「朝顔の咲く和室と執事の涼み①」ヴィクトリア・シンクレア / "The Tatami Room with Morning Glories and the Butler's Cooling Rest ①" Victoria Sinclair (Patreon)
Published:
2026-07-03 22:00:04
Imported:
2026-07
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7月の初頭。本格的な夏の訪れを感じさせる強い日差しを避けるように、主人とヴィクトリアは屋敷の離れにある和室で涼を取っていた。
縁側の外には、大輪の青い朝顔が涼しげに咲き誇っている。本日のヴィクトリアは、その花々と同じ、白地に鮮やかな青い朝顔が描かれた薄手の着物に身を包んでいた。
「……ご主人様。冷たい麦茶をお持ちしました。こちらの離れは風通りがよく、随分と過ごしやすいですね」
美しく結い上げられた金髪から一筋の汗が伝う。彼女はグラスをテーブルに置くため、静かに前かがみとなった。その瞬間、薄手の着物の合わせ目がわずかにたわみ、豊満な双丘の谷間が影を作って覗く。
主人の視線がそこに釘付けになっていることに気づくと、ヴィクトリアはグラスを置く手を止め、スッと背筋を伸ばした。そして、氷のように冷ややかに、しかしどこか呆れたような視線を主人へと落とす。
「……ご主人様。いったい、どこを見ているのですか」
彼女の声は静かで、一切の感情を排した執事としての冷徹さを保っていた。
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