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Content

※このお話は以下の要素を含みます

 状態変化 おはぎ化 食品化


◆ベースとなった作品・キャラ

 ジュエルペット ラブラ


 ラブラはある日、急におはぎが食べたくなりました。

 しかしあいりのおうちにはおはぎの買い置きがなく、ラブラは魔法の力でおはぎを出そうとします。


 「ジュエルペット マジカルチェンジ」の二次創作です。

 タイトル元ネタはミニコーナー「ただいま逃亡中」第3話の「おはぎだったラブー!」より。



 ここはきらら探偵事務所。

 7年前行方不明になったルビーを捜す為、ラブラとラリマーとルナは人間界へやって来ました。

 そして人間界へのゲートがあいりの家に一方通行で繋がっていた為、現在はルビーも含めてあいりの家で居候中です。


 あいりと出会って早数ヶ月、色々ありつつも皆で仲良くわいわいと毎日を過ごしました。

 時にはラリマーが人間の姿でアイドルとなって、スーパーのキャンペーンガールに起用された事もありました。

 その帰り道にラリマーのキャンペーンガール起用を記念して、あいりはそのスーパーでおはぎを買って皆でお祝いしました。


 ラブラとおはぎの出会いは、この時始まったのです。



「おはぎ、食べたいラブー……」


 あの時食べたおはぎが病みつきになり、またおはぎが食べたくなってしまったラブラ。

 ラリマーのお祝いなのに、ルビーが「あのおはぎ美味しそう!」だなんて言うものだから、ケーキではなくおはぎになってしまい。

 でも結果的には皆で美味しく食べられて、皆それでも満足していたようです。


 ラブラもとても満足していて、すっかりとおはぎの虜になってしまいました。


「ラブラー、どうしたの?」

「あ、ルビー。ラブラ、またおはぎが食べたいんだラブー」

「おはぎ? おはぎってあの美味しいおはぎ!?」

「そうラブー! 前に皆で食べたおはぎは、とっても美味しかったラブー!」

「ルビーも食べたいなー。でもおはぎ、今は買い置きが無いよねー」


 あいりの家にはおはぎの買い置きはありません。

 あまり日持ちする物でもなく、食べたいならばその都度買いに行くしかないのですが……。


「ガーン! あいりって確か、暫く帰って来ないラブ……」

「確か探偵のお仕事のお手伝いで、2~3日程泊まり込みで留守にするって言ってたよね?」

「ラブー……ラブラ、どうしても今すぐおはぎが食べたいラブー!」

「ルビーも食べたいなー。あ、そうだ! じゃあ魔法でおはぎを出しちゃおう!」

「ラブ? 魔法でおはぎを出すラブ?」


 ルビーはラブラに、魔法でおはぎを出すように提案しました。


「何かをマジカルチェンジで、おはぎに変えちゃえばどうにかなるんじゃないかなー?」

「でもマジカルチェンジって、人間になる魔法じゃないラブ? それに今、あいりは居ないラブ……」

「だいじょーぶ! ルビー達の魔法はバッチリだから、きっと成功するよー!」


 ルビーは何を根拠に言っているのか、魔法の腕はバッチリとラブラに言いました。


「ルビーの魔法はいつも失敗ばかりラブ……」

「えー、そんな事ないでしょー?」

「ケッ、ルビーは呑気でいいラブ……」


 ラブラはどうやら、たまーに毒を吐く事もあるようですね……。


「じゃあ早速おはぎを出そー」

「あ、いいラブ! 絶対成功しないラブ……」

「えー、何でー?」

「だってあいりも居ないし、マジカルチェンジができないラブ」

「でもおはぎ食べたいもんー。ラブラだってそうだよね?」


 そう言われておはぎの欲望に負けてしまったようで……。


「食べたいラブ……じゃあラブラが魔法を使うラブ!」

「えー、ルビーがやるよー?」

「少なくともヘッポコ魔法よりはマシだラブ……」


 ルビーはきょとんとしていて、ラブラが毒を吐いても特に動じてはいませんでした。

 おはぎを食べられる事が嬉しくて、特に気にも留めなかったようです。

 元々ルビーは何事も気にしない、呑気な性格のようですね……。


「じゃあラブラ、早速マジカルチェンジ行ってみよー!」

「よーし! ラブラ、やってみるラブ!」


 ラブラは適当な要らなさそうな物を持って来て、魔法を使いました。


「マジカルチェーンジ! ラブー!」


 すると物ではなく……ラブラの身体が光を放ちました。

 何とあいりのペンダントの力が無くても、ラブラのマジカルチェンジは発動したのです。


(あれ、何かおかしいラブー……)


 しかしラブラは変な違和感を感じていました。

 いつも通り人間の姿になるような、そういう感覚が全くないのです。

 それどころか逆に、ラブラの身体は丸まって縮んでいっているようで……。


「あれー、ラブラー何処に行っちゃったの? 消えちゃったー」


 光が治まると、そこにラブラの姿はありませんでした。

 その代わりに、美味しそうなおはぎが1つ置かれていました。


「あー! おはぎだー! わーい」

(あれ、ラブラ……どうなっちゃったラブ? 身動きが取れないラブ……)


 身動きが取れない上に、何だか身体中がベタベタな感じで妙な不快感。

 しかし甘い良い匂いがしてきて、その匂いは間違いなく……。


(この匂い……おはぎラブー!)

「ラブラ、消えちゃったしルビーが食べちゃってもいいよねー?」

(え、ルビー、ラブラはここに居るラブ)

「ラブラー、居ないよねー?」

(あれ、ルビーに声が届いていないラブ……?)


 ルビーはおはぎを食べようとして、置かれていたおはぎを手に取りました。


(あれ、ラブラがルビーの手の上に……ルビーの口が近付いているラブ!)


 この事態を目の当たりにして、ラブラはようやく気付きました。


(ラブラが……ラブラ自身が……)

「いっただっきまーす!」

(おはぎだったラブー!)

『ぱくっ』


 能天気なルビーは、ラブラが何処へ消えたのか考える事すらもしませんでした。

 ラブラが何処かへ行ってしまって、おはぎが現れただけだと思ったようです。

 まさかこのおはぎがラブラ自身だなんて、ルビーがその結論に至る事は一生ないでしょう。


「うーん、美味しーい!」


 ルビーのお口の中で、無残にも噛まれてぐちゃぐちゃにされるラブラ。

 こうなってしまったらいくら魔法が使えるジュエルペットでも、もう元には戻れません。


「おはぎ美味しかったー! ふぅー、満足満足」


 その後ラブラが戻って来る事は、二度とありませんでした。

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