(無料公開)3人組幼なじみの立場逆転物語 (Patreon)
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3人組幼なじみの立場逆転物語 ~弟分だった長身爆乳ふたなりイケメン幼なじみに、女幼なじみをNTRれて、主人公までメスに調教され、そのまま3人で幸せになるまで
1
俺たち3人はいつも一緒だった。
家が近所の幼なじみで、物心ついた時から隣にいるのがあたり前だった。保育園も幼稚園も小学校すらも同じ。その関係は、中等部に入学してからも続いていた。
「サトシ、宿題ちゃんとやってきた?」
教室の自分の席に座っていると、いつものように幼なじみのシロナが声をかけてきた。
シロナは俺から見ても美人な女の子だ。身長も男子並みに高くてスタイル抜群。中等部にあがって、セーラー服姿になったシロナはどこか大人っぽかった。学校中の男子たちから憧れの目で見られるマドンナは、怒った顔にも需要があるらしく、教室中から視線を奪っていた。
「いや、やってないけど?」
俺は当然のように言った。
学校のマドンナにこんな軽口をたたける立場にいることに若干優越感を覚える。「あんたね~」とさらに怒り、俺の面倒を見てくれるシロナを意図的に無視して、俺はシロナの隣にオドオドと立っている奴に声をかけた。
「大丈夫だって。いつもみたいに、宿題はナギサに見せてもらうからさ。いいよな? ナギサ」
「う、うん。もちろんだよ、サトシくん」
にっこりと笑った美少女・・・・・いや、美少年が気弱そうに言った。
ナギサはふたなりだった。
こいつを美少女と呼んでいいのか、美少年と呼んでいいのか、ずっと一緒にいる俺でもよく分からない。男子用のズボンを着用し、上着だけ女子用のセーラー服を着用している。小柄で、病弱な、俺たちの幼なじみ。小動物を思わせる仕草が特徴的で、こいつと一緒にいると、「守ってやらないと」という庇護欲が駆り立てられる。
「ちょっとナギサ。アンタがいつもサトシを甘やかすから、こいついつまでたっても自分で宿題やってこないんじゃない」
「ご、ごめん、シロナちゃん」
「だいたい、ナギサは・・・・・・」
いつものようにシロナの小言が始まる。
ナギサはふたなりなのに、女子であるシロナよりも身長が低くて、頭があがらないのだ。いつも俺とシロナの後ろをついてまわってくる弟分―――それがナギサだった。
子供の頃から、ナギサがふたなりであることをからかってくる奴らを、俺とシロナで追い払ってきた。
そうしているうちに、俺たち3人のヒエラルキーみたいなものも自然とできあがった。同格である俺とシロナ―――そんな俺たちの後ろをついてくる小柄で病弱なナギサ―――そんな関係性が、俺たちの中では確立されていた。
(それにしても、二人とも美人だよな)
俺は自分だけイスに座って、俺の机のまわりで立ちながら会話をしているシロナとナギサを見つめながら思う。
セーラー服をおしあげているシロナの大きなおっぱいとか、ペチャパイながらも中性的な美少年・美少女のナギサの顔なんかをジロジロと見つめる。そんな不躾な視線も俺たちの関係ならおとがめなしだ。
(距離もめっちゃ近いしな。うわっ、シロナのおっぱい、また揺れたぞ)
そんな近くから二人の・・・・・シロナの体を見れるのだから幼なじみ冥利に尽きた。
もともと俺とシロナの距離は恋人同士と間違われるほどに近い。まだ付き合ってはいなかったが、俺とシロナがそれに近い関係にあることは確かだった。いつかは俺もシロナと付き合って、男女のそういうことをすることになるのだろう。その時に、俺たち3人の関係がどうなるのか―――そんな不安が俺の心をざわめかせる。
(ま、それもまだ先のはなしだ)
俺はまるで王様になった気分で、イスに座ったまま、シロナとナギサのやりとりを眺めていった。
2
月日が流れていった。
中等部1年のほとんどの過程を終え、俺たちは春休みを目前に控えて、どこか浮き足立っていた。
中等部の2年になっても、俺たち3人はこれまでどおりに日常をこなしていく。いつもと変わらずに、俺とシロナの後ろをナギサがついてくる・・・・・・・そのはずだった。
「ナギサ、またデカくなったか?」
俺は呆然として言った。
春休みを目前に控えた教室の中で、いつものように俺は自分の席に座っていた。そして、俺の両脇に陣取る幼なじみ二人のうち、ナギサを見つめ、やはり呆然とするのだった。
「うん、また身長が伸びたみたい」
控えめに笑いながらナギサが言う。
チビで病弱だったナギサの体が急成長を始めたのは、去年―――俺たちが中等部1年の12月頃のことだった。
まずは身長がグングン伸びて、今ではナギサのことをチビとバカにするような奴らはいなくなっていた。中1にして160後半の身長がある俺やシロナよりは背が低かったけれど、同年代の男子の平均身長よりは間違いなく高い。というか、デカくなったというのは、身長だけでなくて、
「いや、身長もだけど・・・・・ほかもさ」
ナギサの体は分厚くなっていた。
俺ほどではないが、ナギサの腕や太ももが筋肉質に発達してきている。筋肉だけでなく、おっぱいもふくらんできていた。シロナの爆乳ほどではないけれど、ペチャパイだったナギサの胸部が一変し、セーラー服をおしあげるようなおっぱいが見え隠れしていた。
「・・・・・・確かに成長したよね」
シロナも俺の言葉に同意してくれる。
けれども彼女はなぜかナギサの股間をじいっと見つめていた。なぜシロナがナギサの股間に注目しているのか、この時の俺には分からなかった。
「ボクも信じられないんだけど、これがふたなりの成長期みたいだよ?」
「そ、そうか」
「うん。これでも遅いくらいらしいよ。お母さんが中1の頃には身長が180越えてたんだって。これからますます大きくなるわよって、うちのお母さんが言っていたよ」
ナギサのお母さんも、ふたなりだった。
2メートルを越える長身で発達した筋肉をもった人だった。ナギサもあれくらい大きくなるかもしれないと思うと、俺もシロナも息をのんで、チビで病弱だった幼なじみの変貌を見つめるのだった。
(いつか、ナギサに身長追い抜かれるのかな)
そう思うと不安だった。
いつも俺たちの後ろをついてきた弟分に、身長を抜かれる。いつも見下ろしてきた幼なじみに、逆に見下ろされるようになる。そんなことを想像するだけで、俺の胸はざわざわと不安になった。
(まあ、でも、そう決まったわけじゃないし)
ナギサが急成長したといっても俺だって成長期なのだ。
ナギサが成長した分、俺だって身長が高くなるはずだった。同年代の男子たちよりも背が高い俺のことだ。これからめきめき身長が高くなり、筋肉だってつくだろう。弟分であるナギサに負けるはずがない。そう思っていた。
●●●
中2の身体測定の時のことだ。
あらかたの測定が終わり、俺はその結果を見つめながら、わなわなと肩を震わせていた。
(ぜんぜん背が伸びてない!)
身長の欄には168センチと記載がされている。
中1の時の身体測定の時にも168センチだった。俺は成長期であるこの1年で、1センチも背が伸びなかったのだ。それに比べて、あいつは・・・・・・・・。
「あ、サトシくん。結果どうだった?」
ナギサが声をかけてきた。
その姿を見上げて、俺は「う」と声を漏らした。
(デ、デけえ!)
ナギサはますます急成長をとげていた。
信じたくないが明らかにその視線は俺のことを見下ろしている。体の分厚さも増していて、筋肉がやばい。ナギサは身体測定のために体操着姿になっているのだが、その半ズボンから伸びる下半身も、ムチムチかつ筋肉質なものになっている。ひょっとしたら俺の胴体くらいあるんじゃないか? そう思うほどの太さの足が、すさまじい迫力で目に飛び込んでくるのだ。
(おっぱいもヤベえ)
体操着姿になったナギサの胸部は、凶悪の一言だった。
服がかわいそうになるほどにデデンと隆起している。真面目なナギサはそんな状態でも上着を半ズボンの中に入れているせいで、爆乳と細い腰のコントラストがすさまじいことになっていた。明らかに・・・・・シロナのおっぱいよりも大きかった。
「ボクはけっこう大きくなってたよ。ほら」
そう言ってナギサが身体測定の結果を手渡してくる。
俺は震える手でそれを受け取り、驚愕した。
「ひゃ、175?」
身長の欄には間違いなくそう書かれていた。
ここ1,2月で10センチ以上背が伸びたことになる。当然、俺よりも背が高い。弟分だったナギサに、完膚なきまでに敗北してしまったのだ。それが客観的な数値として教えられた。
「う」
身長だけではない。
体重も俺よりも重い80キログラム。身長が高くて、胸がでかくて、筋肉質な体だからこその重量だ。俺の体重は55キログラムだから、ナギサにのし掛かられたらひとたまりもないだろう。
さらに胸部の測定欄には112センチとある。ご丁寧に適正なブラのサイズまで書き込まれていて、そこには「H」の文字が刻まれていた。そのすべてが中等部離れしていることは明らかだった。
「あ、サトシくんは168センチのままなんだね」
いつの間にか俺の測定結果を見下ろしていたナギサが言った。
その言葉に俺の体がビクンと震えた。
「か、勝手に見るなよ!」
「ご、ごめん。つい気になったから」
「ちくしょう。そうだよ。俺は背が伸びなかった」
身体測定の前から分かっていたことだ。
少しづつ成長していくナギサを見て焦っていた。それでも客観的な数値として知らされるまではごまかすことができていたのだ。きっと勘違いだ。弟分のナギサに身長で抜かされるわけがないと、そう思うことができていた。
(ナギサのほうが、大きいんだ)
それをまじまじと分からされる。
弟分だったナギサに身長を超されてしまった。身長だけでなく体つきだって完敗だった。自分よりも優秀な肉体をもった人間を前にして、俺はどこか怯えたように足がすくんでしまった。
「ふふっ、ボクのほうが大きくなったんだね」
「う」
「なんだか不思議な気分。ボクよりサトシくんの方が小さいなんて」
そう言って笑うナギサは普段どおりだった。
控えめで、俺の後ろをついてくるのがあたり前みたいな顔をして、笑っている。身長が高くなってもそれは変わらなかった。けれど、ナギサの態度は変わらずとも、俺の気持ちは少し変化しているのが分かった。
(ふたなりなんだ。ナギサは、男よりも強い生物で・・・・・・・俺がナギサの背を超すことは、今後二度とない)
そう考えると体が震えた。
圧倒的強者の生物を前にしてビクビクしてしまう。そんな俺のことを見下ろしながら、ナギサがニッコリと控えめに笑っている。こちらを下に見ることもない、今までとなんら変わらない弟分の顔。そんなナギサに見下ろされているのが落ち着かなくて、耐えられず、俺は顔をそむけてしまうのだった。
3
中2の夏休み。
俺たちは家族合同旅行に来ていた。
この旅行は毎年恒例だった。俺、シロナ、ナギサの3家族が一緒に旅行に行くのだ。今年選ばれたのは山の中の温泉地だった。小さめのマイクロバスを貸し切って移動していく中で、親たちの会話が聞こえてくる。
「ナギサちゃんってば大きくなったわね~」
「見違えたよね。本当に」
「あのちっこかった子がね~。どれくらい大きくなったの?」
母親連中の会話だ。
その中心になっているナギサの母親―――ミサコさんが、謙遜しながら言った。
「ナギサはふたなりだからね。大きいって言っても、ふたなりの平均よりは低いのよ。チビで貧弱なところは、ウチの旦那譲りだね」
「そりゃあ、ミサコさんに比べれば、男なんてみんな貧弱じゃない」
「それで、どれくらい大きくなったの?」
問いかけられたミサコさんがなんでもないように言った。
「確か185センチ越えたって言ってたよ。中2で180をようやく越えたくらいなんだから、まだまだ小さいけどね」
その言葉に俺は衝撃を受ける。
春の身体測定からさらにデカくなっているのだ。俺は自然と、バスで隣り合って座っているナギサを見つめてしまった。
「どうしたの、サトシくん」
「う」
中性的な美貌がニッコリとほほえんでくる。
その美しい顔が俺のはるか頭上にあった。バスの座席で隣あって座っているから分かる。ナギサの優秀な肉体の存在感をまじまじと感じる。まず足の長さが段違いだ。バスの座席で窮屈そうに折りたたまれた足は、俺の二倍は優に超えていた。ズボンがパッツンパッツンになっていて、むっちりしていながらも筋肉質な太ももをしているのが服越しでも分かる。お尻もデカくて、座席に座ってあふれかえった尻肉が俺の貧弱な尻を侵食するように押し当てられている。おっぱいだってさらに成長していて、さきほどから俺の肩あたりにあたって悶絶しっぱなしだった。
「な、なんでもないよ」
「そう?」
「お、おう。それにしても楽しみだな、温泉。なあ、シロナ」
通路を挟んで隣に座っているシロナのほうに顔を向けて言う。けれど、シロナは俺の声に反応してくれなかった。
「・・・・・・・・」
無言でただぼおっと、こちらを―――いや、俺の隣を見つめている。
シロナはナギサのことを熱に浮かされた瞳で見ているのだ。白のワンピース姿のおとなしい可憐な服装。最近、シロナは派手なギャルファッションではなく、お淑やかに見える控えめな服を好むようになっていた。強気だった口調も少し落ち着いたように感じられる。とくにナギサと話すときには顔を真っ赤にして、しどろもどろになることが多くて・・・・・・・・。
「シロナちゃん? どうしたの?」
ナギサの心配そうな声に、シロナの顔がすぐに真っ赤になった。
「な、なんでもない。少し乗り物酔いしたのかな。ははっ、ぼおっとしちゃった」
「大丈夫? ほら、酔い止めあるから、飲んだほうがいいよ」
ナギサが錠剤をシロナに手渡す。
手と手が触れる瞬間にも、シロナは緊張した面持ちでナギサをぼおおっと見つめていた。
「ありがとう。優しいね、ナギサは」
「気にしないで。それより、座席たおして横になったほうがいいよ」
「う、うん・・・・・ありがとね」
心の底から感謝しているのが分かるシロナの声だった。
俺は焦ったように、シロナの座席を倒すのを手伝ってやった。シロナは俺にも「ありがとうサトシ」と言ってくれるのだが、そこにはナギサに対する時のような熱量がないように感じられた。俺は心の中に不安が育っていくのを感じながらも、どうすればいいか分からなかった。
*
温泉宿の部屋でくつろぐ。
周囲の深い森を散歩する。
少し険しい山道だったが、先頭に立ったナギサがズンズンと進んでくれたおかげで、俺とシロナは楽をすることができた。こんなところでもナギサの身体能力を見せつけられて、俺は若干複雑な気分だった。
「ふー、汗かいたな」
「そうだね」
散歩が終わって、いよいよ温泉だ。
ふたなりは男性風呂に入ることが義務づけられている。おっぱいや尻は女性そのものだけれど、やはり肉棒があるからだろう。子供の頃から、俺とナギサは一緒に風呂に入っていた。成長が遅く、肉棒も小さなナギサはよく女に間違われて、銭湯なんかでは大人たちからジロジロ見られていたっけ。
「よいしょっと」
脱衣所で服を脱ぎ、全裸になる。
準備万端。俺は隣のナギサをチラリと見つめ、驚愕した。
「な!?」
上半身が裸になり、あとはパンツだけを残すだけになったナギサの体に目が奪われる。
いつも服ごしに見ていたナギサの肉体美に圧倒されてしまった。
まず、おっぱいがデカい。
ブラをつけていないのに垂れることもないロケット型のおっぱいがデデンと強調されている。ピンク色の健康的な乳首を見て、俺の肉棒がムクっと勃起してしまった。
そんな豊満な女性そのものである肉体とは対照的に、ナギサの体には筋肉が隆起していた。細い腰は腹筋でバギバギになっている。さらにすごいのが太ももで、俺の胴体の二倍ほどはあるんじゃないかと思うほどに発達していた。
(す、すげえ)
目が奪われてしまう。
けれど驚くのはまだ早かった。ナギサがパンツを脱ぎ捨てる。ポロンと無造作に姿を現したナギサの肉棒を見て、今度こそ驚愕した。
「デ、デけえッ!」
思わず声が漏れてしまった。
それほどまでにナギサの肉棒は巨大で―――凶悪だった。
竿は力なく垂れ下がったままで勃起はしていない。それなのに、その大きさはナギサのおっぱいを見て勃起してしまった俺の肉棒よりもはるかにデカかった。太い血管みたいなものが竿中に浮かび上がっている。亀頭は当然にむけていて、バカデカいカリの部分を露出させている。亀頭まわりには真珠みたいなイボイボがついていて、見るからに凶悪だった。
(か、勝てない)
なぜかその考えが頭に浮かんだ。
肉棒を見せられただけで、俺は敗北をさとったのだ。さきほどまで勃起していた俺の肉棒が、みるみるうちに萎んでいく。強い生物を前にして勃起したままでいることなんてできない。俺の体はナギサの肉体に負けを認めてしまったのだ。
「どうしたの、サトシくん」
「う」
「顔色悪いよ? 疲れちゃった?」
あくまでもナギサは弟分みたいな態度で俺に接してくれている。
俺よりもはるかに高い身長で、筋肉も、肉棒の大きさだって圧勝しているナギサが、俺のことを心配してくれているのだ。その中性的な顔立ちの美しさにドキドキし、その肉体の凶悪さにドギドギする。俺はどうしてしまったのだろう。
「な、なんでもない。大丈夫だ」
「そう?」
「お、おう。それより温泉行こうぜ。楽しみだな」
ナギサのことを見ないようにしながら温泉のほうに歩いて行く。
それでも間近に感じる全裸のナギサの魅力にはかなわない。俺はチラリとナギサを盗み見て、揺れるおっぱいと肉棒に絶句し、歩くたびに太ももに浮き出るしなやかな筋肉に圧倒され、あくまでも弟分の態度で俺の後ろをついてくるナギサの控えめな笑顔を見て「う」と呻いてしまうのだった。
4
温泉旅行が終わり、日常が戻る。
中2の夏休みを俺たち3人は満喫した。
特に部活動には入っていない俺たちだったので、中2になっても俺たちはいつも一緒だった。たまり場になっているシロナの家で宿題をしたり、ゲームをしたりする。シロナの両親は仕事で忙しくいつも不在にしているので、気兼ねなくくつろぐことができるのだ。
「ねえねえナギサ、ここなんだけどさ」
シロナがナギサに数学の分からない箇所を聞いていた。
シロナの部屋で一緒に宿題をしているのだ。頭脳明晰なナギサに分からないところを聞くのはいつものことだけど、シロナはこれまで以上にナギサに接近していて、シロナの大きなおっぱいがナギサの腕に押し当てられているのが見えた。
「こ、ここはね」
ナギサも動揺しながらシロナに勉強を教えてやっている。
顔を真っ赤にしているのも仕方ないことだろう。シロナのおっぱいはますます大きくなっていて、その柔らかさが見ているだけで分かった。
(シロナの奴も成長してるんだ)
おっぱいだけではない。
シロナは身長だって伸びていた。
この前の身体測定では170センチを越えたといっていた。俺とは違って背が高くなっているのだ。これまで同じだったシロナに先を行かれることへの恐怖がつのる。ますます綺麗に、大人っぽくなっていくシロナを見ていると、俺は羨望と不安でドキドキがおさまらなかった。
(くそ、俺だって、これから背が伸びるはずだ)
それだけを期待して二人から目を離す。
俺は黙々と自分の宿題を一人でこなしていった。
●●●
シロナとナギサが話しているのを見ていると、なぜか不安になる毎日。
ナギサはますます成長して、それにあわせるようにシロナの体も大人になっていく。ナギサもシロナもどんどん大きくなっていて、その肉体も美貌も中等部離れしていた。
(こんなはずじゃ・・・・なんで俺だけ・・・・)
俺の身長だけが伸びなかった。
置いて行かれる恐怖で頭がおかしくなりそう。
そして、俺たち幼なじみの関係を決定的に変化させる出来事が、起こった。
*
その日は映画を見に来ていた。
夜遅くにならないとやらない単館映画館に行こうと、俺から提案したのだ。
夜遅く友達と一緒に出歩いてみたかった。そういう大人がやるようなことをしてみたかったのだ。そんな気持ちになったのは、ナギサとシロナが大人っぽくなっていくのを見て焦っていたからかもしれない。それが間違いのもとだった。
―――映画の帰り道、ひと気のない夜の町で、いかつい男3人に囲まれてしまった。
「ガキどもがこんな時間になにやってんだ?」
「ひっひっひ、おい見ろよ、この女、やばくね?」
「いいね~。ちょっとお兄さんたちと話そっか。女以外は家帰っていいぞ」
体がデカくて人相の悪い男3人は、シロナをいやらしい視線で見つめながら好き勝手に言っていた。
俺は足がすくんで動けなかった。それはシロナやナギサも同じだった。特にナギサの怯え方は尋常ではなかった。臆病で、いじめられても言い返すこともできない優しい性格のナギサは、顔面を蒼白にして、震えていた。
(ま、守らなきゃ。俺が)
決意する。
3人の中のリーダーは俺なのだ。
俺は、シロナとナギサを守るために男たちのほうに一歩前に出てから、言った。
「や、やめてくださいよ」
「あ?」
「け、警察呼びますよ?」
怖い。
それでも俺は男だ。
幼なじみの女の子が危険な目にあうかもしれない中で、黙っているわけにはいかなかった。
「あ? なんだてめえ」
「調子にのってんのか、チビのくせに」
「なまいきな奴だな。いいからどけよ」
男3人は俺のことを無視してシロナにむかっていく。完全に舐められてる。俺はムっとして男たちの前に立ちはだかり、シロナを守ろうと、
「邪魔」
「う」
ボッスウッ!
腹が殴られる。
はじめて受けた暴力で目の前が真っ暗になる。膝をついて息もできない。俺は必死に、シロナに狙いを定めた男たちの腰にすがりついた。
「逃げろ! シロナ、ナギサ!」
青ざめている二人に向かって必死で叫ぶ。
「はやくしろ!」
「サ、サトシくん」
「は、はやく」
「うるせえよ、ヒーローごっこか? チビ」
蹴られる。
そこからはあっという間だった。地面に倒れた俺のことを男たちが全力で蹴り始めた。俺がどうなってもかまわないと思っているのが分かる全力の蹴りが直撃してくる。
痛い。
怖い。
もうやめて欲しい。
俺は地面に倒れ、なんとか頭だけは守ろうと体を丸めて、ひたすらに蹴られていった。
「おいおい、そんなに丸まったらサッカーボールと見分けつかねえぞ?」
「いいね~。サッカーしようぜサッカー。俺メッシ」
「じゃあ、俺ロナルド」
「くらえ必殺シュート」
「ギャハハッ、顔面シュート決まりましたあああッ」
遊びだ。
蹴られていく。ぼろぼろになる。やめてください。もうやめて・・・・・そんな情けない言葉が口から漏れそうになり・・・・・しかし、そんな命乞いも許されずに蹴られていく。意識が遠のく。その時だった。
「やめろ」
声がした。
底冷えのするような、冷たい声だ。
男たちが声がしたほうに顔を向ける。
そこには、これまで見たことがない怒った表情を浮かべるナギサがいた。
「あ? なんだてめえ。ガキが調子に、」
男の言葉が途中で消える。
その胴体に、ナギサの右拳がめりこんでいた。
男の体が冗談のように吹き飛ぶ。
ほかの仲間2人の呆けたような顔がソレを追う。リーダー格の男がビルの壁に打ち付けられて、一発で気絶していた。
「・・・・・・・・・・」
ナギサは無言だ。
周囲がシーンと静まりかえり、動きを止めた世界の中で、一人だけ王様みたいに歩いていく。そして、気絶して倒れたままの男の髪の毛を片手でわし掴みにして、宙づりにしてしまった。身長差があり過ぎて、仁王立ちになったナギサによって持ち上げられた男の足は地面につくこともできず、ブラブラと揺れるだけになっていた。
「起きろ」
ボゴオオッ!
情け容赦のない暴力が炸裂する。
左手で男の髪の毛をわし掴みにして宙づりにしながら、その無防備にさらされた腹めがけて強烈な右拳がめりこむ。
「ぐええええええッ!」
気絶していた男が覚醒する。
ナギサの右拳の形に陥没した腹をおさえて、男が苦悶に満ちた表情を浮かべている。それでも男の心は折れていなくて、宙づりにされながらも鋭い視線をナギサに送っていた。
「な、なんだてめえ、はなせ! おい!」
「・・・・・・・・・」
「きいてんのかテメエ。舐めん(ボゴオオンッ!)おオッボオオオオオッ!」
言葉の途中でナギサの右拳が再び男の胴体にめりこむ。
それだけで男の言葉はすべて奪われてしまった。髪の毛をわし掴みにされているせいで吹き飛ぶこともできなかった男が、ナギサに拘束されながら、何度も腹を殴られていく。
「やめろオッボオオッ!」
「やめグエエエエえッ!」
「やめてグッボオオッ!」
手加減している。
ナギサは男が気絶しないように細心の注意を払って男の腹を連続して殴っているのだ。少しづつ、男の顔から反抗的な表情が消えていく。腹を殴られていくだけで、男のプライドが粉々に砕かれていってるのだ。少しづつ従順に・・・・・・抵抗もなくなった男がついにナギサから殴られて悲鳴をあげるだけの肉人形に変わってしまった。
「サトシくんのお腹を殴ったおまえを絶対に許さない」
激怒しているナギサの声は幼なじみの俺たちが聞いても恐ろしいものだった。
俺もシロナも・・・・・男の仲間たちだって・・・・・・一歩も動けないで、その恐ろしい生物が人間をボコボコにしていくのをただ黙って見ていることしかできなかった。
「死ね」
ぼおっごおおんんッ!
最後に力をこめた一撃が男の胴体を串刺しにする。
ナギサの右腕が男の腹を突き刺しにして、背中に貫通してしまったのではないかと思うほどの強烈なパンチ。男は白目をむいてようやく気絶が許された。意識を失った男の体が地面に倒れて痙攣を始める。その口から吐瀉物をまき散らしながら、一瞬にしてボロ雑巾になった男が死の痙攣を踊っていた。
「おまえらもサトシくんのこと蹴ってたよね?」
ナギサが次の獲物にうつる。
俺とシロナと同じように固まって逃げることもできなかった男二人に、ナギサの冷たい視線が突き刺さった。
「あ、ああ、ああ」
「ゆ、ゆるして」
もはや男二人に戦意は残されていないようだった。
抵抗することも、逃げることもできず、目の前の圧倒的強者にむかって命乞いをしている。それを許すだけの理性が、ナギサには残っていなかった。
「ひゃ、ひゃめでええええッ!」
「たじゅげでええッ! お願いですうううッ!」
ナギサが蹴っていく。
あっという間に二人を地面に蹴り飛ばしてしまったナギサが、二人の男の体を使ってサッカーを始めてしまった。ナギサの極太の太ももがすさまじい威力を放っていく。男たちの体が、豪快な蹴りによって吹き飛ばされ、ビルの壁にブチあたってはねかえってくる。さらにそれをナギサが蹴り飛ばして―――すぐに男たちの意識はなくなってしまった。
「・・・・・・・・・・」
ボッゴオッ!
ドッスンンッ!
男たちの意識がなくなってもナギサの蹴りは終わらない。脱力した男たちの体が宙を舞い、ボロボロにされていく。人間の体が壊されていく音が響く。その間ずっと、ナギサは怒りに支配された冷たい表情のまま、無言だった。
「かぎゅううううッ!」
「ぐええええええッ!」
「おぼおおおおおッ!」
そして最後の仕上げが始まる。
さんざんにボコボコにした後、ナギサは、右手、左手、太ももで三人の男の首を締め上げ、絞首刑の執行を始めていた。
ナギサの片手で首をすっぽりわし掴みにされて締めつけられた男二人は、完全宙づりのまま息絶えていく。仁王立ちになったナギサの肉体はすさまじいの一言だ。身長差から足をブラブラさせた男二人が、白目をむき、顔を真っ赤にして、口からブクブク泡を吹きながら死んでいく。
「おえええええええッ!」
そんな二人よりも悲惨な目にあっているのがリーダー格の男だった。
仁王立ちになったナギサの股の間に四つん這いになった男は、頭部どころか上半身までムチムチ太ももに挟まれ、文字通り潰されていた。首を絞められるだけでなく、頭蓋骨も潰されていく。既に発狂してしまったらしく、気絶と覚醒で忙しくしている男は、アヘ顔を浮かべて人間を辞めていた。
「な、ナギサ」
俺とシロナはただ呆然として目の前の処刑を見つめるしかなかった。
あの気弱で優しい性格だったナギサと、目の前の残酷な生物が同一人物であるとは思えない。俺の知っている幼なじみではない。ふたなりの本能。残酷で容赦のない圧倒的強者を前にして、俺の体が動かなくなる。それでも、
(と、止めないと)
このままでは大変なことになってしまう。
怒りにまかせたナギサであれば、このまま本当に男たちを殺してしまうかもしれない。俺は震える足に鞭をうって、ナギサに近づいた。
「な、ナギサ。もうやめよう」
「・・・・・・・・・・・・」
「やりすぎだ。なあ、ナギサ」
声をかけても反応がない。
その意識のすべてが男たちを苦しめるという一点に集中していることが分かる。俺は怒り狂っているナギサの腰に手をやって呼びかけを続ける。なんとかナギサに我にかえってほしくて必死だった。その思いが通じたのか、ナギサの視線が俺を貫いた。
「・・・・・・・・」
「ひ、ひい」
その冷酷な瞳に耐えられなかった。
俺のことをゴミでも見るような目で見下ろしている。自分の邪魔をしようとする奴をけっして許さないと決意している視線だ。自分よりも強い生物を怒らせてしまった恐怖で体がふるえ、俺はそのまま尻もちをつき、地面に倒れてしまった。
「あ」
その瞬間、ナギサが我にかえった。
冷酷な支配者の瞳に暖かさが戻って、いつもの幼なじみに戻る。戸惑ったような瞳が現状を認識したのか、すぐにうるみ始めた。
「ご、ごめんサトシくん。ボク」
「な、ナギサ」
「こんな・・・・・これ、ボクがやったの?」
ナギサがおっかなびっくり、片手でわし掴みにしていた男二人の首を手放した。同じく太ももで挟んでいた男も解放する。とっくの昔に気絶していた男たちは「ぐぼおおおッ」という盛大なイビキをかいて、地面でビクンビクンと痙攣を始めていた。
「こんな・・・・ボク・・・・・ボク・・・・・」
ナギサが膝から崩れ落ちて、泣き始めた。
顔を歪ませて、首を左右に振って現実を否定しようとしている。自分がこんな暴力を振るったということを信じたくないのだろう。ナギサの心が致命的に傷ついてしまう―――そんなことさせたくなかった。
「ナギサは悪くない!」
俺は大きな声で言った。
膝から崩れ落ちて大きな体を小さくしていたナギサが驚いた表情で俺のことを見上げてきた。
「ナギサはちっとも悪くないぞ。こいつらが悪いんだ」
「そ、そうよ。ナギサはわたしたちを助けてくれたんだもん。なにも悪くない」
シロナも一緒になってナギサを励ます。
ナギサが力なく笑った。
「・・・・でも、サトシくんたちも、ボクのこと、怖いでしょ?」
「え?」
「・・・・ボクはふたなりだから、こんな暴力をふるえちゃう。どんなに強い人でも、鍛えてきた人でも、ボコボコにできる・・・・・ボクはふたなりっていう化け物なんだ。ふふっ、怖いよね?」
すべてを諦めたような笑顔になるナギサ。
怖くないと言えばウソになる。今も足腰は震えている。けれども俺たちは幼なじみだった。俺たちがナギサを怖がるなんてそんなこと、あるわけなかった。
「ナギサ」
「あ」
膝から崩れ落ちているナギサの体を抱きしめる。
すぐにシロナも同じように抱きついてきた。俺たちの腕の中にいるナギサは子鹿みたいにプルプル震えていた。それをぎゅううっと抱きしめながら言う。
「怖くなんてない」
「さ、サトシくん」
「ナギサのこと怖がるなんて、そんなこと絶対ない。そうだよなシロナ」
「あたりまえじゃない」
さらに抱きつく。
俺たちの体がこれ以上ないほどにくっつく。ナギサが「あ」と声をあげて、こわばっていた体が脱力していくのが分かった。
「ありがとう。サトシくん、シロナちゃん」
ナギサが笑って、
「いっつも、二人には救われてばかりだ」
「ナギサ」
「ありがとう・・・・ありがとうね・・・・」
ナギサが抱きついてくる。
そのたくましい両腕が俺とシロナの体を、ぎゅううううっと抱きしめてくる。その力強さで息苦しくなって「う」と呻く。強いふたなりの力で抱きしめられているのに、なぜか俺の体がジイインッと痺れていくのが分かった。
「・・・・・・な、ナギサ♡♡」
それはシロナも同じだった。
ナギサの腕の中で力強く抱きしめられているシロナはされるがままになっている―――その顔は明らかにトロけて、恋する乙女になっていた。
*
やはりこの日がターニングポイントだったのだ。
この日を境に俺たちの関係は決定的に変わってしまた。しかし、そのことに気づいた時には、すべてが終わってしまっていたのだ。
5
中等部の3年生になった。
この頃になると、俺とナギサたちの違いが明確になってしまっていた。
俺は中1から背が伸びず、ナギサとシロナはますます成長していた。ナギサは190センチの大台に乗り、シロナも180センチになっていた。
「あの二人、すっごい美人」
「身長たっけえ~」
「芸能人?」
「付き合ってんのかな~」
学校でも街中でも羨望の目で見られる二人。
その隣に立っているだけで、俺のチビさ加減が強調される。ナギサとシロナのおまけ扱いされてしまう。そんな日常が続いていた。
(くそ)
俺はコンプレックスでどうにかなってしまいそうになりながらも、どうにか卑屈な態度にならないよう努力していた。幼なじみの三人という関係性を壊さないように、必死だった。
「サトシくん」
そんな俺の気持ちなんて知らずに、ナギサは変わらずに俺に接してくれる。
190センチの高身長で、腹筋も割れ、さらに強靱な肉体になっても、ナギサはあくまでも俺の弟分みたいな態度を崩さなかった。
休み時間になると、俺が座っている机の隣にやってくる。移動するときにはいつも俺の後ろをついてきた。俺のことを尊敬のまなざしで見下ろしてくるナギサの視線―――それがなぜか怖かった。
けれども変わらないのはナギサだけで、周囲の人間たちのナギサに対する態度は明らかに変わっていた。ナギサの中性的な美貌にもますます磨きがかかり、クラスメイトたちの視線を強制的に奪う。うっとりと、心酔しきった視線でナギサのことを見つめている。それはシロナも同じだった。
「ナギサ♡♡」
シロナがナギサに話しかける時だけ、明らかに声の調子が変わった。180センチを越える長身でスタイル抜群の女の子が、ナギサに夢中になっている。
(でも・・・・・俺たちは幼なじみなんだ・・・・・・シロナとナギサが付き合ってるとか・・・・・・そういうことはない・・・・・・仲良し3人組・・・・・)
その関係性が崩れたらどうなるのか。
それを考えるのが怖くて、俺はますます3人の幼なじみという関係性に固執するようになっていた。幼なじみのままなら、シロナとナギサが付き合うことにもならない。そう思っていた。
*
そして、その日が訪れた。
*
「それじゃあサトシくん、先に行ってるね?」
「補修の授業ちゃんと受けなさいよね」
ナギサとシロナが帰り支度を整えて言った。
その日は俺だけが補修授業を受けることになっていた。テストの点数があまりよくなかったので、救済措置として補修授業を受ける必要があったのだ。ナギサもシロナも頭脳明晰でテストでは学年1,2位を独占していたので、間違っても補修授業を受ける必要なんてなかった。
「おう、先に行っててくれ。授業の後の補修テスト一発で合格して、すぐ行くからさ」
「うん、シロナちゃんの家で待ってるよ」
「・・・・・・まあ、ゆっくり来なさい。いい機会だから、サトシはみっちり勉強すること」
ナギサとシロナが教室から去って行く。
シロナがナギサの腕をとって密着しているいつもの光景を見送ってから、俺は気合いを入れて補修授業のための予習に励んでいった。
*
その日の補修授業は、普段とは違い、最初にテストが実施された。
これに合格できたら2時間の補修授業を受けなくてもいいと教師は言った。俺ははやくナギサたちと合流したくてがんばった。
「よし、だいぶはやく終わったな」
なんとかテストに合格し、俺はたまり場であるシロナの家に急いだ。
二人は、俺の補修授業とテストが終わるまでに2時間くらいかかると思っているだろう。しょっぱなのテストに合格したおかげで、まだ30分くらいしか経っていなかった。いきなり俺が現れたら、驚くに違いない。
(びっくりさせてやろう)
シロナの家に到着する。
俺は呼び鈴を鳴らさずに玄関のドアを開け、そっと忍び込んだ。
この時間帯にはシロナの両親は帰ってきていない。玄関にもナギサとシロナの大きな靴が並べられているだけだった。
「驚かすぞ~」
悪だくみをしていると思うと心が躍った。
シロナの部屋は2階にある。
俺は忍び足で階段をあがっていった。二人の驚く顔が脳裏に浮かぶ。その時、声が聞こえた。
―――あッ♡ ンフッ♡ んんんッ♡
甘ったるいような。
心を許しているような。
押し殺そうとして漏れてしまっているような。
そんな喘ぎ声が聞こえた。
「え?」
戸惑い。
シロナの両親が家にいるのか。
いやそんなはずはない。
―――んおッ♡ アンッ♡ んんッ!
じゃあこの声は?
分からない。
足が勝手に忍び足で進む。
俺の足が震えている。
―――パアンッ! ぱんぱんッ!
近づくにつれ肉の殴打音が聞こえてくる。
強い肉が弱い肉を制圧している。
そんな音が鼓膜に届く。
―――パアンッ! パンパンッ! ぱあんッ!
―――アンッ♡ んんッ♡♡ すごい♡♡
シロナの部屋の前。
肉の殴打音が強くなる。
聞き覚えのある喘ぎ声はどんどん大きくなる。
ドアは半開きになっている。
そこから部屋の中を見て驚愕した。
―――ナギサとシロナがセックスしていた。
「シロナちゃん、声大きいよ?」
「だって♡♡ ナギサの・・・・ンホッ♡♡ 大きすぎてえん♡♡ ・・・・・きもちいとこ擦れちゃっヒイイン♡♡ それやばひいッ♡♡」
ベットの上だ。
ナギサもシロナも裸だった。
大きな体の二人が迫力満点でセックスしている。
四つん這いになったシロナを上から押し潰しながら、ナギサが腰を振っていた。バックの体勢。AVでしか見たことのない光景。そんな獣みたいな激しいセックスを、幼なじみの部屋の中で、見知った幼なじみと幼なじみが再現している。
ぱあんッ! パアンッ! ぱんぱんッ!
ナギサが、シロナの細い腰を両手でわし掴みにして、たわわに実った大きな巨尻に向かって腰を打ち付けていく。その腰使いは豪快の一言だった。体力自慢のふたなりが、その能力をいかんなく発揮して、女を犯していく。
「ここでしょ? シロナちゃんのきもちいところ」
ぐりぐりぐりッ♡♡
ナギサが肉棒を深く挿入してこすりつけていく。家族旅行の時にみたナギサの凶悪肉棒が脳裏によみがえる。あの時よりも成長したであろうメス殺しの雄槍が、深くシロナの中に挿入されてしまっているのだ。そんなことをしたらどうなるのかなんて、予想するまでもなかった。
「おっほおんんんッ♡♡」
獣の喘ぎ声が響く。
それと同時にシロナがビクンッと体を痙攣させた。白目をむいて快楽に身を委ね、人間のものとは思えない喘ぎ声を漏らしているその姿が、幼なじみの少女のものとは思えない。これまでの思い出が脳裏によみがえる。ちいさい頃から一緒に遊んでいた活発な女の子。女子たちと遊ぶよりも俺やナギサと遊ぶほうが好きな男勝りな女の子―――それが今では明らかにメス顔を浮かべて、弛緩しきったアヘ顔で獣の喘ぎ声を漏らしていく。
ぱんぱんッ! ぱあんッ! グリグリッ!
「おほおんッ♡♡ んほッ♡♡ オッホンっ♡♡」
快感でおかしくなっているシロナにむかって、ナギサの容赦のない腰使いが炸裂していく。
力強い腰振りのたびにシロナが壊れていく。幼なじみの女の子が、幼なじみのふたなりに犯されていく。頭脳明晰で学年2位の秀才であるシロナの顔が快楽に染まって獣のものになる。これまでの思い出が、ナギサの腰使いによって壊されていく。
「すごい感じてるね、シロナちゃん」
「おほっ♡♡ だっへえええッ♡♡」
「喘ぎ声すごいよ? そんなにきもちい?」
「きもちいいいいッ♡♡ しゅごいいいい♡♡」
顔を赤らめて興奮したナギサがさらに腰を振るう。
豪快な腰振り。
パアンッと肉の殴打音が響くたびにシロナの理性が溶けていく。壊れていく。ベットに四つん這いになって、犯されていく幼なじみの姿に目がくぎ付けになってしまった。
(ウソだ)
俺は物音一つ立てずにその光景を呆然と見つめていた。
幼なじみの女の子の喘ぎ声はとんでもなくエロかった。全裸で大きな体を四つん這いにさせている姿もエロすぎる。肉棒を突き入れられるたびに、シロナの巨大なおっぱいがブルンブルンと揺れている。肉棒が深く挿入されるたびに体が痙攣して、白目をむき、獣の喘ぎ声をあげている幼なじみの姿に夢中になってしまった。
(ウソだ)
理性が否定しても無駄だ。
明確な証拠が目の前にはある。
ナギサがシロナを犯している。
しかもムリヤリではない。むしろ逆だ。熱狂しているのはシロナのほうだ。その証拠に、ナギサから肉棒を突き刺される瞬間、彼女は無防備な背中をさらし、しかも自分からナギサの肉棒を迎え入れてしまっていた。ナギサの腰振りにあわせて自分からも腰を振って、幼なじみの肉棒を深く―――深く挿入させている。
「おほんっ♡♡ ぐぼおッ! あひんッ♡♡」
そして漏らすのは獣の喘ぎ声だ。
夢にまで見た女体が目の前にあるのに、それを堪能しているのは俺ではない。もう一人の幼なじみ―――ふたなりの優秀な肉体の餌食となって、シロナがなすすべもなく犯されていく。
(やだ・・・・こんなの嫌だ・・・・)
自然と俺の瞳から涙がこぼれる。
ハアハアという息づかいが荒くなる。
けれども一歩も動けなかった。足腰がガクガクと痙攣する。そして、自分の肉棒がこれ以上ないほどに勃起していることに気づく。幼なじみの女の子が、幼なじみのふたなりに犯されていく光景を見せつけられて、頭がおかしくなりそうになりながらも、滑稽に勃起しているのだ。
「ん、もうそろそろ出そう」
ナギサが言った。
自然な言葉だった。この二人にとって、セックスをして射精をするということがごく自然なことであると分かる言葉。ナギサが強靱な肉体でシロナを犯しながら、その耳元で囁く。
「シロナちゃん、射精していい?」
「おほおッ♡♡ んほおおッ♡♡」
「あ、もう喋れないか」
パアンッ! ぱんぱんッ!
「ひっぎいいいいいいいいッ♡♡」
ラストスパートが始まる。
シロナの細い腰をわし掴みにしていたナギサの両手がはなれ、シロナの手を握って、引っ張り出す。結果としてシロナはシャチホコみたいに弓なりの背中をさらせて、さらに肉棒の深く突き入れられた。その状態のまま、乱暴でいながら繊細な腰使いでナギサがシロナを犯していく。
二人の汗が飛び散る。
運動量の多い激しいセックス。
深く愛し合っている夫婦の営みよりも激しいセックスが目の前で繰り広げられる。肉の殴打音。獣の喘ぎ声。満たされた表情を浮かべたナギサと、弛緩しきったシロナのアヘ顔。それを見せつけられているうちに、ナギサが当然のように射精した。
「射精る」
びゅっびゅうううううッ!
どっびゅううううううッ!
すさまじい射精量がシロナの体内に噴出する。
腰を深く深く挿入したまま射精している。
白い液体があまりにも大量に放出されていることが分かる。それはシロナの秘所からゴボッゴボッとあふれかえってくる精液を見れば明らかだった。二人はコンドームをしていないのだ。激しいセックスの後で、ナギサがシロナに中出しで射精していく。大量の精液を打ち付けられたシロナは、ただただ、
ビクンッ!
ビクビクンッ!
深く痙攣していくだけだった。
喘ぎ声も叫び声もなくただただ絶頂していく。
これまでのエクスタシーが子供だましに思えるほどの痙攣。命の危険さえ感じさせるような絶頂で深く深くイっているのが分かる。肉棒で子宮を貫かれ、精液を直接注ぎこまれて、俺の大事な幼なじみが、ビクンビクンっと痙攣していった。
「ふう、いっぱい出たね」
エクスタシーからナギサが回復した。
汗をかき蒸気した顔をそのままにベットで痙攣を続けるシロナにむかって言う。
「大丈夫シロナちゃん?」
「あひい♡♡ ひい♡♡」
「うん。だいぶ深くイっちゃったみたいだね」
ナギサが逞しい両腕をシロナの体の前にまわす。
そのまま抱き起こして、二人はベットの上で座った。背後からシロナをがっちり抱きしめて拘束したナギサが、今も絶頂中のシロナの耳元で言う。
「好きだよ、シロナちゃん」
「ひいんッ♡♡」
「いっぱいきもちよくなってくれて嬉しいよ。ボクもいっぱい出ちゃった」
愛の言葉。
それを聞かされてシロナがさらに痙攣を強くした。愛のあるセックス。乱暴に犯されるとか、いやいやされたとかではない、二人の心と心が通じ合ってされたセックス後のひとときであるということが、その姿を見れば分かる。絶頂中のシロナは、満たされた、幸せいっぱいの表情のまま、ナギサの腕の中でされるがままに抱かれていた。
「ナギサ♡♡ 好きいいッ♡♡」
ようやく理性を取り戻したシロナが甘い声で言う。
そこに活発でナマイキそうないつもの幼なじみの姿はなかった。完全にメスの顔を浮かべた幼なじみが、ねだるように背後に振り返る。イケメン王子様みたいな笑顔を浮かべたナギサが、にっこりと笑いながら、シロナの唇を奪った。
「ジュパアッ・・・・・じゅるるッ」
「ひいんッ・・・・んむう♡♡・・・・」
激しいディープキス。
愛し合った男女でなければできない情熱的なキスが繰り広げられる。ふたなりのたくましい両腕に背後から抱きしめられた女が、さきほど散々犯されたのに、再びその体を求めているのが分かった。
「ナギサ♡♡ もっとしたい♡♡」
唇を放してシロナが言う。
二人の口と口が涎でつながっている。トロンととろけきった瞳を浮かべたシロナが懇願を始めた。
「ね? いいでしょ。もう一回しよ♡♡」
「で、でも、もう3回もしたじゃない。ぜんぶ中だししちゃったから、あと片付けしないと」
「いいから♡♡ そんなの後でいいから♡♡ お願い♡♡ もっと犯してえ♡♡」
熱に浮かされた視線で求愛している。
それをナギサは困惑気味に見下ろしていた。
「だ、ダメだよ。サトシくんが来る前に・・・・・・掃除しないと、バレちゃう」
「大丈夫♡♡ まだ時間あるよ♡♡ お願いします♡♡ 朝セックスしてからずっと我慢できなかったの♡♡ もっと犯して♡♡」
「きょ、今日だってサトシくんが帰ったらするんでしょ? それまで我慢、」
「できないのおおッ♡♡ お願いナギサああ♡♡ いじわるしないで犯してくださいいい♡♡」
シロナがナギサにすがりつく。
大柄なシロナだったが、ナギサの腕で抱かれている時の彼女はかよわい乙女そのものだった。他の男子だったら体格で圧倒してしまえるシロナも、ナギサの大きくてたくましい肉体の前では生まれたての子鹿でしかない。とろけきった瞳でナギサを見上げ、必死に懇願している。
「しょうがないな。あと一回だけだよ?」
ナギサが優しげに笑って立ち上がる。
軽々とシロナを持ち上げながらベットで立つ。真正面から抱きしめ合う二人。シロナの大きなおっぱいと、それ以上に巨大で強そうなナギサの爆乳が真正面から潰れあい、ぐんにゃりと潰れる。シロナは歓喜に染まった表情を浮かべて両足をシロナの胴体に絡ませ、すがりつく。一人だけベットの上に仁王立ちになったナギサが、ふらつくこともなく、ムチムチで筋肉質な太ももでしっかりと立ちながら、駅弁でシロナを犯し始めた。
「ひいいいいいんんッ♡♡」
大柄なシロナを軽々と持ち上げながらのセックス。
シロナがナギサの首に両手をまわし、両足でがっちりナギサの胴体を挟んで密着しながら、駅弁セックスが続いていく。ナギサは笑顔のままだ。荒々しく腰を振るい、シロナが喘いでいる表情を至近距離から堪能している。自分の快感を優先するのではなく、シロナに満足してもらいたいと考えていることが分かる余裕に満ちたナギサの表情。ずっとずっと、シロナは喘いだままだった。
(ダメだ・・・・ダメ・・・・)
俺は耐えることができなかった。
セックスをしている二人から目を離し、ゆっくりとその場を離れる。
物音を立てないようにしながら、俺はシロナの家を立ち去った。
完全な敗北感。
心がズタズタに傷ついてしまったことを感じながらも、なぜか勃起だけはおさまらない。俺は滑稽に肉棒を固くし、ズボンにテントをつくりながら、自分の家に逃げ帰ることしかできなかった。
6
ナギサとシロナのセックスを見た日の夜。
俺は自室に閉じこもり、さきほど見た光景をなんとか忘れようとした。しかし、忘れることなんてできなかった。考えまいとすればするほど、さきほどの激しいセックスのことを思い出してしまい、勃起してしまう。
「ハアハアハア」
さらに悪いことに俺の右手が肉棒に伸びていた。
それを止めようとしても無駄だった。触れた途端にこれまで感じたことのない性的快感が全身を貫いた。しこしこと惨めにオナニーを開始する。思い出すのは、シロナの喘ぎ声、シロナの全裸―――そして、豪快に腰を振るナギサのたくましい肉体だった。
「う」
あっという間に射精してしまう。
ティッシュにちっぼけな精液が付着しているのを感じて、まじまじと見つめる。まるで虫けらの精液だ。量だって、おそらく質だって、ナギサが放出した精子には勝てない。俺の何倍もの子種をシロナの中に注ぎ込んだナギサと、ちっぽけな精液をティッシュに漏らしてしまった自分。その情けなさで顔が歪み―――なぜか勃起した。
「どうしちまったんだ俺は」
悩み、それでも手が伸びる。
シロナのアヘ顔。ナギサの蒸気した顔。
幼い頃から一緒だった幼なじみが、俺よりも性的経験を積んでいて、大人のセックスをしてきたという事実。それが何よりのオカズになって、俺はこの夜、何度も何度も、ちっぽけな精液を、ティッシュに漏らし続けた。
*
どんなに苦しんでも朝はくる。
俺はぼおっとしながらも朝支度をすませた。そして、いつものようにその声を聞いた。
「サトシくん、おはよう」
「おはよう、サトシ」
ナギサとシロナだ。
いつものようにナギサたちは俺を迎えにきてくれた。親しげな笑顔を浮かべて立っている。これまでと同じ幼なじみの親密な関係性を感じた。しかし、
(こいつらは、昨日、セックスしてたんだ)
いや昨日だけではない。
俺が知らない間にこの二人は激しいセックスをしていた。ナギサは何度もシロナに中だししてきたのだ。ひょっとしたら、今日も、俺の家に来る前にセックスしていたのかもしれない。今日だけでなく、毎日、俺と一緒に登校する前に、こいつらは中だしセックスを済ませてきたのかも。
「う」
そう思うと勃起してしまった。
控えめなナギサの笑顔と、勝ち気で男勝りなシロナの笑顔を見て勃起してしまう。いつもの幼なじみの姿に気後れしてしまっていた。自分よりも性的経験が上で、身長も高くて、大人になった二人を前にすると、自分が惨めに感じられて仕方ない。それなのに、なぜか勃起してしまうのだった。
「どうしたのサトシくん、顔色悪いよ?」
「昨日もなんでウチに来なかったのよ。ずっと待ってたんだからね」
二人が心配してくれている。
昨日のことがショック過ぎて俺は二人に連絡を入れることもできなかったのだ。俺は歯を食いしばって、言った。
「わ、悪い。昨日の補修、ぜんぜんダメでさ。かなり時間かかっちまって、疲れて家で寝てたんだよ」
「そうなんだ・・・・・勉強ならいつでも教えられるから、遠慮なく言ってね、サトシくん」
「まったくサトシはダメね~。あんな簡単なテスト合格できないなんて・・・・・・仕方ない。今日の放課後は勉強会にするわよ」
二人はあくまでも俺のことを幼なじみとして扱ってくれていた。
それが嬉しくもあり、屈辱的でもあった。
なんだか施しを受けた気分になる。けれどもダメだった。パンドラの箱はひらかれてしまったのだ。俺はどうしても抑えられない欲求に身を任せてしまった。
*
「ナギサ♡♡ 乳首カリカリしちゃダメええ♡♡」
シロナの甘いメス声が響く。
放課後のシロナの部屋だ。
3人で勉強会をした後、俺だけ先に帰ることにした。家の用事があるとウソをついて二人を残して部屋を後にしたのだ。いったん玄関まで出てから、昨日と同じように忍び足でシロナの部屋に近づく。俺がいなくなってまだ2,3分しか経っていないのに、すでに始まっていた。
(で、デケえ)
シロナのおっぱい。
ベットの端で座ったシロナは上半身だけ裸だった。すでにブラジャーも剥ぎ取られている。その巨大な乳肉と健康そうなピンク色の乳首が目に飛び込んでくる。そんな夢にまで見た女体。いつも盗み見てはオカズにしてきたシロナのおっぱい―――それを自由にしているのは、俺ではなく、ナギサだった。
「でも、シロナちゃんはコレが一番感じるでしょ?」
カリカリカリッ!
ベッドで同じように座って、背後からシロナのことを抱きしめているナギサが言う。ナギサだけは制服を着用したままだった。そのたくましい両腕がシロナの体を力強く抱きしめている。そして、右手を右乳首に、左手を左乳首にあてがって、人さし指だけを動かして、カリカリとシロナの乳首をひっかいていた。
「んんああッ♡♡」
それだけでシロナの口からメス声が漏れる。
聞くだけで雄が発情するような喘ぎ声。勝ち気な笑顔が印象的なシロナの顔が、トロトロに溶けて、はやくもメス顔になっていた。
「それにしても、シロナちゃんのおっぱい、大きくなったよね」
ナギサがシロナのおっぱいを愛撫しながら、その耳元で囁いていく。
「どうして大きくなったのかな?」
「ナギサにひッ♡♡ おっぱい揉まれてるからですううッ♡♡ 毎日おっぱい愛撫されてへえッ♡♡ きもちよくなっておっぱい大きくなっちゃったのおおッ♡♡」
「ふふっ、シロナちゃんおっぱい弱いもんね」
「違ううううッ♡♡ ナギサがうますぎるのがいけないのおおッ♡♡ ナギサにしてもらうまではおっぱいじゃ感じなかったのにいい♡♡ 自分でいじってもダメなのにいい♡♡ ナギサにおっぱい揉まれると、おかしくなっちゃうう♡♡」
乳首カリカリだけでなく、ナギサの大きな手が乳房をわし掴みにしてこねくりまわしていく。
そんな女のおっぱいを堪能するだけの手つきなのに、シロナはさきほどからビクンビクンと痙攣していた。メス顔がさらにとろけていて、半開きになった口から涎まで垂れていた。
「ふふっ、女の子って、強いふたなりにおっぱい揉まれると、ダメになるんだってさ」
「ひいいんんッ♡♡」
「お母さんが言ってたよ。「おっぱいを愛撫されても感じないって言ってる爆乳の女の子でも、ふたなりが愛撫したらドロドロになるもんさ」ってね。なんでか分かる?」
「あ♡・・・・あひっ♡・・・・んふッ♡♡」
「女の子は、強いふたなりを前にすると屈服しちゃうんだってさ。自分のこと一発で妊娠させられるふたなりに愛撫されると、体がすぐ妊娠できるように準備を始めちゃうんだってよ? ふふっ、今のシロナちゃんみたいにね」
「おほおッ♡♡・・・ひぎい♡♡・・・・・」
「たぶん、普通の男の子におっぱい揉まれてもこれだけ気持ちよくなれないだろうね。ふたなりのボクだから、シロナちゃんのこと満足させてあげられてるんだよ? わかってるかな?」
カリカリカリッ!
乳肉を乱暴にわし掴みにしながら乳首をカリカリといじめる。
ナギサの強くて大きな両手が、両乳房を暴力的に掴んでいる。それにあわせて、ボリュームたっぷりのシロナの乳肉が、ナギサの手の形にあわせてぐんにゃりと潰れている。本来であれば痛みしか感じないだろう行動。しかし、それだけでシロナは絶頂した。
「んんああああッ♡♡♡♡」
ビクビクンッ!
ビクビクッ!
ナギサの腕の中でピンと背筋を伸ばして痙攣する。かと思うとすぐに脱力して倒れそうになる。そのすべてをナギサのたくましい両腕が抱きしめて拘束してしまう。そして、絶頂の余韻にひたるシロナの耳元で甘く囁くのだった。
「イっちゃったね」
ビクンッ!
「おっぱい揉まれただけで絶頂しちゃった」
ビクビクンッ!
「おしおき、しなきゃね」
ビクンビクビクッ!
ナギサがシロナを解放する。
ベット下に転げ落ちたシロナを見下ろしながら、ナギサがゆっくりと制服を脱いでいく。女性ものの上着とブラジャーを脱ぎ捨て、あらわになった爆乳とバギバギ腹筋を見せつける。さらに男性用ズボンを脱ぎ―――パンツも脱いだ。
「ああああッ♡♡ ナギサあああッ♡♡」
肉棒を見た瞬間にもうダメだった。
シロナは胸を愛撫されていた時以上に発情し、秘所からダラダラと愛液を漏らしてしまっている。それほどまでにナギサの肉棒は凶悪だった。黒光りした使い込まれた雄槍。家族旅行で見た時よりもさらに成長し、メスというメスを快楽地獄に落としてしまうことが分かるフォルム。男の俺でも、その禍々しさを前にすると足がすくんで、体が熱くなってしまった。
「バックで犯してあげる」
すぐさまナギサが挿入した。
四つん這いにしたシロナの無防備な背中を見下ろしながら、躊躇なく肉棒を突き入れる。シロナの肉がめくれあがって、抵抗なくナギサの肉棒を迎え入れた。効果は絶大だった。
「おっっほおおんんんッ♡♡♡♡」
ビクビクンッ♡
ビクッ♡ ビクンビクンッ♡
「あ~、挿入しただけで絶頂しちゃったね?」
「ひいいっ♡♡ おぼおッ♡♡」
「もう言葉も喋れなくなっちゃったね。かわいいよ、シロナちゃん。でも、これはおしおきだからね。イっても関係ないよ」
パアンッ!
絶頂中のシロナにむかっての腰振り。
熟練した腰使いでもってナギサがシロナを犯していく。その細い腰を両手で掴み、我が物顔でシロナの秘所を使っていく。凶悪肉棒を突き刺し、引き抜き、突き刺していく。メス肉が犯されて、快楽地獄にあるシロナは白目をむいて絶叫し始めた。
「ナギサああん♡♡」
「ん?」
「イってるうう♡♡ イってましゅうううッ♡♡ もうイってるからあああ♡♡」
「うん、そうだね」
「やめてえええ♡♡ ナギサのコレ無理なのおおッ♡♡ イってる時突かれたら、おかしくなりゅううううううッ♡♡」
言葉とは裏腹にアヘ顔を浮かべながらシロナが言う。本心では止めて欲しくないのだ。それが分かった。
「ふふっ、シロナちゃんは本当にマゾだね」
「ひいいいんんッ♡♡」
「あ、ボクがマゾにしちゃったのか。最初の頃はシロナちゃんのほうが積極的だったもんね。普段と同じように、強気な感じに、ボクのことリードしようとしてた」
「言わないへええ♡♡ 言わないへえええ♡♡」
「それなのに、ボクの肉棒挿入されたら立場は逆転。あっという間にメス顔さらして、マゾになっちゃった。ふたなり凶悪ち●ぽ様で犯されて、シロナちゃんはボクの命令に従順なマゾメスにされちゃったんだよね」
ビクビクンッ!
言葉責めでシロナが悦んでいる。
豪快に腰を振りながらナギサが続ける。
「でも安心してよ。みんなそうらしいから。ふたなりち●ぽには勝てないんだ。女だろうが・・・・・ふふっ、男だろうとね」
ぱあんッ!
ジュブッ! ズジャアッ!
パンパンパンッ!
セックスが続く。
シロナの喘ぎ声が高くなる。
幼なじみ二人のセックスを見て、俺は興奮の絶頂にあった。
「シロナ・・・・ナギサ・・・・・」
小さな声でつぶやく。
同時に俺の手が自分の肉棒に伸びていた。
触れた途端にビクンッと体が痙攣してしまう。ダメなのに・・・・・・こんなことしちゃダメなのに・・・・・我慢できない。俺はしこしことオナニーを始めてしまった。自分よりも性的経験に豊富な幼なじみ二人のセックスを見ながら、惨めにしこしことオナニーを続け、すさまじい快感で悶える。すぐに限界が来た。
「ん、射精る」
どっびゅううううッ!
びゅっびゅうううッ!
ナギサが射精した瞬間だった。
俺の肉棒からぴゅっぴゅっと精液が漏れていく。
服の中が少しだけ濡れる。
それだけの、ちっぽけな、少量の、惨めな射精。
「おっっほおおおんッ♡♡」
それとは比べようもないほどの大量の精液が、ナギサの肉棒から炸裂して、シロナの中に注ぎこまれていく。
ナギサはシロナに種付け射精できているのに、俺はオナニーで自分の服を濡らすだけの射精しかできていない。
生物としての優劣差。
俺はナギサよりも劣っている。
それを自覚すればするほど興奮した。
既に終わった射精の余韻で快感にふけりながら、俺は終わらないナギサの射精と、シロナの秘所からこぼれ落ちてくる大量の精液を凝視しながら、興奮していた。
7
俺は盗み見を続けた。
ナギサとシロナが情熱的にまぐわっていくのを、ドアの隙間から凝視し、ハアハアと息を荒げながら、オナニーしていく。
日常的には幼なじみとして気さくに会話し、勉強して、街中に遊びに行く。そして隙あればセックスしようとするナギサとシロナの姿を、俺は盗み見ていった。それがどんな結果をもたらすのかなんて考えもせず、俺は二人のセックスに夢中だった。
*
そして俺たちの関係性を徹底的に破壊する「その日」が、再び訪れることになった。
*
その日も俺はナギサとシロナのセックスを盗み見ていた。
シロナの家でだべったり、ゲームをしたり、勉強をしたりした後のことだ。はやめに帰ると言い残して部屋を出て、すぐに少しだけ開けおいたドアの前に陣取る。いつものようにセックスを始めていた二人の姿に、目がくぎ付けになってしまった。
「あああ♡♡ はげしいいッ♡♡」
その日は、いつもとは違い、ナギサがシロナを徹底的に責めていた。
乱暴というわけではない。
けれど快感が暴力であるということを教えられるような執拗な愛撫が、俺の目の前で続けられていた。
「たくさんイこうね」
ナギサがニッコリ笑ってそのとおりにする。
おっぱいを揉みしだいてイかせ、手マンで連続失神絶頂を繰り返させ、ディープキスだけでシロナの目をトロントロンにさせて、イかせてしまう。
とっくの昔に二人は全裸だった。
体の大きな成長した幼なじみたちが、その肉体的性能をあらん限り発揮して、大人のセックスを続けていく。まだ挿入すらしていないのに、シロナは絶頂のし過ぎでグッタリとしていた。アヘ顔を浮かべて、幸せいっぱいの弛緩した表情で、「ナギサああッ♡♡ ナギサあんん♡♡」と甘い声で鳴き続けていく。
「ふふっ、いれるよ?」
そんなトロトロにとろけたシロナの秘所に、ナギサが肉棒を挿入する。
そしていつものようにバックで犯し始めた。
ベットの上で四つん這いにさせたシロナの背後からナギサが腰を振っていく。ズチャッ。パアンッ。ジュブウッ。部屋の中を擬音とシロナの絶叫だけが満たしていった。
(す、すげえ)
しかも今日はいつもと体の向きが違っていた。
俺の正面にシロナの顔があった。今までは横向きで犯されていく姿しか見えなかったけれど、俺の真正面にシロナの顔がきているおかげで、幼なじみの表情がよく見える格好になっていた。
「おっほん♡♡ かぎゅうう♡♡ んほお♡♡」
理性なんてなくした幼なじみの顔。
強気で勝ち気な女の子なんてそこにはいない。
裏返りそうになった黒目は焦点があっていない。ただただ突き入れられる肉棒の快感に夢中になっているメスの顔。無防備に・・・・・抵抗なんてしないで・・・・シロナがバックで犯されていく。
「んほお♡♡ ひっぎい♡♡ おほお♡♡」
これまで以上に喘いでいく。
さきほどからビクンビクンとシロナが痙攣している。イっているのだ。深く深く絶頂している。背中を弓なりにそらして絶頂しながら、それでも許してもらえない。イっている最中にもナギサが肉棒を突き入れ、さらなる絶頂地獄にシロナを陥れていた。
「今日はイってもやめないからね」
ニッコリと笑ってナギサが言う。
「今日は徹底的にシロナちゃんのことイかせてあげる。天国につれていってあげるよ」
パアンッ!
ズチャッ! じゅぶうッ!
パンパンパンッ!
ナギサが笑いながら腰を振っていく。
その優しげな笑顔とは正反対な凶悪な腰使いで、シロナを快楽絶頂地獄に叩き落としていく。
大きな両手でシロナの腰をわし掴みにし、逃げられないように拘束しながら、豪快に肉棒を突き入れていく。シロナの弱い部分を重点的に、執拗に、ハイエナのように狙っているのが分かる。凶悪肉棒を限界まで突き入れ、子宮をダイレクトで押し潰し、シロナをさらに壊す。
ビクンッと盛大に痙攣したシロナと、それをニッコリ笑いながら見下ろすナギサの姿から、俺は目が離せなかった。
「おっっほお♡♡ ひっぎいい♡♡」
「んほお♡♡ かぎゅうううう♡♡」
「こほお♡♡ おほ♡♡ くひ♡♡」
シロナはもう絶頂のし過ぎでおかしくなっていた。
もはや獣の喘ぎ声しかあげていない。俺の真正面に見える弛緩しきった幼なじみの表情は、この世のありとあらゆる性的快感に浸っているようで、理性のある人間にはとても見えなかった。
(ああ・・・・シロナ・・・・)
俺がひそかに好きだった女の子。
将来は当然のように付き合って、結婚までするかもしれないと思っていた女の子が、目の前で壊れていく。しかも、それをしているのは、俺の大事なもう一人の幼なじみなのだ。
自分では到底シロナに与えられないであろう性的快感を、簡単に与えることができるナギサの圧倒的な肉体。その敗北感と屈辱感が、俺の快感をさらに刺激し、限界をむかえそうになった。
「ふふっ」
その瞬間だった。
―――ナギサが俺のことを見た。
ドアの隙間越しに、確かに俺とナギサの目があう。じいいっと、何かを確信した瞳で俺のことを見つめてくる視線で、俺の体がくぎ付けになった。
「あああああああッ!」
ナギサの蒸気した頬。
少し勝ち誇っているような瞳。
パアンッ! バジュンッ!
見せつけるようにして荒々しく腰を振りながら俺を見下ろし、シロナをさらに喘がせていく。俺の体がシロナと同じようにビクンッと跳ねた。
「イけ」
どっびゅううううッ!
びゅっびゅうううッ!
ナギサの声にあわせて射精した。
我慢なんてできなかった。
これまで自分でオナニーしていた時とは比べようにならないほどの敗北の液体が放出され、パンツを濡らしていく。
「おっっほんんんんんんッ♡♡♡♡」
同時にシロナもイっていた。
深く絶頂して、何度も体を痙攣させて、ビクンビクンとベットの上でのたうちまわっている。完全に意識を失ってしまったようで、絶頂気絶してしまった。ベットの上でダランと弛緩した肉体が、小刻みにピクピクと痙攣していく。
俺はそれを見つめ、こちらを見下ろしてくるナギサの中性的な美貌に目を奪われながら、敗北射精をびゅっびゅっと漏らし続けるのだった。
*
「サトシくん」
その声で体が固まる。
もはや疑いの余地もなく、ナギサが俺の存在に気づいた上で、話しかけてきた。
「そんなところで見てないで、入ってきたら?」
いつものナギサの声だ。
幼なじみの落ち着いた声に混乱する。
それでも俺の体はナギサの言葉に無条件に反応して、部屋の中に入っていった。
「う」
部屋に入った途端、ムっとした蒸気と、精液の匂いで圧倒されてしまった。
シロナの秘所から、ゴボゴボと漏れてくるナギサの精液がベットを濡らしている。匂いをかいでいるだけで、その精液の濃さが分かる。俺が漏らした精液とは比べものにならないほどの量と質。女の子を一発で妊娠させてしまえる優秀な遺伝子の存在を前にして、俺の体が敗北をさとっていた。
「ごめんね、こんな格好で」
シロナから肉棒を引き抜いたナギサが言った。
全裸なのに恥ずかしい様子なんて微塵も見せずに、堂々と仁王立ちしている。190センチを越える長身と、鍛え上げられた肉体。とんでもなくデカい爆乳と、バギバギに割れた腹筋。ムチムチかつ強靱な太ももの存在感に圧倒され―――何よりも凶悪な肉棒を前にして、俺の体が恐怖していた。
「びっくりしたでしょ、サトシくん」
「う」
「それとも、毎回毎回、ボクとシロナちゃんのセックス盗み見てたから、びっくりはしてないのかな?」
ナギサの体に俺の体がビクンと震える。
「き、気づいてたのか、俺が見てること」
「あたりまえだよ。あんなに夢中になって見て・・・・・・ふふっ、オナニーまでしてるんだもん」
「う」
「まあ、シロナちゃんは気づいてないと思うけどね。ボクが与える快感で、シロナちゃんはそれどころじゃなかっただろうから」
そこでナギサがシロナを見下ろした。
ベットの上で、今も快楽絶頂のまま気絶している幼なじみの姿が目に飛び込んでくる。
うつ伏せで倒れているのに、そのおっぱいがベットでぐんにゃりと潰れてあふれかえって、乳肉が背中からはみ出ている。身長も高くなり、肉付きの良い豊満な体を、ベット上で無防備にさらしているシロナの姿を俺は凝視してしまった。
「ふふっ、シロナちゃん、エロいよね」
「う」
「すっごく「大人の女」って感じに成長してる」
「あ」
「ほら、サトシくんにも間近で見せてあげるよ」
そう言って、ナギサがシロナを抱き起こした。
背後から羽交い締めにするみたいに、熱烈に抱擁しながら、立つ。俺の前に、全裸のままの、発育したシロナの体がさらされた。
「ああああッ」
思わず声が漏れる。
弛緩しきった女体が目の前にある。
幼なじみの大人の体。巨大なおっぱいがピンク色の乳首と共に強調されている。秘所には陰毛が生えそろっていた。そして、今も快感に浸ってアヘ顔のまま気絶しているシロナの表情を見て、俺の体まで快感で震えてしまう。
「セックスしてからなんだよね、シロナちゃんがこんなに成長し始めたの」
「え?」
「ボクとセックスし始めてから、シロナちゃんの身長も伸びて、おっぱいもどんどん大きくなっていったんだよ」
ナギサはやはり控え目に笑いながら、
「ふたなりに犯された女の子はみんなそうなるんだってさ。ボクら体が大きいから、体が小さいと負担なんだろうね。だから成長するんだって」
「う」
「ボクらふたなりとセックスするためだけに、体を大きく成長させるんだよって、お母さんが言ってた。もともとシロナちゃんは背が高いほうだったけど、今では189センチまで成長したんだってさ。ふふっ、サトシくんよりだいぶ高いよね」
俺よりも高いシロナの身長。
そのすべてがナギサとセックスするためのものであるという事実。ふたなりという上位存在者に犯してもらうために、人間のメスは自分の体まで変えてしまうのだ。俺たち人間のオスではなく、ふたなり様に犯されるために成長した幼なじみの姿を凝視して、体が震えてしまう。
「あとはまあ、単純に栄養の問題かな」
「え?」
「ほら、ボクらふたなりの精液って栄養たっぷりだからさ。上の口からも、下の口からも、さんざんに飲ませてきたから、シロナちゃんも成長したんじゃない?」
なんでもないように言う。
今もシロナの秘所からはナギサの精液がゴボゴボと音をたてて漏れてくる。どれだけ射精すればこれだけの量になるのだろう。部屋の中にムっとする精液の匂いが充満し、俺の体がさらに痙攣してしまうのを感じた。
「ごめんね、サトシくん」
ナギサが申し訳なさそうにしながら言った。
「サトシくんの大好きだったシロナちゃん、ボクが寝盗っちゃった」
「う」
「中等部あがった頃までは、シロナちゃんもきっとサトシくんのこと好きだったと思うけど・・・・・・ボクが成長してから、それも変わっちゃったよね」
幼なじみの言葉が胸に突き刺さってくる。
それなのに俺の心臓はドクドクと脈打ったままだった。
「ボク、シロナちゃんのことが好きだ」
「そ、そうか」
「うん。ずっと幼なじみの関係でいられたらよかったんだけど・・・・・・ごめんね」
ナギサの腕の中で抱かれているシロナの顔を見る。
幸せいっぱいという感じで気絶したままの女の子。シロナは、たくましいナギサの両腕で抱かれ、安心しきってアヘ顔を浮かべている。俺よりも強いナギサに身も心も委ねてしまっているのだ。
(俺といるより、ナギサといるほうが幸せなんだ)
それが分かる。
セックスの快感だけではない。
危ない奴らからシロナを守るための腕力でも俺はナギサに勝てない。頭の出来だって完敗だ。身長でも力でも頭脳でも、俺がナギサに勝てるものなんて、何一つなかった。
(おわりなんだ・・・・・俺たちの幼なじみとしての関係は、これでおしまい・・・・・)
さみしいけれど、これが現実だった。
というか、とっくの昔にナギサとシロナは恋人同士だったのだ。俺たち3人の幼なじみとしての関係は終わってしまっていた。敗北者である俺は、静かに二人の前から立ち去るべきなのだ・・・・・・・・そう思っていた。
「でも、シロナちゃんだけじゃないんだ」
ナギサが俺のことを凝視しながら言った。
そこには切羽詰まったような様子さえあった。
困惑する俺を見下ろしながら、ナギサがシロナを手放した。シロナの大きな体がベットに崩れ落ちる。その間も俺から片時も目を離さなかったナギサが、真剣な声で続けた。
「ボク、サトシくんのことも好きなんだ」
「はあ?」
「シロナちゃんとおんなじように、サトシくんのことも好き・・・・・・・言っておくけど、友達としての「好き」じゃないよ? サトシくんともセックスしたいっていう意味の「好き」だからね」
若干顔を赤らめているナギサを見て、俺は呆然とするしかなかった。
ナギサが冗談を言っているようには見えなかった。けれど、俺にはどうしても、ナギサの言葉を真に受けることができなかった。
「冗談だろ?」
少し笑いながら俺が言う。
けれどナギサが自分の告白を撤回することはなかった。ただじいっと、俺のことを見下ろしている。
「冗談なんかじゃない」
「いや、だって、なんで俺のことなんか」
身長も伸びない。
頭の出来だって悪い。
そんな俺のことをナギサが好きになるなんてことはありえないと、そう思う。
「ずっとサトシくんには助けられてきたんだ」
真剣な表情でナギサが言う。
「ふたなりだからって、からかわれてたボクのことをずっと助けてくれた。ボクが暴力をふるって相手をボコボコにしちゃった時も、怖がらないでくれた。幼なじみとして変わらずに接してくれた。それがボクにとってはすごく嬉しかったんだ」
どこまでも率直だった。
けれど、やはり俺には信じられなかった。
ナギサは幼なじみだ。弟分だとずっと思ってきた。そりゃあ、体つきの一部は明らかに女のものになっていたから、目のやり場に困ることはあったけれど、ナギサに恋愛感情をもったことは一度もない。俺は何も言えず、困惑したままだった。
「いいんだ・・・・サトシくんの気持ちは分かってる」
陰のある顔。
それが一瞬だけ浮かび上がって、次の瞬間にはキイッとイケメンの目力が俺という存在を貫いた。
「でも諦めるつもりはないからね」
一歩。
ナギサが俺のほうに近づいてくる。
「大丈夫。ボクはふたなりだから」
一歩。
さらに近づきながら、
「相手を墜とす方法ならたくさん知ってる」
また一歩。
ナギサの巨大な体が近づいてくる。
「サトシくんのことも墜としてあげるよ」
そうしてナギサがぴたっと至近距離で止まる。
ふたなりの肉体美が目の前で強調された。
「う」
体温すら感じられるほどの間近で見るナギサの肉体はすさまじいの一言だった。
柔らかそうな筋肉におおわれた肉体に圧倒され、何もされていないのに萎縮してしまう。
大人と子供ほどの身長差のせいで、俺の視線の高さには惜しげもなくさらされた爆乳があって、見上げないとナギサの顔すら見えない。
ナギサの肉壁でできた影の中に沈んでいる。
俺はそんな敗北感の中でナギサを見上げた。
「ふふっ」
見上げた先―――そこには、頬を赤く染め、嗜虐的な輝きをもった瞳で、俺のことを見下ろしているナギサの姿があった。それは明らかに獲物を見る狩人の視線だった。
*
「まずはこれで墜とすね」
ナギサが宣言する。
思わず俺は逃げようとして―――すぐに捕まる。
ナギサのたくましい両腕が伸びてきて俺の頭を掴み、そのまま有無を言わせない力強さでナギサの爆乳に引き寄せられた。あっという間に、俺の顔面が豊満な乳肉に引きずりこまれてしまった。
「むううううううッ」
ぐんにゃああああッ!
比喩ではなく沈み込む。
谷間が想像以上に深い。
俺の顔面だけでなく、頭部全体が巨大なおっぱいによって包み込まれてしまう。柔らか過ぎて体から力が抜けてしまう。代謝能力もすさまじいナギサのおっぱい肌は瑞々しくて、俺の顔面に張り付いてくる。生乳天国状態。しかもそれだけではなかった。
「すううはああああッ!」
ビクビクビクンッ!
息を吸う。
するとこの世のものとは思えない甘い匂いが全身を侵食してくる。
甘い生命力に満ちた匂い。それを嗅ぐだけで俺の肉棒が一瞬にして勃起し、体がビクンビクンと痙攣して仕方ない。頭が痺れてなにも考えられなくなる。ただただ目の前の―――かつては格下の弟分で、今では圧倒的格上の存在である幼なじみの大きな体に溺れていった。
「ふふっ、すごいでしょ、ボクの体臭」
「むううううッ」
「コレ嗅ぐとみんな発情しちゃうんだ。それで夢中になっちゃう。ボクの命令だったらなんでも従う玩具になるんだよ」
「あへえええ?」
「ふふっ、サトシくんもそうなる。というか、もう墜ちかけてるよね。瞳がトロトロに溶けて、弛緩しきって、ボクの体にしがみついてくるサトシくん、すっごくエロい。ボクのフェロモンでもっともっとめちゃくちゃにしてやりたくなる」
嗜虐的な笑顔。
ふたなりの本能が剥きだしになったナギサの姿に戦々恐々する。
(逃げなきゃ)
このままだと終わる。
それが分かっているのに逃げられない。
谷間に頭部を挟まれた天国地獄を一生堪能していたいと思ってしまう。ナギサのフェロモンをもっと嗅いでいたい。理性がどんなに逃げろと訴えても、俺の本能がそれを全力で拒否していた。
「ふふっ、食べちゃうね」
俺の顔面だけが爆乳から引っ張り出される。
顔面が上乳から露出した状態で、俺のことを見下ろしてくる興奮したナギサと目が合ってしまった。
「いただきます」
ナギサの口が大きくあく。
そして、おっぱいに首を挟まれたままの状態で、上から振り下ろされるように、唇を奪われた。ナギサの肉厚で大きな口が、俺の矮小な唇を奪い、情熱的なディープキスが始まる。
「じゅぱああッ! ジュルルルルッ!」
「ひいいいんんんッ♡♡」
ナギサの肉厚な舌が俺の口内で暴れ回っている。
1ミリだって隙間なく唇と唇を重ね合わせながら、俺の口内を舌だけでめちゃくちゃにしていくナギサ。その技量はあまりにもすさまじくて、俺は舌を絡ませたりする余裕なんてなく、ただされるがままになってしまった。
(ぎ、ぎもじいいいいいッ!)
弟分の幼なじみにディープキスされてるのに。
ムリヤリ唇を犯されているのに。
とんでもない快感が全身を跳ね回っていく。
俺の体が痙攣で忙しくなる。
自分で立っていることなんてできず、倒れそうになるのだが、すぐにナギサの逞しい両腕が俺の体を抱きしめてきて、羽交い締めにされてしまう。ぐんにゃりとおっぱいで潰される。持ち上げられ、宙づりにされて、足をブラブラピーーンと伸ばしながら、ナギサから与えられるディープキスの快感だけでメロメロになっていった。
「ぷはあッ・・・・ふふっ、サトシくんとキスしちゃった」
俺の唇を解放してナギサが言う。
涎の橋がダランと垂れてくるのがエロい。
抱きしめられ、持ち上げられているせいで、俺とナギサは同じ高さの視線になっていた。
俺のことを至近距離からじいいっと見つめてくるナギサは妖艶だった。
大人しくて、控えめで、いつも俺の後をついてきた弟分はここにはいない。
今俺の目の前にいるのは、ふたなりの本能に身を任せた支配者だった。発情しきったナギサの瞳と、その瞳に映っているナギサ以上に発情している自分の顔面を、まじまじと見せつけられる。
「ひょっとして、サトシくん初めてだった?」
「あへえ?」
「キスだよ。シロナちゃんとしたことなかったのかな」
図星だった。
俺とシロナはそこまでの関係にはなっていなかった。これが俺のファーストキスなのだ。弟分の幼なじみにムリヤリ唇を奪われ、舌で好き勝手に犯されてしまった。
「そっかそっか。やっぱりね。ふふっ、サトシくんのさっきのキス下手くそだったからさ。これがファーストキスだって、すぐに分かったよ」
「ひいんッ」
「ボクのキスはうまいでしょ? シロナちゃんにもいつも褒められるんだ。キスだけでイっちゃうんだって。ふふっ、今日もディープキスだけで潮ふかせちゃった」
勝ち誇っている。
敗北感で体が痙攣する。
キスの腕前でも完敗。
身長でも勝てない。
腕力だって手も足も出ない。
足がブラブラしている惨めさを自覚しながら、ナギサの腕力で抱きしめられ、宙づりにされて、なぜかそれだけで気持ちよくなっている。ビクンビクンと被虐の快感で、俺の体が痙攣しっぱなしだった。
「ふふっ、そうそう。みんなそういう顔になるの」
ナギサが俺のことを嬉しそうに見下ろしながら続ける。
「ボクに何一つ勝てないって自覚した人は、今のサトシくんみたいに絶望の表情を浮かべて・・・・・最後には屈服しちゃうんだ。媚びを売るようになる。ボクに勝つことを諦めて、ボクの機嫌を伺うようになる。ふふっ、今のサトシくんみたいにね」
「ち、ちが」
「違わないよ。サトシくんの心もバギバギに折ってあげる。男のプライドもなにもかも、ボクが全部へし折ってあげるよ。そうすれば、サトシくんは墜ちる。ボクのことを崇拝して、身も心も捧げちゃうんだよ。そうなるまで、徹底的に追い込む」
「ひゃ、ひゃだあッ」
「これから本気のディープキスで犯すね? さっきまでの手加減したキスじゃない、本気のベロチューだよ。酸欠状態になったらサトシくんの顔面をおっぱいに押し込んでフェロモン嗅がせる。それを交互にずっと繰り返す。ふふっ、サトシくんが墜ちるまで、ずっと続けるからね」
怖い。
けれど逃げられない。
ふたなりの腕力で羽交い締めにされ、あまりの身長差から足をブラブラさせて宙づりになっている俺に逃げ場なんてなかった。というか、そもそも逃げようと思うことすらできない。俺の体はとっくにナギサに対して敗北を認め、されるがままになることを選択してしまっているのだった。そんな俺の思考を読んだように、ナギサが頬を赤くして、ニンマリと笑っていた。
*
宣言どおりにされた。
激しいディープキスでえづくまで犯される。酸欠で目の前が真っ暗になる。その瞬間に唇を解放され、すぐに顔面が爆乳の中に引きずりこまれる。とんでもない柔らかさで悶絶するヒマもなく呼吸をして、ビクンビクンと痙攣する。
体が快感だけで満ちる。
自分というものがなくなる。
ナギサに与えられるものだけがすべてになる。
ディープキスとフェロモン漬け。
それを何度も何度もされて、俺の理性がついに墜とされてしまった。
「あひんん♡♡ ひいんん♡♡」
いつの間にか、俺の体がベットの上でうつ伏せになっている。
ダランと弛緩しきった体。
なにもされていないのに快感の残滓だけでビクンビクンと痙攣して、悶える。口から漏れるのも甘くとろけきったメス声。指一本自分で動かせなくなった俺は、ベットの上でうつ伏せのまま、全身を弛緩し尽くしたまま倒れていた。
「ふふっ、墜ちたね、サトシくん」
そんな俺のことをナギサが見下ろしている。
一人だけ仁王立ちとなってニンマリとした笑顔で俺の痴態を鑑賞しているのが分かる。まさに王者。俺みたいなザコが逆立ちしても勝てない存在。それを自覚すればするほど、俺の体に快感が走るのだった。
「全身、弛緩しちゃったね」
「ひいん♡♡ あひん♡♡」
「これが、ふたなりに無条件降伏したオスの姿だよ。お尻の穴も締められないでしょ? ふふっ、これが、ぜ~んぶ受け止めますって合図なんだ。便利でいいよね。アナル調教しなくてもセックスできるんだから」
ナギサの目的が分かってしまう。
けれどどうにもならなかった。
逃げるという選択肢がなくなっている。
そんな俺を見下ろして笑ったナギサが、俺のケツの上に、凶悪肉棒を我が物顔で乗せてきた。
「あひいいんんんッ♡♡♡♡」
その存在感だけでダメになる。
俺の体がナギサの肉棒に屈服してしまっている。禍々しい肉棒の感触をずっしりとケツの上に感じてしまう。重い。長い。触れているだけなのにきもちい。こんなのダメだ。
「これから、コレでサトシくんを犯す」
「ひいんんっ♡♡」
「夢にまで見たサトシくんとのセックス・・・・・・・・ふふっ、普通は念入りにアナル調教しないと入らないんだけどね。墜ちちゃったオスは別。サトシくんのお尻は、ボクのふたなりち●ぽを丸々飲み込んじゃうケツま●こに変わっちゃった。いや、ボクがそう変えた」
「あひいんッ♡♡」
「ボクのものだ。サトシくんもシロナちゃんも、ボクのもの・・・・・・絶対に逃がさない。ずっとずっと、一緒にいるんだ」
ずぶううううッ!
なんの合図もなく、挿入された。
俺のケツ穴に容赦なく凶悪ち●ぽがねじこまれる。尻肉がめくれ、突き刺されて、串刺しになる。それだけで、
「あひんんんんんん♡♡♡♡」
メスの喘ぎ声で悶えるのだ。
体の中にある異物。
吐き出さなければと本能が訴えるはずなのに、俺の体は無条件にナギサのち●ぽを受け入れてしまっている。ビクンビクンと痙攣して悦んでいる。ベットでダランと脱力してうつ伏せで倒れたまま、幼なじみからバックで尻穴を犯されてしまった。
「処女喪失おめでとう、サトシくん」
覆い被さってきたナギサが俺の耳元でねっとりと囁く。その吐息だけで脳がイき、すぐにケツ穴の快感で体がイった。
「まだ挿入しただけなのに、すっごくきもちよさそうだね」
「ひいいん♡♡ あひいん♡♡」
「サトシくん、アナルの才能があるよ。チビな体なのにボクのち●ぽすっぽりくわえこんじゃって、快感でビクンビクンって跳ねて悦んでるんだもん。ふふっ、勉強でも運動でもボクには勝てないけど、サトシくんにはアナルの才能だけはあるみたいだね」
耳元でねっとり囁かれていく。
バカにされている。
屈辱を感じるはずなのにダメだった。バカにされるたびに体が跳ねる。きもちよくってバカになる。耳元で「ふっ」とナギサが鼻で笑った。
「ほおら、サトシくんもマゾになっちゃった」
「ひいいんん♡♡」
「シロナちゃんと同じだね。ボクがち●ぽねじこんだだけで、性癖を変えられちゃった。サトシくんは男なのに・・・・・・強くて逞しくなきゃダメなのに・・・・・ふたなりち●ぽで串刺しにされただけで、いじめられて悦ぶマゾになっちゃった」
脳味噌が壊れる。
うつ伏せになった俺の体を押し潰すみたいにしながら、俺のケツ穴に肉棒をねじこんだナギサの姿はマウンティングそのものだった。どちらが上かを分かりやすく表現している。大きな体に押し潰され、ち●ぽを挿入されてしまった俺は、ナギサから与えられる屈辱で悶絶し、屈服し、歓喜していった。
「ふふっ」
がしっ。
ナギサの両手が俺の貧弱な腰をわし掴みにする。
その力強さだけで体が跳ねる。
ベットの上で膝立ちになったナギサがそのまま有無を言わさず俺の腰を持ち上げてきた。腰を振りやすいように。セックスしやすいように。ダランと弛緩しきった俺の体を自由に使っていく。
「いくよ、サトシくん」
ぱあんんッ!
そうしてセックスが始まった。
荒々しいふたなりのセックス。
これまで盗み見てきたナギサとシロナのセックスと同じことをされていく。
「ひっぎいいいいいッ♡♡♡♡」
腰を振られるたびに絶叫する。
尻肉がめくれあがり、力強く根本まで挿入されて、串刺しにされる。ナギサが力強く肉棒を俺のケツ穴にねじこむたびに、俺の下腹部がボコンッと隆起する。ナギサの肉棒の形と大きさが俺の下腹で再現され、引き抜かれるとベコンとへこむ。そしてまた突き入れられて膨らむのだ。それを繰り返されていく。
「ん、締まる」
ナギサが満足そうに言う。
俺の腰をわし掴みにしながら、ナギサがパンパンパンと腰を振って堪能していく。ナギサの逞しい腰が、俺の貧弱な尻を打ちつけ征服する。俺の臀部が打楽器とオナホールになる。ナギサを満足させるための玩具へと俺の体が変貌していった。
「すっごくきもちいよ、サトシくん」
ぱあんッ!
パンパンッ!
「大好きなサトシくんとセックスできてると思うだけで、ボクもイっちゃいそう」
バジュンッ!
ぱあんぱあんっ!
「ふふっ、サトシくんも、悲鳴すごいね」
オナホールの感想を言われて俺の口から絶叫が漏れる。悲鳴ではない。むしろ逆だ。媚びへつらったような甘い声で、俺の口から、
「おっほおんんん♡♡」
「ぴぎいいいいッ♡♡」
「んほおおおおお♡♡」
「ひぎいいいいい♡♡」
メスの喘ぎ声が漏れる。
肉棒を突き入れられるたびに体がイき、強制的にメス声が漏れてしまう。自分ではどうすることもできない快感の濁流で理性が消えてなくなっていく。
「あ、分かった。サトシくんが一番感じるの、コレでしょ」
ぐりぐりぐりッ!
一点。
前立腺の場所にナギサの亀頭があてがわれて、ぐりぐりと圧迫される。深く挿入したまま、上下左右に肉棒を動かす。巨根でなければ届かない場所に、巨大な亀頭があてがわれて、蹂躙された。そんなことをされて、ただですむわけがない。
「んっほおおおおおおおおッ♡♡♡♡」
ビクビクンッ!
ビクンッビクビクッ!
イった。
目の前が真っ白になった。
体が弓なりになって次の瞬間には顔からベットに崩れ落ちる。腰をわし掴みにされ尻を持ち上げられているせいで、俺の体は四つん這いで、土下座しているみたいな格好になっていた。
「メスイキおめでとう、サトシくん」
ぐりぐりを止めてくれないままナギサが言う。
「ここがサトシくんの前立腺の場所だよ」
ぐりぐりッ!
「ちゃんと覚えようね。これから先、何度も何度も、ボクのち●ぽでいじめられちゃう場所はココだよ。ほら、分かる?」
ぐりぐりッ!
「ほら、分かったらちゃんと返事しなよ。どうなの?」
ぐりぐりぐりッ!
「ひょっとして分からないのかい? ほら、ココだよ。ココ。ココがサトシくんの前立腺」
執拗に。
ハイエナみたいに。
俺の一番きもちが良いところを押し潰してくる。
「おっほおおおおおんん♡♡♡♡」
俺は返事なんてできなかった。
きもちよ過ぎて、快感が強すぎて、それどころではないのだ。
ナギサもそれは分かっているはずだ。それなのに執拗に返事を求めて前立腺をグリグリしてくる。サディスト。支配者。俺の王様。飼い主。ご主人様・・・・・・・・被虐の快感で頭がおかしくなった俺の口から言葉が漏れてくる。
「ナギサ様♡♡」
幼なじみを様づけで呼ぶ。
自然とその言葉が出てきた。
理性まで完全に屈服してしまった。
俺は赤ん坊が親を求めるような切実さで、「ナギサ様♡♡」と甘い声で求め続けた。
「さ、サトシくん、それやばい」
ナギサが冷静さを失った声で言う。
「エロい・・・・・う、すごい」
「ナギサ様♡♡ ちゅぎいいい♡♡」
「媚びてる・・・・あのサトシくんがボクに媚びへつらって・・・・・・メス声で喘ぎながらボクのこと・・・・・・」
「ナギサ様♡♡ ナギサ様♡♡」
「も、もう我慢できない」
パアアンンッ!
肉棒が突き入れられる。
さきほどまでのセックスがお遊びに感じられるほど激しい腰振り。本能丸出しになったナギサが、俺の体を使って本気で腰を振り始める。
「サトシくんが悪いんだからね」
「ひいっぎいいい♡♡」
「今日は最初だから優しく犯そうと思ってたのに、ぜんぶサトシくんが悪いんだ」
「おっっほおおお♡♡」
「・・・・・・・・たっぷり犯してやるよ、サトシ」
「ひいいいいいん♡♡」
乱暴な言葉遣いだけでマゾイキする。
同時に肉棒で串刺しにされてメスイキする。
マゾイキとメスイキが交互に襲いかかってきてダメになる。おかしくなる。いや、もうおかしくなっている。俺は夜通し、ナギサの無尽蔵の性欲に翻弄され、快感で壊され、分からされていった。
*
「うん、いい格好になったね、サトシくん」
さんざんに俺を使って満足したナギサが言った。
仁王立ちになったナギサの足下―――そこで俺は土下座をしていた。ご主人様の足下の床に額をこすりつけて、無条件降伏していく。
「あひん♡♡ ひいん♡♡」
そんな屈辱的なことをしているのに、俺の口から漏れるのはメス声だけだった。
土下座をして悦んでしまっている。ケツ穴からはゴボゴボと中出しされたナギサ様の精液がこぼれ落ちてきて、床には水たまりができていた。油断をしていると口からも大量の精液が漏れてくる。上の口にも下の口にも、徹底的に精液を中だしされてしまった結果だった。そんな惨めな醜態をさらしながら、俺は幼なじみの足下で土下座をしているのだ。
「ふふっ、じゃあ一応、言葉にもしておこうか」
ナギサ様が足を振り上げる。
そして俺の背中を踏んだ。
優しく。あくまでも分からせることが目的である踏み潰し。その姿は明らかに、土下座した奴隷の背中を豪快に踏む潰す長身美形ふたなりご主人様そのものだった。
「ボク、サトシくんのことが好きなんだ」
土下座した俺の背中を踏み潰したままで。
ナギサ様が愛の告白をしてくる。
「ずっとずっと好きでした」
「ひいんん♡♡」
「今も大好き」
「あひいい♡♡」
「ボクと付き合ってくれませんか?」
歓喜で全身が壊れる。
俺はこの日のために生まれてきたのだ。
土下座して、背中を踏み潰されたままご主人様に告白され、俺は嬉しさのあまり放尿してしまった。シロナの部屋の中で、黄色い液体をまき散らしながら、
「はひいいいい♡♡ よろしくお願いしましゅうううううう♡♡」
告白を受け入れる。
ナギサ様は当然のようにそれを見下ろしていた。
大きな足裏が俺の背中から離れる。
ナギサ様はただ、一言、
「ん」
両手を腰にやって仁王立ちのまま、俺にむかって腰を突き出してくる。
大迫力の長身―――そこにあってもさらに凶悪なふたなりち●ぽ様が、勃起したまま、俺に銃口を向けていた。
「あひん♡♡」
言われなくても何をすべきか分かった。
あれだけ射精したのにバギバギに勃起したままの生命力の塊から目が離せなくなる。
俺はのろのろと動き出し、膝立ちになった。
そして、凶悪ち●ぽ様に顔を近づけ、「ちゅ」とその亀頭に口づけした。テカテカと輝いた強いオスの証拠である巨大な亀頭に唇をこすりつけ、堪能してしまう。
「ふふっ、よし」
「くううんん♡♡」
「ちゃんと言われないでもできて、偉いよサトシくん」
ナギサ様が仁王立ちのまま俺の頭を撫でてくれる。
それだけで幸せいっぱいだった。
ナギサ様の肉棒へのキス。
屈服の合図。
永遠の愛を誓った瞬間。
結婚式の誓いのキスをすませた俺は歓喜で震える。
ナギサ様もゾクゾクした表情で俺を見下ろしたままだ。凶悪ち●ぽ様がさらに勃起して俺の顔に押しつけられてくる。俺の体がビクンッと跳ねた。
「2回戦目、やろっか」
「くうんんんん♡♡」
ナギサのねっとりとした声。
俺はコクンと首を縦に振っていた。
ご主人様が、ニッコリと笑って、俺の口内に肉棒をねじこんでくる。その大きさとオスの匂いでメスイキする。何度も何度も、ナギサ様が俺を犯して、俺の体内に種付けしていった。
8
教室の喧噪の中。
いつものように俺たち幼なじみは一緒にいる。
幼い頃から変わらない風景。
しかし、今となっては3人の力関係は明らかに変わっていた。
「ナギサ♡♡ 今日の放課後もウチくるでしょ?」
シロナが甘い声でナギサに声をかける。
ナギサは一人だけ席に座っている。
これまでは俺だけが席に座り、シロナとナギサがその両脇に立っている形だったが、今となっては立場が完全に逆転してしまっていた。圧倒的強者であるナギサだけがイスに座り、シロナと俺がその両脇に立って、雑談をしている格好だ。誰が3人の中のリーダーなのか、一目瞭然だった。
「うん、もちろんだよ」
ナギサがニッコリ笑ってシロナに言う。
「一緒に勉強しよう」
「う、うん・・・・勉強もだけど・・・・・」
「サトシくんも来るよね?」
声をかけられて俺は歓喜で震えた。
「も、もちろん」
「ふふっ、ボクがみっちり勉強見てあげるよ」
「う」
「サトシくんは次のテスト一発合格しないとまずいもんね。この前の試験期間中、朝から犯しまくってたら、サトシくんイき過ぎて意識戻らなくなって、試験受けられなくなっちゃったからね・・・・・・ボクも責任を感じてるんだ」
その時のことが脳裏によみがえる。
体が快楽地獄を思い出してビクンと痙攣した。
「いや、べ、別にナギサのせいじゃないよ」
「そうよ。サトシがバカで貧弱なのが悪いんじゃない。わたしだって、同じようにナギサにかわいがってもらったのに、ちゃんと試験受けて、学年2位の成績だったもの」
ちなみに学年1位はナギサだ。
この二人には身長や身体能力だけでなく、頭脳でも完敗しているのだった。
「まあまあ。とにかく今日は勉強しようよ」
「う、うん。ナギサがそう言うなら、そうしよう。いいわよね、サトシ」
「も、もちろんだ。というか、俺に拒否権なんてないし」
それだけ力関係が変わっているのだ。
ナマイキなシロナもナギサにだけは従順だった。俺のことを責めて遊び出しそうだったシロナが押し黙った瞬間に、ナギサがねっとりとした声で言った。
「もちろん、勉強が終わったら、遊んであげる」
「「あ♡♡」」
「二人とも、たあっぷり犯してあげるからね」
ぐにゃぐにゃああッ!
ナギサが腕を伸ばして、シロナと俺の尻をわし掴みにした。
そのまま縦横無尽に揉みしだいていく。シロナの巨尻と、俺の貧弱なケツを、片手だけでグニャグニャともて遊んで、王様が堪能し始めた。
「ナギサ♡♡ らめえ♡♡」
「こ、ここ教室だから♡♡ みんな見てるからやめてくれ♡♡」
どんなに制止しても止めてくれない。
ふたなり様の強くて大きな手で尻をめちゃくちゃに揉まれる。それだけなのに体が気持ちよくなって仕方ない。隣のシロナもやばいことになっている。スカート越しでも分かるシロナの柔らかい尻肉に、ナギサの指がぐんにゃりと沈んでいる。乱暴にセクハラされているのに、シロナはあっという間に発情して、瞳をハートマークいっぱいにして悶えていた。
「ふふっ、やめないよ?」
「「あひんんんんんんッ♡♡」」
「二人が誰の物かって、ちゃんと分からせないと」
「「な、ナギサああんん♡♡」」
「シロナちゃんとサトシくんが、調教されてボク専用の玩具になっちゃったってこと、クラスのみんなにも分かってもらわないとね」
ぐにゃあああああッ!
ナギサがシロナと俺の尻を揉みまくりながら言う。ぐるりとジト目で教室中を見渡しているナギサの姿は、「文句ないよな?」と他のクラスメイトたちに勝ち誇っている王様そのものだった。クラスメイトたちの視線なんて無頓着に、ナギサがシロナと俺の尻を堪能していく。
「「ひいいいいいいんんんんッ♡♡♡♡」」
ビクビクビクンッ!
そうしてシロナと俺は絶頂する。
尻を揉まれていただけなのに、二人仲良くイって、足腰をガクガクさせながら崩れ落ちそうになる。その瞬間に、席に座ったままのナギサによって片手で抱きしめられる。そして、耳元で一言、
「イけ」
「「ひいいいいんんんんッ♡♡♡♡」
言葉だけで絶頂する。
今度こそ俺とシロナは教室の床に崩れ落ち、ビクンビクンと痙攣してしまう。周りにはクラスメイトたちの視線があるのに、強いふたなり様に命令されて絶頂地獄に陥ってしまったのだ。
「ふふっ、二人ともイっちゃったね」
床に崩れて痙攣を続ける俺たちのことを、ナギサ様が席に座りながら見下ろしている。
「放課後は楽しみにしててね。今の絶頂の100倍はすごい快感で、イき狂わせてあげるよ」
「「ひいいいんんッ♡♡♡♡」」
「ふふっ、今日は勉強の後、夜通しセックスするからね。二人とも寝かさないから、覚悟するように」
ドスウウンンッ!
仕上げとばかりに踏まれる。
上履きのまま、床に倒れた俺とシロナの胴体が踏み潰され、それだけでマゾイキした。
(逃げられない・・・・もう逃げられないんだ)
それが分かる。
強いふたなり様に目をつけられた俺とシロナは、このままずっと、ナギサ様の玩具として生きていく。それはあまりにも、幸せなことだった。
おしまい