の肉壺に、亀頭をあてがう。
「んっ…………♡」