【マリーアントワネットオルタ⇒沖田さん】白百合の檻、緋色の蜜【サンプル】 (Patreon)
Published:
2026-07-11 10:54:45
Imported:
2026-09
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作戦は霧散し、異界の冷たい床に膝を突いた時点で、新選組の天才剣士としての矜持は粉々に砕け散っていた。
「くっ……、あ……」
後ろ手に縛られた手首に縄が食い込む。どれだけ力を込めようとも、呪術的な拘束は沖田総司の自由を許さない。
コツ、コツ、と薄暗い部屋に、場違いなほど軽やかな足音が響く。
見上げれば、そこにいたのは戦装束を脱ぎ捨て、黒のオフショルニットにタイトスカートという、酷く現代的でエレガントな私服を纏ったマリー・オルタだった。
「あら、もうおしまい? 期待外れだわ、小さな人斬りさん」
ふわりとした白い髪を揺らし、マリーは手にした乗馬鞭の先端で、沖田の顎をくいと持ち上げる。
冷徹な赤色の瞳が、屈辱に震える沖田の顔を愉しげに見下ろしていた。
「マ、マリー……! 殺すなら、いっそ……!」
「殺す? 冗談。そんな簡単な救いを私が与えると思ったの? 貴女のその生意気な態度、少し直してあげなくちゃ」
マリーの唇が、サディスティックな歓喜に歪んだ。
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