この島で、あなたとふたりだけ【未公開 挿絵集 全公開⑥ (Patreon)
Published:
2026-01-27 11:14:01
Edited:
2026-05-01 00:05:20
Imported:
2026-09
Content
冷たいはずの水は、肌に触れた瞬間、逆に熱を帯びさせた。
対岸に立つユミが、水を掬って肩にかけている。 滴る水が乳房をなぞり、谷間に集まって落ちていく。
アルトリアの呼吸が、静かに、しかし確実に荒くなっていく。
「……ユミ……」
思わず名を呼んでいた。
振り返ったユミが、濡れた髪をかき上げながら微笑む。
「……変な顔、してるよ?」
その言葉に返す余裕などなかった。 アルトリアはゆっくりと近づき、目を逸らさずに彼女の裸身を見つめ続けた。
「……申し訳ありません。ですが……もう、見て見ぬふりはできません」
声が震える。 その震えは、恐れでも逡巡でもなかった。
ただただ、女として、貴女を求める気持ちが胸を焼いていた。
「私は、騎士である前に……貴女を、愛してしまった」
ユミは言葉もなく、それでも逃げなかった。 唇に、恥じらいと受け入れの色を浮かべて、微笑む。
「ふふ、ありがと。……今夜のアルトリアは、すごく綺麗」
その瞬間、アルトリアの全身から力が抜けた。
彼女は、水音を立てながらユミの前へ進み、そっと抱きしめる。 互いの濡れた肌が密着し、胸が押し当てられる。
その感触に、ユミが小さく息を漏らす。
「……んっ……」
ユミは愛おしそうにアルトリアの頬を両手で包み込んだ。 そして、ゆっくりと、唇を重ねた。
最初はそっと触れるだけ。だが、唇の柔らかさに触れた途端、溺れるように深く吸い込まれていく。
舌が触れ合い、湿った音が静かな水辺に微かに響く。
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