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pixivで投稿したフォロワー様からのリクエストストーリー。

ユミとアルトリアが無人島に遭難したら?を題材にした小説の挿絵集です。pixivでの挿絵はごく一部公開で9割がた非公開のため、patoreon限定で全公開いたします。

今回はアルトリアとユミが、無人島の岸辺の起きたところのシーンです。

お話は以下にもそのシーンだけ切り取り公開しておきます🙇‍♀️

♢

遠く、海鳥の声がした。

まぶたの裏に柔らかな光を感じ、私はゆっくりと目を開いた。眩しい陽射し、乾いた風、打ち寄せる波。広がるのは、見知らぬ無人島の海岸だった。

(……助かった、のか)

視界がぼやける中、私はまず、隣にユミの姿を探した。

そこに彼女はいた。私の腕の中で、浅く呼吸をしながら──無事に、生きている。

(よかった……)

深く息を吐き、ようやく身体を起こそうとしたその時。

風が肌を撫でた。

(……肌?)

私は、はっとして、自分の身体に視線を落とした。

ない。水着すらも。すべてが津波に呑まれ、跡形もなく消え失せていた。

全身を包むのは、日差しと風だけ。

「………………っ!」

ありえない。この私が、素肌のまま砂浜に横たわっていたとは──

「っ……ユミ……!」

彼女の名を呼ぶと、かすかにまぶたが動いた。

「……ん、アルトリア……?」

掠れた声。目を細めて、こちらを見上げる瞳。だが──その直後。

「────えっ!? きゃあっ!!?!?!?」

彼女の悲鳴が砂浜に響き渡った。ユミの小さな声が、砂浜にかすかに響いた。

「……アルトリア……な、ななな、なんで私たちこんな……っ」

その声は掠れていて、泣き出しそうなほど震えていた。私は慌てて視線を逸らし、肩越しに空を見る。

(落ち着け。冷静に……私は騎士であり、王であり……)

しかし、今の私は、それらすべてを纏わぬただの女だった。剣も鎧もなく、ただ潮風に晒されたこの身体は、情けないほど心許ない。

そして──視線の端に映る、ユミの裸体。

細く白い肩。濡れて張りついた髪。震える太ももをぎゅっと閉じ、両手で胸元を必死に覆っている。その動きすら、あまりにも可憐で。

私は、呼吸が浅くなるのを感じた。

~続~

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