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※このお話は以下の要素を含みます

 R-18G 状態変化 カエル化 他生物化 解剖 リョナ


◆うちの子出典・キャラ補足

 光ちゃんにお任せ!(WIKIに掲載)


・光ちゃん:暴走魔法常習のドジッ娘魔法少女

・空明ちゃん:光ちゃんラブで水泳が苦手な女の子

・明梨ちゃん:冷静な判断ができる女の子

・あかりちゃん:魔法少女マニアの女の子



 何の変哲もない普通の町。

 しかしこの町では魔法少女が活動している、そんな世界での物語。


 4人の女の子達は市民プールに来ていました。

 小学6年生の空明(あくあ)ちゃん、水が苦手でどうやら泳ぐのが苦手みたいです。

 学校のプールの授業に備えて、今日はクラスのお友達と水泳の猛特訓をしていました。


「上手く泳げないよぉ……」

「空明ちゃん頑張って!」

「空明さん、もっと身体の力を抜くと良いですよ!」


 女の子達は必死に泳げない空明ちゃんをサポートします。

 それでも身体能力の差故なのか、空明ちゃんは思うように泳げません。


 そんな時、1人の女の子が光ちゃんにとある提案をしました。


「光さん、空明さんを泳げるようにできる魔法を掛けられませんか?」

「泳げる魔法……うん、多分できると思うよ。やってみるね」


 この光ちゃんこそが、この町で活動している魔法少女なのです。

 でもこの子、実は魔法少女としては少々問題がありまして……。


「あ、光! 魔法使うのちょっと待って!」

「空明ちゃんが泳げるようになるといいな♪ えいっ!」


 光ちゃんの魔法を止めようとした少女……この子は、光ちゃんの魔法の事を良く分かっているのです。

 そう、実は光ちゃんの魔法は結構失敗して……暴走魔法となる事が多いのです。


「わわっ、何だか身体が温かい……」


 光ちゃんの魔法を受けた空明ちゃんは、たちまち身体が温かくなるのを感じました。


「大丈夫だった……のかな?」

「光さんは凄い魔法少女なんですから! 大丈夫ですよ!」


 しかしその直後……案の定、空明ちゃんに掛かった魔法は暴走してしまったのです。


「わわっ! な、何が起こるの!?」


 空明ちゃんの身体を物凄い光が包み込みます。

 そして眩しい光が引くと、その場に空明ちゃんの姿は跡形もありませんでした。


「空明ちゃんが……消えちゃった!?」

「光、やっぱり魔法失敗したんじゃ……」

「あわわわわ、空明ちゃんどうなっちゃったんだろう……」

「ともかく空明ちゃんを捜すわよ!?」

「あ、水の中から空明ちゃんのスク水が浮かんできましたよ!?」


 空明ちゃんは身に着けていてスク水だけを残して、何処かへ消えてしまったようです。


(あたしどうなっちゃったのー!?)


 そして当の空明ちゃん、何が起こったのか自分自身でも分かっていないようです。


(あれ、でもあたし……何だか泳げる! 何これ、凄いよ……)


 実はまだ水の中に居た空明ちゃん、彼女はどうなってしまったのでしょうか。


「きゃー! プールの中にカエルが泳いでる!」


 1人の小さい女の子が、プールで泳ぐカエルを見つけて悲鳴を上げました。

 それを聞いてプールの監視員が駆け付けて、カエルを網で捕まえます。


(わわっ、あたし網で捕まっちゃったよ!? えっとこの状況ってもしかして……)


 女の子がカエルと叫んで、そして女の子が網で捕まってしまって。


(あたし、光ちゃんの魔法でカエルになっちゃった!? 確かに泳げるようにはなったけど……)


 でも決してこれで良いとは到底思えず。

 捕まってしまった空明ちゃんは、その後どうなってしまうのでしょうか。



「空明さん、結局居なかったですね……」

「どうするのよ光、もしこのまま空明ちゃんが戻らなかったら」

「本当に反省してます……もうヘタに魔法は使いません」

「……まあ今はそれより、空明ちゃんを捜すのが先決ね」

「警察に届けた方が良いのでしょうか?」


 女の子達はカエルにされた女の子、空明ちゃんを必死に捜していました。

 しかし監視員に捕まってしまった空明ちゃん、見つかる筈もありません。


「あら、カエル捕まえたんですか?」

「何処かからプールに紛れ込んじゃったみたいでね」

「そうなんですか。宜しければそのカエル、頂いてもいいですか?」

「うん? 別に持って行っても構わないけど。飼うのかい?」

「いや、実はですね……」


 虫かごのような、容器の中に閉じ込められたカエルの空明ちゃん。

 彼女はその姿のまま、とある謎の男に連れられて行ってしまいました。



 男に持ち帰られてしまった空明ちゃん。

 しかし閉じ込められていて逃げる事もできないし、仕方なく空明ちゃんは大人しくしていました。


(光ちゃんの魔法だもん……きっと、そのうち解けるよね? 時間経過とかで解ければ、元に戻れるよね?)


 只々そう信じて、時が来るのを待つしかありませんでした。

 そんな事を思いながら、何となく自分の手を見てみると。


「ゲコォ!? ゲコゲコォ!」

(わわっ!? これがあたしの手!?)


 空明ちゃんは驚いてしまいました。

 捕まってしまった事で気が動転していたようで、今までまともに自身の姿を見ていませんでした。

 しかしすっかりカエルとなってしまった自分の手を見て、空明ちゃんに大きな衝撃が走りました。


(プールから上がってるのに、何となく身体もベタベタして湿っているような……うぅっ、これ体液なのかなぁ)


「カエルちゃんは元気かなー」

「ゲコォ!?」


 突然男が現れて、ついつい空明ちゃんは驚いて声を上げてしまいました。


(この声……カエルだよぉ。あたし、本当にカエルになってるんだ……)


 空明ちゃんはカエルになってしまった、その事実を嫌でも痛感してしまうのでした。


(大丈夫、きっとそのうち元に戻れるよね……)


 しかし一晩経っても、空明ちゃんが元の人間に戻る事はありませんでした。



 そして翌日の学校にて。


「空明さん、登校してないですね」

「昨日消えてからずっと行方不明なんじゃ……」

「どうしよう、私が魔法を使ったせいで……」

「大丈夫ですよ、きっとそのうちひょっこりと出てきますって!」

「だといいんだけど……」


 廊下であの女の子の事を話しながら、女の子達は理科室へ向かいます。

 教室へ入って席に着くと早速授業が始まって、今日の授業の説明がありました。


「今日の授業は身体の構造を学びます。そこでカエルの解剖を行います」


 先生の説明を聞いた途端、教室中がざわめき出しました。


「カエルの解剖ですか!? 楽しみですねー!」

「あかりってそういうの好きだったっけ」

「そういえばあかりちゃん、確かGとかも普通に平気だったような……」


 この元気な女の子はあかりちゃん。

 昨日のプールで、光ちゃんに泳げる魔法を使うように提案した子です。


「それではこちらに用意したカエルを、早速解剖します」

「ゲ、ゲコォ……」


 緑色をした小さな小さなカエル。

 小さいビンの中に水と一緒に入れられて、この理科室まで運ばれてきました。

 そのカエルは紛れもなく、昨日プールで泳いで捕まってしまったカエルだったのです。


「うわっ、鳴いた! キモっ!」

「えーかわいいじゃないですかー!」

「わ、私もこういうのはちょっと苦手かも……」


 昨日空明ちゃんと一緒に居た女の子達は、カエルを見てそれぞれの感想を口にします。

 まさかこのカエルが昨日一緒に居た空明ちゃんだなんて、きっと夢にも思っていない事でしょう。


「ゲコ! ゲコォ! ゲコゲコー!?」

(光ちゃん! 助けてよー! あたしここに居るよ!?)

「何だか元気なカエルですねー! 解剖のし甲斐がありそうですね……」

「あかりのバカ元気さには負けるわね」


 女の子達はカエルが空明ちゃんだなんて、気付く気配すらもありません。


「ゲコォ! ゲコゲコー!」

(いやっ! 助けてー!)


 カエルは先生に掴まれてビンから出され、脱脂綿の入ったビンへと移されてしまいました。


「ゲ、ゲコォ……」

(な、何これ……)


 すると途端に、空明ちゃんの意識は遠退いて行きました。


「まずはエーテルを染み込ませた脱脂綿のビンにカエルを入れて、全身麻酔をします」

(麻酔……じょ、冗談じゃないよ。あたし、どうなっちゃうの……)


 徐々に意識が遠退いて行く空明ちゃん。

 しかし元はと言えば人間だった空明ちゃん、彼女にはまだその意地が残っていたのでしょうか。


 意識がボーッとしつつも、彼女は完全に意識を失わないように耐えたのです。


「カエルが動かなくなりましたのでそろそろですね。カエルを取り出して、解剖台の上で仰向けに寝かせます」


 台の上に取り出されたカエル。

 手足も動かなくなってしまい、只々仰向けに寝かされる小さな1匹のカエル。


「まずはピンセットでお腹の皮を摘まんで、ハサミで切り開いて行きます」


 カエルの皮が摘ままれて、ハサミが向けられました。


(光ちゃん……お、お願い、気付いて……助け……)


 ボーッとしながらも、どうにか麻酔に耐えて僅かな意識を保つ空明ちゃん。

 しかしその想いは虚しく、結果的に光ちゃん達へ届く事はありませんでした。


(うっ……お腹、切られてる……で、でも、痛くはない……)


 カエルに効いている全身麻酔。

 これの効果でどうにか苦痛からは逃れられたようです。


「お腹切り開くとかマジで……」

「わーわくわくしますねー!」

「あかりちゃんは凄いね;」


 カエルの解剖を目の当たりにして、女の子達がそれぞれの反応をします。


「アマガエルは小さいので、あとは丁寧に臓器を取り出して行きます」


 先生がカエルのお腹を切り開いた後、緻密な作業でカエルの臓器を摘出していきました。


(ああっ、あたしの身体の中……ぐちゃぐちゃにされてる……)


 それでもまだ意識が残っている空明ちゃん。

 何と彼女は、こんな無残な状態にされてもまだ生きていたのです。


「このカエルは卵巣があるので、雌ガエルですね」


 先生はそう言いながら、カエルから卵巣を摘出しました。


「キモっ……」

「カエルさんもあれで子作りするんですねー!」

「あかりちゃんは相変わらずだね、あはは……」


 空明ちゃんの体内には、もうほとんど臓器が残っていません。


「あとはこの心臓ですね。まだバクバクと動いて波打っています」


 臓器が無くなっても、心臓だけは動き続けているカエル。

 これが今の彼女の、唯一の生命線となっているようです。


 しかしその最後の生命線さえも……。


「心臓の摘出をします」


 先生の緻密な作業で、あっと言う間に体内から取り出されてしまいました。


(光ちゃ……)


 彼女の意識はお友達を呼び掛ける想いと共に、それを最後として途切れてしまいました。


「あとは臓器の観察や、カエルの皮膚の観察を各自行ってくださいね」


 理科室ではそのまま、カエルの授業が続行されていました。

 そしてその後、女の子達はいつも通りの日常を送っています。


 しかしそこに、再び空明ちゃんが戻る事は二度とありませんでした。

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