【セイバーオルタ➞夢主➞セイバーオルタ】ふすま越しの背徳 〜声を殺した熱帯夜〜』⑥ (Patreon)
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私は帯を使って、彼女の両手首を背中で軽く、だが確かな拘束力を持って縛り上げた。
身動きが取れなくなったユミの背に、私は自らの浴衣を着崩したままの姿で跨る。私はまだ衣服を纏い、冷酷に見下ろしているというのに、彼女だけが帯で縛られ、乱れた姿を曝け出し、布団に顔を押し付けて喘いでいる。
「ひぐっ……あぁっ、意地悪……アルトリアの、いじわるぅ……っ」
「なんとでも言いなさい。貴女がその声を枯らすまで、私は決して止まりませんから」
視線と布の隙間から覗く、彼女の白い肌と紅潮したうなじ。百合という花が持つ特有の仄暗い倒錯感が、夏の夜の蒸し暑さと混ざり合い、私たちを底なしの沼へと引きずり込んでいく。
――やがて。
隣室の喧騒が嘘のように静まり返り、凛たちが完全に寝静まった気配が漂い始めた頃。
私はようやく、彼女の奥底から指を引き抜いた。
「はぁっ……あ、ぁ……っ」
拘束を解かれたユミは、畳の上に崩れ落ち、ただ荒い呼吸を繰り返している。
私は彼女の横に膝をつき、乱れきった浴衣をそっと引き上げてやった。だが、それはあくまで「直してやるように見せかけた」だけだ。肩から下は布で覆ったものの、彼女の熱り立った胸元だけは、あえて無防備に開け放ったままにしておく。
汗と、蜜と、そして微かに漂う蚊取り線香の煙の匂い。
私は彼女の汗ばんだ前髪を指先で優しく梳き、その赤く染まった耳元へと唇を寄せた。
「……今のうちに息を整えておきなさい」
低く、甘く、そして逃げ場のない宣告。
「次は、あの者たちが完全に夢の世界へ落ちたあとです。……朝が来るまで、一睡もできるとは思わないことですね」
隣室の笑い声はいつの間にか途切れ、代わりに小さな寝息と、縁側を撫でる夜風の音だけが残っていた。風鈴がたまにチリンと鳴るたび、四畳半の熱だけがより濃く感じられる。
私は乱れた浴衣の裾を、形だけユミの腰に戻してやった。隠すためではない。朝まで私の手で何度でも開くための、仮の仕切りだ。
「……寝たようです。凛も、桜も、騒がしい大河も」
汗で頰を濡らしたユミの髪を、指先で耳の後ろへ退ける。
「これで、少しだけ声を許してあげましょう」
「…ほんとに…?」
「隣に聞かれる心配は減りました。ですが」
私は彼女の手首を取り、今度は私の帯へと導く。
「今度は、貴女が私を崩しなさい。先ほどの借りです」
ユミの指先はまだ震えていた。それでも、言われるままに私の帯へ手をかける。しゅるり、と暗い生地が解け、畳の上で彼女の帯と並んだ。
湯上がりの甘い匂いとは違う、冷えた夜気と混ざる私の熱が、開いた襟元から溢れる。
「……綺麗」
ユミが小さく呟く。私はそれを否定しない。ただ、彼女の後頭部を掌で捉え、私の胸元へと引き寄せた。
「見て終わるつもりですか。奉仕は慣れているでしょう?」
戸惑いながらも、ユミはそっと唇を寄せてきた。火照った頬から、鎖骨、そして無防備に晒された私の胸元へ。
彼女の少し硬い指先が、私の柔らかな胸の膨らみを左右から包み込み、ゆっくりと形を変えるように揉みしだいてくる。
「っ……あ……」
指先で皮膚を引き絞り、先端の小さな蕾を、指の腹でこねるように優しくつまみ上げられた。
それだけで、背筋にピリリと甘い電流が走る。私は彼女の黒髪に手を滑らせ、冷徹な仮面を維持しようと低く命じた。
「そう……手を休めないことです。指だけでなく、口も使いなさい」
ユミは意を決したように、硬く尖った私の先端を舌先でそっと包み込んだ。
ちゅぷ、と小さな水音が静かな和室に落ちる。彼女は未熟ながらも懸命に、舌先を円を描くように転がし、時には優しく吸い上げて私を刺激してきた。
同時に、もう片方の手で反対側の胸を執拗に揉み上げ、指先で蕾を弾いてくる。
「んっ……ふ、ぁ……っ」
冷酷に支配していたはずの私の口から、不意に甘く掠れた吐息が漏れた。
ユミの必死で一途な愛撫。私の肌を貪る熱い息づかいと、湿った舌の感触。指で胸の肉を揉みしだかれるたびに、私の魔術回路が予期せぬ熱を帯びて跳ね上がる。
「な……なかなか、良い手つきです……。ですが、まだまだ……っ」
強がりを口にしようとした瞬間、ユミが舌先で先端を強く吸い上げ、同時に指先で根元からキュッと絞るように揉み上げた。
「あぁっ……!? んんっ、あ……っ!」
思わず背中が畳から浮き上がるほど反り返った。
私の指が彼女の黒髪に深く沈み、強く力を込めてしまう。支配者としての余裕を保とうとしても、彼女の指と舌が胸を掻き回すたびに、思考が痺れ、呼吸が乱れていくのが分かった。
「く……っ、ユミ……そんな風に、指を……動かすなと言っているのです……っ」
「アルトリア……すっごく、熱くなってる……ここも、こんなに固く……っ」
「戯れ言を……っ! 誰の許可を得て、私を乱しているのですか……あぁっ!」
熱く湿った舌で乳頭を転がされ、指先で何度も先端をつままれる。その官能に抗いきれず、私の喉から喘ぎ声が零れ落ちていく。
続
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