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※このお話は以下の要素を含みます

 TSF 女体化 男の娘



 10月31日に行う行事、ハロウィン。

 ハロウィンとは古代より魔女と深く繋がりがあると言われており、とある地方では仮装用の衣装に物凄く力を入れていた。


 上機嫌で仲良しの女の子達3人組。

 それぞれがハロウィンらしい、可愛い衣装で身を包んでいた。


「わー、可愛いねー」

「似合ってる似合ってるー!」

「やっぱりハロウィンの醍醐味はこれだよねー!」


 かぼちゃをモチーフにしたような衣装、天使をモチーフにしたような衣装、魔女をモチーフにしたような衣装、女の子達はそれぞれ可愛い衣装を着てご満悦のようだ。


「でもこの衣装どうしよー」

「1着余っちゃったねー」

「1人病気でハロウィン参加できなくなっちゃったものねー……」


 1人が病欠の為、仮装用の衣装が1着余っている様子。

 女の子達が着ないで終わるのは勿体ないと思っていると……1人の男の子が通り掛かった。


「うーっ、1人で回っても面白くないなぁ……」


 その男の子は簡易的な衣装で、1人で町を回っているようだ。


「ねえねえー、君ー」

「1人なのー?」

「あ、こんにちは。毎年一緒に回っているお友達がハロウィンを嫌がっててね。それで僕、今年は1人で回ってるんだ」

「そのお友達さんって……何か不貞腐れてるような男の子?」

「え、良く知ってるね。もしかして見掛けたの?」

「えーと、さっきちょっとね……」


 男の子はお友達が一緒に来てくれないようで、1人で町を回っていた。


「じゃあさー私達と一緒に回らないー?」

「ねえねえ行こうよー」

「え、でも僕男の子なのに……いいの?」

「ハロウィンに男の子も女の子も関係ないよー! 一緒に楽しも!」

「うーん、そうだね。ありがとう!」


 こうして男の子は、女の子達と一緒にハロウィンを楽しむ事になった。


「あ、そうだ。1人女の子が参加できなかったから衣装が余ってるんだ!」

「もし良かったら君、余ってる衣装で仮装してみない?」

「えっ、でも僕……自分のがあるから」


 男の子は良い衣装が無かったようで、有り合わせのシンプルな衣装を着ている。

 仮装衣装に気合いの入っている町では、大人しめ過ぎて何だか少し寂しい感じだ。


「そんなシンプルな衣装じゃ素っ気なくてつまらないよー! ねえ、着てみよー?」


 女の子達は男の子に余っている衣装を着させてみようとする。

 促された男の子は、ちょっと迷いつつも……。


「分かったよ、ちなみにどんな衣装なの?」

「じゃーん!」

「可愛いでしょー!」

「えっ、えっと……これは?」


 女の子達が出した衣装は、何だかフリルな感じで小さいリボンが沢山着いていて、全体的にピンク掛かったような色調で……。


「魔法少女をイメージした衣装よー!」

「きっと似合うよー!」

「えっ、でも僕、男の子……」

「ハロウィンに男の子も女の子も関係ないよー! 今日1日くらい可愛くなって楽しんじゃおうよ!」


 男の子は何だかもじもじして、照れくさそうに戸惑っている。

 だけれど女の子達は、ヘラヘラしたノリで男の子に衣装を促し……。


「じゃ、じゃあ今日だけならば……ね」


 男の子は魔法少女をモチーフにした、可愛い衣装を着てみる事にした。



 そして数分後。


「わー可愛いー」

「君、男の子なのに凄く似合ってるよー」

「あそこの角のお店に鏡があるのよ、見てみようよー!」


 男の子は女の子達に引っ張られて、鏡の前まで連れて行かれる。


「こ、これが……僕、なの?」


 男の子は可愛くなった自分の姿に驚きながらも、満更でもないようで何処となく嬉しそうだ。


「じゃあ早速行こー!」

「うん……っ!」


 こうして男の子は、女の子達と一緒に町を回り出した。


「トリックオアトリート!」

「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞー!」

「まっ、可愛い女の子さん達ねー。はい、お菓子どうぞ」

「ねえねえ聞いた聞いた?」

「可愛い女の子達、ですって!」

「きっと君、女の子だって思われてるよ!」

「えっ、そうかな……えへへっ」


 男の子は可愛い女の子の気持ちに成り切って、嬉しそうに女の子達と町を回った。


「トリックオアトリート!」

「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞー!」

「あれー、ピンクの君はもしかして男の子なのかなー?」

「あ、バレちゃったね……」

「うふふっ、可愛い女の子と男の娘さん達ね。はい、お菓子どうぞ」

「……えへへっ!」

「お菓子いっぱい集まったね!」

「少し食べちゃう?」

「そうだねー!」


 女の子達は町の休憩場所で一休みして、お菓子を食べ出した。


「じゃあ僕も食べようかなー。このピンクの飴玉美味しそー」


 男の子は飴玉を美味しそうに食べ始めた。

 口の中で転がして、良く味わって飴玉を飲み込む。するとその直後……。


『男の子なのに女の子の格好をしているのは君かなー? 女の子になるならば、股間にこんな邪魔な物を付けてちゃダメなんだよー』

「あれ、誰かの声が聞こえる……」


 男の子の頭の中に、誰かの声が響き渡った。


「えっ……何っ、身体が熱い……!」

「君、どうしたの!?」

「何処か痛いの?」

「皆待って! これは……きっとハロウィン魔女に気に入られたんだわ!」

「えっ、ハロウィン魔女に気に入られた?」

「って、何それ?」

「こんな伝説を聞いた事があるの。ハロウィンの日に男の子が可愛い衣装を着て、ハロウィン魔女に気に入られてしまうと……」

「うぅっ……み、皆……た、助けっ」


 男の子は身体中の熱さと痛みに必死に耐えている。


「気に入られてしまうと……?」

「どうなるの……?」

「気に入られて可愛くなったら女の子になっちゃうんだってー!」

「えぇーっ! 嘘ーっ!?」

「あっ、あっ……あーーーーーーーーーっ!」


 男の子の身体からは眩しい光が放たれた。

 暫くして眩しい光が治まると……そこには、1人の女の子が立っていた。


「あれー、私は何をしていたんだろう」

「……あら」

「……ますます可愛くなってる」

「……ね、言った通りでしょ」


 女の子達は皆唖然としながらも、女の子になってしまった元男の子を目の当たりにした。


「あ、そうだー。今日はハロウィンなんだー。私、お菓子を食べていたんだよねー」

「えっ、あー、そう、そうよね!」

「う、うん、お菓子美味しいよね!?」

「あれー、何で皆そんなによそよそしいのー?」

「えーと、な、何でもないのよ。お菓子が沢山できっと皆嬉しいのよ」

「うーん、そうだねー。私もお菓子がいっぱいで嬉しいもん!」


 ハロウィンの日、男の子が仮装する時は、決して可愛くなり過ぎないようにお気を付けください……。

 もし可愛くなり過ぎてハロウィン魔女に気に入られてしまったら、本当の女の子にされてしまうかもしれません……。


『飴玉だけに、玉が溶けたから女の子になっちゃったのかもね?』

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