ファーストキスを奪われた報復をするため、男の急所や弱点、男性器について詳しく調べ始める女の子【R18女攻め小説】 (Pixiv Fanbox)
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https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=28392190
の続きです。
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ミユキは、もう「知りたい」というより「確かめたい」衝動に駆られていた。
ネットの文字やイラストでは足りない。
本当にあそこがそんなに脆いのか。
本当に、あんなに簡単に壊れるのか。
自分の目で、動いている本物を見なければ、安心できなかった。
学校の男子トイレは、当然入れない。
共用トイレの個室のドアも上と下に隙間がああるとはいえ、せますぎて覗くなんて無理だった。
調べた。
「〇学生 男子トイレ 覗き」で出てきたのは犯罪のニュースばかりで、それを見てまた震えた。
でも、震えながらもスクロールを止められなかった。
ある日、近所の古い公園を見つけた。
昭和の名残みたいな、コンクリートの公共トイレ。
男子用は壁に穴が開いていて、仕切りもない小便器がずらっと並んでいるタイプ。
外から、フェンスの隙間越しに、ちょうど腰のあたりが見える高さだった。
夕方、男の子たちがサッカーの後でぞろぞろ入っていく。
ミユキはベンチに座って、スマホをいじっているふりをして待った。
最初に来たのは同学年の男の子だった。
ズボンのチャックを下ろす音。
そして、白い小さなものが、ぽろんと飛び出す。
(あれが……)
ミユキの息が止まった。
思ったより小さくて、柔らかそうで、なんだか笑えてくるくらい無防備だった。
男の子は用を足しながら鼻歌まで歌っている。
その無警戒さが、逆に腹が立った。
次はもっと大きい〇学生。
少し垂れ気味で、毛が生えている。
それでも、やっぱりただぶら下がっているだけ。
風が吹いたら揺れそうなくらい、頼りなくて。
(これが……私を汚したものの仲間……?)
ミユキはフェンスに指を食い込ませた。
握りしめた拳が、がたがた震える。
もう一人、30代くらいの男が入ってきた。
背が高くて、スーツ姿。
ズボンを下ろすとき、ちらっと見えたそれは、
あの日の男を思い出させるくらいの大きさだった。
ミユキの視界が、急に赤くなった。
(あんなふうに……ぶら下げて歩いてるんだ……)
男が用を足し終えて出て行く。
背中を見ながら、ミユキは初めて具体的なイメージを頭に描いた。
もし今、ここで石を投げたら。
もし、フェンスを乗り越えて走って、蹴り上げたら。
あの無防備なものが、どれだけ悲鳴を上げるか。
でも、足が動かなかった。
代わりに、膝が崩れてその場に座り込んだ。
泣いていた。
理由もわからないまま、ぼろぼろと。
見れば見るほど、怖くなった。
そして同時に、自分の中に湧いてくる黒い感情が、もっと怖かった。
帰り道、ミユキは公園のゴミ箱に、
ずっと握りしめていた小さな石を捨てた。
指が、痛くなるくらい強く握りしめすぎて、
手のひらに赤い跡が残っていた。
それから数日後、ミユキは、いつもの帰り道を歩いていた。
公園の鉄棒の横で、小さな泣き声が聞こえた。
「うぅ……いたぁ……」
見ると、たぶん〇学1年生くらいの男の子が、鉄棒から落ちて、両手で股間を押さえてうずくまっていた。
顔が真っ赤で、涙がぽろぽろこぼれている。
ミユキの足が、勝手に止まった。
(……あれ?)
胸の奥で、何かがぴくりと動いた。
男の子は気づいて、涙目でミユキを見上げた。
「お〇えちゃん……いたいの……」
ミユキはゆっくり近づいた。
声が、少し掠れていた。
「だ、大丈夫……? どこぶつけたの?」
男の子は恥ずかしそうに、でも痛すぎて素直に答えた。
「ここ……おちんちん……」
ミユキはしゃがみ込んだ。
男の子はズボンの上から両手で押さえているだけだった。
「見せて……お〇えちゃん、痛いのとってあげる」
男の子は泣きながら、こくんと頷いた。
ミユキは震える指で、ズボンのゴムをそっと下ろした。
小さな、まだ毛も生えていないそれが、赤くなって少し腫れていた。
その下の、ふたつの小さな袋が、ぴくぴく震えている。
ミユキの呼吸が、浅くなった。
(これが……)
「ここ、痛いの?」
そっと、指先で袋の表面をなでた。
男の子がびくっと跳ねた。
男の子「ひゃうっ……!」
ミユキ「どのくらい痛いの? 教えて」
ミユキは、もう「介抱」のふりをやめていた。
ただ、確かめたかった。
どれくらいで壊れるのか。
どれくらいで泣くのか。
指先に少し力を込めて、軽く握った。
「うあぁっ……!」
男の子がのけぞった。
声が裏返り、涙が新たに溢れた。
「ここ、つぶれたらどうなるの?」
もう完全に、ミユキの声は冷たかった。
男の子は痛みと恐怖で、ただ首を横に振るだけだった。
ミユキはさらに指に力を込めた。
ほんの少し、ほんの少しだけ。
男の子「痛い……やめて……お〇えちゃん、こわいよ……!」
その瞬間。
ミユキの中でぱちんと音がした。
(……私、何してるの?)
男の子の泣き顔があの日の自分と重なった。
震える小さな体が鏡のようだった。
ミユキは手を離した。
指が、血の気が引いて真っ白だった。
「……ごめん」
小さな声で呟いてミユキは立ち上がった。
男の子はズボンを慌てて上げて、泣きながら逃げていった。
ミユキはその場に立ち尽くしたまま・・・。
自分の手を見つめていた。
震えが止まらなかった。
でも、今度は怒りでも興奮でもなく、
ただただ自分が怖くて。
(私……壊れてる)
初めてはっきりとそう思った。
公園の夕暮れが、急に冷たくなった。
ミユキはゆっくりとその場を離れた。
もう二度と、この公園には来ないだろう。
帰り道、ミユキはスマホを取り出して、
ずっと保存していた「やることリスト」のフォルダを、
全部、削除した。
指が震えながら、でも確実に。
最後に残ったスクリーンショットも、
「破裂して死ぬこともある」という一文も、
すべて、ごみ箱に捨てた。
空になった画面を見つめながら、
ミユキは小さく呟いた。
「……助けて」
誰に言ったのか、自分でもわからなかった。
でも、その言葉だけは、確かに自分の声だった。
そして・・・
夜、布団の中でスマホを開いたら、タイムラインにそれが流れてきた。
【男性の性犯罪を根絶するには、去勢が最も効果的。
睾丸を除去または物理的に破壊すればテストステロンが激減し、性欲はほぼ消滅する。
諸外国では化学的去勢が導入されているが、それよりも確実なのは……】
記事はそこまでで、続きは有料だった。
ミユキは、削除したはずのフォルダが胸の奥でまたぴくりと疼くのを感じた。
(……違う、違うって思ってるのに)
指が勝手に動いて、記事を開いた。
コメント欄は熱を帯びていた。
「やっとまともな意見が出てきた」
「ちいさいころからやっとけばよかったにって男いっぱいいるわ」
「私も被害者だからわかる。潰していい」
「男なんて全員去勢すれば平和」
どれも「正義」の言葉で包まれていた。
ミユキは、画面を握りしめたまま、息が苦しくなった。
(これ、私がやってたことと同じ……?)
違う。
自分はただのこ〇もで、あの人は大人だった。
自分は傷つけられた側で、こっちは……。
でも、言葉はどんどん似ていく。
「被害者が加害者を裁く権利はある」
「痛みを知らない者に生きる資格はない」
ミユキはスマホを投げ出した。
画面はまだ点いたまま、床に落ちて光っている。
頭の中で、公園で泣いていた男の子の顔が浮かぶ。
あのとき自分が握った小さな袋の感触が、指に残っている。
(私も・・・あんなふうに「正義」って言ってた?)
涙がこぼれた。
今度は、はっきりとした後悔の味がした。
ミユキは布団をかぶって、震えた。
(助けて・・・誰か、私を止めて)
でも、声は出なかった。
ただ、スマホの光だけが、暗闇の中でまだ白く揺れていた。
記事のタイトルが、瞼の裏に焼きついて離れない。
「去勢こそが真のフェミニズム」
ミユキは、初めて自分の憎しみが、
誰かの「正義」と同じ形をしていることに気づいた。
そして、それが一番怖かった。
それから数日がたち・・・。
体育館の裏の多目的室。
カーテンが引かれて、女子だけがぎゅうぎゅうに座らされていた。
〇学5年生と6年生、合わせて四十人くらい。
壇の上に立っていたのは、スーツ姿の背の高い女性だった。
名札には「NPO法人・女の子の護身術プロジェクト 講師 桐生」と書いてある。
「皆さん今日は大事な話をします」
声は低くて、どこか楽しそうだった。
最初は普通だった。
「叫ぶ」「逃げる」「肘打ち」「膝蹴り」。
でも、だんだん空気が変わっていった。
「でもね、もし本当に押さえ込まれたら?」
講師はにこりと笑った。
「力じゃ絶対に勝てない。だから、こうするの」
講師はゆっくりと膝をついて、
両手を前に出してまるで何かを咥えるような仕草をした。
「『舐めてあげる』って言ってあげる。
男はみんなエッチでバカだからすぐ油断する。
そして、ここに」
講師は自分の股間の高さで、ぱっと両手を握りしめた。
「金玉を口に含むふりして思いっきり噛みつく。
歯を立てて、ぐしゃっと潰す。
噛み千切ってもいい。
血が出ても、叫んでも離さない。
最後まで噛みつぶす」
教室が凍りついた。
「痛みで気絶するから、その隙に逃げられる。
たとえ死なせても正当防衛だから罪にならない。
日本ではまだ判例が少ないけど海外では無罪になった例がたくさんある」
講師は満足そうに微笑んだ。
「だから怖がらないで。
私たちは弱くない。
ただ使い方を知らないだけ」
ミユキは、前の席の子の背中が小刻みに震えているのを見た。
誰かが小さく嗚咽を漏らした。
講師は最後に大きな声で言った。
「覚えておいて。
男の急所はひとつしかない。
そこを潰せば、どんな大きい男でも泣いて土下座する。
それが私たちの最強の武器」
拍手は起きなかった。
ただ重い沈黙だけが残った。
講義が終わって、みんな無言で教室に戻った。
廊下で誰かがトイレに駆け込んで吐いている音がした。
ミユキはトイレの前を通りながら自分の唇をそっと押さえた。
(噛み千切る……)
頭の中で、あの日のキスの感触が蘇る。
でも今度は逆。
自分が噛みついている想像。
唇が震えた。
でも、それは恐怖だけじゃなかった。
先生が配ったプリントの裏に、小さく書いてあった一文が焼きついていた。
「あなたは被害者で終わる必要はない。
加害者を終わらせればいい」
ミユキはプリントをゆっくりと丸めて、
ゴミ箱に捨てた。
でも手が震えすぎて、
一度で入らず二度目にやっと落ちた。
帰りの会が終わっても、
ミユキはしばらく席を立てなかった。
窓の外、男子たちがグラウンドでサッカーをしているのが見えた。
みんな笑っている。
ミユキは目を伏せて小さく呟いた。
「……やめて」
誰に向けた言葉なのか、
自分でもわからなかった。
そして次の日。
夕方の住宅街。
街灯が一つおきに点き始めた帰り道。
ミユキはいつものように俯き加減で歩いていた。
スカートの裾を両手でぎゅっと掴んで足早に。
「君、ちょっと道を聞いていい?」
突然、横から声がした。
ミユキの体がびくりと跳ねた。
振り返る前から、匂いがした。
あの日のタバコと少し甘いコロンの混じった匂い。
男は、にこにこしながら立っていた。
30代半ばくらいの普通のサラリーマン風。
手にコンビニ袋を提げて、スマホを見ている。
ミユキ(あの・・・男だ・・・!)
「駅ってどっちかな? 迷っちゃってさ」
ミユキの喉が鳴った。
男は、ミユキの顔をまともに見ていない。
ただ道を聞く相手として、たまたま通りかかった〇学生として、
あの日の「獲物」だとは、まるで気づいていない。
ミユキは唇を震わせた。
(……覚えてないんだ)
胸の奥で何かが熱くなった。
怒りか悲しみか、それとも別の何かか。
男は首をかしげて、もう一度聞いた。
「ねえ、駅って……」
ミユキは、ゆっくりと顔を上げた。
男の目が初めてミユキをまともに捉えた瞬間、
ミユキは小さく微笑んだ。
「……こっちです」
男は「あ、ありがとう!」と笑って、
ミユキが指さした方向に歩き始めた。
背中を見送りながら、
ミユキは自分の声が震えていないことに気づいた。
男の背中が角を曲がって完全に消えるまで、
ミユキはその場に立ち尽くしていた。
そして、ふっと息を吐いた。
(覚えてないんだ……)
それがすごく、すごく、
空しかった。
でも同時に、
少しだけ、ほんの少しだけ、
胸の奥の重いものが、音を立てて崩れ落ちる気がした。
ミユキは、ゆっくりと歩き始めた。
今度はスカートの裾を握る手が、
少しだけ力が抜けていた。
夕暮れの風が冷たかったけど、
今日は少しだけ優しく感じた。
そして家につくと、ミユキは玄関の前で鍵を探していた。
もうすぐ家に入れる。
あと数歩で終わりだ。
背後で、足音がした。
「お〇えちゃん・・・あっ!やっぱり君だった!」
振り返った瞬間、さっきの男の顔が目の前にあった。
さっきとは違う濡れたような笑み。
「思い出したよ。君が僕のファーストキスの相手だ」
男の腕が伸びてきた。
ミユキの肩を掴み、ぐいっと引き寄せる。
「やっ……!」
男は笑いながらミユキの体を強く抱きしめた。
制服の布越しに熱い息が首筋にかかる。
「ずっと探してたんだ。あの日の続きしようよ」
男の手がミユキの制服のボタンに伸びた。
指が震えながら、ひとつ、ふたつ、と外していく。
ミユキの頭が真っ白になった。
あの日の感触が一気に蘇る。
匂い、声、力の強さ。
でも今度は違う。
ミユキの右手が、無意識にポケットに滑り込んだ。
そこにあったのは、今日、学校で配られた「護身用ホイッスル」。
男の指が三つ目のボタンにかかった瞬間。
ミユキは全力でホイッスルを吹いた。
ピィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!
甲高い音が、夕暮れの住宅街に響き渡った。
男が「うわっ!」と顔を歪めて耳を押さえる。
その隙にミユキは男の股間に膝を思い切り蹴り上げた。
(講師の言った通り)
膝が柔らかいものにめり込む感触。
その瞬間ミユキは入った!と思った。
トイレをのぞいて本物も見た、この時のためにズボンの中でもねらえるようにシミュレーションもした、そして今、自分の膝は完全にこの男の金玉をとらえている・・・と。
しかし、ミユキの膝が男の金玉をとらえ、さらにダメージをあたえようと股関節の奥深くまで蹴り上げると・・・
グニュ!
ミユキ「えっ・・・何この感触・・・」
ミユキ(や、やわらかい・・・硬い玉だと思ってたけど、金玉ってこんなやわな感触なの・・・?
あの男の子のは小さすぎてわからなかったけど・・・大人でもこんな・・・。
・・・これなら潰せるかも!と思い、さらに力強く膝をめり込ませる)
「ぐっ……!?」
男が膝から崩れ落ちる。
やっぱり効いた!と喜びもつかの間、
(これなら逃げれる!)
と家に駆け込もうとするミユキだが・・・
「うぐううっ!」
さっきより一段と苦しそうな声で青白い顔になっている男
(男の急所について調べてる時にかいてた通りだ・・・
金玉ってぶつけた時すぐはそこまで痛くないこともあるけど・・・時間差でどんどん苦しくなるって・・・)
(これなら焦って逃げなくていいかも・・・
それに、金玉蹴られたあと、もう一度蹴られたら地獄の苦しみで死ぬって言ってた話・・・あれも本当なら・・・)
ミユキは男の視界にうつらないように、素早く後ろに回り込む、でも肝心の股間の急所は男が両手ががっしり抑え込んでいて、後ろからでも蹴れない・・・。
(学校の護身術でいってた、確か、男の力でもこっちが指全部、相手が指一本だと絶対勝てるって・・・!)
そして、ミユキは股間をギュッとおさえている両手の小指をそれぞれ両手で片方ずつつかむ。
指を掴む時に、男の金玉に触れるが、フニッとした。
ミユキ(やっぱり金玉ってやわらかいんだ・・・こんなやわなものブラ下げてるってだけで偉そうにしやがって・・・男!)
と怒りを爆発させる感じでつかんだ男の小指を・・・思いっきり手の甲側にへし曲げる!
ボキボキと骨の折れる音がする・・・
思わず折ってる張本人のミユキも(いたっ!)と顔をしかめてしまうほど・・・折られた張本人の男は・・・
いぎゃあああ!と股間をおさえていた手を顔まで持ってきて、自分の折れた小指を見ながら痛みで絶叫している。
おかげで股間は丸見え、しかも膝をついて四つん這いなので、身長の低いミユキからも蹴り上げやすい位置に急所がある。
ミユキ「今だっ!」
ミユキが蹴ったから腫れ上がっているのか、それとも、四つん這いなせいで布が突っ張っているからか、男の股間には2個のタマのような盛り上がりがミユキからハッキリわかった。
そしてミユキはそのどちらかのタマに当たれ~、と願いながら、遠慮なく、それこそ潰してやる!といった勢いでつま先蹴りをしかけた。
ついてない故、痛みのわからない女の子特有の全力の金蹴り、2度蹴りだった。
グシャッ!
男「はうっ!」
ミユキ「あっ!・・・」
狙い通り、ドンピシャでミユキのつま先、靴の一番かたくて丈夫でとがった部分が男のタマ、それも一回目の金蹴りで腫れ上がり、今はほんの少しの衝撃でも激痛が走るような、急所中の急所、となってしまっている方の右の金玉に突き刺さる。
しかし、ミユキは一瞬(やった!)と思いつつも、その感触に冷や汗をかく。
一度目とはあきらかに違う感触・・・そう、やわらかいものを潰しすぎて、破裂してしまったような感触・・・。
ミユキ「も、もしかして・・・金玉、潰れた・・・?」
男「ふぎゃあああああ!」
今度はミユキが生きてきて聞いた事のない男の絶叫。
さすがに人が集まってきた。
「なんだなんだ!」
男「うぐああ!た、助け・・・」
ミユキ(え?・・・もしかして・・・このままじゃ私が悪者・・・?)
そしてミユキはとっさに泣き真似をする。
ミユキ「だ、誰か助けて・・・こ、このオジサンが・・・うっ!ひっく!・・・私の事襲おうとしたのぉ!」
涙はでないが、両手を目元にあてて女の子が泣き真似すれば、周りはどちらを悪者だと思うだろう・・・。
駆け付けた男性「こいつ!変態だぞ!とりおさえろ!」
男「え?ちがっ!お、俺ががやられ・・・うわあ!」
そして、男がとりおさえられ、やがて警察がきて連行される。
もう誰もミユキの方を気にする人はいないので泣き真似もやめた。
ミユキ(もうこれで二度とこいつとも会わないよね。やっと私の心も解放される・・・)
ミユキがそんな事を思っていると、さっきまで鬼の形相で男を連行していた若い婦警さんが、やさしそうな顔になってミユキのそばにきて話しかけてくる。
婦警「あなたのおかげであの男を捕まえる事ができたわ。勇気ある行動に感謝します」
ミユキ「あっ・・・」
ミユキは胸の奥がジワッと温かくなるのを感じた。
あの男に胸を揉まれ、スカートをめくられ、ファーストキスを奪われて以来、ずっと悩んで悩んで、男の急所の事ばかり考え、男の子に痛い思いさせちゃったり、男子トイレをのぞいたりしゃったけど・・・これでよかったんだ・・・。
ミユキ「あ・・・は・・・はい!」
無口なミユキの精一杯の声だった。
そんな感動的な光景に男の声が割って入る。
男「そ、その女が俺の指を折って、き、金玉を潰したんだあ!いてえよお!死ぬう!病院に連れて行ってくれえ!」
婦警さんはそれを聞いてポカン、としている。
ヤジ馬の視線が一気にミユキに集まる。
瞬間、ミユキは顔が真っ赤になる。
ミユキ「・・・・」
ミユキはまた無口に戻り、下を向いて真っ赤になった顔を隠すしかなかった。
婦警さんは必死に笑いをこらえながら、再び男の手を引っ張ってパトカーに連れて行くのでした・・・。
(完)