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デスクに押し倒された立香の視界には、自分を覆い尽くすモルガンの黒い影と、闇の中で月光を湛えたように輝く黄金の瞳しかなかった。

「……逃がしませんと言ったはずです、我が妻。貴女の意識のすべてを、私という存在で塗り潰して差し上げましょう」

モルガンは低く、抗いがたい魔力を孕んだ声で囁くと、まずは立香の剥き出しになった肩口に顔を寄せた。

冷たい唇が熱い肌に触れる。そのコントラストに立香が小さく身を震わせた瞬間、モルガンの湿った舌が、耳の後ろから鎖骨にかけて、まるで獲物を検分するようにゆっくりと這い上がった。

「っ、あ……モル、ガン……そんな、なめられ……っ!」

「静かに。貴女の鼓動が、これほどまでに早鐘を打っている。言葉など不要でしょう?」

容赦のない愛撫は、さらに深まる。モルガンは立香の首筋に深く顔を埋め、柔らかな皮膚を吸い上げ、細かな歯を立てる。それは紛れもない刻印。冬の女王がその領土を主張するように、立香の白い肌に鮮やかな紅を幾つも散らしていく。

首筋から肩のライン、そしてブラウスから解放されたばかりの柔らかな脇の曲線へと、モルガンの唇は執拗に、かつ繊細に滑り降りた。

「ひゃあぁっ!? そこ、は……っ、んんっ……!」

敏感な箇所を舌先で転がされ、立香の指先が、モルガンの黒いドレスの背中を強く掴む。

女王の愛撫は、もはやマッサージや戯れといった範疇を疾うに通り越していた。それは霊基の深淵までをも侵食し、理性を蕩けさせる「呪」にも似た官能の儀式。

モルガンの手は、翻弄される立香の反応を楽しみながら、さらに残酷なほど優雅に、捲り上げられたタイトスカートの奥へと侵入した。

下着の薄いレースを介して、熱く、そして既に耐えきれぬほどに濡れそぼった「聖域」に、冷徹な女王の指が触れる。

「……ふふ。私の視線だけで、これほどまでに乱れてしまうとは。やはり貴女を妻に選んだ私の眼に狂いはなかった」

「あ、ぁ……っ! モルガン、まって……もう、おかしく、なっちゃう……っ!」

「待つ必要などありません。……墜ちるなら、私の腕の中へ」

モルガンは細くしなやかな指先を、溢れ出す蜜に浸しながら、まずは入り口を優しく、されど執拗に愛撫した。指が吸い付くたび、静寂のオフィスに「ぬちゃり」という卑猥な水音が響く。

やがて、準備の整ったそこへ、一本の指が深々と沈み込んだ。

「ひああああぁっ!?」

立香の背中が弓なりに反り、モニターの光がその潤んだ瞳を美しく、そして残酷に照らし出す。

モルガンの指は、迷いなく立香の「核心」を捉え、撫で上げ、抉るように動き始めた。

一本から二本へと増やされる指。内壁を蹂躙し、彼女の最も弱い部分を執拗に攻め立てるたびに、立香の口からは言葉にならない、甘い絶叫が零れ落ちる。

「……どうですか、我が妻。私の指が、貴女の熱をかき回している感覚は。……愛らしい。これほどまでに醜態を晒しながら、私を求めて震える貴女が、愛おしくて堪りません」

「はぁ、はぁっ……! あ、ああぁっ! モ、モルガン……すごい、それ、すごいよ……っ!」

指先が抜き差しされるたび、立香の魔術回路は快楽によってショートし、溢れ出す魔力が二人の周囲に不可視の火花を散らす。

モルガンは、もはや抵抗する力もなく、ただ快楽の奔流に流されるままの「我が妻」を愛おしげに見つめ、さらに激しく、そして深く、彼女のすべてを掻き回した。

「さあ、見せてなさい。貴女が、誰に愛され、誰に壊されているのかを」

女王の冷徹な笑みと、情熱的な愛撫。

その矛盾した、けれど確かな愛の形に、立香は何度も、何度も絶頂の向こう側へと引きずり込まれていく。

深夜のオフィス、積み上げられた書類の上で、二人の女が魂を溶け合わせる狂おしい時間は、まだ始まったばかりだった。

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