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カーテンの隙間から差し込む朝陽が、寝室の空気を柔らかく黄金色に染めていた。光の筋の中で細かな塵が静かに舞い、乱れた白いシーツの上には、平和そのものといった顔で眠る少女の姿がある。

オレンジ色の短い髪を散らし、うつ伏せで無防備な寝息を立てる立香。

その隣で、モルガンは既に目を覚ましていた。豊かな銀糸の髪をシーツに流し、片肘をついて愛おしい「伴侶」の寝顔をじっと見つめている。

(……なんて無防備で、愛らしいのでしょうか)

半ば目を伏せ、慈愛と独占欲の混ざった視線を向けるモルガン。透き通るような立香の背中のラインを指先でそっとなぞると、彼女はゆっくりと身を屈めた。

ターゲットは、オレンジ色の髪から覗く、無防備なうなじから肩にかけての柔らかな肌。

チュッ……。

最初は触れるだけの優しいキス。だが、次第にその唇は熱を帯び、モルガンは立香の白い肌をわずかに吸い上げるようにして、己の所有印(キスマーク)を深く、赤く刻み込んだ。

「んぁ……っ、痛っ……?」

首筋に走った微かな痛みと熱に、立香は「ひゃっ」と小さく声を上げて目を覚ました。

「な、なに……?」

寝ぼけ眼をこすりながら仰向けに寝返りを打った瞬間、立香の視界は、上から覆い被さってくる美しい銀髪の女王によって完全に塞がれた。

「おはようございます、我が妻」

立香の細い手首をベッドに押さえつけ、彼女の腰の辺りに跨るようにして見下ろすモルガン。その顔には、完全に主導権を握った捕食者のような、妖艶で嗜虐的な笑みが浮かんでいた。

朝の光を受けて透き通るようなモルガンの白い肌。そして、彼女の豊かな胸元が立香の視界いっぱいに迫る。

「モ、モルガン!? えっと、おはよう……って、なんで上に……っ」

「貴女があまりにも可愛らしい寝顔を見せるからですよ。……それに、首筋のその赤い印。私だけのものだという証が、とてもよく似合っています」

頬を真っ赤にして目を白黒させる立香を見て、モルガンは満足げに喉の奥でふふっと笑った。完全に逃げ場を失い、見下ろされる形となった立香の心臓が、早鐘のように鳴り始める。

「ま、待って、朝からそんな……んんっ!」

立香の制止の言葉は、降ってくるモルガンの熱い唇によって完全に塞がれた。

朝陽に照らされたシーツの上で、二人の素肌が隙間なく重なり合う。モルガンの冷たく滑らかな肌と、立香の温かく柔らかな肌が擦れ、次第にじんわりと甘い汗が滲んでいく。

「んぁ、ぁ……っ、モル、ガン……っ、だめ、あたま、とけっ……」

「だめではありません。貴女はただ、私の愛を受け入れていればいいのです」

立香の顎を優しく、けれど力強く捉え、モルガンは何度も角度を変えて深く甘い口付けを繰り返す。

触れられるたびに、立香の背中が弓なりに反り、足の指先がシーツをきゅっと掴んだ。モルガンの指先が立香の敏感な素肌を這うたび、抗いようのない快感が波のように押し寄せる。

完全に主導権を握られたまま、立香の瞳からはポロポロと生理的な涙がこぼれ、口からは甘く溶けきった声だけが漏れ続けた。朝のまどろみの中で、立香の思考はモルガンの深い愛情によって完全に白く塗り潰されていった。

「はぁっ、はぁ……っ、もう、むり……くたくた……」

どれくらいの時間が経ったのか。

激しい嵐が過ぎ去った後のベッドで、立香はモルガンの豊かな胸に顔をうずめるようにして、荒い息を繰り返していた。汗で額に張り付いたオレンジ色の髪、熱を持って火照りきった身体。疲労困憊で、指先一つ動かす気力も残っていない。

対するモルガンは、至上の幸福に満ちた表情で目を閉じ、立香の小さな身体をしっかりと抱きしめていた。互いの脚が絡み合い、シーツの中でぴったりと体温を分け合う、濃密で穏やかな時間。

(よかった……やっと、休める……)

立香が安心しきって、モルガンの柔らかい胸にすりすりと頬を擦り寄せた、その時だった。

「……本当に、素晴らしい時間でした」

「ふふ……でしょ。……おやすみ……」

「おやすみ?我が妻、寝る時間はとうに過ぎたのですよ」

頭上から降ってきたモルガンの声に、微かな熱が再び灯っているのを感じ、立香はビクッと肩を震わせた。

「貴女のその愛らしい声を聞いていたら、少しばかり……いえ、まったく物足りなくなってしまいました」

「えっ?」

見上げると、モルガンが再び、先ほどの『捕食者の笑み』を浮かべて立香を見つめ返していた。その瞳は完全に座っており、まだ狩りを終えるつもりがないことを雄弁に物語っている。

「ま、待ってモルガン! うそでしょ!? 私もう本当に限界で、体力ゼロで……っ!」

「問題ありません。貴女はただ、その可愛い口から私の名前を呼んで、蕩けていれば良いのですから」

「そういう問題じゃな——ひゃあっ!」

再びシーツに押し倒され、立香の悲鳴はモルガンの甘いキスの中に吸い込まれて消えた。

朝陽が高く昇る中、女王の果てしない愛情(おねだり)に翻弄される立香の甘い受難は、まだまだ終わりそうになかった。

fin

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Comments

秋桜

Morgan’s love is overflowing❣️