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秋に向けた「老舗温泉旅館との提携PRキャンペーン」の企画立案。その事前ビジュアル検証という名目で社長室に呼び出された詩乃を待っていたのは、日本の伝統美とは名ばかりの、あまりにも刺激的な和風衣装だった。

紫の矢絣(やがすり)柄があしらわれた涼しげな羽織の下に身に着けさせられたのは、同柄の極小ビキニトップと、太ももの付け根までしかないマイクロミニのプリーツスカート。しかも、「衣装のラインに下着の段差を出さないため」という名目で、スカートの下には下着を一切着用しないノーパンの状態で履くことを命じられていた。

前屈みになればこぼれ落ちそうな豊かな双丘と、わずかな動きで秘所が覗いてしまいそうな極短スカート。視覚的には布に覆われているものの、直穿きであるという心許なさが彼女の羞恥心を極限まで刺激する。

「……社長。温泉旅館とのタイアップ企画に和のテイストを取り入れるのは理解しますが、なぜこの衣装は下着の着用を禁止されているんですか? それに、この布面積……旅館のPRどころか、ただの風紀の乱れですよね」

底冷えするようなジト目で社長を睨みつける詩乃。ぷりぷりと抗議の声を上げる彼女だったが、企画のリアリティを追求するための重要な検証であるという強引な業務命令を前に、最後は深い長いため息をつき、朱に染まった顔を伏せながら不満げに“衣装確認”に応じるのだった。

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