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赤く妖しい光を放つ水晶が、冷たい石の壁を照らし出す冥界の最深部。

玉座の間には、本来であれば決して交わるはずのない二人の女神の、対照的な息遣いが響いていた。

「ここは私の領域、冥界なのだわ。何の対策もなく無防備に踏み入ればどうなるか……相変わらずの浅はかさね、イシュタル」

漆黒のドレスに豪奢な金の装飾を纏った冥界の女主人、エレシュキガル。彼女は石の玉座から、冷たく傲慢な笑みを浮かべて見下ろしていた。

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