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※このお話は以下の要素を含みます

 TSF 女体化 年齢退行



 今日は2月3日で節分です。

 節分の盛んな地域では、この日になると何処からも「鬼は外」「福は内」の掛け声が聞こえてきます。


 この節分が盛んな町で暮らしている、1人の冴えない男子高校生。

 通っている高校が家から遠いとの事情で、高校近くのアパートで1人暮らしをしています。

 今日はこの地域で暮らし始めてから初めての節分です。


 今日は節分と言えどもたまたま日曜日です。

 その冴えない青年は1人で町中を歩いていました。


「今日は節分か。去年までは家族で豆撒きしてたっけ……」


 青年は去年の事を思い返しながら、町中を歩いていました。

 町を歩いているとあちこちに豆が落ちています。


「皆豆撒きやっているのかな。今年は1人だしどうしようか」


 青年は節分の豆撒きをしようかどうか迷っていました。

 毎年家族とやっていた分、1人で節分をやってもつまらないと思っているのでしょうか。


「友達も居ないしどうしたものか……」


 冴えない青年はどうやら友達も居ないようです。


「お、そこの兄ちゃんー。今日は節分だけど豆は要らないかい?」

「えっと僕ですか?」


 通り掛かった近所のスーパー。

 今日は節分なので店員がお店の前で豆を売っていました。


「今年は1人だからやろうかどうか迷っていて」

「お、兄ちゃんは1人なのかい?」

「今年からこの町で暮らし始めたので、1人で節分もどうかなと。それにお金もあまり持ち合わせが……」


 青年はどうやら、1人暮らしでお金の持ち合わせが少なかったようです。


「なるほどな、この町の節分は今年が初めてなのかい。この町は節分が盛んだ」

「どうもそうみたいですよね。あちこちから声が聞こえてきて」

「よし、町の新入り兄ちゃんに特別サービスだ。この豆1袋持って行きな!」

「え、いいんですか?」

「節分が盛んな町なのに豆撒きしないなんて見過ごせないからな」


 青年は近所のスーパーの店員さんから豆を貰いました。


「とりあえず豆を貰ったのはいいけど、結局1人で豆撒きになるかな」


 青年は貰った豆袋を手に持って、住んでいるアパートへ帰って行きました。

 家に帰った青年は、早速部屋着に着替えて豆撒きの準備をしました。


「良く豆撒きは無病息災って言うけれど、福を呼び込むくらいならば願いも叶ったりしないのかな」


 青年はそんな事を思いつつ、豆の袋を開けて豆を取り出します。


「せめて友達くらいはできてほしいな……僕の悪い部分を追い出してください、鬼は外」


 青年は節分の掛け声と共に、窓から外へ豆を撒きました。


「友達ができますように……服は内」


 今度は家の中に少量の豆を撒きます。


「……やっぱり1人でやっても虚しい。もういいや、食べちゃうおうか」


 青年は袋の中から豆を取り出し、豆を数えて食べ始めました。


「食べ過ぎてもキリないし、とりあえず年の数だけ……」


 青年は16歳なので年の数であれば16粒です。

 一気に食べてもむせてしまうので、まずはとりあえず10粒の豆を取って。


「うん、節分豆はやっぱり美味しいな。あ、トイレ行きたいな」


 青年は外出中、家に帰るまでトイレを我慢していたようです。

 豆を10粒だけ食べた青年は、残りの豆袋に輪ゴムをしてトイレへ駆け込みました。


「さておしっこを済ませちゃおう」


 青年はトイレを済ませたのですが……何だか少し様子がおかしいです。


「何だかやけにおしっこを出す時痛かったような……アレに変な違和感が」


 青年は一体どうしてしまったのでしょう、何だかトイレの時に少し痛みがあったようです。


「ふわーあ、今日はもう疲れたし眠いや……明日に備えて寝ようかな」


 外出で疲れた青年は、結局10粒の豆しか食べないまま横になって寝てしまいました。



 そして翌朝の事……。


「ふわーあ、良く寝た……あ、あれ。この声誰?」


 青年の部屋には何故か女の子が寝ていました。


「何だか結構幼さそうな女の子の声が……って、これ私の声?」


 女の子は何故か自分自身の声に驚いてしまっています。


「え、私って……な、何で男の一人称が出てこないの?」


 少女は何やら1人でおかしな事を言っています。


「あ、おしっこしたい……とりあえずおトイレ行かなきゃ!」


 女の子は青年の部屋のトイレへ駆け込みました。


「無い……私のアレが無い!?」


 少女はトイレへ入るそうそう、何やら物凄く慌てています。


「昨日まであったのに……私の男のアレが無いー!?」


 少女は物凄く動揺しています……しかし尿意は待ってくれません。


「と、とりあえず今は用を足さないと……」


 そして少女は何やらトイレで若干手間取っていたようで……数分後。


「私……何故か女の子になってる。しかもこの身体、小学生くらいなの!?」


 どうやらこの少女、トイレの中で色々と自分の身体を調べていたのでしょうか。

 自分自身の事を「小学生くらいの女の子になってる」と言っています。


「これどうなってるの……私、昨日まで高校生の男だったよね?」


 この少女、どうやらこの部屋に住んでいる青年のようです。


「どうすればいいの、何で私が女の子に……学校とかどうすれば」


 少女は色々と混乱しかけていましたが、何とか状況を飲み込んで携帯電話を取り出しました。

 そして学校へ電話しようと思ったら……。


「携帯電話のデザインが変わってるんだけど……」


 何故か少女らしいデザインに変わっている携帯電話。


「そういえば携帯だけじゃなくて、服や下着までも変わっていたよね……」


 昨日部屋着のまま寝てしまった青年。

 朝起きると身体が少女になっていただけでなく、部屋着も女の子の物に変わっていたのです。


「とりあえず電話をして、お話をしてみるしか……」


 少女は学校へ電話をしました。


「あ、もしもし。私、そちらの学校に通っている者なのですが……」


 少女は学校へ電話をしました。

 そして数分後……電話を終えた少女は落胆していました。


「何で……説明する前にそんな生徒は居ないってどういう事」


 男の時の名前を学校側に伝えたら、そんな生徒は居ないと言われてしまったのです。

 一体どうなっているのか、少女には全く意味が分からないままのようです。


「あ、学校の鞄がランドセルに変わってる……」


 高校の時の鞄は赤いランドセルに変わっていました。

 何も手掛かりがないので、仕方なく少女はランドセルを開けてみると……。


「あ、学校名が書いてある。ここへ行けば何か分かるかも……」


 少女は学校へ行く準備を済ませて、ランドセルを背負って小学校へ向かいました。


 その後分かった事として、少女は何故か「10歳」の小学4年生の女の子と言う事になっていました。

 しかも始めからその小学校へ通っていた、と言う事になっていたようです。

 そしてこの女の子になってしまった明確な原因は分かりませんが、少女には1つだけ心当たりがありました。


 それは食べた豆の数と年齢が一致している事。

 もしかしたらあの豆を10粒食べたから「10歳」の女の子になってしまったのでしょうか。


 少女は節分の時に豆を撒きながら、友達ができるように願いました。

 その後の少女はクラスメートの女の子達に溶け込んで、沢山の新しいお友達ができたようです。


 新しい人生を歩み始める事になった少女はすっかり忘れたままですが、何故か家に置いてあった節分豆は何処かに消えて無くなってしまっていました。

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