【マリーアントワネットオルタ⇒沖田さん】白百合の檻、緋色の蜜 (Patreon)
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作戦は霧散、異界の冷たい床に膝を突いた時点で、新選組の天才剣士としての矜持は粉々に砕け散っていた。
「くっ……、あ……」
後ろ手に縛られた手首に縄が食い込む。
どれだけ力を込めようとも呪術的な拘束は沖田総司の自由を許さない。
コツ、コツ、と薄暗い部屋に、場違いなほど軽やかな足音が響く。
見上げれば、そこにいたのは戦装束を脱ぎ捨て、黒のオフショルニットにタイトスカートという、酷く現代的でエレガントな私服を纏ったマリー・オルタだった。
「あら、もうおしまい? 期待外れだわ、小さな人斬りさん」
ふわりとした白い髪を揺らし、マリーは手にした乗馬鞭の先端で、沖田の顎をくいと持ち上げる。
マリーの唇がサディスティックな歓喜に歪んだ。
「不躾な女には、相応の折檻が必要よね」
無慈悲な言葉とともに、沖田の象徴であった浅葱色の羽織と袴が、無残に引き剥がされる。薄暗い空気の中に晒されたのは、汗ばんだ白い背中と、完全に無防備となった丸みのあるお尻だった。
「ほら、お顔が真っ赤よ? 恥ずかしいのかしら」
「く、ぅ……っ、こんな、恥辱……っ!」
幕三:快感への変化
折檻は、熱を帯びて止まることを知らない。
「あ、はぁっ! ああぁっ! 」
「どうしたの? 感じてるのかしら。沖田?」
沖田の脳内に異変が起きていた。痛みの直後、身体の芯からじわじわと、恐ろしいほどの熱が、そして甘美な痺れが湧き上がってくるのだ。
「は、あぁっ! んにゃあぁっ!」
声が、いつしか艶を帯びた甘い悲鳴へと変わっていく。
「あら、腰が跳ね上がっているわよ? もっと叩いてほしいのかしら」
「んっ……ふ、あぁっ! すごい、これ……っ、熱い、わ……!」
「はあぁっ! あ、あっ、んんんーっ!」
舌を絡め合い、互いの甘い唾液を貪り合うキス。呼吸さえも奪われ、逃げ場のない快感の暴力に、沖田の腰が限界まで跳ね上がった。
「ふふ、こんなにトロトロになっちゃって。ねえ、こんなに可愛いなら、このまま誰の目にも触れない私の秘密の檻に、ずっと閉じ込めてあげようかしら……?」
満足感に満ちたマリーの独り言に、沖田はただ、甘く掠れた吐息を漏らして応えることしかできなかった。
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