【マシュ】シミュレータと、火照る後輩の素顔(終) (Patreon)
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お話はマスター描写もありますが、イラストはマシュ単体です。
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その日を境に、私とマシュの間の「距離感」は、確実に甘く狂い始めていた。
カルデアのトレーニングルームでも、環境を変えた夜の砂浜のシミュレータでも、あるいは鬱蒼とした森のフィールドでも。激しい訓練を終えるたび、マシュは決まって私のもとへ、ひどく無防備な姿で歩み寄ってくるようになった。
「はぁっ……はぁっ……先輩、今日のメニューも……完了、です……っ」
無機質な白い壁のトレーニングルーム。限界まで身体を追い込んだマシュが、膝に手をついて前傾姿勢になりながら、荒い息を吐き出す。
彼女が身につけている白いスポーツブラは、大量の汗を吸ってすでに本来の役割を果たしていなかった。薄い生地は彼女の柔らかな肌に完全に張り付き、透き通るような白磁の肌と、その奥にある薄紅色の頂のシルエットまでをも、生々しく浮き彫りにしている。
「お疲れ様、マシュ。すごい汗だね……」
私がタオルを差し出そうとすると、マシュはそれを受け取らず、ふらりと私の胸元へ倒れ込んできた。
「あ……ご、ごめんなさい。足に力が……。でも……先輩の匂い、すごく落ち着きます……」
言い訳をするように呟く声は、ひどく甘く上ずっている。
私の肩に顔を埋めるマシュの身体からは、熱を持った汗の匂いと、彼女自身の甘い香りが立ち昇り、私の理性を激しく揺さぶった。彼女の汗ばんだ豊かな胸が、私の腕や胸元にぐにりと柔らかく押し付けられる。それが意図的なのか無自覚なのか、今の私にはもう判断がつかなかった。
また別の日の、夜のジャングルを模したシミュレータでのこと。
「ふぅ……。先輩、ここは少し、蒸し暑いですね……」
マシュは火照った身体を冷ますように、羽織っていた上着のジッパーを無造作に下ろし、肩から滑り落とす。月明かりに照らされた彼女の白い胸元は、汗の膜で艶やかに光っていた。
「マシュ、風邪ひいちゃうよ」
「大丈夫です。……それより、先輩。私、こんなに熱くなってしまって……一人じゃ、冷ませそうにありません」
とろんと潤んだ薄紫の瞳で見つめ上げられ、彼女の指先が私のシャツの裾をきゅっと掴む。
トレーニングが終わるたび、彼女はこうして「熱」を理由にして、私との触れ合いを求めてくるようになった。私の手で汗を拭われることをねだり、肌が触れ合うたびに甘い吐息を漏らし、時には自ら私の膝の上に座り込んで、その火照った身体をすり寄せてくる。
そして今日。
すべてのシミュレーションを終え、誰もいない静かなロッカールームに戻った時だった。
「マシュ、着替えないと……っ」
私がそう声をかけた瞬間、ドン、と背中がロッカーの扉に押し付けられた。
目の前には、息を乱し、汗だくのままの彼女がいる。白いスポーツブラからこぼれ落ちそうなほどの豊満なふくらみが、私の胸にぴったりと密着していた。
「先輩……」
至近距離。マシュの紫の瞳は、これまでにないほど深く、暗い熱情を帯びていた。
彼女の熱い吐息が私の唇を掠め、汗ばんだ長い前髪の隙間から、真っ直ぐに私の瞳を射抜く。
「私……最近、おかしいんです。トレーニングで熱くなるのは当然なのに……先輩の顔を見ると、先輩に触れられると、もっと……身体の奥が、熱くなってしまって……っ」
マシュの震える指先が、私の頬を包み込み、そして唇をそっと撫でた。
普段の真面目で一生懸命な彼女からは想像もつかないほど、色香に満ちた、大胆な仕草。
「トレーニングの熱のせいにして、何度も先輩に触れたがって……先輩の視線を独り占めしたくて、わざと無防備な格好をして……」
彼女の瞳から、ふいに不安の影がよぎる。それは、後輩としての理性を手放し、一人の女性として私を求めてしまうことへの、痛いほどの純情だった。
「……こんな、はしたない私……嫌い、ですか?」
泣きそうな、けれど絶対に私から逃げようとしない、真っ直ぐな問いかけ。
その不器用で熱烈な想いに、私の胸の奥で張り詰めていた最後のストッパーが、甘い音を立てて弾け飛んだ。
「……嫌いなわけ、ないじゃない」
私は彼女の汗ばんだ腰に両腕を回し、その身体を強く引き寄せた。
「っ……先輩……あ、んっ……!」
重なる唇。汗のしょっぱさと、彼女のひどく甘い粘膜の熱が絡み合う。
マシュの口からこぼれ落ちた甘い喘ぎ声をすべて飲み込みながら、私は彼女の白いスポーツブラ越しに、その柔らかなふくらみを強く揉みしだいた。
「あっ、はぁっ、先輩……すき、です……もっと、私を……っ」
ロッカールームの冷たい空気など、今の私たちには関係なかった。
女性同士の柔らかな身体が重なり合い、火照った肌と肌が擦れ合うたびに、とめどない快感が波のように押し寄せる。私たちは互いの熱を貪り合うように、いつまでも深く、甘い口づけを交わし続けた。
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