【エレシュキガル→イシュタル】権能を奪われた美の女神 〜冷たい玉座で交わる熱と、女主人の密やかな慰め〜【ストーリー完全版】 (Patreon)
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赤く妖しい光を放つ水晶が、冷たい石の壁を照らし出す冥界の最深部。
玉座の間には、本来であれば決して交わるはずのない二人の女神の、対照的な息遣いが響いていた。
「ここは私の領域、冥界なのだわ。何の対策もなく無防備に踏み入ればどうなるか……相変わらずの浅はかさね、イシュタル」
漆黒のドレスに豪奢な金の装飾を纏った冥界の女主人、エレシュキガル。彼女は石の玉座から、冷たく傲慢な笑みを浮かべて見下ろしていた。
その視線の先――冷たく硬い石の床に力なく跪かされているのは、美の女神イシュタルだった。冥界の法によってすべての権能と神性を削ぎ落とされた彼女は、いつもの自信に満ちたオーラを完全に失い、黒のビキニと白いトップスの頼りない衣服のまま、ガタガタと情けなく肩を震わせていた。
「くっ……わ、罠よ! あんた、私をハメたわね……っ! 力さえ戻れば、こんな暗くてカビ臭い場所、一瞬で吹き飛ばしてやるんだから……っ!」
「あら、まだそんな減らず口を叩く元気が残っているの? 権杖を突きつけられて、膝から崩れ落ちている泥棒猫のくせに」
エレシュキガルはスッと目を細めると、ゆっくりと玉座から立ち上がった。ヒールが石畳を叩く冷たい音が、無力なイシュタルの心臓を嫌でも縮み上がらせる。
「言葉で言っても分からないなら……その身体に直接やってしまったまったことの重さを刻み込んであげる必要があるのだわ!」
「え……? ちょ、ちょっと、エレシュキガル……何をする気……きゃあっ!」
エレシュキガルはイシュタルの腕を強引に掴むと、自分の膝の上へと彼女をうつ伏せに引きずり込んだ。
無防備に突き出された、イシュタルの滑らかで豊満な双丘。エレシュキガルは一切の躊躇なく、その白く柔らかなお尻に向かって、勢いよく掌を振り下ろした。
――パーンッ!!
「ひゃあっ!?」
暗い洞窟に、甲高い打撃音が響き渡る。
「い、痛いっ! なにするのよこの陰キャ女神!!」
「誰が陰キャよ! 妹のくせに、いつもいつも私の領域を荒らして……っ、今日という今日は絶対に許さないのだわ!」
雪のように白かったイシュタルの肌は、熱を持ち始めていた。耐えきれず、イシュタルは足をバタバタと暴れさせながら、ポロポロと大粒の涙をこぼして号泣し始めた。美の女神としてのプライドなど微塵もなく、ただエレシュキガルの膝の上でお尻を真っ赤にして泣き叫ぶその姿は、あまりにも惨めで、そして……ひどく庇護欲を唆るものだった。
「こんのっ…エレシュキガルの、ばかーーーー!」
「…………」
子供のように泣きじゃくるイシュタルの声を聞き、エレシュキガルの手がピタリと止まった。
(……少し、やりすぎたかしら……?)
お仕置きの興奮で荒くなっていた呼吸を整えながら、エレシュキガルはイシュタルの身体をそっと抱き起こした。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔。真っ赤に腫らした目。いつもは憎たらしいほど自信満々なイシュタルが、今は自分にすがるようにして震えている。
その姿を見た瞬間、エレシュキガルの胸の奥で、サディスティックな優越感とは全く別の、甘く熱い感情が爆発した。
「……もう。本当に、手のかかる駄女神なのだわ」
エレシュキガルは、先ほどまでの冷徹な女主人の仮面をポロリと崩し、耳の裏まで真っ赤に染めながら、イシュタルの涙を指先で優しく拭った。
そして、戸惑って見上げてくるイシュタルの唇を、自らの唇でふわりと塞いだ。
「んっ……!? え、えれしゅきが……んむっ……」
お仕置きからの突然の甘い慰め。
痛みを味わわされた直後の極限の安堵感と、唇から流れ込んでくるエレシュキガルの熱い吐息に、イシュタルの脳は一瞬で溶かされた。
チュッ、ちゅる……と、静かな冥界に甘い水音が響く。エレシュキガルはイシュタルの頬を両手で包み込み、まるで壊れ物を扱うように、けれど逃がさないように彼女の蜜を舐めとる。
「ん、ぁ、はぁっ……エレシュキガル、どうして……っ」
「うるさい……。大人しく、お仕置きの続きを受けなさい……っ」
二人の間に、もはや敵対心はなかった。
いつの間にか、邪魔な衣装は冥界の床へと脱ぎ捨てられていた。赤い水晶の光が、完全に一糸纏わぬ姿となった二柱の女神の、汗ばんだ白い肌を艶めかしく照らし出す。
「あ、ぁんっ……! 待って、そこ、だめぇっ……!」
「ダメじゃないわ。……ほら、私の膝の上で叩かれてここ……こんなに熱く、濡らしてるじゃない……っ」
冷たい石の玉座の上で、二人の全裸の身体が密着する。
エレシュキガルはイシュタルの上に馬乗りになると、互いの最も敏感な秘所同士をぴったりと押し当て、熱を擦り合わせるように腰を動かし始めた(貝合わせ)。
「ひゃああっ! 擦れ、てる……っ、エレシュキガルのすご、熱いぃっ……!」
「あ、はぁっ……! イシュタル、イシュタルっ……!」
痛みで敏感になっていた肌と、姉の圧倒的な支配、そして優しさ。すべてがないまぜになった快感に、イシュタルの腰が弓なりに反り上がる。
冥界の冷気など嘘のように、二人の間だけは沸騰するような熱気に包まれていた。肉と肉がぶつかり、愛液が混ざり合う卑猥な水音が、広大な玉座の間に反響する。
「あ、いく……っ! わたし、おかしくなっちゃうぅっ!」
「一緒に……っ、イシュタル、一緒に……!」
エレシュキガルがさらに強く腰を押し付けた瞬間、限界を超えた快感の奔流が二人を貫いた。
イシュタルは涙目で白目を剥きながら快楽に絶叫し、エレシュキガルもまた、妹の身体に縋り付くようにして激しい絶頂の波へと呑み込まれていった。
――激しい嵐が過ぎ去った後の、静寂。
冷たい石の玉座の上。
イシュタルは全裸のまま、身体を丸くして膝を抱えていた。お仕置きの痛みと、その後の極限の快感で完全に骨抜きにされ、まだコクコクと小さな余韻に震えながら、真っ赤な顔を背けてむくれている。
そんな彼女の肩に、ふわりと温かい布が掛けられた。
エレシュキガルの、赤いマントだった。
「……寒いでしょ」
振り返ると、エレシュキガル自身も顔を真っ赤にして、気まずそうに目を逸らしている。先ほどまであんなに激しく貪り合っていたくせに、事後になった途端、お互いに素直になれない不器用さがそこにあった。
「……別に。寒くなんか、ないわよ……」
イシュタルはぷいっとそっぽを向きながらも、掛けられた赤いマントの端を、両手でギュッと大事そうに握りしめた。
マントから漂うエレシュキガルの匂いと温もりに包まれて、イシュタルの頬はさらに熱く染まる。ツンデレな二人の、不器用で、けれど誰よりも甘く愛おしい冥界の夜が、静かに更けていった。
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