小悪魔巫女の御神体扱い ―足袋と正座でわからせる―②完 (Pixiv Fanbox)
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夜は、思ったより長くは続かなかった。
瑞希の呼吸が乱れたのは、明け方に近い薄闇の中だった。正座のままうとうとしていた体が、小さく震える。足袋の中で翔は、閉じた指の谷間に顔を埋めたまま、その震えを全身で受けた。熱が急に増す。綿の裏地が湿り、足の指の腹がぬめっ♡と張りついてきた。
「……んっ」
短い吐息が、上から落ちる。眠りの端で漏れた声は、丁寧語を失っていた。瑞希は目を開けないまま、右足の指を無意識にくねらせ、中の小さな体を足裏の柔らかい部分へ押しつける。むにっ♡、くちゅっ♡。蒸れた塩気と、薄い甘さが混ざる。翔の服はすでに足の汗を吸いきり、肌に張りついていた。
「瑞希、さま……苦しいです」
声を上げた瞬間、指の圧が止まった。
数秒の沈黙のあと、足袋の口がゆっくり開く。光ではない。夜の残りと、障子の外の青い闇だけだ。瑞希の顔が、巨大な月のように近づいてきた。目は半分開いていて、丁寧な微笑の皮が、まだ完全には戻っていない。
「起きていましたか。すみません。足が、少し熱くなってしまって」
謝っているのに、指先は彼を足袋から引き出す動作を止めない。蒸れた体が空気に触れると、急に寒く、同時に恥ずかしい。瑞希は掌の上の翔を見つめ、鼻先を近づけた。吐息が熱い。
「匂い、移っていますね。私の足の。……嫌、ですか」
「そんな、ことを……」
「嫌い、とは言わない。わかります。顔が赤い」
彼女はそう言って、初めて足袋の紐に手をかけた。白い布が踝から剥がれ、生の足が畳に降りる。一日閉じられていた皮膚は、薄く汗を帯び、指の腹がほんのりピンク色に充血していた。土と木の匂いの下に、女性の足そのものの、濃い体温の匂いが立ち上がる。
瑞希は裸足のまま正座し直すと、右足の裏を立てるようにして、翔を足指の付け根へ置いた。布越しではない。生の肉だ。熱が直接来る。指紋ではなく、足裏の柔らかい紋が、シャツの背中に食い込む。
「今夜の最後、と言いましたね。少し早めます。朝まで持たない気がして」
足指が閉じる。きゅっ♡
生の挟みは足袋より残酷で、同時に淫らだった。汗の膜が潤滑になり、翔の体が指の間でぬるっ♡と滑る。瑞希はそれを楽しむように、ゆっくり開閉を繰り返した。閉じるたびに、足裏の柔らかい谷が彼の顔を埋め、開くたびに、充血した爪先が胸を転がす。
「んっ……いい。生の方が、わかります。あなたが、どこで声を出すか」
「あっ……そこ、指の間が――」
「ここ、ですか♡」
人差し指と中指の付け根で、彼の股をつまむように挟む。縮小した体でも、反応は隠しようがない。瑞希は目元を細め、丁寧語のまま下品な観察を口にした。
「硬くなっています。足の匂いと、挟まれる圧で。願掛けのときには、想像しなかったでしょうね」
彼女は唾を、静かに唇の内側へ集めた。次の瞬間、赤い舌先が降りてきて、掌の上の翔をひと舐めする。熱い粘膜が頭から尻までを一撫でし、ねろっ♡と糸を引く。唾液が服を透かし、皮膚に直接張りつく。
「清め、です。嘘ではありませんよ。神事では、口も使いますから」
二度、三度。舌は丁寧に、しかし容赦なく、彼の全身を湿らせた。耳の穴まで唾が入り、熱い息が鼓膜を揺らす。翔の喉から、自分でも止められない声が漏れる。
「ひっ……瑞希、さまっ……そんな、汚い」
「汚い、ですか。私の唾が♡ 預かり物を濡らすのが、そんなにいけないことでしょうか」
瑞希は唾で光る彼を、今度は自分の太ももの内側へ滑り込ませた。緋袴を膝上までたくし上げ、白い肌が夜気に晒される。腿の付け根は、足よりさらに熱く、薄い産毛が汗で寝ていた。左右の肉が寄ると、翔の体はむにゅっ♡と埋まる。
「腿です。足袋より深いでしょう。ここで、少し擦りますね」
彼女は膝を閉じたまま、わずかに腰を前後させた。正座の姿勢のまま、内側の柔らかい肉で彼を挟み、上下に擦る。ぬちゅっ♡、くちゅっ♡。唾と汗が混ざり、淫らな音が畳に落ちる。瑞希の呼吸が、明らかに乱れていた。小袖の胸元が上下し、白い生地の内側で乳房が形を変える。
「んっ……こすれる♡ 小さいのに、腿の間で存在がわかります。悪い子」
「ま、待って……熱い、腿が熱すぎて――」
「熱いのは、あなただけではありません。正直に言います。足袋の中で動かれるたびに、下も、濡れていました」
その言葉のあと、瑞希は袴の紐に手をかけた。結びがほどけ、緋の布が畳へ滑り落ちる。残った白い裾と、その奥の、すでに色を変えた下着。中央がわずかに暗い。湿りが布を透かし、女の匂いが足の匂いより濃く、低く、部屋の床を這った。
翔は腿の隙間から、その巨大な丘を見上げた。距離が近すぎて、形の全部は見えない。見えるのは、膨らみと、割れ目の影と、布に吸い付いた熱だけだ。瑞希は恥じらいを、丁寧な微笑の下にしか置かなかった。
「見せつけるつもりは、最初はありませんでした。でも、預かり物がここまで反応するなら、儀式を進めた方が誠実です」
彼女は下着の上から、人差し指で自分の割れ目をゆっくりなぞった。布が凹み、くちゅっ♡と小さな音がする。その指先に、唾で濡れた翔を乗せる。熱い布と、その奥の柔らかい肉の脈が、縮小した腹に直接当たった。
「ここは、まだ入れません。入れたら、朝まで出せなくなりそうなので。今は、外側で。私の汚いところに、顔をつけてください」
「そんな……巫女さんが、そんなこと――」
「巫女だから、です。穢れを預かり、熱を預かり、声を預かります。あなたの硬さも、今夜は神事のうちです」
腰が、ゆっくり沈んだ。
下着越しの割れ目が、翔の全身を上から包み込む。むにゅっ♡。熱い布が顔を覆い、甘い酸味と、濃い女の匂いが肺を占領した。瑞希は体重のほとんどを腿に残しながら、それでも確実に、自分の性器の形を彼の体へ押しつける。布の中央がすでに滑り、陰唇の柔らかさが輪郭だけを伝えてくる。
「んっ♡ 当たってる……小さいのに、クリに擦れる♡」
彼女の声が、初めて丁寧語のまま蕩けた。腰を小さく円を描くように動かし、下着の上から彼を自分の一番敏感な場所へすりつける。ぬちゅっ♡、くちゅっ♡、ちゃぷっ♡。布の裏で愛液が増え、翔の髪までが濡れた。呼吸するたびに、熱い粘膜の匂いが口の中へ入る。
「舐めて。布の上からでいいです。願掛けの口で、私の汚いところを」
拒否する余裕は、もう形だけだった。翔が舌を出せば、それはすぐに塩と甘さの混じった布に吸われる。瑞希は背筋を震わせ、膝の内側で彼をきゅっ♡と締め直した。
「上手……♡ 小さい舌なのに、場所がわかっている。もっと。私のここ、夜のあいだずっと疼いていたんですから」
指が、下着の端をわずかにずらす。生の割れ目が、一瞬だけ顔の前に開いた。濡れ光る肉弁、熱い隙間、奥で脈打つピンク。すぐに布が戻される。見せすぎない計算だった。それでも翔の脳は、その一瞬で白くなった。
「見たい、ですか。入れたい、ですか。言ってください。言葉にしないと、儀式になりません」
「……見たいです。瑞希、さまの、そこが」
「そこ、では遠い。何、ですか」
翔は唇を噛み、腿の熱に顔を埋めたまま、言わされた。
「おまんこ、です……見たいです」
「はい。よく言えました♡」
瑞希は小さく笑った。上品な口元のまま、中身だけが完全に雌になっていた。彼女は翔を指で摘まみ、今度は自分の胸元へ戻すと、小袖のボタンを外した。白い乳房がこぼれ、先端の茶色い突起が夜気で立つ。唾で光る彼を、その乳首へ押しつける。
「吸って。足で遊ばれたお礼です。強くていいです。私、弱いので」
柔らかい丘に沈む。乳輪が顔より広く、乳首は彼の腕ほどもあった。熱い突起を口に含み、吸う。瑞希の喉から、長い吐息が落ちた。
「んっ……♡ 小さい口なのに、吸えるのね。いい子。もっとして」
片方を吸わせ、もう片方を指でつまむ彼女の姿は、巫女の形を残したまま、完全に性的だった。愛液の匂いが腿から立ち、足裏の汗の匂いが畳に残り、胸の甘い体温が顔を溶かす。三つの匂いが混ざり、翔の理性はもう試験の二文字を組み立てられなかった。
瑞希は乳首から彼を離し、糸を引く唾を指で切ると、再び自分の股間へ下ろした。下着を横にずらし、濡れ光る割れ目の上に、彼を横たえる。入れない。ただ乗せる。熱い肉弁が左右から寄ってきて、ぬるっ♡と全身を挟んだ。
「外側、だけです。今夜の儀式は、ここまで。中に入れたら、私が先にイってしまって、預かり方を忘れそうなので」
そう言いながら、腰は止まらない。陰唇で彼を挟み、前後に滑らせ、クリトリスの小さな膨らみに頭を何度も擦りつける。ちゃぷっ♡、くちゅっ♡、ぬちゃっ♡。瑞希の声が、丁寧語の皮を保ったまま高くなる。
「イキそう……♡ 小さい体で、私の汚い穴を擦って。成瀬さん、見て。巫女が、預かり物でこんな顔をしています」
上から覗き込む顔は、乱れても美しかった。目元が湿り、唇が開き、舌の先が光っている。翔は挟まれたまま、自分の下半身が彼女の熱い溝に擦られ、先から先走りを漏らしているのを感じた。小さい射精が、愛液に溶ける。
「出た……♡ 精液、ですね。熱いのが、私の割れ目に付いた。汚い。でも、嫌いではありません」
彼女は腰の動きを速め、最後の円を小さく深くした。足指が畳を抓り、腿が震え、喉の奥から長い声が落ちる。
「んっ……イク♡♡ そのまま、挟まれていて……イク♡♡♡」
演技ではない。生の絶頂だった。濡れきった陰唇が痙攣し、翔の全身をくちゅっ♡と何度も吸い寄せる。熱い液が顔を伝い、鼻と口を塞ぎかけた。瑞希はしばらく腰を浮かせず、脈が収まるまで、彼を自分の一番汚い場所に押しつけたまま呼吸を整えた。
やがて、ゆっくりと腰が上がる。糸を引く愛液が、縮小した体と巨大な割れ目のあいだに橋を架けた。瑞希はそれを指で掬い、自分の唇へ持っていき、小さく舐めた。それから同じ指で、翔の顔に残った液も拭う。動作は、祭器を清めるときと同じ丁寧さだった。
「儀式、一つ終わりました。合格です。潰れていません。出してしまいましたが、それは減点にしません」
声は、もう完全に落ち着いてはいない。頬が赤く、胸がまだ上下している。それでも彼女は下着を戻し、袴を膝まで引き上げ、裸足のまま正座し直した。掌の上の翔を、宝物のように、あるいは汚したお守のように見つめる。
「朝になったら、中を見せてあげます。入れたいなら、そのとき言いなさい。ただし、入れたら最後、簡単には出しません。御神体は、一度収めたら、そう簡単に祭壇から降ろさないものですから」
彼女は彼を、再び自分の足裏へ戻した。生の、まだ汗と絶頂の熱が残る足。指が閉じ、きゅっ♡と夜の残りを封じた。
「今は、ここで休んでいてください。私の足の匂いと、今付いた汚い匂いを、両方とも吸って。それが、次の儀式の準備です」
薄闇の六畳に、線香はもうなかった。残っているのは、女の足と、女の股と、小さく出してしまった男の匂いだけだった。瑞希は目を細め、丁寧な微笑をゆっくりと戻しながら、足指の谷間で小さくなっている彼を、満足げに確かめた。
障子の隙間から、薄い光が差し込んだのは、それから一時間も経たない頃だった。
瑞希は目を開け、足指をゆっくり開いた。中の翔は、汗と愛液と精の混じった匂いを肺いっぱいに吸ったまま、ほとんど動けなくなっていた。彼女は彼を摘まみ上げ、朝の光の中で確かめるように掌に乗せる。服はすでにぐしゃぐしゃに濡れ、髪も顔も、昨夜の儀式の跡を濃く残していた。
「おはようございます。潰れていませんね。優秀です」
声は昨夜より落ち着いている。しかし目元の奥には、まだ熱が残っていた。瑞希は裸足のまま立ち上がり、社務所の小さな洗面で手を濡らすと、翔の体を丁寧に拭った。冷たい水が熱を奪い、彼は小さく震える。
「試験の時間は、もう過ぎています。心配いりません。私の預かり物に、外の合格は必要ありませんから」
彼女はそう言い捨てるように、襖を開けて本殿の方へ歩いた。朝の境内はまだ静かで、石畳に露が光っている。瑞希は本殿の影になる位置で立ち止まり、緋袴を完全に下ろし、下着を踝まで落とすと、白い小袖だけを残して正座した。朝の冷気が、露出した下半身を撫でる。それでも彼女は羞恥を、丁寧な微笑の下にしか置かなかった。
掌の上の翔を、自分の目の前へ下ろす。
「朝の儀式です。約束通り、中を見せます。よく見てください」
両膝を大きく開き、腰をわずかに前へ突き出す。昨夜擦りつけた割れ目が、朝の光の中で完全に露わになった。薄い産毛に夜の乾きが残り、その内側はまだ濡れ光っている。肉弁がゆっくり開き、奥のピンクが脈打つ。入口は、翔の体より明らかに広く、熱を帯びてひくひくと収縮していた。
「これが、昨夜あなたを挟んだところです。匂いは、まだ残っていますか」
「……残っています。瑞希、さまの、おまんこの匂いが」
「よく言えますね。では、次。入れたいですか」
沈黙が落ちる。翔は割れ目を見上げたまま、喉を鳴らした。拒否する言葉は、もう出てこなかった。昨夜の熱と、足の匂いと、挟まれた感触が、体の芯に残っている。
「……入れたいです」
「はっきり。何を、どこへ」
「瑞希、さまの、おまんこの中に……入れてください」
「はい。よく言えました♡」
瑞希は指で割れ目を左右に割り、奥の熱い穴を彼に見せた。愛液が糸を引き、入口が小さく開閉する。彼女は翔を縦に持ち、頭を下にして、その熱い穴の縁へゆっくりと押し当てた。
「入れます。途中でやめても、出しません。覚悟はいいですか」
「……はい」
ぬぷっ♡
頭が、熱い粘膜に沈む。
次の瞬間、世界が閉じた。周囲は柔らかく、熱く、ぬるぬるとした壁だった。愛液が耳と口と鼻を同時に塞ぎ、心拍が鼓膜を直接叩く。瑞希は腰をわずかに沈めて、彼の肩までを一気に飲み込んだ。くちゅっ♡、ぬちゅっ♡。狭い通路が彼の体をきつく締め、奥へ奥へと誘う。
「んっ……入ってる♡ 小さいのに、ちゃんとわかる。壁が、あなたを咥えてる」
翔は声を上げようとして、愛液を飲んだ。甘く、酸っぱく、濃い。肺が焼ける。瑞希は指で入口を支えながら、残りをゆっくり押し込む。腰、尻、足が次々と消える。最後に足先がぬるっ♡と吸い込まれた瞬間、彼女の腹の奥で、彼の体が完全に収まった。
「全部、入りました。御神体、収まりました♡」
瑞希は両手を畳に突き、腰を前後に小さく動かし始めた。内部の壁が収縮し、翔の全身を揉み、締め、擦る。ぬぽっ♡、くちゅっ♡、ぬちゃっ♡。子宮口に頭が当たるたびに、彼女の喉から甘い声が漏れる。
「当たってる……奥に、頭が当たってる♡ 動かないで。私の中で、じっとしていて」
動かなくても、彼女の腰が動く。内壁が波打ち、愛液が逆流し、翔の顔を何度も濡らす。熱が限界を超え、視界が白く明滅する。瑞希は膝を震わせ、足指を畳に立たせ、腰の円を大きくした。
「イキそう……中に入れたまま、イク♡ 成瀬さん、私の子宮の入り口を、頭で突いて……んっ♡♡」
締め付けが急に強くなる。内壁が痙攣し、彼の体を奥へ奥へと吸い寄せる。熱い液が噴き出し、狭い空間を満たした。瑞希は腰を深く沈めたまま、長い吐息を何度も繰り返した。
「イッた……♡♡ 中で、イッた。あなたを収めたまま」
彼女はしばらく動けなかった。脈が収まるまで、内部で彼を締め続け、愛液と自分の絶頂の熱で包み込んだ。やがて、ゆっくりと腰を上げる。ぬぽっ♡と音を立てて、翔の体が入口から顔を出す。愛液にまみれた彼を、瑞希は指で摘まみ、完全に引き出した。
糸を引く。長く、粘っこい橋が、穴と彼の体のあいだに残る。瑞希はそれを眺め、小さく笑った。
「出ました。でも、もう外の人には見えませんね。私の中の匂いが、染みついています」
彼女は彼を胸の谷間に滑り込ませ、小袖を閉じる。温かい乳房に挟まれたまま、翔は荒い呼吸を繰り返した。瑞希は下着を上げ、袴をつけ直し、朝の境内に立つ。まるで何事もなかったかのように、丁寧な姿勢に戻る。
「試験は、終わりました。合格です。ただし、外の世界の合格ではありません。私の中に収まれたことへの、合格です」
社務所へ戻りながら、彼女は胸の中の彼に、静かに囁いた。
「もう一度入れたいなら、言いなさい。一度収めた御神体は、何度でも祭壇に戻せます。私は、あなたを返す気は、もうほとんどありませんから」
胸の鼓動が、縮小した体を優しく、しかし確実に揺すっていた。
社務所の六畳に戻ると、瑞希は障子を閉め、朝の光を半分だけ入れた。胸の谷間から翔を取り出し、座卓の上に置く。彼の体はまだ愛液で光り、小さな胸が上下していた。彼女は正座し、両手を膝に揃えて、まるで祝詞の前のように彼を見下ろした。
「成瀬さん。最後の確認です」
声は静かで、丁寧で、逃げ場がなかった。
「外へ返してほしいですか。元の大きさに戻して、試験の結果を受け取りに行かせてほしいですか。それとも、ここに残りますか」
翔は唇を動かした。頭のどこかでは、会社のこと、資格のこと、普通の朝を思い出そうとしていた。しかし鼻腔に残る彼女の中の匂いが、その記憶を塗り潰す。足裏の熱、腿の圧、子宮口に頭を当てられた感触。それらはもう、試験の合格より濃く、体に染みついていた。
「……残ります」
「はっきり。誰の、何として」
「瑞希、さまの……御神体として、残ります」
「はい。よく言えました♡」
瑞希は初めて、心から嬉しそうに目を細めた。上品な微笑の奥で、所有の満足が静かに灯る。彼女は彼を再び摘まみ、今度は自分の秘所へ運ぶ前に、唇を寄せた。熱い吐息が顔を包み、次に、柔らかな唇が頭から尻までをゆっくりと吸い上げる。ねろっ♡、ちゅうっ♡。唾液と残った愛液が混ざり、彼の体を再び光らせた。
「清めのキス、です。これで、正式に預かります」
彼女は緋袴を再び下ろし、下着をずらすと、まだ朝の絶頂の熱が残る割れ目を開いた。ぬぷっ♡。二度目の挿入は、一度目より滑らかだった。内壁が彼の形を覚えていて、頭から足先までを、まるで元の位置へ戻すように飲み込んでいく。くちゅっ♡、ぬちゅっ♡。瑞希は腰を沈めたまま、両手で自分の腹を撫でた。
「ここです。あなたは今、ここにいます。私の一番奥で、鼓動を聞いてください」
子宮口が、優しく、しかし確実に頭頂を口づけする。翔は愛液の海の中で、彼女の心拍と、自分の心拍が重なるのを感じた。拒む力は、もうどこにもなかった。むしろ、この熱い闇の中にいることが、奇妙なほど自然に思えた。
瑞希は腰をゆっくりと動かし始めた。朝の光の中で、巫女の姿のまま、中に収めた男を楽しむ。内壁が収縮し、愛液が音を立て、彼女の声が丁寧語のまま甘く裏返る。
「んっ……また、イキそう♡ 二度目なのに、すぐ来る。あなたを中に入れていると、体が、素直になる」
足指が畳を抓り、膝が震え、小袖の胸元が乱れる。瑞希は上体を少し前へ倒し、畳に手をついて、腰を深く沈めた。子宮口が頭を押し、内壁全体がきゅっ♡と彼を締め上げる。
「イク……♡♡ 中に、出したまま……イク♡♡♡」
熱い波が、二度目に彼を飲み込んだ。痙攣する粘膜が全身を揉み、愛液が逆流し、狭い空間を満たす。瑞希はしばらくその姿勢のまま、長い吐息を繰り返した。腹の奥で、御神体を収めた充足感が、ゆっくりと広がっていく。
やがて彼女は腰を上げず、中に入れたまま上体を起こした。正座の姿勢に戻り、両手を膝に戻す。まるで何もしていないかのように、表情だけを巫女のものに戻す。しかし内部では、彼を優しく締め続けていた。
「今日は、このまま過ごします。歩いても、座っても、祝詞を上げても、あなたは私の中にいます。外の人には見えません。神様にだけ、見える御神体です」
彼女はそう言い、そっと立ち上がった。ぬぷっ♡と小さな音がして、彼の体が入口からわずかにずれかけたのを、内壁の収縮で引き戻す。瑞希は小さく笑い、下着を戻し、袴をつけた。外見は、朝の掃除を始める普通の巫女だった。
境内に出ると、石畳に朝日が落ちていた。瑞希は箒を手に取り、いつものように参道を掃き始める。一歩ごとに、内部で翔の体が揺れる。熱い壁が彼を包み、愛液が潤滑になり、歩くたびにぬちゅっ♡と小さな音が彼女の奥でだけ鳴る。
「動きますか。中で。いいですよ。私の歩幅に合わせて、あなたも存在を主張しなさい」
翔は粘膜に埋もれたまま、わずかに手足を動かす。その感触が、瑞希の表情を一瞬だけ蕩けさせた。彼女は掃き続けながら、静かに続ける。
「試験には、落ちたことになります。でも、私の中では合格です。合格した御神体は、簡単には返しません。毎日、朝と夜に、儀式をします。足で、腿で、胸で、そしてここでも。あなたは、私の日常の一部になります」
参道の端まで掃き終えると、瑞希は本殿の前で立ち止まり、軽く頭を下げた。内部の彼にも、その動作が伝わった。
「神様。今夜の預かり物を、正式に頂きます。願掛けの男は、もう外にはいません。私の中にだけ、います」
囁くような祝詞だった。翔は熱い闇の中で、その言葉を聞いた。拒否する理由も、戻る場所も、もうはっきりとは思い浮かばなかった。残っているのは、締めつける内壁の熱と、巫女の心拍と、「御神体」と呼ばれたときの、奇妙に落ち着く感覚だけだった。
瑞希は社務所へ戻り、座卓の前で正座する。中に入れたまま、湯を淹れ、ゆっくりと飲んだ。日常の動作のすべてが、今は彼を含むものになっている。
「成瀬さん。聞こえますか」
内壁をわずかに締めて、合図を送る。
「……はい」
「これから、ずっとです。嫌になったら、言いなさい。ただし、言っても、すぐには出しません。御神体は、祭る側が決めるものですから」
彼女は腹に手を当て、中の小さな存在を確かめるように、優しく円を描いた。
「合格、おめでとうございます。外の世界の試験ではなく、私の中への、合格を」
丁寧な声が、六畳に落ちる。障子の外では、境内の鳥が鳴き、石畳に朝の光が広がっていた。榊原瑞希は、微笑を浮かべたまま、自分の奥に収めた男を、静かに、確実に、所有し続けた。
御神体は、もう外へは出なかった。