【宮本武蔵】美酒の器① (Patreon)
Published:
2026-01-02 11:41:20
Edited:
2026-08-10 00:37:02
Imported:
2026-09
Content
行灯(あんどん)の頼りない明かりが揺れる和室。
戦いの喧騒から離れた静寂の中、宮本武蔵はだらしなく着崩した派手な着物姿で、畳の上に横たわっていた。
ほんのりと朱に染まった頬は、酔いのせいか、それとも部屋に充満する熱気のせいか。
「ん? なあに、そんなに見つめちゃって。私の顔に肴(さかな)でもついてる?」
彼女はとろんとした紫紺の瞳を細め、悪戯な笑みを浮かべてこちらを見上げる。
私が視線を逸らせずにいると、武蔵はふふっと喉を鳴らし、手にした徳利(とっくり)を軽く振った。ちゃぷ、と液体が跳ねる音が、妙に艶かしく響く。
「……君さ。そんなにお行儀よくしてて、楽しい?」
武蔵はゆっくりと上体を起こす。
はだけた襟元からは、豊かな双丘と乳首がその圧倒的な質量を主張し、白磁のような肌が露わになっていた。
彼女は私の反応を楽しむように、徳利の口を自分の胸元へと運ぶ。
「ねえ、見せてあげる。とびきりの……飲み方」
~続~
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