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イラストはすべて作り終えましたが、無人島シリーズ並みに挿絵を生成したため、何話かにわけてこちらもシリーズ形式で投稿いたします。

前回

「な、何を言っているのですか、私は決してそのような、主導権を握られたいなどと──んんっ!?」

拒絶とも弁明ともつかない私の反論は、その最後の刹那において完全に霧散した。 視界を遮るように迫ったユミの顔。

直後重なり合った彼女の唇の柔らかさと、そこから押し寄せた圧倒的な熱量が私の思考回路を瞬時に焼き切ったのだ。

ここは寝室ではない。

リビングの、普段は他愛のない会話を交わすためのありふれたソファの上だ。

その事実がもたらす背徳感が肌の粟立ちとなって全身を駆け抜ける。

ユミの細い指先が私の髪筋に滑り込み、逃げ場をなくすように後頭部を固定した。

「ん……っ、ふ……」

強引にけれどどこまでも甘くこじ開けられた唇の隙間から、ユミの熱い舌が侵入してくる。

それは容赦のない侵略者のように私の口内を隅々まで舐め回し逃げる舌を追い詰め、絡め取り、互いの甘い唾液を容赦なく融和させていく。

吸い上げられるたびに私の鼻腔からは熱い吐息が 途切れ途切れに漏れ出した。

かつて戦場を駆けた騎士としての防衛本能など、この至近距離から注がれる熱情の前には塵等同然。

息継ぎのわずかな隙間に漏れる私の声はすでに自らの意思を離れて、おかしなほどに艶を帯びた熱を孕んでいた。

「アルトリア、可愛い……」

ようやく唇を離したユミの瞳は微かに潤み、ひどく艶っぽく、獲物を完全に捕らえた肉食獣のような昏い光を宿していた。

その視線に見つめられるだけで私の全身の筋肉から急速に力が抜けていく。

ユミはとろんとした目のまま私の顎を持ち上げると、今度は剥き出しになった首筋へとその美しい顔を埋めた。

「あ……っ、は、あ……」

チロリ、と濡れた舌先が私の脈打つ頸動脈のあたりを執拗になぞり上げる。

柔らかな皮膚が濡らされ、夜風に触れてひんやりとした戦慄を覚えた直後、そこにちゅっと深く吸い付かれさらには小さな白い歯が軽く立てられた。

「あっ、あ……っ! そこ、は、だめ……っ、ユミ……っ」

「ここも、本当に弱いもんね。……あの漫画の女の子と、全くおんなじ反応」

耳元で囁かれる言葉はどんな魔術の呪言よりも深く私の身体を縛り付ける。

私の細い抗議など最初から聞こえていないかのように、ユミの手が私の着ていたブラウスの裾へと伸びた。

滑らかな布地がたくし上げられ、外気へと晒される白いお腹。そこへ、ユミの熱い唇が容赦なく落とされる。

~続~

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