【トネリコ】禁書庫の甘い罠と、雨の魔女の初々しい過ち 静寂に包まれた禁書庫 (Patreon)
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古い羊皮紙とインクの匂いが漂う薄暗い空間で、私は一人、大きな木製の机に向かっていました。
「ふふっ。立派な救世主になるためには、過去の術式ももっとしっかり学ばないと、ですね」
愛用の丸眼鏡を中指で押し上げ、私は分厚い魔導書に視線を落とします。青いドレスの上に羽織った白いケープが、ページをめくるたびに微かに衣擦れの音を立てました。
雨の魔女として、知識の探求はとても大切な修行です。でも、今日見つけたこの古い魔導書は、なんだか少し様子がおかしい気がします。ページを開くたび、描かれた魔法陣が妖しく発光し、微かに甘い香りが漂ってくるのです。
「ん……? 少し、室温が高いみたいですね。集中しすぎたのでしょうか……」
自分の頬が不自然なほど熱を帯びていることに気づき、私は熱を冷ますように、冷たい本の上に指を滑らせました。
──ですが、それが引き金だったのです。
「あっ……!? な、なんですか、これ……っ」
ページから強烈な紫色の光が溢れ出したかと思うと、魔導書に描かれた魔法陣が突如として暴走を始めました。
バチバチと音を立てて弾けた魔力の波動が、私の身体を真正面から打ち据えます。
「きゃあっ!?」
衝撃とともに、私の着ていた青いドレスと白いケープが、見えない刃に切り裂かれたかのようにビリビリと音を立てて破け散ってしまいました。
「うそ……私の服が……破れちゃった……っ!?」
慌てて胸元を押さえますが、時すでに遅く。
袖やスカートの裾は無残に引き裂かれ、白いブラジャーとパンティ、そして柔らかな素肌が、薄暗い禁書庫の空気に無防備に晒されてしまいました。肩から辛うじてぶら下がっている布切れが、かえって今の私の破廉恥な姿を際立たせています。
「だ、だめです。こんな魔法、雨の魔女である私が……弾き返せないなんて……っ」
なんとか立ち上がろうとしたものの、膝に力が入りません。
ただ服が破れただけではありませんでした。身体の奥底から、甘くて、どろりとした得体の知れない熱情が湧き上がってくるのです。あらわになった肌に禁書庫の冷たい空気が触れると、それが逆に肌の感度を恐ろしいほどに引き上げてしまいます。
「あ、はぁっ……! はぁ、苦しい……っ。胸の奥が、ジンジンして……っ」
額からは玉のような汗が滲み、息はすっかり乱れきっています。一生懸命保とうとしている理性が、じわじわと甘い毒に溶かされていくのがわかりました。
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