縮小ペット⑤「変わりゆく関係」 (Pixiv Fanbox)
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数週間が過ぎ、岡崎は徐々に新しい生活に慣れ始めていた。毎朝、神崎と共に起き、彼女の胸ポケットに入れられて会社に行く。一日中、彼女のデスクの上で過ごし、夜はドールハウスに戻る。時折、神崎の性的玩具として使われることもあった。
最初は激しく抵抗していた岡崎だったが、次第に抵抗する気力も失われていった。この現実から逃れる方法はないのだと、彼は諦め始めていた。
「龍一、今日は特別な日よ」
ある朝、神崎が言った。彼女はいつもより華やかな服装をしていた。
「特別な日?」
「ええ、ネオライフ社の新製品発表会があるの。あなたも連れていくわ」
岡崎は緊張した。ネオライフ社—自分をこの姿にした会社だ。
「どんな新製品ですか?」
「それが楽しみなのよ。私も詳細は知らないの」
神崎は岡崎を胸ポケットに入れ、マンションを出た。車ではなく、今日は運転手付きの高級車が待っていた。
「ネオライフ本社まで」
神崎は運転手に告げた。車は滑らかに動き出した。
「緊張してる?」
神崎が尋ねた。
「はい…あの場所には戻りたくありませんでした」
「でも、あなたはもう実験対象ではないわ。私の所有物よ」
その言葉は岡崎を安心させるどころか、さらに不安にさせた。
車はネオライフ社の巨大な本社ビルに到着した。神崎は岡崎を胸ポケットに入れたまま、建物に入った。ロビーは多くの人で賑わっていた。明らかに重要人物と思われる人々が集まっている。
「神崎さん、お越しいただきありがとうございます」
佐々木主任研究員が現れ、神崎に挨拶した。彼女は岡崎を見て微笑んだ。
「岡崎さん、お元気そうで何よりです」
岡崎は黙って頷いた。この女性が自分の運命を変えた張本人の一人だ。
「さあ、会場にご案内します」
佐々木は神崎を大きなホールへと案内した。そこには多くの椅子が並び、前方には大きなステージがあった。神崎は前列の席に案内された。
「間もなく始まります」
佐々木は去っていった。神崎は岡崎をポケットから取り出し、手のひらに乗せた。
「ここからよく見ておきなさい」
彼女は言った。岡崎は神崎の手のひらに座り、ステージを見つめた。
しばらくして、照明が暗くなり、ステージ上のスポットライトが点灯した。ネオライフ社のCEOが登場し、挨拶を始めた。
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。ネオライフ・クリエイションズは、常に人類の未来を切り開く革新的な技術を追求してまいりました」
CEOは堂々と語った。
「数ヶ月前、私たちは『ヒューマンペット』プロジェクトの成功を一部の株主の皆様に発表しました。人間の体を安全に縮小する技術の開発に成功したのです」
会場からどよめきが起こった。
「今日は、その技術の次なる進化をご紹介します」
CEOは手を振り、ステージの奥から何かが運び込まれた。それは大きなガラスケースだった。中には…
岡崎は息を呑んだ。ケースの中には、彼と同じように小さくなった人間が数人いた。しかし、彼らは普通の人間ではなかった。体の一部が明らかに改造されていたのだ。
「『カスタム・ヒューマンペット』シリーズの発表です」
CEOは誇らしげに言った。
「遺伝子操作技術の進化により、私たちは人間の体を縮小するだけでなく、飼い主の好みに合わせてカスタマイズすることが可能になりました」
ステージ上のスクリーンに映像が映し出される。そこには様々な「カスタム・ヒューマンペット」の姿があった。
「例えば、こちらは『ネコミミモデル』。人間の耳の代わりに猫の耳を持ち、尻尾も付いています。完全に機能する器官で、実際に音を聞くことができます」
ガラスケースの中の一人が前に出された。確かに彼女の頭には猫の耳があり、背中からは尻尾が生えていた。彼女は恥ずかしそうに立っていた。
「次に『マーメイドモデル』。下半身が魚のようになっており、水中での生活に適応しています」
別のケースが運ばれてきた。中には小さな水槽があり、そこに人魚のような姿の小さな人間が泳いでいた。上半身は普通の女性だが、下半身は美しい魚の尾になっている。
「さらに『エンジェルモデル』。背中に小さな翼があり、実際に短時間の飛行が可能です」
翼を持つ小さな人間が、ケースの中で飛び上がるデモンストレーションを行った。
岡崎は恐怖で震えた。これは単なる縮小ではない。完全な人体改造だ。人間の尊厳を完全に無視した技術だ。
「そして、最も画期的な『プレジャーモデル』」
CEOの声が変わった。より低く、意味ありげな調子になる。
「こちらは特に大人の飼い主向けに開発されました。性的快楽を提供するための特殊な機能を持っています」
スクリーンには露骨な図が映し出された。人間の体が様々な形で改造され、性的玩具として最適化されている。岡崎は吐き気を覚えた。
「これらのカスタム・ヒューマンペットは、来月から予約受付を開始します。価格は標準モデルの3倍からとなりますが、完全オーダーメイドも可能です」
会場からは興奮した声が上がった。多くの富裕層が、この新しい「商品」に興味を示しているようだった。
「さらに、既存のヒューマンペットのアップグレードも可能です。簡単な手術で、様々な機能を追加できます」
その言葉に、岡崎は凍りついた。アップグレード?自分もそうなるのか?
神崎の表情を見上げると、彼女は興味深そうにステージを見つめていた。その目には欲望の光が宿っていた。
「神崎さん…」
岡崎は小さな声で呼びかけた。
「静かに」
神崎は冷たく言った。彼女はプレゼンテーションに集中していた。
発表会が終わると、参加者は展示エリアに案内された。そこには様々なカスタム・ヒューマンペットが展示されており、来場者は間近で観察することができた。
神崎も展示を見て回った。彼女は特に「プレジャーモデル」のブースに長く滞在した。
「素晴らしいでしょう?」
佐々木研究員が神崎に近づいてきた。
「ええ、驚きました」
神崎は答えた。
「あなたのペットもアップグレードできますよ」
佐々木は岡崎を見た。
「基本的な改造なら、一週間ほどで完了します」
「考えておきます」
神崎は微笑んだ。岡崎は恐怖で震えた。自分の体が改造されるなんて、想像したくもなかった。
展示会を後にした神崎は、沈黙のまま車に乗り込んだ。岡崎も黙っていた。何を言えばいいのかわからなかった。
マンションに戻ると、神崎は岡崎をドールハウスに戻さず、コーヒーテーブルの上に置いた。彼女はソファに座り、岡崎を見下ろした。
「どう思った?」
彼女が突然尋ねた。
「…恐ろしいです」
岡崎は正直に答えた。
「なぜ?」
「あれは…完全な人権侵害です。人間を商品として改造するなんて…」
「でも、法的にはあなたたちはもう人間ではないわ」
神崎は冷静に言った。
「それでも!僕たちには感情があります。痛みも恐怖も感じます。それを無視して、単なる玩具として扱うなんて…」
岡崎の声は震えていた。
「興味深いわ」
神崎は考え込むように言った。
「あなたは自分が人間だと主張するけど、もう何週間も私のペットとして生きてきたわ。私の性的玩具としても」
岡崎は顔を赤らめた。確かに彼は神崎の性的欲求を満たすために使われてきた。最初は抵抗したが、今では…
「私はあなたをアップグレードすべきかしら?」
神崎の言葉に、岡崎は凍りついた。
「やめてください…お願いします…」
彼は震える声で懇願した。
「猫耳があれば可愛いかもしれないわね。または、もっと実用的な改造も…」
神崎は意地悪く笑った。
「いいえ!僕の体を勝手に変えないでください!」
岡崎は叫んだ。彼は立ち上がり、神崎を見上げた。
「僕はあなたのペットかもしれない。法的には所有物かもしれない。でも、僕の体は僕のものです!」
神崎は驚いたように岡崎を見つめた。彼女はしばらく黙っていたが、やがて微笑んだ。
「そうね。あなたの体はあなたのもの。でも、あなた自身は私のもの」
彼女は指で岡崎の頭を優しく撫でた。
「安心して。私はあなたを改造するつもりはないわ。あなたのままでいいの」
岡崎は安堵のため息をついた。
「ただし、条件があるわ」
神崎の声が変わった。
「何ですか?」
「もう抵抗しないこと。私のペットとして、完全に従順になること」
岡崎は黙った。それは彼の尊厳を完全に捨てることを意味していた。しかし、体を改造されるよりはましだ。
「わかりました…」
彼は小さな声で答えた。
「良い子ね」
神崎は満足げに言った。彼女は岡崎を手に取り、顔の前まで持ち上げた。
「これからは私に逆らわないでね。そうすれば、あなたを大切にするわ」
彼女は岡崎の小さな体に軽くキスをした。その感触に、岡崎は複雑な感情を抱いた。恐怖、屈辱、そして…何か別のもの。
「今夜は特別よ」
神崎は立ち上がり、岡崎を連れて寝室に向かった。彼女はドアを閉め、服を脱ぎ始めた。
「あなたの従順さに報酬を与えるわ」
彼女は裸になり、ベッドに横たわった。岡崎を自分の胸元に置く。
「今夜は優しくするわ」
神崎の声は柔らかく、以前のような冷たさはなかった。彼女は岡崎を優しく撫で、彼の服を脱がせた。
「あなたも気持ちよくなっていいのよ」
彼女は岡崎の小さな体を唇で愛撫し始めた。柔らかな舌が彼の体を包み込む。
「んっ…」
岡崎は思わず声を漏らした。これまでの性的行為は、神崎の一方的な快楽のためだった。しかし今夜は違った。彼女は岡崎の反応を見ながら、彼が感じる場所を丁寧に愛撫した。
「気持ちいい?」
神崎が尋ねた。
「は、はい…」
岡崎は恥ずかしさを感じながらも、素直に答えた。
「もっとしてあげる」
神崎は岡崎を自分の秘所に近づけた。しかし、以前のように乱暴に押し付けるのではなく、優しく触れさせた。
「自分から触れて」
彼女は言った。岡崎は恐る恐る手を伸ばし、神崎の陰唇に触れた。湿り気を帯びた柔らかな感触。彼は小さな手で神崎の秘所を愛撫し始めた。
「あぁ…いい♡」
神崎は甘い声で喘いだ。彼女の反応に、岡崎は不思議な満足感を覚えた。自分がこの巨大な女性に快感を与えているという事実が、彼に力を与えた。
くちゅくちゅ♡
愛液の音が静かな寝室に響く。岡崎は両手でクリトリスを刺激し、時には全身を使って愛撫した。
「あなたの小さな体…最高よ♡♡」
神崎の呼吸が荒くなり、体が震え始めた。岡崎は自分も興奮していることに気づいた。彼の体は完全に勃起していた。
「あら、あなたも感じてるのね」
神崎は岡崎を持ち上げ、自分の口元に近づけた。彼女は優しく彼の下半身を舐め始めた。
「あっ!」
岡崎は強い快感に声を上げた。神崎の舌が彼の全身を包み込み、特に敏感な部分を丁寧に刺激する。
「気持ちいいでしょう?」
神崎は岡崎を再び秘所に近づけた。今度は彼の下半身を自分のクリトリスに押し当てた。
「一緒に気持ちよくなりましょう」
彼女は岡崎の体を使って自分を愛撫しながら、彼の性器も刺激した。二人の快感が重なり合う。
「あぁっ…いい♡もっと♡♡」
神崎の声が高くなり、岡崎も快感に身を任せた。
「僕も…気持ちいい…」
彼は恥ずかしさを忘れ、素直に感じていた。
神崎の動きが激しくなり、愛液が溢れ出す。岡崎の体は完全にその液体に覆われ、滑りやすくなった。彼は自分から神崎のクリトリスに体を押し当て、腰を動かした。
びちゅびちゅ♡ ぬちゅぬちゅ♡
「あっ…来る…私も来るぅっ♡♡♡」
神崎は岡崎の体を強く押し当て、絶頂を迎えた。同時に、岡崎も限界を迎え、小さな体を震わせた。
「はぁ…はぁ…」
二人の呼吸が重なり合う。神崎は岡崎を優しく手に取り、自分の胸元に置いた。
「良かったわ」
彼女は優しく言った。
「あなたが素直になってくれて嬉しいわ」
岡崎は複雑な気持ちだった。確かに快感は得た。しかし、それは自分が「ペット」としての立場を受け入れたということなのか?
「考えすぎないで」
神崎は岡崎の表情を見て言った。
「これは単なる関係の変化よ。私はあなたを大切にする。あなたは私に従う。シンプルでしょう?」
彼女は岡崎を優しく撫でた。
「さあ、一緒に寝ましょう」
神崎は岡崎をベッドサイドテーブルに置かれた小さなベッドに寝かせた。それはドールハウスのベッドよりも柔らかく、快適だった。
「おやすみなさい、龍一」
神崎は電気を消した。暗闇の中、岡崎は小さなベッドに横たわりながら、今日の出来事を振り返った。
ネオライフ社の恐ろしい新製品。人間の体を改造するという倫理的に許されない技術。そして、神崎との関係の変化。彼女は以前のような冷たい所有者ではなく、何か別のものになりつつあった。
岡崎は複雑な感情に包まれたまま、眠りに落ちた。
数日が過ぎ、神崎と岡崎の関係は微妙に変化していった。神崎は以前ほど冷たくなく、岡崎を「展示物」として扱うことも少なくなった。会社でも、彼を見せびらかすのではなく、単に傍に置いておくことが多くなった。
「龍一、今日は特別な場所に連れていくわ」
ある土曜日の朝、神崎が言った。
「どこですか?」
「秘密よ」
神崎は微笑み、岡崎を手のひらに乗せた。今日は胸ポケットではなく、特殊な小型キャリーケースに入れられた。それは透明で、外の景色が見えるようになっていた。
車で30分ほど走った後、彼らは高級住宅街に到着した。神崎は大きな一軒家の前で車を停めた。
「ここは?」
「友人の家よ。特別なパーティがあるの」
神崎はキャリーケースを持って家に向かった。インターホンを押すと、すぐにドアが開いた。
「麻衣子、来てくれたのね!」
出迎えたのは、以前マンションに来ていた女性の一人だった。
「もちろん。楽しみにしていたわ」
神崎は靴を脱ぎ、家の中に入った。リビングには数人の女性が集まっていた。彼女たちは神崎を見ると、興奮した様子で近づいてきた。
「あら、それが噂のヒューマンペット?」
「見せて!見せて!」
神崎はキャリーケースを開け、岡崎を取り出した。彼は緊張しながら、集まった女性たちを見上げた。
「みなさん、こちらが私のペット、岡崎龍一です」
神崎は岡崎を手のひらに乗せ、みんなに見せた。
「かわいい!」
「本当に小さいのね!」
女性たちは興奮した様子で岡崎を観察した。
「実は今日は特別な日なの」
家の主人らしき女性が言った。
「私たちのヒューマンペット・クラブの初会合よ」
岡崎は驚いた。ヒューマンペット・クラブ?
「みんな、自分のペットを紹介して」
女性たちは次々と自分のバッグやポケットから小さな人間を取り出した。岡崎は息を呑んだ。自分と同じように縮小された人間が、ここに5人もいるのだ。
「こちらは私のペット、健太郎よ」
一人の女性が手のひらに乗せた小さな男性を見せた。彼は岡崎と同じくらいの大きさで、恐る恐る周囲を見回していた。
「私のは由美。女の子のペットよ」
別の女性が小さな女性を見せた。彼女は華奢な体つきで、恥ずかしそうに俯いていた。
次々と紹介が続き、岡崎は同じ境遇の人々を見て複雑な気持ちになった。彼らも自分と同じように、実験に参加し、「ペット」になったのだろうか?
「さあ、みんなを中央に集めましょう」
テーブルの上に特殊な小さなプレイエリアが設置された。それは小さな公園のような造りで、ベンチや木、噴水まであった。
「ペットたちに交流させましょう」
女性たちは自分のヒューマンペットをそのエリアに降ろした。岡崎も神崎に言われるまま、そこに降ろされた。
「楽しんでね」
神崎は微笑んだ。女性たちはテーブルを囲み、ワインを飲みながらおしゃべりを始めた。彼女たちはペットたちを観察しながら、時折笑い声を上げていた。
岡崎は恐る恐る他のヒューマンペットたちに近づいた。
「やあ…」
彼は健太郎と名乗られた男性に声をかけた。
「君も…実験に参加したのか?」
健太郎は警戒するように岡崎を見た。
「ああ…借金返済のためにな」
彼は小さな声で答えた。
「君は?」
「研究費が必要だった…」
二人は静かに会話を続けた。他のペットたちも徐々に近づいてきた。彼らはみな、様々な理由でネオライフ社の実験に参加し、縮小されたのだった。
「元に戻る方法はないのかな?」
由美と名乗る女性が尋ねた。
「わからない…」
岡崎は正直に答えた。
「ネオライフ社は研究しているらしいが、成功する見込みは低いと思う」
「私たちはこのまま…ペットとして生きていくしかないのね」
由美は悲しそうに言った。
彼らの会話は、飼い主たちに聞こえないよう小声で続いた。それぞれの生活、飼い主との関係、日々の苦労…。同じ境遇の者同士、理解し合える部分が多かった。
「神崎さんは…どんな飼い主なんだ?」
健太郎が尋ねた。
「最初は冷たかったけど…最近は少し変わってきた」
岡崎は正直に答えた。
「僕の飼い主は厳しいよ。言うことを聞かないと、食事を与えてくれないこともある」
健太郎は苦笑いした。
「私の飼い主は優しいわ。でも…性的な要求が多くて…」
由美は顔を赤らめた。
岡崎は黙って頷いた。彼らはみな、飼い主の性的玩具としても使われているようだった。
「聞いた?ネオライフ社の新製品」
別のペットが話題を変えた。
「ああ…恐ろしいよ」
岡崎は顔をしかめた。
「人体改造なんて…」
「私の飼い主、興味を持っているみたい。私に猫耳をつけたいって言ってる」
由美は震える声で言った。
「抵抗できないの?」
「どうやって?私たちには権利がないわ」
彼女の言葉に、全員が沈黙した。確かに彼らには抵抗する術がなかった。法的に「所有物」である以上、飼い主の意のままなのだ。
「でも…諦めちゃダメだ」
岡崎は静かに言った。
「僕たちはまだ人間だ。心も感情も、人間のままだ」
「でも…」
「いつか必ず、この状況を変える方法を見つける。元の大きさに戻れなくても、せめて人権を取り戻すんだ」
岡崎の言葉に、他のペットたちは希望の光を見出したようだった。
「そうね…諦めちゃダメよね」
由美は小さく微笑んだ。
彼らの会話は、飼い主たちの声で中断された。
「あら、仲良くなったみたいね」
神崎が近づいてきた。
「龍一、楽しい?」
岡崎は神崎を見上げた。
「はい…同じ境遇の人たちと話せて良かったです」
神崎は微笑んだ。
「良かったわ。これからも定期的にこういう会を開くつもりよ。あなたにも友達が必要でしょう?」
岡崎は驚いた。神崎が自分の感情を考慮してくれるとは思わなかった。
「ありがとうございます」
彼は素直に感謝した。
パーティは数時間続き、飼い主たちはヒューマンペットの飼育方法や、最新のアクセサリーについて情報交換していた。時には、ペットたちに簡単な芸を披露させることもあった。
岡崎は神崎に言われるまま、簡単な詩の朗読をした。他のペットたちも、それぞれの特技を披露した。健太郎はダンス、由美は歌を歌った。
「素晴らしいわ!みんな個性があって」
女性たちは喜んだ。
パーティが終わる頃、神崎は岡崎を手に取った。
「今日はどうだった?」
彼女は車の中で尋ねた。
「…複雑です」
岡崎は正直に答えた。
「同じ境遇の人たちと話せて良かった。でも、私たちが『ペット』として扱われている現実を改めて感じて…」
「そう」
神崎は静かに言った。
「でも、あなたたちの状況は変わらないわ。それを受け入れた方が楽よ」
岡崎は黙った。確かに現実は変わらない。しかし、心の中では希望を捨てていなかった。
マンションに戻ると、神崎は岡崎をドールハウスではなく、自分のベッドサイドの小さなベッドに置いた。
「今夜も一緒に寝ましょう」
彼女は言った。
「はい…」
岡崎は複雑な気持ちで応じた。神崎との関係は確実に変化していた。単なる「所有者とペット」ではなく、もっと複雑なものになりつつあった。
神崎はシャワーを浴びに行き、岡崎は小さなベッドに横たわった。今日出会った仲間たちのことを考える。彼らも同じ苦しみを抱えている。しかし、みんな生きようとしていた。それぞれの方法で、この非現実的な状況に適応しようとしていた。
シャワーを終えた神崎が戻ってきた。彼女はバスローブ姿で、髪から水滴が垂れていた。
「龍一、こっちに来て」
彼女は手を差し出した。岡崎は言われるまま、その手に乗った。
「今日、あなたが他のペットたちと話しているのを見ていたわ」
神崎は岡崎を顔の前に持ってきた。
「あなたは彼らをリードしていたわね。自然とみんなの中心になっていた」
岡崎は驚いた。自分ではそんなつもりはなかった。
「あなたには特別な何かがあるわ。単なるペットじゃない」
神崎の目が優しく輝いていた。
「私…あなたのことをもっと知りたいの」
彼女は岡崎を胸元に近づけた。
「もう単なるペットとしてではなく…パートナーとして」
その言葉に、岡崎は驚いた。パートナー?それはどういう意味だろう?
「どういうことですか?」
「私はあなたを所有しているわ。それは変わらない事実。でも、あなたを単なる所有物として扱いたくないの」
神崎は岡崎を優しく撫でた。
「あなたの知性、感情、人格…すべてを尊重したいの」
岡崎は言葉を失った。これは予想外の展開だった。
「もちろん、法的にはあなたは私のペット。でも、私たちの間では…もっと対等な関係を築けないかしら」
神崎は岡崎をベッドに降ろし、自分もその隣に横たわった。
「どう思う?」
岡崎は考えた。これは罠なのか?それとも本心なのか?
「正直に言えば…信じられません」
彼は答えた。
「なぜ突然…」
「突然じゃないわ」
神崎は微笑んだ。
「あなたと過ごす時間が長くなるにつれ、私の気持ちも変わってきたの」
神崎の声は甘く、まるで蜜のように岡崎の耳に流れ込んだ。彼女の表情は柔らかく、月明かりに照らされて神々しくさえ見えた。
「最初は単なる珍しいペット、所有物だと思っていた。でも、あなたの知性、感情、そして…」
神崎の声が途切れ、彼女の目に何かが宿った。それは一瞬だけ見えた暗い影。岡崎は不安を覚えた。
「そして…何ですか?」
岡崎は小さな声で尋ねた。神崎は突然、低く笑い始めた。その笑い声は次第に大きくなり、部屋中に響き渡った。
「あなたの絶望よ」
神崎の声が変わった。甘さは消え、冷たく鋭い調子になった。
「あなたの目に浮かぶ絶望、屈辱、諦め…それが私を興奮させるの」
彼女は岡崎を指で軽く押さえつけた。その力は優しいものではなく、支配を示すものだった。
「パートナー?冗談よ。あなたは私の所有物。玩具。ペット以下の存在」
岡崎は凍りついた。神崎の態度が180度変わったのだ。
「でも…さっきまで…」
「演技よ」
神崎は冷たく言った。
「あなたに希望を持たせて、それを打ち砕く瞬間を見たかっただけ」
彼女は残酷に微笑んだ。
「あなたの表情…最高に価値があるわ」
岡崎は言葉を失った。これほどの残酷さを想像していなかった。
「今日のパーティも、あなたに同じ境遇の者がいることを知らせるためだけ。でも、彼らも救われない。あなたたちはみな、私たちの玩具なの」
神崎はナイトテーブルの引き出しを開け、小さな箱を取り出した。
「実は、今日のパーティには別の目的もあったのよ」
彼女は箱を開けた。中には小さな首輪があった。しかし、普通の首輪ではない。複雑な電子機器が組み込まれていた。
「これは最新のヒューマンペット用コントロールカラー。ネオライフ社の新製品よ」
神崎は首輪を岡崎の前に置いた。
「これをつければ、あなたの行動をすべて制御できるの。反抗的な態度も、不適切な発言も、すべて防止できる」
岡崎は恐怖で震えた。
「やめてください…お願いします…」
「今日のパーティで、みんなで試すことにしたの。あなたたちに同時に装着して、どんな反応を示すか観察するのよ」
神崎は首輪を手に取り、岡崎に近づけた。
「いいえ!」
岡崎は必死に逃げようとしたが、ベッドの上では逃げ場がなかった。神崎はあっさりと彼を捕まえ、首輪を首に巻きつけた。カチリと音がして、ロックがかかった。
「完璧ね」
神崎は満足げに言った。
「これからが本当の楽しみよ」
彼女はベッドサイドテーブルからリモコンのようなものを取り出した。
「このボタンを押すと…」
彼女がボタンを押すと、首輪から微弱な電流が流れた。岡崎は痛みで体を硬直させた。
「あっ!」
「痛いでしょう?でも、これは始まりに過ぎないわ」
神崎は別のボタンを押した。今度は電流ではなく、首輪から何かが注入される感覚があった。
「何…これは…」
岡崎は急に体が熱くなるのを感じた。下半身に血が集まり、意志に反して勃起してしまう。
「特殊な薬物よ。性的興奮を強制的に引き起こすの」
神崎は嬉しそうに言った。
「あなたの意志に関係なく、体が反応する。素敵でしょう?」
岡崎は恥ずかしさと屈辱感で顔を赤らめた。体は熱く、息が荒くなる。意志とは無関係に、性的欲求が高まっていく。
「やめ…て…」
「やめない。これからもっと楽しくなるわ」
神崎は三つ目のボタンを押した。岡崎の頭に奇妙な感覚が走る。思考が鈍り、意識がぼやけ始めた。
「これは意識制御機能。あなたの思考を部分的に抑制するの。完全な意識はあるけど、抵抗する意志が弱まるわ」
岡崎は恐怖を感じながらも、確かに抵抗する気力が薄れていくのを感じた。体は熱く、頭はぼんやりし、神崎の言葉に従いたいという奇妙な衝動が生まれていた。
「どう?気分はいかが?」
神崎は嘲笑うように尋ねた。
「気持ち…悪い…でも…」
岡崎は言葉を絞り出した。
「でも…従いたい…」
「素晴らしい。薬が効いているわ」
神崎は岡崎を手に取り、自分の裸体の上に置いた。
「さあ、私を満足させなさい。あなたの全身を使って」
岡崎は薬物の効果で高まった性的欲求と、首輪の意識制御効果で、言われるままに神崎の体を愛撫し始めた。彼の意識の片隅では、これが間違っていると分かっていた。しかし、体は勝手に動き、神崎の命令に従っていた。
「そう、いい子ね♡」
神崎は岡崎の小さな体を自分の胸、腹、そして秘所へと移動させた。
「ここを舐めなさい」
彼女は岡崎を陰唇に押し当てた。岡崎は抵抗する意志がないまま、言われるままに舌を動かした。
くちゅくちゅ♡ ぬちゅぬちゅ♡
「あぁ…いい♡もっと♡♡」
神崎は快感に身を震わせた。岡崎は自分の行動に嫌悪感を抱きながらも、体は勝手に動き続けた。さらに恐ろしいことに、彼自身も性的快感を感じていた。首輪の薬物効果で、彼の体は神崎の匂いや味に反応し、興奮していたのだ。
「あなたも感じてるでしょう?」
神崎は岡崎の勃起に気づき、嘲笑った。
「これが私の求めていたもの。完全な支配よ。あなたの体も心も、すべて私のもの」
彼女は岡崎を再び持ち上げ、自分の口元に近づけた。
「あなたの表情…最高に価値があるわ。絶望と快感が入り混じって…」
神崎は岡崎の体を舌で舐め、口に含んだ。彼の下半身だけを露出させ、舌で愛撫する。
「んっ…」
岡崎は意志に反して声を漏らした。神崎の舌の感触が、彼の体を震わせる。
「声を我慢しなくていいのよ。正直に感じなさい」
彼女は岡崎の体を口から出し、再び秘所に押し当てた。今度は彼の勃起した部分をクリトリスに擦りつける。
「あなたの小さなものでも、こうすれば十分に感じるわ」
神崎は腰を動かし、岡崎の体を使って自分を愛撫した。岡崎も意志に反して快感を感じ、腰を動かした。
「そう!そこ!あぁっ♡」
神崎の声が高くなり、動きが激しくなった。岡崎は自分の体が完全に玩具として使われていることに絶望しながらも、快感に身を任せていた。
びちゅびちゅ♡ じゅぷじゅぷ♡
「あっ…来る…来るぅっ♡♡♡」
神崎は岡崎の体を強く押し当て、絶頂を迎えた。同時に、彼女はリモコンのボタンを押した。岡崎の体に強い電流が流れ、痛みと快感が混ざり合った奇妙な感覚が走った。
「ぁあっ!」
岡崎も意志に反して絶頂に達した。痛みと快感が混ざり合い、彼の意識は一瞬白くなった。
「はぁ…はぁ…」
神崎の呼吸が落ち着くと、彼女は岡崎を手に取った。彼は半ば意識を失いかけていた。
「これがあなたの新しい現実よ」
神崎は冷たく言った。
「完全な支配。あなたの意志は関係ない。私の命令に従うだけ」
彼女は岡崎をベッドサイドテーブルに置いた。
「明日からは新しい訓練を始めるわ。あなたを完璧なペットに仕上げるの」
神崎は満足げに微笑んだ。
「おやすみなさい、私の小さな奴隷」
彼女は電気を消した。暗闇の中、岡崎は首輪の重みを感じながら、絶望に打ちひしがれていた。これが自分の運命なのか?永遠に神崎の玩具として、意志を奪われたまま生きていくのか?
しかし、絶望の中にも、かすかな怒りの火が灯っていた。この状況を変える方法を、必ず見つけ出してみせる。