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前回

「まだ、のぼせるには早いですよ。……貴女のここも、ひどく熱を持っていますしね」

「ひゃああっ!?」

唇が離された直後、湯の下に潜り込ませたモルガンの手が、立香の柔らかな太ももの内側をそっとなぞり、そのまま最も秘められた熱の源へと触れた。

「あ、んっ! ちょ、っとモルガン、嘘、お湯の中、で……っ、そんな直接……ぁんっ!」

「嘘ではありませんよ。ほら、私の指に絡みつくように、ここがピクピクと震えている。……貴女も、私を求めているのでしょう?」

モルガンの長い指先が、湯の中の抵抗をものともせず、立香の敏感な蕾を的確に捉え、優しく、しかし執拗に弾き始める。

お湯の温かさと、モルガンの指がもたらす強烈な快感が混ざり合い、立香の背中がビクンと反り返った。岩場に豊かな胸が押し付けられ、擦れるたびに甘い吐息が漏れる。

「あ……ぁあッ! だめ、声、出ちゃ、う……っ! 誰か、来たらどうするの……っ」

「来ませんよ。ここは私と貴女の、妖精國も同然の城。結界を張っていますから、誰一人として邪魔はさせませんし、声も漏れません」

モルガンは空いたもう片方の手で立香の胸の先端をそっとつまみ、コリコリと弄りながら耳元で囁いた。

「だから……もっと、可愛い我が妻の鳴き顔を私に見せなさい」

「は、あぁんっ! モルガン、モルガンっ……! ダメ、お湯の中だと、変な感じになって……い、いくっ、いっちゃうのぉ……っ!」

立香の目から涙が浮かび、お湯の熱と快感で思考が完全に白濁する。

モルガンが指の動きをさらに早め、最奥の柔らかな粘膜を抉るように擦り上げると、立香は湯の中で激しく身体を震わせた。

「あっ、ぁーーっ!!」

甲高い声を上げながら、立香は絶頂の波へと飲み込まれていった。びくびくと痙攣する身体から力が抜け、湯船に崩れ落ちそうになるのを、モルガンが力強い腕で優しく抱き留める。

「あぁ……っ、は、ぁ……っ、はぁ……」

肩で息をする立香の濡れた髪を撫で、モルガンはその額にチュッと愛情深いキスを落とした。

「よくできました、立香。……さあ、少し湯に浸かりすぎましたね。のぼせて倒れてしまっては大変だ。上がりましょうか」

「……モルガンのお風呂のばか。ただ入るだけって言ったのに」

涙目で恨めしそうに睨みつける立香だったが、その声には抗議の響きはなく、ただ甘え切った色気だけが滲んでいた。モルガンは満足げな笑みを浮かべ、立香を抱き抱えるようにして湯船から立ち上がった。

湯上がり後。

脱衣所で手早く身体を拭き、浴衣を着る間も惜しむように、二人は客室へと戻ってきた。

敷かれたふかふかの布団の上に、立香は全裸のままぐったりと倒れ込んでいた。火照った身体から、ほんのりと甘い湯上がりの香りと、女の子特有の石鹸の匂いが漂っている。

「はぁ……。ほんとにお風呂、入るだけって言ったじゃん…身体ふわふわするんだけど……」

枕に顔を埋め、ぽつりと不服そうに呟く立香。

その隣に、同じく全裸のモルガンが滑り込み、背後から立香の腰に腕を回して抱き寄せた。ひんやりとしたシーツの上で、二人の熱い素肌が再び密着する。

「ええ、言いましたね。ですが、貴女が私を欲しがるような、あんなにも可愛らしい顔をするのが悪いのです」

「理不尽すぎる……」

「それに……まだ夜は長いですよ、愛しい我が妻」

「えぇ!? 嘘でしょ、まだやるの!? 私、もう体力……ひゃうっ!」

モルガンが立香の首筋に顔を埋め、甘く噛み付くように歯を立てた。

ビクッと体を震わせる立香の耳元で、モルガンは極上の愛情と、隠しきれない独占欲を込めた声で囁いた。

「文句は受け付けません。今夜は朝まで、貴女のすべてを私だけで満たしてあげますからね。……愛していますよ、立香」

「もう……。モルガンには、一生勝てないや……」

不満げな口調とは裏腹に、立香は自身の腰に回されたモルガンの手に、自身の指をそっと絡ませる。ぎゅっと握り返してくるモルガンの手の温もりを感じながら、立香は瞳を閉じた。

行灯の柔らかな光の中、女の子同士の甘く熱い夜は、まだ始まったばかりだった。

fin.

※未公開分はまた後日他のシリーズと同様追加掲載します。

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