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前回

湯の中で向かい合う形になった二人。

立ち上る湯煙と月光の下、濡れて艶を増したモルガンの肌が妖しく光っている。そして何より、水面にぷかぷかと揺れる彼女の豊かな胸の谷間が、至近距離で立香の目を釘付けにしていた。

熱いお湯のせいだけではない。立香はみるみるうちに全身の血が沸騰するような感覚に襲われた。

「貴女の顔が赤いのは、湯の熱さのせいだけではないようですね。……ええ、とても可愛らしい」

モルガンは優雅に、そしてひどく妖艶に微笑むと、湯の中で一歩、また一歩と立香との距離を詰めてくる。

「え、あ、ちょっと……」

後ずさった立香の背中が、ゴツゴツとした岩場にコツンと当たった。

逃げ場を失った立香。その両脇を塞ぐように、モルガンが両手を岩場につき、立香を完全に自身の腕の中に閉じ込めた。

「モ、モルガン……? あの、お風呂、入るだけって……」

「ええ、入っていますよ。ですが……こうして二人きりの密室で、貴女の無防備で美しい裸体を前にして、ただおとなしく湯に浸かっているだけで満足できるほど、私はできた女ではないのです」

「んぁ……っ、ふぁ、はぁ……モ、ルガン……っ」

息継ぎのためにわずかに唇が離れると、銀の糸が月明かりにキラリと光った。

立香の目はすっかり潤み、熱を帯びた瞳でモルガンを見つめ返している。その無防備な顔を見たモルガンは、満足げに微笑み、再び深く、ねっとりとした口づけを落とした。

「ん、ちゅ……っ、ぁ、ぷはっ……ぁ、はぁ、だめ、モルガン……のぼせちゃう……っ」

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