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https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=28628957

の続きです。

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男は地面に這いつくばったまま必死に体をよじって逃げようとするが、ミカと佐奈の腕ひしぎ十字固めは完璧に決まっていた。

二人は格闘技を始めたばかりで正しい知識も、精神論も、ルールも、手加減の概念も何も持っていなかった。

ただ「この男を痛めつける」という一点だけが頭の中を支配している危ない状態。


「うがあ!! 痛ぇ! 折れる! 腕折れるって! やめろお!」

男が痛みで泣き叫ぶ。


右腕を極めているミカは歯を食いしばってさらに力を込めた。

男がどれだけ痛がろうが、骨がどうなろうが知った事じゃない、という全力の腕ひしぎ十字固め。

普通の柔道の試合ならとっくに審判が止めに入っているタイミングだ。

なぜなら完璧に腕ひしぎ十字固めが決まると、たとえ痛みに慣れているプロの格闘家でも耐えられない痛みに襲われるし、骨が折れるだけじゃなく、大事な血管や神経まで傷ついて、二度と腕が曲げられなくなってしまう事すらあるからだ。


しかし、ここに審判はいない。

そんな痛みと大事な組織が傷つけられる恐怖に男は襲われ続けても逃げる術がないのだ。


さらにミカはおいうちをかけるように吐き捨てる。

「うるせぇよ。折れたっていいじゃん。どうせクズの腕だろ?」


左腕を極めている佐奈は無言のまま、ただ淡々と体重をかけ続ける。彼女の目は完全に冷え切っていて、男の悲鳴など耳に入っていない様子だ。


二人が腕を完全にロックした状態で、さゆりがゆっくりと前に進み出た。

男の両足を立ったまま両手で掴み持ち上げる。

男の体は上半身が地面に固定されたまま、下半身だけが持ち上げられた不自然な姿勢になる。


「こんなモノついてるから・・・チ〇ンなんてするんだろが!」

さゆりの声は低く、怒りに震えていた。

そして、右足のローファーを高く上げると・・・かかとの硬い部分を、男の股間、急所に真っ直ぐ叩きつけた。


ゴリッ、という鈍い音が響く。

かかとが金玉に深くめり込み、男の全身が電撃を受けたように跳ね上がった。


「ぎゃあああああああああ!!!!」


今までの悲鳴とは次元の違う動物のような絶叫。

腕の激痛など吹き飛ぶほどの脳が真っ白になる痛み。

男の目は見開かれ、口から泡を吹きながら体が痙攣する。


普通ならそんな姿を見たら思わず同情したり、自分が痛みを与えているなら手加減したり、思わずやめてしまうものだ、でもさゆりには、散々チ〇ンされた恨みがある・・・。


さゆりはニヤッと、初めて見せるような冷たい笑みを浮かべた。

「まだまだ……」


そのまま容赦なく。

ローファーのかかとを何度も・・・何度も!・・・股間に叩きつけるさゆり

一度、二度、三度……十発、二十発……数十発に及ぶ踏みつけ。

毎回、かかとの硬い部分が急所を正確に捉え、男の体を跳ねさせる。


金玉はさゆりにはついてない急所だが、女の本能で、男の急所の正確な位置を把握していたのかもしれない。


「ひぎっ! あがっ! やめ……やめろぉぉぉ!! 死ぬ! 死ぬって!!」

男の声は次第に途切れ途切れになり涙と鼻水と涎で顔がぐちゃぐちゃになる。

それでもさゆりは止まらない。

(絶対に許さない!泣いても・・・どれだけ痛がっても・・・いや、むしろもっと痛がってwそのうめき声と苦痛の表情で今まで受けた私のツラい心が晴れていくんだからぁ!)


グシャア!


やがて、さゆりの息が荒くなり、足が重くなってきた。数十発を叩き込んだ後、ようやく力尽きてその場にしゃがみ込む。ローファーのかかとには、わずかに血のようなものが付着していた。


男は地面に崩れ落ち、両腕はまだ極められたまま股間を押さえることもできず、ただ震えるだけ。

息も絶え絶えで意識が飛びそうになりながら、かすれた声で呻く。


「うぐああああ!・・・も、もう・・・許してくれぇ・・・」


さゆりは息を切らしながら男の股間近くにしゃがみ込んだ。

膝が震え、額に汗がにじんでいるのに目はまだ燃えるように鋭い。


「はぁはぁ・・・金玉・・・潰れたかな?」呟くように言いながら、さゆりは男のベルトに手をかけ、乱暴に引きちぎるように外した。

ズボンのファスナーを下ろし、下着ごと一気に引き下ろす。

男は必死に体をよじって抵抗しようとするが、ミカと佐奈の十字固めがそれを許さない。


そして、三人の視界に飛び込んできたのは――想像を絶するほど腫れ上がった、紫色に変色した金玉だった。

通常の何倍もの大きさに膨張し、皮膚がパンパンに張って光沢を帯び、まるで熟れすぎた果実のように見える。


3人とも女だ、当然金玉はついてない、それに詳しいわけでもない、せいぜい実物を見たのはネットか性教育の絵くらい、それでも、色といい、大きさといい、異常な状態である事はすぐにわかった。


そして、しばらく硬直して異常な状態の金玉を見つけた後・・・。


「あははははは! なんだそれww お前、金玉デカすぎだろwww バレーボールかよ!」

ミカが腹を抱えて大笑いする。

笑いすぎて涙まで浮かべて極めていた腕を少し緩めながらも、決して離さない。


佐奈は眉をひそめ、吐き捨てるように言った。

「……グロい。男ってほんとにキモい……」


普段のクールさが崩れ珍しく感情が声に滲んでいる。

視線は腫れた金玉から逸らさず、嫌悪と怒りが混じった表情だ。


さゆりは一瞬だけ固まったが、次の瞬間、顔を歪めて叫んだ。

「気持ち悪い!」


立ち上がると同時に、男の両足を再び高く持ち上げる。今度は腫れ上がった部分が丸見えの状態で、完全に無防備。さゆりのローファーが、再び高く振り上げられた。


さゆり「こんなキモいモノ見せて!・・・もう・・・許さないから!!」


お前が脱がしたんだろ!と言いたい男だったが、それどころではない、今・・・丸出しの金玉をまた踏みつけられたら・・・


かかとの硬い部分が、腫れ上がった金玉に真っ直ぐ落ちる。

ゴリッ……という、今まで以上に重い音。男の体が弓なりに反り返り、喉から引き裂かれるような悲鳴が迸る。


「ぎゃああああああああああ!!! やめろぉぉぉ!! もう……もう死ぬぅぅ!!」


それでもさゆりは止まらない。腫れた部分を的確に狙い、何度も、何度も。二十発、三十発……毎回、かかとが深くめり込み、腫れがさらに広がっていく。皮膚が裂けそうなほどに膨張し、血が滲み始める。


男の声は次第に途切れ、ただ「ひっ……ひっ……」と短い喘ぎに変わっていく。

体は痙攣を繰り返し、意識が遠のきかけている。


ミカはまだ笑いながら、「まだまだイケるだろ? もっと踏めよ、さゆり!」と煽る。

佐奈は無言で、ただ男の左腕をさらに深く極め続けている。


腕の長時間へし曲げられ続け、常人なら耐えられない痛みになっているだろう。

神経も傷ついて、後遺症も残るレベルかもしれない。

それでも、男の最大の急所である金玉の痛みが上回り、そのあまりの苦痛が継続して与えられるため、意識が遠のきかけても、気絶する事すらできない。


さゆりの足はまだ止まらない。

怒りと、溜め込んでいた恐怖と、すべてを叩きつけるように。


しかししばらくすると、遠くからかすかに人の気配――足音か、話し声か――が聞こえてきた。


三人は同時にハッとして、体を硬直させる。


「やべ……誰か来てる!」ミカが慌てて周囲をキョロキョロ見回しながら、しかしすぐにニヤニヤと笑みを浮かべた。

「ま、いっか。こいつのこの情けない姿、みんなにも見てもらおうぜ~。下半身丸出しで金玉パンパンで腕折れてるクズとか、最高の晒し者じゃん!

写真撮って拡散しちゃおうか?」


しかし、佐奈は冷静に首を振った。いつものクールな声が少しだけ低く響く。

「・・・私達、ちょっとやりすぎた。

これ、過剰防衛どころか傷害罪になるかも。警察来たら、私たちも捕まる可能性あるよ」


さゆりは男の姿を改めて見下ろした。

両腕は不自然に曲がり、関節が外れたようにだらんと垂れ下がっている。

股間は紫黒く腫れ上がり、皮膚が裂けて血が滲み、下着もズボンも脱がされたままで惨めなまでに無防備な姿だ。

男はもう声も出せず、ただ浅い息を繰り返しながら体を震わせているだけだ。


さゆりは一瞬、プッと小さく吹き出してしまった。怒りが頂点に達した後の、奇妙な解放感のような笑い。

「・・・これはひどいね・・・痛そwいや金玉の痛みはわからないんだけど・・・きっと女の私達には想像もできないくらいに痛いんだろうなぁw・・・確かに・・・ぷっw・・・ひどい姿w・・・やりすぎたかもねぇw」


そして、すぐに表情を引き締めて立ち上がる。


さゆり「逃げよう!」

佐奈とさゆりは顔を見合わせ、即座に動き出した。

ミカが「待てよ、まだ踏みたいんだけど!」とブツブツ言いながらも、佐奈に引っ張られる形で走り出す。

さゆりは最後にもう一度男を一瞥し、「二度と……チ〇ンなんかするなよ」


冷たく、小さく呟いて、暗い路地の方へ駆け去った。


三人の足音が遠ざかり静けさが戻る。

放置された男は地面にうつ伏せのまま、動くこともできず、ただ苦痛に喘ぐだけ。

下半身は裸のまま放置され、しかもズボンとパンツはさゆり達に捨てられてどこかわからないのでアソコを隠すこともできない。

腫れ上がった急所が夜の冷たい空気に晒されている。


しばらくして――路地を抜けた先から軽やかな足音と笑い声が近づいてきた。


女子〇学生の三人組だ。制服のスカートを短くした派手めのグループ。

スマホのライトを照らしながら、夜道を歩いている。


「あれ?あそこに誰か倒れてる・・・?」


一人がライトを向けると男の無残な姿がはっきりと浮かび上がった。


「えっ・・・何これ!? 男の人!? 下半身裸じゃん!」


「うわっ、おちんちんの下のやつ、なにあれ・・・金玉?・・・めっちゃ腫れてる・・・グロすぎ・・・」


「腕もおかしいよ、変な方向曲がってない?・・・折れてるっぽい・・・ヤバくない?」


三人は最初は驚いて固まったが、すぐにキャーキャーと騒ぎ始めた。

一人がスマホを取り出し写真を撮り始める。


「これ、マジでヤバい事件じゃん! 警察呼ぼうよ!」


「待って、でもこんな姿晒されてるのウケるんだけどw ちょっと動画撮っちゃおうぜ~」


「えー、でも可哀想かも・・・私だったらじ〇つもの・・・」


「悪いことして制裁された男かもしれないじゃんw」


女子〇学生の三人組は、さらに男に近づいてさらに観察する。


リーダー格の桜花(髪を明るく染めて、制服のスカートを一番短くしている子)が、最初に声を上げた。

ライトの光が男の下半身を照らし出すと、腫れ上がった紫黒い金玉が、まるで異物のように浮き上がって見えた。皮膚がパンパンに張ってテカテカ光り、ところどころ裂けて血が滲んでいる。両腕は不自然に曲がり、関節が外れたようにだらんと地面に落ちていて、男はただ浅い息を繰り返しながら体を小刻みに震わせているだけ。


「うわっ・・・これって男の・・・金玉、だよね・・・こんなにデカくなるんだ・・・いやこんな間近でしっかり見たの初めてだけど、あきらかに色やばいし・・・キモ・・・」

隣のゆうか(メガネっ子で、グループの中では一番おとなしめ)が、思わず後ずさりしながら呟いた。

顔をしかめて、でも目が離せない様子でスマホを構える。


「もしこいつが悪人だったら・・・こんな目に遭うってことは・・・相当悪いことしたんだろうね、そう考えるとざまぁみろ、だけど、通り魔とかにやられたんなら、ちょっとかわいそうかな・・・き、金玉?・・・これの痛みは私にはわからないけど、少なくとも腕は・・・死ぬほど痛そう・・・」


三人目のみお(一番小柄で、ツインテール)が、興奮気味に声を弾ませた。好奇心が勝って怖さより面白さが上回っている。


「ねえ、写真撮ろ! 動画も!これ、TwitterとかTikTokに上げたらバズるんじゃね?変態が女の子に制裁されたってことにしてさ、『夜道で遭遇した変態男ww金玉爆発寸前www』みたいなタイトルで!」


桜花が即座に同意する。


「いいねいいね!絶対私らだってバレない捨てアカでね!こんな姿晒されたこのおっさんのその後の人生考えたら笑える~wいや金玉こんななってる時点で男としての自人生はもう終わってるかw」


ゆうかは少し迷った顔をしたが、結局スマホを構えてシャッターを切り始めた。

フラッシュが光るたび男の体がビクッと反応する。

意識が朦朧としているはずなのに、少女たちの声と光に反応して、かすかに「う……うぅ……」と呻き声を漏らす。


「ぷw……ってか、超キモいんだけど。こんな姿見せられてるの、逆に私達にとっての罰ゲームじゃない?w」


みおが近づいて、男の股間をズームで撮影しながら笑う。


「金玉、プルプル震えてるよ。触ったら破裂しそうw誰かに踏まれたのかな~?変態に対する女の子の復讐とかだったら・・・想像したらスカッとする~w」


桜花が急に真顔になって言った。


「でもさ……これ、警察呼んだ方がいいんじゃない?死にそうじゃん。私たちが見つけたことにしとけば、事情聴取とか面倒だけど……でも動画は消さないで保存しとこ。後で証拠になるかもだし」


ゆうかが頷く。


「うん、呼ぼう。119も一緒に。まぁ・・・こんなおっさんがどうなろうと別にいいっちゃいいんだけどねw」


三人は少し離れた場所に移動して、スマホで119と110に電話をかける準備を始めた。その間も、みおが時々ライトを当てては「まだ生きてる?」「うわ、まだ腫れてるw」と騒ぎ立てる。


男は少女たちの笑い声とフラッシュの光の中で、ただ無力に横たわり、涙と鼻水と涎を垂らしながら、かすれた声で「た……助けて……」と繰り返すしかなかった。


そして先に逃げた三人は人気のない路地を全力で駆け抜け、ようやく駅から少し離れた住宅街の角で息を切らして立ち止まった。

街灯の下で、互いの顔を見合わせる。

3人とも汗だくで息が上がっている。

さゆりは膝に手をついてハァハァと息を整え、ミカは壁に背をもたれて天井を見上げ、佐奈は無表情のままスマホを握りしめていた。


最初に口を開いたのはミカだった。

声が少し上ずっている。

「・・・ははっ、マジでやったな私たち」


さゆりは顔を上げてミカを見る。

目が少し潤んでいるのに口元は微かに緩んでいる。


「うん・・・やった。あいつ、もう二度とチ〇ンなんかできないでしょ」


ミカがニヤリと笑って、拳を軽く握る。

「腕、完全に折れてたよな。あの角度、絶対ヤバい、二度と腕動かなくなって女に触れないかもw。

金玉も・・・アレももう一生使えないんじゃね?さゆり、踏みまくってたもんな~。私、途中から笑い止まらなくてヤバかったわw」


さゆりは少し照れくさそうに、でもどこか誇らしげに頷く。「最初は怖かったけど・・・途中で、なんか吹っ切れた。

あいつの顔見てたら、全部思い出して……もう我慢できなくて。

あんなに痛がる急所を股に無防備にブラ下げてるくせに男ってだけで偉そうにしたり、チ〇ンなんてしやがって!・・・でも・・・さすがにやりすぎたよね?」


佐奈がようやく口を開いた。

いつものクールな声が少しだけ低く、疲れたように響く。

「・・・過剰防衛。警察が来たら、傷害罪で捕まる可能性高い。

特に、あの金玉の腫れあがり方と腕の状態・・・普通の正当防衛じゃ通らないよ。

私たち逃げて正解だった」


三人は一瞬、沈黙した。

さゆりが小さく呟く。「でも後悔はしてないからね。

あいつ何回も私を……電車で、毎日毎日……今日みたいに胸まで触られて……もう、限界だったんだもん。

これで、少しは……怖くなくなったかも」


ミカがさゆりの肩をポンと叩く。力強く、でも優しく。「だろ? 私もさ、護身術始めたばっかだけど……今日、初めて『使えてよかった』って思ったわ。

あいつみたいなクズが減るなら、多少ヤバくてもいいじゃん。

……まあ、捕まらないように気をつけなきゃだけどな」


佐奈がスマホの画面をチラッと見て、ため息をつく。「今、ニュースとかSNSに上がってないかチェックしてるけど……まだ何もない。あの場所、通りかかる人少ないし……大丈夫だと思う」


さゆりが苦笑いする。「そうだよね……でも、なんか……スッキリした。今まで我慢してた分、全部ぶつけた感じ。これで、明日から普通に電車乗れるかな」


ミカが明るく声を上げた。「乗れる乗れる! 次あいつみたいなの来たら、私が先にぶっ飛ばすから!……ってか、もう三人で固まって乗れば、誰も近づかねーよな」


三人は顔を見合わせて、ようやく小さく笑った。緊張が少し解けた笑い。まだ心のどこかで罪悪感や不安がくすぶっているけど、今はこの瞬間、三人で共有した「強くなった感覚」が、彼女たちを少しだけ前向きにさせていた。


佐奈が静かに言った。「……とりあえず、今日はもう帰ろう。明日、学校でまた話そう」


さゆりが頷いて、「うん。……ありがと、二人とも」


ミカが腕を組んで、「当然だろ。友達じゃん」


三人は肩を寄せ合いながら、ゆっくりと家路についた。夜の空気が、少しだけ軽くなった気がした。


そしてチ〇ン男は・・・


救急車のサイレンが夜の住宅街に響き渡り、赤いライトが点滅しながら路地に滑り込んだ。


女子〇学生の三人組は、少し離れた場所からその様子を息を潜めて見守っていた。あかりがスマホを握りしめながら小声で呟く。「来た……よかった、生きてるみたい」ゆうかはホッとしたように胸を押さえ、みおはまだ少し興奮した顔だ。


救急隊員二人が車から降り、すぐに男の元へ駆け寄った。ライトを当てて状況を確認し、すぐに担架を準備。「重傷だ……下肢と上肢の外傷、陰部の重度損傷……意識レベル低下してるぞ。急げ!」男はすでに声も出せず、ただ浅い息を繰り返すだけ。下半身はまだ裸のまま、腫れ上がった部分が隊員の目にも明らかで、隊員の一人が顔をしかめた。「これは……ひどい暴力をうけてるな。警察にも連絡入れとけ」


担架に固定され、救急車に運び込まれる男。サイレンが再び鳴り響き、車は最寄りの総合病院へ向かって走り出した。


病院に到着したのは、深夜を少し過ぎた頃。救急処置室のドアが開き、若い看護師の彩花(24歳、勤務3年目)と女医の美咲(32歳、整形外科・泌尿器科兼任)が待機していた。


彩花は最初に担架を見て、思わず息を飲んだ。「え……これ、陰部の損傷……? 腫れ方が異常です……」彼女はまだ経験が浅く、こんなグロテスクな外傷を直視するのは初めてに近かった。手袋をはめながら、震える声で美咲先生に報告。「先生、睾丸の外傷……重度挫滅傷と思われます。

皮膚裂創、内出血がひどくて……腕も両側とも開放骨折っぽいです」


美咲は冷静に担架に近づき、ライトを当てて確認した。表情は変わらないが、目が少し細くなる。「……これは、ただの事故じゃないわね。誰かに意図的に……いや、相当な力で繰り返し加害された痕跡。睾丸はほぼ壊死寸前。腕は上腕骨遠位端と前腕骨の複雑骨折。

すぐに手術室準備して。

泌尿器と整形の同時対応になるわ」


彩花は男の顔を拭きながら、かすかに同情の目を向けた。(こんなに苦しんで……でも、夜の住宅街で下半身裸って……何があったんだろう……)気になって仕方なかったたが、すぐにプロとして気持ちを切り替える。「バイタル安定させてます。血圧低下傾向です。輸液ライン確保します」


手術室に運ばれる間、美咲は彩花に小声で言った。

「警察が来るわよ。この傷の程度……仮に揉めた末だとしても、正当防衛の範囲を超えてる可能性が高い。揉めた相手からの通報じゃなく、第三者が発見したって話だけど……いずれにせよ、記録はしっかり取っておきなさい」


彩花は頷きながら、心の中で複雑な思いを抱いた。(男同士で揉めたのかな?それとも女の子にこんなことされたのかな……?)でも、すぐに頭を振って集中する。今は目の前の患者を救うのが優先だ。


手術室のドアが閉まる。

腫れ上がった睾丸は切開され、内出血の血腫が吸引され壊死した組織が除去される。

腕はプレートとピンで固定。

その一部始終を睾丸を持たない女医と看護婦達に凝視される。

凝視されるどころか女医には直接触られ、皮膚を割かれ、睾丸を切開されてしまうのだ。普通の女性なら絶対凝視できないような男の大事なところを真剣なまなざしで見続ける女性達・・・。そして手術は長時間に及び、男の体は一命を取り留めたものの、泌尿器機能の完全回復は難しく、両腕の可動域も大幅に制限されることになるだろう。


病院の廊下では、警察が到着し、事情聴取が始まっていた。

彩花と美咲は、手術後の報告書を書きながら、それぞれの胸に静かな疑問とプロとしての冷静さを抱えていた。


病院の個室。

白いカーテンが引かれ、ベッドサイドのモニターがピッピッと小さな音を立てている。

男は両腕をギプスで固定され、下半身は厚い布団で覆われているが、痛み止めが効ききっていないのか、顔は青白く、額に汗が浮かんでいる。ぐったりと枕に沈み、時折うめき声を漏らしながら天井を見つめていた。


ドアがノックされ制服姿の二人の警察官が入ってきた。


先頭は30代半ばの男性警官、佐藤。

がっしりした体格で、穏やかな表情だが目は鋭い。

後ろに控えるのは20代前半の新人女性警官、田中。

まだ緊張した面持ちで、ノートとペンを手に黙って佐藤の後ろに立つ。


佐藤がベッドサイドの椅子を引き腰を下ろした。


「警察です。あなたが昨夜、発見された件でお話を伺いに来ました。体調が悪いところ申し訳ないですが、可能な範囲で状況を教えてください」


男は弱々しく頷き掠れた声で話し始めた。


「……ひどいんですよ、ほんとに……腕、両方とも折られて……動かせないし、痛くて……それだけじゃなくて……金玉も……潰されたんです……踏みつけられて、何十回も……もう、感覚がほとんどない……一生、こ〇も作れないかもって医者に言われて……」


佐藤は眉を寄せ、静かに聞き続ける。田中は無表情でノートにペンを走らせているが、男の「金玉も潰された」という言葉が出た瞬間わずかに顔を曇らせた。女性としての恥じらいが出たのか、それとも・・・ペンの動きが一瞬止まる。


男は痛みと怒りで声を震わせながら、言葉を続ける。


「あいつら女子〇生のくせに……可愛い顔して鬼みたいだった……俺なんか何もしてないのに、いきなり目突いて、膝蹴り入れて……それから腕を極めて、動けなくして……最後は足で・・・踏みつけて……女ってほんと怖いよな……特に若い女なんて、容赦ねえんだよ……俺はただ歩いてただけなのに……あいつらが悪いんだ……全部、あいつらのせいだ……」


佐藤は同情するように頷きながら、「それは大変でしたね……発見された場所は人気のない路地で下半身も露出した状態だったそうですが……何か心当たりは?例えば相手の特徴とかきっかけになった出来事とか……」


男はますます声を荒げて「心当たりなんてねえよ!俺は被害者だ!あんなガキどもにこんな目に遭わされて……女なんてみんなそうだよ調子に乗って……俺の人生めちゃくちゃにしやがって……絶対、許さねえ……」


その言葉を聞き続けていた田中が突然ペンを止めた。佐藤が振り返る前に彼女は静かに、しかしはっきりとした声で口を開いた。


「ちょっと待ってください」


部屋に一瞬の静寂が落ちる。佐藤も男も田中を見る。


田中はノートを胸に抱え男を真っ直ぐに見据えた。新人らしい緊張は残っているが目は揺るがない。


「あなた、さっきから相手の女性の悪口ばっかり言ってますけど……女子〇生が何もしてないのに、いきなり目を突いて膝を入れて腕を折って、き、金玉を潰すまでするなんて……普通は考えられないですよね。

そんな残酷なこと、よっぽどの理由がないと、するもんじゃないと思うんですけど・・・もしかして何かあなたが先にしたんじゃないんですか?」


男の顔が一瞬、凍りついた。

目が泳ぎ口がパクパクと開閉するが言葉が出てこない。


佐藤が軽く咳払いをして、「田中……」と制するが田中は視線を外さない。


男はようやく声を絞り出した。「……な、何言ってんだよ……俺は被害者だって……何もしてねえ……」


田中は小さく息を吐き再びノートにペンを走らせ始めた。でもその目は冷たく、女の勘か、男の嘘を見抜いているように見えた。


佐藤が静かに言った。「……続きは後日改めて伺います。今日はお大事に」


二人が部屋を出る。ドアが閉まった瞬間、男はベッドの上で拳を握り、歯を食いしばって天井を睨んだ。でも、その目はどこか怯えていた。


廊下に出た田中(女警官)は佐藤(男警官)に小さく頭を下げた。「すみません先輩……つい」


佐藤は苦笑して肩を叩く。「いや、いい判断だった。あいつの話、辻褄が合わなすぎる。電車内のチ〇ン被害の通報も過去に何件かあるんだよな……捜査、深掘りしよう」


二人はエレベーターに向かいながら静かに次の行動を話し始めた。


その後、捜査が進み、複数人の被害者の証言と男のおかしな言動から男がチ〇ン常習者であるとわかり、ついに男はチ〇ンをして女子〇生に復讐された、と事実を自供・・・。


しかし、いざ逮捕されるとなると嫌がる男・・・。


男はベッドの上で体をよじったが両腕が動かない。

痛みと恐怖で声が震えた。


「やめろ……俺は被害者だ……あいつらに復讐されたんだ……金玉を……潰されて……もう二度と……」


女性警官の田中はそんな男の言葉を真顔で聞きながら静か言った


「医者の話では、睾丸が壊死状態で性機能の回復はほぼ不可能だそうですよ。自分の体を自分で壊したようなものです。よく考えなさい」


女である田中にとって、男が性機能を失う、というのがどれほど大変な事態なのかは理解しようもないのだろう。

絶望の表情を浮かべる男に最後

「もう一生・・・女性を抱けないわね」

と言い残し去っていく・・・そして病室を出た田中の表情は晴れやかな笑顔だった。


・・・その夜、ローカルニュースが報じられた。


「電車内チ〇ンの報復か……加害男性、睾丸を潰され永久に性機能喪失の重傷」


画面に映るのは病院から運び出される男の姿と、専門家のコメントだった。


「このような損傷は、繰り返しの強打により睾丸が壊死した状態で、性機能の完全な回復は不可能とみられています。加害者とされる男性は過去にも同様のチ〇ン行為の疑いがあり、今回の事件によりその代償を払う形となりました」


ネットとSNSは瞬く間に炎上した。


「金玉潰されて一生チンポ立たない体にされたチ〇ン」「女の子に復讐されて完全なる負け」「睾丸壊されて永久不能www ざまぁみろ」


そして、街の様々な場所で、様々な女の子たちがそのニュースを話題にしていた。


さゆりの部屋では三人がスマホの画面を囲んでいた。


ミカが腹を抱えて大笑いした。


「ははははっ! 見て見てよ! あいつのことニュースになってる! 『金玉を潰されて一生性機能失う』だってよ! さゆり、お前が踏みまくった甲斐あったなww 最高じゃん! もう二度と女の子に近づけねー体にされてニュースで全国晒し上げだぞ!」


さゆりも思わず笑みがこぼれた。


「うん……これでもうあいつに会うこともないよね……でも、こんなに大きくニュースになるなんて……私たちやりすぎたかな……」


佐奈はクールに目を細めて画面を見つめ口元をわずかに緩めた。


「過剰防衛の可能性はある。でも、あの男が今後、二度と女の子を怖がらせること ができない体になったって考えると……悪くない結果だよね。私たち勝ったんだよ」


三人は顔を見合わせて小さく笑った。恐怖から解放された安堵と自分たちの力が報われたような、ちょっと危険な達成感が混じった笑いだった。


一方、夜の電車の中では帰宅中の若い女の子たちがスマホを覗き込んでひそひそと話していた。


内気でウブな感じの女の子が、顔を赤らめながら小声で友だちに囁く。


「ねえ……このニュース見た? あの男の人、女の子に金玉を何度も踏まれて……もう、えっと……お、おちんちん、立たなくなっちゃったんだって……かわいそう……でも、自分で悪いことしたんだから…チ〇ンとか…そんなことしたんだもん、仕方ないよね……」


隣の少しこ〇もっぽくて純粋な女の子が、目を丸くして頷いた。


「えー、金玉って踏むとそんなに壊れるんだ……私、想像しただけで痛くなっちゃうよ…あっいやついてないから痛みはわからないけどw…でも、チ〇ンするようなクズが、女の子に踏み潰されて一生使えなくなるなんて……なんか、スカッとする……これやった女の子たちってすごい勇気だよね……」


もう一人の少し大胆で明るい性格の女の子が、大きな声で笑いながら言った。


「ははっ、当然だろ! あいつみたいなの、金玉潰されて当然だよ。もう二度と女の子に近づけねー体にされたんだから、最高の罰じゃん。ネットでも『完全なる女の子の勝利』って言われてるし、ざまぁみろだわw あいつ、ニュース見てどれだけ恥ずかしい思いしてるか想像しただけで笑える」


少しクールで知的なタイプの女の子が、腕を組んで淡々と付け加えた。


「睾丸の損傷で性機能永久喪失……医者のコメントによると、壊死した組織は回復しないらしいね。自分の『男らしさ』を女の子に踏み潰されて失うなんて、皮肉な結末。でも、自分で招いたことだし……これで少しは世の中の女の子が安心できるかも」


学校の休み時間やカフェ、街のあちこちで似たような会話が交わされていた。


恥ずかしがり屋の女の子たちは顔を赤らめながらも、「踏まれた時の痛みって……どんな感じなんだろう……でも、あの男はそれ以上に痛い思いを女の子にさせてたんだよね……」と話し、少しずつ笑顔になっていく。


こ〇もっぽくてウブな子たちは「金玉デカすぎってニュースで言われてたけど、腫れ上がってたんだって……グロいけど、女の子が踏んでたの想像したら……なんか、強い子たちカッコいいかも…でも、男子達は自分達がやられたらって思うと…ってお股おさえて怖がってたの…なんかちょっとかわいかったw」と目を輝かせる。


大胆な子たちは「踏みまくって数十発とか、あいつ痛がって泣いてたらしいよw もう二度とエロいことできねー体にされて、ニュースで全国に晒されて……完璧な負けだな。女の子最強!」と笑い転げていた。


男は病院のベッドで、テレビのニュースを見ながら絶望に打ちひしがれていた。


自分が、「チ〇ン男」として「金玉を女子に潰され永久不能」という屈辱的な表現で報じられ、ネットのコメントが「ざまぁ」「金玉なしのクズ」「女の子に負けて一生チンポ立たず」という言葉で溢れているのを見た。


「うそ……こんな……俺の人生……終わった……」


彼はベッドの上で体を震わせ、両腕の痛みと下半身の無感覚、そしてこれから先の屈辱的な人生を思い、涙を流した。


一方、さゆりたちは夜の道を三人で歩いていた。


街灯の下で、ミカがさゆりの肩をポンと叩く。


「なあ、もう大丈夫だろ? あいつはもう、誰も傷つけられない体になったんだから」


さゆりは小さく頷いた。


「うん……私、もう男が怖くなくなったかも……」


佐奈が静かに微笑む。


「勝ったね。私たち三人の力で……」


三人は顔を見合わせて、少し照れくさそうに笑った。


夜の風が、少しだけ優しく感じられた。


(完)

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